JP5754414B2 - 駆動対象スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子とし、その流通経路の一対の端部のうちの一方である基準端子と該スイッチング素子の開閉制御端子との間の電位差を操作することで、前記駆動対象スイッチング素子のオン状態およびオフ状態の切り替えを行なう駆動対象スイッチング素子の駆動装置に関する。
たとえば、下記特許文献1には、駆動対象スイッチング素子としてのIGBTのゲートおよびエミッタ間電圧(ゲート電圧)が、IGBTをオン状態とする際にゲートに印加する電圧よりも低いものの、IGBTをオン状態とする閾値電圧よりも高い中間電圧であるか否かを判断する機能を備えるものも提案されている。これによれば、IGBTをオン操作しているにもかかわらずゲート電圧が中間電圧に留まったり、オフ操作しているにもかかわらずゲート電圧が中間電圧に留まったりする場合に、IGBTを強制的にオフ状態とすることができる。
特開2012−34450号公報
ただし、上記の技術には、次に述べる不都合がある。まず第1に、オフ操作しているときには、中間電圧に留まることのみが問題となるのではなく、ゲート電圧が中間電圧よりも高い電圧に留まる異常が生じることも問題である。第2に、オン操作しているときには、中間電圧に留まることのみが問題となるのではなく、オン操作しないことも問題である。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子とし、その流通経路の一対の端部のうちの一方である基準端子と該スイッチング素子の開閉制御端子との間の電位差を操作することで、前記駆動対象スイッチング素子のオン状態およびオフ状態の切り替えを行なう新たな駆動対象スイッチング素子の駆動装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
構成1では、電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子(S¥#)とし、その流通経路の一対の端部のうちの一方である基準端子と該スイッチング素子の開閉制御端子との間の電位差を操作することで、前記駆動対象スイッチング素子のオン状態およびオフ状態の切り替えを行なう駆動回路(22,24,26,30,32,34)と、前記駆動対象スイッチング素子の操作信号としてオン操作指令およびオフ操作指令のいずれか一方が入力されることを条件に、前記電位差が前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とする閾値よりも前記いずれか一方の操作指令に応じて移行する側にある規定値に到達していないか否かを判断する判断手段(S42,S66)と、前記判断手段によって前記到達していないと判断される場合、前記開閉制御端子から前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を放電させる強制処理手段(S50,S72)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、オン操作指令であるにもかかわらず、上記電位差がオン状態となる値に到達していなかったり、オフ操作指令であるにもかかわらず、上記電位差がオフ状態となる値に到達していなかったりする場合に、駆動対象スイッチング素子をオフ操作する。これにより、異常時において駆動対象スイッチング素子の駆動が継続される事態を好適に回避することができる。
なお、構成3において、前記過電流遮断手段は、前記閾値以上であると判断される継続時間が規定時間以上となることで前記強制的にオフ状態とする処理を行うものであり、前記操作信号がオン操作指令に切り替わってから時間の経過に伴って、前記
規定時間を短縮する側に変更する変更手段を備えるようにしてもよい。
ちなみに、本発明にかかる以下の代表的な実施形態に関する概念の拡張については、代表的な実施形態の後の「その他の実施形態」の欄に記載してある。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるドライブユニットの回路構成を示す回路図。 同実施形態にかかる過電流遮断処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるオフ操作時の強制放電処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるオン操作時の強制放電処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる過電流遮断処理の手順を示す流れ図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる駆動対象スイッチング素子の駆動装置を車載主機に接続される電力変換回路に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すモータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に機械的に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータINVおよび昇圧コンバータCNVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、昇圧コンバータCNVは、コンデンサCと、コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。そして、スイッチング素子Scp,Scnのオン・オフによって、高電圧バッテリ12の電圧(例えば百V以上)を所定の電圧(例えば「666V」)を上限として昇圧するものである。一方、インバータINVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。これらスイッチング素子S¥#(¥=u,v,w,c;#=p,n)として、本実施形態では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらにはそれぞれ、ダイオードD*#が逆並列に接続されている。
制御装置18は、低電圧バッテリ16を電源とする制御装置である。制御装置18は、モータジェネレータ10を制御対象とし、その制御量を所望に制御すべく、インバータINVや昇圧コンバータCNVを操作する。詳しくは、昇圧コンバータCNVのスイッチング素子Scp,Scnを操作すべく、操作信号gcp、gcnをドライブユニットDUに出力する。また、インバータINVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作すべく、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnをドライブユニットDUに出力する。ここで、高電位側の操作信号g¥pと、対応する低電位側の操作信号g¥nとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、高電位側のスイッチング素子S¥pと、対応する低電位側のスイッチング素子S¥nとは、交互にオン状態とされる。
なお、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ16を備える低電圧システムとは、互いに絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁通信手段を備えるインターフェース14を介して行われる。
図2に、上記ドライブユニットDUの構成を示す。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路であるドライブIC20を備えている。ドライブIC20は、端子電圧VHを有する直流電圧源22を備え、直流電圧源22の端子は、端子T1、充電用抵抗体24、端子T2、PチャネルMOS電界効果トランジスタ(充電用スイッチング素子26)、端子T3を介してスイッチング素子S*#の開閉制御端子(ゲート)に接続されている。
一方、スイッチング素子S*#のゲートは、放電用抵抗体30、端子T4、NチャネルMOS電界効果トランジスタ(放電用スイッチング素子32)を介して端子T5に接続されている。そして、端子T5は、スイッチング素子S*#の流通経路の一対の端部のうちの一方の端子である基準端子(エミッタ)に接続されている。
上記充電用スイッチング素子26および放電用スイッチング素子32は、ドライブIC20内の駆動制御部34によって操作される。すなわち、駆動制御部34では、端子T6を介して入力される上記操作信号g¥#に基づき、充電用スイッチング素子26と放電用スイッチング素子32とを交互にオン・オフすることでスイッチング素子S¥#を駆動する。詳しくは、操作信号g¥#がオン操作指令となることで、放電用スイッチング素子32をオフして且つ充電用スイッチング素子26をオンする。一方、操作信号g¥#がオフ操作指令となることで、充電用スイッチング素子26をオフして且つ放電用スイッチング素子32をオンする。
ここで、充電用スイッチング素子26をオン操作する期間においては、その開閉制御端子(ゲート)への印加電圧を、充電用抵抗体24の電圧降下量(端子T2の電圧Vm)を規定値に制御するために操作する。これにより、充電用抵抗体24を流れる電流量を一定値とすることができ、ひいてはスイッチング素子S¥#のゲート充電処理を定電流制御にて行うことができる。
これに対し、放電用スイッチング素子32をオン操作する期間においては、放電用抵抗体30および放電用スイッチング素子32を備える通常時放電経路を介してスイッチング素子S¥#のゲートからオン状態とするための電荷が放電される。詳しくは、放電用抵抗体30の電圧降下量がゲート電圧に等しくなるように放電用抵抗体30にゲート放電電流が流れ、定電圧制御がなされる。ただし、駆動制御部34では、端子T10を介してゲート電圧Vgeをモニタしており、この電圧がオフ保持用閾値電圧以下となると、端子T9を介してNチャネルMOS電界効果トランジスタ(オフ保持用スイッチング素子60)のゲート電圧を操作することで、オフ保持用スイッチング素子60をオン操作する。オフ保持用スイッチング素子60は、スイッチング素子S¥#のゲートおよびエミッタ間を通常時放電経路よりも低インピーダンスで接続する(短絡接続する)ためのものである。これは、スイッチング素子S¥#のノイズによる誤動作を防止するためのものである。なお、本実施形態では、上記オフ保持用閾値電圧が、スイッチング素子S¥#がオン状態となるゲート電圧以下の値に設定されている。
スイッチング素子S¥#のゲートは、端子T7に接続されており、端子T7は、NチャネルMOS電界効果トランジスタ(クランプ用スイッチング素子46)を介して端子T5に接続されている。クランプ用スイッチング素子46のゲートには、オペアンプ48の出力電圧が印加され、オペアンプ48の反転入力端子には、クランプ電圧Vcが印加され、非反転入力端子には、端子T7を介してスイッチング素子S¥#のゲート電圧Vgeが印加される。ここで、オペアンプ48に対する給電は、電源用スイッチング素子50によってオン・オフされる。
また、上記端子T4は、さらに、ソフト遮断用抵抗体52およびNチャネルMOS電界効果トランジスタ(ソフト遮断用スイッチング素子54)を介して端子T5に接続されている。
一方、上記スイッチング素子S¥#は、その流通経路(コレクタおよびエミッタ間)に流れる電流(コレクタ電流)と相関を有する微少電流を出力するセンス端子Stを備えている。そして、センス端子Stは、抵抗体40,42の直列接続体を介してエミッタに電気的に接続されている。これにより、センス端子Stから出力される電流によって抵抗体42に電圧降下が生じるため、抵抗体42による電圧降下量(センス電圧Vse)を、スイッチング素子S¥#の流通経路に流れる電流と相関を有する電気的な状態量とすることができる。
上記センス電圧Vseは、端子T6を介して、コンパレータ44の非反転入力端子に取り込まれる。一方、コンパレータ44の反転入力端子には、過電流閾値Ithに対応する基準電圧Vrefが印加されている。これにより、コレクタ電流が過電流閾値Ith以上となることで、コンパレータ44の出力信号CMPが論理「L」から論理「H」に反転する。コンパレータ44の出力信号CMPは、駆動制御部34に取り込まれる。ここで、コレクタ電流が過電流閾値Ith以上となる状況は、たとえば、上側アームのスイッチング素子S¥pおよび下側アームのスイッチング素子S¥nの双方がオン状態となり、直流電圧源としてのコンデンサCの一対の端子が短絡状態となることで生じると想定される。
駆動制御部34では、コレクタ電流が過電流閾値Ith以上となる場合、ソフト遮断用スイッチング素子54を操作することで、スイッチング素子S¥#のゲートを放電させ、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ操作する過電流遮断処理を行なう。
図3に、本実施形態にかかる過電流遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、操作信号g¥#がオン操作指令であるか否かを判断する。そしてオン操作指令と判断される場合、ステップS12において、クランプ用スイッチング素子46によるゲート電圧の制限処理時間を計時するクランプ用カウンタTcをインクリメントする。そして、ステップS14においては、クランプ用カウンタTcがクランプ用閾値時間Tcth以上であるか否かを判断する。ここで、クランプ用閾値時間Tcthは、過電流閾値Ith以上の電流が流れているか否かにかかわらずクランプ用スイッチング素子46によってゲート電圧の制限処理を行なう時間に設定される。これは、スイッチング素子S¥#を流れる電流が過電流閾値Ith以上となってから駆動制御部34が電源用スイッチング素子50をオン操作するまでの遅延時間において、スイッチング素子S¥#の電流が過電流閾値Ithを大きく上回る事態を回避するための設定である。
上記ステップS14において肯定判断される場合には、ステップS16において、電源用スイッチング素子50をオ操作する一方、否定判断される場合には、ステップS18において、電源用スイッチング素子50をオ操作する。ここで、電源用スイッチング素子50がオン操作されると、オペアンプ48によりクランプ用スイッチング素子46のゲート電圧が操作され、スイッチング素子S¥#のゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcに制御される。ここで、クランプ電圧Vcは、スイッチング素子S¥#に過電流閾値Ith以上の電流を流すことができるゲート電圧に対応して且つ、スイッチング素子S¥#の信頼性が短時間で低下することがないと想定される電流値に対応するゲート電圧に設定されている。
上記ステップS16,S18の処理が完了する場合、ステップS20において、コンパレータ44の出力信号CMPが論理Hであるか否かを判断する。この処理は、本実施形態において、過電流判断手段を構成する。そして、ステップS20において肯定判断される場合、ステップS24において、電源用スイッチング素子50をオン操作する。なお、操作信号g¥#がオン操作指令に切り替わってから上記クランプ用閾値時間Tcthが未だ経過していない場合には、ステップS24の処理にかかわらず電源用スイッチング素子50はオン状態とされている。
続くステップS26においては、コンパレータ44の出力信号CMPが論理Hとなっている時間を計時するカウンタTをインクリメントする。そして、ステップS28では、カウンタTが過電流用閾値時間TthI1以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理の実行の可否を判断するためのものである。
一方、上記ステップS20において否定判断される場合、ステップS22において、カウンタTを初期化する。ステップS22の処理が完了する場合や、ステップS28において否定判断される場合には、ステップS10に戻る。
これに対し、ステップS28において肯定判断される場合には、ステップS30において、ソフト遮断用スイッチング素子54をオン操作するとともに、電源用スイッチング素子50をオフ操作する。ここで、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理を、ソフト遮断用スイッチング素子54を用いて行うのは、サージ電圧が過大となる事態を回避するためである。すなわち、コレクタ電流が過大である状況下にあっては、スイッチング素子S¥#をオン状態からオフ状態へと切り替える速度、換言すればコレクタおよびエミッタ間の遮断速度を大きくすると、サージが過大となるおそれがある。このため、コレクタ電流が過電流閾値Ith以上となると判断される状況下にあっては、放電用抵抗体30および放電用スイッチング素子32を備える放電経路(通常時放電経路)よりも抵抗値の大きい経路(ソフト遮断用放電経路)によってスイッチング素子S¥#のゲートを放電させる。なお、この処理は、本実施形態において、過電流遮断処理手段を構成する。
また、ステップS30においては、フェール信号FLを低電圧システム(制御装置18)やフェール処理部14aに出力する。このフェール信号FLによって、フェール処理部14aでは、インバータINVや昇圧コンバータCNVをシャットダウンする。ちなみに、フェール処理部14aの構成は、例えば特開2009−60358号公報の図3に記載のものとすればよい。
そして、ステップS30の処理が完了する場合や、ステップS10において否定判断される場合には、ステップS32において、クランプ用カウンタTcやカウンタTを初期化し、この一連の処理を一旦終了する。
上記処理により、操作信号g¥p,g¥nのうちオン操作指令に対応する側において、コレクタ電流Icが過度に大きくなるか否かを監視することで、基本的には、スイッチング素子S¥p,S¥nの双方がオン状態となる異常が生じることに対処可能である。ただし、スイッチング素子S¥p,S¥nの双方がオン状態となる異常が生じる要因によっては、上記処理では不十分となる懸念が生じることが発明者らによって見出された。
この要因とは、上側アームの操作信号g¥pがオン操作指令且つ下側アームの操作信号g¥nがオフ操作指令であるときにおいて、下側アームのスイッチング素子S¥pのゲート電圧が低下しきらずに、これをオン状態とする閾値電圧Vth以上であって且つ、電圧VHよりも低い値に留まる異常が生じる場合等である。この場合、下側アームのスイッチング素子S¥pの流通経路(コレクタおよびエミッタ間)のインピーダンスが大きいため、スイッチング素子S¥p,S¥nのコレクタ電流が過電流閾値Ithに達しないことが懸念される。ここで、過電流閾値Ithに達しない場合、スイッチング素子S¥nについては、導通損失が大きくなることから温度上昇が顕著となる。そして、これにより、スイッチング素子S¥#の故障にいたる懸念がある。そしてこの故障が、スイッチング素子S¥#の流通経路のインピーダンスがゲート電圧にかかわらず低い状態となるショート故障となる場合、スイッチング素子S¥pのゲート電圧が電圧VHとなっているために、スイッチング素子S¥p,S¥nに過電流閾値Ithを大きく上回る電流が流れる。
こうした事態は、スイッチング素子S¥pのオン状態への切り替えに際してスイッチング素子S¥nが既にショート故障している場合よりも深刻である。なぜなら、スイッチング素子S¥pのオン状態への切り替えに際してスイッチング素子S¥nが既にショート故障している場合には、スイッチング素子S¥pのゲート電圧が電圧VHに上昇する以前に、ゲート電圧に制限がかかるため、スイッチング素子S¥pに流れる電流が制限されるからである。
そこで本実施形態では、操作信号g¥#がオフ操作指令である期間において、スイッチング素子S¥#がオフ状態となっているか否かを監視し、なっていない場合にスイッチング素子S¥#を強制的にオフ操作するオフ操作時強制処理を行なう。
図4に、オフ操作時強制処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって実行される。
この一連の処理では、まず、ステップS40において、操作信号g¥#がオフ操作指令であるか否かを判断する。そしてステップS40において肯定判断される場合、ステップS42において、ゲート電圧Vgeがオフ用閾値電圧VthL1以上であるか否かを判断する。ここで、オフ用閾値電圧VthL1は、スイッチング素子S¥#がオン状態となる閾値電圧Vthよりも低い値に設定される。なお、オフ用閾値電圧VthL1を、オフ保持用閾値電圧とするなら、閾値電圧を生成する手段の数を低減することができるというメリットがある。
ステップS42において肯定判断される場合、ステップS46において、オフ操作指令とされる状況においてゲート電圧Vgeがオフ用閾値電圧VthL1以上である時間を計時するカウンタTをインクリメントする。続くステップS48においては、カウンタTが閾値時間TthL以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#がオフ操作指令に応じてオフ状態とならない異常が生じているか否かを判断するためのものである。ここで、閾値時間TthLは、オフ操作指令に伴ってスイッチング素子S¥#がオフ状態に切り替わる時間以上に設定されている。特に本実施形態では、上下アームのスイッチング素子S¥p,S¥nの双方がオフ操作指令とされるデッドタイムDTよりも長くて且つ、「2・DT」よりも短い時間に設定されている。ここで、デッドタイムDTよりも長い時間としたのは、デッドタイムDTがスイッチング状態の切り替わりに要する時間以上に設定されていることに鑑みたものである。なお、ステップS48の処理は、本実施形態においてオフ操作時判断手段を構成する。
一方、上記ステップS42において否定判断される場合、ステップS44において、カウンタTを初期化する。そして、ステップS44の処理が完了する場合や、ステップS48において否定判断される場合には、ステップS40に戻る。
これに対し、ステップS48において肯定判断される場合には、ステップS50において、ソフト遮断用スイッチング素子54と、オフ保持用スイッチング素子60とをオン操作する。この処理は、本実施形態において、オフ操作時強制処理手段を構成する。さらに、ステップS50においては、フェール信号FLを制御装置18に出力する。これにより、制御装置18を介してユーザに異常が生じた旨通知することができる。
ステップS50の処理が完了する場合やステップS40において否定判断される場合には、ステップS52においてカウンタTを初期化し、この一連の処理を一旦終了する。
以下、本実施形態にかかる効果のいくつかを記載する。
(1)オフ操作指令が入力されているにもかかわらず、スイッチング素子S¥#の基準端子(エミッタ)および開閉制御端子(ゲート)間の電位差が、閾値電圧Vth以下の値に到達しない場合、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とした。これにより、第1に、ゲート電圧が電圧VHと閾値電圧Vthとの中間の電圧に留まる異常に好適に対処することができる。さらに、ゲート電圧が電圧VHに留まる異常にも対処することができる。
(2)スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理を、ソフト遮断用スイッチング素子54およびオフ保持用スイッチング素子60を用いて行った。このように、スイッチング素子S¥#をオフ状態に移行させるための通常時放電経路(放電用スイッチング素子32および放電用抵抗体30の経路)以外の経路を用いることで、強制的にオフ状態とする処理の確実性を高めることができる。これは、異常時においては、通常時放電経路が正常に機能していないおそれがあるためである。
さらに、スイッチング素子S¥#の基準端子(エミッタ)および開閉制御端子(ゲート)間の接続経路を複数用いて強制的にオフ状態とする処理を行なうことで、その処理を確実に行なうことができる。
(3)スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理を、オフ保持用経路(オフ保持用スイッチング素子60)を用いて行った。この場合、オフ保持用スイッチング素子60を備えるオフ保持用経路のインピーダンスが非常に低いために、たとえば直流電圧源22が端子T3とショートする異常時等においても、スイッチング素子S¥#を確実にオフ状態とすることができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、操作信号g¥#がオン操作指令とされるに伴って、スイッチング素子S¥#のゲート電圧が電圧VHに上昇するか否かを監視し、上昇しない場合にスイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とするオン操作時強制処理をさらに行なう。
図5に、本実施形態にかかるオン操作時強制処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS60において、操作信号g¥#がオン操作指令であるか否かを判断する。そしてオン操作指令であると判断される場合、ステップS62において、ゲート電圧Vgeが第1閾値Vtha以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#のオン状態への切り替え処理が実際になされているか否かを判断するためのものである。本実施形態では、第1閾値Vthaを、スイッチング素子S¥#がオン状態に切り替わる閾値電圧Vthよりも小さい値に設定している。これは、オン操作指令への切り替えに伴ってゲート電圧が上昇していることを持って、スイッチング素子S¥#のオン状態への切り替え処理が実際になされていると判断することとしたためである。ここで第1閾値Vthaを、オフ保持用閾値電圧とするなら、閾値電圧を生成する手段の数を低減することができる。
ステップS62において否定判断される場合、オン操作指令への切り替わり時からの経過時間を計時するカウンタTが第1閾値時間Ttha以上であるか否かを判断する。ここで、第1閾値時間Tthaは、ゲート電圧Vgeが第1閾値Vthaまで上昇するのに要すると想定される時間以上に設定される。そして、ステップS64において否定判断される場合、ステップS70において、カウンタTをインクリメントし、ステップS60に戻る。これに対し、ステップS64において肯定判断される場合、ステップS72において、ソフト遮断用スイッチング素子54をオン操作する。さらに、ステップS72においては、フェール信号FLを制御装置18に出力する。これにより、制御装置18を介してユーザに異常が生じた旨通知することができる。
一方、ステップS62において肯定判断される場合、ステップS66において、ゲート電圧Vgeが第2閾値以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#のゲート電圧が直流電圧源22の電圧VHに上昇したか否かを判断するためのものである。ここで、第2閾値は、電圧VHからマージン量αを減算した値に設定される。
ステップS66において否定判断される場合、ステップS68において、カウンタTが第2閾値時間Tthb以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#が正常にオン操作されない異常の有無を判断するためのものである。ここで、第2閾値時間Tthbは、スイッチング素子S¥#のゲート電圧Vgeが正常値(電圧VH)に収束するまでに要すると想定される時間以上に設定されている。なお、この処理は、本実施形態において、オン操作時判断手段を構成する。
ステップS68において否定判断される場合、ステップS70において、カウンタTをインクリメントし、ステップS60に戻る。これに対し、ステップS68において肯定判断される場合、ステップS72に移行する。なお、ステップS68において肯定判断された場合のステップS72の処理は、本実施形態において、オン操作時強制処理手段を構成する。
なお、ステップS72の処理が完了する場合や、ステップS60において否定判断される場合、さらには、ステップS66において肯定判断される場合には、ステップS74においてカウンタTを初期化し、この一連の処理を一旦終了する。
以下、本実施形態にかかる効果のいくつかを記載する。
(4)操作信号g¥#がオン操作指令であるにもかかわらず、ゲート電圧Vgeが正常時の収束値に到達しない場合、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とした。これにより、スイッチング素子S¥#の流通経路のインピーダンスが異常に大きい状態で、これに電流が流れ続ける事態を迅速に回避することができる。このため、スイッチング素子S¥#が発熱限界によって故障する事態を好適に回避することができる。
(5)操作信号g¥#がオン操作指令であるにもかかわらず、ゲート電圧Vgeが上昇しない場合、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ操作した。これにより、異常時においてスイッチング素子S¥#の駆動を停止することができる。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に、本実施形態にかかる過電流遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって実行される。なお、図6において、先の図3に示した処理に対応するものについては、便宜上、同一のステップ番号を付している。
図示されるように、本実施形態では、ステップS18の処理の後、ステップS80において、コンパレータ44の出力信号CMPが論理Hであるか否かを判断し、論理Hであると判断される場合、ステップS82においてカウンタTをインクリメントする。そして、ステップS84においては、カウンタTが、上記過電流用閾値時間TthI1よりも短いフルオン時閾値時間TthI2以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とするか否かを判断するためのものである。ここで、スイッチング素子S¥#のオン状態への切り替え直後に用いる過電流用閾値時間TthI1と比較して、フルオン時閾値時間TthI2を短縮したのは、上述したように、ゲート電圧Vgeが高い状態でスイッチング素子S¥#を流れる電流の流通経路のインピーダンスが低下するなどする場合、その電流値が非常に大きくなることに鑑みたものである。すなわち、フルオン時閾値時間TthI2を短縮することで、スイッチング素子S¥#の強制的なオフ状態への処理を迅速に行なう。
なお、ステップS84において肯定判断される場合、ステップS30に移行する一方、ステップS84において否定判断される場合には、ステップS10に戻る。また、ステップS80において否定判断される場合、ステップS22に移行する。
このように、本実施形態によれば、オン操作指令への切り替えから所定時間経過することで、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ操作する条件となる閾値時間を短縮することで、スイッチング素子S¥#に、故障を招く電流が流れる事態が生じることを抑制できる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「オフ操作時判断手段について」
オフ用閾値電圧VthL1を、スイッチング素子S¥#がオン状態となる閾値電圧Vthよりも小さい電圧とするものに限らない。たとえば、閾値電圧Vthとする場合であっても、先の図4のステップS42において否定判断される場合、スイッチング素子S¥#のゲート電圧がスイッチング素子S¥#をオフ状態とする側に到達していないと判断することはできる。
「オフ操作時強制処理手段について」
先の図4においては、ゲート電圧Vgeがオフ用閾値電圧VthL1以上となる継続時間がオフ用閾値時間TthL以上となる場合に、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理を行ったがこれに限らない。たとえば、オフ操作指令への切り替えタイミングから規定時間経過時においてゲート電圧Vgeがオフ用閾値電圧VthL以上である場合、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理を行ってもよい。
スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理としては、オフ保持用スイッチング素子60およびソフト遮断用スイッチング素子54の双方をオン操作するものに限らない。たとえば、ソフト遮断用スイッチング素子54のみをオン操作するものであってもよい。また、オフ保持用スイッチング素子60とソフト遮断用スイッチング素子54とに限らない。たとえば、クランプ用スイッチング素子46に、オペアンプ48の出力電圧よりも大きい電圧を印加することで、クランプ用スイッチング素子46をクランプ処理とは相違する態様にて利用してもよい。さらに、専用のスイッチング素子を備えてこれをオン操作するものであってもよい。
「オン操作時強制処理手段について」
先の図5においては、オン操作指令への切り替えタイミングから第2閾値時間Tthb経過時におけるゲート電圧Vgeが第2閾値電圧(VH−α)以上となっていない場合に、ゲート電荷の強制的な放電処理を行ったがこれに限らない。たとえば、ゲート電圧Vgeが第2閾値電圧(VH−α)未満となる継続時間が第2閾値時間Tthb以上となる場合に、スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理を行ってもよい。
スイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態とする処理としては、ソフト遮断用スイッチング素子54のみをオン操作するものに限らない。たとえば、ソフト遮断用スイッチング素子54およびオフ保持用スイッチング素子60をオン操作するものであってもよい。また、たとえば放電用スイッチング素子32をオン操作するものであってもよい。
「過電流遮断処理手段について」
センス電圧Vseを入力として、スイッチング素子S¥#に過電流が流れるか否かを判断するものに限らない。たとえば、スイッチング素子S¥#の流通経路の一対の端部(コレクタおよびエミッタ)間の電位差の検出値を入力とするものであってもよい。
「駆動対象スイッチング素子について」
IGBTに限らず、たとえばNチャネルMOS電界効果トランジスタであってもよい。もっともこれに限らず、たとえばPチャネルMOS電界効果トランジスタであってもよい。ただし、この場合、開閉する流通経路の一方の端部である基準端子(ソース)に対する開閉制御端子(ゲート)の電位差をマイナスとすることでオン状態となるものであるため、オフ操作に際して、ゲートに正の電荷を充電することとなる。
「直列接続体について」
高電位側のスイッチング素子S¥#および低電位側のスイッチング素子S¥#の直列接続体としては、インバータINVや昇降圧チョッパ回路(コンバータCNV)を構成するものに限らない。要は、高電位側のスイッチング素子S¥#および低電位側のスイッチング素子S¥#の直列接続体に直流電圧源が低インピーダンスで接続されるものにあっては、これらの双方がオン状態となることで過電流が流れるため、本発明の適用は有効である。
もっとも、直列接続体を構成すること自体、必須ではない。直列接続体を構成しない場合であっても、たとえばオフ操作指令にかかわらずオン状態を継続するなどする場合には、これを強制的にオフ操作する処理を行なうことは有効である。
「駆動回路について」
上記実施形態では、スイッチング素子S¥#をオン状態に切り替えるに際して、ゲートの充電電流を一定値とする定電流制御を行ったがこれに限らない。たとえば、先の図2に示した充電用スイッチング素子26のゲート印加電圧を固定値として、定電圧制御を行ってもよい。
S¥#…スイッチング素子(駆動対象スイッチング素子の一実施形態)、DU…ドライブユニット(駆動装置の一実施形態)。

Claims (6)

  1. 電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子(S¥#)とし、前記駆動対象スイッチング素子の流通経路の一対の端部のうちの一方である基準端子と該スイッチング素子の開閉制御端子との間の電位差を操作することで、前記駆動対象スイッチング素子のオン状態およびオフ状態の切り替えを行なう駆動回路(22,24,26,30,32,34)と、
    前記駆動対象スイッチング素子の操作信号としてオフ操作指令が入力されることを条件に、前記電位差が前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とする閾値よりも低い規定値に到達していないか否かを判断するオフ操作時判断手段(S42)と、
    前記オフ操作時判断手段によって前記規定値に到達していないと判断される場合、前記開閉制御端子から前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を放電させるオフ操作時強制処理手段(S50)と、
    を備えることを特徴とする駆動対象スイッチング素子の駆動装置。
  2. 前記オフ操作時強制処理手段は、前記オフ操作時判断手段によって前記到達していないと判断される場合、前記駆動対象スイッチング素子をオフ状態に切り替えるべく前記電位差を減少させるための経路であって且つ、前記駆動対象スイッチング素子のオン・オフの通常時の切り替えに利用する通常時放電経路(30,32)以外の経路を用いて、前記オン状態とする電荷の放電処理を行なうことを備えることを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動装置。
  3. 前記駆動対象スイッチング素子は、高電位側のスイッチング素子(S¥p)および低電位側のスイッチング素子(S¥n)の一対のスイッチング素子の直列接続体であって且つ直流電圧源(C)に並列接続される直列接続体を構成するものであり、
    前記操作信号がオン操作指令であることを条件に、前記駆動対象スイッチング素子を流れる電流が閾値以上であるか否かを判断する過電流判断手段(S20,S80)と、
    前記過電流判断手段によって前記閾値以上であると判断されることを条件に、前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ状態とする過電流遮断処理手段(S30)と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の駆動対象スイッチング素子の駆動装置。
  4. 前記通常時放電経路よりもインピーダンスの高いソフト遮断用放電経路(30,52,54)を備え、
    前記ソフト遮断用放電経路は、該経路を開閉するソフト遮断用スイッチング素子(54)を備え、
    前記オフ操作時強制処理手段は、前記開閉制御端子から前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を放電させるべく、前記ソフト遮断用スイッチング素子をオン操作することを特徴とする請求項2または3記載の駆動対象スイッチング素子の駆動装置。
  5. 前記通常時放電経路とは別に、前記基準端子および前記開閉制御端子を短絡することで前記駆動対象スイッチング素子をオフ状態に保持するオフ保持用経路(60)を備え、
    前記オフ保持用経路は、該経路を開閉するオフ保持用スイッチング素子を備え、
    前記オフ操作時強制処理手段は、前記開閉制御端子から前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を放電させるべく、前記オフ保持用スイッチング素子をオン操作することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動装置。
  6. 前記駆動対象スイッチング素子の操作信号としてオン操作指令が入力されることを条件に、前記電位差が前記駆動対象スイッチング素子をオン状態とする閾値よりもオン操作指令に応じて移行する側にある規定値に到達していないか否かを判断するオン操作時判断手段(S68)と、
    前記オン操作時判断手段によって前記到達していないと判断される場合、前記駆動対象スイッチング素子をオフ状態に切り替えるべく、前記電位差を減少させるための経路を用いて、前記オン状態とするための電荷の放電処理を行なうオン操作時強制処理手段(S72)と、をさらに備え、
    前記オン操作時判断手段は、前記規定値を、前記駆動対象スイッチング素子に流れる電流の通常時における最大値よりも大きい電流を流すことのできる前記電位差に設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動装置。
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