JP2012213431A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

ぱちんこ遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012213431A
JP2012213431A JP2011079125A JP2011079125A JP2012213431A JP 2012213431 A JP2012213431 A JP 2012213431A JP 2011079125 A JP2011079125 A JP 2011079125A JP 2011079125 A JP2011079125 A JP 2011079125A JP 2012213431 A JP2012213431 A JP 2012213431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
state
main game
identification information
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011079125A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Miyamae
晶 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2011079125A priority Critical patent/JP2012213431A/ja
Publication of JP2012213431A publication Critical patent/JP2012213431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特定の遊技状態となると普通電動役物が開放し易くなることで、主遊技用始動口への入球が容易となるよう構成されたぱちんこ遊技機において、遊技が単調となってしまうことを防止し、加えて遊技状態を容易に判別できなくすることにより遊技の興趣性を向上する。
【解決手段】主遊技用識別情報の確定停止表示態様がある所定態様であることに起因して特別遊技が実行された場合、主遊技部側での遊技状態α並びに補助遊技部側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれもが低利益遊技状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態を決定する一方、主遊技部側での遊技状態α並びに補助遊技部側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれかが高利益遊技状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態を決定する。
【選択図】図23

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
現在最も普及しているぱちんこ遊技機は、主遊技用始動口に遊技球が入球したことを契機として、7セグ等の表示部上で「主遊技図柄(特別図柄)」と称される図柄が変動表示され、当該主遊技図柄が所定態様(例えば「7」)となった場合、通常遊技状態よりも遊技者にとって利益状態の高い特別遊技に移行するタイプの、いわゆる「デジパチ」と呼ばれている機種(従来の「第一種遊技機」)である。
ところで、この種の多くのぱちんこ遊技機には、主遊技用始動口に遊技球が入球し易くなるように、主遊技用始動口には普通電動役物と称される役物が備え付けられている。そして、特定の遊技状態となると、前記普通電動役物が開放し易くなることで、主遊技用始動口への入球が容易となるよう構成されている。具体的には、補助遊技用始動口が存在し、当該補助遊技用始動口に遊技球が入球した場合、易入球状態を実行するか否かの当否抽選(当選図柄かハズレ図柄かを決定する場合であってもよい)が実行される。そして、補助遊技用識別情報が所定時間変動した後、当否抽選の結果を表示する。そして、当選図柄が表示された場合、普通電動役物が所定時間開放(又は開閉)する易入球状態となる。
ここで、多くのぱちんこ遊技機は、易入球状態となり難い「第一状態(補助遊技側通常遊技状態)」と当該第一状態よりも易入球状態となり易い「第二状態(補助遊技側特定遊技状態)」とを実現可能に構成されている。そして、易入球状態は、一般的に次の三要素の組み合わせで実現している。第一の要素としては、易入球状態を実行するか否かの当否抽選確率(当り図柄の当選確率であってもよい)が所定確率である「補助遊技側低確率抽選状態」と、補助遊技側低確率抽選状態時の当否抽選確率よりも高い確率である「補助遊技側高確率抽選状態」とがある。第二の要素としては、補助遊技側識別情報の変動時間が所定時間(選択率を踏まえての平均時間)である「補助遊技側識別情報非時短状態」と、補助遊技側識別情報非時短状態の前記所定時間よりも短い変動時間(選択率を踏まえての平均時間)である「補助遊技側識別情報時短状態」とがある。第三の要素としては、易入球状態が所定時間(選択率を踏まえての平均時間)である「易入球状態非延長状態」と、易入球状態非延長状態の前記所定時間よりも長く易入球状態が続く「易入球状態延長状態」とがある。
特開2005−152440
ところで、補助遊技は主遊技をサポートする遊技であり、基本的には主遊技に従属した内容となるため、前述した補助遊技側の易入球状態に係る遊技状態は、主遊技側の遊技状態{特別遊技への移行抽選確率が通常時よりも高い主遊技側高確率遊技状態、主遊技図柄の変動時間(選択率を踏まえての平均時間)が通常時よりも短い主遊技側時短遊技状態}に従属した形で切り替えられる。しかしながら、このような構成下では、遊技が単調となってしまうことに加え、主遊技側の遊技状態から補助遊技側の遊技状態が、或いは、補助遊技側の遊技状態から主遊技側の遊技状態が容易に判別できてしまい、遊技の興趣性に欠くという課題がある。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な主遊技用始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口(例えば、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220)と、
主遊技用始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球を契機として、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
主遊技用乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)が取得した主遊技用乱数に基づき、主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)にて実行される主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の変動表示時間と主遊技用識別情報の確定停止表示態様としての停止主遊技用識別情報とを決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、第1主遊技内容決定手段1141、第2主遊技内容決定手段1142)と、
主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、第1主遊技内容決定手段1141、第2主遊技内容決定手段1142)により決定された変動内容に従い、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)を主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)で変動表示した後、主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)上に停止主遊技用識別情報を表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、第1主遊技図柄制御手段1151、第2主遊技図柄制御手段1152)と、
主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の停止主遊技用識別情報として、複数存在する所定態様のいずれかが停止した場合、可変入賞口(例えば、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220)を閉状態から開状態とする特別遊技を実行する特別遊技制御手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と
を管理する主遊技部(例えば、主制御装置1000)、及び
遊技球が入球可能な補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)と、
補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)を変動表示及び停止表示可能な補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)と、
主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に取り付けられた、第一位置及び第二位置に変位可能な可変部材であって、第一位置に変位したときには主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球可能であると共に、第二位置に変位したときには主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球不能又は入球可能であるときと比較して入球困難に構成されている可変部材(例えば、第2主遊技始動口電動役物2112)と、
補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)への遊技球の入球を契機として、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)と、
補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)が取得した補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)にて実行される補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の変動表示時間と補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の確定停止表示態様としての停止補助遊技用識別情報とを決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)と、
補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)にて補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)を所定時間変動表示させた後停止補助遊技用識別情報を表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段(例えば、補助遊技図柄制御手段1154)と、
補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の停止補助遊技用識別情報が特定態様である場合、前記第一位置を基準として可変部材(例えば、第2主遊技始動口電動役物2112)が変位している期間である特定時間にて可変部材(例えば、第2主遊技始動口電動役物2112)を前記第二位置から前記第一位置に変位させた後前記第二位置に変位させるという一連の動作を一又は複数回行う易入球遊技を実行する易入球遊技決定実行手段(例えば、電動役物開閉制御手段1160)と
を管理する、主遊技をサポートする補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)
を有しており、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)側の遊技状態を決定する主遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)と、
主遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)により決定された主遊技部側遊技状態に移行させる主遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と
を更に有しており、ここで、主遊技部(例えば、主制御装置1000)側での遊技状態として、遊技状態αが必須的に存在し;ここで、遊技状態αは、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の停止主遊技用識別情報として前記所定態様が選択される確率に関する状態である主遊技用識別情報当選確率状態であり、当該遊技状態αには、特定確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第一状態αと、前記特定確率よりも高確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第二状態αと、が少なくとも存在し、
主遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)は、
主遊技用識別情報当選確率状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αである場合、主遊技用識別情報の変動表示が実行される度、主遊技用識別情報当選確率第二状態αから主遊技用識別情報当選確率第一状態αに移行させるか否かを抽選で決定する主遊技用識別情報当選確率状態転落抽選手段(例えば、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184)
を更に有しており、
補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)は、
補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側の遊技状態を決定する補助遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)と、
補助遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)により決定された補助遊技部側遊技状態に移行させる補助遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と
を更に有しており、ここで、補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側での遊技状態として、遊技状態Xが必須的に存在し、遊技状態Y及び遊技状態Zの少なくとも一方が必須的に存在し;ここで、遊技状態Xは、一回の易入球遊技における前記特定時間の合計値の平均時間に関する状態である易入球遊技時間状態であり、当該遊技状態Xには、第一の時間である易入球遊技時間第一状態Xと、前記第一の時間よりも長い第二の時間である易入球遊技時間第二状態Xと、が少なくとも存在し;遊技状態Yは、補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の停止補助遊技用識別情報として前記特定態様が選択される確率に関する状態である補助遊技用識別情報当選確率状態であり、当該遊技状態Yには、特定確率で前記特定態様が選択され得る補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yと、前記特定確率よりも高確率で前記特定態様が選択され得る補助遊技用識別情報当選確率第二状態Yと、が少なくとも存在し;更に、遊技状態Zは、補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の変動表示時間の平均時間に関する状態である補助遊技用識別情報変動時間状態であり、当該遊技状態Zには、第一の時間である補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zと、前記第一の時間よりも短い第二の時間である補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zと、が少なくとも存在し、
補助遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)は、特別遊技終了後に主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)が予め定められた回数変動した場合、補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側の遊技状態を低利益遊技状態、即ち、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yとし、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zとし、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Y及び補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zとするよう制御し、
補助遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)は、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の確定停止表示態様がある所定態様であることに起因して特別遊技が実行された場合、主遊技部(例えば、主制御装置1000)側での遊技状態α並びに補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれもが低利益遊技状態であるとき、即ち、主遊技部(例えば、主制御装置1000)側での遊技状態が主遊技用識別情報当選確率第一状態αであることに加え、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yであるとき、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zであるとき、或いは、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Y及び補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zであるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態を決定する一方、主遊技部(例えば、主制御装置1000)側での遊技状態α並びに補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれかが高利益遊技状態であるとき、即ち、主遊技部(例えば、主制御装置1000)側での遊技状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αであるか、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第二状態Yであるとき、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zであるとき、或いは、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第二状態Y及び/又は補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zであるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態を決定する
よう構成されたぱちんこ遊技機である。
また、本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な主遊技用始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口(例えば、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220)と、
主遊技用始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球を契機として、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
主遊技用乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)が取得した主遊技用乱数に基づき、主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)にて実行される主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の変動表示時間と主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の確定停止表示態様としての停止主遊技用識別情報とを決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、第1主遊技内容決定手段1141、第2主遊技内容決定手段1142)と、
主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、第1主遊技内容決定手段1141、第2主遊技内容決定手段1142)により決定された変動内容に従い、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)を主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)で変動表示した後、主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)上に停止主遊技用識別情報を表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、第1主遊技図柄制御手段1151、第2主遊技図柄制御手段1152)と、
主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の停止主遊技用識別情報として、複数存在する所定態様のいずれかが停止した場合、可変入賞口(例えば、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220)を閉状態から開状態とする特別遊技を実行する特別遊技制御手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と
を管理する主遊技部(例えば、主制御装置1000)、及び
遊技球が入球可能な補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)と、
補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)を変動表示及び停止表示可能な補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)と、
主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に取り付けられた、第一位置及び第二位置に変位可能な可変部材であって、第一位置に変位したときには主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球可能であると共に、第二位置に変位したときには主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球不能又は入球可能であるときと比較して入球困難に構成されている可変部材(例えば、第2主遊技始動口電動役物2112)と、
補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)への遊技球の入球を契機として、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)と、
補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)が取得した補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)にて実行される補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の変動表示時間と補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の確定停止表示態様としての停止補助遊技用識別情報とを決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)と、
補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)にて補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)を所定時間変動表示させた後停止補助遊技用識別情報を表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段(例えば、補助遊技図柄制御手段1154)と、
補助遊技用識別情報(例えば、補助遊技図柄)の停止補助遊技用識別情報が特定態様である場合、前記第一位置を基準として可変部材(例えば、第2主遊技始動口電動役物2112)が変位している期間である特定時間にて可変部材(例えば、第2主遊技始動口電動役物2112)を前記第二位置から前記第一位置に変位させた後前記第二位置に変位させるという一連の動作を一又は複数回行う易入球遊技を実行する易入球遊技決定実行手段(例えば、電動役物開閉制御手段1160)と
を管理する、主遊技をサポートする補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)
を有しており、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)側の遊技状態を決定する主遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)と、
主遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)により決定された主遊技部側遊技状態に移行させる主遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と
を更に有しており、ここで、主遊技部(例えば、主制御装置1000)側での遊技状態として、遊技状態α及び遊技状態βが必須的に存在し;ここで、遊技状態αは、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の停止主遊技用識別情報として前記所定態様が選択される確率に関する状態である主遊技用識別情報当選確率状態であり、当該遊技状態αには、特定確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第一状態αと、前記特定確率よりも高確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第二状態αと、が少なくとも存在し;遊技状態βは、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の変動表示時間の平均時間に関する状態である主遊技用識別情報変動時間状態であり、当該遊技状態βには、第一の時間である主遊技用識別情報変動時間第一状態βと、前記第一の時間よりも短い第二の時間である主遊技用識別情報変動時間第二状態βと、が少なくとも存在し、
主遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)は、
主遊技用識別情報当選確率状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αである場合、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の変動表示が実行される度、主遊技用識別情報当選確率第二状態αから主遊技用識別情報当選確率第一状態αに移行させるか否かを抽選で決定する主遊技用識別情報当選確率状態転落抽選手段(例えば、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184)
を更に有していると共に、
主遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)は、特別遊技終了後に主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)が予め定められた回数変動した場合、主遊技用識別情報変動時間状態を主遊技用識別情報変動時間第一状態βとするよう制御し、
補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)は、
補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側の遊技状態を決定する補助遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)と、
補助遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)により決定された補助遊技部側遊技状態に移行させる補助遊技部側遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と
を更に有しており、ここで、補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器2400)側での遊技状態は、一回の易入球遊技における前記特定時間の合計値の平均時間に関する状態である易入球遊技時間状態であり、当該遊技状態には、第一の時間である易入球遊技時間第一状態と、前記第一の時間よりも長い第二の時間である易入球遊技時間第二状態と、が少なくとも存在し、
補助遊技部側遊技状態決定手段(例えば、特定遊技可否・内容決定手段1183)は、主遊技用識別情報(例えば、主遊技図柄)の確定停止表示態様がある所定態様であることに起因して特別遊技が実行された場合、特別遊技前の主遊技用識別情報変動時間状態が主遊技用識別情報当選確率第一状態α及び主遊技用識別情報変動時間第一状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態βを決定する一方、特別遊技前の主遊技用識別情報変動時間状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態α及び/又は主遊技用識別情報変動時間第二状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態βを決定する
よう構成されたぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、主遊技用識別情報の確定停止表示態様がある所定態様であることに起因して特別遊技が実行された場合、主遊技部側での遊技状態α並びに補助遊技部側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれもが低利益遊技状態であるとき、即ち、主遊技部側での遊技状態が主遊技用識別情報当選確率第一状態αであることに加え、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yであるとき、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zであるとき、或いは、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Y及び補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zであるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態を決定する一方、主遊技部側での遊技状態α並びに補助遊技部側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれかが高利益遊技状態であるとき、即ち、主遊技部側での遊技状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αであるか、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第二状態Yであるとき、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zであるとき、或いは、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第二状態Y及び/又は補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zであるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態を決定するよう構成されているため、遊技が単調となってしまうことを回避することができると共に、遊技状態が容易に判別できてしまうことを回避することができる。
また、本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、特別遊技前の主遊技用識別情報変動時間状態が主遊技用識別情報当選確率第一状態α及び主遊技用識別情報変動時間第一状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態βを決定する一方、特別遊技前の主遊技用識別情報変動時間状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態α及び/又は主遊技用識別情報変動時間第二状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態βを決定するよう構成されているため、遊技が単調となってしまうことを回避することができると共に、遊技状態が容易に判別できてしまうことを回避することができる。
図1は、実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での乱数取得処理のフローチャートである。 図6は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。 図9は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常遊技制御処理のフローチャートである。 図10は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄の変動開始条件充足判定処理のフローチャートである。 図12は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技確変遊技状態終了抽選処理のフローチャートである。 図13は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図14は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理フローチャートである。 図15は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図16は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図17は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図18は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での保留情報管理・保留表示制御処理のフローチャートである。 図19は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図20は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図21は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図22は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での遊技状態報知制御処理のフローチャートである。 図23は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技後遊技状態報知制御処理のフローチャートである。 図24は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での図柄変動時遊技状態報知制御処理のフローチャートである。 図25は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における作用図1である。 図26は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における作用図2である。 図27は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図28は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での保留先読み制御処理のフローチャートである。 図29は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図30は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技確変遊技状態抽選テーブル切換処理のフローチャートである。 図31は、実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図32は、実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での保留先読み制御/送信制御処理のフローチャートである。 図33は、実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での図柄変動時遊技状態報知制御処理のフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義を説明することとする。尚、各用語の意義は特に限定されないが、理解の容易上例示的に説明する。まず、「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「識別情報」とは、五感(視覚、聴覚、触覚等)を通じて情報の種類を識別可能であればどのような形態でもよく、例えば、視覚的なものとしては、数字、文字、図柄等の形状のあるものを通じて情報出力するもの(例えば、主制御装置側で管理する主遊技図柄や補助遊技図柄、副制御装置側で管理する演出遊技に関連する装飾図柄)を挙げることができる。「開状態」とは、遊技球が流入可能な状態や流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「乱数」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、主遊技用乱数としては、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。また、補助遊技用乱数としては、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」を挙げることができる{但し、これはあくまで一例であり、前述した図柄決定乱数の他、或いはこの乱数の代わりに、易入球状態への移行可否を決定する「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、易入球状態の継続時間や易入球状態の実行態様(例えば、開放態様、開閉態様)を決定するための「易入球状態決定用乱数」のいずれか一又は任意の複数の組み合わせを含んでいてもよい}。「可変部材」は、少なくとも第一位置(可変部材が当該位置にあるとき、主遊技用始動口が入球可能となる)及び第二位置(可変部材が当該位置にあるとき、主遊技用始動口が入球不能又は困難となる)に変位可能であれば変位態様は特に限定されない。変位態様としては、第一位置が開放状態である位置であり第二位置が閉鎖状態である位置となる可変部材{例えば、それぞれが下端で軸支されている、相互に対向した二部材が、一方(遊技者から見て右)は時計回り、他方(遊技者から見て左)は反時計回りに移動した「第一位置」と、前記一方が反時計回り、前記他方が時計回りに移動した「第二位置」とを採り得る、所謂周知の「電動チューリップ」}や、第一位置が遊技者側に突き出した状態である位置であり第二位置が遊技者に対して引っ込んだ状態である位置である可変部材(例えば、周知の「ベロ電動役物」)を挙げることができる。更に、可変部材の位置として、第一位置や第二位置だけでなく、第一位置よりも遊技球が入球し易い一又は複数の位置や、第二位置よりも遊技球が入球し難い一又は複数の位置を採り得る態様も含む。ここで、本発明では、この位置の違いを「易入球遊技時間状態」の代わりとしてもよく(即ち、易入球遊技時間第一状態→易入球遊技位置第一状態、易入球遊技時間第二状態→易入球遊技位置第二状態)、或いは、「易入球遊技時間状態」と組み合わせてもよい(即ち、「易入球遊技時間状態」+「易入球遊技位置状態」)。例えば、前者の場合、易入球遊技位置第二状態は、易入球遊技位置第一状態よりも遊技球が入球し易い限り、一の位置のみならず、相互に異なる複数の位置{例えば、第一状態(開放角度0)、第二状態の1(開放角度30度)、第二状態の2(開放角度60度)・・・}から構成されていてもよい。また、後者の場合、易入球遊技時間/位置第二状態は、易入球遊技時間/位置第一状態よりも遊技球が入球し易い限り、一の時間及び一の位置の組合せのみならず、時間と位置とが異なる組合せ{例えば、第一状態(開放角度60度、開放時間0.2秒)、第二状態の1(開放角度60秒、開放時間0.3秒)、第二状態の2(開放角度90度、開放時間0.5秒)・・・・}から構成されていてもよい。また、一回の易入球遊技における易入球遊技態様についても、可変部材が開放し続ける態様と、可変部材が複数回開閉する態様とがある。このような態様の違いを「異なる状態」とする場合も本発明の範囲内である。例えば、X秒開放し続ける態様と、Y秒をZ回繰り返す態様(Y×Z=X秒)とは、一回の易入球遊技における特定時間の合計値は同一であるが、これらを異なる易入球遊技状態としてもよい。尚、特定時間の合計時間が同一である場合でも、通常、開閉態様よりも開放態様の方が有利である。また、前述の例だと、特定時間の合計値がX秒であった場合、通常、Zが小さい方が有利である。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本特許請求の範囲や本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「平均時間」とは、選択頻度を踏まえての平均時間を指す(例えば、変動時間1秒の選択率が10%で変動時間5秒の選択率が90%である場合、平均時間は4.6秒)。
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)である。但し、本実施形態に係る第1種第1種複合機には何ら限定されず、始動口の入球容易状態が異なる構成を有するぱちんこ遊技機{例えば、ぱちんこ遊技機(例えば、従来の第1種、第2種、第3種、一般電役等)}に応用された場合も本発明の範囲内である。尚、本形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。
ここで、各構成要素について説明する前に、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、演出表示装置2310、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置2111と、第2主遊技始動口電動役物2112と、第2主遊技始動口電動役物2112を開閉させるための第2主遊技始動口電動役物ソレノイド2112aとを備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞不能な閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞可能な開放状態に可変する。
ここで、図1に示すように、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とは、上下に重なる位置に配されており、通常時は第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれている。そして、後述するように、通常遊技時には、第2主遊技始動口2110へは殆ど遊技球が入球しないように構成されている。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを重ねるように配置したがこれにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して設けるよう構成してもよい。その場合には、例えば、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110との入球割合が略同一となるよう構成してもよい。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110側に設けられた第2主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄)が大当り図柄や小当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の左上方(右上方)に位置した、各主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)と、第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)と、第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)を開閉させるための第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a(第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a)とを備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を可変させる。尚、本実施形態では、大入賞口は二つ存在するが、第1主遊技に基づく特別遊技と第2主遊技に基づく特別遊技を一つの大入賞口で実行するよう構成してもよい。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2310は、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置2310は、装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される装図表示部2311と、装図保留表示部2312とを備える。ここで、装図表示部2311は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2310は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2312は、4個のランプから構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2311上等での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン基板)2320と、遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置(サブサブ基板)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置(主制御基板)1000は、遊技に係る各種周辺機器と情報伝達可能に接続されている。まず、主制御装置1000は、I/Oポートを介して、遊技周辺機器2000(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器2400)と接続されている。具体的には、第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)や第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)又は補助遊技始動口2410等からの各種入球信号を受信したり、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)や補助遊技図柄表示装置2420等への表示コマンドを送信したりする。更に、主制御装置1000は、演出制御を司る演出制御手段(サブメイン基板)2320と、一方向的に情報送信可能なように接続されている。尚、演出制御手段2320は、演出を実行する演出表示装置2310(サブサブ基板)に演出コマンドを送信可能なように接続されている。更に、主制御装置1000は、賞球払出の制御を司る賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)3000と双方向に情報伝達可能に接続されている。尚、賞球払出制御装置3000は、賞球払出動作を実行する賞球払出装置(ステッピングモータ等の駆動手段とスプロケット等を含む装置)を駆動制御可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御基板1000、サブ基板(演出制御手段2320、演出表示装置2310)、賞球払出制御基板3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1遊技、第2遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報〔例えば、サブメイン基板2320側には、主遊技に関しては、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、16R大当り(出球あり)、2R大当り(出球あり)、2R大当り(出球無し)、小当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等;補助遊技に関しては、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(当り、ハズレ)、変動時間に関する情報、電動役物の開始信号・終了信号、保留情報等;賞球払出制御基板3000側には、賞球払出コマンド〕を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び第2主遊技始動口電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動開始条件{特別遊技中でないこと、主遊技図柄の変動中でないこと等}を充足したか否か及び補助遊技図柄の変動開始条件(電動役物が開放中でないこと、補助遊技図柄が変動中でないこと)の判定処理を司る図柄変動開始条件充足判定手段1138と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110側に設けられた第2主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態、限定頻度遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(入賞容易状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技関連情報一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技始動口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1主遊技当選乱数、第1主遊技変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2主遊技当選乱数、第2主遊技変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数(例えば、補助遊技当選乱数、補助遊技変動態様決定乱数、補助遊技図柄決定乱数等)を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄に係る変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄に係る変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄に係る変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、大当りや小当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に特別遊技実行許可フラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bと、第2主遊技始動口電動役物2112を開放させるか否かを決定する電動役物開放可否決定手段1135cと、第2主遊技始動口電動役物2112の開放抽選の際に参照される電動役物開放当否抽選テーブル1135dと、を有している。以下、特別遊技の当否抽選の際に参照される当否抽選用テーブル1135bと第2主遊技始動口電動役物2112の開放抽選の際に参照される電動役物開放当否抽選テーブル1135dとを詳述する。
まず、特別遊技の当否抽選の際に参照される当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している。尚、本実施形態では、大当りと小当りとを同一テーブルに構成したが、これには限定されず、別テーブルで大当りと小当りを決定するよう構成してもよい。ここで、表1は、当否抽選用テーブル1135bの一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、非確率変動遊技時における大当り確率と確率変動遊技時における大当り確率とは、略同一の当選確率となるよう構成されている。即ち、本実施形態においては、大当り確率の高低という観点では、主遊技確変遊技状態は遊技者にとって実質的に有利な遊技状態とはならないのである。また、後述するように、主遊技確変遊技状態における図柄変動時には所定の抽選確率に基づき、主遊技非確変遊技状態への移行抽選(所謂、転落抽選)が実行されることとなる。尚、以下での大当り及び小当りの確率はあくまで例示である。
Figure 2012213431
次に、表2は、第2主遊技始動口電動役物2112の開放抽選の際に参照される電動役物開放当否抽選テーブル1135dの一例を示したものである。ここで、当該表から分かるように、本実施形態では、補助遊技確変フラグがオンであるか否かによって参照されるテーブルが異なるよう構成されており、補助遊技確変フラグがオンである場合の方が、電動役物開放当選確率が高く構成されている。
Figure 2012213431
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した第1主遊技側乱数(特に、第1主遊技図柄決定乱数及び第1主遊技変動態様決定乱数)に基づき、第1主遊技図柄に係る停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した第2主遊技側乱数(特に、第2主遊技図柄決定乱数及び第2主遊技変動態様決定乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技側乱数(特に、補助遊技図柄決定乱数及び補助遊技変動態様決定乱数)に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を有している。そして、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の停止図柄を決定する際に参照される第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1(第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1)と、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2)と、を有している。以下、これらを詳述する。
まず、表3は、第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1及び第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1の一例を示したものである。下記例から分かるように、本実施形態では、大当り図柄として複数存在しており、夫々の大当り図柄には図柄属性(本例では、属性種別A〜C)が割り当てられている。そして、後述するように、この図柄属性の種類や大当り時の遊技状態等に基づいて、特別遊技後の遊技状態が決まるよう構成されている(これについては後述する)。ここで、本実施形態においては、第1主遊技側での大当り時には、大当り図柄の図柄属性として「属性種別C」が選択され易い一方、「属性種別B」が選択され難いよう構成されている。他方、第2主遊技側での大当り時には、大当り図柄の図柄属性として「属性種別B」が選択され易い一方、「属性種別C」が選択され難いよう構成されている。換言すると、本実施形態においては、第2主遊技始動口電動役物2112へ入球困難である状況下では、「属性種別C」となる大当り図柄での大当りが発生し易くなる一方、第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易である状況下では、「属性種別B」となる大当り図柄での大当りが発生し易くなるよう構成されているのである。
Figure 2012213431
次に、表4は、第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2及び第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2の一例を示したものである。尚、本実施形態では両者のテーブル構成は共通するので一纏めにしてある。当該表から分かるように、主遊技時短遊技時のテーブル(同表の下段)においては、非主遊技時短遊技時のテーブル(同表の上段)と比較して相対的に短い変動時間が選択されるよう構成されている。即ち、主遊技時短遊技状態である状況下においては、主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮されることとなる。尚、本例はあくまで一例であり、保留球数に応じて、異なる変動態様が選択されるよう構成してもよい(例えば、保留消化時に保留が3個又は4個存在している場合には、短い変動時間が選択されるよう構成してもよい)。
Figure 2012213431
次に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有している。更に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、補助遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1と、補助遊技図柄の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2とを有している。以下、表を参照しながら各テーブルを説明する。
まず、表5は、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1の一例を示したものである。この表から分かるように、本実施形態では、補助遊技側乱数(当選乱数)に基づき当選が決定された場合には、所定の当り図柄「7」が割り当てられる一方、ハズレが決定された場合には、所定のハズレ図柄「−」が割り当てられるように構成されている。
Figure 2012213431
次に、表6は、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2の一例を示したものである。本例に示されるように、補助遊技時短フラグがオンである状況下で補助遊技図柄が変動する場合、当該フラグがオフである状況下と比較して短時間変動するように構成されている(例えば、変動時間T=1秒、変動時間T=30秒)。
Figure 2012213431
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1154と、を有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1154aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1154aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間を決定する際に参照される電動役物開放時間決定用参照テーブル1163と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間を管理する電動役物開放時間管理用タイマ1162と、第2主遊技始動口電動役物2112の開閉態様を決定する電動役物開閉態様決定手段1164と、を有している。
ここで、表7は、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163の一例を示したものである。本例に示されるように、開放延長フラグがオンである状況下で第2主遊技始動口電動役物2112が開放する場合、当該フラグがオフである状況下と比較して長時間開放するように構成されている(例えば、開放時間T=5秒、開放時間T=0.2秒)。尚、本実施形態においては、第2主遊技始動口電動役物2112を開閉させる態様として、所定の時間分だけ開放動作のみを行うよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、所定の時間分だけ開放動作を行う態様だけでなく、所定の時間内において複数回の開閉動作を行うよう構成してもよい。例えば、開放延長フラグがオンの場合、所定時間(本例では、5秒)分だけ開放動作を行う態様と、所定時間内において、複数回の開閉動作(例えば、2.5秒の開閉動作を2回)を行う態様の何れかを、抽選によって決定するよう構成する例を挙げることができる。
Figure 2012213431
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技(高利益特別遊技、低利益特別遊技、実質賞球無特別遊技)に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、当りに当選している(特別遊技実行許可フラグがオンである)か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。
また、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理するラウンド実行用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している。
ここで、表8は、特別遊技内容参照テーブル1172aの一例である。この表から分かるように、当り図柄「7A及び7B」は、多くの出球を獲得できる高利益特別遊技である。他方、「3A、3B」は、高利益特別遊技よりも少ない出球しか獲得できない低利益特別遊技である。また、当り図柄「7A、7B」と当り図柄「1A、1B」の場合、開放時間が異なる(前者は30秒、後者は0.25秒)ものの、ラウンド中は開放し続ける特別遊技が実行されるという点で共通する。他方、当り図柄「2A、2B」(小当り)の場合は、1ラウンド中に開閉する開放パターンの特別遊技が実行される。このように、前述した当り図柄「1A、1B」と当り図柄「2A、2B」とを比較すると、内部的には相違するものの、一回の開閉時間(0.25秒)が同じ点及び開閉回数が同一である点(前者が1ラウンド当り1開閉を2ラウンドの2回、後者が1ラウンド当り2開閉を1ラウンドの2回)で共通するので、見た目上は全く同一の開放時間・開放パターンの特別遊技が繰り広げられる。尚、当り図柄「1A、1B」と、当り図柄「2A、2B」(小当り)では、特別遊技後の遊技状態の移行態様が異なっており、特に小当りである当り図柄「2A、2B」においては、特別遊技移行時の遊技状態と特別遊技後の遊技状態が同一である(即ち、遊技状態が移行しない)ことを補足しておく。尚、本例に示される特別遊技内容はあくまで一例であり、設計値的には、高利益特別遊技の累積賞球払出予定数A(例えば、1Rの最大入賞個数=10個、R数=16R、賞球払出数=14球、と仮定すると、10×16×14=2240個)と、低利益特別遊技の累積賞球払出予定数B及び実質賞球無特別遊技の累積賞球払出予定数Cとを比較した場合、B/A及びC/Aが所定値以上(例えば1/4以上)となるよう設計することが好適となる場合がある(本例の場合には、C/Aが1/4以上とならないため、当該好適な設計値とならない)。その場合には、例えば、高利益特別遊技、低利益特別遊技及び実質賞球無特別遊技のラウンド数を全て「4R」とすると共に、実質賞球無特別遊技の開放パターン(最大開放時間)を、開放(30秒)×1R+開閉(0.25秒)2回×4Rとすることで、当該好適な設計値とすることが可能となる。
Figure 2012213431
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技の内容を決定する特定遊技可否・内容決定手段1183と、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181と、主遊技確変遊技状態の終了可否抽選及び主遊技非確変遊技状態への移行制御を司る主遊技確変遊技状態終了制御手段1184と、を有している。
ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、特別遊技終了後からの図柄変動に係る回転数をカウントするための回転数カウンタ1181aを更に有している。また、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技確変遊技状態の終了可否抽選を実行する際に参照される主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aを更に有している。
ここで、表9は、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aの一例である。本例に示されるように、主遊技確変遊技状態である場合(主遊技確変フラグがオンである場合)には、所定の抽選確率に基づく主遊技確変遊技状態終了可否(当否)抽選が実行される。そして、後述するように、当該終了当否抽選に当選した場合には、主遊技確変遊技状態から主遊技非確変遊技状態へと移行することとなる。
Figure 2012213431
次に、遊技関連情報一時記憶手段1190は、主遊技図柄に関する制御や特別遊技に関する制御等の主遊技に関連した処理の際の情報を一時記憶するための主遊技関連情報一時記憶手段1191と、補助遊技図柄に関する制御や第2主遊技始動口電動役物2112に関する制御等の補助遊技に関連した処理の際の情報を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1192と、を有している。
ここで、主遊技関連情報一時記憶手段1191は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の表示制御に関する情報を一時記憶するための第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aと、主遊技側の遊技状態に関する情報を一時記憶するための主遊技側遊技状態一時記憶手段1191bと、特別遊技の処理に関する情報を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1191cと、を有している。
また、補助技関連情報一時記憶手段1192は、補助遊技図柄の表示制御に関する情報を一時記憶するための補助遊技図柄関連情報一時記憶手段1192aと、補助遊技側の遊技状態に関する情報を一時記憶するための補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bと、特別遊技終了後における補助遊技側の遊技状態移行態様1〜Nに関する情報を一時記憶するための入賞容易状態移行態様一時記憶手段1192cと、を有している。
次に、遊技周辺機器について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、第1主遊技側の周辺機器である第1遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2400と、演出出力に係るサブ基板(サブメイン基板2320、サブサブ基板2310)と、払出実行に係る賞球払出制御基板3000と、を有している。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130とを有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230とを有している。
次に、第1・第2遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、を有する。
次に、補助遊技周辺機器2400は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
次に、演出制御手段2320(サブメイン基板と称される副制御基板)は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための情報受信手段2321と、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出表示装置2310上で演出表示制御を行う表示制御手段2322と、を有している。ここで、演出制御手段2320が実行する主たる演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄と称される、遊技の結果に影響を与えない演出用図柄の表示制御である。以下、上記各手段を詳述する。
まず、情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの主遊技に関する情報(例えば、図柄情報、遊技状態情報、特別遊技情報等)や補助遊技に関する情報(例えば、図柄情報、遊技状態情報、電動役物の開閉情報等)を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2321aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
次に、表示制御手段2322は、演出表示装置2310の装図表示部2311上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2322aと、演出表示装置2310の装図保留表示部2312上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る装図保留情報表示制御手段2322bと、主制御装置1000側の遊技状態を報知又は示唆する演出の表示制御を司る遊技状態報知制御手段2322cと、当該演出の際に当該演出に関連する情報を一時記憶する演出表示関連情報一時記憶手段2322dと、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2322a−1と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータ(各種オブジェクトデータ、動画像データ、音声データ等)を含め演出に関する一切のデータを記憶するための装図変動態様記憶手段2322a−2と、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1−1と、装飾図柄の停止図柄を決定する際に参照するための停止図柄決定用抽選テーブル2322a−1−2と、を更に有している。
次に、装図保留情報表示制御手段2322bは、現在の保留球数を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2322b−1を有している。
次に、遊技状態報知制御手段2322cは、特別遊技後における主制御装置1000側の遊技状態を報知する特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1と、図柄変動時における主制御装置1000側の遊技状態を報知又は示唆する図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2と、を有している。
尚、演出制御手段2320は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本実施形態においては、演出制御手段2320が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置2310が、演出制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2310は、演出制御手段2320により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図4〜図24のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図4〜図16のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のメイン基板側での処理の流れを説明する。
はじめに、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。まず、ステップ10で、主制御装置1000は、特別遊技移行に係る始動口(間接的に寄与する補助遊技始動口も含む)への入賞に関する処理を行う入賞処理10を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定実行処理を実行する。次に、ステップ14で、主制御装置1000は、後述の通常遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行し、ステップ5000に移行する。そして、ステップ5000で、主制御装置1000は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理を実行し、再びステップ10に戻る。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図5は、図4におけるステップ10のサブルーチンに係る、入賞処理のフローチャートである。まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技側乱数取得処理を実行する。そして、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技側乱数取得処理を実行し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技始動口入球判定手段1113は、補助遊技始動口2410に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技側乱数を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算する。次に、ステップ1110で、情報送信手段1300は、当該保留情報を演出制御手段2320側に送信し、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合には、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1主遊技始動口入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306及びステップ1308で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技側乱数(第1主遊技当選乱数、第1主遊技変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得し、第1主遊技図柄保留手段1131が、第1主遊技図柄について何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該第1主遊技側乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aにセットする。次に、ステップ1309で、情報送信手段1300は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が第1主遊技図柄について何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1310で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1310でYesの場合、ステップ1312で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1312でYesの場合、ステップ1314及びステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技側乱数(第2主遊技当選乱数、第2主遊技変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数)を取得し、第2主遊技図柄保留手段1132が、第2主遊技図柄について何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該第2主遊技側乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aにセットする。次に、ステップ1317で、情報送信手段1300は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、当該乱数が第2主遊技図柄について何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を表示制御手段2320側に送信し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合はステップ1310に移行し、ステップ1310及びステップ1312でNoの場合は次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。以下、当該ステップ1206でYesである場合、補助遊技電動役物(第2主遊技始動口電動役物2112)の開放当否抽選(補助遊技図柄の停止図柄決定)処理、補助遊技図柄の変動時間の決定処理、補助遊技図柄の変動表示処理、補助遊技電動役物の開放時間決定処理、補助遊技電動役物の開放制御処理、が実行される。
まず、ステップ1250〜ステップ1254にかけて、補助遊技電動役物の開放当否抽選(補助遊技図柄の停止図柄決定)処理が実行される。具体的には、はじめに、ステップ1250で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、補助遊技確変フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1250でYesの場合、ステップ1252で、電動役物開放可否決定手段1135cは、今回消化される補助遊技側乱数に基づき、電動役物開放当否抽選テーブル1135d(補助遊技確変時用)を参照して当否を決定し、続いて、補助遊技内容決定手段1143は、当否結果に基づき、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1を参照して停止図柄を決定する。他方、ステップ1250でNoの場合、ステップ1254で、電動役物開放可否決定手段1135cは、今回消化される補助遊技側乱数に基づき、電動役物開放当否抽選テーブル1135d(補助遊技通常時用)を参照して当否を決定し、続いて、補助遊技内容決定手段1143は、当否結果に基づき、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1を参照して停止図柄を決定する。尚、本実施形態では、補助遊技電動役物の開放当否抽選を実行した後、当否結果と対応した停止図柄を割り当てるように構成したが、当選図柄とハズレ図柄が存在する停止図柄決定用抽選テーブルを用いて停止図柄を直接決定するように構成してもよい。この場合、補助遊技確変時用テーブルにおける当選図柄の選択率が補助遊技通常時用テーブルにおけるそれよりも高く設定されている。また、本例では、補助遊技確変フラグは1種類のみしかないが、複数種(例えば3種)設け、それぞれ当選確率を異ならしめるように構成してもよい(例えば、当選確率が高い順に、補助遊技確変Aフラグオン>補助遊技確変フラグBオン>補助遊技確変フラグCオン>補助遊技確変フラグオフ)。
次に、ステップ1256〜ステップ1260にかけて、補助遊技図柄の変動時間の決定処理が実行される。具体的には、はじめに、ステップ1256で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、補助遊技時短フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1256でYesの場合、ステップ1258で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2を参照し、補助遊技図柄の変動時間(本例では、T)をセットする。他方、ステップ1256でNoの場合、ステップ1260で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2を参照し、補助遊技図柄の変動時間{本例では、T(T>T)}をセットする。尚、本実施形態では、補助遊技図柄の変動時間を決定する際、補助遊技時短フラグのオンオフで一義的に変動時間が割り当てられる(即ち、参照テーブルの形)ように構成したが、これに限定されず、抽選テーブルの構成を採ってもよい。この場合、選択頻度を踏まえての選択される時間の平均時間が、補助遊技時短時の方が補助遊技通常時よりも短くなるように構成されていればよく、補助遊技時短時と補助遊技通常時とで同一変動時間のものが選択される場合があっても、更には補助遊技時短時の方が補助遊技通常時よりも長い変動時間のものが選択される場合があってもよい。また、本例では、補助遊技時短フラグは1種類のみしかないが、複数種(例えば3種)設け、それぞれ変動時間(或いは前述した平均時間)を異ならしめるように構成してもよい(例えば、変動時間が短い順に、補助遊技時短Aフラグオン>補助遊技時短フラグBオン>補助遊技時短フラグCオン>補助遊技時短フラグオフ)。
次に、ステップ1212〜ステップ1220にかけて、補助遊技図柄の変動表示処理が実行される。まず、ステップ1212で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1214で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1215で、情報送信手段1300は、補助遊技図柄の変動表示を開始した旨の情報(補助遊技図柄変動開始情報)を演出制御手段2310側に送信する。次に、ステップ1216で、補助遊技図柄変動時間管理手段1154aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1216でYesの場合、ステップ1218で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄表示部2421上で、ステップ1252又はステップ1254で補助遊技内容決定手段1143が決定した停止図柄を確定表示する。次に、ステップ1219で、情報送信手段1300は、補助遊技図柄の変動表示が終了した旨の情報(補助遊技図柄変動終了情報)を演出制御手段2310側に送信する。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。
次に、ステップ1222〜ステップ1266にかけて、補助遊技電動役物の開放時間決定処理が実行される。まず、ステップ1222で、条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1222でYesの場合、ステップ1262で、電動役物開閉態様決定手段1164は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、開放延長フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1262でYesの場合、ステップ1264で、電動役物開閉態様決定手段1164は、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163を参照し、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間{本例では、T(T>T)}を補助遊技関連情報一時記憶手段1192にセットする。他方、ステップ1262でNoの場合、ステップ1266で、電動役物開閉態様決定手段1164は、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163を参照し、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間{本例では、T(T>T)}を補助遊技関連情報一時記憶手段1192にセットする。尚、本実施形態では、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間を決定する際、開放延長フラグのオンオフで一義的に変動時間が割り当てられる(即ち、参照テーブルの形)ように構成したが、これに限定されず、抽選テーブル(又は参照テーブル)の構成を採ってもよい。この場合、選択頻度を踏まえての選択される時間の平均時間が、開放時間延長時の方が開放時間非延長時よりも長くなるように構成されていればよく、開放時間延長時と開放時間非延長時とで同一開放時間のものが選択される場合があっても、更には開放時間延長時の方が開放時間非延長時よりも短い開放時間のものが選択される場合があってもよい。また、本例では、開放延長フラグは1種類のみしかないが、複数種(例えば3種)設け、それぞれ開放時間(或いは前述した平均時間)を異ならしめるように構成してもよい(例えば、開放時間が長い順に、開放延長Aフラグオン>開放延長フラグBオン>開放延長フラグCオン>開放延長フラグオフ)。
次に、ステップ1226〜ステップ1234にかけて、補助遊技電動役物の開放制御処理が実行される。まず、ステップ1226で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1228で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を開放すると共に、電動役物開放期間管理用タイマ1162をスタートする。次に、ステップ1229で、情報送信手段1300は、第2主遊技始動口電動役物2112の開放動作を開始した旨の情報(電動役物開放開始情報)を演出制御手段2310側に送信する。次に、ステップ1230で、電動役物開閉制御手段1160は、電動役物開放期間管理用タイマ1162を参照し、補助遊技関連情報一時記憶手段1192に一時記憶した開放時間の終了タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を閉鎖すると共に、電動役物開放期間管理用タイマ1162を停止(及びゼロクリア)する。次に、ステップ1233で、情報送信手段1300は、第2主遊技始動口電動役物2112の開放動作を終了した旨の情報(電動役物開放終了情報)を演出制御手段2310側に送信する。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ14の通常遊技処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合はステップ1230に移行し、ステップ1204でNoの場合はステップ1216に移行し、ステップ1206、ステップ1216、ステップ1222及びステップ1230でNoの場合は次の処理(ステップ14の通常遊技処理)に移行する。
次に、図9は、図4におけるステップ14のサブルーチンに係る、通常遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述する第1主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述する第2主遊技図柄表示処理を実行する。そして、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述する特別遊技作動条件判定処理を実行し、次のステップ(特別遊技制御処理16)に移行する。
次に、図10は、図9におけるステップ1400(1)及び(2)のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理及び第2主遊技図柄表示処理のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側及び第2主遊技図柄側で共通するため、特記する場合を除き、第1主遊技図柄側を主に記載することとし、第2主遊技図柄側は括弧書きで記載する。まず、ステップ1800で、主制御装置1000は、後述する変動開始条件充足判定処理を実行する。次に、ステップ1402で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に係る変動開始許可フラグがオンであるか否かを判定する。尚、「変動開始許可フラグ」とは、後述する変動開始条件充足判定処理においてオンとなる、特別遊技中や主遊技図柄が変動中でないこと等を条件としてオンになるフラグである。ステップ1402でYesの場合、ステップ1403で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191のフラグ領域にアクセスし、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に係る変動開始許可フラグをオフにする。
次に、ステップ1404で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)を読み出す。次に、ステップ1405で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から当該読み出した第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)を削除すると共に、残りの図柄変動に係る第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)をシフトする。次に、ステップ1406で、当否抽選手段1135は、後述する主遊技確変遊技状態終了抽選処理を実行する。次に、ステップ1407で、当否抽選手段1135は、第1主遊技側乱数(第1当選乱数){第2主遊技側乱数(第2当選乱数)}及び遊技状態に基づき、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、主遊技図柄当否(大当り、小当り)抽選を実行する。尚、本実施形態では、同一の抽選テーブルで大当り及び小当りの抽選を実行したがこれには限定されない。例えば、当否抽選に際しては、先に大当り抽選テーブルを参照して大当り抽選を実行し、大当り抽選にはずれた場合、更に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行するように構成してもよい。更には、先に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行し、小当り抽選にはずれた場合又は当たった場合でも重ねて大当り抽選を実行してもよい。そして、ステップ1408で、特別遊技移行決定手段1135aは、抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオンにする。他方、ステップ1408でNoの場合には、ステップ1410をスキップする。
そして、ステップ1412で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)内の各抽選テーブルを参照し、第1主遊技側乱数(例えば、第1主遊技図柄決定乱数、第1主遊技変動態様決定乱数){第2主遊技側乱数(例えば、第2主遊技図柄決定乱数、第2主遊技変動態様決定乱数)}に基づいて第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する停止図柄及び変動態様を決定し、これらを第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶する。尚、前記参照されるテーブルは、当否結果・遊技状態(確率変動遊技状態等)に基づいて決定される(以下も同様)。次に、ステップ1414で、情報送信手段1300は、ステップ1412で決定した第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1416で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、所定時間{前記ステップ1412で決定した変動態様に係る変動時間}を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1418で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始すると共に、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)をスタートする。次に、ステップ1420で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグをオンする。
そして、ステップ1422で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)を参照して、当該主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1422でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1422でYesの場合、ステップ1424で、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1426で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。
次に、ステップ1438で、遊技制御手段1100は、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1438でYesの場合、ステップ1440で、遊技制御手段1100は、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオフにする。次に、ステップ1446で、遊技制御手段1100は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技実行許可フラグをオンにする。次に、ステップ1447−1で、特定遊技制御手段1180は、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、今回の当りが小当りでないか否かを判定する。ステップ1447−1でYesの場合、ステップ1447−2で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190における遊技内容決定用情報一時記憶領域内の記憶内容を、今回の特別遊技への移行契機となった当選図柄、現在の遊技状態(主遊技側及び補助遊技側の遊技状態)にて更新し、ステップ1428に移行する。他方、ステップ1447−1でNoの場合には、ステップ1428に移行する。尚、ステップ1438でNoの場合にも、ステップ1428に移行する。ここで、ステップ1447−2の処理にて更新(バックアップ)された遊技内容決定用情報一時記憶領域内の記憶内容は、後述するように、当該特別遊技後の遊技状態を決定する際に適宜参照されることとなる。
次に、ステップ1428で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1430で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)を停止(及びリセット)する。
このように主遊技図柄の変動が終了した後、ステップ1433で、特定遊技制御手段1180は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmに1加算する。ここで、当該回数数カウンタ1181aのカウンタ値Cmは、特別遊技(特に大当り)終了後に実行された当否抽選回数(或いは主遊技図柄の変動回数)である。尚、本実施形態では、主遊技図柄変動終了後に回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmに1加算する処理を実行したが、これには限定されず、主遊技図柄変動開始前や変動中に当該加算処理を実行してもよい。更には、特別遊技終了後に何回の当否抽選回数(或いは主遊技図柄の変動回数)が実行されたのかを把握可能であればよいので、この回転数カウンタ1181aは必ずしもインクリメント方式でなくともデクリメント方式であってもよい。尚、回転数カウンタ1181aをデクリメント方式とする場合には、例えば、図15のステップ9000後のタイミング、換言すれば、主遊技遊技状態(主遊技確変遊技状態や主遊技時短遊技状態)が切り替わるタイミングにおいて、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmとして、当該切り替わり後の主遊技遊技状態の継続数がセットされるよう構成すればよい。
そして、ステップ1434で、情報送信手段1300は、サブ基板(演出制御手段)2320側に回転終了情報(即ち、当該変動が終了した旨の情報)を送信する。尚、この情報を受信したサブ基板側では、サブ基板側で管理する回転数カウンタに1加算する処理を実行する。そして、サブ基板側では、後述するように、主制御基板側から特別遊技終了後に送信される「特別遊技後遊技状態情報」と、サブ基板側で管理する回転数カウンタの「カウンタ値」とを踏まえ、遊技状態に関する情報報知の可否決定及び報知処理を実行することになる。尚、本実施形態では、サブ基板側で遊技状態に関する情報報知の可否決定、報知される情報内容の決定及び情報報知を実行するように構成されているが、これには限定されず、主制御基板側からの遊技状態情報(例えば、図12及び図13での遊技状態情報の受信)を受けて、変更後の遊技状態に関する情報を常に報知又は示唆したり、或いは、抽選で報知の可否決定を実行するように構成してもよい。更には、抽選回数の管理についても、変動終了毎に回転終了情報を送信する構成ではなく、主制御基板側で管理する回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmをサブ基板側に送信する構成でもよい。
次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技開始・終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1432で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1432でYesの場合にはステップ1422に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図11は、図10におけるステップ1800(1)及び(2)のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に係る変動開始条件充足判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1802で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cをそれぞれ参照し、特別遊技中でないか否かを判定する。ステップ1802でYesの場合、ステップ1804で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191にアクセスし、現在第1主遊技図柄も第2主遊技図柄も変動中でないか否かを判定する。ステップ1804でYesの場合、ステップ1808で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、優先消化側の保留、即ち、本例では第2主遊技図柄側の保留が存在するか否かを判定する。ステップ1808でYesの場合、ステップ1810で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191にアクセスし、優先消化側の第2主遊技図柄に係る変動開始許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1402)に移行する。他方、ステップ1808でNoの場合(優先消化側の保留が無い場合)には、ステップ1812で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、非優先消化側の保留が存在するか否かを判定する。ステップ1812でYesの場合、ステップ1814で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191にアクセスし、非優先消化側の第1主遊技図柄に係る変動許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1402)に移行する。尚、ステップ1802又はステップ1804でNoの場合にも次の処理(ステップ1402)に移行する。
次に、図12は、図10におけるステップ1406(1)及び(2)のサブルーチンに係る、第1主遊技及び第2主遊技に係る主遊技確変遊技状態終了抽選処理のフローチャートである。まず、ステップ1406−2で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1406−2でYesの場合、ステップ1406−4で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)に基づき主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aを参照して、主遊技確変遊技状態の終了当否を決定する。次に、ステップ1406−6で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、当該主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選したか否かを判定する。ステップ1406−6でYesの場合、ステップ1406−8で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグをオフにする。次に、ステップ1406−10で、情報送信手段1300は、サブ基板(演出制御手段)2320側に現在の遊技状態情報(図柄変動時遊技状態情報)を送信し、次の処理(ステップ1407)に移行する。尚、ステップ1406−2又はステップ1406−6でNoの場合には、次の処理(ステップ1407)に移行する。
このような処理とすることで、本実施形態においては、当該図柄変動に係る当否抽選よりも以前に主遊技確変遊技状態の終了当否抽選が実行されることとなる。尚、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選タイミングは、これには限定されず、当該図柄変動に係る当否抽選よりも以降に実行するよう構成してもよい。その場合には、当該図柄変動の終了時において、主遊技図柄の停止図柄に基づき主遊技確変遊技状態の終了可否を決定するよう構成してもよい。
次に、図13は、図10におけるステップ1450(1)及び(2)のサブルーチンに係る、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に係る特定遊技開始・終了判定処理のフローチャートである。はじめに、本処理では、ステップ1452〜ステップ1462において、主遊技側の遊技状態に係る特定遊技開始・終了判定処理を実行し、ステップ1460〜ステップ1456において、補助遊技側の遊技状態に係る特定遊技開始・終了判定処理を実行する。
まず、ステップ1452〜ステップ1462における、主遊技側の遊技状態に係る特定遊技開始・終了判定処理について説明する。はじめに、ステップ1452で、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技終了条件判定手段1181は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmを参照し、主遊技側の確変遊技状態の終了回数に到達したか否かを判定する。ステップ1454でYesの場合、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグをオフにして、ステップ1460に移行する。尚、ステップ1452又はステップ1454でNoの場合にも、ステップ1460に移行する。
このような処理とすることで、本実施形態においては、主遊技確変遊技状態の終了可否については、所定の終了当否抽選に基づき決定される一方、主遊技時短遊技状態の終了可否については、所定の終了回数に到達するまで主遊技図柄の図柄変動が実行されたか否かに基づき決定されることとなる。
次に、ステップ1460〜ステップ1456における、補助遊技側の遊技状態に係る特定遊技開始・終了判定処理について説明する。はじめに、ステップ1460で、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1460でYesの場合、ステップ1462で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の補助遊技確変フラグ、補助遊技時短フラグ及び開放延長フラグの全てのフラグ状態をオフにセットし、ステップ1456に移行する。このように、本実施形態では、主遊技時短フラグがオフとなった場合には、補助遊技側のフラグを強制的にすべてオフにするよう構成されている。尚、ステップ1460でNoの場合には、ステップ1456に移行する。そして、ステップ1456で、情報送信手段1300は、サブ基板(演出制御手段)2320側に現在の遊技状態情報(図柄変動時遊技状態情報)を送信し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図14は、図9におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、特別遊技実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ1506で、特別遊技内容決定手段1172は、各種パラメータに基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットする。以上で、特別遊技内容のセット処理を終了する。
次に、ステップ1508〜ステップ1515にかけて、特別遊技が大当りである場合のフラグやカウンタのクリア処理が実行される。具体的には、まず、ステップ1508で、特定遊技終了条件判定手段1181は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、今回の当りが小当りでないか否かを判定する。ステップ1508でYesの場合、ステップ1512で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b及び補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、特定遊技に係る遊技状態フラグの内、オンであるフラグが存在しているか否かを判定する。ステップ1512でYesの場合、ステップ1514で、特定遊技制御手段1180は、ステップ1512で該当するフラグ(即ち、オンである特定遊技に係る遊技状態フラグ)をすべてオフにして、ステップ1515に移行する。尚、ステップ1512でNoの場合にも、ステップ1515に移行する。次に、ステップ1515で、特定遊技制御手段1180は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmをクリア(ゼロクリア)する。
そして、ステップ1518で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技移行許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502でNoの場合にも次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行し、ステップ1508でNoの場合にはステップ1518に移行する。
次に、図15は、図4におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信手段1300は、演出制御手段2320側に特別遊技の開始表示を指示する旨の情報(特別遊技開始表示指示情報)を送信し、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1626に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド継続フラグをオンにする。次に、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220のいずれを開放するかを確認した上で、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220の第1大入賞口電動役物2122又は第2大入賞口電動役物2222を駆動して、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を開放すると共に、ラウンド実行用タイマ1174aをスタートし、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cの入賞球カウンタを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド実行用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して当該ラウンド実行に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合には、ステップ1630に移行し、他方、ステップ1628でNoの場合には、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220の第1大入賞口電動役物2122又は第2大入賞口電動役物2222の駆動を停止して、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド実行用タイマ1174aを停止(及びリセット)する。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド数カウンタを参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、高利益特別遊技に係る大当りであれば16ラウンド、実質賞球無特別遊技に係る小当りであれば1ラウンド)であるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信手段1300は、演出制御手段2320側に特別遊技の終了表示を指示する旨の情報(特別遊技終了表示指示情報)を送信する。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、図16は、図15におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して、今回の当りが小当りでないか否かを判定する。ここで、ステップ9002でNoの場合、換言すれば、今回の当りが小当りである場合には、ステップ9004以降の主遊技側の遊技状態及び補助遊技側の遊技状態の決定処理を実行することなく、ステップ9060に移行する。このような処理とすることで、小当りを契機として主遊技側の遊技状態及び補助遊技側の遊技状態は移行しないこととなる。ステップ9002でYesの場合、ステップ9004及び9006で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグ及び主遊技時短フラグにオンにセットする。次に、ステップ9008及び9010で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の補助遊技確変フラグ及び補助遊技時短フラグにオンをセットし、ステップ9012に移行する。
次に、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190内の遊技内容決定用情報一時記憶領域(図10のステップ1447−2でバックアップした内容)を参照して今回の当りの契機となった図柄情報及び遊技状態情報を取得する。そして、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、当該取得した情報における当り図柄の属性に基づき異なる処理を実行する。
まず、ステップ9014で、当り図柄の属性が属性種別Aであった場合、ステップ9022で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の開放延長フラグにオンをセットする。次に、ステップ9024で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmに係る終了回数として、長期間回数{本例では、R1(R1>R2>R3)であり、例えば、100回}を設定し、ステップ9060に移行する。
次に、ステップ9014で、当り図柄の属性が属性種別Bであった場合、ステップ9032で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の開放延長フラグにオンをセットする。次に、ステップ9034で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmに係る終了回数として、中期間回数{本例では、R2(R1>R2>R3)であり、例えば、70回}を設定し、ステップ9060に移行する。
次に、ステップ9014で、当り図柄の属性が属性種別Cであった場合、ステップ9042で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、当り時の遊技状態が主遊技確変遊技状態であるか否かを判定する。ステップ9042でYesの場合、ステップ9044で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の開放延長フラグにオンをセットする。次に、ステップ9046で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmに係る終了回数として、中期間回数{本例では、R2(R1>R2>R3)であり、例えば、70回}を設定し、ステップ9060に移行する。他方、ステップ9048で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、当り時の遊技状態が主遊技時短遊技状態であるか否かを判定する。ステップ9048でYesの場合には、ステップ9044に移行する。他方、ステップ9048でNoの場合、ステップ9050で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の開放延長フラグにオンをセットする。次に、ステップ9052で、特定遊技可否・内容決定手段1183は、回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmに係る終了回数として、短期間回数{本例では、R3(R1>R2>R3)であり、例えば、7回}を設定し、ステップ9060に移行する。
このような処理とすることで、本実施形態においては、補助遊技側の遊技状態の内、開放延長フラグのフラグ種(換言すれば、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間)のみが、当り図柄の属性に基づきセットされることとなる。また、本実施形態においては、当り図柄の属性種別が属性種別Cであった場合のみ、当り時の主遊技側の遊技状態に基づき開放延長フラグのフラグ種及び回転数カウンタ1181aのカウンタ値Cmが異なる値としてセットされることとなる。
そして、ステップ9060で、情報送信手段1300は、以上の処理でセットした主遊技遊技状態及び補助遊技遊技状態に係る情報をサブ側(演出制御手段2320側)に送信し、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、図17〜図24のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のサブ基板側での処理の流れを説明する。まず、図17は、演出制御手段2320が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。まず、ステップ6050で、演出制御手段2320は、後述する保留情報管理・保留表示処理を実行する。次に、ステップ6100(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に対応した後述する第1及び第2装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6200(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に対応した後述する第1及び第2装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6300で、演出制御手段2320は、後述する特別遊技中(大当り中)表示制御処理を実行する。そして、ステップ6400で、演出制御手段2320は、後述する遊技状態報知制御処理を実行し、ステップ6050に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図18は、図17でのステップ6050のサブルーチンに係る、保留情報管理・保留表示処理のフローチャートである。まず、ステップ6052で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から保留情報を受信したか否かを判定する。ステップ6052でYesの場合、ステップ6054で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の装図保留カウンタ値に1を加算する。そして、ステップ6070で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示をし、次の処理{ステップ6100(1)の第1装飾図柄表示内容決定処理}に移行する。他方、ステップ6052でNoの場合、ステップ6056で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな図柄情報(換言すれば、図柄変動を開始する旨の情報)を受信したか否かを判定する。ステップ6056でYesの場合、ステップ6058で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の装図保留カウンタ値に1を減算する。そして、ステップ6060で、演出制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ6070に移行する。
次に、図19は、図16でのステップ6100のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。ここで、第1装飾図柄に係るステップ6100(1)と第2装飾図柄に係るステップ6100(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明することとする。まず、ステップ6102で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ6106で、装図表示内容決定手段2322a−1は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から受信した新たな図柄情報に基づき、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1−1及び停止図柄決定用抽選テーブル2322a−1−2を参照し、装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定し、演出表示関連情報一時記憶手段2322dの図柄関連情報エリア内に一時記憶する。そして、ステップ6108で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理{ステップ6200(1)の第1装飾図柄表示制御処理}に移行する。
次に、図20は、図16でのステップ6200のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。ここで、第1装飾図柄に係るステップ6200(1)と第2装飾図柄に係るステップ6200(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明することとする。まず、ステップ6202で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322a内の図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6204でYesの場合、ステップ6206及びステップ6208で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄変動中フラグをオンにすると共に、図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ6210で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322dの図柄関連情報エリア内に一時記憶された決定内容(変動態様)に従い、演出表示装置2310の装図表示部2311上で装飾図柄の変動表示を開始する。
そして、ステップ6212で、装飾図柄表示制御手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2121aを参照し、主制御装置1000側から図柄停止に係る情報(図10のステップ1424参照)を受信したか否かを判定する。ステップ6212でYesの場合、ステップ6214で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322dの図柄関連情報エリア内に一時記憶された決定内容(停止図柄)に従い、演出表示装置2310の装図表示部2311上で装飾図柄の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6216で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6300の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
尚、ステップ6202でNoの場合はステップ6212に移行し、ステップ6204又はステップ6212でNoの場合は次の処理(ステップ6300の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図21は、図17でのステップ6300のサブルーチンに係る、特別遊技中(大当り中)表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6302で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6302でYesの場合、ステップ6304で、表示制御手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始表示指示情報を受信したか否かを判定する。ステップ6304でYesの場合、ステップ6306及びステップ6308で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2310上で大当り開始表示を行う。そして、ステップ6358で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で、主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を適宜表示(大当りの種類によっては表示しないよう構成してもよい)する。次に、ステップ6312で、表示制御手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了表示指示情報を受信したか否かを判定する。ステップ6312でYesの場合、ステップ6314で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で、大当り終了表示を行う。そして、ステップ6316で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6400の遊技状態報知制御処理)に移行する。
尚、ステップ6302、ステップ6304でNoの場合には、ステップ6358に移行し、ステップ6312でNoの場合には、次の処理(ステップ6400の遊技状態報知制御処理)に移行する。
次に、図22は、図16でのステップ6400のサブルーチンに係る、遊技状態報知制御処理のフローチャートである。はじめに、本処理では、ステップ6402〜6500において、特別遊技終了後の遊技状態受信・報知制御処理を実行し、ステップ6410〜6600において、特別遊技終了後における図柄変動時の遊技状態受信・報知制御処理を実行する。
まず、ステップ6402〜6500における、特別遊技終了後の遊技状態受信・報知制御処理について説明する。はじめに、ステップ6402で、遊技状態報知制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側(主制御装置1000側)からの特別遊技後遊技状態情報(図16のステップ9060参照)を受信したか否かを判定する。ステップ6402でYesの場合、ステップ6404で、遊技状態報知制御手段2322cは、ステップ6402で受信した情報を、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技後遊技状態情報一時記憶領域に一時記憶する。次に、ステップ6405で、遊技状態報知制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、今回の特別遊技に係る当りが小当りでないか否かを判定する。ステップ6405でYesの場合、ステップ6406で、遊技状態報知制御手段2322cは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の装図回転数カウンタのカウンタ値Czをクリア(ゼロクリア)する。次に、ステップ6500で、遊技状態報知制御手段2322cは、後述する特別遊技後遊技状態報知制御処理を実行し、ステップ6410に移行する。ここで、ステップ6405及びステップ6406のような処理とすることで、小当りを契機とした特別遊技終了後には、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の装図回転数カウンタのカウンタ値Czがクリア(ゼロクリア)されないこととなる。即ち、装図回転数カウンタのカウンタ値Czは、大当りを契機とした特別遊技終了後からの通算した変動回転数を意味することとなる。尚、ステップ6402又はステップ6405でNoの場合にも、ステップ6410に移行する。
次に、ステップ6410〜6600における、特別遊技終了後における図柄変動時の遊技状態受信・報知制御処理について説明する。はじめに、ステップ6410で、遊技状態報知制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側(主制御装置1000側)からの回転終了情報(図10のステップ1434参照)を受信したか否かを判定する。ステップ6410でYesの場合、ステップ6404で、遊技状態報知制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、受信した図柄変動時遊技状態情報(図12のステップ1406−10及び図13のステップ1456参照)を、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄変動時遊技状態情報一時記憶領域に一時記憶する。次に、ステップ6412で、遊技状態報知制御手段2322cは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の装図回転数カウンタのカウンタ値Czに1を加算(インクリメント)する。次に、ステップ6600で、遊技状態報知制御手段2322cは、後述する図柄変動時遊技状態報知制御処理を実行し、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。尚、ステップ6410でNoの場合にも、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
次に、図23は、図22でのステップ6500のサブルーチンに係る、特別遊技後遊技状態報知制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6502で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技後遊技状態情報一時記憶領域を参照して、図柄情報(当り図柄情報)及び遊技状態情報を取得する。次に、ステップ6510で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、当該取得した当り図柄の属性種別に基づき異なる処理を実行する。
まず、ステップ6510で、当り図柄の属性が属性種別Aであった場合、ステップ6520で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示装置2310上に、所定回数分(本例では、回数R1)の図柄変動が終了するまで第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する旨を報知(例えば、「R1回数分の時短遊技に移行します」等のメッセージ表示)する。次に、ステップ6522で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別0」をセットする。次に、ステップ6524で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態終了回数一時記憶領域に、当該「遊技状態報知種別0」に係る終了回数として長期間回数(R1)をセットし、次の処理(ステップ6410)に移行する。
次に、ステップ6510で、当り図柄の属性が属性種別Bであった場合、ステップ6530で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示装置2310上に、所定回数分(本例では、回数R2)の図柄変動が終了するまで第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する旨を報知(例えば、「R2回数分の時短遊技に移行します」等のメッセージ表示)する。次に、ステップ6532で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別0」をセットする。次に、ステップ6534で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態終了回数一時記憶領域に、当該「遊技状態報知種別0」に係る終了回数として中期間回数(R2)をセットし、次の処理(ステップ6410)に移行する。
次に、ステップ6510で、当り図柄の属性が属性種別Cであった場合、ステップ6540で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示装置2310上に、第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する、又は、第2主遊技始動口電動役物2112へ入球困難な状態に移行する、の何れかの可能性がある旨を報知(例えば、ルーレットを模した動画像を表示し、当該何れの状態に移行するかを抽選しているかのように表示)する。次に、ステップ6542で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、当該取得した特別遊技後の遊技状態情報に基づき、開放延長フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6542でYesの場合、ステップ6544で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示装置2310上に、所定回数分(本例では、回数R2)の図柄変動が終了するまで第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する旨を報知(例えば、「R2回数分の時短遊技に移行します」等のメッセージ表示)する。次に、ステップ6546で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別0」をセットする。次に、ステップ6548で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態終了回数一時記憶領域に、当該「遊技状態報知種別0」に係る終了回数として中期間回数(R2)をセットし、次の処理(ステップ6410)に移行する。他方、ステップ6542でNoの場合、ステップ6550で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示装置2310上に、第2主遊技始動口電動役物2112へ入球困難な状態に移行する旨を報知(例えば、「時短遊技に移行しませんでした」等のメッセージ表示)する。次に、ステップ6552で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別1」をセットする。次に、ステップ6554で、特別遊技後遊技状態報知制御手段2322c−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態終了回数一時記憶領域に、当該「遊技状態報知種別1」に係る終了回数として短期間回数(R3)をセットし、次の処理(ステップ6410)に移行する。
次に、図24は、図22でのステップ6600のサブルーチンに係る、図柄変動時遊技状態報知制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6602で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の図柄変動時遊技状態情報一時記憶領域を参照して、当該図柄変動時の遊技状態情報を取得する。次に、ステップ6610で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域にセットされた値に基づき、異なる処理を実行する。
まず、ステップ6610で、「遊技状態報知種別0」又は「遊技状態報知種別1」であった場合、ステップ6620で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の装図回転数カウンタのカウンタ値Czが演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態終了回数一時記憶領域にセットされた終了回数に未到達であるか否かを判定する。ステップ6620でYesの場合、ステップ6622で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する旨を報知(例えば、「大当りすれば時短遊技に移行確定」等のメッセージ表示)し、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。他方、ステップ6620でNoの場合、ステップ6624で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行しない場合がある旨を報知(例えば、背景画像として夜の背景を表示)する。次に、ステップ6626で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別2」をセットし、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
次に、ステップ6610で、「遊技状態報知種別2」であった場合、ステップ6640で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該取得した遊技状態情報に基づきメイン側は主遊技確変遊技状態に滞在しているか否かを判定する。ステップ6640でYesの場合、ステップ6642で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、所定の抽選確率1/X(例えば、1/10)に基づき、遊技状態報知種別の移行抽選を実行し、ステップ6650に移行する。他方、ステップ6640でNoの場合、ステップ6644で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、所定の抽選確率1/Y(1/Y>1/Xとなる確率であり、例えば、1/5)に基づき、遊技状態報知種別の移行抽選を実行し、ステップ6650に移行する。次に、ステップ6650で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該遊技状態報知種別の移行抽選に当選したか否かを判定する。ステップ6650でYesの場合、ステップ6652で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には第2主遊技始動口電動役物2112へ入球困難な状態に移行する可能性が高い旨を報知(例えば、背景画像として昼の背景を表示)する。次に、ステップ6654で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別3」をセットし、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。他方、ステップ6650でNoの場合、ステップ6656で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する可能性が高い旨を報知(例えば、背景画像として夜の背景を表示)し、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
次に、ステップ6610で、「遊技状態報知種別3」であった場合、ステップ6660で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該取得した遊技状態情報に基づきメイン側は主遊技確変遊技状態に滞在しているか否かを判定する。ステップ6660でYesの場合、ステップ6662で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、所定の抽選確率1/Y(例えば、1/5)に基づき、遊技状態報知種別の移行抽選を実行し、ステップ6670に移行する。他方、ステップ6660でNoの場合、ステップ6664で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、所定の抽選確率1/X(1/X<1/Yとなる確率であり、例えば、1/10)に基づき、遊技状態報知種別の移行抽選を実行し、ステップ6670に移行する。次に、ステップ6670で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該遊技状態報知種別の移行抽選に当選したか否かを判定する。ステップ6670でYesの場合、ステップ6672で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には第2主遊技始動口電動役物2112へ入球容易な状態に移行する可能性が高い旨を報知(例えば、背景画像として夜の背景を表示)する。次に、ステップ6674で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の遊技状態報知種別一時記憶領域に「遊技状態報知種別2」をセットし、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。他方、ステップ6670でNoの場合、ステップ6676で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には第2主遊技始動口電動役物2112へ入球困難な状態に移行する可能性が高い旨を報知(例えば、背景画像として昼の背景を表示)し、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
次に、図25及び図26のタイミングチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の作用について説明する。はじめに、図25及び図26は、通常遊技状態(特定遊技関連のフラグが全てオフである状態)である状況下において、属性種別C(「1A、1B」図柄)での当り時における特別遊技終了後の作用図である。ここで、本例においては、当該特別遊技終了後における動作内容の一例を示す(上段)と共に、当該動作内容を前提として、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合における作用を示す(中段、下段)ものである。
まず、図25(上段)について説明する。本例においては、図中1のタイミングにおいて、属性種別C(「1A、1B」図柄)での当り時における特別遊技終了後の遊技状態として、主遊技確変フラグ=オン、主遊技時短フラグ=オン、補助遊技確変フラグ=オン、補助遊技時短フラグ=オンがセットされると共に、開放延長フラグ=オフ及び主遊技時短遊技状態の終了回数=7回とセットされる。そして、当該遊技状態にて遊技進行した結果、補助遊技図柄は高確率且つ高頻度で当選する一方、当選時には第2主遊技始動口電動役物2112が短時間(本例では、「0.2秒間」)の開放状態となるため、遊技者は自身の持ち球を減少させつつ次回の大当り発生を待つこととなる。また、本実施形態においては、主遊技確変遊技状態であっても、大当り確率自体は略上昇していないため、当該特別遊技終了直後の遊技状態に滞在しているのみでは、遊技者にとって有利な遊技状態とはならないのである。
次に、図中2のタイミングにおいて、所定の抽選確率に基づく主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選となり、主遊技確変遊技状態から主遊技非確変遊技状態に移行(主遊技確変フラグ=オン→オフに変化)する。そして、当該遊技状態にて遊技進行した結果、補助遊技図柄は高確率且つ高頻度で当選する一方、当選時には第2主遊技始動口電動役物2112が短時間(本例では、「0.2秒間」)の開放状態となると共に、主遊技確変遊技状態での大当り確率と略同一の抽選確率に基づく大当り抽選が実行される。
次に、図中3のタイミングにおいて、所定の終了回数(本例では、7回)に基づき主遊技時短遊技状態から主遊技非時短遊技状態に移行(主遊技時短フラグ、及び補助遊技確変フラグ、補助遊技時短フラグがオン→オフに変化)する。そして、当該遊技状態にて遊技進行した結果、補助遊技図柄は低確率且つ低頻度で当選するため、第2主遊技始動口電動役物2112は略閉鎖状態となると共に、主遊技確変遊技状態での大当り確率と略同一の抽選確率に基づく大当り抽選が実行される。
以上のように、図中1〜3のタイミング及び図中3のタイミング以降においては、遊技者にとって有利な遊技状態とはならず、遊技者は自身の持ち球を減少させつつ、(自力での)次回の大当り発生を待つこととなる。このような動作内容を前提として、図中2〜3の間でのタイミングにおいて、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合における作用(中段)、図中3のタイミング以降において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合における作用(下段)について説明する。
次に、図25(中段)について説明する。図中2〜3の間でのタイミング(本例では、6回目の図柄変動時)において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合、主遊技時短遊技状態(主遊技時短フラグ=オン)であることに起因して、特別遊技終了後の遊技状態として、主遊技確変フラグ=オン、主遊技時短フラグ=オン、補助遊技確変フラグ=オン、補助遊技時短フラグ=オンがセットされると共に、開放延長フラグ=オン及び主遊技時短遊技状態の終了回数=70回とセットされる。そして、当該遊技状態にて遊技進行した結果、補助遊技図柄は高確率且つ高頻度で当選すると共に、当選時には第2主遊技始動口電動役物2112が長時間(本例では、「5秒間」)の開放状態となるため、遊技者は自身の持ち球の減少を低減させつつ次回の大当り発生を待つこととなる。即ち、当該特別遊技終了直後から所定の終了回数(本例では、70回)に基づき主遊技時短遊技状態から主遊技非時短遊技状態に移行するまでは、遊技者にとって有利な遊技状態に滞在することとなる。また、図示しないが、当該所定の終了回数(本例では、70回)に基づき主遊技時短遊技状態から主遊技非時短遊技状態に移行するまでに、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合にも同様に、遊技者にとって有利な遊技状態に滞在することとなるため、属性種別C当り→70回の遊技者にとって有利な遊技状態→属性種別C当り→70回の遊技者にとって有利な遊技状態→・・・、と延々とループすることとなる。
次に、図25(下段)について説明する。図中3のタイミング以降(本例では、31回目の図柄変動時)において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合、通常遊技状態(主遊技確変フラグ=オフ、主遊技時短フラグ=オフ)であることに起因して、特別遊技終了後の遊技状態として、主遊技確変フラグ=オン、主遊技時短フラグ=オン、補助遊技確変フラグ=オン、補助遊技時短フラグ=オンがセットされると共に、開放延長フラグ=オフ及び主遊技時短遊技状態の終了回数=7回とセットされる。即ち、同図上段と同様の遊技状態となるため、遊技者にとって有利な遊技状態とはならず、遊技者は自身の持ち球を減少させつつ次回の大当り発生を待つこととなる。
次に、図26(上段)について説明する。本例においては、図中1のタイミングにおける遊技状態は、図25(上段)と同様である。次に、図中2のタイミングにおいて、所定の終了回数(本例では、7回)に基づき主遊技時短遊技状態から主遊技非時短遊技状態に移行(主遊技時短フラグ、及び補助遊技確変フラグ、補助遊技時短フラグがオン→オフに変化)する。次に、図中3のタイミングにおいて、所定の抽選確率に基づく主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選となり、主遊技確変遊技状態から主遊技非確変遊技状態に移行(主遊技確変フラグ=オン→オフに変化)する。
以上のように、本例においても、図中1〜3のタイミング及び図中3のタイミング以降においては、遊技者にとって有利な遊技状態とはならず、遊技者は自身の持ち球を減少させつつ、(自力での)次回の大当り発生を待つこととなる。このような動作内容を前提として、図中1〜2の間でのタイミングにおいて、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合における作用(中段)、図中2〜3のタイミング以降において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合における作用(下段)について説明する。
次に、図26(中段)について説明する。図中1〜2の間でのタイミング(本例では、6回目の図柄変動時)において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合、主遊技確変遊技状態(主遊技確変フラグ=オン)であることに起因して、特別遊技終了後の遊技状態として、主遊技確変フラグ=オン、主遊技時短フラグ=オン、補助遊技確変フラグ=オン、補助遊技時短フラグ=オンがセットされると共に、開放延長フラグ=オン及び主遊技時短遊技状態の終了回数=70回とセットされる。即ち、当該特別遊技終了直後から所定の終了回数(本例では、70回)に基づき主遊技時短遊技状態から主遊技非時短遊技状態に移行するまでは、遊技者にとって有利な遊技状態に滞在することとなる。
次に、図26(下段)について説明する。図中2〜3のタイミング(本例では、31回目の図柄変動時)において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合、主遊技確変遊技状態(主遊技確変フラグ=オン)であることに起因して、特別遊技終了後の遊技状態として、主遊技確変フラグ=オン、主遊技時短フラグ=オン、補助遊技確変フラグ=オン、補助遊技時短フラグ=オンがセットされると共に、開放延長フラグ=オン及び主遊技時短遊技状態の終了回数=70回とセットされる。即ち、当該特別遊技終了直後から所定の終了回数(本例では、70回)に基づき主遊技時短遊技状態から主遊技非時短遊技状態に移行するまでは、遊技者にとって有利な遊技状態に滞在することとなる。ここで、図26(下段)と図25(下段)とを比較すると分かるように、同一のタイミング(本例では、31回目の図柄変動時)において、属性種別Cで(「1A、1B」図柄)の更なる当りが発生した場合、所定の抽選確率に基づく主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選したか否かによって、当該特別遊技後に遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かが決定されるのである。
尚、図示しないが、本実施形態においては、属性種別A(「7A、7B」図柄)又は属性種別B(「3A、3B」図柄)での当りが発生した場合には、当該当り発生時の遊技状態に係らず、特別遊技後には遊技者にとって有利な遊技状態に移行することとなる。
また、図示しないが、本実施形態においては、図25の図中3のタイミング以前及び図26の図中2のタイミング以前においては、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には遊技者にとって有利な遊技状態に移行する旨を報知する一方、図25の図中3のタイミング以降及び図26の図中2のタイミング以降においては、当該期間中に大当りが発生した場合、特別遊技後には遊技者にとって有利な遊技状態に移行する可能性を示唆することとなる。
以上のように、本実施形態においては、当該特別遊技後の遊技状態において、主遊技時短遊技状態である状況下において所定の終了回数に到達するまでの間に、特定の当り図柄(本例では、属性種別Cの「1A、1B」図柄)での当りが発生した場合には、当該特別遊技後に遊技者にとって有利な遊技状態に移行する一方、主遊技時短遊技状態である状況下において所定の終了回数に到達した後に、特定の当り図柄(本例では、属性種別Cの「1A、1B」図柄)での当りが発生した場合には、当該特別遊技後に遊技者にとって有利な遊技状態に移行しない場合があるよう構成されているため、当該所定の終了回数に到達するまでは遊技者にとって有利な遊技状態に移行するチャンスであることを遊技者に明確に伝達することが可能となると共に、当該所定の終了回数に到達した後であっても遊技者にとって有利な遊技状態に移行するチャンスがあることを遊技者に示唆することが可能となるという新たな遊技性を生み出すことが可能となる。
また、本実施形態においては、前述した構成に加え、主遊技確変遊技状態である状況下において、所定の抽選確率に基づく主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選するまでの間に、特定の当り図柄(本例では、属性種別Cの「1A、1B」図柄)での当りが発生した場合には、当該特別遊技後に遊技者にとって有利な遊技状態に移行する一方、主遊技確変遊技状態である状況下において、所定の抽選確率に基づく主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選した以降に、特定の当り図柄(本例では、属性種別Cの「1A、1B」図柄)での当りが発生した場合には、当該特別遊技後に遊技者にとって有利な遊技状態に移行しない場合があるよう構成されているため、当該終了当否抽選に当選するまでは遊技者にとって有利な遊技状態に移行するチャンスであることを遊技者に明確に伝達し得ることが可能となると共に、当該終了当否抽選に当選した後であっても遊技者にとって有利な遊技状態に移行するチャンスがあることを遊技者に示唆することが可能となるという新たな遊技性を生み出すことが可能となる。
(変更例1)
尚、本実施形態においては、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aの一例として、一種類のテーブルのみを有する場合について例示しているが、これには限定されない。以下、その場合の変更例を変更例1として、本実施形態からの変更点について説明する。
まず、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態の変更例1における、各種機能について説明する。本実施形態の変更例1における遊技制御手段1100は、保留されている主遊技側乱数に基づく抽選結果を事前判定するための保留先読み制御手段1134を有している。
次に、表10は、本実施形態の変更例1における、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aの一例である。本例に示されるように、変更例1においては、テーブル1とテーブル2の2種類の抽選テーブルを有している。ここで、テーブル1とテーブル2とは、当選確率は同一であるが、当選判定となる乱数値が異なるという点に特徴があり、後述するように、所定の条件を充足した場合には、これらテーブルのテーブル切換処理が実行されることとなる。
Figure 2012213431
次に、図27は、本実施形態の変更例1における、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ1350(変1)についてであり、その目的は、保留されている主遊技側乱数に基づき、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選を事前判定することである。即ち、ステップ1350(変1)で、主制御装置1000は、後述の保留先読み制御処理を実行する。
次に、図28は、本実施形態の変更例1における、図27のステップ1350(変1)のサブルーチンに係る、保留先読み制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1352(変1)で、保留先読み制御手段1134は、保留先読み(事前判定)条件を充足しているか否かを判定する。ここで、保留先読み条件とは、新たに主遊技側乱数を取得した時(遊技球が第1主遊技始動口2210又は第2主遊技始動口2110に入球した時)等である。ステップ1352(変1)でYesの場合、ステップ1354(変1)で、保留先読み制御手段1134は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに一時記憶されている、全保留における主遊技側乱数を読み出す。次に、ステップ1356(変1)で、保留先読み制御手段1134は、当該読出した全保留における主遊技側乱数(特に、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選用乱数)に基づき、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184a(ここで、変更例1における主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aには2種類のテーブルが存在しているが、初期のテーブルにはテーブル1がセットされている)を参照して、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選の抽選結果を事前判定し、主遊技関連情報一時記憶手段1191に一時記憶し、次の処理{ステップ1200(変1)の電動役物駆動判定実行処理}に移行する。尚、ステップ1352(変1)でNoの場合には、次の処理{ステップ1200(変1)の電動役物駆動判定実行処理}に移行する。
次に、図29は、図27におけるステップ1600(変1)のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ9200(変1)についてであり、その目的は、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に係る事前判定情報に基づき、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aを切り替えることである。即ち、ステップ9200(変1)で、遊技制御手段1100は、後述の主遊技確変遊技状態終了抽選テーブル切換処理を実行する。
次に、図30は、図29におけるステップ9200(変1)のサブルーチンに係る、主遊技確変遊技状態終了抽選テーブル切換処理のフローチャートである。まず、ステップ9202(変1)で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技関連情報一時記憶手段1191に一時記憶されている全保留における主遊技確変遊技状態の終了当否抽選の事前判定結果を取得する。次に、ステップ9204(変1)で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、当該取得した事前判定結果に基づき、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選する保留乱数値が存在しているか否かを判定する。ステップ9204(変1)でYesの場合、ステップ9206(変1)で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aとして、テーブル1がセットされているか否かを判定する。ステップ9206(変1)でYesの場合、ステップ9208(変1)で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aとして、テーブル2をセットし、次の処理{ステップ5000(変1)の賞球払出制御処理}に移行する。他方、ステップ9206(変1)でNoの場合、ステップ9210(変1)で、主遊技確変遊技状態終了制御手段1184は、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aとして、テーブル1をセットし、次の処理{ステップ5000(変1)の賞球払出制御処理}に移行する。尚、ステップ9204(変1)でNoの場合には、次の処理{ステップ5000(変1)の賞球払出制御処理}に移行する。
以上のような処理に変更することで、本実施形態における作用と同様の作用となると共に、当り発生時の保留乱数値として、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選する保留乱数値が存在している場合には、当該保留乱数値を終了当選乱数値としない他方のテーブルに基づき主遊技確変遊技状態の終了当否抽選を実行することが可能となる。よって、例えば、図25の上段に示されるように、特別遊技終了直後の図柄変動において、主遊技確変遊技状態が即座に終了してしまうことを回避し得るため、遊技者に不利益を与え、遊技の興趣性が低下してしまう恐れを低減することが可能となる。
(変更例2)
尚、本実施形態においては、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選したか否かを明確に報知しないよう構成されているが、これには限定されない。以下、その場合の変更例を変更例2として、本実施形態からの変更点について説明する。
次に、図31は、本実施形態の変更例2における、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ1350(変2)についてであり、その目的は、保留されている主遊技側乱数に基づき、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選を事前判定すると共に、当該事前判定情報を演出制御手段2320側に送信することである。即ち、ステップ1350(変2)で、主制御装置1000は、後述の保留先読み制御/送信制御処理を実行する。
次に、図32は、本実施形態の変更例2における、図31のステップ1350(変2)のサブルーチンに係る、保留先読み制御/送信制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1352(変2)で、保留先読み制御手段1134は、保留先読み(事前判定)条件を充足しているか否かを判定する。ステップ1352(変2)でYesの場合、ステップ1354(変2)で、保留先読み制御手段1134は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに一時記憶されている、全保留における主遊技側乱数を読み出す。次に、ステップ1356(変2)で、保留先読み制御手段1134は、当該読出した全保留における主遊技側乱数(特に、当否抽選乱数)に基づき、主遊技図柄の当否抽選を事前判定すると共に、当該読出した全保留における主遊技側乱数(特に、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選用乱数)に基づき、主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル1184aを参照して、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選の抽選結果を事前判定し、主遊技関連情報一時記憶手段1191に一時記憶する。次に、ステップ1358(変2)で、情報送信手段1300は、当該一時記憶された事前判定情報を演出制御手段2320側に送信し、次の処理{ステップ1200(変2)の電動役物駆動判定実行処理}に移行する。尚、ステップ1352(変2)でNoの場合には、次の処理{ステップ1200(変2)の電動役物駆動判定実行処理}に移行する。
次に、図33は、本実施形態の変更例2における、図22でのステップ6600(変2)のサブルーチンに係る、図柄変動時遊技状態報知制御処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ6640(変2)〜ステップ6656(変2)についてであり、その目的は、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に係る事前判定情報に基づき、ミッション演出を表示することである。ここで、変更例2におけるミッション演出とは、所定期間及び当該所定期間内において予め定められたミッション達成条件を遊技者に報知すると共に、遊技が進行することに伴いミッション達成条件を充足したか否かを逐次遊技者に報知することで、ミッション達成条件を充足した際の遊技者の達成感を高め、遊技の興趣性を向上させるための演出である。
まず、ステップ6610(変2)で、「遊技状態報知種別2」であった場合、ステップ6640(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該取得した遊技状態情報に基づきメイン側は主遊技確変遊技状態に滞在しているか否かを判定する。次に、ステップ6642(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、メイン側から送信された全保留における事前判定情報{ステップ1358(変2)で送信された情報}を取得する。次に、ステップ6644(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該取得した事前判定情報に基づき、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選が当選となる保留(保留T)が存在しているか否かを判定する。ステップ6644(変2)でYesの場合、ステップ6646(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、「保留Tが消化されるまでに(所定期間)大当りを発生させろ(ミッション達成条件)」という内容のミッション演出を演出表示装置2310上に表示する。次に、ステップ6648(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該取得した事前判定情報に基づき、保留Tが消化されるよりも以前に主遊技図柄が当選となる保留(保留M)が存在しているか否かを判定する。ステップ6648(変2)でYesの場合、ステップ6650(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、所定の抽選確率1/A(例えば、1/4)に基づき、当該ミッション達成条件を達成することを示唆する演出の表示抽選を実行し、ステップ6654(変2)に移行する。他方、ステップ6648(変2)でNoの場合、ステップ6652(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、所定の抽選確率1/B(1/B<1/Aとなる確率であり、例えば、1/20)に基づき、当該ミッション達成条件を達成することを示唆する演出の表示抽選を実行し、ステップ6654(変2)に移行する。次に、ステップ6654(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、当該表示抽選結果が当選であるか否かを判定する。ステップ6654(変2)でYesの場合、ステップ6656(変2)で、図柄変動時遊技状態報知制御手段2322c−2は、保留M消化時にミッション内容が達成される可能性が高い旨(例えば、「保留M消化時のミッション達成確率=50%」とのメッセージ表示等)を演出表示装置2310上に表示し、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。尚、ステップ6640(変2)、ステップ6644(変2)又はステップ6654(変2)でNoの場合には、次の処理(ステップ6050の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
以上のような処理に変更することで、図26の図中2のタイミング以降において、主遊技確変遊技状態の終了当否抽選に当選した際には、「保留Tが消化されるまでに大当りを発生させろ」という内容のミッション演出が表示されることとなる。また、保留Tよりが消化されるよりも以前に、主遊技図柄が当選となる保留Mが存在していた場合には、保留Mが存在していない場合と比して高確率でミッション内容が達成される可能性が高い旨が表示されることとなる。よって、図26の図中2のタイミング以降において、事前判定情報に基づくミッション演出を発生させることが可能となり、本実施形態とは異なる新たな遊技性を実現することが可能となると共に、当該ミッション演出は従来機にありがちな単なる見せかけ上の演出ではなくなるため、ミッション演出自体の価値を高めることが可能となるのである。
1000 主制御装置
1100 遊技制御手段、1110 入球判定手段
1111 第1主遊技始動口入球判定手段、1112 第2主遊技始動口入球判定手段
1113 補助遊技始動口入球判定手段、1120 乱数取得判定実行手段
1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段、1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段
1123 補助遊技乱数取得判定実行手段、1130 保留制御手段
1131 第1主遊技図柄保留手段、1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1132 第2主遊技図柄保留手段、1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1133 補助遊技図柄保留手段、1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段
1134 保留先読み制御手段
1135 当否抽選手段、1135a 特別遊技移行決定手段
1135b 当否抽選用テーブル、1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル
1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル、1135c 電動役物開放可否決定手段
1135d 電動役物開放当否抽選テーブル、1138 図柄変動開始条件充足判定手段
1140 図柄内容決定手段、1141 第1主遊技内容決定手段
1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル、1141a−1 第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル
1141a−2 第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル、1142 第2主遊技内容決定手段
1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル、1142a−1 第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル
1142a−2 第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル、1143 補助遊技内容決定手段
1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル、1143a−1 補助遊技停止図柄決定用参照テーブル
1143a−2 補助遊技変動態様決定用参照テーブル、1150 表示制御手段
1151 第1主遊技図柄制御手段、1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段
1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ、1152 第2主遊技図柄制御手段
1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段、1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ
1154 補助遊技図柄制御手段、1154a 補助遊技図柄変動時間管理手段
1154a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ、1160 電動役物開閉制御手段
1161 条件判定手段、1163 電動役物開放時間決定用参照テーブル
1162 電動役物開放時間管理用タイマ、1164 電動役物開閉態様決定手段
1170 特別遊技制御手段、1171 条件判定手段
1172 特別遊技内容決定手段、1172a 特別遊技内容参照テーブル
1173 特別遊技実行手段、1174 特別遊技時間管理手段
1174a ラウンド実行用タイマ、1180 特定遊技制御手段
1183 特定遊技可否・内容決定手段、1181 特定遊技終了条件判定手段
1181a 回転数カウンタ、1184 主遊技確変遊技状態終了制御手段
1184a 主遊技確変遊技状態終了可否決定用抽選テーブル
1190 遊技関連情報一時記憶手段、1191 主遊技関連情報一時記憶手段
1191a 第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段、1191b 主遊技側遊技状態一時記憶手段
1191c 特別遊技関連情報一時記憶手段、1192 補助遊技関連情報一時記憶手段
1192a 補助遊技図柄関連情報一時記憶手段、1192b 補助遊技側遊技状態一時記憶手段
1300 情報送信手段
1400 賞球払出決定手段
2000 遊技周辺機器
A 第1主遊技周辺機器
2210 第1主遊技始動口、2211 第1主遊技始動口入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部
B 第2主遊技周辺機器
2110 第2主遊技始動口、2111 第2主遊技始動口入球検出装置
2112 第2主遊技始動口電動役物、2230 第2主遊技図柄表示装置
2231 第2主遊技図柄表示部、2232 第2主遊技図柄保留表示部
C 第1・第2主遊技共用周辺機器
2120 第1大入賞口
2121 第1大入賞口入賞検出装置、2122 第1大入賞口電動役物
2220 第2大入賞口、2221 第2大入賞口入賞検出装置
2222 第2大入賞口電動役物
2400 補助遊技周辺機器
2410 補助遊技始動口、2411 補助遊技始動口入球検出装置
2420 補助遊技図柄表示装置、2421 補助遊技図柄表示部
2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出制御手段(サブメイン基板)
2321 情報受信手段、2321a メイン側情報一時記憶手段
2322 表示制御手段、2322a 装飾図柄表示制御手段
2322a−1 装図表示内容決定手段、2322a−1−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322a−1−2 停止図柄決定用抽選テーブル、2322a−2 装図変動態様記憶手段
2322b 装図保留情報表示制御手段、2322b−1 装図保留情報一時記憶手段
2322c 遊技状態報知制御手段、2322c−1 特別遊技後遊技状態報知制御手段
2322c−2 図柄変動時遊技状態報知制御手段
2322c 演出表示関連情報一時記憶手段
2310 演出表示装置(サブサブ制御基板)
2311 装図表示部、2312 装図保留表示部
3000 賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)

Claims (2)

  1. 遊技球が入球可能な主遊技用始動口と、
    主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部と、
    開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
    主遊技用始動口への遊技球の入球を契機として、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段と、
    主遊技用乱数取得手段が取得した主遊技用乱数に基づき、主遊技用識別情報表示部にて実行される主遊技用識別情報の変動表示時間と主遊技用識別情報の確定停止表示態様としての停止主遊技用識別情報とを決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    主遊技用識別情報表示内容決定手段により決定された変動内容に従い、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部で変動表示した後、主遊技用識別情報表示部上に停止主遊技用識別情報を表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段と、
    主遊技用識別情報の停止主遊技用識別情報として、複数存在する所定態様のいずれかが停止した場合、可変入賞口を閉状態から開状態とする特別遊技を実行する特別遊技制御手段と
    を管理する主遊技部、及び
    遊技球が入球可能な補助遊技用始動口と、
    補助遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な補助遊技用識別情報表示部と、
    主遊技用始動口に取り付けられた、第一位置及び第二位置に変位可能な可変部材であって、第一位置に変位したときには主遊技用始動口に遊技球が入球可能であると共に、第二位置に変位したときには主遊技用始動口に遊技球が入球不能又は入球可能であるときと比較して入球困難に構成されている可変部材と、
    補助遊技用始動口への遊技球の入球を契機として、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段と、
    補助遊技用乱数取得手段が取得した補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報表示部にて実行される補助遊技用識別情報の変動表示時間と補助遊技用識別情報の確定停止表示態様としての停止補助遊技用識別情報とを決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    補助遊技用識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部にて補助遊技用識別情報を所定時間変動表示させた後停止補助遊技用識別情報を表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段と、
    補助遊技用識別情報の停止補助遊技用識別情報が特定態様である場合、前記第一位置を基準として可変部材が変位している期間である特定時間にて可変部材を前記第二位置から前記第一位置に変位させた後前記第二位置に変位させるという一連の動作を一又は複数回行う易入球遊技を実行する易入球遊技決定実行手段と
    を管理する、主遊技をサポートする補助遊技部
    を有しており、
    主遊技部は、
    主遊技部側の遊技状態を決定する主遊技部側遊技状態決定手段と、
    主遊技部側遊技状態決定手段により決定された主遊技部側遊技状態に移行させる主遊技部側遊技状態移行制御手段と
    を更に有しており、ここで、主遊技部側での遊技状態として、遊技状態αが必須的に存在し;ここで、遊技状態αは、主遊技用識別情報の停止主遊技用識別情報として前記所定態様が選択される確率に関する状態である主遊技用識別情報当選確率状態であり、当該遊技状態αには、特定確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第一状態αと、前記特定確率よりも高確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第二状態αと、が少なくとも存在し、
    主遊技部側遊技状態移行制御手段は、
    主遊技用識別情報当選確率状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αである場合、主遊技用識別情報の変動表示が実行される度、主遊技用識別情報当選確率第二状態αから主遊技用識別情報当選確率第一状態αに移行させるか否かを抽選で決定する主遊技用識別情報当選確率状態転落抽選手段
    を更に有しており、
    補助遊技部は、
    補助遊技部側の遊技状態を決定する補助遊技部側遊技状態決定手段と、
    補助遊技部側遊技状態決定手段により決定された補助遊技部側遊技状態に移行させる補助遊技部側遊技状態移行制御手段と
    を更に有しており、ここで、補助遊技部側での遊技状態として、遊技状態Xが必須的に存在し、遊技状態Y及び遊技状態Zの少なくとも一方が必須的に存在し;ここで、遊技状態Xは、一回の易入球遊技における前記特定時間の合計値の平均時間に関する状態である易入球遊技時間状態であり、当該遊技状態Xには、第一の時間である易入球遊技時間第一状態Xと、前記第一の時間よりも長い第二の時間である易入球遊技時間第二状態Xと、が少なくとも存在し;遊技状態Yは、補助遊技用識別情報の停止補助遊技用識別情報として前記特定態様が選択される確率に関する状態である補助遊技用識別情報当選確率状態であり、当該遊技状態Yには、特定確率で前記特定態様が選択され得る補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yと、前記特定確率よりも高確率で前記特定態様が選択され得る補助遊技用識別情報当選確率第二状態Yと、が少なくとも存在し;更に、遊技状態Zは、補助遊技用識別情報の変動表示時間の平均時間に関する状態である補助遊技用識別情報変動時間状態であり、当該遊技状態Zには、第一の時間である補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zと、前記第一の時間よりも短い第二の時間である補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zと、が少なくとも存在し、
    補助遊技部側遊技状態移行制御手段は、特別遊技終了後に主遊技用識別情報が予め定められた回数変動した場合、補助遊技部側の遊技状態を低利益遊技状態、即ち、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yとし、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zとし、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Y及び補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zとするよう制御し、
    補助遊技部側遊技状態決定手段は、主遊技用識別情報の確定停止表示態様がある所定態様であることに起因して特別遊技が実行された場合、主遊技部側での遊技状態α並びに補助遊技部側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれもが低利益遊技状態であるとき、即ち、主遊技部側での遊技状態が主遊技用識別情報当選確率第一状態αであることに加え、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Yであるとき、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zであるとき、或いは、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第一状態Y及び補助遊技用識別情報変動時間第一状態Zであるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態を決定する一方、主遊技部側での遊技状態α並びに補助遊技部側での遊技状態Y及び遊技状態Zのいずれかが高利益遊技状態であるとき、即ち、主遊技部側での遊技状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αであるか、遊技状態Yのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第二状態Yであるとき、遊技状態Zのみが存在する状況下では補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zであるとき、或いは、遊技状態Y及びZが存在する状況下では補助遊技用識別情報当選確率第二状態Y及び/又は補助遊技用識別情報変動時間第二状態Zであるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態を決定する
    よう構成されたぱちんこ遊技機。
  2. 遊技球が入球可能な主遊技用始動口と、
    主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部と、
    開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
    主遊技用始動口への遊技球の入球を契機として、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段と、
    主遊技用乱数取得手段が取得した主遊技用乱数に基づき、主遊技用識別情報表示部にて実行される主遊技用識別情報の変動表示時間と主遊技用識別情報の確定停止表示態様としての停止主遊技用識別情報とを決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    主遊技用識別情報表示内容決定手段により決定された変動内容に従い、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部で変動表示した後、主遊技用識別情報表示部上に停止主遊技用識別情報を表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段と、
    主遊技用識別情報の停止主遊技用識別情報として、複数存在する所定態様のいずれかが停止した場合、可変入賞口を閉状態から開状態とする特別遊技を実行する特別遊技制御手段と
    を管理する主遊技部、及び
    遊技球が入球可能な補助遊技用始動口と、
    補助遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な補助遊技用識別情報表示部と、
    主遊技用始動口に取り付けられた、第一位置及び第二位置に変位可能な可変部材であって、第一位置に変位したときには主遊技用始動口に遊技球が入球可能であると共に、第二位置に変位したときには主遊技用始動口に遊技球が入球不能又は入球可能であるときと比較して入球困難に構成されている可変部材と、
    補助遊技用始動口への遊技球の入球を契機として、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段と、
    補助遊技用乱数取得手段が取得した補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報表示部にて実行される補助遊技用識別情報の変動表示時間と補助遊技用識別情報の確定停止表示態様としての停止補助遊技用識別情報とを決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    補助遊技用識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部にて補助遊技用識別情報を所定時間変動表示させた後停止補助遊技用識別情報を表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段と、
    補助遊技用識別情報の停止補助遊技用識別情報が特定態様である場合、前記第一位置を基準として可変部材が変位している期間である特定時間にて可変部材を前記第二位置から前記第一位置に変位させた後前記第二位置に変位させるという一連の動作を一又は複数回行う易入球遊技を実行する易入球遊技決定実行手段と
    を管理する、主遊技をサポートする補助遊技部
    を有しており、
    主遊技部は、
    主遊技部側の遊技状態を決定する主遊技部側遊技状態決定手段と、
    主遊技部側遊技状態決定手段により決定された主遊技部側遊技状態に移行させる主遊技部側遊技状態移行制御手段と
    を更に有しており、ここで、主遊技部側での遊技状態として、遊技状態α及び遊技状態βが必須的に存在し;ここで、遊技状態αは、主遊技用識別情報の停止主遊技用識別情報として前記所定態様が選択される確率に関する状態である主遊技用識別情報当選確率状態であり、当該遊技状態αには、特定確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第一状態αと、前記特定確率よりも高確率で前記所定態様が選択され得る主遊技用識別情報当選確率第二状態αと、が少なくとも存在し;遊技状態βは、主遊技用識別情報の変動表示時間の平均時間に関する状態である主遊技用識別情報変動時間状態であり、当該遊技状態βには、第一の時間である主遊技用識別情報変動時間第一状態βと、前記第一の時間よりも短い第二の時間である主遊技用識別情報変動時間第二状態βと、が少なくとも存在し、
    主遊技部側遊技状態移行制御手段は、
    主遊技用識別情報当選確率状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態αである場合、主遊技用識別情報の変動表示が実行される度、主遊技用識別情報当選確率第二状態αから主遊技用識別情報当選確率第一状態αに移行させるか否かを抽選で決定する主遊技用識別情報当選確率状態転落抽選手段
    を更に有していると共に、
    主遊技部側遊技状態移行制御手段は、特別遊技終了後に主遊技用識別情報が予め定められた回数変動した場合、主遊技用識別情報変動時間状態を主遊技用識別情報変動時間第一状態βとするよう制御し、
    補助遊技部は、
    補助遊技部側の遊技状態を決定する補助遊技部側遊技状態決定手段と、
    補助遊技部側遊技状態決定手段により決定された補助遊技部側遊技状態に移行させる補助遊技部側遊技状態移行制御手段と
    を更に有しており、ここで、補助遊技部側での遊技状態は、一回の易入球遊技における前記特定時間の合計値の平均時間に関する状態である易入球遊技時間状態であり、当該遊技状態には、第一の時間である易入球遊技時間第一状態と、前記第一の時間よりも長い第二の時間である易入球遊技時間第二状態と、が少なくとも存在し、
    補助遊技部側遊技状態決定手段は、主遊技用識別情報の確定停止表示態様がある所定態様であることに起因して特別遊技が実行された場合、特別遊技前の主遊技用識別情報変動時間状態が主遊技用識別情報当選確率第一状態α及び主遊技用識別情報変動時間第一状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第一状態βを決定する一方、特別遊技前の主遊技用識別情報変動時間状態が主遊技用識別情報当選確率第二状態α及び/又は主遊技用識別情報変動時間第二状態であるときには、易入球遊技時間状態として易入球遊技時間第二状態βを決定する
    よう構成されたぱちんこ遊技機。
JP2011079125A 2011-03-31 2011-03-31 ぱちんこ遊技機 Pending JP2012213431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011079125A JP2012213431A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 ぱちんこ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011079125A JP2012213431A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 ぱちんこ遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012213431A true JP2012213431A (ja) 2012-11-08

Family

ID=47266880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011079125A Pending JP2012213431A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 ぱちんこ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012213431A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097120A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Heiwa Corp 遊技機及び遊技システム
JP2016182415A (ja) * 2016-07-21 2016-10-20 株式会社平和 遊技機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087700A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Daikoku Denki Co Ltd 遊技データ管理システム
JP2008289795A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2009028281A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009078095A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2010110576A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2010183945A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2011015793A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087700A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Daikoku Denki Co Ltd 遊技データ管理システム
JP2008289795A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2009028281A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009078095A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2010110576A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2010183945A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2011015793A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097120A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Heiwa Corp 遊技機及び遊技システム
JP2016182415A (ja) * 2016-07-21 2016-10-20 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5737711B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2012100870A (ja) パチンコ遊技機
JP2012245075A (ja) ぱちんこ遊技機
JP5765765B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2012213431A (ja) ぱちんこ遊技機
JP2017012832A (ja) ぱちんこ遊技機
JP6245337B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP6041355B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP6032751B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2013212198A (ja) ぱちんこ遊技機
JP2012065919A (ja) パチンコ遊技機
JP5317146B1 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2012213430A (ja) ぱちんこ遊技機
JP2011160831A (ja) パチンコ遊技機
JP5776879B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP5765766B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP5979736B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP5822334B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP6041354B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP5679370B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP5804486B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2013223786A (ja) ぱちんこ遊技機
JP5424279B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2017012831A (ja) ぱちんこ遊技機
JP2017012830A (ja) ぱちんこ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140320

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140715