JP5369167B2 - 配管端末構造及び配管端末構造の製造方法 - Google Patents
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Description
実施形態1を、図1乃至図11を参照しつつ説明する。図1は、実施形態1に係る配管端末構造1の側面図であり、図2は、配管端末構造1の正面図であり、図3は、図2のA−A’線断面図であり、図4は、配管端末構造の先端部分の拡大断面図である。なお、図1等の右側を先側(前側)とし、その左側を後側として、配管端末構造1等を説明する。
配管端末構造1は、主として、長手状のパイプ本体部2と、このパイプ本体部2の先側に固定される螺着本体部3とから構成される。この配管端末構造1は、フォークリフトのフォークの駆動に用いられる油圧経路の一部として利用されるものであり、相手側の配管端末構造(不図示)に対して前記螺着本体部3を介して互いに接続される。
パイプ本体部2は、全体的には概ね、一方向に沿って延びた管状をなしている。パイプ本体部2は、主として、細長く延びた管状の壁部21と、この壁部21の先端の外周縁に配される隆起部22と、前記壁部21の内側を前後方向に貫通する流路23とを備える。壁部21は、前後方向(軸線方向)に沿って延びた管状をなしており、その内周面21bが前記流路23を囲んでいる。壁部21の先端の外周縁は、図3等に示されるように、外側に向かって環状に隆起しており、この隆起した部分が、前記隆起部22となっている。隆起部22の外径は、それよりも後側にある壁部21の外径よりも大きく設定されている。なお、隆起部22の表面は、切削加工されており、1つのネジ山のような形をなしている。また、隆起部22の先端面(つまり、パイプ本体部2の先端面)22aは、図2に示されるように、円環状をなしている。壁部21の内側にある流路23は、作動油の通路として利用される。隆起部22の後端側には、壁部21の外周面21aが内側(内周面21b側)に向かって若干、窪んだ環状溝部24が形成されている。この環状溝部24には、後述するように、螺着本体部3の先端の内周縁が食い込む部分となっている。また、パイプ本体部2は、後述するように、原材料であるパイプ基材を塑性加工し、その後、塑性加工されたパイプ基材を所定形状に切削加工すること等して得られる。なお、パイプ本体部2の塑性加工は、パイプ本体部2に螺着本体部3が取り付けられた状態で、螺着本体部3の塑性加工と共に行われる。
螺着本体部3は、全体的には概ね、一方向に沿って延びた筒状をなしている。筒状をなした螺着本体部3の長さ(軸線Lに沿った長さ)は、管状をなしたパイプ本体部3よりも短く設定されており、また、螺着本体部3の内径は、パイプ本体部2の壁部21の直径よりも大きく設定されている。螺着本体部3の先側には、ネジ部31が設けられている。ネジ部31は、螺着本体部3の外周面3a上に形成されている螺旋状のネジ山31aを備えている。螺着本体部3の後端には、前記外周面3aよりも外側に管状に張り出した形をなしているフランジ部32が設けられている。本実施形態の場合、前記外周面3aからのフランジ部32の高さは、前記外周面3aからの前記ネジ部31(ネジ山31a)の高さよりも、高くなるように設定されている(つまり、フランジ部32における外径が、ネジ部31における外径よりも大きく設定されている)。なお、螺着本体部3の外周面3a上において、ネジ部31とフランジ部32との間には、これらよりも高さが低い円柱面状の部分33が形成されている。
次いで、図5乃至図11を参照しつつ、図1に示される配管端末構造1の製造方法を説明する。本実施形態の配管端末構造1の製造方法は、以下に示される3つの工程を経て製造される。
まず、パイプ本体部2の原材料であるパイプ基材20の先端に、螺着本体部3の原材料である筒状基材を外嵌する工程(工程1)が行われる。図5は、先端部分が切り欠かれた状態のパイプ基材20の側面図である。パイプ基材20は、直径が9.5mm、内径が6.5mm、長さが、150mm以上である金属製のパイプ部材(油圧配管用精密炭素鋼鋼管)からなる。パイプ基材20は、真っ直ぐに延びた管状をなしており、その先端面20aは平坦な円環状の面となっている。なお、パイプ基材20の先端の内周縁は、面取り加工が施されており、内側から外側に向かって拡がるように傾斜してなる傾斜面20bとなっている。このように傾斜面20bを施すことによって、パイプ基材20の先端部分20dを所定形状に塑性加工し易くなる。なお、パイプ基材20の外周面20cは、円柱面状をなしている。
次いで、パイプ基材20を固定すると共に、筒状基材30がその後端を支えた状態で、パイプ基材20の先端部を筒状基材30側に向けて押圧する工程(工程2)が行われる。図7は、筒状基材30を装着した固定装置4で固定されているパイプ基材20と、待機状態の押圧装置5とが模式的に示された説明図である。図7に示されるように、筒状基材30を装着したパイプ基材20は、固定装置4を利用して固定されている。固定装置4の外観形状は、概ね直方体状をなしている。固定装置4は、上側に配される固定部41Aと、下側に配される固定部41Bとを備えており、これらの間で挟持されることによって前記パイプ基材20の位置が固定される。固定部41Aと固定部41Bとの間には、前記パイプ基材20を収容する空間43があり、この空間43内に前記パイプ基材20の後方部分が収容されている。なお、パイプ基材20に装着されている筒状基材30は、図7に示されるように、固定装置4の外側(前方側)に配されている。筒状基材30は、その後端面30bが、固定装置4の端面(先端面)41aと接触するように、パイプ基材20上の位置が調整されている。そして、このように位置が調整されている筒状基材30の先端面30aからは、予め定められている長さ(所定長さM1)分だけ、パイプ基材20の先端部分20dが露出されている。
次いで、筒状基材30の外周面を切削加工して、ネジ部31を有する螺着本体部3を形成する。更に、パイプ基材20の厚肉化された先端部分20dも切削加工して、所定形状をなした隆起部22を形成する。図11は、パンチ部51の押圧により塑性変形された状態の筒状基材30を装着したパイプ基材20の側面図である。図11に示されるように、前記パイプ基材20を固定装置4から取り出して、上述した切削加工を適宜、施すことによって、図1に示されるような、配管端末構造1が得られる。
次いで、実施形態2を、図12乃至図15を参照しつつ、説明する。図12は、実施形態2に係る配管端末構造1Aの断面図である。本実施形態の配管端末構造1Aの基本的な構成は、実施形態1に記載のものと同様である。そのため、同様の構成については、実施形態1と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態の配管端末構造1Aは、図12に示されるように、実施形態1と同様、パイプ本体部2Aと、このパイプ本体部2Aに外嵌される螺着本体部3Aとを備えている。ただし、本実施形態の配管端末構造1Aは、主として、パイプ本体部2Aの構造が異なっている。具体的には、パイプ本体部2Aの先端側の部分が後端側の部分と比べて、直径が小さく設定されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
Claims (6)
- 管状の壁部と、この壁部の先端の外周縁が外側に向かって環状に隆起してなる隆起部とを有するパイプ本体部と、
外周面に相手側と螺着されるネジ部を有し、先端面が前記隆起部の後端と密着すると共に内周面が前記壁部の外周面と密着した状態で前記パイプ本体部に外嵌される筒状の螺着本体部と、
前記螺着本体部の先端の内周縁が内側に向かって環状に隆起してなると共に、前記壁部にその外周面側から食い込んで前記螺着本体部を前記パイプ本体部に対して係止する係止部と、を備える配管端末構造。 - 前記螺着本体部の内周面に、軸線方向に沿って設けられた溝部を有し、
前記壁部の外周面に、前記溝部内に入り込んだ突条部を有する請求項1に記載の配管端末構造。 - 前記壁部の外周面に、軸線方向に沿って設けられた溝部を有し、
前記螺着本体部の内周面に、前記溝部内に入り込んだ突条部を有する請求項1又は請求項2に記載の配管端末構造。 - 前記壁部は、前記螺着本体部が外嵌される部分よりも外径が大きく設定されてなり、前記螺着本体部の後端と接触して前記螺着本体部を前記隆起部との間で挟持する拡径部を有する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の配管端末構造。
- 前記係止部は、前記螺着本体部の原材料の一部が塑性変形したものからなる請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の配管端末構造。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の配管端末構造の製造方法であって、
前記パイプ本体部の原材料であるパイプ基材の先端に、前記螺着本体部の原材料である筒状基材を外嵌する工程と、
前記パイプ基材を固定する共に、前記筒状基材の後端を支えた状態で、前記パイプ基材の先端部を前記筒状基材側に向けて押圧することにより、前記パイプ基材及び前記筒状基材を共に塑性変形させて互いに密着させ、かつ前記パイプ基材の先端部に前記隆起部を形成させ、かつ前記筒状基材の先端の内周縁に前記係止部を形成させる工程と、
前記筒状基材の外周面を切削加工して前記ネジ部を形成する工程と、を備える配管端末構造の製造方法。
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