JP2008014356A - スタッド - Google Patents

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JP2008014356A JP2006184175A JP2006184175A JP2008014356A JP 2008014356 A JP2008014356 A JP 2008014356A JP 2006184175 A JP2006184175 A JP 2006184175A JP 2006184175 A JP2006184175 A JP 2006184175A JP 2008014356 A JP2008014356 A JP 2008014356A
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Abstract

【課題】筐体の外側表面に取付けが容易なスタッドを提供する。
【解決手段】スタッド10は、雌ねじ12が形成されたスタッド本体11と、スタッド本体と一体的に結合されたフランジ17と、スタッド本体11及びフランジ17と一体的に形成されたかしめボディー13と、スタッド本体11及びかしめボディー13内に収容される、マンドレル頭部14及びマンドレル軸部15を有するマンドレル18とから構成される。マンドレル18の軸部15を、かしめボディー13と反対側のスタッド本体11の端部から吸引すると、マンドレル頭部14によって、かしめボディー13が塑性変形して、かしめ穴21に固定される。更に、マンドレル軸部15を引き抜くと、マンドレル軸部15に形成されたスリット16で軸部が破断して、マンドレル頭部14は、かしめボディー13の内部に残される。
【選択図】図2

Description

本発明は、スタッドに関し、更に詳しくは、かしめ工法でハウジングなどの筐体や板材に取付け可能なスタッドに関する。
ハウジングなどの筐体や板材に取付け可能なスタッドとしては、プレス機械を利用して取り付ける圧入タイプのスタッドや、溶接機を利用して取り付ける溶接タイプのスタッドなどが知られている。しかし、これらスタッドの取付けには、プレス機械や溶接機などの特別な装置を必要とすることから、従来は、現場での機械修理や部品追加などの施工には、スタッドを利用することが困難であった。
特許文献1には、かしめ工法によって簡単に取付けが可能なスタッドが記載されている。図3(a)〜(c)は、該特許文献に記載された、スタッドを母材に取り付ける際の様子を工程順に示している。スタッド30は、中空円筒形状のスタッド本体31と、スタッド本体の一端に取り付けられたフランジ32と、頭部34及び軸部35を有するマンドレル33とから構成される。スタッド本体31には、その一端にマンドレル頭部34の外径よりも大きな内径の第1の孔と、マンドレル頭部34の外径よりも小さな内径の第2の孔と、双方の孔を連結するテーパー部とが形成されている。
スタッド30の母材(板材)40への取付けに際しては、まず、フランジ32を利用して母材40にスタッド本体31を上側から押し付け、マンドレル頭部34と反対側の軸端部を先端とし、マンドレル軸部35をスタッド本体31の第1の孔側から挿入する(図3(a))。挿入した側と反対側で、フランジ32を固定具41で母材40側に押し付けながら、油圧などを利用して、マンドレル33の軸端部をスタッド本体31から引き抜く。これにより、マンドレル頭部34が第1の孔、テーパー部及び第2の孔を通過し、その通過の際に第2の孔の内径を拡大する(図3(b))。これによって、第1の孔の内径に変化を与えることなく、第2の孔に隣接するスタッド本体31の外径の一部が拡大し、スタッド本体31と母材40とが機械的に結合される(図3(c))。このように母材40に取り付けられたスタッド30は、例えば回転軸として利用される。
特開昭58−174712号公報
上記かしめ工法によるスタッド取付けでは、母材のマンドレル挿入側の表面にスタッドが取り付けられる。このため、マンドレルの引抜き側にスタッドを形成したい場合には、別に工夫が必要となる。しかし、上記特許文献には、その場合については記載がない。
上記に鑑み、本発明は、特にハウジングなどの筐体の外側表面に取り付けて好適であり、特別な機械装置を必要とすることなく、簡易に取付けが可能なスタッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスタッドは、軸線方向に伸びる第1の筒状空間を内部に有するスタッド本体と、
前記第1の筒状空間と連結されて該第1の筒状空間から前記軸線方向に延びる第2の筒状空間を有し、前記スタッド本体と一端が結合されたかしめボディーと、
前記第1の筒状空間との連結部分に隣接する前記第2の筒状空間の内径部分よりも大きな外径を有するマンドレル頭部と、該マンドレル頭部に一端が結合されており、他端を先端として前記かしめボディーの他端から挿入されると前記第1及び第2の筒状空間を貫通し前記他端が前記第1の筒状空間から突出する長さを有するマンドレル軸部とを備えるマンドレルとを具備し、
前記マンドレルは、前記マンドレル頭部に隣接するマンドレル軸部の部分にスリットが形成されており、前記マンドレル軸部に印加される他端での引張力によって、前記スリットにおいて破断可能であることを特徴とする。
本発明のスタッドでは、スタッド本体とかしめボディーとを結合して、第1及び第2の筒状空間を軸線に沿って形成し、スタッド本体側からマンドレル軸部の他端を吸引すると、マンドレル頭部がかしめボディーを拡張して、筐体や板材に固定される。マンドレル軸部を更に吸引すると、マンドレル軸部はスリットで破断するので、マンドレル頭部はかしめボディー内に残され、スタッド本体内の第1筒状空間は、スタッド本来の目的に有効に利用できる。特に、スタッド本体を筐体の外表面に取り付けるときには、スタッドの固定作業の殆どが筐体外部で行われるので、取付けが容易となる。
本発明のスタッドでは、前記スタッド本体には、前記かしめボディーとの結合部分に隣接してフランジが形成される構成が採用可能である。フランジとかしめボディーとによって筐体や板材を挟むことで、特に強固な固定が可能となる。
また、前記スタッド本体は、前記第1の筒状空間を規定する内面に雌ねじが形成される構成が採用できる。雌ねじが露出する第1の筒状空間内には、マンドレル吸引後には不要な残存物がないので、スタッドが有効に利用できる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態のスタッドを、筐体を構成する板材に取り付けた状態で示す断面図である。スタッド10は、内部に雌ねじ12が形成されたスタッド本体11を有し、スタッド本体11が筐体20の外側表面に取り付けられている。スタッド10は、スタッド本体11と、スタッド本体11の下端にスタッド本体11と一体的に形成されたフランジ17と、フランジ17から延びるかしめボディー13とから構成される。かしめボディー13の内部には、かしめ施工に際してかしめボディー13の内部に残されたマンドレル頭部14が、マンドレル軸部15の一部と共に収容されている。
マンドレル頭部14は、かしめボディー13の内部に形成された略円筒状の孔を外部に向かって押し拡げており、これによって、かしめボディー13の外表面と筐体20のかしめ穴とが噛み合って結合している。このため、スタッド本体11は、筐体20の外部表面側にしっかりと固定される。
図2は、上記実施形態のスタッド10を、筐体20を構成する板材のかしめ穴21に挿通し、且つ、これに固定する前の状態で示している。取付け前のスタッド10は、スタッド本体11と、フランジ17と、かしめボディー13と、マンドレル18とから構成される。スタッド本体11は、全体として中空円筒形状を有し、内部表面に雌ねじ12が形成されている。かしめボディー13は、スタッド本体11及びフランジ17と一体的に形成されており、スタッド本体11の円筒孔(第1の円筒孔)の軸線方向に、その第1の円筒孔と連続する、末広がり形状の第2の円筒孔を有する。第2の円筒孔に対応するかしめボディー13の外径は、筐体20に形成されたかしめ穴21の径よりも幾らか小さく形成されており、マンドレル18は、この時点で筐体20の表面と直交方向に移動可能である。
スタッド本体11の第1の円筒孔及びかしめボディー13の第2の円筒孔を貫通してマンドレル軸部15が延びている。マンドレル軸部15の一端には、マンドレル軸部15よりも大径のマンドレル頭部14が形成されている。また、マンドレル頭部14に隣接してマンドレル軸部15には、スリット16が形成されている。マンドレル軸部15は、マンドレル軸部15に加えられる引っ張り応力によって、そのスリット16において破断が可能である。
マンドレル軸部15の他端を先端にして、矢印方向に、かしめボディー13の第2の円筒孔側から、スタッド本体11側にマンドレル軸部15を挿入すると、マンドレル軸部15の先端は、スタッド本体11の端部から露出する。その時点で、マンドレル頭部14は、かしめボディー13の端面に止められ、かしめボディー13の外部に残される。
マンドレル引き抜き用の工具(リベット締結機)を利用して、マンドレル軸部15の他端を上方に吸引すると、マンドレル頭部14はかしめボディー13内部の円筒孔内に進入し、かしめボディー13を塑性変形させて、その外径を拡張する。このため、かしめボディー13の外面は筐体20のかしめ穴21にしっかりと固定される。マンドレル軸部15の他端を更にリベット締結機で引き上げると、マンドレル頭部14は、その直径がかしめ穴21の径よりも大きいため、かしめボディー13を介して筐体20の表面によって止められる。このため、マンドレル軸部15のスリット16が破断し、マンドレル軸部15は、その一部及びマンドレル頭部14をかしめボディー13の内部に残して、スタッド本体11の円筒孔から上方に引き抜かれる。
マンドレル軸部15のスリット16は、円筒孔内に残されるマンドレル軸部15の部分が、スタッド本体11の雌ねじの部分よりも下方となるように、その位置が定められている。また、マンドレル軸部15は、雌ねじ12を形成するための下穴の径よりも小さな直径を有する。
上記実施形態のスタッドは、基本的にはリベットと同じ製法で製造でき、リベットフランジを雌ねじスタッドに置き換えるのみで製造できる。このため、製作が容易で且つ安価に製作可能である。
また、スタッド取付の際に、実質的に片側締結作業のみで取付けができ、熟練作業を要しない。このため、自動化が容易である。特に、筐体の外側表面などにスタッドを取り付ける際には、筐体表面での片側締結作業によって取付けができ、狭いハウジング空間を有する筐体の表面にも容易に取付け可能である。
更に、施工に際して、圧入装置や溶接機などを必要とせず、汎用リベット締結機を使用しての取付けが可能である。従って、高価な装置の購入が不要であり、設備投資の抑制が可能である。
更には、スタッドの取付に際して、リベットと同等の取付け強度が得られるので、圧入タイプや、溶接タイプのスタッドなどとほぼ同等な強度を得ることができる。
本発明のスタッドは、リベット締結と同様に、ボディーの座屈変形を利用したかしめ方法を採用する高強度タイプや、シール材を利用した水密性タイプなど種々のタイプのスタッドに適用可能である。
以上、本発明をその好適な実施態様に基づいて説明したが、本発明のスタッド及びその取付方法は、上記実施態様の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施態様の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係るスタッドを筐体に取り付けた状態で示す断面図。 図1のスタッドを筐体に固定する前の状態で示す断面図。 従来のスタッドの取付け方法を順次に示す断面図。
符号の説明
10:スタッド
11:スタッド本体
12:雌ねじ
13:かしめボディー
14:マンドレル頭部
15:マンドレル軸部
16:スリット
17:フランジ
18:マンドレル
20:筐体
21:かしめ穴
30:スタッド
31:スタッド本体
32:フランジ
33:マンドレル
34:マンドレル頭部
35:マンドレル軸部
40:母材
41:固定具

Claims (3)

  1. 軸線方向に伸びる第1の筒状空間を内部に有するスタッド本体と、
    前記第1の筒状空間と連結されて該第1の筒状空間から前記軸線方向に延びる第2の筒状空間を有し、前記スタッド本体と一端が結合されたかしめボディーと、
    前記第1の筒状空間との連結部分に隣接する前記第2の筒状空間の内径部分よりも大きな外径を有するマンドレル頭部と、該マンドレル頭部に一端が結合されており、他端を先端として前記かしめボディーの他端から挿入されると前記第1及び第2の筒状空間を貫通し前記他端が前記第1の筒状空間から突出する長さを有するマンドレル軸部とを備えるマンドレルとを具備し、
    前記マンドレルは、前記マンドレル頭部に隣接するマンドレル軸部の部分にスリットが形成されており、前記マンドレル軸部に印加される引張力によって、前記スリットにおいて破断可能であることを特徴とするスタッド。
  2. 前記スタッド本体には、前記かしめボディーとの結合部分に隣接してフランジが形成されている、請求項1に記載のスタッド。
  3. 前記スタッド本体は、前記第1の筒状空間を規定する内面に雌ねじが形成されている、請求項1又は2に記載のスタッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010144806A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd 締結部材及びその取付け方法
CN108980173A (zh) * 2018-09-28 2018-12-11 无锡安欣达科技有限公司 高温高强度铆钉

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