JP2009144667A - 接続頭部を有する高圧燃料噴射管およびその製造方法 - Google Patents

接続頭部を有する高圧燃料噴射管およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 頭部加工に伴い頭部内部に生じるポケットや成形皺がほとんど存在せず、頭部内側でのキャビテーションエロージョンによる憂いと疲労破壊の危惧をなくすことができる接続頭部を有する高圧燃料噴射管とその製造方法の提供。
【解決手段】 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部に、外側周面を相手座部への截頭円錐状または截頭円弧状のシート面となす接続頭部を有する高圧燃料噴射管の前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有することを特徴とする。また、その製造方法は、管軸方向断面形状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となした芯金を有するパンチ部材を用いて挫屈成形することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばディーゼル内燃機関における燃料の供給路として配設多用される管径4mm乃至20mm、肉厚1mm乃至8mm程度の比較的細径からなる厚肉鋼管による接続頭部を有する高圧燃料噴射管およびその製造方法に関するものである。
従来、この種の接続頭部を有する高圧燃料噴射管としては、図15に例示するように、比較的細径からなる厚肉鋼管111の接続端部に、球面状のシート面113と、該シート面113から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部115と、前記シート面113に連なって前記環状フランジ部115まで先端に向って先細りとなる円錐面114とから形成された接続頭部112を有するものが知られている(特許文献1の図1参照)。この種の接続頭部112は、外方からのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈加工によって成形されるのに関連して、該押圧による挫屈加工に伴う周壁の外側への拡がりによって、該頭部内周面に内径の大径化および応力集中により内表面の引張り応力の上昇したポケット(環状凹部)116を生ぜしめて構成され、かかる状態で使用に供されてきたが、配設使用時の高圧流体に起因して該ポケット部付近にキャビテーションエロージョンを生じたり、該接続頭部にポケットを起点に疲労破壊による径方向の亀裂が放射状に生じたり、ポケットの周囲に疲労破壊による円周方向の亀裂が生じること等が危惧された。
かかる対策として、本出願人は、比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部付近に段付き部を有する接続座金を外嵌し、パンチ部材による押圧によって外側周面を相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円弧状のシート面とする頭部加工を施して内側に深さが浅くかつなだらかとした環状凹溝を有する接続頭部を成形する方法(特許文献1の図1参照)や、比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部に、パンチ部材による押圧によって球面状のシート面と、該シート面から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部と、前記シート面に連なって前記環状フランジ部まで先端に向って先細りとなる円錐面とから形成された接続頭部を成形する高圧燃料噴射管の製造方法において、前記円錐面の一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝を設けることによって、該接続頭部の成形に伴って生ずる該頭部内側のポケットを深さが浅くかつなだらかとする方法(特許文献2の図1参照)、あるいは接続頭部の内周壁面に凹皺を生じさせないために、例えば芯金付きパンチ部材を用い、前記と同様の方法により接続頭部を成形する方法(特許文献3の第8図〜第15図参照)等を先に提案した。
特開2002−54770号公報 特開2003−336560号公報 特公昭55−35220号公報
本発明は、頭部成形時における前記ポケットの形成に伴う当該ポケットの谷部の亀裂発生、および配設使用時の高圧流体の流れに起因して該ポケット部付近に発生するキャビテーションエロージョンによる亀裂の発生、並びに前記頭部成形時におけるポケットの形成に伴う内径の大径化および応力集中により内表面の引張応力の上昇現象の発生を防止する手段として、前記の先に提案した技術と同等あるいはそれ以上の効果が得られる接続頭部を有する高圧燃料噴射管とその製造方法を提案することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するため、比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部に、外側周面を相手座部への截頭円錐状または截頭円弧状のシート面となす接続頭部を有する高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有する接続頭部を有する高圧燃料噴射管と、比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部に、球面状のシート面と、該シート面から軸芯方向に間隔をおいて形成された環状フランジ部と、前記シート面に連なって前記環状フランジ部まで先端に向かって先細りとなる円錐面とから形成され、さらに前記円錐面の一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝が形成された接続頭部を有する高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有することを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管を要旨とするものである。
また、前記円錐面の一部に設ける環状の湾曲凹溝は、該接続頭部の環状フランジ部よりシート面側に設けるとともに、該接続頭部の断面形状において、該湾曲凹溝の環状フランジ部側端縁をA1点、同フランジ部反対側端縁をA2点、管外径をd、A2点外径をDA とした場合に、DA/d=0.95〜1.3、A1点−A2点間の湾曲凹溝部の外径≧DA とすること、および球面状シート面端縁とA1点までの長さをL、A1点−A2点間の管軸と平行する長さ(湾曲凹溝の幅)をWとした場合に、W/L=0.3〜0.7とすることを好ましい態様とするものである。
さらに、本発明の高圧燃料噴射管は、前記接続頭部の首下部に段付き拡径部を設け、内周部に前記段付き拡径部に対応する段付き拡径部を設けた接続座金を前記接続頭部の首下部に被せた構造とすることを好ましい態様とするものである。
次に、本発明方法は、予め定尺に切断された比較的細径からなる厚肉鋼管をその端部に接続のための頭部加工代を残してチャックに保持し、その状態で当該端部へのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈成形加工によって外側周面を相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円弧状のシート面とする接続頭部を形成する高圧燃料噴射管の製造方法において、前記パンチ部材が芯金を有し、かつ該芯金は管軸方向断面形状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となした、接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法を要旨とするものである。
また、前記パンチ部材の芯金としては、以下に記載する条件を満足するものを用いることを好ましい態様とするものである。
(1)芯金根元最大径をdo、当該鋼管内径をDoとした場合、do/Do=1.11〜1.23の条件を満足すること。
(2)芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h/H=0.78〜0.87の条件を満足すること。
(3)芯金根元部のテーパ形状面および該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まるテーパ形状面を有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2を、それぞれ7〜10度、2.5〜3度とすること。
(4)芯金根元部のテーパ形状面、該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる中間部テーパ形状面および該中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面を有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、前記芯金の根元から前記中間部テーパ形状面までの軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h1/H=0.49〜1.0、h2/H=1.23〜1.35の条件を満足すること。
(5)芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記中間部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ3を、それぞれ7〜10度、5〜6.25度、2.5〜3度とすること。
本発明の高圧燃料噴射管は、接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁面にはポケットや成形皺がほとんど存在しないことから、該頭部内での流体圧によるキャビテーションエロージョンの憂いがなく、かつ応力集中による疲労破壊の起点となる可能性も極めて小さいことにより高い内圧疲労強度を発揮して耐久信頼性に優れるという効果を有する。
また、本発明方法によれば、接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁面にはポケットや成形皺がほとんど存在しない接続頭部を成形することができるので、前記接続頭部内での流体圧によるキャビテーションエロージョンの憂いがなく、かつ応力集中による疲労破壊の起点となる可能性も極めて小さいことにより高い内圧疲労強度を発揮して耐久信頼性に優れた高圧燃料噴射管を既存の設備で容易に製造することができるという優れた効果を奏する。
本発明の高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路の内壁面を、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面としたのは、該内壁面にポケットや成形皺がほとんど存在しない流路を有する接続頭部を得るためである。
また、本発明において、DA /dを0.95〜1.3に限定したのは、前記特許文献2(特開2003−336560号公報)に記載されている通り、0.95未満では、A2点が接続頭部先端側に寄り過ぎて相手金具との接触シール面の確保が困難となり、他方、1.3を超えると、A2点が反対にA1点側に寄り過ぎて環状の湾曲凹部(A1点〜A2点)が減少して、ポケット部の内面凹み深さを浅くする効果が小さくなるためである。
さらに、湾曲凹溝部の外径をDA 以上としたのは、パンチによる頭部成形時のアンダーカット部をなくすためである。すなわち、湾曲凹溝部の外径をDA(A2点位置)より小径位置に設けるとアンダーカット部がつくられることにより、接続頭部のパンチによる成形ができなくなるためである。
また、本発明の高圧燃料噴射管の製造方法において、前記パンチ部材の芯金の管軸方向断面形状を、根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となしたのは、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を管軸方向の対向する両側から挟み込むような形で追い込むよう材料を塑性流動させるためである。
本発明方法における前記パンチ部材の芯金として、該芯金根元最大径をdo、当該鋼管内径をDoとした場合、do/Doを1.11〜1.23と規定したのは、1.11未満では管頭部先端のボリュームが多くなるに伴いパイプ出代量が増すため、ポケットが生じ易くなり、他方、1.23を超えると、管頭部先端のボリュームが少なくなることで剛性が低下して変形し易くなり、噴射管の相手部品への組付け時にシール軸力が減じるためである。
さらに、前記パンチ部材の芯金として、該芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h/Hを0.78〜0.87と規定したのは、0.78未満では従来工法ではポケットが生ずるであろう部位より管材を挟み込む部位が管先端部側にずれてしまうことで、ポケットの発生をなくすという本発明の効果が減じ、他方、0.87を超えると従来工法ではポケットが生ずるであろう部位より管材を挟み込む部位が管フランジ側にずれてしまうことで、ポケットの発生をなくすという本発明の効果が減じるためである。
またさらに、本発明方法で採用するパンチ部材の芯金として、該芯金根元部のテーパ形状面および該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まるテーパ形状面を有する2段テーパ形状面付き芯金の、前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2を、それぞれ7〜10度、2.5〜3度と限定したのは、以下に記載する理由による。
すなわち、テーパ角度θ1を7〜10度に限定したのは、7度未満では成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱くなることで管材が十分に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じ、他方、10度を超えると成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じるためである。また、テーパ角度θ2を2.5〜3度に限定したのは、2.5度未満では成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱くなることで管材が十分に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じ、他方、3度を超えると成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じるためである。
さらにまた、本発明方法で採用するパンチ部材の芯金として、該芯金根元部のテーパ形状面、該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる中間部テーパ形状面および該中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面を有する3段テーパ形状面付き芯金の、前記芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、前記芯金の根元から前記中間部テーパ形状面までの軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h1/Hを0.49〜1.0、h2/Hを1.23〜1.35と規定したのは、h1/Hが0.49未満では従来工法ではポケットが生ずるであろう部位より管材を挟み込む部位が管先端部側にずれてしまうことで、ポケットの発生をなくすという本発明の効果が減じ、他方、1.0を超えると従来工法ではポケットが生ずるであろう部位より管材を挟み込む部位が管フランジ部側にずれてしまうことで、ポケットの発生をなくすという本発明の効果が減じるためである。また、h2/Hが1.23未満では従来工法ではポケットが生ずるであろう部位より管材を挟み込む部位が管先端部側にずれてしまうことで、ポケットの発生をなくすという本発明の効果が減じ、他方、1.35を超えると従来工法ではポケットが生ずるであろう部位より管材を挟み込む部位が管フランジ部側にずれてしまうことで、ポケットの発生をなくすという本発明の効果が減じるためである。
また、前記3段テーパ形状面付き芯金において、該芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記中間部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面の軸芯とのなすテーパ角度θ3を、それぞれ7〜10度、5〜6.25度、2.5〜3度と規定したのは、以下に記載する理由による。
すなわち、テーパ角度θ1が7度未満では成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱くなることで管材が十分に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じ、他方、10度を超えると成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じるためである。また、テーパ角度θ2が5度未満では成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱くなることで管材が十分に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じ、他方、6.25を超えると成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じるためである。さらに、テーパ角度θ3が2.5度未満では成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱くなることで管材が十分に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じ、他方、3度を超えると成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流動せず、従来工法ではポケットが生ずるであろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性流動させるという本発明の効果が減じるためである。
図1は本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭部の第1実施例を示す縦断側面図、図2は同じく接続頭部の第2実施例を示す縦断側面図、図3は同じく接続頭部の第3実施例を示す縦断側面図、図4は同じく接続頭部の第4実施例を示す縦断側面図、図5は同じく接続頭部の第5実施例を示す縦断側面図、図6は同じく接続頭部の第6実施例を示す縦断側面図、図7は同じく接続頭部の第7実施例を示す縦断側面図、図8は同じく接続頭部の第8実施例を示す縦断側面図、図9は本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭部の成形加工に用いる芯金付きパンチ部材の第1実施例を示す縦断側面図、図10は同じく芯金付きパンチ部材の第2実施例を示す縦断側面図、図11は同じく芯金付きパンチ部材の第3実施例を示す縦断側面図、図12は同じく芯金付きパンチ部材の第4実施例を示す縦断側面図、図13は本発明の高圧燃料噴射管の接続頭部の成形方法に係る加工工程の第1実施例を示す縦断面による説明図、図14は同じく接続頭部の成形方法に係る加工工程の第2実施例を示す縦断面による説明図であり、1は厚肉鋼管、2A〜2Hは接続頭部、3A〜3Hは球面状のシート面、4A〜4Hは円錐面、5A〜5Hは環状フランジ部、6A〜6Hはテーパ形状面、7A〜7Eはワッシャー(スリーブワッシャー)、8A〜8Dはパンチ部材、8A−1〜8D−1は芯金、8A−1a、8A−1b、8B−1a、8B−1b、8B−1cはテーパ形状面、9はチャックである。
厚肉鋼管1は、予め定寸に切断されたステンレス鋼、トリップ鋼、高圧配管用炭素鋼、合金鋼等の鋼材よりなる管径dが4mm乃至20mm、肉厚tが1mm乃至8mm程度の比較的細径厚肉管からなる。
図1に示す高圧燃料噴射管は、厚肉鋼管1の接続端部に、外側周面を相手座部への球面状のシート面3Aと、該シート面3Aから軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部5Aと、前記シート面3Aに連なって前記環状フランジ部5Aまで先端に向って先細りとなる円錐面4Aとから構成され、かつ該厚肉鋼管1の内部に当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面6Aとなした内壁面を有する、内周面にポケットがほとんど存在しない接続頭部2Aを有している。
図2に示す高圧燃料噴射管は、厚肉鋼管1の接続端部に、外側周面を相手座部への球面状のシート面3Bと、該シート面3Bから軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部5Bと、前記シート面3Bに連なって前記環状フランジ部5Bまで先端に向って先細りとなる円錐面4Bと、前記円錐面4Bの一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝4B−1とから構成され、かつ該厚肉鋼管1の内部に当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面6Bとなした内壁面を有する、内周面にポケットがほとんど存在しない接続頭部2Bを有している。
ここで、前記円錐面4Bの一部に設ける環状の湾曲凹溝4B−1は、該接続頭部2Bの環状フランジ部5Bよりシート面3B側に設ける。この湾曲凹溝4B−1は、当該接続頭部の断面形状において、該湾曲凹溝4B−1の環状フランジ部5B側端縁をA1点、同フランジ部反対側端縁をA2点、管外径をd、A2点外径をDA 、A1点−A2点間の管軸と平行する長さ(湾曲凹溝の幅)をW、球面状シート面端縁とA1点までの長さをLとした場合に、A1点−A2点間の管軸と平行する長さ(湾曲凹溝の幅)W/L=0.3〜0.75、DA/d=0.95〜1.3、湾曲凹溝部の外径≧DA とする。
図3〜図8に示す高圧燃料噴射管は、接続頭部の首下部にワッシャーを嵌着したものを例示したもので、図3に示す高圧燃料噴射管は、図1に示す高圧噴射管と同様のシート面3C、円錐面4C、環状フランジ部5C、テーパ形状面6Cを有する接続頭部2Cの首下部に短尺のワッシャー7Aを嵌着した高圧燃料噴射管、図4に示す高圧燃料噴射管は、図1に示す高圧噴射管と同様のシート面3D、円錐面4D、環状フランジ部5D、テーパ形状面6Dを有する接続頭部2Dの首下部に短尺の段付きワッシャー7Bを嵌着した高圧燃料噴射管、図5に示す高圧燃料噴射管は、図2に示す高圧噴射管と同様のシート面3E、円錐面4E、湾曲凹溝4E−1、環状フランジ部5E、テーパ形状面6Eを有する接続頭部2Eの首下部に短尺のワッシャー7Aを嵌着した高圧燃料噴射管、図6に示す高圧燃料噴射管は、図2に示す高圧噴射管と同様のシート面3F、円錐面4F、湾曲凹溝4F−1、環状フランジ部5F、テーパ形状面6Fを有する接続頭部2Fの首下部に背面がテーパ状となしたワッシャー7Cを嵌着した高圧燃料噴射管、図7に示す高圧燃料噴射管は、図2に示す高圧噴射管と同様のシート面3G、円錐面4G、湾曲凹溝4G−1、環状フランジ部5G、テーパ形状面6Gを有する接続頭部2Gの首下部に前面および背面がテーパ状となしたワッシャー7Dを嵌着した高圧燃料噴射管、図8に示す高圧燃料噴射管は、図2に示す高圧噴射管と同様のシート面3H、円錐面4H、湾曲凹溝4H−1、環状フランジ部5H、テーパ形状面6Hを有する接続頭部2Hの首下部にスリーブワッシャー7Eを嵌着した高圧燃料噴射管である。
なお、本発明における前記湾曲凹溝4B−1、4E−1、4F−1、4G−1、4H−1は、湾曲凹溝4B−1を例にとると該湾曲凹溝の底部が前記A1点、A2点の間に位置するように形成(アンダーカット)してもよいことはいうまでもない。
次に、本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭部の成形加工に用いる芯金付きパンチ部材を図9、図10に基づいて説明する。
図9に示す芯金付きパンチ部材8Aは、中央部に突設した芯金8A−1と、前記図1、図3等に示す円錐面に湾曲凹溝4B−1、4E−1等を有しない接続頭部2A、2Cのシート面3A、4C、円錐面4A、4Cおよび環状フランジ部5A、5Cのそれぞれに対応する球面8A−2、円錐面8A−3、フラット部8A−4を形成したものである。
ここで、芯金8A−1は、管軸方向断面形状が根元部が太くかつ先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面8A−1a、8A−1bとなしている。そして、該芯金は、根元最大径をdo、厚肉鋼管内径をDo、根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをH、前記芯金根元部のテーパ形状面8A−1aの相対する稜線のなすテーパ角度をθ1、該根元部テーパ形状面8A−1aに連なるテーパ形状面8A−1bの相対する稜線のなすテーパ角度をθ2とした場合、do/Doが1.11〜1.23、h/Hが0.78〜0.87、θ1が7〜10度、θ2が2.5〜3度となっている。
図10に示す芯金付きパンチ部材8Bは、中央部に突設した芯金8B−1と、前記図1、図3等に示す円錐面に湾曲凹溝4B−1、4E−1等を有しない接続頭部2A、2Cのシート面3A、3C、円錐面4A、4Cおよび環状フランジ部5A、5Cのそれぞれに対応する球面8B−2、円錐面8B−3、フラット部8B−4を形成したものであって、前記芯金8B−1は、該芯金根元部のテーパ形状面8B−1a、該根元部テーパ形状面8B−1aに連なり先端側に向かって漸次窄まる中間部テーパ形状面8B−1bおよび該中間部テーパ形状面8B−1bに連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面8B−1cを有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、前記芯金の根元から前記中間部テーパ形状面までの軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをH、前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記中間部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面の軸芯とのなすテーパ角度θ3とした場合、h1/Hが0.49〜1.0、h2/Hが1.23〜1.35、θ1が7〜10度、θ2が5〜6.25度、θ3が2.5〜3度となっている。
図11および図12に示す芯金付きパンチ部材8C、8Dは、前記図2、図5〜図8に示す円錐面に環状の湾曲凹溝4B−1、4E−1、4F−1、4G−1、4H−1を有する接続頭部に対応するもので、各接続頭部の中央部に突設した芯金8C−1、8D−1と、前記図2、図5〜図8に示す円錐面に環状の湾曲凹溝4B−1、4E−1、4F−1、4G−1、4H−1を有する接続頭部2B、2E、2F、2G、2Hのシート面4B、4E、4F、4G、4H、湾曲凹溝4B−1、4E−1、4F−1、4G−1、4H−1および環状フランジ部5B、5E、5F、5G、5Hのそれぞれに対応する球面8C−2、8D−2、円錐面8C−3、8D−3、フラット部8C−4、8D−4および凸状の湾曲部8C−5、8D−5を形成した以外は、それぞれ前記9、図10に示す芯金付きパンチ部材8A、8Bと同様である。
次に、本発明の高圧燃料噴射管の頭部成形方法を図13、図14に基づいて説明する。なおここでは、パンチ部材として、前記図9に示すパンチ部材8Aを用いてワッシャーなし接続頭部と、ワッシャー付き接続頭部を成形する方法について説明する。
図13に示す高圧燃料噴射管の頭部成形方法について説明すると、接続頭部の成形に際しては、厚肉鋼管1をチャック9に保持した状態で当該鋼管1の先端部を前記パンチ部材8Aにより軸芯方向へ押圧すると、厚肉鋼管1の頭部加工代の部分が塑性流動し、厚肉鋼管1の先端部に、外側周面を相手座部への球面状のシート面3Aと、該シート面3Aから軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部5Aと、前記シート面3Aに連なって前記環状フランジ部5Aまで先端に向って先細りとなる円錐面4Aとから構成され、かつ該厚肉鋼管1の内部にポケットや皺がほとんど存在しない接続頭部2Aが得られる。この頭部成形方法によれば、管軸方向断面形状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となした芯金8Aの作用により、挫屈成形時、該芯金8Aのテーパ形状面8A−1bの部分の存在により内径の狭塞化が抑制されると同時に、該芯金8Aのテーパ形状面8A−1aと8A−1bとの境界部周辺に材料が塑性流動して当該芯金8Aの外周面に圧接することにより、当該接続頭部2Aの内壁面にはポケットや成形皺がほとんど存在しない流路が得られる。
また、図14に示す高圧燃料噴射管の頭部成形方法は、厚肉鋼管1の接続頭部付近にワシャー7Aを頭部加工代を有して予め外嵌する。続いて、前記と同様に厚肉鋼管1をチャック9に保持した状態で当該鋼管1の先端部を前記パンチ部材8Aにより軸芯方向へ押圧すると、厚肉鋼管1の頭部加工代の部分が塑性流動し、接続頭部2Aが成形されると同時に、該接続頭部2Aの首下部外周面をワシャー7Aが覆い、厚肉鋼管1の先端部に、外側周面を相手座部への球面状のシート面3Aと、該シート面3Aから軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部5Aと、前記シート面3Aに連なって前記環状フランジ部5Aまで先端に向って先細りとなる円錐面4Aとから構成され、かつ該厚肉鋼管1の内部にポケットや皺がほとんど存在しない接続頭部2Aが得られる。このワッシャ付き接続頭部の成形方法においても、前記と同様、管軸方向断面形状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となした芯金8Aの作用により、当該接続頭部2Aの内壁面にはポケットや成形皺がほとんど存在しない流路が得られる。
なおここでは、パンチ部材8Aによる頭部成形方法について説明したが、パンチ部材8B、8C、8Dを用いて成形した場合も同様の作用効果が得られることはいうまでもない。
本発明の高圧燃料噴射管は、接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁面にはポケットや成形皺がほとんど存在しないことから、該頭部内での流体圧によるキャビテーションエロージョンの憂いがなく、かつ応力集中による疲労破壊の起点となる可能性も極めて小さいという優れた効果を有する。また、本発明方法によれば、接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁面にはポケットや成形皺がほとんど存在しない接続頭部を成形することができるので、前記接続頭部内での流体圧によるキャビテーションエロージョンの憂いがなく、かつ応力集中による疲労破壊の起点となる可能性も極めて小さい高圧燃料噴射管を既存の設備で容易に製造することができるという優れた効果を奏する。
したがって、本発明は、ディーゼル内燃機関における燃料供給路として配設多用される高圧燃料噴射管に限らず、比較的細径からなる厚肉鋼管による接続頭部を有する各種の高圧金属配管にも適用可能であり、産業上の利用価値は極めて大きい。
本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭部の第1実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第2実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第3実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第4実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第5実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第6実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第7実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第8実施例を示す縦断側面図である。 本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭部の成形加工に用いる芯金付きパンチ部材の第1実施例を示す縦断側面図である。 同じく芯金付きパンチ部材の第2実施例を示す縦断側面図である。 同じく芯金付きパンチ部材の第3実施例を示す縦断側面図である。 同じく芯金付きパンチ部材の第4実施例を示す縦断側面図である。 本発明の高圧燃料噴射管の接続頭部の成形方法に係る加工工程の第1実施例を示す縦断面による説明図である。 同じく接続頭部の成形方法に係る加工工程の第2実施例を示す縦断面による説明図である。 本発明の対象とする従来の高圧燃料噴射管の接続頭部の一例を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 厚肉鋼管
2A〜2H 接続頭部
3A〜3H 球面状のシート面
4A〜4H 円錐面
5A〜5H 環状フランジ部
6A〜6H テーパ形状面
7A〜7E ワッシャー(スリーブワッシャー)
8A〜8D パンチ部材
8A−1〜8D−1 芯金
8A−1a、8A−1b、8B−1a、8B−1b、8B−1c テーパ形状面
9 チャック

Claims (11)

  1. 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部に、外側周面を相手座部への截頭円錐状または截頭円弧状のシート面となす接続頭部を有する高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有することを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
  2. 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部に、球面状のシート面と、該シート面から軸芯方向に間隔をおいて形成された環状フランジ部と、前記シート面に連なって前記環状フランジ部まで先端に向かって先細りとなる円錐面とから形成され、さらに前記円錐面の一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝が形成された接続頭部を有する高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有することを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
  3. 前記円錐面の一部に設ける環状の湾曲凹溝は、該接続頭部の環状フランジ部よりシート面側に設けるとともに、該接続頭部の断面形状において、該湾曲凹溝の環状フランジ部側端縁をA1点、同フランジ部反対側端縁をA2点、管外径をd、A2点外径をDA とした場合に、下記条件を満足することを特徴とする請求項2に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管。

    DA /d=0.95〜1.3
    A1点−A2点間の湾曲凹溝部の外径≧DA
  4. 前記円錐面の一部に設ける環状の湾曲凹溝は、該接続頭部の環状フランジ部よりシート面側に設けるとともに、該接続頭部の断面形状において、該湾曲凹溝の環状フランジ部側端縁をA1点、同フランジ部反対側端縁をA2点、球面状シート面端縁とA1点までの長さをL、A1点−A2点間の管軸と平行する長さ(湾曲凹溝の幅)をWとした場合に、W/L=0.3〜0.7の条件を満足することを特徴とする請求項2に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
  5. 前記接続頭部の首下部に段付き拡径部を設け、内周部に前記段付き拡径部に対応する段付き拡径部を設けた接続座金を前記接続頭部の首下部に被せた構造としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の高圧燃料噴射管。
  6. 予め定尺に切断された比較的細径からなる厚肉鋼管をその端部に接続のための頭部加工代を残してチャックに保持し、その状態で当該端部へのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈成形加工によって外側周面を相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円弧状のシート面とする接続頭部を形成する高圧燃料噴射管の製造方法において、前記パンチ部材が芯金を有し、かつ該芯金は管軸方向断面形状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となしたことを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
  7. 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元最大径をdo、当該鋼管内径をDoとした場合、do/Do=1.11〜1.23の条件を満足することを特徴とする請求項6に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
  8. 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h/H=0.78〜0.87の条件を満足することを特徴とする請求項6または7に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
  9. 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元部のテーパ形状面および該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まるテーパ形状面を有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2を、それぞれ7〜10度、2.5〜3度とすることを特徴とする請求項6または7に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
  10. 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元部のテーパ形状面、該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる中間部テーパ形状面および該中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面を有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、前記芯金の根元から前記中間部テーパ形状面までの軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h1/H=0.49〜1.0、h2/H=1.23〜1.35の条件を満足することを特徴とする請求項6または7に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
  11. 前記パンチ部材の芯金は、前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記中間部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ3を、それぞれ7〜10度、5〜6.25度、2.5〜3度とすることを特徴とする請求項6、7、10のいずれか1項に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
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