JP5367398B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明はパチンコ遊技機に関するものである。
1種タイプのパチンコ遊技機においては、特別図柄変動表示装置に表示される特別図柄が所定図柄で停止したときに遊技者に有利な特別遊技(以下、「大当たり遊技」と称する)を実行するようにしている。この種のパチンコ遊技機においては、遊技演出として遊技者が遊技を継続して行うことにより、例えば特定のアイテム(宝物等)を取得していき、取得したアイテムが所定個数に達したときに、期待度の高い遊技演出を行うことでゲームの興趣を高めるようにしたものがある。
なお、特許文献1には、遊技実績(大当たり回数)に応じて遊技者に有利となる特典を与えるようにした遊技機が開示されている。
特開2006−130080公報
しかしながら、従来のパチンコ遊技機では、所定個数の宝物を取得したときに実行される演出は、必ずしも遊技者に有益又は有利となる遊技状態、例えば大当たり遊技状態や、大当たりの当選確率を高めた高確率遊技状態、特別図柄の変動時間を短縮する時間短縮遊技状態(以下、「時短遊技」と称する)などをと関係を有するものでなかった。つまり、特定のアイテムの取得は、あくまでも遊技演出の一つであった。このため、遊技に熟知した遊技者からすれば、所定個数の特定アイテムを取得したときに期待度の高い演出を行ったとしても、その遊技演出が大当たり等の有益な遊技状態、或いは遊技者に有利な遊技状態に結びつかないことがわかってしまうため、却って興趣を損なう問題点があった。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、遊技者が特定のアイテムを所定個数、取得したときに実際に遊技者に有利な遊技状態を付与できるようなゲーム性を有するパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、本発明の第1の形態は、遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、前記変動入賞装置への遊技球の入球を契機に特別遊技に当選したか否かの判定を行う特別遊技判定手段と、前記特別遊技判定手段により特別遊技に当選したと判定されたときに、前記特別遊技の当選確率を第1当選確率または前記第1当選確率より僅かに高い第2当選確率に設定する当選確率設定手段と、前記特別遊技として、遊技者に有益となる第1特別遊技又は遊技者に有益とならない第2特別遊技の何れかを選定する特別遊技選定手段と、前記特別遊技終了後、前記変動入賞装置に遊技球が入賞し難い第1遊技状態または前記変動入賞装置に遊技球が入賞し易い第2遊技状態の何れかに設定する遊技状態設定手段と、を備え、前記当選確率設定手段は、前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第1当選確率のときは前記第2特別遊技後の当選確率を前記第2当選確率に設定し、前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達していないときは前記第2特別遊技後の当選確率を前記第2当選確率に設定し、前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達したときは前記2特別遊技後の当選確率を前記第1当選確率に設定し、前記遊技状態設定手段は、前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第1当選確率のときは前記第2特別遊技後の遊技状態を前記第1遊技状態に設定し、前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達していないときは前記第2特別遊技後の遊技状態を前記第1遊技状態に設定し、前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達したときは前記2特別遊技後の遊技状態を前記第2遊技状態に設定することを特徴とする。
本発明の第2の形態は、前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選した場合、前記第2遊技状態へ移行するまでの期間を示唆する示唆演出の実行する演出制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の形態は、前記遊技状態設定手段は、前記第2遊技状態のときに前記第1特別遊技または前記第2特別遊技に当選したと判定されたときは、前記第1特別遊技後または前記第2特別遊技後の遊技状態を前記第2遊技状態に設定することを特徴とする
本発明の第4の形態は、前記遊技状態設定手段は、前記第1遊技状態のときに前記第1特別遊技に当選したと判定されたときは、前記該第1特別遊技後の遊技状態を前記第2遊技状態に設定することを特徴とする
本発明によれば、第1遊技状態において第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達したときは第2特別遊技後の遊技状態を第1遊技状態より遊技者に有利な第2遊技状態に設定することが可能になる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 本実施形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技制御基板に備えられている特徴的な機能ブロック図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の遊技モードとその遷移を示した図である。 大当たり当選時に電チューサポートの有無を決定する電チューテーブルの構成を示した図である。 本実施形態のパチンコ遊技機における遊技フローの一例を示した図である。 タイマ割込処理を示したフローチャートである。 第1始動口SW処理を示したフローチャートである。 第2始動口SW処理を示したフローチャートである。 ゲートSW処理を示したフローチャートである。 特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 特図停止中処理を示したフローチャートである。 変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大入賞装置処理の一例を示したフローチャートである。 電チュー処理の一例を示したフローチャートである。 出力処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、発射レバー103を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする外レールR1及び内レールR2が設けられている。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。画像表示器11の下方には、可変入賞装置12が配置されている。
可変入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する変動入賞装置である電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14とを備えて構成される。上始動口13の内部には、特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第1始動口スイッチ(SW)13a(図2参照)が設けられている。また電チュー14の内部には、特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第2始動口スイッチ(SW)14a(図2参照)が設けられている。
また画像表示器11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)15a(図2参照)が設けられており、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、所定時間作動して停止するようになっている。そして所定態様で停止したときに電チュー14を所定時間、開成動作するように構成されている。
可変入賞装置12の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
また遊技盤10の右側下方の遊技領域外には、特別図柄の変動と表示を行う特別図柄表示器21及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。特別図柄表示器21は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより大当たりに当選した否か表示するようにしている。
特別図柄表示器21の特別図柄が変動中に第1始動口スイッチSW13aまたは第2始動口SW14aによって遊技球の入球が検知された場合は、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)をそれぞれ4個、最大8個留保可能に構成される。この保留球の留保数は、特別図柄保留ランプ24により表示される。
またゲート15の普通図柄が変動中にゲートSW15aを通過した場合も、ゲートSW15aの通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利が最大4個留保される。この権利は普通図柄保留ランプ26により表示される。
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す遊技制御装置には、主制御基板として、遊技の進行を制御するメイン制御基板111が設けられている、また副(サブ)制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
メイン制御基板111は、メインCPU112、ROM113、及びRAM114を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
メイン制御基板111には、上始動口13に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド14b、ゲート15に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通入賞口SW17a、特別図柄保留ランプ24、普通図柄保留ランプ26、特別図柄表示器21、普通図柄表示器23等が接続されている。
またメイン制御基板111には、演出制御基板121及び払出制御基板151が接続されている。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125を有し、遊技演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板121には、画像制御基板131、ランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御部121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、盤ランプ145や枠ランプ146、可動役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球を払い出す払出装置の払出駆動モータ155等の駆動制御を行う。
図3は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技制御基板に備えられている特徴的な機能ブロック図であり、(a)はメイン制御基板の機能ブロック図、(b)は演出制御基板の機能ブロック図である。
図3(a)に示すメイン制御基板111のROM113は、遊技データ取得手段31、特別遊技判定手段32、特別遊技当選確率変更手段34、特別遊技当選確率復帰手段35、特別遊技選定手段36、特典遊技実行手段37、及び特典遊技実行制御手段38を備える。一方、図3(b)に示す演出制御基板121のROM123は、演出制御手段41を備えている。
遊技データ取得手段31は、始動口13又は電チュー14への遊技球の入球を契機に遊技データを抽選により取得する。
特別遊技判定手段32は、遊技データ取得手段に31より取得された遊技データに基づいて、特別遊技である大当たりに当選したか否かの判定を行う。
特別遊技実行手段33は、特別遊技判定手段32により、遊技者に有益となる長大当たり遊技(第1特別遊技)、遊技者に有益とならない短大当たり遊技(第2特別遊技)の何れかを実行する。
長大当たり遊技を実行する場合は、大入賞装置の大入賞口16を所定時間(例えば29秒)開状態とするか、もしくは大入賞口16内に所定個数(例えば9個)の遊技球が入賞するまでの期間を1ラウンドとした開放動作を所定ラウンド繰り返す。一方、短大当たり遊技を実行する場合は、大入賞装置の大入賞口16を所定時間(例えば0.2秒)、開状態とする開放動作を所定ラウンド(例えば2ラウンド)繰り返す。
特別遊技当選確率変更手段34は、特別遊技判定手段32により大当たり遊技に当選したと判定されたときに、大当たり遊技の当選確率が通常遊技状態の大当たり当選確率である低確率(第1当選確率)である場合は、大当たり遊技の当選確率を低確率より僅かに高い高確率(第2当選確率)に変更する。例えば、低確率(第1当選確率)を1/40に設定した場合は高確率(第2当選確率)を1/39に設定する。なお、本実施形態のパチンコ遊技機では、低確率(第1当選確率)を1/40、高確率(第2当選確率)を1/39に設定する場合を例に挙げて説明するが、第1当選確率と第2当選確率の比率は、近似する確率の範囲内であれば任意に設定可能である。近似する確率の範囲は、経験等から第1当選確率(低確率)と第2当選確率(高確率)の比率を約1:1.2以内にすれば良い。因みに第1当選確率が1/40ならば、第2当選確率は1/33であれば、近似する確率の範囲内といえる。また本実施形態では、第1当選確率を1/40としたが、これはあくまでも一例であり、第1当選確率も任意に設定可能である。
特別遊技当選確率復帰手段35は、大当たりに所定回数当選した場合に、大当たり遊技の当選確率を高確率から低確率に復帰させる。例えば、特別遊技当選確率復帰手段35は、大当たり遊技の当選確率が低確率のときに当選した大当たり遊技を含めて、例えば5回、大当たり遊技に当選した場合に、大当たり遊技の当選確率を高確率から低確率に復帰させる。なお、本実施形態では、当選確率が低確率のときの大当たり当選を含めて5回、大当たりに当選したときに大当たり当選確率を高確率から低確率に復帰させるようにしているが、これはあくまでも一例であり、大当たりの当選回数は適宜設定すればよい。
特別遊技選定手段36は、大当たり遊技として、遊技者に有益となる長大当たり遊技、又は遊技者に有益とならない短大当たり遊技の何れかを選定する。
特典遊技実行手段37は、遊技者に有利な特典遊技を実行可能とされる。特典遊技としては、電チュー14の可動片が開状態となる開放期間を延長する時短遊技を、例えば特別図柄が100回、変動するまで実行する。なお、時短回数はあくまでも一例であり、適宜設定可能である。
特典遊技実行制御手段38は、大当たり遊技の当選確率を高確率から低確率に復帰させる際に、その当選確率を低確率に戻す大当たり遊技終了後に特典遊技実行手段37により時短遊技が実行されるよう制御している。このとき付与する時短遊技は、例えば100回の期限付きの時短遊技とされる。
また特典遊技実行制御手段38は、特別遊技選定手段36により大当たり遊技として長大当たりが選定された際に、その長大当たり遊技終了後に特典遊技実行手段37により特典遊技である時短遊技が実行されるよう制御している。このとき付与する時短遊技は、例えば次回の大当たりを約束する無期限の時短遊技とされる。但し、長大当たりが当選確率を低確率に戻す大当たり遊技に該当する場合、付与する時短遊技は例えば100回の期限付きの時短遊技とする。なお、長大当たり遊技終了後に付与する時短遊技は、全て期限付きの時短遊技としてもよいことは言うまでもない。
さらに特典遊技実行制御手段38は、特典遊技実行手段36により時短遊技が実行されている期間に特別遊技判定手段32により大当たり遊技に当選したと判定された場合には、その大当たり遊技終了後に特典遊技実行手段37により時短遊技が実行されるよう制御している。このとき付与する時短遊技は、例えば次回の大当たりまでの無期限の時短遊技とされる。但し、大当たりが当選確率を低確率に戻す大当たり遊技に該当する場合、付与する時短遊技は、例えば100回の期限付きの時短遊技とされる。勿論、このとき付与する時短遊技は、全て期限付きの時短遊技としてもよい。
図3(b)に示す演出制御手段41は、特別遊技判定手段32により大当たりに当選したと判定され、且つ、特別遊技選定手段36により短大当りが選定されたときは、低確率のときに当選した大当たり遊技を含めて所定回数目(例えば5回目)の大当たり遊技終了後に付与する時短遊技を示唆する演出を実行する。例えば、演出制御手段41は、5個取得すれば完成するアイテムを画像表示器11の画面上に表示しておき、大当たりに当選するごとにアイテムを1つずつ取得するような示唆演出を行うことで、5回目の大当たり遊技後の時短遊技を示唆することが考えられる。なお、示唆演出は、画像表示器11の表示画面を利用して行う以外にも、スピーカ105を利用して行っても良いし、枠ランプ146や盤ランプ146を利用して行っても良い。さらには、これら画像表示器11、スピーカ105、及び枠ランプ146や盤ランプ146等を複合して行うようにしても良い。
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機における遊技モードとその遷移を示した図である。また図5は大当たり当選時に電チューサポートの有無を決定する電チューテーブルの構成を示した図であり、図5(a)は、第1電チューサポートテーブルの構成を示した図、図5(b)は、第2電チューサポートテーブルの構成を示した図である。なお、本実施形態のパチンコ遊技機は、大当たりに5回当選したときに大当たり当選確率を高確率から低確率に戻すように構成されているものとして説明する。
図4に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機は、通常モード50、第1遊技モード51、第2遊技モード52、第3遊技モード54という4つの遊技モードを有する。
通常モード50は、大当り当選確率が低確率状態(1/40)で、電チュー14が開状態となる期間の延長が無い状態、つまり電チュー14による補助遊技(電チューサポート)が無い遊技モードであり、遊技者にとって不利な遊技モードである。
第1遊技モード51は、大当り当選確率が低確率状態より僅かに高い高確率状態(1/39)で、電チューサポートが無い遊技モードである。この第1遊技モードは、上記した通常モード50に比べて大当たり確率は僅かに高いだけであるため、通常モード同様、遊技者にとって不利な遊技モードである。
第2遊技モード52は、大当り当選確率が高確率状態(1/39)で、電チュー14が開状態となる期間の延長がある状態、つまり電チューサポートが有る遊技モードであり、遊技者にとって有利な遊技モードである。
第3遊技モード52は、大当り当選確率が高確率状態より僅かに低い低確率状態(1/40)で、電チューサポートが有る遊技モードであり、大当り当選確率が高確率状態より僅かに低いものの高確率状態とほぼ同じであるため、第2遊技モード同様、遊技者にとって有利な遊技モードである。但し、本実施形態では、第2遊技モードにおける時短遊技が次の大当たりまで無期限であるのに対して、第3遊技モードにおける時短遊技は期限付き(例えば100回)とされる。
図5(a)に示す第1電チューサポートテーブルは、1回目〜4回目の大当たり遊技終了後の電チューサポートを決定するテーブルである。
第1電チューサポートテーブルでは、長大当たりに当選した場合、通常モード、第1〜第3遊技モードのいずれのモードにおいても、次回の大当たりまでの電チューサポートを付与する。一方、短大当たりに当選した場合は、遊技モードが第2遊技モード又は第3遊技モードのときのみ次回の大当たりまでの電チューサポートを付与し、それ以外の通常モード又は第1遊技モードのときは電チューサポートを付与しないように構成されている。
また図5(b)に示す第2電チューサポートテーブルは、5回目の大当たり遊技終了後の電チューサポートを決定するテーブルである。第2電チューサポートテーブルでは、いずれの遊技モードにおいても大当たり終了後、例えば100回の期限付きで電チューサポートを付与するように構成されている。なお、通常モードにおいて5回目の大当たり遊技に当選することはない。
以下、図5を参照しながら図4に示す遊技モードの遷移について説明する。
先ず、図4に示すように、通常モード50のときに短大当たりに当選した場合、つまり1回目の大当たりが短大当たりの場合は、第1遊技モード51に移行(矢印A)する。この場合は、図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポートは無しである。次に、第1遊技モード51のときに短大当たりに当選した場合、その短大当たりが2回目から4回目の大当たりの場合は、大当り遊技終了後に再び第1遊技モード51に移行(矢印B)する。従って、この場合も図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポート無しである。
一方、第1遊技モード51における短大当たりが5回目の大当たりの場合は、第3遊技モード53に移行(矢印C)する。この場合は、図5(b)に示すように、大当たり遊技終了後に100回の電チューサポートが付与される。
第3遊技モード53において短大当たりに当選した場合、つまり1回目の大当たりが再び短大当たりの場合は、第2遊技モード52に移行(矢印D)する。この場合は、図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポートが次回の大当たりまで付加される。
次に、第2遊技モード52のときに短大当たりに当選した場合、その短大当たりが2回目から4回目の大当たりの場合は、大当り遊技終了後に再び第2遊技モード52に移行(矢印E)する。従って、この場合も図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポートが次回の大当たりまで付加される。
一方、第2遊技モード52における短大当たりが5回目の大当たりの場合は、第3遊技モード53に移行(矢印F)する。この場合は、図5(b)に示すように、大当たり遊技終了後に100回の電チューサポートが付与される。
また、通常モード50のときに長大当たりに当選した場合、つまり1回目の大当たりが長大当たりの場合は、第2遊技モード52に移行(矢印G)する。この場合は、図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポートが次回まで付加される。
また第1遊技モード51のときに長大当たりに当選した場合、その長大当たりが2回目から4回目の大当たりの場合は、第2遊技モード52に移行(矢印H)する。この場合も図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポートが次回まで付加される。一方、第1遊技モード51における長大当たりが5回目の大当たりの場合は、第3遊技モード53に移行(矢印I)する。この場合は、図5(b)に示すように、大当たり遊技終了後に100回の電チューサポートが付与される。
また第2遊技モード52のときに長大当たりに当選した場合、その長大当たりが2回目から4回目の大当たりの場合は、再び第2遊技モード52に移行(矢印J)する。この場合も図5(a)に示すように、大当たり遊技終了後の電チューサポートが次回まで付加される。一方、第2遊技モード51における長大当たりが5回目の大当たりの場合は、第3遊技モード53に移行(矢印K)する。この場合は、図5(b)に示すように、大当たり遊技終了後に100回の電チューサポートが付与される。
また、第3遊技モード53において長大当たりに当選した場合、第2遊技モード52に移行(矢印L)する。この場合は、図5(a)に示すように大当たり遊技終了後の電チューサポートが次回の大当たりまで付加される。
一方、第3遊技モード53において、時短遊技を所定回数(例えば100回)行っても大当りに当選しない場合は、通常モード50に移行(矢印M)する。
図6は、本実施形態のパチンコ遊技機における遊技状態フローの一例を示した図である。
この図6(a)に示すように、低確率遊技状態(低確率:1/40)のときに、一回目の大当たりとして短大当たりに当選した場合は、短大当たり遊技終了後、時短無し高確率遊技状態(1/39)に移行する。このような高確率遊技状態は、大当たり当選確率が低確率遊技状態より僅かに高いだけで低確率遊技状態と同じとされる。従って、高確率遊技状態であっても、高確率遊技状態を意識することなく遊技を行うことになる。この後、高確率遊技状態において、二回目、三回目、四回目の大当たりとして、夫々短大当たりに当選した場合も、時短無し高確率遊技状態(1/39)に移行する。さらに、高確率遊技状態において、五回目の大当たりとして、短大当たりに当選した場合は、その短大当たり遊技終了後、100回の時短有り低確率遊技状態(1/40)に移行する。
次に、図6(b)に示すように、100回の時短有り低確率遊技状態(1/40)のときに、一回目の大当たりとして短大当たりに当選した場合は、短大当たり遊技終了後、次回迄の時短有り高確率遊技状態(1/39)に移行する。この高確率遊技状態において、二回目の大当たりとして、短大当たりに当選した場合も、次回迄の時短有り高確率遊技状態(1/39)に移行する。そして、例えば三回目の大当たりとして、出球を伴う長大当たりに当選した場合は、その長大当たり遊技終了後、次回迄の時短有り高確率遊技状態(1/39)に移行する。この後、次回迄の時短有り高確率遊技状態において、四回目の大当たりとして短大当たりに当選した場合も、次回迄の時短有り高確率遊技状態(1/39)に移行する。さらに、この次回迄の時短有り高確率遊技状態において、五回目の大当たりとして短大当たりに当選した場合は、その短大当たり遊技終了後、100回の時短有り低確率遊技状態(1/40)に移行する。そして、100回の時短有り低確率遊技状態(1/40)において、再び大当たりに当選した場合は、先に図6(b)において述べたように、大当たり遊技終了後に次回迄の時短有り高確率遊技状態(1/39)に4回移行して、5回目の大当たり遊技終了後に100回の時短有り低確率遊技状態(1/40)に移行する。一方、100回の時短有り低確率遊技状態(1/40)において、大当たりに当選しなかった場合は、時短遊技が無い低確率遊技状態になる。
このように、本実施形態のパチンコ遊技機では、通常モード50において、短大当たりに当選した場合、第1遊技モード51又は第2遊技モード52に移行する。そして、例えば5回目の大当たり遊技に当選した場合は、その大当たり遊技終了後、例えば100回の時短遊技を付与した第3遊技モードに移行するようにした。
このように構成すれば、第1遊技モード51において、遊技者に有益とならない短大当たりに当選した場合でも、例えば5回の大当たり遊技終了後に遊技者に有利な時短遊技を付与することができる。
また本実施形態のパチンコ遊技機では、長大当たりに当選した場合、大当たり遊技終了後に遊技者に有利な時短遊技を付与することができる。
さらに本実施形態のパチンコ遊技機では、第3遊技状態53の時短遊技中に、再び大当たりに当選した場合は、大当たり遊技終了後に第2遊技モード52に移行するので、遊技者に有利な時短遊技を付与することができる。
また本実施形態でのパチンコ遊技機では、低確率遊技状態の当選確率(1/40)と高確率遊技状態の当選確率(1/39)とが略等しいため、図6(a)に示す短大当たり終了後の高確率遊技状態は、低確率遊技状態と殆ど同じ遊技状態となるが、5回目の短大当たり終了後の低確率遊技状態には、遊技者に有利な100回の時短遊技を付与するようにしている。
従って、例えば、図6(a)に示す短大当たり当選時において、演出制御手段41により、アイテムを1つずつ取得するような示唆演出を行い、5回目の短大当たり当選時に時短遊技を示唆する示唆演出を行うようにすれば、遊技者が5個のアイテムを取得することで、あたかも実際に時短遊技が付与されたようなゲーム性を有するパチンコ遊技機を実現することができる。
以下、これまで説明した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置のメイン制御基板111が実行する処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理は、メイン制御基板111のメインCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
[タイマ割込処理]
図7は、タイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S1)、始動口SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、普通図柄処理(S5)、大入賞口処理(S6)、電チュー処理(S7)、賞球処理(S8)、出力処理(S9)を行った後、繰り返し初期値乱数の更新を行う(S10)を行う。
以下、メインCPUがタイマ割込処理において実行する各種処理について説明する。
[第1始動口SW処理]
図8は、第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。この処理により遊技データ取得手段31の機能が実現される。
メインCPU112は、第1始動口SW13aがONであるか否かの判別を行い(S21)、第1始動口SW13aがONであると判別した場合は(S21:Yes)、第1始動口SW13aの検知回数をカウントしたカウント値U1が、U1<4であるか否かの判別を行う(S22)。カウント値U1が「4」より小さい場合は(S22:Yes)、カウント値U1に「1」を加算する(S23)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に格納する(S24)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S25)、メイン処理に戻る。なお、ステップS22において、カウント値U1が「4」であると判別した場合は(S22:No)、ステップS25に移行して、賞球3個コマンドをセットしてメイン処理に戻る。また、ステップS21において、第1始動口SW13aがONでないと判別した場合は(S21:No)、そのままメイン処理に戻る。
[第2始動口SW処理]
図9は、第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。この処理により遊技データ取得手段31の機能が実現される。
メインCPU112は、第2始動口SW14aがONであるか否かの判別を行い(S31)、第2始動口SW14aがONであると判別した場合は(S31:Yes)、第2始動口SW14aの検知回数をカウントしたカウント値U2が、U2<4であるか否かの判別を行う(S32)。カウント値U2が「4」より小さい場合は(S32:Yes)、カウント値U2に「1」を加算する(S33)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。なお、ステップS32において、カウント値U2が「4」であると判別した場合は(S32:No)、各種乱数を取得することなく、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。また、ステップS31において、第2始動口SW14aがONでないと判別した場合は(S31:No)、そのままメイン処理に戻る。
[ゲートSW処理]
図10は、ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特典遊技実行手段37の機能が実現される。
メインCPU112は、ゲート15のゲートSW15aがONであるか否かの判別を行い(S41)、ゲートSW15aがONであると判別した場合は(S41:Yes)、ゲートSW15aの検知回数をカウントしたカウント値Gが、G<4であるか否かの判別を行う(S42)。カウント値Gが「4」より小さい場合は(S42:Yes)、カウント値Gに「1」を加算し(S43)、当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S44)、メイン処理に戻る。なお、ゲートSW15aがONでない場合(S41:No)、またはカウント値G<4の場合も(S42:No)、メイン処理に戻る。
[特図変動処理]
図11は、特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特別遊技判定手段32の機能が実現される。
メインCPU112は、大当たり中であるか否かの判別を行い(S51)、大当たり中でないと判別した場合は(S51:No)、特別図柄表示器21の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S52)。特別図柄が変動中であると判別した場合は(S52:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判別を行い(S53)、変動時間が終了したと判別した場合は(S53:Yes)、特別図柄表示器21に対して変動停止コマンドをセットして(S54)、変動を停止させる(S55)。この後、変動時間をリセットし(S56)、後述する停止中処理(S57)を実行してメイン処理に戻る。
なお、ステップS51において、大当たり中であると判別した場合(S51:Yes)、或いはステップS53において、変動時間が終了していないと判別した場合も(S53:No)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS52において、特別図柄が変動中でないと判別した場合は(S52:No)、第2始動口SW14aの検知回数をカウントしたカウント値U2が、U2≧1であるか否かの判別を行い(S58)、カウント値U2が≧1であると判別した場合は(S58:Yes)、カウント値U2を「1」減算して(S59)、大当たり判定処理を実行する(S60)。
また、ステップS58において、カウント値U2が≧1でないと判別した場合は(S58:No)、次に第1始動口SW13aの検知回数をカウントしたカウント値U1が、U1≧1であるか否かの判別を行い(S61)、カウント値U1が≧1であると判別した場合は(S61:Yes)、カウント値U1を「1」減算して(S62)、大当たり判定処理を実行する(S60)。
ステップS60において大当たり判定処理を実行後は、変動パターン選択処理を実行し(S63)、対応する特別図柄表示器に変動開始コマンドをセットする(S64)、この後、特図表示器の変動を開始させ(S65)、変動時間の計測を開始して(S66)、メイン処理に戻る。なお、ステップS61において、カウント値U1が≧1でないと判別した場合は(S61:No)、そのままメイン処理に戻る。
[大当たり判定処理]
図12は、大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特別遊技判定手段32の機能が実現される。
メインCPU112は、ステップS71において、大当たり乱数の判定を行う。次に、ステップS72において、大当たり乱数により大当たりであるか否かの判別を行う(S72)。ステップS73において、大当たりと判別した場合は(S72:Yes)、大当たりの当選回数を示す大当たりカウンタVに「1」を加算する(S73)。
次に、大当たり図柄乱数に基づいて大当たりが長大当たりであるか否かの判別を行い(S74)、長大当たりであると判別した場合は(S74:Yes)、長大当たり図柄をセットして(S75)、処理を終了する。一方、ステップS74において長大当たりでないと判別した場合は(S74:No)、短大当たり図柄をセットして(S76)、処理を終了する。また、ステップS72において、大当たりでないと判別した場合は(S72:No)、ハズレ図柄をセットして(S77)、処理を終了する。
[停止中処理]
図13は、特図停止中処理を示したフローチャートである。この処理により特別遊技当選確率変更手段34、特別遊技当選確率復帰手段35、特典遊技実行制御手段38の機能が実現される。
メインCPU112は、大当たりであるか否かの判別を行う(S81)。大当たりであると判別した場合は(S81:Yes)、大当たりの当選回数を示す大当たりカウンタVの値が「5」であるか否かの判別を行い(S82)、大当たりカウンタVの値が「5」でないと判別した場合は(S82:No)、高確率遊技状態にセットする(S83)。この後、大当たり開始コマンドをセットし(S84)、大当たりを開始して(S85)、処理を終了する。
一方、ステップS82において、大当たりカウンタVの値が「5」であると判別した場合(S82:No)、時短遊技状態にセットする(S86)。この後、時短カウンタのカウント値Jに「100」をセットし(S87)、大当たりカウンタVの値を「0」にセットして(S88)、ステップS84に進む。
また、ステップS81において、大当たりでないと判別した場合は(S81:No)、次に時短カウンタJの値が「0」であるか否かの判別を行い(S89)、時短カウンタJの値が「0」であると判別した場合は(S89:Yes)、処理を終了し、時短カウンタJの値が「0」でないと判別した場合は(S89:No)、時短カウントJから「1」を減算する(S90)。この後、再び時短カウント値Jの値が「0」であるか否かの判別を行い(S91)、時短カウント値Jの値が「0」であると判別した場合は(S91:Yes)、遊技状態を低確率遊技状態にセットして(S92)、処理を終了する。
また、ステップS91において、時短カウント値Jの値が「0」でないと判別した場合は(S91:No)、低確率遊技状態にセットすることなく処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図14は、変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特別遊技選定手段36の機能が実現される。
メインCPU112は、先ず、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S101)、大当たりであると判別した場合は(S101:Yes)、次に大当たり図柄に基づいて大当たりが長大当たりであるか否かの判別を行う(S102)。大当たりが長大当たりであると判別した場合は(S102:Yes)、長大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S103)。
次に、セットした長大当たり用テーブルの中から変動パターン乱数を取得してRAM114に格納した後(S104)、変動パターン乱数の判別を行い(S105)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンをセットする(S106)。
一方、ステップS102において、長大当たりでないと判別した場合は(S102:No)、短大当たり用テーブルをRAM114にセットして(S107)、ステップS104に移行する。
また、ステップS101において、大当たりでないと判別した場合は(S101:No)、リーチ乱数の判別を行う(S108)。そして、リーチ乱数よりリーチであると判別した場合は(S109:Yes)、リーチ用テーブルをRAM114にセットし(S110)、リーチでないと判定した場合は(S109:No)、ハズレ用テーブルをRAM114にセットして(S111)、ステップS104に移行する。
[普通図柄処理]
図15は、普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特典遊技実行手段37の機能が実現される。
メインCPU112は、補助遊技中であるか否かの判別を行い(S121)、補助遊技中でなければ(S121:No)、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S122)。普通図柄が変動中であると判別した場合は(S122:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判別を行い(S123)、変動時間が終了したと判別した場合は(S123:Yes)、変動を停止する(S124)。
次に、変動時間をリセットし(S125)、普通図柄の停止図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行う(S126)。停止図柄が当たり図柄であると判別した場合は(S126:Yes)、補助遊技を開始して(S127)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS123において、変動時間が終了していないと判別した場合、或いはステップS126において、停止図柄が当たり図柄でない場合はメイン処理に戻る。
一方、ステップS122において、普通図柄が変動中でないと判別した場合は(S122:No)、ゲートSW15aのゲートカウンタのカウント値Gが、G≧1であるか否かの判別を行い(S128)、カウント値Gが≧1である場合は(S128:Yes)、カウント値Gを「1」減算する(S129)。この後、普通図柄用の当たり乱数の判別を行い(S130)、当たり乱数が当たりであれば(S131:Yes)、普通図柄表示器23に当たり図柄をセットし(S132)、そうでなければハズレ図柄をセットして(S133)する。
次に、時短遊技状態であるか否かの判別を行い(S134)、時短遊技状態であれば(S134:Yes)、普通図柄表示器26の変動時間を3秒にセットする(S135)。
一方、ステップS134において、時短遊技状態でないと判別した場合(S134:No)、普通図柄表示器26の変動時間を29秒にセットする(S136)。
この後、普通図柄表示器26の変動を開始させ(S137)、変動時間の計測を開始して(S138)メイン処理に戻る。
なお、ステップS128において、カウント値Gが≧1でないと判別した場合は(S128:No)、メイン処理に戻る。
[大入賞装置処理]
図16は、大入賞装置処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特別遊技実行手段33の機能が実現される。
メインCPU112は、大当たり中であるか否かの判別を行い(S141)、大当たり中であると判別した場合は(S141:Yes)、大当たりのオープニング中であるか否かの判別を行う(S142)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は(S142:Yes)、オープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S143)。オープニング時間を経過したと判別した場合は(S143:Yes)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S144)、大入賞装置の開閉扉を開いて大入賞口16を開放する(S145)。
なお、ステップS141において、大当たりでないと判別した場合(S141:No)、あるいはステップS143において、オープニング時間を経過していないと判別した場合は(S143:No)、メイン処理に戻る。
次に、大入賞装置の開放時間が経過したか否かの判別を行い(S146)、開放時間が経過していなければ(S146:No)、大入賞装置の1ラウンドあたりの入賞数をカウントする入賞カウンタのカウント値Cが「9」であるか否かの判別を行う(S147)。入賞カウンタのカウント値Cが「9」である場合は(S147:Yes)、大入賞装置の開閉扉を閉じて大入賞口16を閉口し(S148)、カウント値Cが「9」でない場合は(S147:No)、メイン処理に戻る。
一方、開放時間が経過していた場合は(S146:Yes)、入賞カウンタのカウント値Cのチェックすることなく、大入賞装置の大入賞口16を閉口する(S148)。
大入賞装置の大入賞口16閉口後は、入賞カウンタのカウント値Cの値を「0」にして(S149)、大当たりラウンド回数が最終ラウンド(例えば長大当たりであれば15R、短大当たりであれば2R)であるか否かの判別を行う(S150)。大当たりラウンドが最終ラウンドである場合は(S150:Yes)、エンディングを開始し(S151)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は(S150:No)、メイン処理に戻る。
エンディング開始後は、ラウンドカウンタのカウント値Rを「0」にする(S152)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い(S153)、エンディング時間を経過したと判別した場合は(S153:Yes)、大当たりを終了して(S154)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判別した場合は(S153:No)、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS162において、大当たりのオープニング中でないと判別した場合は(S152:Yes)、大入賞装置の開閉扉が作動中であるか否かの判別を行い(S155)、大入賞装置の開閉扉が作動中であれば(S155:Yes)、ステップS156に移行する。また、大入賞装置の開閉扉が作動中でなければ(S155:No)、次にインターバル中であるか否かの判別を行い(S156)、インターバル中でなければ(S156:No)、ステップS153に移行する。
また、インターバル中であれば(S156:Yes)、次にインターバル時間が経過したか否かの判別を行い(S157)、インターバル時間経過したと判別した場合は(S157:Yes)、ステップS144に移行し、インターバル時間経過していないと判別した場合は(S157:No)、メイン処理に戻る。
[電チュー処理]
図17は、電チュー処理の一例を示したフローチャートである。この処理により特典遊技実行手段37の機能が実現される。
メインCPU112は、電チュー14が作動中である補助遊技中であるか否かの判別を行い(S161)、補助遊技中であれば(S161:Yes)、次にオープニング中であるか否かの判別を行う(S162)。ここで、オープニング中であると判別した場合は(S162:Yes)、オープニング時間が経過したか否かの判別を行い(S163)、オープニング時間経過していると判別した場合は(S163:Yes)、次に時短遊技状態であるか否かの判別を行い(S164)、時短遊技状態であれば(S164:Yes)、電チュー14の開放時間を3.5秒にセットする(S165)。また、ステップS164において、時短遊技状態でないと判別した場合は(S164:No)、電チュー14の開放時間を0.2秒にセットする(S166)。
この後、電チュー14の開放を行い(S167)、電チュー14の開放時間が経過したと判別した場合は(S168:Yes)、電チュー14を閉口する(S169)。この後、補助遊技を終了して(S170)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS162において、オープニング中でないと判別した場合は(S162:No)、ステップS168に移行する。
また、ステップS161において、補助遊技中でないと判別した場合(S161:No)、ステップS163においてオープニング時間が経過していないと判別した場合(S163:No)、又はステップS168において、電チュー14の開放時間が経過していないと判別した場合は(S168:No)、メイン処理に戻る。
[出力処理]
図18は、出力処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、ステップS181において、演出制御基板121に対して変動開始コマンドを送信し、続くステップS182において、演出制御基板121、或いは図示しない外部装置などに対してその他の各種コマンドを送信する。このようにすれば、上記した本実施形態のパチンコ遊技機の動作を実現することができる。
なお、本実施形態では、1種タイプのパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、本発明は1種、2種混合タイプの遊技機にも適用可能である。
10…遊技盤、11…画像表示器、12…可変入賞装置、13…上始動口、14…電チュー、15…ゲート、16…大入賞口、21…特別図柄表示器、31…遊技データ取得手段、32…特別遊技判定手段、33…特別遊技実行手段、34…特別遊技当選確率変更手段、35…特別遊技当選確率復帰手段、36…特別遊技選定手段、37…特典遊技実行手段、38…特典遊技実行制御手段、41…演出制御手段、100…パチンコ遊技機、111…メイン制御基板、112…メインCPU、113…ROM、121…演出制御基板、122…CPU、123…ROM

Claims (4)

  1. 遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、
    前記変動入賞装置への遊技球の入球を契機に特別遊技に当選したか否かの判定を行う特別遊技判定手段と、
    前記特別遊技判定手段により特別遊技に当選したと判定されたときに、前記特別遊技の当選確率を第1当選確率または前記第1当選確率より僅かに高い第2当選確率に設定する当選確率設定手段と、
    前記特別遊技として、遊技者に有益となる第1特別遊技又は遊技者に有益とならない第2特別遊技の何れかを選定する特別遊技選定手段と、
    前記特別遊技終了後、前記変動入賞装置に遊技球が入賞し難い第1遊技状態または前記変動入賞装置に遊技球が入賞し易い第2遊技状態の何れかに設定する遊技状態設定手段と、を備え、
    前記当選確率設定手段は、
    前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第1当選確率のときは前記第2特別遊技後の当選確率を前記第2当選確率に設定し、
    前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達していないときは前記第2特別遊技後の当選確率を前記第2当選確率に設定し、
    前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達したときは前記2特別遊技後の当選確率を前記第1当選確率に設定し、
    前記遊技状態設定手段は、
    前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第1当選確率のときは前記第2特別遊技後の遊技状態を前記第1遊技状態に設定し、
    前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達していないときは前記第2特別遊技後の遊技状態を前記第1遊技状態に設定し、
    前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選したと判定されたときの当選確率が前記第2当選確率であって当該第2当選確率における前記第2特別遊技の連続当選回数が予め設定した設定回数に達したときは前記2特別遊技後の遊技状態を前記第2遊技状態に設定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1遊技状態において前記第2特別遊技に当選した場合、前記第2遊技状態へ移行するまでの期間を示唆する示唆演出の実行する演出制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技状態設定手段は、
    前記第2遊技状態のときに前記第1特別遊技または前記第2特別遊技に当選したと判定されたときは、前記第1特別遊技後または前記第2特別遊技後の遊技状態を前記第2遊技状態に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技状態設定手段は、
    前記第1遊技状態のときに前記第1特別遊技に当選したと判定されたときは、前記該第1特別遊技後の遊技状態を前記第2遊技状態に設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
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