JP5250332B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
大当たり状態においては、第1ラウンドとして、ソレノイドの作動により羽根が所定の期間開放されるか、所定の期間に規定数の遊技球の入賞が検出されるまで継続的に開閉するか、もしくは、所定回数(例えば18回)継続的に開閉する。そして、当選した大当たりの内容に応じて第2ラウンドが連続的に開始されて羽根の継続的な開閉が更に繰り返される。以下同様に所定ラウンド数(当選した大当たりの内容に応じて、最高16ラウンド)まで繰り返される。これにより大当たりの期間中に多数の遊技球を獲得できるようにしたものである。
なお、先行文献としては特許文献1などがある。
本発明は上記した点を鑑みてなされたものであり、短時間で大量の出球を獲得できる遊技機を提供することを目的とする。
即ち、本発明の第1の形態は、遊技球が通過可能な第1始動領域と、該第1始動領域を遊技球が通過することにより第1図柄を変動表示する第1図柄表示手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な第1変動入賞装置と、該第1変動入賞装置内に設けられた特定領域と、
遊技球が通過可能な第2始動領域と、該第2始動領域を遊技球が通過することにより第2図柄を変動表示する第2図柄表示手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な第2変動入賞装置と、該第2変動入賞装置に遊技球が入賞することにより第3図柄を変動表示する第3図柄表示手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な第3変動入賞装置と、前記第1図柄表示手段により所定図柄が停止表示されるか、或いは前記第3図柄表示手段により所定図柄が停止表示されることにより前記第1変動入賞装置を開状態に変化させる第1開閉ゲームを実行する第1開閉ゲーム制御手段と、通常ゲーム中に前記第2図柄表示手段により所定図柄が停止表示されることにより前記第2変動入賞装置を第1の所定時間、開状態に変化させる第2開閉ゲームを実行する第2開閉ゲーム制御手段と、第1大当たりゲーム、又は該第1大当たりゲームよりも総開放可能時間が長い第2大当たりゲームの何れかを選定する大当たりゲーム選定手段と、前記第1開閉ゲーム中に遊技球が前記特定領域を通過することにより前記第1変動入賞装置又は前記第3変動入賞装置を、前記大当たりゲーム選定手段が選定した前記第1大当たりゲームに対応した開放可能時間、又は前記第2大当たりゲームに対応した開放可能時間、開状態に変化させる大当たりゲームを実行する大当たりゲーム制御手段と、前記大当たりゲーム制御手段による大当たりゲーム実行終了後、所定の時短ゲーム期間が終了するまで時短ゲームを発生させる時短ゲーム発生手段と、前記時短ゲーム中に前記第2図柄表示手段により所定の図柄が停止表示されることにより前記第2変動入賞装置を前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間、開状態に変化させる第3開閉ゲームを実行する第3開閉ゲーム制御手段と、前記大当たりゲーム中に前記第1変動入賞装置内に入賞した遊技球を検知する遊技球検知手段と、該遊技球検知手段による遊技球検知に基づいて、前記所定の時短ゲーム期間として、第1時短ゲーム期間または前記第1時短ゲーム期間よりもゲーム期間が長い第2時短ゲーム期間の何れかを抽選する時短ゲーム期間抽選手段と、を備え、前記大当たりゲーム制御手段は、前記第3変動入賞装置により大当たりゲームの実行を開始し、所定のタイミングで前記第1変動入賞装置に切り替えて大当たりゲームを実行する特殊大当たりゲーム制御手段を有し、前記時短ゲーム期間抽選手段は、前記第1変動入賞装置により大当たりゲームが行われているときに時短ゲーム期間の抽選を行い、その抽選結果に基づいて、前記大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を前記第1時短ゲーム期間、又は前記第2時短ゲーム期間の何れかに設定する時短ゲーム期間設定手段を有する遊技機を特徴とする。
このように構成される本発明の遊技機では、特殊大当たりゲーム制御手段により、所定のタイミングまでは第3変動入賞装置により大当たりゲームを行い、それ以降は第1変動入賞装置に切り替えて大当たりゲームを行い、第1変動入賞装置により大当たりゲームを行っているときに、時短ゲーム期間抽選手段により時短ゲーム期間の抽選を行うようにしている。したがって、一旦、第2大当たりゲームに当選した場合は、時短ゲーム期間抽選手段により抽選を行う機会が多くなり、再度時短ゲームに当選する確率が高くなるので、短時間で大量の出球を獲得することが可能になる。
このように構成される本発明の遊技機では、大当たりゲーム調整手段により、第1始動領域経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲームとする割合よりも、第2変動入賞装置経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲームとする割合のほうが高くなるように大当たりゲームを調整するようにしているので、一旦時短ゲーム期間(例えば100回)が長い第2時短ゲーム状態に移行した場合は、第2大当たりゲームに連続して当選する確率が高くなり、短時間でより大量の出球を獲得することが可能になる。
本発明の第3の形態は、前記時短ゲーム期間設定手段は、前記第1変動入賞装置により行われる大当たりゲームの各ラウンドにおいて、前記遊技球検知手段により最初に遊技球が検知されたときに前記時短ゲーム期間の抽選を行い、抽選により前記第2時短ゲーム期間に1度でも当選した場合は、前記大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を前記第2時短ゲーム期間に設定し、前記第2時短ゲーム期間に1度も当選しなかった場合は、前記大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を前記第1時短ゲーム期間に設定する請求項1又は2に記載の遊技機を特徴とする。
このように構成される本発明の遊技機では、時短ゲーム期間設定手段により、第1変動入賞装置により行われる大当たりゲームの各ラウンドにおいて、時短ゲーム期間の抽選を行うようにしているので、一旦、第2ラウンドゲームの大当たりゲームに当選した場合は、時短ゲーム期間抽選手段により抽選を行う機会が多くなり、再度時短ゲームに当選する確率が高くなるので、短時間で大量の出球を獲得することが可能になる。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。
さらに図示しないが受け皿部102の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等の各種ボタンが設けられている。
この図に示す遊技盤1の略中央には、第1変動入賞装置である上大入賞装置2が設けられている。
上大入賞装置2の上部両側には、遊技球を装置内へ導入する導入部として、遊技球が入賞し難い閉状態と遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な一対の可動片3L、3Rが設けられている。なお、本実施の形態では可動片の形状を羽根形状としているが、これはあくまでも一例であり、必ずしも羽根形状ではなくてもよい。
上大入賞装置2の内部には、特定領域(Vゾーン)4が配置されている。特定領域4内には、後述する特定領域スイッチ4aが設けられている。
また、上大入賞装置2の内部には、大当たり中に入賞した遊技球が通過したときに遊技球を検知する遊技球検知スイッチ16が設けられている。
第1始動口(第1始動領域)5の内部には、第1始動口スイッチ5aが設けられており、遊技球が第1始動口スイッチ(SW)5aを通過したときに第1特図表示器10の第1特別図柄を変動表示する。なお、本実施形態では、第1始動口5に遊技球が入賞した際の賞球の払い出しが有るものとして説明するが、賞球の払い出しは無くてもよい。
上大入賞装置2の右側領域には、普通図柄表示器11に表示される普通図柄を作動させるためのゲート6が配置されている。
ゲート(第2始動領域)6の内部には、ゲートスイッチ6aが設けられており、遊技球がゲートスイッチ(SW)6aを通過したときに普通図柄表示器11の普通図柄を変動表示する。
ゲート6の下方には、第2特図表示器12に表示される第2特別図柄を作動させるための第2始動口として機能する電動式チューリップ(第2変動入賞装置)7が配置されている。電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)7の内部には、第2始動口スイッチ7aが設けられており、遊技球が第2始動口スイッチ(SW)7aを通過したときに第2特図表示器12の第2特別図柄を変動表示する。
電チュー7は、普通図柄表示器11が特定図柄にて停止した場合に遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態になる。なお、本実施の形態では、第2変動入賞装置の一例として、電チューを例に挙げて説明したが、あくまでも一例であり、遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な構造のものであれば良い。
電チュー7の下方には、下大入賞装置(第3変動入賞装置)8が配置されている。下大入賞装置8は、特別遊技状態である大当り状態のときに開放状態になる開閉扉を有しており、その内部には下大入賞口スイッチ(SW)8aが設けられている。なお、本実施の形態では、下大入賞装置8を遊技盤1の右側領域に設けるようにしたが、あくまでも一例であり、例えば遊技盤1の中央下部に配置しても良い。また遊技盤1の最下部にはアウト口9が配置されている。
第1特図表示器10、及び第2特図表示器12は、特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより大当たり又は小当たりに当選した否か表示するようにしている。
本実施形態のパチンコ遊技機では、第1特図表示器10の第1特別図柄が変動中に第1始動口SW5aにおいて遊技球の入球が検知された場合、当該入球によって得られる第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)が最大4個留保可能とされる。そして、この保留球の留保数は、第1特図保留ランプ13により表示される。
また、同様に第2特図表示器12の第2特別図柄が変動中に第2始動口SW7aにおいて遊技球の入球が検知された場合、当該入球によって得られる第2特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)も最大4個留保可能に構成される。この保留球の留保数は、第2特図保留ランプ14により表示される。
また普通図柄表示器11の普通図柄が変動中に遊技球がゲート6のゲートSW6aを通過した場合も、ゲートSW6aの通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利が最大4個留保される。この権利は普通図柄保留ランプ15により表示される。
図3に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として、遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられている、また副(サブ)制御基板として、遊技演出を制御する演出制御基板120、ランプ制御基板141、賞球の払い出しを制御する払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、メインCPU112、ROM113、RAM114、及び入出力インターフェース(以下、「I/O」と称する)115、116を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
I/O115には、第1始動口5に設けられた第1始動口SW5a、電チュー7に設けられた第2始動口SW7a、電チュー7を開閉動作させるための電チューソレノイド7b、ゲート6に設けられたゲートSW6a、上大入賞装置2に入賞した遊技球を検出する上大入賞口SW2a、遊技球検知SW16、下大入賞装置8に入賞した遊技球を検出する下大入賞口SW8aが接続されている。また、上大入賞装置2の可動片3L、3Rを開閉動作させるための上大入賞口ソレノイド2b、下大入賞装置8の開閉扉を開閉動作させるための下大入賞口ソレノイド8b、普通図柄表示器11、特定領域4に設けられた特定領域SW4aが接続されている。なお、遊技球検知スイッチ16は、特定領域スイッチ4aを利用して構成したり、或いは上大入賞口SW2aを利用して構成したりすることも可能である。
さらに、第1特図表示器10、第2特図表示器12、第1特図保留ランプ13、第2特図保留ランプ14、及び普通図柄保留ランプ15等が接続されている。
一方、I/O116は、演出制御基板120の演出制御部121に設けられているI/O125、払出制御基板151のI/O155、及び盤用外部情報端子基板160等が接続されている。
I/O125には、遊技制御基板111のI/O116と演出ボタン104とが接続されている。I/O126は、画像・音声制御部131のI/O135と接続され、I/O127はランプ制御基板141のI/O145と接続される。
画像・音声制御部131は、CPU132、ROM133、RAM134、I/O135、136を有し、演出制御部121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。
I/O136には、スピーカ105及び演出用の画像表示器106が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144、I/O145、146を有し、I/O146に接続されている各種ランプ、例えば盤ランプ147や枠ランプ148、可動役物149等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154、I/O155、156を有し、I/O156に接続されている遊技球を払い出す払出装置157の払出駆動モータ等の駆動制御を行う。また、I/O156には定位置検出SW158aや、払出球検出SW158b、球有り検出SW158c、満タン検出SW158d等が接続されている。また、I/O155には、枠用外部情報端子基板170等が接続されている。
この図4に示すように遊技制御基板111のROM113には、第1開閉ゲーム制御手段21、第2開閉ゲーム制御手段22、第3開閉ゲーム制御手段23、大当たりゲーム選定手段24、大当たりゲーム制御手段25、時短ゲーム発生手段26、時短ゲーム期間抽選手段27、及び図柄表示制御手段28などを備えている。
第1開閉ゲーム制御手段21は、第1特図表示器10に所定図柄が停止表示されるか、或いは第2特図表示器12により所定図柄が停止表示されることにより、上大入賞装置2の可動片3L、3Rを所定時間(0.4秒又は0.8秒)、開状態に変化させる第1開閉ゲームを実行する。
第2開閉ゲーム制御手段22は、通常ゲーム中に普通図柄表示器11に所定図柄が停止表示されることにより、電チュー7を第1の所定時間(例えば0.1秒)、開状態に変化させる第2開閉ゲームを実行する。
第3開閉ゲーム制御手段23は、時短ゲーム中に普通図柄表示器11に所定図柄が停止表示されることにより、電チュー7を第1の所定時間(例えば0.1秒)よりも2秒長い第4の所定時間(例えば2.1秒)、開状態に変化させる第3開閉ゲームを実行する。
また大当たりゲーム選定手段24は、第1始動口5経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲーム(15R)とする割合よりも、電チュー7経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲームとする割合のほうが高くなるように調整する大当たりゲーム調整手段30を有している。
なお、本実施形態では、第1大当たりゲームのラウンド回数(8R)よりも第2大当たりゲームのラウンド回数(15R)を多くすることで、第1大当たりゲームより第2大当たりゲームにおける大入賞装置2、8の総開放可能時間を長くしているが、これはあくまでも一例である。例えば、第1大当たりゲームと第2大当たりゲームのラウンド回数を同じ回数(例えば15R)に設定し、第1大当たりゲームでは開放可能時間が、例えば30秒と長いラウンドゲームを8ラウンドだけ行い、残りのラウンドは開放可能時間が、例えば1秒と短いラウンドゲームを行うことで、第1大当たりゲームの総開放可能時間より第2大当たりゲームの総開放可能時間を長く設定するようにしてもよい。
時短ゲーム発生手段26は、大当たりゲーム制御手段25による大当たりゲーム実行終了後、所定の時短ゲーム期間が終了するまで時短ゲームを発生させる。
時短ゲーム期間抽選手段27は、上大入賞装置2内の遊技球検知SW16による遊技球検知に基づいて、第1時短ゲーム期間(0回)または第1時短ゲーム期間よりも長い第2時短ゲーム期間(100回)の何れかを抽選を行う。
例えば、時短ゲーム期間設定手段31は、上大入賞装置2により行われる大当たりゲームの各ラウンドにおいて、遊技球検知手段16により最初に遊技球が検知されたときに時短ゲーム期間の抽選を行い、抽選により第2時短ゲーム期間(100回)に1度でも当選した場合は、大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を第2時短ゲーム期間に設定する一方、第2時短ゲーム期間に1度も当選しなかった場合は、大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を第1時短ゲーム期間(0回)に設定する。
なお、上記以外でも、例えば最後に行った時短ゲーム期間の抽選結果に基づいて、時短ゲーム期間を設定したり、あるいは全ての抽選結果を集計して、抽選結果の多いほうの時短ゲーム期間に設定したりすることも考えられる。
図柄表示制御手段28は、第1特図表示器10、第2特図表示器12、及び普通図柄表示器11の表示制御を行う。
また遊技制御基板111のRAM114には、図示しないが保留手段として、第1特別図柄が変動表示中に第1始動口5に遊技球が入賞したときに、例えば4個を上限として第1特別図柄を変動表示する権利を保留するための保留領域と、第2特別図柄が変動表示中に電チュー7に遊技球が入賞したときに、例えば4個を上限として第2特別図柄を変動表示する権利を保留する保留領域とが設けられている。さらに、普通図柄が変動表示中に遊技球がゲート6を通過したときに、例えば4個を上限として普通図柄を変動表示する権利を保留する保留領域なども設けられている。
先ず、通常ゲーム中の動作について説明する。
通常ゲーム中は、遊技者は第1始動口5を狙って遊技球を発射する。つまり遊技盤1の左側の遊技領域を狙って遊技球を発射する左打ちを行う。
ここで、第1始動口5に遊技球が入賞すると当たり抽選が行われる。当たり抽選の結果、大当たりに当選した場合、図柄表示制御手段28は第1特図表示器10に大当たり図柄を表示すると共に、大当たりゲーム制御手段25が下大入賞装置8の開閉扉を開放する大当たりゲームを実行する。大当たりゲームとしては、例えば、一定期間、下大入賞装置8の開閉扉が開放状態となるか、もしくは下大入賞装置8内に所定個数(例えば9個)の遊技球が入賞するまでの期間を1ラウンドとした開放動作を15ラウンド繰り返す動作を行う。下大入賞装置8に遊技球が入賞した場合には、例えば1個の入賞当たり10個の賞球が払い出される。
上記第1開閉ゲーム中に上大入賞装置2内に遊技球が入賞し、入賞した遊技球が特定領域4を通過した場合は、大当たりゲーム制御手段25の特殊大当たりゲーム制御手段29が特殊大当たりゲームを実行する。このときの特殊大当たりゲームのラウンド数は、大当たりゲーム選定手段24により選定された第1大当たりゲームのラウンド回数(8R)または第2大当たりゲームのラウンド回数(15R)の何れかとされる。
そして、この6ラウンド以降の上大入賞装置2による大当たり動作において、上大入賞装置2に入賞した遊技球を遊技球検知SW16により検知したときに、時短ゲーム期間抽選手段27が1ラウンドに1回、時短ゲーム期間の抽選を行う。
従って、例えば、特殊大当たりゲームが第1大当たりゲーム(8R)の場合は、上大入賞装置2を用いたラウンドゲームが3ラウンドとなるので時短ゲーム期間の抽選が3回行われることになる。これに対して、特殊大当たりゲームが第2大当たりゲーム(15R)の場合は、上大入賞装置2を用いたラウンド回数が10ラウンドとなるので時短ゲーム期間の抽選が10回行われる。つまり、第2大当たりゲーム(15R)が選定されたときのほうが、時短ゲーム期間の抽選回数が多くなり、第2時短ゲーム期間(100回)に当選する確率が高くなる。
大当たりゲーム終了後は、時短ゲーム期間抽選手段27による抽選の結果、第2時短ゲーム(100回)に一度でも当選した場合には、大当たりゲーム後に発生させる時短ゲーム期間を第2時短ゲーム期間(100回)に設定する、これにより、通常ゲーム状態から時短ゲーム状態へと移行することになる。
時短ゲーム中は、図2に示したゲート6を遊技球が通過し、普通図柄表示器11の図柄が当たり図柄で停止した場合、電チュー7が第1の所定時間(0.1秒)よりも長い第2の所定時間(例えば2.1秒)、開放状態となる。開放状態の電チュー7に遊技球が入賞した場合も当たり抽選が行われ、抽選の結果、大当たりに当選した場合、図柄表示制御手段28は、第2特図表示器12に大当たり図柄を表示すると共に、大当たりゲーム制御手段25は下大入賞装置8の開閉扉を開放する大当たりゲームを実行する。
一方、当たり抽選の結果、小当たりに当選した場合、図柄表示制御手段28が第2特図表示器12に小当たり図柄を表示すると同時に、第1開閉ゲーム制御手段21が上大入賞装置2の可動片3L、3Rを所定回数(例えば1回)、上記所定時間(例えば0.4秒)よりも長い所定時間(例えば0.8秒)、開状態に変化させる第1開閉ゲームを実行する。
この第1開閉ゲーム中に上大入賞装置2内に入賞した遊技球が特定領域4を通過した場合、特殊大当たりゲーム制御手段29は、特殊大当たりゲームを実行する。なお、例えば100回の時短ゲーム期間中に大当たりに当選しなかった場合は、時短ゲーム状態から通常ゲーム状態に移行する。
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、大当たりゲーム調整手段30により、第1始動口5経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲーム(15R)とする割合よりも、電チュー7経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲーム(15R)とする割合のほうが高くなるように大当たりゲームを調整するようにしているので、一旦100回の時短ゲーム状態に移行した場合は、第2大当たりゲーム(15R)に連続して当選する確率が高くなるので、短時間でより大量の出球を獲得することが可能になる。
なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板111のメインCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
[タイマ割込処理]
図5はメインCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S21)、始動口SW処理(S22)、ゲートSW処理(S23)、特別図柄処理(S24)、普通図柄処理(S25)、大入賞口処理(S26)、電チュー処理(S27)、賞球処理(S28)、出力処理(S29)を行った後、繰り返し初期値乱数の更新を行う(S30)を行う。
[第1始動口SW処理]
図6はメインCPUが実行する第1始動口SW処理を示したフローチャートである。
メインCPU112は、第1始動口5の第1始動口SW5aがONであるか否かの判定を行い(S31)、第1始動口SW5aがONであると判定した場合は(S31:Yes)、第1始動口SW5aの検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1<4であるか否かの判定を行う(S32)。第1始動口検知カウンタのカウント値U1が「4」より小さい場合は(S32:Yes)、カウント値U1に「1」を加算し(S33)、乱数を取得してRAM114に格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS32において、カウント値U1が「4」であると判定した場合は(S32:No)、ステップS35に移行して、賞球3個コマンドセット(S35)のみを行ってメイン処理に戻る。また、第1始動口SW5aがONでない場合は(S31:No)、そのままメイン処理に戻る。
図7はメインCPUが実行する第2始動口SW処理を示したフローチャートである。
メインCPU112は、第2始動口である電チュー7の第2始動口SW7aがONであるか否かの判定を行い(S41)、第2始動口SW7aがONであると判定した場合は(S41:Yes)、第2始動口SW7aの検知回数をカウントした第2始動口検知カウンタのカウント値U2が、U2<4であるか否かの判定を行う(S42)。第2始動口検知カウンタのカウント値U2が「4」より小さい場合は(S42:Yes)、カウント値U2に「1」を加算し(S43)、乱数を取得してRAM114に格納する(S44)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S45)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS42において、カウント値U2が「4」であると判定した場合は(S42:No)、ステップS45に移行して、賞球3個コマンドセット(S45)のみを行ってメイン処理に戻る。また、第2始動口SW7aがONでない場合は(S41:No)、そのままメイン処理に戻る。
図8はメインCPUが実行するゲートSW処理を示したフローチャートである。
メインCPU112は、ゲート6のゲートSW6aがONであるか否かの判定を行い(S51)、ゲートSW6aがONであると判定した場合は(S51:Yes)、ゲートSW6aの検知回数をカウントしたゲートカウンタのカウント値Gが、G<4であるか否かの判定を行う(S52)。カウント値Gが「4」より小さい場合は(S52:Yes)、カウント値Gに「1」を加算し(S53)、乱数を取得してRAM114に格納して(S54)、メイン処理に戻る。なお、ゲートSW6aがONでない場合(S51:No)、またはカウント値G<4の場合も(S52:No)、メイン処理に戻る。
図9はメインCPUが実行する特定領域SW処理を示したフローチャートである。
なお、図9に示す処理により大当たりゲーム制御手段25の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、上大入賞装置2内の特定領域(Vゾーン)4の有効期間中、即ち小当たり動作を開始してから所定期間内であるか否かの判定を行い(S61)、Vゾーンの有効期間中であると判定した場合は(S61:Yes)、次に特定領域(Vゾーン)4の有効期間が経過したか否かの判定を行う(S62)。
ここで、Vゾーンが有効時間を経過していないと判定した場合は(S62:No)、特定領域SW(Vスイッチ)4aがオンであるか否かの判定を行う(S63)。そして、特定領域スイッチ4aがオンの場合は(S63:Yes)、特殊大当たりを開始する(S64)。この後、オープニングをセットして(S70)、メイン処理に戻る。なお、ステップS63において、特定領域スイッチ4aがオンでない場合も(S63:No)メイン処理に戻る。
一方、ステップS62において、Vゾーン4の有効時間を経過したと判定した場合は(S62:Yes)、時短カウンタのカウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S66)、カウント値Jが「0」であれば(S66:Yes)、メイン処理に戻り、時短カウント値Jが「0」でなければ(S66:No)、カウント値Jから「1」を減算する(S67)。この後、再び時短カウンタのカウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S68)、カウント値Jが「0」であれば(S68:Yes)、遊技状態を通常遊技状態にセットして(S69)、メイン処理に戻り、カウント値Jが「0」でなければ(S68:No)、通常遊技状態にセットすることなくメイン処理に戻る。
図10はメインCPUが実行する時短判定SW処理を示したフローチャートである。なお、図10に示す処理により時短ゲーム期間抽選手段27の機能が実現される。
メインCPU112は、上大入賞装置2内の遊技球検知SW16がONであるか否かの判定を行い(S71)、遊技球検知SW16がONであると判定した場合は(S71:Yes)、大当たり中であるか否かの判定を行う(S72)。大当たり中であると判定した場合は(S72:Yes)、時短判定乱数を取得、格納して(S73)、メイン処理に戻る。なお、ステップS71において、遊技球検知SW16がONでないと判定した場合は(S71:No)、或いはステップS72において、大当たり中でないと判定した場合は(S72:No)、そのままメイン処理に戻る。
図11メインCPUが実行する上大入賞口SW処理を示したフローチャートである。
メインCPU112は、上大入賞装置2の上大入賞口SW2aがONであるか否かの判定を行い(S81)、上大入賞口SW2aがONであると判定した場合は(S81:Yes)、大当たり中であるか否かの判定を行う(S82)。大当たり中であると判定した場合は(S82:Yes)、入賞個数をカウントする入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算し(S83)、賞球10個のコマンドをセットして(S84)、メイン処理に戻る。また大当たり中でないと判定した場合は(S82:No)、入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算することなく賞球10個のコマンドだけをセットして(S84)、メイン処理に戻る。また、ステップS81において、上大入賞口SW2aがONでないと判定した場合も(S81:No)、そのままメイン処理に戻る。
図12はメインCPUが実行する下大入賞口SW処理を示したフローチャートである。
メインCPU112は、下大入賞装置8の下大入賞口SW8aがONであるか否かの判定を行い(S91)、下大入賞口SW8aがONであると判定した場合は(S91:Yes)、大当たり中であるか否かの判定を行う(S92)。大当たり中であると判定した場合は(S92:Yes)、入賞個数をカウントするカウント値Cに「1」を加算し(S93)、賞球10個のコマンドをセットして(S94)、メイン処理に戻る。また、大当たり中でないと判定した場合は(S92:No)、入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算することなく賞球10個のコマンドをセットして(S94)、メイン処理に戻る。また、ステップS91において、下大入賞口SW8aがONでないと判定した場合は(S95:No)、そのままメイン処理に戻る。
図13はメインCPUが小当たり時に実行する上大入賞口小当たり処理を示したフローチャートである。なお、この図に示す処理により第1開閉ゲーム制御手段21の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、先ず、小当たり中であるか否かの判定を行い(S101)、小当たり中であると判定した場合は(S101:Yes)、インターバル中であるか否かの判定を行い(S102)、インターバル中であると判定した場合は(S102:Yes)、インターバル時間が経過したか否かの判定を行う(S103)。インターバル時間経過していると判定した場合は(S103:Yes)、上大入賞装置2の可動片3L、3Rを上記セットした時間だけ開放する(S104)。
次に、メインCPU112は、上大入賞装置2の可動片3L、3Rの開放時間が所定の開放時間経過したか否かの判定を行い(S105)、所定の開放時間経過したと判定した場合は(S105:Yes)、上大入賞装置2の可動片3L、3Rを閉口して(S106)、小当たりを終了する(S107)。この後、メイン処理に戻る。
なお、ステップS101において、小当たり中でないと判定した場合(S101:No)、ステップS103において、インターバル時間を経過していないと判定した場合(S103:No)、或いはステップS105において、所定の開放時間経過していないと判定した場合(S105:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS102において、インターバル中でないと判定した場合は(S102:No)、ステップS105に移行する。
図14はメインCPUが大当たり時に実行する大入賞口処理を示したフローチャートである。なお、この図に示す処理により、大当たりゲーム選定手段24、及び特殊大当たりゲーム制御手段29の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、大当たり中であるか否かの判定を行い(S111)、第1の大当たり中であると判定した場合は(S111:Yes)、大当たりのオープニング中であるか否かの判定を行う(S112)。大当たりのオープニング中であると判定した場合は(S112:Yes)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S113)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S113:Yes)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算する(S114)。
次に、カウント値Rの値が「5」より大きいか否かの判定を行い、カウント値Rが「5」より小さいと判定した場合は(S115:No)、下大入賞装置8の下大入賞口を開口する(S116)。
なお、ステップS111において、大当たり中でないと判定した場合(S111:No)、あるいはステップS113において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S113:No)、メイン処理に戻る。
一方、下大入賞装置8の下大入賞口の開口時間が経過していた場合は(S117:Yes)、入賞カウンタのカウント値C1のチェックすることなく、下大入賞装置8の下大入賞口を閉口する(S119)。下大入賞装置8を閉口後は、入賞カウンタのカウント値C1の値を「0」にして(S120)、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う(S121)。
次に、上大入賞装置2の可動片3L、3Rの作動時間が経過したか否かの判定を行い(S128)、上大入賞装置2の可動片3L、3Rの作動時間が経過していなければ(S128:No)、上大入賞装置2の1ラウンドあたりの入賞数をカウントする入賞カウンタのカウント値C2が「9」であるか否かの判定を行う(S129)。入賞カウンタのカウント値C2が「9」である場合は(S129:Yes)、上大入賞装置2の作動を終了し(S130)、入賞カウンタのカウント値C2の値を「0」にして(S131)、ステップS121に進み、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う。
一方、ステップS121において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判定した場合は(S121:No)、或いはステップS124において、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S124:No)、メイン処理に戻る。
また、上大入賞装置2又は下大入賞装置8が作動中でなければ(S132:No)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S133)、インターバル中でなければ(S133:No)、ステップS124に移行する。
また、インターバル中であれば(S133:Yes)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S134)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S134:Yes)、ステップS114に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S134:No)、メイン処理に戻る。
図15はメインCPUが実行する大当たり終了中処理を示したフローチャートである。なお、この図に示す処理により時短ゲーム発生手段26の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、時短判定乱数値に基づいて、時短判定有りか否かの判定を行い(S141)、時短判定有りの場合は(S141:Yes)、時短遊技状態にセットし(S142)、判定乱数値をリセットして(S143)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS141において、否定結果が得られた場合は(S141:No)、通常遊技状態にセットして(S144)、ステップS143に進む。
図16はメインCPUが実行する特図変動処理を示したフローチャートである。
なお、この図に示す処理により図柄表示制御手段28の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、大当たり又は小当たり中であるか否かの判定を行い(S161)、大当たり又は小当たり中でないと判定した場合は(S161:No)、第1特図表示器10又は第2特図表示器12に表示している第1又は第2の特別図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S162)。第1又は第2の特別図柄が変動中であると判定した場合は(S162:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S163)、変動時間が終了したと判定した場合は(S163:Yes)、第1特図表示器10又は第2特図表示器12に対して変動停止コマンドを送信して(S164)、変動を終了する(S165)。次に変動時間をリセットし(S166)、特図停止中処理(S167)を実行した後、メイン処理に戻る。
なお、ステップS161において、大当たり又は小当たり中であると判定した場合(S161:Yes)、或いはステップS163において、変動時間が終了していないと判定した場合も(S163:No)、メイン処理に戻る。
次に、対応する特図表示器(この場合は第2特図表示器12)に変動開始コマンドを送信し(S171)、対応する特図表示器の変動を開始する(S172)。そしてこの後、変動時間の計測を開始し(S173)、その後、メイン処理に戻る。
また、ステップS168において、カウント値U2が≧1でないと判定した場合は(S168:No)、次に第1始動口SW5aの検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1≧1であるか否かの判定を行い(S174)、カウント値U1が≧1であると判定した場合は(S174:Yes)、カウント値U1を「1」減算して(S175)、変動内容選択処理を実行する(S170)。この場合、対応する特図表示器は第1特図表示器10になるので、第1特図表示器10に対して変動開始コマンドを送信して、第1特図表示器10の変動を開始させ、変動時間の計測を開始する(S171〜S173)。
図17はメインCPUが実行する特図停止中処理を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、停止した特別図柄が大当たり図柄であるか否かの判定を行う(S181)。停止図柄が大当たり図柄である場合は(S181:Yes)、必ず100回の時短遊技を付与するため、時短カウンタのカウント値Jに「100」をセットして(S182)、時短遊技状態にセットする(S183)。この後、下大入賞装置8を開放する第2の大当たりを開始し(S184)、さらにオープニングをセットして(S185)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS181において、停止図柄が大当たり図柄でない場合は(S181:No)、次に停止した特別図柄が小当たり図柄であるか否かの判定を行い(S186)、停止図柄が小当たり図柄である場合は(S186:Yes)、第1始動口5経由の小当たりであるか否かの判定を行う(S187)。第1始動口5経由の小当たりであると判定した場合は(S187:Yes)、可動片3L、3Rの開放時間を0.4秒にセットし(S188)、第1始動口5経由の小当たりでないと判定した場合は(S187:No)、可動片3L、3Rの開放時間を0.8秒にセットして(S189)、小当たりを開始する(S190)。この後、メイン処理に戻る。
また、停止した特別図柄が小当たり図柄でない場合は(S186:No)、時短カウンタJの値が「0」であるか否かの判定を行い(S191)、時短カウンタJの値が「0」であれば(S191:Yes)、メイン処理に戻り、時短カウンタJの値が「0」でなければ、時短カウントJを「1」減算する(S192)。この後、再び時短カウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S193)、時短カウント値Jが「0」であれば(S193:Yes)、遊技状態を通常遊技状態にセットして(S194)、メイン処理に戻る。また時短カウント値Jが「0」でなければ(S193:No)、通常遊技状態にセットすることなくメイン処理に戻る。
図18はメインCPUが実行する普通図柄変動処理を示したフローチャートである。
なお、この図17に示す処理により図柄表示制御手段28の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、電チュー7が作動中であるか否かの判定を行い(S201)、電チュー7が作動中でなければ(S201:No)、普通図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S202)。普通図柄が変動中であると判定した場合は(S202:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S203)、変動時間が終了したと判定した場合は(S203:Yes)、変動を停止する(S204)。
次に、変動時間をリセットし(S205)、停止図柄が当たり図柄であるか否かの判定を行う(S206)。停止図柄が当たり図柄であると判定した場合は(S206:Yes)、電チュー7の作動を開始して(S207)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS206において、停止図柄が当たり図柄でない場合は(S206:No)、電チュー7を作動することなく、メイン処理に戻る。
一方、ステップS202において、普通図柄が変動中でないと判定した場合は(S202:No)、ゲートSW6aのゲートカウンタのカウント値Gが、G≧1であるか否かの判定を行い(S208)、カウント値Gが≧1である場合は(S208:Yes)、カウント値Gを「1」減算する(S209)。この後、普通図柄表示器11の変動を開始させ(S210)、変動時間の計測を開始する(S210)。変動時間の計測開始後、メイン処理に戻る。
なお、ステップS208において、カウント値Gが≧1でないと判定した場合は(S208:No)、メイン処理に戻る。
図19はCPUが実行する普通電役処理の一例を示したフローチャートである。
なお、この図に示す処理により第2開閉ゲーム制御手段22及び第3開閉ゲーム制御手段23の機能が実現される。
この場合、メインCPU112は、電チュー7が作動中であるか否かの判定を行い(S221)、電チュー7が作動中であれば(S221:Yes)、次にインターバル中であるか否かの判定を行う(S222)。ここで、インターバル中であると判定した場合は(S222:Yes)、インターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S223)、インターバル時間経過していると判定した場合は(S223:Yes)、次に時短中であるか否かの判定を行う(S224)。そして、時短中であれば(S224:Yes)、電チュー7の開放時間を2.1秒にセットし(S225)、時短中でなければ(S224:No)、電チュー7の開放時間を0.1秒にセットする(S226)。この後、電チュー7を開放する(S227)。
次に、電チュー7の開放時間が経過したか否かの判定を行い(S228)、電チュー7の開放時間が経過したと判定した場合は(S228:Yes)、電チュー7を閉口して(S229)、電チュー7の作動を終了して(S230)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS222において、インターバル中でないと判定した場合は(S222:No)、ステップS228に移行する。
また、ステップS221において電チュー7が作動中でないと判定した場合(S221:No)、ステップS223においてインターバル時間が経過していないと判定した場合(S226:No)、或いはステップS228において電チュー7の開放時間が経過していないと判定した場合は(S228:No)、メイン処理に戻る。
Claims (3)
- 遊技球が通過可能な第1始動領域と、
該第1始動領域を遊技球が通過することにより第1図柄を変動表示する第1図柄表示手段と、
遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な第1変動入賞装置と、
該第1変動入賞装置内に設けられた特定領域と、
遊技球が通過可能な第2始動領域と、
該第2始動領域を遊技球が通過することにより第2図柄を変動表示する第2図柄表示手段と、
遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な第2変動入賞装置と、
該第2変動入賞装置に遊技球が入賞することにより第3図柄を変動表示する第3図柄表示手段と、
遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な第3変動入賞装置と、
前記第1図柄表示手段により所定図柄が停止表示されるか、或いは前記第3図柄表示手段により所定図柄が停止表示されることにより前記第1変動入賞装置を開状態に変化させる第1開閉ゲームを実行する第1開閉ゲーム制御手段と、
通常ゲーム中に前記第2図柄表示手段により所定図柄が停止表示されることにより前記第2変動入賞装置を第1の所定時間、開状態に変化させる第2開閉ゲームを実行する第2開閉ゲーム制御手段と、
第1大当たりゲーム、又は該第1大当たりゲームよりも総開放可能時間が長い第2大当たりゲームの何れかを選定する大当たりゲーム選定手段と、
前記第1開閉ゲーム中に遊技球が前記特定領域を通過することにより前記第1変動入賞装置又は前記第3変動入賞装置を、前記大当たりゲーム選定手段が選定した前記第1大当たりゲームに対応した開放可能時間、又は前記第2大当たりゲームに対応した開放可能時間、開状態に変化させる大当たりゲームを実行する大当たりゲーム制御手段と、
前記大当たりゲーム制御手段による大当たりゲーム実行終了後、所定の時短ゲーム期間が終了するまで時短ゲームを発生させる時短ゲーム発生手段と、
前記時短ゲーム中に前記第2図柄表示手段により所定の図柄が停止表示されることにより前記第2変動入賞装置を前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間、開状態に変化させる第3開閉ゲームを実行する第3開閉ゲーム制御手段と、
前記大当たりゲーム中に前記第1変動入賞装置内に入賞した遊技球を検知する遊技球検知手段と、
該遊技球検知手段による遊技球検知に基づいて、前記所定の時短ゲーム期間として、第1時短ゲーム期間または前記第1時短ゲーム期間よりもゲーム期間が長い第2時短ゲーム期間の何れかを抽選する時短ゲーム期間抽選手段と、を備え、
前記大当たりゲーム制御手段は、前記第3変動入賞装置により大当たりゲームの実行を開始し、所定のタイミングで前記第1変動入賞装置に切り替えて大当たりゲームを実行する特殊大当たりゲーム制御手段を有し、
前記時短ゲーム期間抽選手段は、前記第1変動入賞装置により大当たりゲームが行われているときに時短ゲーム期間の抽選を行い、その抽選結果に基づいて、前記大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を前記第1時短ゲーム期間、又は前記第2時短ゲーム期間の何れかに設定する時短ゲーム期間設定手段を有することを特徴とする遊技機。 - 前記大当たりゲーム選定手段は、
前記第1始動領域経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲームとする割合よりも、前記第2変動入賞装置経由で発生した大当たりゲームを第2大当たりゲームとする割合のほうが高くなるように大当たりゲームを調整する大当たりゲーム調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記時短ゲーム期間設定手段は、前記第1変動入賞装置により行われる大当たりゲームの各ラウンドにおいて、前記遊技球検知手段により最初に遊技球が検知されたときに前記時短ゲーム期間の抽選を行い、抽選により前記第2時短ゲーム期間に1度でも当選した場合は、前記大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を前記第2時短ゲーム期間に設定し、前記第2時短ゲーム期間に1度も当選しなかった場合は、前記大当たりゲーム終了後に発生させる時短ゲーム期間を前記第1時短ゲーム期間に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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