JP2018184968A - 配管接続構造 - Google Patents

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雄次郎 森
森 紘兵
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Abstract

【課題】シール性に優れる配管接続構造の提供。【解決手段】本発明の配管接続構造X1は、第1配管本体部110の先端に配される隆起部111を含む第1配管部11と、第2配管本体部210の先端に配され、先端に隆起部111の先端面111aと密着する受け面211aを含む筒状の受け部211を含む第2配管部21と、第1配管部11又は第2配管部21の外側に装着される筒状をなし、外周面に配される結合部121、及び先端に配され後端部111b又は後端部211bと係止可能な第1係止部124を含む第1装着部12と、他方の配管部に対して先側に突出する形で装着される筒状をなし、内周面に配される被結合部224、及び被結合部224の後側に配され前記内周面よりも内側に向かって隆起し、後端部211b又は後端部111bと係止可能な第2係止部222を含む第2装着部22と、を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、配管接続構造に関する。
特許文献1に示されるように、金属製の配管同士を圧接させて接続する配管接続構造が知られている。この種の配管接続構造では、互いに接続を行う2つの配管のうち、一方の配管の端部外周面に雄ネジ(外ネジ)が形成されるとともに、他方の配管にナット(袋ナット)が回転可能に外嵌されている。そして、その他方の配管側のナットを上記一方の配管の雄ネジにねじ込むことで、2つの配管の端部同士が圧接されて互いに接続される。
前記配管接続構造では、一方の配管の端部に、径方向内側に突出する環状の受け部が形成され、かつ他方の配管の端部に、前記受け部と当接する先細り状の当接部が形成されている。このような受け部と当接部とが互いに軸方向に圧接されると、受け部は弾性変形して撓んだ状態となる。このように受け部が弾性変形することで、配管の端部同士のシール性が確保されている。
また、特許文献2に示されるように、環状のガスケットを挟むように配管の端部同士を突き合わせた配管接続構造が知られている。この種の配管接続構造では、ガスケットによって、配管の端部同士のシール性が確保されている。
特開2015−232375号公報 特開2016−205408号公報
特許文献1に記載の配管接続構造は、ある程度のシール性は備えているものの、受け部と当接部との間のシール性を更に向上させることは難しい。例えば、シール性を上げるために当接部を受け部に対して強く押し当てると、受け部は、弾性域を超えて、塑性変形して配管の奥側に押し込まれてしまうため、問題となっていた。
また、特許文献2に記載の配管接続構造は、ガスケットによってシール性が確保されるものであり、仮に、配管の端部同士を強く突き合わせても、シール性は殆ど変わらないと言える。
本発明の目的は、シール性に優れる配管端末構造を提供することである。
本発明に係る配管端末構造は、管状の第1配管本体部、前記第1配管本体部の先端に配され前記第1配管本体部の外周面よりも外側に向かって隆起した隆起部を含む第1配管部と、管状の第2配管本体部、前記第2配管本体部の先端に配され前記第2配管本体部の外周面よりも外側に向かって隆起し、かつ先端に前記隆起部の先端面と密着する受け面を含む筒状の受け部を含む第2配管部と、前記第1配管部及び前記第2配管部のうち何れか一方の配管部の外側に装着される筒状をなし、外周面に配される結合部、及び先端に配され前記隆起部の後端部又は前記受け部の後端部と係止可能な第1係止部を含む第1装着部と、 前記第1配管部及び前記第2配管部のうち残りの他方の配管部に対して、先側に突出するように他方の前記配管部の外側に装着される筒状をなし、内周面に配され前記結合部と結合可能な被結合部、及び前記被結合部の後側に配され前記内周面よりも内側に向かって隆起し、前記受け部の後端部又は前記隆起部の後端部と係止可能な第2係止部を含む第2装着部と、を備える。
前記配管接続構造において、前記第1装着部の前記結合部と、前記第2装着部の前記被結合部とが互いに結合されると、前記第1係止部と前記第2係止部との間で、前記隆起部及び前記受け部が挟み込まれ、かつ前記隆起部の前記先端面と、前記受け部の前記受け面とが互いに密着することが好ましい。
前記配管接続構造において、前記隆起部の前記先端面は、先側から後側に向かって徐々に外径が大きくなるように傾斜した先細り傾斜面からなり、前記受け面は、前記先細り傾斜面と密着し、かつ先側から後側に向かって徐々に内径が小さくなるように傾斜した傾斜受け面からなることが好ましい。
前記配管接続構造において、前記第1装着部は、前記結合部が前記第2装着部の前記被結合部と結合されていない状態において、前記一方の配管部に対して着脱可能な状態で装着されており、前記第2装着部は、前記被結合部が前記第1装着部の前記結合部と結合されていない状態において、前記他方の配管部に対して着脱可能な状態で装着されていることが好ましい。
本発明によれば、シール性に優れる配管接続構造を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る配管接続構造の断面図 実施形態1の第1配管端末構造の側面図 第1配管部の側面図 第1配管部の断面図 パイプ基材の先端部分を塑性加工して隆起部を形成する工程を模式的に表した説明図 第1装着部の斜視図 実施形態1の第1配管端末構造の断面図 実施形態1の第2配管端末構造の側面図 第2配管部の側面図 第2配管部の断面図 第2装着部の斜視図 実施形態1の第2配管端末構造の断面図 図1に示される配管接続構造のシール部分の拡大断面図 実施形態2に係る配管接続構造の断面図 実施形態3に係る配管接続構造の断面図 実施形態4に係る配管接続構造の断面図 実施形態5に係る配管接続構造の断面図
<実施形態1>
(配管接続構造X1)
本発明の実施形態1を、図1乃至図13を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る配管接続構造X1の断面図である。配管接続構造X1は、第1配管端末構造1と、第2配管端末構造2とを備えている。配管端末構造X1は、第1配管端末構造1と第2配管端末構造2とを互いに着脱可能な状態で接続する構造である。なお、図1には、各配管を長手方向に沿って切断した状態の断面図が示されている。配管端末構造Xは、例えば、フォークリフトのフォークの駆動に用いられる油圧経路の一部として利用されるものである。
(第1配管端末構造1)
先ず、図2乃至図7を参照しつつ第1配管端末構造1について説明する。図2は、実施形態1の第1配管端末構造1の側面図である。図2に示されるように、第1配管端末構造1は、第1配管部11と、第1装着部12とを備えている。図3は、第1配管部11の側面図であり、図4は、第1配管部11の断面図である。なお、図4には、第1配管部11を長手方向に沿って切断した状態の断面図が示されている。各図において、第1配管端末構造1の先側(前側)は右側に示され、後側は左側に示されている。
(第1配管部11)
第1配管部11は、全体的には概ね、一方向に沿って細長く延びた管状(筒状)をなしており、第1装着部12よりも長い。第1配管部11は、主として、細長く延びた管状(筒状)の第1配管本体部110と、この第1配管本体部110の先端に配され、第1配管本体部110の外周面110aよりも外側に向かって隆起した隆起部111とを備えている。また、第1配管部11は、内側を前後方向に貫通する孔部からなる流路112を備えている。第1配管部11は、後述する金属製のパイプ基材を塑性加工等したものからなる。第1配管本体部110の内周面110bは、流路112の周りを取り囲む形となっている。第1配管部11内の流路112は、作動油の通路として利用される。
隆起部111の先端面111aは、第1配管端末構造1と第2配管端末構造2とが互いに接続される際に、第2配管端末構造2が備える第2配管部の先端(つまり、受け面)と圧接される部分である。先端面111aは、先側から後側に向かって徐々に外径が大きくなるように直線的に傾斜した先細り傾斜面となっており、相手側の受け面と隙間なく密着し易くなっている。
また、隆起部111は、第1配管部11(第1配管本体部110)に外嵌する形で装着された第1装着部12と係止する。具体的には、隆起部111の後端部111bが、第1装着部12の先端にある第1係止部124と係止する。
ここで、第1配管部11の製造方法を、図5を参照しつつ説明する。図5は、パイプ基材100の先端部分を塑性加工して隆起部111を形成する工程を模式的に表した説明図である。先ず、第1配管部11の原材料となるパイプ基材100が用意される。本実施形態の場合、金属製のパイプ基材(油圧配管用精密炭素鋼鋼管)が用意される。パイプ基材100は、真っ直ぐに延びた管状をなしており、その先端面100aは平坦な円環状の面となっている。なお、パイプ基材100の先端の内周縁は、面取り加工が施されており、内側(後側)から外側(先側)に向かって広がるように傾斜した傾斜面100bとなっている。また、パイプ基材100の外周面100cは、円柱面状をなしている。そして、パイプ基材100の内側には、前後方向に延び、第1配管部11の流路112となる孔部100dが設けられている。
パイプ基材100は、図5に示されるように、先端部分を押圧成形するために、固定装置4に固定される。固定装置4は、パイプ基材100を固定するための装置(所謂、配管用クランプ装置)であり、概ね直方体状の外観形状を備えている。固定装置4は、図5の上側に示される固定部41Aと、下側に示される固定部41Bとを備えている。固定部41Aと固定部41Bとの間でパイプ基材100が挟持されることによって、パイプ基材100が固定される。固定部41Aと固定部41Bとの間には、前記パイプ基材100を収容するための前後方向に延びた空間43があり、この空間43内にパイプ基材100が収容されている。なお、パイプ基材100は、先端部分100eが固定装置4の先側の端面(先端面)41aから露出するように固定装置4に固定される。固定装置4の端面41aには、前記空間43の一端に配される開口縁部41bがあり、この開口縁部41bからパイプ基材100の先端部分100eが露出されている。固定装置4の端面41aからは、隆起部111を形成するために必要な、予め定められた長さ(所定長さM1)分だけ、パイプ基材100の先端部分100eが露出されている。
パイプ基材100が固定装置4により固定された後、押圧装置5を利用して、パイプ基材100の先端部分100eが押圧成形される。図5には、固定装置4に固定されているパイプ基材100の前方で、待機している状態の押圧装置5が示されている。押圧装置5は、公知の駆動機構を利用して、軸線L方向に沿って前後に往復移動可能に構成されている。押圧装置5は、主として、パイプ基材100の内側にある孔部100dに挿入され、パイプ基材100の先端を押圧するパンチ部51と、このパンチ部51の周囲に配されると共に、固定装置4の先端面41aに宛がわれるホルダ部55とを備えている。なお、押圧装置5については、図5に示される左側を先側とし、その右側を後側として説明する。パンチ部51は、図示されないスライド軸の先端に設けられている。パンチ部51は、図5に示されるように、先側が丸みを帯びた軸状の挿入部52と、この挿入部52の後端側(根元側)に接続される押圧部53と、この押圧部53の後方に配される円柱状をなした本体部54とを備えている。なお、本体部54の中心(軸線)上に、挿入部52及び押圧部53が配されている。
挿入部52の直径は、パイプ基材100の内径よりも若干、小さく設定されている。押圧部53は、全体的には、挿入部52の後側(根元側)において、挿入部52の周りを囲みつつ、後側から先側に向かって開口したような凹部状をなしている。押圧部53は、挿入部52に対して一体的に形成されている。押圧部53は、具体的には、中央押圧部53a、先端押圧部53b及び外側押圧部53cを備えている。中央押圧部53aは、主として、パイプ基材100の先端部分100eを内側から外側に広げるように押圧する部分である。中央押圧部53aは、挿入部52の後端から後側に向かって延びつつ、先側から後側に向かって徐々に外径が大きくなる略円錐台状(略円錐状)の斜面を備えている。先端押圧部53bは、主として、パイプ基材100の先端面100a等を先側から後側に向かって押圧する部分である。先端押圧部53bは、中央押圧部53aの後端の外周縁から外側に広がりつつ、中央押圧部53aの周りを囲む略円環状の面を備えている。外側押圧部53cは、主として、パイプ基材100の先端部分100eを外側から内側に向かって押圧する部分である。外側押圧部53cは、先端押圧部53bの外側に形成され、後側から先側に向かって徐々に内径が大きくなるように形成された略円環状の斜面を備えている。
ホルダ部55は、固定装置4の先端面41aと接触するまでは、パンチ部51に連動して、軸線Lに沿って移動するように構成されている。ホルダ部55は、全体的には、パンチ部51の周りを囲む壁を備えた筒状をなしている。ホルダ部55の内側には、前後方向(軸線L)に沿って貫通する孔部が設けられており、この孔部の中で上述したパンチ部51が収容されている。なお、パンチ部51は、この孔部の周りを囲むホルダ部55の内周面55bに沿って案内されて、固定装置4の先端面41aに宛がわれているホルダ部55よりも更に前方に移動できるように構成されている。なお、ホルダ部55の先端面55aが、固定装置4の先端面41aと接触するように構成されている。ホルダ部55の内周面55bと、パンチ部51の外周面との間には、概ね筒状をなした空間56が形成されている。押圧装置5の軸線(パンチ部51の軸線、及びホルダ部55の軸線)は、パイプ基材100の軸線Lと一致するように、設定されている。図5に示されるように、挿入部52の先端が若干、ホルダ部55の先端面55aから先側に露出した状態で、パンチ部51がホルダ部55内に収容されている。ホルダ部55内の空間は、パイプ基材100の先端部分100eを収容できる大きさに設定されている。なお、本実施形態の場合、上述したパンチ部51及びホルダ部55は、耐摩耗性に優れた金属製の成型品からなる。
押圧装置5は、図5に示される待機状態から、上述のスライド軸(不図示)の移動により始動すると、パンチ部51がパイプ基材100側に向かって直進する。その際、パンチ部51に連動してホルダ部55も同じ速度で移動する。パンチ部51がパイプ基材100側に向かって直進し続けると、挿入部52の先端がパイプ基材100の内側にある孔部100dに入り込む。すると、挿入部52がある程度、孔部100dに挿入された所で、ホルダ部55の先端面55aが固定装置4の先端面41aに当接する。なお、ホルダ部55の先端面55aが固定装置4の先端面41aに宛がわれた瞬間は、未だパンチ部51によって、パイプ基材100の先端部分100eは押圧されていない。
その後、ホルダ部55は、固定装置4の先端面41aに押し付けられたまま静止した状態となる。これに対して、ホルダ部55内に収容されているパンチ部51は、上述したスライド軸の移動に伴って、更にパイプ基材100側に向かって進行する。その際、パンチ部51は、本体部54がホルダ部55の内周面55bに沿って案内されつつ進行する。すると、パンチ部51の押圧部53等が、パイプ基材100の先端部分100eを押圧する。その際、パイプ基材100の先端部分100eは、全体的に、外側に広がると共に、長さ(軸線Lに沿った長さ)が短くなるように、塑性変形する。つまり、パイプ基材100の壁部が、厚肉化するように塑性変形する。なお、パンチ部51の挿入部52及び押圧部53を、パイプ基材100の内部に進入させる程度は、目的とする配管端末構造の形状等に応じて、適宜、設定される。パンチ部51を駆動するスライド軸のスライド幅(ストローク)を適宜、設定することにより、パンチ部51がパイプ基材100の内部に進入させる程度を調節できる。パンチ部51がパイプ基材100の先端部分100eを押圧した後、押圧装置5は、軸線Lに沿って後退し、図5に示される待機状態へ戻される。本実施形態の場合、パンチ部51でパイプ基材100の先端部分100eを押圧する工程は、複数回繰り返して行われる。パンチ部51をパイプ基材100の内側(孔部100d)に進入(挿入)させる程度は、押圧工程毎に、適宜、調整されてもよい。例えば、パンチ部51をパイプ基材100内に進入(挿入)させる程度は、順次、長く(深く)なるように設定されてもよい。また、押圧工程毎に、パンチ部51の挿入部52及び押圧部53の形状を、適宜、変更してもよい。具体的には、挿入部52の直径、及び押圧部53(中央押圧部53a)の直径を、徐々に大きく変更してもよい。本実施形態の場合、パイプ基材100の先端部分100eが、最終的には、上述した所定長さM1の半分程度の長さ(軸線Lに沿った長さ)となるまで塑性変形される。
以上のように、パイプ基材100の先端部分100eが、押圧装置5により押圧成形されて厚肉化されると、外周縁が外側に向かって環状に隆起した形状となり、第1配管部11が得られる。
(第1装着部12)
図6は、第1装着部12の斜視図である。第1装着部12は、全体的には概ね、一方向に延びた筒状をなし、第1配管部11の先側に外嵌する形で装着される。第1装着部12の長さは、第1配管部11の長さよりも短く設定されている。第1装着部12の内径は、第1配管部11の第1配管本体部110の直径よりも大きく設定されている。第1装着部12の先端寄りの個所に、結合部121が設けられている。結合部121は、雄ネジからなり、第1装着部12の外周面上に形成されている螺旋状のネジ山121aを備えている。第1装着部12の後方部分には、外側に張り出した形のフランジ部122が設けられている。本実施形態の場合、外周面120aからのフランジ部122の高さは、外周面120aから結合部121(ネジ山121a)の高さよりも、高くなるように設定されている。つまり、フランジ部122における外径が、結合部121における外径よりも大きく設定されている。なお、結合部121とフランジ部122との間には、これらよりも高さが低い円柱状の部分120が形成されており、その円柱状の部分120の表面が、外周面120a(高さの基準面)となっている。
第1装着部12の内側には、内周面123aで囲まれる前後方向に貫通する貫通孔部123が設けられている。そして、第1装着部12の先端は、第1配管部11の隆起部111の後端と係止可能な第1係止部124となっている。第1装着部12は、貫通孔部123の中に第1配管部11の先端側が挿通される形で第1配管部11に装着されている。このような第1装着部12は、第1配管部11の第1配管本体部110に対して外側から装着された状態となっている。第1配管部11に装着されている第1装着部12の内周面123aと、第1配管本体部110の外周面とは略隙間なく密着しているものの、第1装着部12は、第1配管部11に対して、着脱可能な状態で外嵌される。つまり、第1装着部12を第1配管部11に装着した状態において、第1装着部12を、第1配管部11上で周方向、及び前後方向に独立して移動させることができる。
図7は、実施形態1の第1配管端末構造1の断面図である。なお、図7には、図2に示される第1配管端末構造1を長手方向に沿って切断した状態の断面図が示されている。第1装着部12を第1配管部11に装着する際、第1装着部12の貫通孔部123の前側(先側)から、第1配管部11(第1配管本体部110)の後端側が挿入される。第1装着部12は、先端の第1係止部124が、隆起部111の後端部111bと当接するように第1配管部11の第1配管本体部110に装着される。
図7に示されるように、隆起部111の外径は、結合部121が形成されて部分の第1装着部12の外径よりも小さくされている。
本実施形態の第1装着部12は、金属製であり、例えば、六角柱状の部材に対して、適宜、切削加工等を施すことで製造される。後述するように、第1装着部12は、第2配管端末構造2の第2装着部22と螺着される。
(第2配管端末構造2)
次いで、第2配管端末構造2について、図8乃至図12を参照しつつ説明する。図8は、実施形態1の第2配管端末構造2の側面図である。図8に示されるように、第2配管端末構造2は、第2配管部21と、第2装着部22とを備えている。図9は、第2配管部21の側面図であり、図10は、第2配管部21の断面図である。なお、図10には、第2配管部21を長手方向に沿って切断した状態の断面図が示されている。各図において、第2配管端末構造2の先側(前側)は左側に示され、後側は右側に示されている。
(第2配管部21)
第2配管部21は、上述した第1配管部11と同様、全体的には概ね、一方向に沿って細長く延びた管状(筒状)をなしており、第2装着部22よりも長い。第2配管部21は、主として、細長く延びた管状(筒状)の第2配管本体部210と、この第2配管本体部210の先端に接続し、第2配管本体部210の外周面210aよりも外側に向かって隆起する筒状の受け部211とを備えている。受け部211の先端には、第1配管端末構造1の隆起部111の先端面111aと密着する受け面211aが設けられている。
第2配管部21は、内側を前後方向に貫通する孔部からなる流路212を備えている。第2配管部21は、上述した第1配管部11と同様、金属製のパイプ基材を塑性加工等したものからなる。第2配管本体部210の内周面210bは、流路212の周りを取り囲む形となっている。第2配管部21内の流路212は、第1配管端末構造1と第2配管端末構造2とが互いに接続された際に、第1配管部11内の流路112と繋がり、流路112と共に、作動油の通路として利用される。
受け部211の受け面211aは、先細り状の傾斜面からなる隆起部111の先端面111aと密着できるように、先側から後側に向かって徐々に内径が小さくなるように直線的に傾斜した傾斜受け面となっている。
また、受け部211は、第2配管部21(第2配管本体部210)に外嵌する形で装着された第2装着部22と係止する。具体的には、受け部211の後端部211bが、第2装着部22にある第2係止部222と係止する。
第2配管部21は、上述した第1配管部11と同種のパイプ基材を、押圧成形(塑性加工)することで製造される。第2配管部21は、上述した押圧装置5を第2配管部21用の所定の押圧装置に変更等してパイプ基材の先端を押圧することで製造される。また、本実施形態の場合、第2配管部21の内径(第2配管本体部210の内径)は、第1配管部11の内径(第1配管本体部110の内径)と同じに設定されている。
(第2装着部22)
図11は、第2装着部22の斜視図であり、図12は、実施形態1の第2配管端末構造2の断面図である。なお、図12には、図8に示される第2配管端末構造2を長手方向に沿って切断した状態の断面図が示されている。第2装着部22は、全体的には概ね、一方向に延びた筒状をなし、第2配管部21の先側に外嵌する形で装着される。第2装着部22の長さは、第2配管部21の長さよりも短く設定されている。なお、第2装着部22は、受け部211よりも先側に突出する形で第2配管部21に外嵌される。
第2装着部22は、第2配管部21の受け部211と、第1配管端末構造1の先端部分(第1配管部11の先端部分、及び第1装着部12の先端部分)を収容可能な筒状の収容部221と、収容部221の後側に接続し、第2配管部21の受け部211の後端部211bと係止する第2係止部222とを備えている。第2係止部222の内側には、第2配管本体部210を挿通する孔部222aが形成されている。収容部221の内側にある空間223と、第2係止部222の内側にある孔部222aとは互いに繋がっている。図12に示されるように、収容部221内に第2配管部21の受け部211が収容されると、受け部211によって、第2係止部222の内側にある孔部222aが塞がれる。
第2装着部22の先側の内周面(つまり、収容部221の内周面221a)には、第1配管端末構造1側の結合部121と結合可能な被結合部224が形成されている。被結合部224は、雌ネジからなり、結合部121と螺着できる。被結合部224は、収容部221の内周面221aのうち前側寄りの部分に形成されている。収容部221の後側寄りの部分は、第2配管部21の受け部211を収容する部分となっており、被結合部224は形成されていない。
第2係止部222は、被結合部224の後側に配され内周面221aよりも内側に向かって円環状に隆起した形状となっている。このような第2係止部222の前側が、受け部211の後端部211bと係止する。
第2装着部22の外観は、図11に示されるように、六角柱状をなしている。本実施形態の場合、第2装着部22の外径は、第1配管端末構造1のフランジ部122の外径と同じになるように設定されている。
第2装着部22は、内側の空間223に受け部211を収容しつつ、受け部211よりも先側に突出する形で、第2配管部21の先側に外嵌される。このような第2装着部22は、第2配管部21の第2配管本体部210に対して外側から装着された状態となっている。第2配管部21に装着されている第2装着部22の収容部221の内周面と、受け部211の外周面とは略隙間なく密着しているものの、第2装着部22は、第2配管部21に対して、着脱可能な状態で外嵌される。つまり、第2装着部22を第2配管部21に装着した状態において、第2装着部22を、第2配管部21上で周方向、及び前後方向に独立して移動させることができる。
第2装着部22を第2配管部21に装着する際、第2装着部22の前側(先側)から、第2配管部21(第2配管本体部210)の後端側が挿入される。第2装着部22は、収容部221の後側に配される第2係止部222が、受け部211の後端部211bと当接するように第2配管部21の第2配管本体部210に装着される。
本実施形態の第2装着部22は、上述した第1装着部12と同様、金属製であり、例えば、六角柱状の部材に対して、適宜、切削加工等を施すことで製造される。
(第1配管端末構造1と第2配管端末構造2との接続)
次いで、図1等を参照しつつ、第1配管端末構造1と第2配管端末構造2とを接続して、配管接続構造Xが構成される工程を説明する。先ず、第1配管端末構造1の第1配管部11と第2配管端末構造2の第2配管部21とが互いに繋がるように、第1配管部11の先端と第2配管部21の先端とが突き合わせられる。具体的には、第1配管部11の先端にある隆起部111の先端面(先細り傾斜面)111aと、第2配管部21の先端にある受け部211の受け面(傾斜受け面)211aとが互いに突き合わせられる。このような状態において、第2配管部21に装着されている第2装着部22を、周方向に回転させながら、第2装着部22の被結合部(雌ネジ)224を、第1配管部11に装着されている第1装着部12の結合部(雄ネジ)121に螺着させる。その際、先ず、第1配管部11の先端(隆起部111)が受け部211に宛がわれた状態で、第2装着部22の収容部221内に挿入される。次いで、隆起部111の後側に隣接する第1装着部12の結合部121が、被結合部224に螺合しながら、収容部221内に挿入される。
図13は、図1に示される配管接続構造Xのシール部分Sの拡大断面図である。隆起部111は、第1配管部11の外周面よりも外側に向かって環状に隆起し、また、受け部211は、第2配管部21の外周面よりも外側に向かって環状に隆起している。第1装着部12の結合部121が、収容部221の奥側(後側)に進入するように締め込まれると、第1配管部11の隆起部111と第2配管部21の受け部211とは、軸方向において、互いに近付き、その後、互いに突き合せられた状態となる。そして更に締め込まれると、隆起部111及び受け部211は、第1配管本体部110に装着されている第1装着部12の第1係止部124と、第2配管本体部210に装着されている第2装着部22の第2係止部222との間で、軸方向(前後方向)で挟み込まれる。その結果、第1配管部11の先端面(先細り傾斜面)111aと、第2配管部21の受け面(傾斜受け面)211aとが互いに隙間なく密着した状態となる。
図13に示されるように、第1配管部11の先端面(先細り傾斜面)111aと、第2配管部21の受け面(傾斜受け面)211aとが密着した部分からなるシール部Sの位置は、第1配管部11の内周面(第1配管本体部110の内周面110b)の位置、及び第2配管部21の内周面(第2配管本体部210の内周面210b)の位置よりも、外側に配されている。なお、前記シール部Sの位置は、第1配管部11の外周面(第1配管本体部110の外周面110a)の位置、及び第2配管部21の外周面(第2配管本体部210の外周面210a)の位置よりも外側に配されてもよい。前記シール部Sの位置がこのように設定されると、シール性が確保される。
なお、隆起部111及び受け部211の周囲には、収容部221を構成する筒状の壁部221bが配されている。本実施形態の場合、受け部211の外周面と、壁部221bの内周面とは略隙間なく密着した状態となっている。つまり、第1配管部11の隆起部111により第2配管部21の受け部211が押圧されて、受け部211が内側から外側に拡がろうとしても、受け部211は、収容部221の壁部221bによって取り囲まれているため、受け部211の拡径が抑制される。
このように、第1配管端末構造1の第1装着部12が第2配管端末構造2の第2装着部22に締め込まれることで、第1配管部11と第2配管部21との間のシール性が確保されつつ互いに繋がった状態の配管接続構造X1が構成される。
なお、本実施形態の配管接続構造X1では、第2装着部22の被結合部(雌ネジ)224を、接続時とは逆向きに周方向に回転させると、第1装着部12と第2装着部22とが互いに離れるように移動して、第1装着部12の第1係止部124と第2装着部22の第2係止部222との間での挟み込みが解消され、その後、第2装着部22の被結合部224と、第1装着部12の結合部121との螺着が解消される。そして、最終的に、配管接続構造X1を、第1配管端末構造1と第2配管端末構造2とに分離することができる。
このように、本実施形態の配管接続構造X1は、必要に応じて、第1配管端末構造1と第2配管端末構造2とに分解することができ、しかも、必要に応じて、更に第1配管端末構造1を、第1配管部11と第1装着部12、及び第2配管端末構造2を、第2配管部21と第2装着部22に分解することができる。したがって、本実施形態の配管接続構造X1は、シール性を損なうことなく、分解、及び組立を繰り返し行い易い構成にもなっている。
<実施形態2>
(配管接続構造X2)
次いで、図14を参照しつつ、本発明の実施形態2に係る配管接続構造X2について説明する。本実施形態の配管接続構造X2は、第1配管端末構造1Aと、第2配管端末構造2Aとを備えている。第1配管端末構造1Aは、実施形態1の第1配管部11と同様の構成の第1配管部11Aを備えている。第1配管部11Aは、管状の第1配管本体部110A、及び隆起部111Aを備えており、隆起部111Aの先端面111Aaは、先側から後側に向かって徐々に外径が大きくなるように傾斜した先細り傾斜面となっている。また、隆起部111Aの後端部111Abは、後述するように、第2係止部222Aと係止する。
また、第2配管端末構造2Aは、実施形態1の第2配管部21と同様の構成の第2配管部21Aを備えている。第2配管部21Aは、管状の第2配管本体部210A、及び受け部211Aを備えている。受け部211Aの先端には、隆起部111Aの先端面111Aaと密着する受け面(傾斜受け面)211Aaが設けられている。また、受け部211Aの後端部211Abは、後述するように、第1係止部124Aと係止する。
本実施形態の場合、第1配管端末構造1Aの第1配管部11Aには、実施形態1とは異なり、第2装着部22Aが装着され、第2配管端末構造2Aの第2配管部21Aには、第1装着部12Aが装着されている。つまり、第1配管部11A及び第2配管部21Aに対する、第1装着部12A及び第2装着部22Aの取り付け位置が、実施形態1の場合とは逆の関係になっている。
第2装着部22Aは、第1配管部11Aに対して、第1配管部11Aよりも先側に突出する形で、第1配管部11Aの外側に装着されている。第2装着部22Aの内周面には、被結合部(雌ネジ)224Aがあり、また、被結合部224Aの後側には、隆起部111Aの後端部111Abと係止する第2係止部224Aが設けられている。
第1装着部12Aは、先端にある第1係止部124Aが、受け部211Aの後端部211Abと当接(係止)する形で、第2配管部21Aの外側に装着されている。第1装着部12Aの外周面には、結合部(雄ネジ)121Aがある。第1装着部12Aの後方部分には、外側に張り出した形のフランジ部122Aが設けられている。
第1配管端末構造1Aと第2配管端末構造2Aとが接続される際、先ず、第1配管端末構造1Aの第1配管部11Aと第2配管端末構造2Aの第2配管部21Aとが互いに繋がるように、第1配管部11Aの先端と第2配管部21Aの先端とが突き合わせられる。具体的には、第1配管部11Aの先端にある隆起部111Aの先端面(先細り傾斜面)111Aaと、第2配管部21Aの先端にある受け部211Aの受け面(傾斜受け面)211Aaとが互いに突き合わせられる。このような状態において、第1配管部11Aに装着されている第2装着部22Aを、周方向に回転させながら、第2装着部22Aの被結合部224Aを、第2配管部21Aに装着されている第1装着部12Aの結合部121Aに螺着させる。
第1装着部12Aの結合部121Aが、収容部221Aの奥側(後側)に進入するように締め込まれると、第1配管部11Aの隆起部111Aと第2配管部21Aの受け部211Aとは、軸方向において、互いに近付き、その後、互いに突き合せられた状態となる。そして更に締め込まれると、隆起部111A及び受け部211Aは、実施形態1と同様、第1装着部12Aの第1係止部124Aと、第2装着部22Aの第2係止部222Aとの間で、軸方向(前後方向)で挟み込まれる。その結果、第1配管部11Aの先端面(先細り傾斜面)111Aaと、第2配管部21Aの受け面(傾斜受け面)211Aaとが互いに隙間なく密着した状態となる。
図14に示されるように、第1配管部11Aの先端面(先細り傾斜面)111Aaと、第2配管部21Aの受け面(傾斜受け面)211Aaとが密着した部分からなるシール部SAの位置は、実施形態1と同様、第1配管部11Aの内周面の位置、及び第2配管部21Aの内周面の位置よりも、外側に配されている。なお、前記シール部SAの位置は、第1配管部11Aの外周面の位置、及び第2配管部21Aの外周面の位置よりも外側に配されてもよい。
このように、第2配管端末構造2Aの第1装着部12Aが第1配管端末構造1Aの第2装着部22Aに締め込まれることで、第1配管部11Aと第2配管部21Aとの間のシール性が確保されつつ互いに繋がった状態の配管接続構造X2が構成される。
<実施形態3>
(配管接続構造X3)
次いで、図15を参照しつつ、本発明の実施形態3に係る配管接続構造X3について説明する。配管接続構造X3は、第1配管端末構造1Bと、第2配管端末構造2Bとを備えている。第1配管端末構造1Bは、第1配管部11Bと第2装着部22Bと備え、また、第2配管端末構造2Bは、第2配管部21Bと第1装着部12Bとを備えている。本実施形態の場合、第1配管部11Bは、第2配管部21Bよりも、内径及び外径が大きく設定されている。このように互いの内径及び外径が異なる第1配管部11B及び第2配管部21Bを利用してもよい。なお、本実施形態においても、隆起部111Bの先端面111Baと、受け部211Bの受け面211Baとが密着した部分からなるシール部SBの位置は、第1配管部11Bの内周面の位置、及び第2配管部21Bの内周面の位置よりも、外側に配されている。なお、他の実施形態においては、第1配管端末構造1B側に、第1装着部12Bを設け、第2配管端末構造2B側に、第2装着部22Bを設けてもよい。
<実施形態4>
(配管接続構造X4)
次いで、図16を参照しつつ、本発明の実施形態4に係る配管接続構造X4について説明する。配管接続構造X4は、第1配管端末構造1Cと、第2配管端末構造2Cとを備えている。第1配管端末構造1Cは、第1配管部11Cと第2装着部22Cと備え、また、第2配管端末構造2Cは、第2配管部21Cと第1装着部12Cとを備えている。本実施形態の場合、第1配管部11Cは、第2配管部21Cよりも、内径及び外径が小さく設定されている。このように互いの内径及び外径が異なる第1配管部11C及び第2配管部21Cを利用してもよい。なお、本実施形態においても、隆起部111Cの先端面111Caと、受け部211Cの受け面211Caとが密着した部分からなるシール部SCの位置は、第1配管部11Cの内周面の位置、及び第2配管部21Cの内周面の位置よりも、外側に配されている。なお、他の実施形態においては、第1配管端末構造1C側に、第1装着部12Cを設け、第2配管端末構造2C側に、第2装着部22Cを設けてもよい。
<実施形態5>
(配管接続構造X5)
次いで、図17を参照しつつ、本発明の実施形態5に係る配管接続構造X5について説明する。配管接続構造X5は、第1配管端末構造1Dと、第2配管端末構造2Dとを備えている。第1配管端末構造1Dは、第1配管部11Dと第2装着部22Dと備え、また、第2配管端末構造2Dは、第2配管部21Dと第1装着部12Dとを備えている。本実施形態の場合、第1配管部11D及び第2配管部21Dは、図17に示されるように、第2装着部22D及び第1装着部12Dが装着される先端側が共に、後端側よりも内径及び外径が小さく設定されている。つまり、第1配管部11D及び第2配管部21Dの各先端側は、いわゆる絞り加工が施されている。なお、第1配管部11Dに装着される第2装着部22Dは、第1配管部11Dの先端側に絞り加工が施された後、隆起部111Dが形成される前に装着される。また、第2配管部21Dに装着される第1装着部12Dは、第2配管部21Dの先端側に絞り加工が施された後、受け部211Dが形成される前に装着される。本実施形態においても、隆起部111Dの先端面111Daと、受け部211Dの受け面211Daとが密着した部分からなるシール部SDの位置は、隆起部Dが設けられている付近の第1配管部11Dの内周面の位置、及び受け部211Dが設けられている付近の第2配管部21Dの内周面の位置よりも、外側に配されている。なお、他の実施形態においては、第1配管端末構造1D側に、第1装着部12Dを設け、第2配管端末構造2D側に、第2装着部22Dを設けてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第1配管端末構造が備える第1配管部と、第2配管端末構造が備える第2配管部は、共に真っ直ぐに延びた構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。他の実施形態においては、第1配管部及び/又は第2配管部に対して、適宜、曲げ加工が施され、曲線状の配管部とされてもよい。
(2)上記実施形態では、第1装着部及び第2装着部は、共に金属製であったが、本発明はこれに限られるものではない。他の実施形態においては、例えば、第1装着部及び第2装着部のうち、いずれか一方がプラスチック製であり、他方が金属製であってもよいし、双方がプラスチック製であってもよい。
(3)第1配管部、第2配管部、第1装着部及び第2装着部に使用される金属としては、ステンレス等の合金であってもよい。
(4)他の実施形態においては、第1装着部を第2装着部に対して締め込んだ際に、第2装着部のフランジ部が、第2装着部の先端(収容部の先端)と密着するように、設定されてもよい。
(5)上記実施形態では、隆起部の先端面は、直線的に傾斜した先細り傾斜面となっており、また、受け面は、直線的に傾斜した傾斜受け面となっていたが、本発明はこれに限られない。例えば、隆起部の先端面は、全体として、先側から後側に向かって徐々に外径が大きくなる先細り傾斜面であり、受け面は、全体として、先側から後側に向かって徐々に内径が小さくなるように傾斜した傾斜受け面であればよい。また、隆起部の先端面は、曲面状の先細り傾斜面であり、受け面は、曲面状の傾斜受け面であってもよい。隆起部の先端面と受け面とは、少なくとも円環状に連続的に密着できる構成であればよい。
(6)上記実施形態は、第1装着部の結合部が雄ネジからなり、第2装着部の被結合部が雌ネジからなる構成であったが、本発明はこれに限られず、第1装着部と第2装着部とが互いに近付くことで、結合部と被結合部とが結合し、隆起部及び受け部を、第1係止部と第2係止部との間で挟み込める構成であれば、特に制限されない。例えば、第1装着部の結合部が凸部からなり、第2装着部の被結合部が前記凸部と嵌合して前記凸部と結合する凹部からなる構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、第1配管部に対して、第1装着部又は第2装着部が回転可能な状態で装着され、また、第2配管部に対して、第2装着部又は第1装着部が回転可能な状態で装着されていた。しかしながら、他の実施形態においては、本発明の目的を損なわない限り、第1配管部に対して、第1装着部又は第2装着部が回転しない状態で装着されてもよいし、また、第2配管部に対して、第2装着部又は第1装着部が回転しない状態で装着されてもよい。また、第1配管部又は第2配管部の何れか一方のみに、第1装着部又は第2装着部を回転しない状態で装着し、その他方には、第2装着部又は第1装着部を回転可能な状態で装着してもよい。ただし、上記実施形態のように、第1配管部及び第2配管部に対して、それぞれ第1装着部又は第2装着部が回転可能な状態で装着されていると、第1装着部と第2装着部とを互いに結合させる際に、第1配管部の隆起部の先端面と、第2配管部の受け部の受け面とを密着させた状態で、周方向に互いに逆向きに回転させる必要がない。そのため、第1装着部及び第2装着部が回転可能な状態で装着されていると、第1装着部と第2装着部とを互いに結合させ易く、しかも、隆起部の先端面及び受け部の受け面の摩耗が抑制され、シール性を確保し易い。
(8)本発明の配管接続構造は、第1配管端末構造における第1配管部(第1配管本体部)と、第2配管端末構造における第2配管部(第2配管本体部)とが、例えば、上記実施形態1等のように、互いに同じ形(同じ内径、及び同じ外径)であってもよいし、例えば、上記実施形態3等のように、内径及び外径が互いに異なる形(異形)であってもよい。本発明の配管接続構造は、同じサイズの配管同士の接合のみならず、サイズが違う配管(パイプ)同士の接合にも適用することができる。
(9)上記実施形態の配管接続構造Xは、フォークリフトのフォークの駆動に用いられる油圧経路の一部として利用されるものであったが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、他の実施形態においては、他の用途に用いられるものであってもよい。
X1…配管接続構造、1…第1配管端末構造、11…第1配管部、110…第1配管本体部、111…隆起部、111a…先端面、12…第1装着部、121…結合部、122…フランジ部、124…第1係止部、2…第2配管端末構造、21…第2配管部、210…第2配管本体部、211…受け部、211a…受け面、22…第2装着部、221…収容部、222…第2係止部、224…被結合部

Claims (4)

  1. 管状の第1配管本体部、前記第1配管本体部の先端に配され前記第1配管本体部の外周面よりも外側に向かって隆起した隆起部を含む第1配管部と、
    管状の第2配管本体部、前記第2配管本体部の先端に配され前記第2配管本体部の外周面よりも外側に向かって隆起し、かつ先端に前記隆起部の先端面と密着する受け面を含む筒状の受け部を含む第2配管部と、
    前記第1配管部及び前記第2配管部のうち何れか一方の配管部の外側に装着される筒状をなし、外周面に配される結合部、及び先端に配され前記隆起部の後端部又は前記受け部の後端部と係止可能な第1係止部を含む第1装着部と、
    前記第1配管部及び前記第2配管部のうち残りの他方の配管部に対して、先側に突出するように他方の前記配管部の外側に装着される筒状をなし、内周面に配され前記結合部と結合可能な被結合部、及び前記被結合部の後側に配され前記内周面よりも内側に向かって隆起し、前記受け部の後端部又は前記隆起部の後端部と係止可能な第2係止部を含む第2装着部と、を備える配管接続構造。
  2. 前記第1装着部の前記結合部と、前記第2装着部の前記被結合部とが互いに結合されると、前記第1係止部と前記第2係止部との間で、前記隆起部及び前記受け部が挟み込まれ、かつ前記隆起部の前記先端面と、前記受け部の前記受け面とが互いに密着する請求項1に記載の配管接続構造。
  3. 前記隆起部の前記先端面は、先側から後側に向かって徐々に外径が大きくなるように傾斜した先細り傾斜面からなり、
    前記受け面は、前記先細り傾斜面と密着し、かつ先側から後側に向かって徐々に内径が小さくなるように傾斜した傾斜受け面からなる請求項1又は請求項2に記載の配管接続構造。
  4. 前記第1装着部は、前記結合部が前記第2装着部の前記被結合部と結合されていない状態において、前記一方の配管部に対して着脱可能な状態で装着されており、
    前記第2装着部は、前記被結合部が前記第1装着部の前記結合部と結合されていない状態において、前記他方の配管部に対して着脱可能な状態で装着されている請求項1〜3の何れか一項に記載の配管接続構造。
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