JP2011093428A - 自転車のフレーム連結装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、簡単な構造で、フレームチューブをしっかりと連結することを目的とするものである。
【解決手段】フレーム連結装置3は、第1及び第2の連結部材4,5と、これらを軸方向に押し付けて結合する結合手段6とを有している。第1の連結部材4には、軸方向に沿う断面形状がテーパ状のテーパ突起4aが設けられている。テーパ突起4aの軸方向に直角な方向の断面形状は、テーパ突起4aの基端部で円形であり、テーパ突起4aの先端部で円を扁平にした形状である。第2の連結部材5には、テーパ突起4aが挿入され内周面にテーパ突起4aの外周面が接合されるテーパ穴5bが設けられている。
【選択図】図8
【解決手段】フレーム連結装置3は、第1及び第2の連結部材4,5と、これらを軸方向に押し付けて結合する結合手段6とを有している。第1の連結部材4には、軸方向に沿う断面形状がテーパ状のテーパ突起4aが設けられている。テーパ突起4aの軸方向に直角な方向の断面形状は、テーパ突起4aの基端部で円形であり、テーパ突起4aの先端部で円を扁平にした形状である。第2の連結部材5には、テーパ突起4aが挿入され内周面にテーパ突起4aの外周面が接合されるテーパ穴5bが設けられている。
【選択図】図8
Description
この発明は、分割・組立可能な組立式の自転車に設けられ、第1及び第2のフレームチューブを連結する自転車のフレーム連結装置に関するものである。
従来の自転車トルクカップリングでは、ねじ溝付きラグ、肩部ラグ及びカップリングナットを介して第1及び第2のフレームチューブが連結される。ねじ溝付きラグと肩部ラグとには、互いに結合されるクラッチ歯がそれぞれ設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の折り畳み自転車のフレーム構造では、ハンドルポストの挿入部及びフォーク支持パイプの受け部の両者の挿入嵌合断面形状が楕円形にされている(例えば、特許文献2参照)。
上記のような従来の自転車トルクカップリングでは、クラッチ歯を有するラグを用いるため、部品のコストが高くなってしまう。また、従来の折り畳み自転車のフレーム構造では、断面楕円形のパイプを組み合わせているため、ハンドルポストとフォーク支持パイプとの間にガタが生じてしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構造で、フレームチューブをしっかりと連結することができる自転車のフレーム連結装置を得ることを目的とする。
この発明に係る自転車のフレーム連結装置は、第1のフレームチューブの端部に固定される第1の連結部材と、第2のフレームチューブの端部に固定され、第1の連結部材に当接される第2の連結部材と、第1の連結部材と第2の連結部材とを軸方向に押し付けて結合する結合手段とを備え、第1の連結部材には、軸方向に沿う断面形状がテーパ状のテーパ突起が設けられており、テーパ突起の軸方向に直角な方向の断面形状は、テーパ突起の基端部で円形であり、テーパ突起の先端部では円とは異なる形状であり、第2の連結部材には、テーパ突起が挿入され内周面にテーパ突起の外周面が接合されるテーパ穴が設けられている。
この発明の自転車のフレーム連結装置は、テーパ突起をテーパ穴に挿入する構造であるため、高い加工精度を要求されない簡単な構造で、第1及び第2の連結部材をガタなく結合することができ、フレームチューブをしっかりと連結することができる。また、テーパ突起の先端部の断面形状を、円とは異なる形状としたので、簡単な構造で、第1及び第2の連結部材間の回転を阻止することができる。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による自転車のフレーム連結装置の連結状態を示す側面図、図2は図1のフレーム連結装置の分割状態を示す側面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による自転車のフレーム連結装置の連結状態を示す側面図、図2は図1のフレーム連結装置の分割状態を示す側面図である。
図において、円筒状の第1及び第2のフレームチューブ1,2は、フレーム連結装置3を介して連結され、組立式自転車のメインフレームの一部を構成する。例えば、メインフレームがダイヤモンドフレームである場合、フレーム連結装置3はトップチューブとダウンチューブとに設けられる。これにより、メインフレームが前後に分割可能となる。
フレーム連結装置3は、第1のフレームチューブ1の端部に固定された円筒状の第1の連結部材4と、第2のフレームチューブ2の端部に固定され、第1の連結部材4に当接される円筒状の第2の連結部材5と、第1の連結部材4と第2の連結部材5とを軸方向(図1及び図2のX軸に平行な方向)に押し付けて結合する結合手段6とを有している。
第1及び第2の連結部材4,5には、対応するフレームチューブ1,2の端部が挿入され、ろう付け等により固定されている。第1の連結部材4には、軸方向(図1及び図2のX軸に平行な方向)に沿う断面形状がテーパ状のテーパ突起4aが設けられている。第2の連結部材4の外周部には、ねじ部5aが設けられている。
結合手段6は、第1の連結部材4に設けられ、ねじ部5aに螺着される円筒状の締付部材7と、第1の連結部材4に設けられ、第1の連結部材4からの締付部材7の抜けを阻止する抜止部8とを有している。締付部材7の内周部には、ねじ溝が切られている。
締付部材7は、第1の連結部材4を囲繞している。また、締付部材7は、その軸線を中心として、第1の連結部材4に対して回転自在である。さらに、締付部材7は、第1の連結部材4の軸方向へ摺動可能である。
抜止部8としては、例えば、第1の連結部材4の外周部に装着されたスナップリング又はコッターが用いられる。抜止部8は、第1の連結部材4に対する図2の左方への締付部材7の移動を規制する。また、抜止部8は、ねじ部5aへの締付部材7の締付時に軸方向への荷重を受ける。
図3は図1のIII−III線に沿う断面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図5は図4のフレーム連結装置3の分割状態を示す断面図、図6は図4のVI−VI線に沿う断面図、図7は図4のVII−VII線に沿う断面図、図8は図1のIII−III線に沿って破断したフレーム連結装置3を示す斜視図、図9は図3のIV−IV線に沿って破断したフレーム連結装置3を示す斜視図である。
テーパ突起4aの軸方向に直角な方向の断面形状は、テーパ突起4aの基端部(抜止部8側端部)で円形であり(図7)、テーパ突起4aの先端部で円を扁平にした形状(例えば、楕円、長円、又はそれらに近似の形状)である(図6)。また、テーパ突起4aの軸方向に直角な方向の断面形状は、テーパ突起4aの先端部から基端部まで連続的に変化されている。
第2の連結部材5には、テーパ突起4aが挿入され内周面にテーパ突起4aの外周面の全体が接合されるテーパ穴5bが設けられている。即ち、テーパ穴5bの内周面の形状は、テーパ突起4aの外周面の形状と同じである。なお、第1及び第2の連結部材4,5は、例えば、金型を用いたプレス加工、メタルインジェクション、又はロストワックス等により製造することができる。
このようなフレーム連結装置3では、テーパ突起4aをテーパ穴5bに挿入する構造であるため、高い加工精度を要求されない簡単な構造で、第1及び第2の連結部材4,5をガタなく結合することができ、フレームチューブ1,2をしっかりと連結することができる。
また、テーパ穴5bへのテーパ突起4aの挿入量が小さくても、第1の連結部材4と第2の連結部材5とをしっかりと連結することができる。
また、テーパ穴5bへのテーパ突起4aの挿入量が小さくても、第1の連結部材4と第2の連結部材5とをしっかりと連結することができる。
さらに、テーパ突起4aの先端部の断面形状を、円を扁平にした形状としたので、簡単な構造で、第1及び第2の連結部材4,5間の回転を阻止することができる。
また、テーパ突起4aの基端部の断面形状を円形としたので、矩形にした場合に比べて、テーパ穴5bの入口付近で第2の連結部材5の肉厚を薄くすることができ、十分な軽量化を図ることができる。
また、テーパ突起4aの基端部の断面形状を円形としたので、矩形にした場合に比べて、テーパ穴5bの入口付近で第2の連結部材5の肉厚を薄くすることができ、十分な軽量化を図ることができる。
なお、連結部材4,5のフレームチューブ1,2への固定方法は特に限定されるものではなく、例えば連結部材4,5の端部をフレームチューブ1,2内に挿入して固定する構造であってもよい。
また、抜止部8は、第1又は第2の連結部材4,5と別部材ではなく、第1又は第2の連結部材4,5に一体に形成してもよい。
さらに、実施の形態1では、第1の連結部材4に締付部材7及び抜止部8を設け、第2の連結部材5にねじ部5aを設けたが、逆であってもよい。
さらにまた、結合手段6は、ねじ込み式のものに限定されない。
また、実施の形態1では、テーパ突起4aの軸方向に直角な方向の断面形状が、テーパ突起4aの先端部から基端部まで連続的に変化されているが、断続的に変化させてもよい。
さらに、実施の形態1では、テーパ突起4aの先端部の軸方向に直角な方向の断面形状を、円を扁平にした形状としたが、第1及び第2の連結部材4,5間の軸回りの回転を阻止できれば、円形以外の形状、例えば多角形等であってもよい。
また、抜止部8は、第1又は第2の連結部材4,5と別部材ではなく、第1又は第2の連結部材4,5に一体に形成してもよい。
さらに、実施の形態1では、第1の連結部材4に締付部材7及び抜止部8を設け、第2の連結部材5にねじ部5aを設けたが、逆であってもよい。
さらにまた、結合手段6は、ねじ込み式のものに限定されない。
また、実施の形態1では、テーパ突起4aの軸方向に直角な方向の断面形状が、テーパ突起4aの先端部から基端部まで連続的に変化されているが、断続的に変化させてもよい。
さらに、実施の形態1では、テーパ突起4aの先端部の軸方向に直角な方向の断面形状を、円を扁平にした形状としたが、第1及び第2の連結部材4,5間の軸回りの回転を阻止できれば、円形以外の形状、例えば多角形等であってもよい。
1 第1のフレームチューブ、2 第2のフレームチューブ、3 フレーム連結装置、4 第1の連結部材、4a テーパ突起、5 第2の連結部材、5a ねじ部、5b テーパ穴、6 結合手段、7 締付部材、8 抜止部。
Claims (4)
- 第1のフレームチューブの端部に固定される第1の連結部材と、
第2のフレームチューブの端部に固定され、前記第1の連結部材に当接される第2の連結部材と、
前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを軸方向に押し付けて結合する結合手段と
を備え、
前記第1の連結部材には、軸方向に沿う断面形状がテーパ状のテーパ突起が設けられており、
前記テーパ突起の軸方向に直角な方向の断面形状は、前記テーパ突起の基端部で円形であり、前記テーパ突起の先端部では円形とは異なる形状であり、
前記第2の連結部材には、前記テーパ突起が挿入され内周面に前記テーパ突起の外周面が接合されるテーパ穴が設けられていることを特徴とする自転車のフレーム連結装置。 - 前記テーパ突起の先端部の軸方向に直角な方向の断面形状は、円を扁平にした形状であることを特徴とする請求項1記載の自転車のフレーム連結装置。
- 前記テーパ突起の軸方向に直角な方向の断面形状は、前記テーパ突起の先端部から基端部まで連続的に変化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自転車のフレーム連結装置。
- 前記第1及び第2の連結部材のいずれか一方の外周部には、ねじ部が設けられており、
前記結合手段は、前記第1及び第2の連結部材の他方に回転自在に設けられ前記ねじ部に螺着される円筒状の締付部材と、前記第1及び第2の連結部材の他方に設けられ前記締付部材の抜けを阻止する抜止部とを有していることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の自転車のフレーム連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009249225A JP2011093428A (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | 自転車のフレーム連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009249225A JP2011093428A (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | 自転車のフレーム連結装置 |
Publications (1)
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JP2011093428A true JP2011093428A (ja) | 2011-05-12 |
Family
ID=44110851
Family Applications (1)
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JP2009249225A Pending JP2011093428A (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | 自転車のフレーム連結装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011093428A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013185561A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Mitsubishi Electric Corp | 扇風機 |
EP3085609A1 (de) * | 2015-04-23 | 2016-10-26 | Pedalpower Schönstedt&Busack GbR | Positionierbare steckkupplung zur lösbaren verbindung von fahrradrahmenteilen |
CN110126952A (zh) * | 2019-06-14 | 2019-08-16 | 浙江阿尔郎科技有限公司 | 连接结构、滑板车及自行车 |
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2009
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