JP5381826B2 - 電力変換システムの放電制御装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかる電力変換システムの放電制御装置をハイブリッド車に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第5の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第6の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第7の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第8の実施形態について、先の第7の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
<判断手段について>
電力変換システムの搭載される部材に異常が生じたか否かを判断する判断手段としては、低電圧システム内に搭載されて操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成する制御装置30に限らない。例えば、高電圧システム内に搭載されて且つ異常時放電指令dis1,2を生成する専用の手段としてもよい。ただし、この場合であっても制御装置30も異常時放電指令dis1,2を診断用に出力可能とすることが望ましい。これは、例えば、ドライブユニットDUの入力信号を、専用の手段の信号と制御装置30からの信号との論理和とすることで実現することができる。もっとも、制御装置30が異常時放電指令dis1,2を生成する機能を備えなくても、上記専用の手段を操作することで同手段に異常時放電指令dis1,2を出力させるなら、診断を実行することができる。
<ドライブユニットDUについて>
U相の上側アームのドライブユニットDUとしては、通常時における充電用スイッチング素子42および放電用スイッチング素子46と、異常時における充電用スイッチング素子52および放電用スイッチング素子54とを各別に備えるものに限らない。例えば、これらを共有する代わりに、充電用スイッチング素子の入力端子に電圧を印加する手段を、通常時と異常時とで異ならせてもよい。
<通常時放電手段について>
通常時放電手段としては、モータジェネレータ10に無効電流を流す処理を行なうものに限らない。例えば放電抵抗18によってコンデンサ16を放電させる手段であってもよい。また例えば、インバータIVの正極側入力端子と負極側入力端子との間にリレーおよび抵抗体を備える放電回路を設け、リレーを操作する手段であってもよい。
<異常時放電制御手段について>
異常時放電制御手段としては、低電位側のスイッチング素子Swnをオン状態に保った状態で高電位側のスイッチング素子Swpのオン状態およびオフ状態を複数回繰り返すことでコンデンサ16の両電極の短絡状態を複数回生成する処理を行なうものに限らない。例えば、高電位側のスイッチング素子Swpをオン状態に保った状態で低電位側のスイッチング素子Swnのオン状態およびオフ状態を複数回繰り返すことでコンデンサ16の両電極の短絡状態を複数回生成する処理を行なうものであってもよい。ただし、この場合であっても、オン状態およびオフ状態を複数回繰り返す側のゲート印加電圧の方を低く設定し、非飽和領域で動作させることが望ましい。また、例えば高電位側のスイッチング素子Swpと低電位側のスイッチング素子Swnとの同時のオン状態および同時のオフ状態を複数回繰り返すことでコンデンサ16の両電極の短絡状態を複数回生成する処理を行なうものであってもよい。ここで、これら高電位側のスイッチング素子Swpおよび低電位側のスイッチング素子Swnの少なくとも一方を非飽和領域で動作させるべくゲート印加電圧を調節してもよいが、双方を飽和領域で動作するようにしてもよい。また、高電位側のスイッチング素子Swpおよび低電位側のスイッチング素子Swnの双方を、放電制御期間において一度だけオン状態とするものであってもよい。
<異常診断手段について>
異常診断手段としては、スイッチング素子の導通制御端子の電圧を入力としてスイッチング素子の動作を把握するものに限らない。例えば先の図2に例示したドライブユニットDUに代えて、モータジェネレータ10の制御量の制御時と異常時放電制御時とで充電用スイッチング素子42および放電用スイッチング素子46を共有し、充電用スイッチング素子42の入力端子に接続する電源をモータジェネレータ10の制御量の制御時と異常時放電制御時とで切り替える構成として且つ、その切り替えが正常になされたか否かに基づきスイッチング素子の動作を把握するものであってよい。
<直流交流変換回路について>
放電制御に際して高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子の双方がオン状態とされる直流交流変換回路(インバータIV)としては、車載主機としての回転機と高電圧バッテリ12との間の電力の授受を仲介するものに限らない。例えば、空調装置の備える回転機等、主機以外の回転機と高電圧バッテリ12との間の電力の授受を仲介するものであってもよい。
<電力変換回路について>
電力変換回路としては、インバータIVのみからなるものに限らない。例えば、リアクトルと、リアクトルを介してコンデンサ16に並列接続されるスイッチング素子と、フリーホイールダイオードと、スイッチング素子とフリーホイールダイオードとの直列接続体に接続されるコンデンサとを備える昇圧コンバータを、インバータIVの入力端子に接続させてもよい。この場合、昇圧コンバータの出力端子に接続されたコンデンサとコンデンサ16とが放電制御の対象となり、コンデンサ16の電圧は、昇圧コンバータのコンデンサの電圧が低下するに連れてフリーホイールダイオードを介して放電されることとなる。
<そのほか>
・診断部58を低電圧システムに設けてもよい。
Claims (19)
- 直流電源の電力を所定に変換する電力変換回路と、該電力変換回路および前記直流電源間に介在するキャパシタと、前記電力変換回路および前記キャパシタと前記直流電源との間の電気経路を開閉する開閉手段とを備える電力変換システムに適用され、前記開閉手段が開状態とされる状況下、前記電力変換回路を操作することで前記キャパシタの充電電圧を規定電圧以下に放電制御する放電制御手段を備える電力変換システムの放電制御装置において、
前記電力変換回路は、高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子の直列接続体であって且つ前記キャパシタに並列接続される直列接続体を備え、
前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子は、電圧制御形のスイッチング素子であり、
前記放電制御手段は、前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子の双方をオン状態とすることで前記キャパシタの両電極を短絡させる処理を行うものであり、
前記放電制御手段による前記スイッチング素子の操作を模擬する模擬手段と、
該模擬手段によって模擬する処理がなされるときにおける該模擬する処理の対象とされるスイッチング素子の導通制御端子の電圧の検出値に基づき、前記放電制御手段による放電制御の異常の有無を診断する異常診断手段を備えることを特徴とする電力変換システムの放電制御装置。 - 前記放電制御手段は、前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子の少なくとも一方の非飽和領域の電流が前記電力変換回路が本来の目的で使用される場合よりも小さくなるように前記少なくとも一方のスイッチング素子の導通制御端子に印加する電圧を設定するものであり、
前記異常診断手段は、前記模擬する処理によって前記少なくとも一方のスイッチング素子のオン操作が模擬される際の前記導通制御端子の電圧の検出値に基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記放電制御手段は、前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子の少なくとも一方の非飽和領域の電流が前記電力変換回路が本来の目的で使用される場合よりも小さくなるように前記少なくとも一方のスイッチング素子の導通制御端子に印加する電圧を設定するものであり、
前記スイッチング素子は、出力端子に対する前記導通制御端子の電圧が高くなることでオン状態となるものであり、
前記異常診断手段は、前記模擬する処理がなされている期間における前記少なくとも一方のスイッチング素子の導通制御端子の電圧のピーク値に基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記放電制御手段は、前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子の少なくとも一方について、オン状態およびオフ状態を複数回繰り返すことで前記両電極の短絡状態を複数回生成する処理を行うものであり、
前記異常診断手段は、前記模擬手段によって前記少なくとも一方のスイッチング素子の操作が模擬されるときにおける該スイッチング素子のオン期間およびオフ期間の少なくとも一方の時間間隔に基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記異常診断手段は、前記模擬手段によって前記少なくとも一方のスイッチング素子の操作が模擬されるときにおける該スイッチング素子のオン期間の長さに基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項4記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記異常診断手段は、前記模擬手段によって前記少なくとも一方のスイッチング素子の操作が模擬されるときにおける該スイッチング素子のオフ期間の長さに基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項4記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記異常診断手段は、前記模擬手段によって前記少なくとも一方のスイッチング素子の操作が模擬されるときにおける該スイッチング素子のオン状態およびオフ状態の1周期における前記オン状態となる時間の時比率に基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項4記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記放電制御手段は、前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子の少なくとも一方の非飽和領域の電流が前記電力変換回路が本来の目的で使用される場合よりも小さくなるように前記少なくとも一方のスイッチング素子の導通制御端子に印加する電圧を設定するものであり、
前記放電制御手段は、前記少なくとも一方について、オン状態およびオフ状態を複数回繰り返すことで前記両電極の短絡状態を複数回生成する処理を行うものであり、
前記異常診断手段は、前記模擬手段によって前記少なくとも一方のスイッチング素子の操作が模擬されるときにおける該スイッチング素子の導通制御端子の平均電圧に基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記放電制御手段は、前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子のいずれか一方の非飽和領域の電流が前記電力変換回路が本来の目的で使用される場合よりも小さくなるように前記少なくとも一方のスイッチング素子の導通制御端子に印加する電圧を設定するものであり、
前記放電制御手段は、前記いずれか一方について、オン状態およびオフ状態を複数回繰り返すことで前記両電極の短絡状態を複数回生成する処理を行うものであり、
前記異常診断手段は、前記模擬手段によって前記いずれか他方のスイッチング素子の操作が模擬されるときにおける該スイッチング素子の導通制御端子に印加される電圧が、該スイッチング素子の非飽和領域の電流を前記いずれか一方のスイッチング素子の前記放電制御時の非飽和領域の電流よりも大きくするものか否かに基づき前記放電制御の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記模擬手段は、前記キャパシタが充電されていないと想定される状況下、前記模擬する処理を行なうことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記電力変換システムは、車両に搭載されるものであり、
前記開閉手段は、前記車両の起動スイッチがオン操作されることで閉状態に切り替えられるものであり、
前記模擬手段は、前記起動スイッチがオン操作された後、前記開閉手段が閉状態に切り替えられるに先立って前記模擬する処理を行なうことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記電力変換システムは、車両に搭載されるものであり、
前記開閉手段は、前記車両の起動スイッチがオフ操作されることで開状態に切り替えられるものであり、
当該放電制御装置は、起動スイッチがオフ操作されることでオフとされるものであり、
前記模擬手段は、前記起動スイッチがオフ操作されることで前記開閉手段が開状態に切り替えられた後であって且つ当該放電制御装置がオフとされるに先立って前記模擬する処理を行なうことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 当該放電制御装置がオフ状態であってもデータが保持される記憶手段を更に備え、
前記異常診断手段は、前記異常がある旨の診断結果を記憶手段に記憶保持するものであり、
当該放電制御装置は、前記起動スイッチがオン操作されることでオンとされるものであって且つ、オンとされることで、前記記憶手段にアクセスし、前記異常がある旨の診断結果が記憶保持されている場合、その旨を外部に通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項12記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記模擬手段は、前記開閉手段が閉状態であるときに前記模擬する処理を行なうものであって且つ前記高電位側のスイッチング素子の操作を模擬する処理と前記低電位側のスイッチング素子の操作を模擬する処理とが同時になされることを禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記電力変換システムの搭載される部材に異常が生じたか否かを判断する判断手段を備え、
前記放電制御手段は、前記判断手段によって異常が生じたと判断される場合に前記高電位側のスイッチング素子および前記低電位側のスイッチング素子の双方をオン状態とすることで前記キャパシタの両電極を短絡させる処理を行う異常時放電制御手段であり、
前記開閉手段が開状態とされて且つ前記異常が生じた旨の判断がなされていない場合に前記短絡させる処理を行なうことなく前記キャパシタを放電する通常時放電手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記電力変換システムは、車載低電圧システムから絶縁された車載高電圧システムに搭載されるものであり、
前記異常診断手段は、前記車載高電圧システム内に設けられて且つ、その診断結果が、低電圧システム内に送信されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。 - 前記放電制御手段が前記スイッチング素子を操作する場合に利用する放電制御用駆動回路と前記電力変換回路が本来の目的で使用される際のスイッチング素子の操作のために利用される通常時用駆動回路とが互いに相違することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記放電制御用駆動回路と前記通常時用駆動回路とが同一の集積回路内に形成されて且つ、前記放電制御用駆動回路および前記スイッチング素子の導通制御端子間の電気経路と前記通常時用駆動回路および前記導通制御端子間の電気経路とが前記集積回路のコネクタを共有して且つ、前記異常診断手段の入力パラメータが前記集積回路内の電気経路の電圧であることを特徴とする請求項17記載の電力変換システムの放電制御装置。
- 前記電力変換回路は、前記直流電源の電力を交流に変換して回転機に出力する直流交流変換回路を備え、
前記電力変換回路の本来の目的とは、前記回転機を稼動させるために前記回転機と前記直流電源との間の電力の授受を仲介することであることを特徴とする請求項2、3、8、または17記載の電力変換システムの放電制御装置。
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