JP5372622B2 - 出没式ボールペン - Google Patents

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Description

本発明は出没式ボールペンに関し、さらに詳細としては、非ニュートン粘性付与剤を含有する油性ボールペン用インキを用いた油性の出没式ボールペンに関するものである。
従来の油性の出没式ボールペンに用いる油性ボールペン用インキとして、特開2001−247806号公報「油性ボールペンインキ」のように、インキ粘度が、3000〜8000mPa・sのものや、特開2006−206704号公報「ボールペン用油性インキ組成物」のように、インキ粘度が、1500〜4500mPa・sである油性ボールペン用インキが開示されている。
これらの比較的低粘度の油性ボールペン用インキを用いて出没式ボールペンにした場合、出没式ボールペンが下向きの状態にある場合にチップ先端からのインキ漏れによるインキ垂れ下がりが発生する恐れがあった。
ところで、陳列ケースに陳列されている出没式ボールペンは、使用者は、陳列ケースから出没式ボールペンを取り出し、試し書きやノック操作の確認等、前記出没式ボールペンを、同陳列ケースに戻されている。
この時、出没式ボールペンが出没操作によりボールペンチップを突出させた状態で陳列ケースに戻された場合には、ボールペンチップのボールが、ボールペン用陳列ケースの底部に当接する。その結果、前記出没式ボールペンの自重及び、ボールペン用陳列ケースの底部に当接した時の衝撃をボールが受けてボール抱持室の底壁方向に移動するため、ボールとチップ先端部の内壁との間に隙間を生じ、その隙間からインキが垂れ下がり、外部に漏れ出てしまうおそれがあった。そのため、陳列ケースを汚してしまい、他のケース内のボールペンも、汚れてしまう恐れがあった。
「特開2001−247806号公報」 「特開2006−206704号公報」
こうした前者のインキ垂れ下がりの問題や後者の自重によるインキ漏れを防止するため、ボールの後方に、コイルスプリング等のコイルスプリングを配設し、ボールをチップ先端部の内壁に押圧する弁機構を具備している。
前記したコイルスプリングによるボールの押圧力は、押圧荷重が高ければ高い程、垂れ下がり及びインキ漏れの防止力が高く好ましい。その反面、コイルスプリングによるボールの押圧力が高いと、筆感の低下や筆跡の濃淡が発生しやすい問題を抱えていた。
また、一般的に油性ボールペンの筆圧は、150(g/mm)以上であり、JIS S 6039の試験条件では、1.5N±0.1Nに設定されている。しかし、ユニバーサルデザインの観点等から、超低筆圧での筆記が可能な油性ボールペンが所望されている。
本発明は、インキの漏れ出しを抑制するとともに、筆感及び筆跡が良好な油性の出没式ボールペンを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、
「1.チップ本体に、ボール抱持室の底壁の中央に形成したインキ流通孔と、該インキ流通孔から放射状に延びるインキ流通溝とを有し、前記底壁にボールを挿置し、該ボールをコイルスプリングでチップ先端部の内壁に押圧し、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを直接またはチップホルダーを介し、インキ収容筒の先端に装着してなるボールペンレフィルを、軸筒内に、コイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記ボールペンチップの先端部を軸筒先端開口部から出没可能な出没機構を有し、前記インキ収容管に、油性ボールペン用インキを直詰めしてなる出没式ボールペンであって、前記油性ボールペン用インキが、少なくとも、着色剤、有機溶剤、非ニュートン粘性付与剤を含有し、20℃、剪断速度0.17sec−1において、2000〜30000mPa・sであり、剪断速度6.8sec−1におけるインキ粘度は、100〜8000mPa・sであるとともに、前記出没式ボールペンの全体の重さW(g)が、前記ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)と同等又はそれ以上であることを特徴とする。
2.前記非ニュートン粘性付与指数が0.60〜0.90であることを特徴とする第1項に記載の出没式ボールペン。
3.前記ボールペンチップのボールとチップ先端開口部とのクリアランスが、10μm〜20μmであることを特徴とする第1項または第2項に記載の出没式ボールペン。
4.前記有機溶剤が、20℃における蒸気圧が0.5mmHg以上の有機溶剤を少なくとも含むことを特徴とする第1項ないし第3項の何れか1項に記載の出没式ボールペン。
5.前記油性ボールペン用インキ組成物に、高分子微粒子を含有することを特徴とする第1項ないし第4項の何れか1項に記載の出没式ボールペン。
6.前記油性ボールペン用インキに、インキ全量に対し、0.1〜5.0質量%の水を含有したことを特徴とする第1項ないし5の何れか1項に記載の出没式ボールペン」とする。
本発明は、インキの垂れ下がり及び漏れ出しを抑制するとともに、筆感及び筆跡が良好な油性の出没式ボールペンを提供することができた。
実施例1における出没式ボールペンの縦断面図である。 実施例1における出没式ボールペンのボールペンチップの縦断面図である。 実施例1におけるボールペン陳列ケースに出没式ボールペンを直立状に陳列した状態を示す縦断面図である。
本発明によれば、非ニュートン粘性付与剤を含有した油性ボールペン用インキを用いて、特定のインキ粘度を有し、出没式ボールペンの重さW(g)が、ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)を同等又はそれ以上とすることで、インキの垂れ下がり及び漏れ出しを抑制するとともに、筆感及び筆跡を良好とすることができるものである。
出没式ボールペンの重さW(g)が、ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)を同等又はそれ以上とすることによって、超低筆圧でも出没式ボールの自重によって、ボールとチップ先端部の内壁とに隙間を形成し、筆記時にもこの隙間を維持し易いので、低筆圧でも筆跡が良好となり、筆感も向上する。さらに超低筆圧でも筆記が可能となる。尚、本発明における超低筆圧とは、10(g/mm)以下、好ましくは、5(g/mm)以下の筆圧によって筆記可能な筆圧のことを示す。
具体的な数値については、油性ボールペン用インキを用いた場合、ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)が20g/mmを超えると、ボールとコイルスプリングとの抵抗が大きくなり筆感が低下し易く、筆記時においてボールとチップ先端部の内壁とに隙間を維持し難くなる傾向があり、5g/mm未満だと、出没時の衝撃によって、ボールが移動して空気をチップ内に呑み込む恐れがあるため、5〜20g/mm、さらに5〜15g/mmが最も好ましい。
尚、コイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)は、コイルスプリングの材質、自由長、取付長等から計算によって算出することができるが、図2に示すように、ボールペンチップの軸心とコイルスプリングの直棒部の軸心を一致した状態で算出されている。しかしながら、筆記によってボールが回転するとボールペンチップの軸心とコイルスプリングの直棒部の軸心とがずれてしまう等、配設時に比べ筆記後の押圧荷重が、10%程度小さくなることがあるため、出没式ボールペンの重さW(g)が、ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)を同等とは、F=0.9W〜1.0Wを示すものである。
このように、出没式ボールペンの重さW(g)が、ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)を同等又はそれ以上とすることによって、低筆圧でも筆跡が良好となり、筆感も向上するが、インキの垂れ下がりや、チップ先端部が突出した状態で、ボールペン用陳列ケースに陳列した時に発生する出没式ボールペンの自重や衝撃によるインキ漏れ出しは発生し易くなる。
また、油性ボールペン用インキの重さをV(g)としたとき、出没式ボールペンの全体の重さW(g)から油性ボールペン用インキの重さV(g)を除いた重さ(W−V)を、前記ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)と同等又はそれ以上とすることによって、筆記開始からインキ終了時まで、安定した性能を得ることができるので最も好ましい。
こうした問題は、油性ボールペン用インキに、非ニュートン粘性付与剤を含有することで、解決する一つの手段としている。これは、非ニュートン粘性付与剤が、インキ組成物中でコロイド状に分散して立体網目構造を形成することで、インキ粘度を高くしているため、チップ先端でインキ中の溶剤が蒸発することで、非ニュートン粘性付与剤の立体網目構造がより密となるため、ニュートン粘性のインキに比べインキの垂れ下がり及び漏れ出しを抑制する効果を奏するためである。さらに、チップ先端部が突出した状態で、ボールペン用陳列ケースに陳列した時等、ボールとチップ先端部の内壁とに隙間を積極的に形成し易くすることによって、前記した蒸発を相乗的に促進することができる。
しかし、単に非ニュートン粘性付与剤を含有した油性ボールペン用インキを用いただけでは、前記した諸性能を完全に満足することはできない。これは、インキ粘度が、20℃、剪断速度0.17sec−1におけるインキ粘度が2000mPa・s未満の場合には、インキ粘度が低過ぎて、インキ垂れ下がりの抑制効果が劣り、インキ粘度が30000mPa・sを超えると、インキ粘度が高すぎて、インキ追従不良を起こし易い。また、20℃、剪断速度6.8sec−1におけるインキ粘度が100mPa・s未満の場合には、インキ粘度が低過ぎて、ボールとボール座の間の金属接触を抑制する効果が低くなる傾向があり、さらに筆跡に滲みを発生しやすい、また、インキ粘度が8000mPa・sを超えると、筆記時のボール回転抵抗が大きくなり、書き味が重くなる傾向がある。そのため、本発明においては、20℃、剪断速度0.17sec−1におけるインキ粘度は、2000〜30000mPa・s、20℃、剪断速度6.8sec−1におけるインキ粘度は、100〜8000mPa・sとすることが肝要である。さらに、より前記性能を向上するためには、20℃、剪断速度0.17sec−1におけるインキ粘度は、5000〜15000mPa・s、20℃、剪断速度6.8sec−1におけるインキ粘度は、2000〜6000mPa・sが好ましい。
非ニュートン粘性付与剤としては、油溶性溶剤に膨潤して、剪断減粘性を付与する目的で使用され、具体的には、長鎖脂肪酸エステル重合体、酸化ポリエチレン、水添ヒマシ油、有機ベントナイト、シリカ、脂肪酸アマイドおよびその誘導体、硫酸エステル系アニオン活性剤などが挙げられる。
また、非ニュートン粘性付与剤の含有量は、インキ組成物全量に対し、0.1質量%より少ないと、インキの漏れ出しを抑制効果が得られないおそれがあり、5.0質量%を越えると、インキ経時が不安定性になるおそれがあるため、インキ組成物全量に対し、0.1〜2.5質量%が好ましい。より好ましくは、インキ組成物全量に対し、0.5〜3.0質量%である。
また、非ニュートン粘性指数については、非ニュートン粘性指数はS=αDn(但し、1>n>0)で示される粘性式中、「n」を指す。なお、Sは剪断応力(dyne/cm2)、Dは剪断速度(s-1)、αは非ニュートン粘性係数を示す。非ニュートン粘性付与指数nが0.60未満であると、書き味、インキ追従性などの筆記性能が劣りやすく、nが0.90を越えると、インキ漏れ出しが発生し易い。そのため、非ニュートン粘性付与指数n=0.60〜0.90である方が好ましい。より好ましくは、0.70〜0.90である。
本発明のように剪断速度6.8sec−1におけるインキ粘度が、100〜8000mPa・sである低粘度油性ボールペン用インキ組成物をインキ収容筒に充填した油性ボールペンを使用する場合は、ボールとチップ先端開口部とのクリアランスが、10μm〜20μmの範囲であることが好ましい。前記クリアランスが10μm未満では、インキの吐出量が十分でなく良好な筆跡が得られずらく、逆に、このクリアランスが20μmを越えると、チップ先端開口部の面積が大きくいために、インキの垂れ下がり及び漏れ出し抑制効果が劣りやすい。より好ましくは、10μm〜15μmの範囲である。
また着色剤として、染料、顔料などを、着色剤を溶解させるために、有機溶剤としては、ベンジルアルコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のアルコール類及びグリコール類、エチレングリコールモノフェニルエーテル等のグリコールエーテル類などを用いることができるが、比較的蒸発しやすく、チップ先端で有機溶剤を積極的に蒸発させ、チップ先端部での非ニュートン粘性付与剤の立体網目構造をより密とすることで、増粘し易くなるために、有機溶剤として、20℃における蒸気圧が0.5mmHg以上の有機溶剤を少なくとも含むことが好ましい。
20℃における蒸気圧が0.5mmHg以上の有機溶剤としては、グリコールエーテル類として、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、プロピレングリコールモノピロピルエーテル等、アルコール類として、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、t−ブタノール、プロパギルアルコール、アリルアルコール、3−メチル−1−ブチン−3−オール、エチレングリコールモノメチルエーテルアセタート等が挙げられる。
同様に、インキ中に水を含有すると、インキの漏れ出しの抑制効果が高いので、水を含有することが好ましい。これは、水は比較的に蒸発しやすく、チップ先端で水を積極的に蒸発させ、チップ先端部での増粘し易くするとともに、非ニュートン粘性付与剤の立体網目構造をより密となるためである。
さらに、油性ボールペン用インキ組成物に水を含有すると、インキ粘度を、より低粘度化することが可能となり、書き味をより向上し、また、紙面に対しての滲み、裏抜けの抑制する効果も奏する。水の含有量は、インキ組成物全量に対し、2.0質量%より少ないと、蒸発してなくなってしまい、経時によるインキ漏れ抑制効果が得られにくくなり、5.0質量%を越えると、インキ経時が不安定性になるおそれがあるため、インキ組成物全量に対し、2.0〜5.0質量%が好ましい。より好ましくは、インキ組成物全量に対し、2.0〜4.0質量%である。尚、水の添加方法は特に限定されないが、水以外の成分を適宜混合したインキ中に水をそのままの状態で添加しても、着色剤や樹脂などの油性ボールペンインキに用いる成分に予め水分を吸湿や吸水させておいても良い。
また、高分子微粒子を含有することで、前述したインキ粘度の設定と、非ニュートン粘性付与剤による非ニュートン粘性と、高分子微粒子による構造粘性の相乗効果により、チップ先端部からのインキの垂れ下がり及び漏れ出し抑制効果を向上することが可能となるとなるため、高分子微粒子を含有することが好ましい。
また、高分子微粒子としては、アクリル系微粒子、ポリスチレン粒子、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物、シリコーン系微粒子等が例示できるが、この中でもアクリル系微粒子は、経時安定性に優れているため好ましく、さらにアクリル系微粒子の中でもスチレンアクリル系微粒子は、油性ボールペンに一般的に使用するエチレングリコールモノフェニルエーテル、ベンジルアルコールのような高沸点溶剤への分散能が高く、インキ中に均一に分散するので好ましい。
また、本発明に用いる着色剤については、顔料、染料があるが、顔料については、無機、有機、加工顔料などが挙げられるが、具体的にはカーボンブラック、アニリンブラック、群青、黄鉛、酸化チタン、酸化鉄、フタロシアニン系、アゾ系、キナクリドン系、キノフタロン系、スレン系、トリフェニルメタン系、ペリノン系、ペリレン系、ギオキサジン系、メタリック顔料、パール顔料、蛍光顔料、蓄光顔料等が挙げられる。
染料については、油溶性染料、酸性染料、塩基性染料、含金染料などや、それらの各種造塩タイプの染料等が採用可能である。具体的には、バリファーストブラック1802、バリファーストブラック1805、バリファーストブラック1807、バリファーストバイオレット1701、バリファーストブルー1601、バリファーストブルー1605、バリファーストブルー1621、バリファーストレッド1320、バリファーストレッド1355、バリファーストレッド1360、バリファーストイエロー1101、バリファーストイエロー1151、ニグロシンベースEXBP、ニグロシンベースEX、BASE OF BASIC DYES ROB−B、BASE OF BASIC DYES RO6G−B、BASE OF BASIC DYES VPB−B、BASE OF BASIC DYES VB−B、BASEOF BASIC DYES MVB−3(以上、オリエント化学工業(株)製)、アイゼンスピロンブラック GMH−スペシャル、アイゼンスピロンバイオレット C−RH、アイゼンスピロンブルー GNH、アイゼンスピロンブルー 2BNH、アイゼンスピロンブルー C−RH、アイゼンスピロンレッド C−GH、アイゼンスピロンレッド C−BH、アイゼンスピロンイエロー C−GNH、アイゼンスピロンイエロー C−2GH、S.P.T.ブルー111、S.P.T.ブルーGLSH−スペシヤル、S.P.T.レッド533、S.P.T.オレンジ6、S.B.N.バイオレット510、S.B.N.イエロー510、S.B.N.イエロー530、S.R.C−BH(以上、保土谷化学工業(株)製)等が挙げられる。
また、これらの顔料および染料は、単独又は2種以上組み合わせて使用してもかまわない。着色剤の含有量は、インキ組成物全量に対し、1.0〜50.0質量%が好ましい。
また、その他の有機溶剤としてはエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、3―メトキシブタノール、3―メトキシー3―メチルブタノール等のグリコールエーテル類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコール等のグリコール類、ベンジルアルコール、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、イソプロパノル、イソブタノール、t−ブタノール、プロパギルアルコール、アリルアルコール、3−メチル−1−ブチン−3−オール、エチレングリコールモノメチルエーテルアセタートやその他の高級アルコール等のアルコール類、フェニルセロソルブ等のセロソルブ類等、油性ボールペン用インキとして一般的に用いられる有機溶剤が例示でき、これらを1種又は2種以上用いることができる。有機溶剤の含有量は、着色剤の溶解性、筆跡乾燥性、にじみ等を考慮すると、インキ組成物全量に対し、5.0〜50.0質量%が好ましい。
本発明に用いる油性ボールペン用インキを作製するには、着色剤の経時安定性や潤滑性を向上させるために、有機酸、有機アミン、界面活性剤として、オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸、リシノール酸、ラウリル酸、オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、リン酸エステル系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコン系界面活性剤、アセチレン系界面活性剤などを、顔料分散剤として、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、アクリル樹脂などを、粘度調整剤として、ケトン樹脂、テルペン樹脂、アルキッド樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン等の樹脂などを、また、着色剤安定剤、可塑剤、キレート剤などを適宜用いても良い。これらは、単独又は2種以上組み合わせて使用してもかまわない。
実施例1
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明するが、本発明の出没式ボールペンは実施例に限定されるものではない。尚、図面中、同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
図1〜3に示す出没式ボールペン1は、前軸2と後軸3を螺合して軸筒本体を構成し、後軸3内に回転カム4からなる出没機構を具備している。この出没機構は、従来から知られているもので、簡単に説明すると、後軸3の後端部の内壁面に回転カム4を前後に摺動案内し回転させるためのカム溝(図示せず)を形成し、このカム溝に、回転カム4に形成した突起を係合して配設してある。回転カム4の後端には、回転カムを摺動し回転を付与するためのカム部を先端に有したノック体15を、後軸後端の開口部より外方に突出した状態に配設した構造である。
回転カム4の前方には、ボールペンレフィル7を弾発部材となるコイルスプリング6により後軸3の後端方向へ付勢して、摺動自在に配設してある。また、前軸2の把持部にはグリップ部材5を装着し、後軸3にはクリップを一体に設けてある。
ボールペンレフィル7は、チップ本体8のボール抱持室11の中央にインキ流通孔10と該インキ流通孔10に連通する放射状に延びた放射状溝11を有し、筆記用ボールと略同形のボール座12に、φ0.7のボール14を載置し、チップ先端部13を内側にかしめことにより、ボール14の一部がチップ先端部13より突出するように回転自在に抱持したボールペンチップ8を、チップホルダー17を介して、インキ収容筒18の先端部に装着し、内部に下記インキ配合例1の非ニュートン粘性を有する油性ボールペン用インキ21及びインキ追従体22を直詰めしてある。また、ボール14は、ボール14の後方に配設したコイルスプリング9によって、チップ先端部13の内壁に押圧してある。尚、ボールとチップ先端開口部とのクリアランスは、12μmであった。
出没式ボールペンを使用するには、ノック体15を押圧すると、回転カム4がカム溝(図示せず)に沿って前進し、ノック体15のカム部の作用により回転カム4を回転して出没機構が作動し、回転カム4の前方に配設したボールペンレフィル7が前進して、ボールペンチップ8の先端部が前軸2の先端開口部2aから突出を維持して使用することができる。
図3に示す出没式ボールペン用陳列ケース31は、上方を開口した透明の有底状のケース本体32内の底面32aに、上方開口部32bから複数の出没式ボールペン1が直立状に陳列されるように構成されており、ボールペンチップの先端部を突出させた状態で、出没式ボールペンが陳列されると、ボールペンチップの先端部がケース本体32内の底面32aに当接されている。
出没式ボールペンの全体の重さW(g)は9.0gであり、コイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)は10.0gであった。また、油性ボールペン用インキの重さは0.5mgであった。
次に、本発明の出没式ボールペンに用いる油性ボールペン用インキのインキ配合例を示す。
インキ配合例1の油性ボールペン用インキ組成物は、着色剤として、染料、有機溶剤として、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエーテル、潤滑剤としてリン酸エステル系界面活性剤、有機酸としてオレイン酸、有機アミンとして、ポリオキシエチレンアルキルアミン、樹脂としてポリビニルピロリドン、ケトン樹脂を、非ニュートン粘性付与剤として水添ヒマシ油を採用し、これを所定量秤量して、60℃に加温した後、ディスパー攪拌機を用いて完全溶解させ、油性ボールペン用インキ組成物を得た。具体的な配合量は下記の通りである。尚、ブルックフィールド社製DV−II粘度計(No27ローター)を用いて20℃の環境下で、剪断速度0.17sec−1(回転数0.5rpm)、剪断速度6.8sec−1(回転数20rpm)にてインキ粘度を測定したところ、それぞれ、8000mPa・s、5150mPa・s、非ニュートン粘性付与指数nは、0.88であった。
インキ配合例1
染料(スピロンブラック−GMH−S) 20.0質量%
染料(バリーファ−スト バイオレット1701) 18.0質量%
有機溶剤(ベンジルアルコール) 22.5質量%
有機溶剤(エチレングリコールモノフェニルエーテル) 22.0質量%
界面活性剤(リン酸エステル系界面活性剤) 2.0質量%
有機酸(オレイン酸) 2.0質量%
有機アミン(ポリオキシエチレンアルキルアミン) 2.0質量%
樹脂(ポリビニルピロリドン) 0.5質量%
樹脂(ケトン樹脂) 10.5質量%
非ニュートン粘性付与剤(水添ヒマシ油) 0.5質量%
構造A〜F
表1に示すように、実施例1と同じ構成にて材質等を変更し、出没式ボールペンの全体の重さW(g)、コイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)を変更したボールペン構造
A〜Fを表1に示した。
Figure 0005372622
インキ配合例2〜13
各成分を表2、3に示す配合に変更した以外は、インキ配合例1と同様な手順でインキ配合例2〜13の油性ボールペン用インキ組成物を得た。
Figure 0005372622
Figure 0005372622
実施例2〜8、比較例1〜6
また、インキ配合例2〜13で作製した油性ボールペン用インキをボールペン構造A〜Fのボールペンのインキ収容筒に収容した出没ボールペンを作製した。
試験及び評価
また、実施例2〜8、比較例1〜6の出没式ボールペンを用いて、ボールペン自重によるインキ漏れ出し試験、書き味試験、インキ追従性試験を、筆記用紙として、JIS P3201筆記用紙Aを用いて、以下のような試験及び評価を行った。表4、5に評価結果を示す。
Figure 0005372622
Figure 0005372622
インキ漏れ出し試験:図3のようにボールペン陳列ケースに出没式ボールペンが直立状に陳列されるように挿入し、ボールペンチップの先端部を突出させた状態で、ボールペンチップの先端部がケース本体2内の底面2aに当接されるように陳列して、室温環境下にペン先下向きで7日間放置し、チップ先端からのインキ漏れを確認した。評価した。
チップ先端のインキ滴がカシメ部を越えないもの ・・・◎
チップ先端のインキ滴がテーパー部の1/4以内のもの ・・・○
チップ先端のインキ滴がテーパー部の1/4を越えるもの ・・・×
書き味試験:手書きによる官能試験を行い評価した。
滑らかで良好なもの ・・・◎
やや劣るもの ・・・○
重く劣るもの ・・・×
インキ追従性試験:筆記角度65°、筆記荷重100gの条件にて、筆記速度10m/minの速度で、らせん筆記試験を行い、評価した。
筆跡にカスレがなく、筆跡が良好のもの ・・・◎
筆跡に若干カスレが出るが、実用上問題ないもの ・・・○
筆跡にカスレがひどく、実用性に乏しいもの ・・・×
実施例1〜8を用いたものでは、インキ漏れ出し、書き味、インキ追従性試験ともに良好な性能が得られた。
比較例1〜3では、出没式ボールペンの重さW(g)が、ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)を同等又はそれ以上ではないボールペン構造であったため、筆感が悪く、書き味が重かった。
比較例4、5では、非ニュートン粘性付与剤を含有していないため、インキ漏れ出し試験において、チップ先端のインキ滴がテーパー部の1/4を越えてしまった。
比較例6では、インキ粘度が高いため、書き味が重く、インキ追従性が悪く、筆跡にカスレがひどかった。
尚、本実施例では、便宜上、回転カムによる出没機構を具備しているが、回転繰り出し機構等、出没機構は、特に限定されるものではない。
本発明の油性ボールペン用インキ組成物を用いることで、ボールペンのチップ先端部を突出させた状態で陳列ケースに戻された場合でも、インキの漏れ出しを抑制することが可能であるボールペンを提供することができる。
1 出没式ボールペン
8 ボールペンチップ
13 チップ先端部
14 ボール
31 出没式ボールペン用陳列ケース
32 ケース本体
32a 底面

Claims (6)

  1. チップ本体に、ボール抱持室の底壁の中央に形成したインキ流通孔と、該インキ流通孔から放射状に延びるインキ流通溝とを有し、前記底壁にボールを挿置し、該ボールをコイルスプリングでチップ先端部の内壁に押圧し、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを直接またはチップホルダーを介し、インキ収容筒の先端に装着してなるボールペンレフィルを、軸筒内に、コイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記ボールペンチップの先端部を軸筒先端開口部から出没可能な出没機構を有し、前記インキ収容管に、油性ボールペン用インキを直詰めしてなる出没式ボールペンであって、前記油性ボールペン用インキ組成物が、少なくとも、着色剤、有機溶剤、非ニュートン粘性付与剤を含有し、20
    ℃、剪断速度0.17sec−1において、2000〜30000mPa・sであり、剪断速度6.8sec−1におけるインキ粘度は、100〜8000mPa・sであるとともに、前記出没式ボールペンの全体の重さW(g)が、前記ボールを押圧するコイルスプリングの押圧荷重F(g/mm)と同等又はそれ以上であることを特徴とする出没式ボールペン。
  2. 前記非ニュートン粘性付与指数が0.60〜0.90であることを特徴とする請求項1に記載の出没式ボールペン。
  3. 前記ボールペンチップのボールとチップ先端開口部とのクリアランスが、10μm〜20μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の出没式ボールペン。
  4. 前記有機溶剤が、20℃における蒸気圧が0.5mmHg以上の有機溶剤を少なくとも含有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の出没式ボールペン。
  5. 前記油性ボールペン用インキ組成物に、高分子微粒子を含有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の出没式ボールペン。
  6. 前記油性ボールペン用インキに、インキ全量に対し、0.1〜5.0質量%の水を含有したことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の出没式ボールペン。
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