JP5378746B2 - 分割加工用治具 - Google Patents

分割加工用治具 Download PDF

Info

Publication number
JP5378746B2
JP5378746B2 JP2008262576A JP2008262576A JP5378746B2 JP 5378746 B2 JP5378746 B2 JP 5378746B2 JP 2008262576 A JP2008262576 A JP 2008262576A JP 2008262576 A JP2008262576 A JP 2008262576A JP 5378746 B2 JP5378746 B2 JP 5378746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package substrate
support table
cutting
bottom plate
cutting blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008262576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010093103A (ja
Inventor
一馬 関家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2008262576A priority Critical patent/JP5378746B2/ja
Publication of JP2010093103A publication Critical patent/JP2010093103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5378746B2 publication Critical patent/JP5378746B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、パッケージ基板の分割時に用いる分割加工用治具に関するものである。
CSP(Chip Size Package)等のパッケージ基板は、分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが配置され樹脂によってパッケージングされて形成されたものであり、当該分割予定ラインを切削することによって個々のデバイス領域ごとのパッケージデバイスに分割され、各種電子機器に利用されている。
パッケージ基板の切削による分割時には、切削ブレードの切刃によってパッケージ基板と共に保持テーブルが切削されてしまうのを防止するために、保持テーブルとパッケージ基板との間に分割加工用治具を介在させ、分割加工用治具を介してパッケージ基板を保持している。分割加工用治具の支持面は平面上に形成され、支持面には切削ブレードの切刃を収容する逃げ溝と吸引用の細孔とが形成されており、細孔に作用する吸引力によって各デバイス領域を吸引保持することにより、切削により分割された後も各パッケージデバイスがバラバラにならずに保持される。
パッケージ基板のサイズは様々であり、パッケージ基板を構成する個々のデバイス領域のサイズもパッケージ基板ごとに様々であるため、切削時には、パッケージ基板ごとに個別に対応した分割加工用治具を使用することとしている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−261525号公報
しかし、パッケージ基板のサイズやデバイス領域のサイズに個別に対応させた分割加工用治具を製造するには相当の時間を要するために納期が長くなり、また、コストも高くなるという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、切削装置の保持テーブルとパッケージ基板との間に分割加工用治具を介在させてパッケージ基板を切削する場合において、パッケージ基板のサイズやデバイス領域のサイズに個別に対応させることなく治具を使用可能とすることである。
本発明は、吸引部を有し被加工物を吸引保持する保持手段と、保持手段に保持された被加工物を切削する切削ブレードを含む切削手段とを少なくとも備えた切削装置において、分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが配置され樹脂によってパッケージングされて形成されたパッケージ基板の分割加工時に保持手段とパッケージ基板との間に介在させて使用する分割加工用治具に関するもので、パッケージ基板を支持する支持面を有する支持テーブルと支持テーブルの端部から垂下した側壁と側壁の下端から支持テーブルと平行な方向に延びる底板と支持テーブルと底板との間に形成される空洞部とから構成される筐体と、底板の表裏を貫通する開口部とから構成され、開口部は、保持手段に備えた吸引部と連通して空洞部に吸引力を伝達し、支持テーブルを貫通して支持面から空洞部に至る細孔が形成され、支持テーブルにパッケージ基板が支持された状態では、細孔に作用する吸引力によって分割予定ラインに区画された複数の領域が吸引保持され、支持面には樹脂層が被覆され、分割予定ラインに切削ブレードを切り込ませてパッケージ基板を切削する際に切削ブレードを分割加工用治具に切り込ませることにより切削ブレードの逃げ溝が形成される
本発明に係る分割加工用治具においては、支持テーブルに表裏を貫通する細孔を形成するだけで開口部と空洞部と細孔とが連通して支持テーブルの支持面に吸引力を作用させることができ、支持テーブルに載置されたパッケージ基板を吸引保持することができるため、細孔を開ける場所を調整することにより様々な種類のパッケージ基板に対応させることができ、汎用的に使用することができる。したがって、在庫で対応することができるため、納期が短縮され、コストを低減することができる。また、パッケージ基板の切削加工時に切削ブレードの逃げ溝が形成されるため、同じ種類のパッケージ基板の切削時には同じ分割加工用治具を繰り返し使用することができ、経済的である。
図1に示す分割加工用治具1は、切削対象のパッケージ基板を支持する支持テーブル20を有している。支持テーブル20は、例えばアルミニウム等の加工性の高い金属により形成されている。支持テーブル20の表面には、樹脂層3が被覆されている。樹脂層3は柔軟な樹脂により形成され弾性を有し、パッケージ基板の載置時における衝撃を和らげると共に吸引時のシール材として機能する。
図2に示すように、樹脂層3が被覆された支持テーブル20の上面は、パッケージ基板を支持する支持面200となっている。支持テーブル20の端部からは側壁21が垂下しており、その側壁21の下端からは、支持テーブル20と平行な方向に底板22が延びている。支持テーブル20と底板22との間の空間には空洞部23が形成されており、支持テーブル20と側壁21と底板22と空洞部23とで筐体2が構成される。底板22の中央部には、その表裏を貫通する円形の開口部24が形成されており、開口部24と空洞部23とが連通している。
図3に示す切削装置4は、パッケージ基板5をはじめとする被加工物の切削を行う装置であり、被加工物を保持する保持手段40と、保持手段40に保持された被加工物を切削する切削手段41とを備えている。
保持手段40は、矩形の板状部材400の中央部に凹部401が形成され、凹部401の底面の中心部に吸引孔402が形成された構成となっている。吸引孔402は、図示しない吸引源に連通している。保持手段40は、回転可能であると共にX軸方向に移動可能であり、X軸方向の移動経路の上方には、パッケージ基板の切削すべき分割予定ライン(ストリート)を撮像部420によって撮像して検出するアライメント手段42が配設されている。
切削手段41は、スピンドル410に装着されて回転可能な切削ブレード411を備えており、アライメント手段42によって検出されたストリートに切削ブレード411を作用させて切削を行うことができる。
図4に示す分割加工用治具10は、図1及び図2に示した分割加工用治具1の支持テーブル20及び樹脂層3に対して表裏を貫通する細孔100が複数穿設されて形成されたものである。パッケージ基板5は、ストリートSによって区画された複数の領域にデバイスが配置され樹脂によってパッケージングされて形成されることにより、複数のデバイス領域DがストリートSによって区画されたパッケージ基板である。分割加工用治具10に形成された細孔100は、図示の例では1つのデバイス領域Dと1対1に対応しているが、1つのデバイス領域Dと複数の細孔とが対応するようにしてもよい。細孔100は、例えばドリル加工、レーザー加工等によって形成することができる。
各細孔100の上にパッケージ基板5の各デバイス領域Dが位置するように位置合わせをして分割加工用治具10にパッケージ基板5を載置し、その状態で、図3に示した切削装置の保持手段40において分割加工用治具10を吸引保持する。そうすると、図5に示すように、保持手段40の吸引孔402及び凹部401と分割加工用治具10の細孔100とが開口部24及び空洞部23を介して連通するため、吸引源403からの吸引力によって、細孔100においてパッケージ基板5の各デバイス領域Dが吸引保持され、パッケージ基板5全体が吸引保持される。
こうしてパッケージ基板5が分割加工用治具10を介して保持手段40に保持されると、図3に示した切削装置4のアライメント手段42によって切削すべきストリートSが検出されて切削ブレード411とのY軸方向の位置合わせがなされ後に、図6に示すように、保持手段40に保持された分割加工用治具10及びパッケージ基板5をX軸方向に加工送りすると共に、切削ブレード411が高速回転しながら切削手段41が下降することによってストリートSに切り込み、当該ストリートSが切削される。また、切削手段41をY軸方向に割り出し送りしながら加工送りを行い同様の切削を行うと、同方向のストリートSがすべて切削され、切削された部分には切削溝Gが形成される。そして更に、保持手段40を90度回転させてから同様の切削を行うことにより、すべてのストリートSが切削され、個々のデバイスDに分割される。分割後の個々のデバイスDは、図4及び図5に示した各細孔100に作用する吸引力によって吸引保持されている。
図6に示したように切削ブレード411を切り込ませてパッケージ基板5を切削する際には、完全な切断を行うために、切削ブレード411が分割加工用治具10にも切り込む。したがって、図7に示すように、パッケージ基板5の分割に使用された分割加工用治具10aの少なくとも樹脂層3には切り溝101が形成される。また、切削ブレード411が支持テーブル20にも切り込んだ場合には、切り溝101は支持テーブル20にも達する。この切り溝101は、他の同種のパッケージ基板5の切削時には切削ブレード411の逃げ溝として機能する。
図7に示した分割加工用治具10aの元となる図1、2の分割加工用治具1には、水平方向に長尺な空間である空洞部23が形成されており、この空洞部23は、図5に示したように分割加工用治具1が保持手段40に保持された状態では開口部24を介して保持手段40の凹部401と連通するため、樹脂層3及び支持テーブル20を貫通する細孔100を形成して空洞部23と連通させるだけで、樹脂層3の上に載置されたパッケージ基板を保持することができる。したがって、切削しようとするパッケージ基板のサイズやデバイス領域のサイズにあわせて細孔100を形成するだけで、様々なパッケージ基板に対応した分割加工用治具を形成することができ、汎用的な使用が可能となる。また、在庫で対応できるため、納期が短くなり、コストを低減することができる。更に、最初の切削で必然的に逃げ溝が形成されるため、同種のパッケージ基板の切削時には繰り返し使用することができ、この点でも経済的である。
分割加工用治具の一例を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 切削装置の一例を示す斜視図である。 細孔を形成した分割加工用治具及びパッケージ基板の一例を示す斜視図である。 パッケージ基板が分割加工用治具を介して切削装置の保持手段に保持された状態を示す断面図である。 パッケージ基板を切削する状態を示す斜視図である。 細孔及び逃げ溝が形成された分割加工用治具を示す斜視図である。
1、10、10a:分割加工用治具
100:細孔 101:切り溝
2:筐体
20:支持テーブル 21:側壁 22:底板 23:空洞部 24:開口部
3:樹脂層
4:切削装置
40:保持手段
400:板状部材 401:凹部 402:吸引孔 403:吸引源
41:切削手段 410:スピンドル 411:切削ブレード
42:アライメント手段 420:撮像部
5:パッケージ基板
S:ストリート D:デバイス領域 G:切削溝

Claims (1)

  1. 吸引部を有し被加工物を吸引保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を切削する切削ブレードを含む切削手段とを少なくとも備えた切削装置において、分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが配置され樹脂によってパッケージングされて形成されたパッケージ基板の分割加工時に、該保持手段と該パッケージ基板との間に介在させて使用する分割加工用治具であって、
    該パッケージ基板を支持する支持面を有する支持テーブルと、該支持テーブルの端部から垂下した側壁と、該側壁の下端から該支持テーブルと平行な方向に延びる底板と、該支持テーブルと該底板との間に形成される空洞部とから構成される筐体と、
    該底板の表裏を貫通する開口部と
    から構成され、
    該開口部は、該保持手段に備えた吸引部と連通して該空洞部に吸引力を伝達し、
    該支持テーブルを貫通して該支持面から該空洞部に至る細孔が形成され、該支持テーブルに該パッケージ基板が支持された状態では、該細孔に作用する吸引力によって該分割予定ラインに区画された複数の領域が吸引保持され、
    該支持面には樹脂層が被覆され、
    該分割予定ラインに該切削ブレードを切り込ませて該パッケージ基板を切削する際に該切削ブレードを該分割加工用治具に切り込ませることにより該切削ブレードの逃げ溝が形成される分割加工用治具。
JP2008262576A 2008-10-09 2008-10-09 分割加工用治具 Active JP5378746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008262576A JP5378746B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 分割加工用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008262576A JP5378746B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 分割加工用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010093103A JP2010093103A (ja) 2010-04-22
JP5378746B2 true JP5378746B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=42255545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008262576A Active JP5378746B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 分割加工用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5378746B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6291334B2 (ja) * 2014-04-22 2018-03-14 株式会社ディスコ 被加工物の加工方法
JP2019016700A (ja) 2017-07-07 2019-01-31 Towa株式会社 保持部材、保持部材の製造方法、保持装置、搬送装置及び電子部品の製造装置
JP7208700B2 (ja) * 2018-10-17 2023-01-19 株式会社ディスコ 切削装置のチャックテーブルユニット及び被加工物の分割方法
KR102543117B1 (ko) * 2022-04-13 2023-06-13 조성철 레이저 절단 지그 시스템

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000031098A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Disco Abrasive Syst Ltd 被加工物保持テーブル
JP4388640B2 (ja) * 1999-09-10 2009-12-24 株式会社ディスコ Csp基板保持部材及び該csp基板保持部材が載置されるcsp基板用テーブル
JP4398568B2 (ja) * 2000-06-21 2010-01-13 株式会社ディスコ 加工テーブル
JP2005033018A (ja) * 2003-07-04 2005-02-03 Apic Yamada Corp 半導体製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010093103A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4731241B2 (ja) ウエーハの分割方法
US7608523B2 (en) Wafer processing method and adhesive tape used in the wafer processing method
JP4874602B2 (ja) ウエーハの加工方法およびウエーハの加工方法に用いる粘着テープ
JP6138503B2 (ja) チャックテーブル
JP2009142992A (ja) パッケージ基板の保持治具
JP5709370B2 (ja) 切削装置及び切削方法
JP6173173B2 (ja) 切削装置
JP5378746B2 (ja) 分割加工用治具
JP2011016175A (ja) 切削装置
KR102465718B1 (ko) 칩 수용 트레이로부터 개개로 분할된 칩을 픽업하는 방법
CN107045976B (zh) 切削装置
KR20140121779A (ko) 원형 판형상물의 분할 방법
JP2016025282A (ja) パッケージ基板の加工方法
JP2017183484A (ja) チャックテーブル
JP6342659B2 (ja) 分割装置
JP4676288B2 (ja) 切削装置
JP7043346B2 (ja) 切削装置
TW201931452A (zh) 工件的切割方法以及切割裝置的卡盤台
KR101488227B1 (ko) 흡착정반
JP2007059802A (ja) ウエーハの加工方法およびウエーハの加工方法に用いる粘着テープ
JP2012049430A (ja) 切削装置
KR20160020351A (ko) 브레이킹 장치
KR102463650B1 (ko) 가공 장치
JP2016078216A (ja) バイト切削装置
JP6556040B2 (ja) バイト切削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5378746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250