JP5365663B2 - 熱硬化性樹脂組成物ならびにそれを用いた成形用材料およびポッティング材 - Google Patents
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Description
また、本発明者は、エポキシ樹脂と、イミダゾールシランと、酸無水物と、シリカとを含有する熱硬化性樹脂組成物は、優れた絶縁破壊特性を有することを知見した。
本発明者は、これらの知見に基づき、本発明を完成させた。
(1)下記式(1)で表される単位を有し、1分子中に少なくとも3個のR′を有し、アルコキシ基を含有しないシリコーン化合物と、
酸無水物と、
シリカと
を含有する熱硬化性樹脂組成物。
(式中、Rは水素原子または1価の炭化水素基を表し、R′はエポキシ基を有する有機基を表す。)
(2)前記シリコーン化合物が下記式(2)で表される上記(1)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(式中、Rは水素原子または1価の炭化水素基を表し、R′はエポキシ基を有する有機基を表し、cは3〜5の整数を表し、dは0〜2の整数を表し、cとdの和は3〜5の整数である。)
(3)前記R′が、エポキシシクロヘキシル基を有する有機基である上記(1)または(2)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(4)前記シリカを、樹脂組成物全体の20〜75質量%含有する上記(1)〜(3)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(5)前記シリカの平均粒径が5〜30μmである上記(1)〜(4)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(6)前記シリカの50質量%以上が粉砕型結晶性シリカである上記(1)〜(5)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(7)更に、エポキシ樹脂を含有する上記(1)〜(6)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(8)前記シリコーン化合物を、前記シリコーン化合物と前記エポキシ樹脂との合計の5質量%以上含む上記(7)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(9)エポキシ樹脂と、イミダゾールシランと、酸無水物と、シリカとを含有する熱硬化性樹脂組成物。
(10)前記イミダゾールシランが、下記式(11)〜(15)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種である上記(9)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(式中、R1は、それぞれ独立に、水素原子、ビニル基または炭素数1〜5のアルキル基であり、R2は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1〜20のアルキル基であり、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基であり、mおよびnは、それぞれ、1〜3の整数であり、kおよびlは、それぞれ、1〜5の整数であり、pは0〜30の整数である。)
(11)前記シリカの含有量が、樹脂組成物全体の20〜75質量%である上記(9)または(10)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(12)前記シリカの平均粒径が5〜30μmである上記(9)〜(11)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(13)前記エポキシ樹脂が、下記式(1)で表される単位を有し、1分子中に少なくとも3個のR′を有し、アルコキシ基を含有しない環状シロキサンであるエポキシシリコーン化合物を含む上記(9)〜(12)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
(式中、Rは水素原子または1価の炭化水素基であり、R′はエポキシ基を有する有機基である。)
(14)前記R′が、エポキシシクロヘキシル基を有する有機基である上記(13)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(15)前記エポキシ樹脂が、前記エポキシシリコーン化合物を5質量%以上含む上記(13)または(14)に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(16)上記(1)〜(15)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物からなる成形用材料。
(17)上記(1)〜(15)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物からなるポッティング材。
本発明の第二態様の熱硬化性樹脂組成物は、絶縁破壊特性に優れる。
本発明の第一態様の熱硬化性樹脂組成物(以下、「第一態様の組成物」ともいう。)は、上記式(1)で表される単位を有し、1分子中に少なくとも3個のR′を有し、アルコキシ基を含有しないシリコーン化合物と、酸無水物と、シリカとを含有するものである。
ここで、「絶縁破壊特性」とは、絶縁材料が電圧に耐え得る能力を意味する。
第一態様の組成物に用いられるシリコーン化合物は、下記式(1)で表される単位を有し、1分子中に少なくとも3個のR′を有し、アルコキシ基を含有しないシリコーン化合物である。特に、作業性に優れる点から、液状のものが好ましい。
Rとしては、メチル基、エチル基、水素原子が好ましく、メチル基がより好ましい。
直鎖構造体としては、下記式(3)で表される直鎖状シリコーン化合物が挙げられる。
各R、R′およびR″は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
上記式(3)で表される化合物の中では、下記式(3′)で表される直鎖状シリコーン化合物が好ましい。
また、上記シリコーン化合物は、市販品を用いることもできる。例えば、X−40−2670(信越化学工業(株)製)が好適に用いられる。
第一態様の組成物は、硬化剤として酸無水物を含有する。硬化剤として酸無水物を用いた場合、絶縁破壊特性に優れる。特に、作業性に優れる点から液状の酸無水物が好ましい。
上記酸無水物は、分子中に酸無水物基を少なくとも1つ有するものであれば特に限定されない。具体的には、例えば、無水フタル酸、無水マレイン酸、メチルハイミック酸無水物、ハイミック酸無水物、無水コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、クロレンド酸無水物、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸、3−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸マレイン酸付加物、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、ドデセニル無水コハク酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エチレングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)、水素化メチルナジック酸無水物、グリセロールビス(アンヒドロトリメリテート)モノアセテート、下記式(6)で表される化合物および下記式(7)で表される化合物等が挙げられる。
上記酸無水物は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第一態様の組成物に用いられるシリカは、特に限定されず、例えば、粉砕型結晶性シリカ、粉砕型および粉砕溶融型アモルファスシリカ、球状のアモルファスシリカ(球状溶融シリカ)、液状封止用の真球状のアモルファスシリカ(液状封止用シリカ)等を用いることができる。中でも、粉砕型結晶性シリカが、絶縁破壊特性を付与する効果が高く、また、汎用シリカとして入手し易い点から好ましい。
一般に、電圧をかけたときに樹脂とフィラー(シリカ等)の界面で絶縁破壊が生じやすいと考えられている。これに対して、粉砕型結晶性シリカは、その表面が角ばっており、樹脂とシリカの界面でのスムーズな絶縁破壊の進行が阻害されるためであると考えられる。
そのため、第一態様の組成物に用いられるシリカのうち、粉砕型結晶性シリカが40質量%以上含まれることが好ましく、50質量%以上がより好ましく、60質量%以上が更に好ましい。
上記粉砕型結晶性シリカは、粉砕型結晶性シリカを、シランカップリング剤等で表面処理したものも含む。
上記シリカは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第一態様の組成物は、更に、エポキシ樹脂を含有するのが好ましい。このエポキシ樹脂としては、特に限定されないが、上記シリコーン化合物は除かれる。特に、液状のエポキシ樹脂が好ましい。
上記エポキシ樹脂としては、具体的には、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ヘキサヒドロビスフェノールA、テトラメチルビスフェノールA、ピロカテコール、レゾルシノール、クレゾールノボラック、テトラブロモビスフェノールA、トリヒドロキシビフェニル、ビスレゾルシノール、ビスフェノールヘキサフルオロアセトン、テトラメチルビスフェノールF、ビキシレノール、ジヒドロキシナフタレン等の多価フェノールとエピクロルヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエーテル型;グリセリン、ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の脂肪族多価アルコールとエピクロルヒドリンとの反応によって得られるポリグリシジルエーテル型;p−オキシ安息香酸、β−オキシナフトエ酸等のヒドロキシカルボン酸とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエーテルエステル型;
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第一態様の組成物は、更に、後述する第二態様の組成物に用いられるイミダゾールシランを含有することが好ましい態様の一つである。
第一態様の組成物は、更に、硬化触媒を含有することが好ましい。
硬化触媒としては、具体的には、例えば、1−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、下記式(9)で表される2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7等の第三級アミン類、トリフェニルホスフィン等のホスフィン類、オクチル酸スズ等の金属化合物、第四級ホスホニウム塩等が挙げられる。中でも触媒作用が強い点から、イミダゾール類および下記式(9)で表される化合物が好ましい。
第一態様の組成物は、必要に応じて、本発明の目的を損わない範囲で、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、顔料(染料)、可塑剤、紫外線吸収剤、難燃剤、溶剤、界面活性剤(レベリング剤を含む)、分散剤、脱水剤、接着付与剤、帯電防止剤等の各種添加剤等を含有することができる。
酸化防止剤としては、具体的には、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)等が挙げられる。
帯電防止剤としては、一般的に、第四級アンモニウム塩;ポリグリコール、エチレンオキサイド誘導体等の親水性化合物等が挙げられる。
本発明の第二態様の熱硬化性樹脂組成物(以下、「第二態様の組成物」ともいう。)は、エポキシ樹脂と、イミダゾールシランと、酸無水物と、シリカとを含有する熱硬化性樹脂組成物である。
第二態様の組成物に用いられるエポキシ樹脂は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物である。特に、作業性に優れる点から、液状のエポキシ樹脂が好適に用いられる。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、上記エポキシシリコーン化合物は、市販品を用いることもできる。例えば、X−40−2670(信越化学工業(株)製)が好適に用いられる。
第二態様の組成物に用いられるイミダゾールシランは、1分子中にイミダゾール基と、アルコキシシリル基とを有する化合物である。具体的には、例えば、下記式(11)〜(15)で表される化合物が好適に用いられる。特に、絶縁破壊特性に優れた組成物が得られる点から、下記式(14)で表される化合物および下記式(15)で表される化合物がより好ましい。これらの化合物が絶縁破壊特性に優れた組成物を与える理由は、ヒドロキシ基を有さないため誘電率が低くなるからであると考えられる。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
R2は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1〜20のアルキル基であり、水素、メチル基、ビニル基が好ましい。
R3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基であり、メチル基、エチル基が好ましい。
m、nは、それぞれ、1〜3の整数であり、2または3が好ましい。
k、lは、それぞれ、1〜5の整数であり、3が好ましい。
pは0〜30の整数であり、0〜10の整数であることが好ましい。
更に、この混合物に下記式(18)で表されるイソシアネートシランを添加し−5〜100℃で反応させると、上記式(11)および(13)の化合物の水酸基と上記イソシアネートシランのイソシアネート基とが反応して上記式(14)および(15)の化合物が得られる。この反応は、反応を穏やかに進行させるために室温下で上記反応混合物中にイソシアネートシランを滴下して行うのが好ましい。上記反応混合物に含まれる式(11)および(13)の化合物と、式(18)で表されるイソシアネートシランとのモル比は、0.8〜1.2が好ましく、0.9〜1.1がより好ましい。
この反応は、特に溶媒を必要とはしないが、クロロホルム、ジオキサン、メタノール、エタノール等の有機溶剤を反応溶媒として用いてもよい。なお、この反応は、水分を嫌うので、水分が混入しないように、乾燥した窒素、アルゴン等の水分を含まない気体の雰囲気下で行うことが好ましい。
第二態様の組成物は、硬化剤として酸無水物を含有する。硬化剤として酸無水物を用いた場合、絶縁破壊特性に優れる。特に、作業性に優れる点から液状の酸無水物が好ましい。上記酸無水物は、上述した第一態様の組成物に用いられる酸無水物と同様である。
第二態様の組成物に用いられるシリカは、上述した第一態様の組成物に用いられるシリカと同様である。
第二態様の組成物は、必要に応じて、更に、硬化触媒を含有することができる。硬化触媒は、上述した第一態様の組成物に用いられる硬化触媒と同様である。
第二態様の組成物は、必要に応じて、本発明の目的を損わない範囲で、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、顔料(染料)、可塑剤、紫外線吸収剤、難燃剤、溶剤、界面活性剤(レベリング剤を含む)、分散剤、脱水剤、接着付与剤、帯電防止剤等の各種添加剤を含有することができる。これらの各種添加剤は、上述した第一態様の組成物に用いられる添加剤と同様である。
なお、第二態様の組成物は、60℃程度に加温し粘度を下げて使用することができる。
下記第1表の各成分を、第1表に示す組成(質量部)で、撹拌機を用いて混合し、第1表に示される各組成物を得た。得られた各組成物を用いて下記の方法により絶縁破壊特性を評価した。なお、第1表中、シリカ量とは、組成物全体に対するシリカの量(質量%)を意味する。
得られた各組成物を、100℃で1時間、更に150℃で2時間硬化させることにより、100×100×1.2mmのシート状の試験体を作成した。得られた各試験体について、JIS C2110−1994に準じ、絶縁破壊試験器(HAT300−100RHO形、日化テクノサービス社製)を用いて、絶縁破壊電圧を測定した。以下、具体的な測定方法を図に従って説明する。
図1は、絶縁破壊電圧の測定装置の概念図である。試験体1をオイルバス3中で、金属製の直径20mmの球状電極7と、金属製の直径25mmの円柱電極9とで挟んで固定した後、オイルバス3内をシリコン油5で満たし、150℃に加熱した。150℃で2分保持後、昇電圧速度2kV/秒で電圧をかけ始め、試験体1が破壊したときの電圧を測定した。このときの電圧を絶縁破壊電圧という。
測定された絶縁破壊電圧を試験体の厚さ(1.2mm)で除した値(絶縁破壊強さ(kV/mm))を第1表に示す。
・シリコーン化合物(下記式(19)で表される化合物):X−40−2670、信越化学工業(株)製
・エポキシ樹脂1(ビスフェノールA型エポキシ樹脂):EP4100E、旭電化工業(株)製
・エポキシ樹脂2(上記式(8)で表される脂環式エポキシ樹脂):セロキサイド2021P、ダイセル化学工業(株)製
・酸無水物1(上記式(6)で表される化合物):MT500TZ、新日本理化(株)製
・酸無水物2(上記式(7)で表される化合物):MTA15、新日本理化(株)製
・硬化触媒1:1−メチルイミダゾール、関東化学(株)製
・硬化触媒2(上記式(9)で表される化合物):2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、関東化学(株)製
・エポキシシラン:KBM403、信越化学工業(株)製
・シリカ1(粉砕型結晶性シリカ):クリスタライトA1、平均粒径12μm、(株)龍森製
・シリカ2(粉砕型結晶性シリカ):クリスタライトAA、平均粒径6μm、(株)龍森製
・シリカ3:上記シリカ1をエポキシシラン(KBM403、信越化学工業(株)製)で表面処理したもの
下記第2表の各成分を、第2表に示す組成(質量部)で、撹拌機を用いて混合し、第2表に示される各組成物を得た。得られた各組成物を用いて上記の方法により絶縁破壊特性を評価した。結果を第2表に示す。
・エポキシ樹脂1(ビスフェノールA型エポキシ樹脂):EP4100E、旭電化工業(株)製、エポキシ当量188
・エポキシ樹脂3(上記式(19)で表される化合物):X−40−2670、信越化学工業(株)製、エポキシ当量200
・酸無水物1(上記式(6)で表される化合物(メチルテトラヒドロ無水フタル酸)):MT500TZ、新日本理化(株)製
・酸無水物3(メチルジナック酸無水物):カヤハードMCD、日本化薬(株)製
・シリカ1(粉砕型結晶性シリカ):クリスタライトA1、平均粒径12μm、(株)龍森製
・イミダゾールシラン1(上記式(1)〜(3)で表される化合物の混合物):IM1000、(株)日鉱マテリアルズ製
・イミダゾールシラン2(上記式(4)および(5)で表される化合物の混合物):IS1000、(株)日鉱マテリアルズ製
・エポキシシラン:KBM403、信越化学工業(株)製
・硬化触媒1:1−メチルイミダゾール、関東化学(株)製
3 オイルバス
5 シリコン油
7 球状電極
9 円柱電極
Claims (10)
- 下記式(2)で表されるシリコーン化合物と、
酸無水物と、
シリカと
を含有する熱硬化性樹脂組成物。
(式中、Rは、それぞれ独立に、1価の炭化水素基を表し、R′はエポキシシクロヘキシル基を有する有機基を表し、cは3〜5の整数を表す。) - 前記シリカを、樹脂組成物全体の20〜75質量%含有する請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記シリカの平均粒径が5〜30μmである請求項1または2に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記シリカの50質量%以上が粉砕型結晶性シリカである請求項1〜3のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 更に、前記シリコーン化合物以外のエポキシ樹脂を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記シリコーン化合物を、前記シリコーン化合物と前記エポキシ樹脂との合計の5質量%以上含む請求項5に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 更に硬化触媒を含有し、前記硬化触媒の量が、前記シリコーン化合物および前記エポキシ樹脂の合計に対して0.01〜10質量%である請求項5または6に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 前記酸無水物は、組成物中のエポキシ基の合計に対して酸無水物基が0.7〜1.0当量となる量で含有される請求項1〜7のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物からなる成形用材料。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物からなるポッティング材。
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