JP5313768B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、普通図柄が当たり態様で停止したときに遊技球が入賞し難い態様から入賞し易い態様へ変化可能な普通電動役物装置を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
従来より、遊技球の始動入賞口への入賞を契機に特別図柄が変動表示される特別図柄表示器と、特別図柄が所定の態様で停止表示されたときに閉状態から開状態になる大入賞口を備えた大入賞装置と、遊技球の特定領域の通過を契機に普通図柄が変動表示される普通図柄表示器と、普通図柄が所定の態様で停止表示されたときに入賞し難い態様から入賞し易い態様へ変化の可能な普通電動役物装置を備えたパチンコ遊技機が知られている。
なお、先行技術文献としては、特別図柄表示装置が表示する図柄の組み合わせ態様が、特定態様となったとき、変動入賞装置を開放すると共に、普通図柄表示装置及び特別図柄表示装置が表示する図柄が停止するまでに要する時間を短縮し、図柄の組み合わせ態様が特定の態様となったときに、短縮した変動時間を元に戻すように構成したパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平5−177045号公報
ところで、従来のパチンコ遊技機では、大当たり遊技終了後の時短遊技状態において、普通図柄表示器に表示される普通図柄が変動してから停止するまでの変動時間を短縮したり、或いは普通図柄が所定の図柄に当選する確率を高めたりすると共に、電動役物装置の開放時間を通常遊技状態のときにより長時間とすることで、特別図柄の始動入賞口でもある普通電動役物装置への遊技球の入賞効率を高めることで、大当たりを短時間に集中して発生させるようにしていた。これに対して、通常遊技状態では、普通図柄表示器の普通図柄が変動を開始してから停止するまでの変動時間は長く設定すると共に、普通図柄が所定の当たり図柄に当選したときの普通電動役物装置の開放時間を短時間とすることで、電動役物装置へ遊技球が入賞し難い構成としていた。つまり、従来のパチンコ遊技機では、通常遊技状態のときは普通電動役物装置を機能させないようにしていた。
しかしながら、遊技者が遊技を行っている遊技状態の多くは、通常遊技状態であるため、このような通常遊技状態において普通電動役物装置を利用した新たな遊技性が求められていた。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、通常遊技状態において、普通電動役物装置を利用した新たな遊技性を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、本発明の遊技機は、特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、遊技球の通過を契機に前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生する特別図柄始動領域と、前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を記憶可能な特別図柄記憶手段と、前記特別図柄の変動表示を開始させる権利に基づいて、前記特別図柄表示手段に表示する特別図柄の変動を制御する特別図柄表示制御手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な入賞口を備えた可変入賞装置と、前記特別図柄表示手段の特別図柄が所定の表示態様で停止表示されたときに、前記可変入賞装置の開閉を制御する開閉制御手段と、普通図柄を表示する普通図柄表示手段と、遊技球の通過を契機に前記普通図柄の変動表示を開始させる権利を発生する普通図柄始動領域と、前記普通図柄の変動表示を開始させる権利を記憶可能な普通図柄記憶手段と、前記普通図柄の変動表示を開始させる権利に基づいて、前記普通図柄表示手段に表示する普通図柄の変動を制御する普通図柄表示制御手段と、前記特別図柄始動領域を内部に備え、遊技球が前記特別図柄始動領域を通過し難い閉止状態から通過し易い開放状態へ変化可能な普通電動役物装置と、前記普通図柄表示手段の普通図柄が所定の表示態様で停止表示されたときに、前記普通電動役物装置の動作を制御する普通電動役物制御手段と、を備え、前記普通電動役物制御手段は、前記普通図柄が所定の表示態様で停止表示されたときは、前記普通図柄が停止表示されている期間中に前記普通電動役物装置を複数回、前記閉止状態から前記開放状態となるように開閉制御し、前記開閉制御による前記普通電動役物装置の動作期間は、前記普通電動役物装置が前記開放状態とされる少なくとも第1の開放期間及び第2の開放期間と、前記第1の開放期間及び前記第2の開放期間の間において前記普通電動役物装置が前記閉止状態とされる閉止期間と、を含み、前記閉止期間は、前記第1の開放期間に取得した前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を全て消化可能な期間であることを特徴とする。
かかる遊技機によれば、普通図柄が所定の表示態様で停止表示された場合は、普通電動役物装置を複数回、開放状態となるように制御すると共に、開放動作後の閉止期間において、当該開放動作において取得した特別図柄の変動表示を開始させる権利を全て消化するようにした。これにより、普通図柄が所定の表示態様で停止した場合の大当たりの期待度を高めることができるので、普通電動役物装置を利用した新たな遊技を実現することが可能になる。
本発明の遊技機は、前記開閉制御において前記普通電動役物装置を開放する開放期間は、前記普通電動役物装置の開放動作において、前記特別図柄表示手段の特別図柄の変動表示を開始させる権利と、前記特別図柄記憶手段が記憶可能な最大個数分の前記特別図柄の変動表示を開始させる権利とを取得可能な期間となるように設定したことを特徴とする。
かかる遊技機によれば、普通電動役物装置の1回の開放動作で、取得可能な特別図柄の変動表示を開始させる権利を取得することが可能になるので、それだけ大当たりの期待度を高めることができる。
本発明の遊技機は、前記普通電動役物制御手段は、通常遊技状態において、前記普通図柄が所定の表示態様で停止表示されたときは、各普通図柄の前記停止表示毎に前記普通電動役物装置を複数回、前記閉止状態から前記開放状態となるように開閉制御し、前記開閉制御による前記普通電動役物装置の動作期間は、前記普通電動役物装置が前記開放状態とされる第1の開放期間及び第2の開放期間と、前記第1の開放期間及び前記第2の開放期間の間において前記普通電動役物装置が前記閉止状態とされる閉止期間と、を少なくとも含み、前記閉止期間は、前記第1の開放期間に取得した前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を全て消化可能な期間であることを特徴とする。
かかる遊技機によれば、通常遊技状態において普通図柄が所定の表示態様で停止表示された場合は、普通電動役物装置を複数回、開放状態となるように制御すると共に、開放動作後の閉止期間において、当該開放動作において取得した特別図柄の変動表示を開始させる権利を全て消化するようにした。これにより、通常遊技状態において普通図柄が所定の表示態様で停止した場合の大当たりの期待度を高めることができるので、通常遊技状態において普通電動役物装置を利用した新たな遊技を実現することが可能になる。
本発明によれば普通電動役物装置を利用した新たな遊技を実現することが可能となる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 本実施形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技制御基板に備えられている特徴的な機能ブロック図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の通常遊技状態における各部の動作タイミングの一例を示したタイミングチャートであり、(a)は普通図柄表示器に表示される普通図柄の変動停止タイミング、(b)は電チューの開閉動作タイミング、(c)は第2特別図柄表示器に表示される第2特別図柄の変動停止タイミングの一例を示した図である。 タイマ割込処理を示したフローチャートである。 第1始動口SW処理を示したフローチャートである。 第2始動口SW処理を示したフローチャートである。 ゲートSW処理を示したフローチャートである。 特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 特図停止中処理を示したフローチャートである。 変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大入賞装置処理(大当たり時)の一例を示したフローチャートである。 電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤10における遊技領域11の周囲には、発射レバー103を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域11に投入する投入位置であり、遊技領域11の左方上部に案内したり、アウト口18に案内したりする外レールR1及び内レールR2が設けられている。
遊技盤10のほぼ中央付近には、画像表示器12が配置されている。画像表示器12は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
画像表示器12の下方には、始動口13が設けられている。始動口13の内部には、第1特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生する第1始動口スイッチが設けられている。なお、第1始動口スイッチ(SW)については後述する。
また画像表示器12の左側であって、遊技球を遊技領域11内に投入する投入位置の近傍には、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14が配置されている。電チュー14の内部には、第2特別図柄表示器22の特別図柄を変動表示する権利を発生する第2始動口スイッチ(特別図柄始動領域)が設けられている。なお、第2始動口スイッチ(SW)についても後述する。
このように遊技球を遊技領域11内に投入する投入位置の近傍に電チュー14を配置すると、電チュー14内に遊技球を容易に入賞させることができるので、電チュー14の開放期間内に、所定個数の遊技球を確実に入賞させることができる。なお、電チュー14の配置位置はあくまでも一例であり、遊技領域11内であれば任意の位置に配置可能であることはいうまでもない。
電チュー14の下方には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部に後述するゲートスイッチ(普通図柄始動領域)15aが設けられており、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄表示器23の普通図柄が所定時間作動して停止するようになっている。そして普通図柄が所定態様で停止したときに電チュー14を所定時間、開成動作するように構成されている。
始動口13の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤10の遊技領域11には、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤10の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、及び普通図柄表示器23が配置されている。第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより大当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、後述する第1特別図柄記憶手段に記憶されている第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。
第2特別図柄保留ランプ25は、後述する第2特別図柄記憶手段に記憶されている第2特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。
普通図柄保留ランプ26は、ゲート15の普通図柄が変動中に遊技球がゲートSW15aを通過したときに、ゲートSW15aの通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す遊技制御装置には、主制御基板として、遊技の進行を制御するメイン制御基板111が設けられている、また副(サブ)制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
メイン制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
メイン制御基板111には、始動口13に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド14b、ゲート15に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通入賞口SW17a、特別図柄保留ランプ24、普通図柄保留ランプ26、特別図柄表示器21、普通図柄表示器23等が接続されている。さらに、遊技球発射検知SW27が接続されている。遊技球発射検知SW27は、例えば図示しない遊技球発射装置から遊技盤10の遊技領域11に遊技球が発射されたことを検知するスイッチ(SW)を設けたり、或いは遊技盤10の遊技領域11からの遊技球の排出を検出する図示しない既存の排出球検出SWを利用したりして構成することが可能である。またメイン制御基板111には、演出制御基板121及び払出制御基板151が接続されている。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125を有し、遊技演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板121には、画像制御基板131、ランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には画像表示器12及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、可動役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球を払い出す払出装置の払出駆動モータ155等の駆動制御を行う。
図3は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技制御基板に備えられている特徴的なメイン制御基板の機能ブロック図である。
この図3に示すメイン制御基板111のROM113は、特別図柄表示制御手段31、開閉制御手段32、普通図柄表示制御手段33、及び普通電動役物制御装置34を備えている。
また、メイン制御基板111のRAM114には、遊技球が第1始動口SW13a、14aを契機に発生する特別図柄の変動表示を開始させる権利(以下、「特別図柄の保留球」という)、及び各種乱数を所定個数(例えば4個)記憶可能な特別図柄記憶領域41と、遊技球がゲート15を契機に発生する普通図柄の変動表示を開始させる権利(以下、「普通図柄の保留球」という)、及び普通図柄乱数を所定個数(例えば4個)記憶可能な普通図柄記憶領域42とが設けられている。
特別図柄表示制御手段31は、特別図柄記憶領域41に記憶されている特別図柄の保留球に基づいて、特別図柄表示器21、22に表示する特別図柄の変動を制御する。
開閉制御手段32は、特別図柄表示器21、22の特別図柄が所定の表示態様(大当たり図柄)で停止表示されたときに、大入賞装置の大入賞口16の開閉を制御する。
普通図柄表示制御手段33は、普通図柄記憶領域42に記憶されている普通図柄の保留球に基づいて、普通図柄表示器23に表示する普通図柄の変動を制御する。
電チュー制御手段(普通電動役物制御手段)34は、普通図柄表示器23の普通図柄が所定の表示態様(当たり図柄)で停止表示されたときに、電チュー14の動作を制御する。
また電チュー制御手段34は、通常遊技状態において、普通図柄表示器23の普通図柄が当たり図柄で停止表示されたときは、電チュー14を複数回、閉止状態から開放状態となるように制御すると共に、開放動作後の閉止期間が当該開放動作により取得した特別図柄の保留球を全て消化可能な期間となるように制御するようにしている。
以下、本実施形態のパチンコ遊技機の特徴的な動作について説明する。
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機の通常遊技状態における各部の動作タイミングの一例を示したタイミングチャートであり、(a)は普通図柄表示器に表示される普通図柄の変動停止タイミング、(b)は電チューの開閉動作タイミング、(c)は第2特別図柄表示器に表示される第2特別図柄の変動停止タイミングの一例を示した図である。
本実施形態のパチンコ遊技機では、通常遊技状態のときに、普通図柄表示制御手段33が、図4(a)に示すタイミングで普通図柄表示器23に表示する普通図柄を当たり図柄で停止したとすると、電チュー制御手段34は、電チュー14を所定回数(例えば2回)開放する開放動作を行う。即ち、電チュー制御手段34は、先ず、図4(b)に示すように、普通図柄表示器23の普通図柄が当たり図柄で停止した時点で、1回目の開放動作として、それまで遊技球が入賞し難い閉止状態にあった電チュー14を所定期間(開放期間1)開放する。このとき、電チュー14の開放期間1は、少なくとも第2時別図柄表示器22に表示される第2特別図柄の変動分(1回分)と、特別図柄記憶領域41に記憶可能な最大個数分(4回分)との合計である5回分の特別図柄の保留球を取得可能な期間、つまり電チュー14に5個の遊技球が入賞可能な期間に設定する。
そして、電チュー制御手段14は、開放期間1が経過した時点で、電チュー14を閉止状態に戻すようにする。そして、所定のインターバル期間が経過した時点で、2回目の開放動作として、電チュー14を所定期間(開放期間2)再び開放する。このとき、電チュー14の開放期間2も、上記開放期間1と同様、電チュー14に5個の遊技球が入賞可能な期間に設定する。
電チュー14に遊技球が入賞した場合、特別図柄表示制御手段31は、図4(c)に示すように、第2特別図柄表示器22において第2特別図柄の変動停止動作を行う。
電チュー14の1回の開放動作で、5個の遊技球が入賞した場合は、特別図柄表示制御手段31は、図4(c)に示すように、5回分の第2特別図柄の変動停止動作を行う。
そして、本実施形態では、電チュー14の開放動作後の閉止期間において、当該開放動作において取得した回数分の第2特別図柄の変動停止が全て消化されるように電チュー開放動作後の閉止期間を設定するようにした。
電チュー14の開放動作後の閉止期間とは、例えば電チュー14が1回目の開放動作後であれば、電チュー14が2回目の開放を行うまでのインターバル期間を指す。また電チュー14が2回目の開放動作後であれば、普通図柄表示器23の普通図柄が次に当たり図柄に当選するまでの期間を指す。
また、電チュー14の開放動作後の閉止期間は、当該開放動作において取得した第2特別図柄の変動停止が全て消化できる時間であれば任意に設定可能である。例えば、第2特別図柄の1回あたりの変動停止時間を短くすれば、それだけ閉止期間を短くすることができるし、逆に電チュー14の開放動作後の閉止期間を十分長い時間に設定することも可能である。例えば、電チュー14の開放回数が2回であれば、1回あたりの開放時間が3秒、インターバル時間が6秒、第2特別図柄の変動停止時間を1秒にすることが考えられる。
このように本実施形態のパチンコ遊技機では、通常遊技状態において、普通図柄表示器23に表示される普通図柄が所定の当たり図柄で停止表示された場合、電チュー制御手段34は、電チュー14を例えば2回、開放状態となるように制御する。このとき、電チュー制御手段34は、電チュー14の1回あたりの開放時間を少なくとも電チュー14内に5個の遊技球が入賞可能な時間に設定すると共に、開放動作後の閉止期間を当該開放動作において取得した第2特別図柄の変動停止が全て消化できる時間に設定するようにした。
このようにすれば、通常遊技状態において、普通図柄表示器23に表示される普通図柄が当たり図柄に停止した場合は、電チュー14の1回の開放動作で最大5回分の第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を獲得できるので、このような電チュー14の開放動作を2回行えば、最大10回分の第2特別図柄の変動表示を開始させる権利を獲得することが可能になる。つまり、普通図柄が当たり図柄に1回当選することで、最大10回分の大当たり抽選の機会が得られることになり、通常遊技状態における大当たり期待度を高めることができる。これにより、通常遊技状態において、普通図柄表示器23に表示される普通図柄と電チュー14を利用して新たな遊技を実現することが可能になる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機のように遊技領域11に遊技球を投入する投入位置の近傍に電チュー14を配置すると電チュー14の開放期間内に所定個数の遊技球を容易に入賞させることができるという利点がある。
なお、本実施形態のパチンコ遊技機では、普通図柄が所定の当たり図柄で停止表示された場合、電チュー制御手段34は、電チュー14を例えば2回開放状態となるように制御する場合を例に挙げて説明したが、開放回数は3回以上、或いは1回でも良いことは言うまでもない。電チュー14の開放回数を増やした場合は、開放回数に比例して大当たりの期待度を高めることが可能になる。
以下、これまで説明した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置のメイン制御基板111が実行する処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理は、メイン制御基板111のCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
[タイマ割込処理]
図5は、CPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S1)、始動口SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、普通図柄処理(S5)、大入賞口処理(S6)、電チュー処理(S7)、賞球処理(S8)、出力処理(S9)を実行する。
以下、CPUがタイマ割込処理において実行する各種処理について説明する。
[第1始動口SW処理]
図6は、第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1始動口SW13aがONであるか否かの判別を行い(S21)、第1始動口SW13aがONであると判別した場合は、第1始動口SW13aにおいて検知した第1特別図柄の保留個数U1が、U1<4であるか否かの判別を行う(S22)。保留個数U1が「4」より小さい場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S23)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に格納する(S24)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S25)、メイン処理に戻る。なお、ステップS22において、保留個数U1が「4」であると判別した場合は、ステップS25に移行して、賞球3個コマンドをセットしてメイン処理に戻る。また、ステップS21において、第1始動口SW13aがONでないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
[第2始動口SW処理]
図7は、第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第2始動口SW14aがONであるか否かの判別を行い(S31)、第2始動口SW14aがONであると判別した場合は、電チュー14内の第2始動口SW14aにおいて検知した第2特別図柄の保留個数U2が、U2<4であるか否かの判別を行う(S32)。保留個数U2が「4」より小さい場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S33)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。なお、ステップS32において、保留個数U2が「4」であると判別した場合は、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。また、ステップS31において、第2始動口SW14aがONでないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
[ゲートSW処理]
図8は、ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがONであるか否かの判別を行い(S41)、ゲートSW15aがONであると判別した場合は、ゲートSW15aにおいて検知したゲート通過回数Gが、G<4であるか否かの判別を行う(S42)。ゲート通過回数Gが「4」より小さい場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S43)、ゲート用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S44)、メイン処理に戻る。なお、ゲートSW15aがONでない場合、またはゲート通過回数G<4の場合もメイン処理に戻る。
[特別図柄処理]
図9は、特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり中であるか否かの判別を行い(S51)、大当たり中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S52)。第1又は第2特別図柄が変動中であると判別した場合は、次に変動時間が終了したか否かの判別を行い(S53)、変動時間が終了したと判別した場合は、特別図柄が変動中の第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に対して変動停止コマンドをセットして(S54)、変動を停止させる(S55)。この後、変動時間をリセットし(S56)、後述する停止中処理(S57)を実行してメイン処理に戻る。
なお、ステップS51において、大当たり中であると判別した場合、或いはステップS53において、変動時間が終了していないと判別した場合も、メイン処理に戻る。
一方、ステップS52において、特別図柄が変動中でないと判別した場合は、第2始動口SW14aの検知回数をカウントした第2特別図柄の保留個数U2が、U2≧1であるか否かの判別を行い(S58)、保留個数U2が≧1であると判別した場合は、保留個数U2を「1」減算して(S59)、大当たり判定処理を実行する(S60)。
また、ステップS58において、保留個数U2が≧1でないと判別した場合は、次に第1始動口SW13aの検知回数をカウントした第1特別図柄の保留個数U1が、U1≧1であるか否かの判別を行い(S61)、保留個数U1が≧1であると判別した場合は、保留個数U1を「1」減算して(S62)、大当たり判定処理を実行する(S60)。
ステップS60において、大当たり判定処理を実行後は、変動パターン選択処理を実行し(S63)、対応する特別図柄表示器に変動開始コマンドをセットする(S64)、この後、特別図柄表示器の変動を開始させ(S65)、変動時間の計測を開始して(S66)、メイン処理に戻る。なお、ステップS61において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
次に、大当たり判定処理について説明するが、昨今のパチンコ遊技機は一概に大当たりと言っても幾つかの種類が設けられているので、ここで簡単に説明しておく。
大当たりには、例えば、一定期間、大入賞口が開放状態となるか、もしくは大入賞口に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作として、この開放動作を所定回数繰り返す長当たりや、大入賞口の開放時間が極めて短く、しかも開放動作が少ない短当たりなどがある。
長当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として高確率遊技(以下、「高確遊技」と称する)と時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)の両方を付与した確変長当たりや、大当たり遊技終了後に特典遊技として所定回数の時短遊技を付与した時短長当たりがある。
高確遊技とは、大当たり遊技状態の当選確率が通常遊技状態より高い遊技状態を指す。
また、時短遊技とは、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた遊技状態を指す。このため、時短遊技機能を備えたパチンコ遊技機では、常時開口している始動口13と共に電チュー14を備え、時短遊技のときは、電チュー14の開放時間を延長するなどして、遊技球が入賞し易い構成になっている。
一方、短当たりには、大当たり遊技終了後に特典遊技として高確遊技と時短遊技の両方を付与した確変短当たり、大当たり遊技終了後に特典遊技として時短遊技のみ付与した時短短当たり、或いは大当たり遊技終了後に特典遊技を何ら付与しない通常短当たり等がある。上記した確変短当たりは、大入賞口の一回あたりの開放時間が極端に短く(例えば0.4秒)設定されているため、大当たりによる出球は期待できないものの、大当たり終了後は確率変動状態に移行する。このような確変短当たりは、あたかも突然確率変動遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突確(突然確率変動)大当たり」と呼ばれている。同様に時短短当たりは、あたかも突然時短遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突時(突然時短変動)大当たり」と呼ばれ、通常短当たりは「突通(突然通常)大当たり」と呼ばれている。また近年のパチンコ遊技機の中には、上記短当たり以外にも、ハズレの一種であるものの、短当たりと同様の大入賞口の開成動作を行う小当たりが設けられているものがある。
[大当たり判定処理]
図10は、大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ステップS71において大当たり乱数の判定を行う。次に、ステップS72において、大当たり乱数に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い、大当たりと判別した場合は、次にステップS73において大当たり図柄乱数の判定を行う。そして続くステップS74において大当たり図柄乱数に基づいて、大当たりが長当たりであるか否かの判別を行う。
ステップS74において長当たりであると判別した場合は、続くステップS75において大当たり図柄乱数に基づいて大当たり図柄が確変図柄か否かの判別を行い、確変図柄であると判別した場合は、大当たり図柄として確変図柄Aをセットする(S76)。一方、ステップS75において確変図柄でないと判別した場合は、大当たり図柄として通常図柄Aをセットして(S77)、処理を終了する。
また、ステップS74において、長当たりでないと判別した場合は、ステップS78において大当たり図柄乱数に基づいて大当たり図柄が確変図柄(突確図柄)であるか否かの判別を行い、確変図柄であると判別した場合は、大当たり図柄として確変図柄Bをセットし(S79)、突確図柄でないと判別した場合は、大当たり図柄として通常図柄B(突時図柄)をセットして(S80)、処理を終了する。
また、ステップS72において大当たりでないと判別した場合は、ステップS81において、大当たり乱数に基づいて小当たりであるか否かの判別を行い、小当たりであると判別した場合は、小当たり図柄をセットし(S82)、小当たりでないと判別した場合は、ハズレ図柄をセットして(S83)、処理を終了する。
[停止中処理]
図11は、特図停止中処理を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たりであるか否かの判別を行う(S91)。大当たりであると判別した場合は、大当たりが確変大当たりであるか否かの判別を行い(S92)、確変大当たりであると判別した場合は、続くステップS93において確変遊技状態にセットする。この後、大当たり開始コマンドをセットし(S94)、大当たりを開始して(S95)、処理を終了する。
一方、ステップS92において、確変大当たりでないと判別した場合は、時短遊技状態にセットする(S96)。この後、時短カウンタのカウント値Jを「100」にセットして(S97)、ステップS94に進む。
また、ステップS91において、大当たりでないと判別した場合は、次に小当たりであるか否かの判別を行い(S98)、小当たりであれば、小当たり開始コマンドして(S99)、ステップS100に進み、小当たりでなければ、小当たり開始コマンドをセットすることなくステップS100に進む。
ステップS100においては、時短カウンタJの値が「0」であるか否かの判別を行い、時短カウンタJの値が「0」であれば、処理を終了し、時短カウンタJの値が「0」でなければ、時短カウントJを「1」減算する(S101)。この後、再び時短カウント値Jが「0」であるか否かの判別を行い(S102)、時短カウント値Jが「0」であれば、遊技状態を通常遊技状態にセットして(S103)、処理を終了する。
また、ステップS102において、時短カウント値Jが「0」でなければ、通常遊技状態にセットすることなく処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図12は、変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、大当たり乱数に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S111)、大当たりであると判別した場合は、次に大当たり図柄に基づいて大当たりが長当たりであるか否かの判別を行う(S112)。大当たりが長当たりであると判別した場合は、長当たり用テーブルをRAM114にセットする(S113)。
次に、セットした長当たり用テーブルの中から変動パターン乱数を取得してRAM114に格納した後(S114)、変動パターン乱数の判別を行い(S115)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンをセットする(S116)。
一方、ステップS112において、長当たりでないと判別した場合は、短当たり用テーブルをRAM114にセットして(S117)、ステップS114に移行する。
また、ステップS111において、大当たりでないと判別した場合は(S111:No)、リーチ乱数の判別を行う(S118)。そして、リーチ乱数よりリーチであると判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットし(S120)、リーチでない場合はハズレ用テーブルをRAM114にセットして(S121)、ステップS114に移行する。
[普通図柄処理]
図13は、普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技中であるか否かの判別を行い(S131)、補助遊技中でなければ、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S132)。普通図柄が変動中であると判別した場合は、次に変動時間が終了したか否かの判別を行い(S133)、変動時間が終了したと判別した場合は、変動を停止する(S134)。
次に、変動時間をリセットし(S135)、普通図柄の停止図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行う(S136)。停止図柄が当たり図柄であると判別した場合は、補助遊技を開始して(S137)、メイン処理に戻る。なお、ステップS133において、変動時間が終了していないと判別した場合、或いはステップS136において、停止図柄が当たり図柄でない場合はメイン処理に戻る。
一方、ステップS132において、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが、G≧1であるか否かの判別を行い(S138)、ゲート通過回数Gが≧1である場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算する(S139)。この後、普通図柄用の当たり乱数の判別を行い(S140)、当たり乱数が当たりであれば、普通図柄表示器23に当たり図柄をセットし(S142)、そうでなければハズレ図柄をセットして(S143)する。
次に、確変/時短遊技状態であるか否かの判別を行い(S144)、確変/時短遊技状態であれば、普通図柄表示器23の変動時間として、変動時間A(例えば3秒)をセットする(S145)。
一方、ステップS144において、確変/時短遊技状態でないと判別した場合は、普通図柄表示器23の変動時間として、変動時間B(例えば29秒)をセットする(S148)。この後、普通図柄表示器23の変動を開始させ(S146)、変動時間の計測を開始して(S147)メイン処理に戻る。
なお、ステップS138において、ゲート通過回数Gが≧1でないと判別した場合は、メイン処理に戻る。
[大入賞装置処理(大当たり時)]
図14は、大入賞装置処理(大当たり時)の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり中であるか否かの判別を行い(S151)、大当たり中であると判別した場合は、大当たりのオープニング中であるか否かの判別を行う(S152)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、オープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S153)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S154)、大入賞装置の開閉扉を開いて大入賞口16を開放する(S155)。なお、ステップS151において、大当たりでないと判別した場合、あるいはステップS153において、オープニング時間を経過していないと判別した場合は、メイン処理に戻る。
次に、大入賞装置の開放時間が経過したか否かの判別を行い(S156)、開放時間が経過していなければ、大入賞装置の1ラウンドあたりの入賞個数Cが「9」であるか否かの判別を行う(S157)。入賞個数Cが「9」である場合は、大入賞装置の開閉扉を閉じて大入賞口16を閉口し(S158)、入賞個数Cが「9」でない場合は、メイン処理に戻る。
一方、開放時間が経過していた場合は、入賞個数Cのチェックすることなく、大入賞装置の大入賞口16を閉口する(S158)。
大入賞装置の大入賞口16閉口後は、入賞個数Cを「0」にして(S159)、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判別を行う(S160)。大当たりラウンドが最終ラウンドである場合は、エンディングを開始し(S161)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は、メイン処理に戻る。
エンディング開始後は、ラウンドカウンタのカウント値Rを「0」にする(S162)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い(S163)、エンディング時間を経過したと判別した場合は、大当たりを終了して(S164)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判別した場合は、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS152において、大当たりのオープニング中でないと判別した場合は、大入賞装置の開閉扉が開放中であるか否かの判別を行い(S156)、大入賞装置の開閉扉が作動中であれば、ステップS166に移行する。また、大入賞装置の開閉扉が開放中でなければ、次にインターバル中であるか否かの判別を行い(S166)、インターバル中でなければ、ステップS163に移行する。
また、インターバル中であれば、次にインターバル時間が経過したか否かの判別を行い(S167)、インターバル時間経過したと判別した場合は、ステップS154に移行し、インターバル時間経過していないと判別した場合は、メイン処理に戻る。
[電チュー処理]
図15は、電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、電チュー14が作動中である補助遊技中であるか否かの判別を行い(S191)、補助遊技中であれば、次にオープニング中であるか否かの判別を行う(S192)。ここで、オープニング中であると判別した場合は、オープニング時間が経過したか否かの判別を行い(S193)、オープニング時間経過していると判別した場合は、次に開放パターンをセットする(S194)。つまり、電チュー14の開放回数、開放時間、インターバル時間を設定して、図4(b)に示したような開放パターンを実現する。この後、電チュー14の開放パターンに応じた開放動作を開始する(S195)。そして次に、電チュー14の開放動作が終了したか否かの判別を行い(S196)。電チュー14の開放時間が経過したと判別した場合は、補助遊技を終了して(S197)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS192において、オープニング中でないと判別した場合は、ステップS196に移行する。また、ステップS191において、補助遊技中でないと判別した場合、ステップS193においてオープニング時間が経過していないと判別した場合、或いはステップS196において、電チュー14の開放動作が終了していないと判別した場合は、メイン処理に戻る。
これにより、これまで説明したような本実施形態のパチンコ遊技機の動作を実現することができる。
10…遊技盤、11…遊技領域、12…画像表示器、13…始動口、14…電チュー、15…ゲート、16…大入賞口、21…第1特別図柄表示器、22…第2特別図柄表示器、23…普通図柄表示器、24…第1特別図柄保留ランプ、25…第2特別図柄保留ランプ、31…特別図柄表示制御手段、32…開閉制御手段、33…特別図柄表示制御、34…電チュー制御手段、41…特別図柄記憶領域、42…普通図柄記憶領域、100…パチンコ遊技機、111…メイン制御基板、112…CPU、113…ROM、121…演出制御基板、122…CPU、123…ROM

Claims (3)

  1. 特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、
    遊技球の通過を契機に前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生する特別図柄始動領域と、
    前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を記憶可能な特別図柄記憶手段と、
    前記特別図柄の変動表示を開始させる権利に基づいて、前記特別図柄表示手段に表示する特別図柄の変動を制御する特別図柄表示制御手段と、
    遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な入賞口を備えた可変入賞装置と、
    前記特別図柄表示手段の特別図柄が所定の表示態様で停止表示されたときに、前記可変入賞装置の開閉を制御する開閉制御手段と、
    普通図柄を表示する普通図柄表示手段と、
    遊技球の通過を契機に前記普通図柄の変動表示を開始させる権利を発生する普通図柄始動領域と、
    前記普通図柄の変動表示を開始させる権利を記憶可能な普通図柄記憶手段と、
    前記普通図柄の変動表示を開始させる権利に基づいて、前記普通図柄表示手段に表示する普通図柄の変動を制御する普通図柄表示制御手段と、
    前記特別図柄始動領域を内部に備え、遊技球が前記特別図柄始動領域を通過し難い閉止状態から通過し易い開放状態へ変化可能な普通電動役物装置と、
    前記普通図柄表示手段の普通図柄が所定の表示態様で停止表示されたときに、前記普通電動役物装置の動作を制御する普通電動役物制御手段と、を備え、
    前記普通電動役物制御手段は、前記普通図柄が所定の表示態様で停止表示されたときは、前記普通図柄が停止表示されている期間中に前記普通電動役物装置を複数回、前記閉止状態から前記開放状態となるように開閉制御し、
    前記開閉制御による前記普通電動役物装置の動作期間は、前記普通電動役物装置が前記開放状態とされる少なくとも第1の開放期間及び第2の開放期間と、前記第1の開放期間及び前記第2の開放期間の間において前記普通電動役物装置が前記閉止状態とされる閉止期間と、を含み、
    前記閉止期間は、前記第1の開放期間に取得した前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を全て消化可能な期間であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記開閉制御において前記普通電動役物装置を開放する開放期間は、前記普通電動役物装置の開放動作において、前記特別図柄表示手段の特別図柄の変動表示を開始させる権利と、前記特別図柄記憶手段が記憶可能な最大個数分の前記特別図柄の変動表示を開始させる権利とを取得可能な期間となるように設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記普通電動役物制御手段は、通常遊技状態において、前記普通図柄が所定の表示態様で停止表示されたときは、各普通図柄の前記停止表示毎に前記普通電動役物装置を複数回、前記閉止状態から前記開放状態となるように開閉制御し、
    前記開閉制御による前記普通電動役物装置の動作期間は、前記普通電動役物装置が前記開放状態とされる第1の開放期間及び第2の開放期間と、前記第1の開放期間及び前記第2の開放期間の間において前記普通電動役物装置が前記閉止状態とされる閉止期間と、を少なくとも含み、
    前記閉止期間は、前記第1の開放期間に取得した前記特別図柄の変動表示を開始させる権利を全て消化可能な期間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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