JP5365430B2 - 粉体崩し部材及びこれを用いた粉体排出装置、粉体処理装置 - Google Patents

粉体崩し部材及びこれを用いた粉体排出装置、粉体処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、粉体崩し部材及びこれを用いた粉体排出装置、粉体処理装置に関する。
従来における粉体排出装置としては例えば特許文献1、2が既に提供されている。
特許文献1は、搬送コイルの一部に軸部材を介してトナー崩し部材を吊し、該トナー崩し部材の下部が粉体としてのトナーの滞り部に接するように位置決めした上で、搬送コイルを回転させることでトナー崩し部材に運動を与え、搬送路にトナー崩し部材を摺接、接離させて、搬送路上に堆積したトナーのかたまりをくずすものである。
特許文献2は、粉体としての現像剤戻し機構として、横方向搬送路及び縦方向搬送路が含まれる戻し搬送路と、少なくとも横方向搬送路に沿って往復動する搬送部材を有し、現像剤搬送方向下流側に向かう往動時には横方向搬送路の少なくとも一部に沿って現像剤に対し搬送部材を接触移動させると共に、現像剤搬送方向上流側に向かう復動時には往動時の移動軌跡に対し横方向搬送路の現像剤溜まり部から離間した側に位置する移動軌跡にて搬送部材を移動させる強制搬送機構とを有するものである。
特開平11−149237号公報(発明の実施の形態,図1) 特開2006−276811号公報(発明を実施するための最良の形態,図1)
本発明の技術的課題は、粉体排出路のうち縦方向排出路に貯留する粉体を効果的に崩すことが可能な粉体崩し部材及びこれを用いた粉体排出装置、粉体処理装置を提供しようとするものである。
請求項1に係る発明は、粉体が収容可能に横方向に延びる横方向排出路及びこの横方向排出路に交差するように接続され且つ排出口が下方に位置するように縦方向に延びる縦方向排出路を有し、当該排出口に向かって粉体を排出する粉体排出路と、この粉体排出路のうち横方向排出路に設けられ、当該横方向搬送路に沿って延びる回転軸及び回転することで前記回転軸の軸方向に沿って粉体を搬送する螺旋状の螺旋羽根を有する粉体搬送部材と、を備えた粉体排出装置の一要素として、前記縦方向排出路に設けられて前記縦方向排出路に貯留する粉体を崩す粉体崩し部材であって、粉体排出路の一部に支持される被支持部と、縦方向排出路に沿って設けられ且つ縦方向排出路の粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する方向に対して移動自在に作動する板状の崩し作動部と、前記被支持部及び崩し作動部の間を連結するように設けられ、前記粉体搬送部材の一部に接触して前記粉体搬送部材の回転軸の回転に伴って受動し且つ前記縦方向排出路の粉体排出面に対し前記崩し作動部を接離させる受動連結部と、を備えたことを特徴とする粉体崩し部材である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る粉体崩し部材において、受動連結部は、被支持部と崩し作動部との間で粉体搬送部材の一部周囲を覆うように湾曲状に弾性変形する弾性板にて構成され、粉体搬送部材の一部に掛け渡されることを特徴とする粉体崩し部材である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る粉体崩し部材において、受動連結部は、粉体搬送部材の回転軸が1回転する間に、粉体搬送部材の回転軸周面位置と螺旋羽根外周位置との間で弾性変形する弾性板にて構成され、崩し作動部に対して粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する交差方向に向かう動きを付与することを特徴とする粉体崩し部材である。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る粉体崩し部材において、崩し作動部は、受動連結部としての弾性板の弾性変形に伴って縦方向排出路の粉体排出面に対し非鉛直方向から接離するように叩き動作するものであることを特徴とする粉体崩し部材である。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る粉体崩し部材において、崩し作動部は、板材に孔を開設したものであることを特徴とする粉体崩し部材である。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5いずれかに係る粉体崩し部材において、崩し作動部は、被支持部位置を揺動支点とし、粉体排出方向に交差する交差方向に揺動したときに、縦方向排出路の側壁面に沿う形状を有していることを特徴とする粉体崩し部材である。
請求項7に係る発明は、粉体が収容可能に横方向に延びる横方向排出路及びこの横方向排出路に交差するように接続され且つ排出口が下方に位置するように縦方向に延びる縦方向排出路を有し、当該排出口に向かって粉体を排出する粉体排出路と、この粉体排出路のうち横方向排出路に設けられ、当該横方向搬送路に沿って延びる回転軸及び回転することで前記回転軸の軸方向に沿って粉体を搬送する螺旋状の螺旋羽根を有する粉体搬送部材と、前記粉体排出路のうち縦方向排出路に設けられて前記縦方向排出路に貯留する粉体を崩す粉体崩し部材と、を備え、前記粉体崩し部材は、粉体排出路の一部に支持される被支持部と、縦方向排出路に沿って設けられ且つ縦方向排出路の粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する方向に対して移動自在に作動する板状の崩し作動部と、前記被支持部及び崩し作動部の間を連結するように設けられ、前記粉体搬送部材の一部に接触して前記粉体搬送部材の回転軸の回転に伴って受動し且つ前記縦方向排出路の粉体排出面に対し前記崩し作動部を接離させる受動連結部と、を備えたことを特徴とする粉体排出装置である。
請求項8に係る発明は、粉体にて形成された画像を保持する像保持体と、この像保持体上に残留する粉体を除去する粉体除去部材と、この粉体除去部材にて除去された粉体を排出する請求項7に係る粉体排出装置と、を備えたことを特徴とする粉体処理装置である。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る粉体処理装置において、像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成装置と、この潜像形成装置にて形成された静電潜像を粉体にて画像に可視像化する現像装置と、を備え、前記粉体排出装置は、排出される粉体を現像装置に戻すことを特徴とする粉体処理装置である。
請求項1に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、粉体排出路のうち縦方向排出路に貯留する粉体を効果的に崩すことができる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、粉体搬送部材に対する粉体崩し部材の接触状態を良好に保つことができる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有しない態様に比べて、崩し作動部による粉体崩し効果をより確実に実現することができる。
請求項4に係る発明によれば、縦方向排出路の粉体排出面に堆積する粉体に対し踏み固める事態を有効に回避することができる。
請求項5に係る発明によれば、縦方向搬送路に堆積する粉体の搬送性を良好に保ちながら、粉体の崩し効果を実現することができる。
請求項6に係る発明によれば、縦方向排出路の隅まで堆積した粉体を崩すことができる。
請求項7に係る発明によれば、粉体排出路のうち縦方向排出路に貯留する粉体を効果的に崩すことが可能な粉体排出装置を容易に構築することができる。
請求項8に係る発明によれば、粉体排出装置の粉体排出路のうち縦方向排出路に貯留する粉体を効果的に崩すことが可能な粉体処理装置を容易に構築することができる。
請求項9に係る発明によれば、粉体排出装置の粉体排出路のうち縦方向排出路に貯留する粉体を効果的に崩すことが可能で、かつ、粉体排出装置から排出された粉体を再利用することが可能な粉体処理装置を容易に構築することができる。
(a)は本発明が適用された粉体処理装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)中の粉体崩し部材の概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る粉体処理装置としての画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる作像ユニットの要部を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる粉体排出装置としてのトナー排出装置の要部を示す説明図である。 図4に示すトナー排出装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられるトナー排出装置のトナー崩し部材周りの詳細を示す説明図である。 図6のトナー崩し部材とトナー搬送部材との位置関係を示す説明図である。 (a)はトナー崩し部材の構成を示す説明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図、(c)はトナー崩し部材の受動連結部の寸法設定例を示す説明図である。 (a)はトナー崩し部材のセッティング状態を示す説明図、(b)はトナー崩し部材のストローク状態を示す説明図である。 (a)はトナー崩し部材セッティング状態における受動連結部とトナー搬送部材との相対位置関係を示す説明図、(b)〜(d)はトナー崩し部材ストローク状態1〜3における受動連結部とトナー搬送部材との相対位置関係を示す説明図である。 (a)は実施の形態1に係るトナー崩し部材のセッティング状態を示す説明図、(b)〜(d)は実施の形態1に係るトナー崩し部材のストローク状態1〜3の動作過程を示す説明図である。 (a)は実施の形態1に係るトナー崩し部材を平面的に見たときの動きを模式的に示す説明図、(b)は粉体排出路の縦方向排出路からトナー崩し部材を取り除いた際の不具合を模式的に示す説明図、(c)は(b)中C方向から見た矢視図で、粉体としてのトナーの詰まり挙動過程を示す説明図である。 (a)(b)は実施の形態1に係るトナー排出装置の変形形態を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用された粉体処理装置の実施の形態の概要を示す。
同図において、粉体処理装置は、粉体(例えばトナー)にて形成された画像を保持する像保持体15と、この像保持体15上に残留する粉体を除去する粉体除去部材16と、この粉体除去部材16にて除去された粉体を排出する粉体排出装置10とを備えたものである。
特に、粉体処理装置としての好ましい態様としては、像保持体15上に静電潜像を形成する潜像形成装置(図示せず)と、この潜像形成装置にて形成された静電潜像を粉体(例えばトナー)にて画像に可視像化する現像装置17とを備え、前記粉体排出装置10は排出される粉体(例えばトナー)を現像装置17に戻すものが挙げられる。本態様は、粉体(例えばトナー)を再利用する上で有効である。
また、本実施の形態において、粉体排出装置10は、図1(a)(b)に示すように、粉体が収容可能に横方向に延びる横方向排出路11a及びこの横方向排出路11aに交差するように接続され且つ排出口が下方に位置するように縦方向に延びる縦方向排出路11bを有し、排出口に向かって粉体を排出する粉体排出路11と、この粉体排出路11のうち横方向排出路11aに設けられ、横方向搬送路11aに沿って延びる回転軸12a及び回転することで前記回転軸12aの軸方向に沿って粉体を搬送する螺旋状の螺旋羽根12bを有する粉体搬送部材12と、前記粉体排出路11のうち縦方向排出路11bに設けられて前記縦方向排出路11bに貯留する粉体を崩す粉体崩し部材1とを備えたものである。
このように、本実施の形態で用いられる粉体崩し部材1は、前記粉体排出路11(横方向排出路11a,縦方向排出路11b)と前記粉体搬送部材12とを備えた粉体排出装置10の一要素として、前記縦方向排出路11bに設けられて前記縦方向排出路11bに貯留する粉体を崩す機能部材であって、粉体排出路11の一部に支持される被支持部2と、縦方向排出路11bに沿って設けられ且つ縦方向排出路11bの粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する方向に対して移動自在に作動する板状の崩し作動部3と、前記被支持部2及び崩し作動部3の間を連結するように設けられ、前記粉体搬送部材12の一部に掛け渡されて前記粉体搬送部材12の回転軸12aの回転に伴って受動し且つ前記縦方向排出路11bの粉体排出面に対し前記崩し作動部3を接離させる受動連結部4とを備えたものである。
このような技術的手段において、粉体とは粉体処理装置が粉体を利用した画像形成装置である場合には例えばトナーを意味するものであるが、これ以外のものをも広く含む。
粉体排出装置10としては、粉体排出路11が縦方向排出路11bと横方向排出路11aとを有し、横方向排出路11aに粉体搬送部材12(回転軸12a+螺旋羽根12b)を備えた態様を前提とする。
また、縦方向排出路11bとしては主として傾斜面を有するものを想定するが、例えば鉛直方向に延びるものも含む。また、横方向排出路11aも水平配置されたものに限られるものではなく、斜め方向に傾斜したものをも含む。
ここで、縦方向排出路11bとしては主として傾斜の程度が鉛直に近いものが代表的であるが、傾斜の程度が鉛直に近くない態様であっても、粉体を自重落下させるように使用する場合には縦方向排出路11bとして機能する。また、横方向排出路11aについては水平又は水平に近いものが代表的であるが、水平に近くない態様でも、内部に粉体搬送部材12を収容する場合には横方向排出路11aとして機能するものである。
更に、粉体搬送部材12については、粉体を搬送するものであれば適宜選定して差し支えないが、代表的には、回転軸12aの周囲に螺旋状の螺旋羽根12bを設けた態様が採用されている。
また、粉体崩し部材1としては、主として縦方向排出路11bでの貯留粉体を崩すものが採用される。
ここで、被支持部2としては、両面テープで固定する態様の他、支持凹部に被支持片を引っ掛けるようにする等適宜選定してよい。
また、崩し作動部3としては、板状部材で粉体排出方向及びこれに交差する交差方向に移動自在に作動することを要する。これは、貯留粉体を崩す上で必要な動作として粉体排出方向の動きに加えて、交差方向の動きを考慮したものである。
更に、受動連結部4としては、粉体搬送部材12の回転軸12aの回転に伴って受動し且つ崩し作動部3に対して接離する動作を与えるものであれば適宜選定して差し支えない。この場合、崩し作動部3は接離動作に伴って動きの自由度がある粉体排出方向、その交差方向にも動く作用を奏するものであればよい。ここでいう交差方向の動きには、崩し作動部3が交差方向に沿って位置的に変位する態様は勿論であるが、これに限られるものではなく、例えば交差方向に沿ってシーソー状に繰り返し変位する態様も含む。
また、受動連結部4は、粉体搬送部材12の回転軸12aの回転に伴って受動する(他から働きかけを受ける)ものであればよく、代表的には粉体搬送部材12の回転軸12aと螺旋羽根12bとの間の径変化を利用する態様が一般的であるが、これに限られるものではなく、回転軸12aの一部に螺旋羽根12bとは別にカム部材を固着し、このカム部材周面との接触により受動するようにしてもよいことは勿論である。
次に、粉体崩し部材1の代表的態様若しくは好ましい態様について説明する。
先ず、受動連結部4の代表的態様として、粉体搬送部材12との接触性を良好に保つという観点からすれば、被支持部2と崩し作動部3との間で粉体搬送部材12の一部周囲を覆うように湾曲状に弾性変形する弾性板にて構成され、粉体搬送部材12の一部に掛け渡される態様が挙げられる。
また、受動連結部4の好ましい態様としては、粉体搬送部材12の回転軸12aが1回転する間に、粉体搬送部材12の回転軸12a周面位置と螺旋羽根12b外周位置との間で弾性変形する弾性板にて構成され、崩し作動部3に対して粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する交差方向に向かう動きを付与するものが挙げられる。ここで、受動連結部4としての弾性板は、回転軸12a周面位置と螺旋羽根12b外周位置との間で弾性変形するものであるが、セッティング状態で、受動連結部4が粉体搬送部材12の回転軸12aだけに接触するように配置することが必要である。
また、崩し作動部3の好ましい態様としては、堆積粉体を踏み固める事態を有効に回避するという観点からすれば、受動連結部4としての弾性板の弾性変形に伴って縦方向排出路11bの粉体排出面に対し非鉛直方向から接離するように叩き動作するものである。
更に、崩し作動部3の他の好ましい態様としては、堆積粉体の搬送性と崩し効果とを両立させるという観点からすれば、板材に孔を開設したものが挙げられる。
更にまた、崩し作動部の別の好ましい態様としては、縦方向搬送路11aの隅に堆積する粉体を有効に崩すという観点からすれば、被支持部2位置を揺動支点とし、粉体排出方向に交差する交差方向に揺動したときに、縦方向排出路11bの側壁面に沿う形状を有している態様が挙げられる。
次に、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された粉体処理装置の一例である画像形成装置の実施の形態1の全体構成を示す。ここでは、装置内部をフロント側(手前側)から眺めた状態を示している。
−画像形成装置全体構成−
同図において、画像形成装置は、装置筐体20内に例えば電子写真方式の作像エンジン21を搭載し、装置筐体20内の作像エンジン21の下方に所定数の(例えば四つ)の記録媒体としての用紙が供給可能な用紙供給装置22(22a〜22d)を配設すると共に、装置筐体20の頂部には記録済みの用紙が収容可能な用紙排出受け27を設け、装置筐体20内の側面側(図2では左側に相当)に各用紙供給装置22から送出された用紙Sを作像エンジン21、用紙排出受け27へと導く用紙搬送路23を略鉛直方向に設けたものである。
本実施の形態において、作像エンジン21は、静電潜像が保持可能な感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を帯電する例えば帯電ロール等の帯電装置32と、帯電された感光体ドラム31上に静電潜像を書き込む例えばレーザ走査装置等の露光装置33と、感光体ドラム31上の静電潜像を粉体としてのトナーにて現像する現像装置34と、感光体ドラム31上のトナー像を用紙Sに転写させる例えば転写ロールを用いた転写装置35と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去するトナー除去装置36と、このトナー除去装置36にて除去されたトナーを排出するトナー排出装置60とを備えている。
尚、本実施の形態では、現像装置34は二成分現像方式を採用しており、補給用のトナーが収容されるトナーカートリッジ37から供給経路38を介してトナーが供給可能になっている。
また、用紙搬送路23の感光体ドラム31の上流側には用紙Sを位置決め搬送するための位置決めロール24が設けられ、また、用紙搬送路23の感光体ドラム31の下流側には定着装置25が配設されると共に、用紙排出受け27の直前には排出ロール26が設けられる。
そして、本実施の形態では、装置筐体20には用紙の両面記録を可能とする両面ユニット28が設けられている。
また、本実施の形態では、作像エンジン21は、図3及び図4に示すように、感光体ドラム31、帯電装置32、現像装置34、トナー除去装置36及びトナー排出装置60がプロセスカートリッジ30として一体化されている。
ここで、図3は図2のプロセスカートリッジ30を前面側から見た要部を示し、また、図4はプロセスカートリッジ30を背面側から見た矢視図を示す。
特に、本実施の形態では、プロセスカートリッジ30は、図4に示すように、トナー除去装置36と現像装置34との間にトナー排出装置60を介在させる構成を採用しており、トナー除去装置36で回収したトナーを現像装置34に戻して再使用するようになっている。
−現像装置−
現像装置34は、図3に示すように、トナー除去装置36の下方に設けられており、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤が収容され且つ感光体ドラム31側が開口する現像剤収容器41を有し、この現像剤収容器41の開口に面した部位に現像ロール42を回転自在に配設すると共に、現像剤収容器41内には現像ロール42の軸方向に沿って一対の撹拌搬送部材43,44を配設し、この一対の撹拌搬送部材43,44間に仕切り板45を設けると共に、この仕切り板45の長手方向両端近傍に夫々図示外の通孔を設け、現像剤が循環搬送可能な現像剤循環経路48を構成するようにしたものである。尚、符号49は現像ロール42上の現像剤層を規制する層規制部材である。
ここで、現像ロール42側に位置する撹拌搬送部材43は主として現像ロール42に現像剤を供給するための供給部材として機能するものであり、一方、現像ロール42から離間した側の撹拌搬送部材44は主として現像剤を撹拌するための撹拌部材として機能するものである。そして、これらの撹拌搬送部材43,44はギア列等で構成される図示外の駆動伝達機構を介して図示外の駆動モータからの駆動力が駆動伝達されるようになっている。
更に、本実施の形態では、現像剤収容器41のうち撹拌搬送部材44の上流端近傍にはトナー供給口39が開設されており、このトナー供給口39にはトナーカートリッジ37につながる供給経路38が接続されている。そして、現像剤収容器41のうち撹拌搬送部材43の下流端近傍には再使用トナー供給口50が開設されている。
−トナー除去装置−
トナー除去装置36は、図3及び図4に示すように、感光体ドラム31の斜め上方に設けられて感光体ドラム31側が開口する回収容器51を有し、この回収容器51の開口縁には感光体ドラム31に当接する残留トナー除去用のクリーニング部材(例えば板状ブレードやブラシ)52を設け、回収容器51のうちクリーニング部材52に対向する部位にトナー回収スペースを確保したものである。
―トナー排出装置―
特に、本実施の形態では、トナー排出装置60は、図4及び図5に示すように、前記トナー除去装置36と一体的に設けられており、トナー除去装置36の回収容器51に回収されたトナーをトナー除去装置36から排出し、本例では、前記排出トナーを現像装置34側に戻すようにしたものである。
<トナー排出路>
このようなトナー排出装置60は、トナー除去装置36の回収容器51のトナー回収スペースに回収したトナーを排出するためのトナー排出路61を有している。
本実施の形態では、トナー排出路61は、図4及び図5に示すように、回収容器51の長手方向(感光体ドラム31の軸方向に相当)に延びるトナー回収スペースを含み、更に、このトナー回出スペースに隣接して回収容器51の長手方向の一方側に向かって横方向に延びる横方向排出路62と、回収容器51の長手方向一方側にて前記横方向排出路62と交差するように縦方向に延びる縦方向排出路63とを有している。
本例では、横方向排出路62は感光体ドラム31の軸方向に沿って水平且つ直線的に設けられている。
一方、縦方向排出路63は、横方向排出路62の長手方向一端部にてつながっており、例えば鉛直方向に対して所定角度傾斜する傾斜排出路63aと、この傾斜排出路63aの下端に位置する開口64から鉛直方向に延びる鉛直排出路63bとを有し、前記鉛直排出路63bの下端に位置する排出口65を前記現像装置34の再使用トナー供給口50に接続したものである。ここで、傾斜排出路63aの鉛直方向に対する傾斜角度θは適宜選定して差し支えないが、本例では、排出トナーが落下し易いように45度未満に設定されている。
尚、本例では、横方向排出路62は水平且つ直線的に設けられているが、これに限られるものではなく、水平に対して所定の傾斜角度を持って傾斜配置されてもよいし、また、適宜屈曲又は湾曲して設けるようにしてもよい。一方、縦方向排出路63は、傾斜排出路63aのほかに鉛直排出路63bを別個に設けた態様であるが、これに限られるものではなく、傾斜排出路63aだけで構成してもよいし、あるいは、鉛直排出路63bだけで構成してもよい。
<トナー搬送部材>
また、トナー排出路61のうち横方向排出路62にはトナー搬送部材70が配設されている。このトナー搬送部材70は、例えばABS樹脂にて一体的に構成されるもので、横方向排出路62の長手方向両端部に設置された軸受部材75に回転自在に支持される回転軸71と、この回転軸71の軸方向に沿って回収トナーを搬送するように前記回転軸の周囲に螺旋状に形成される螺旋羽根72とを有し、図示外の駆動伝達機構を介して回転軸71を予め決められた方向に回転させることで螺旋羽根72の回転挙動によって横方向排出路62に回出されたトナーを縦方向排出路63側に向けて搬送するものである。
本例で用いられるトナー搬送部材70としては、図5に示すように、回転軸71の直径をd、螺旋羽根72のピッチをp、その外径をhとすれば、単位時間当たりのトナー搬送量に応じて適宜選定して差し支えなく、一例としてd=4mm、p=15mm、h=8mmに選定されている。
<トナー崩し部材>
また、本例では、図6及び図7に示すように、トナー排出路61のうち縦方向排出路63の傾斜排出路63aに対応した部位にはトナー崩し部材80が配設されている。
このトナー崩し部材80は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にて薄い厚さ(例えば1mm)の弾性板材を用いて一体成形されたものであり、例えば図8(a)(b)に示すように、例えば横方向排出路62のうち縦方向排出路63との交差部に対応した内壁に固定される被支持部81と、前記傾斜排出路63aのトナー排出面に略対応した大きさの略矩形状の板片にて構成され且つトナー排出方向及びこれに交差する交差方向に移動自在に作動する崩し作動部82と、前記被支持部81と前記崩し作動部82とを連結し、前記トナー搬送部材70の一部に掛け渡されることによりトナー搬送部材70の回転に伴って受動し且つ前記傾斜排出路63aのトナー排面面に対して前記崩し部材82を接離される受動連結部83とを有している。
そして、本例では、被支持部81は、図6、図7及び図8(a)(b)に示すように、横方向排出路62の長手方向に沿って延びる矩形状の支持板片811を有し、この支持板片811に両面貼付材(所謂両面テープ)812を設け、この両面貼付材812を介して支持板片811を横方向排出路62の内壁に支持されるようになっている。
また、崩し作動部82は略矩形状の崩し板片821を有しているが、この崩し板片821のトナー排出方向に交差する幅方向寸法wは傾斜排出路63aのトナー排出面の幅寸法よりも小さく設定され、また、被支持部81から離間した先端側の一方の角部に切欠テーパ部822を形成したものである。特に、本例では、崩し板片821の幅方向の一側縁部は傾斜排出路63aの側壁に接近配置されているが、崩し板片821の幅方向の他側縁部(切欠テーパ部822を有する側縁部)は傾斜排出路63aの側壁から少し離間配置されており、崩し作動部82が被支持部81を支点として揺動したときに、崩し板片821の切欠テーパ部822が傾斜排出路63aの側壁に接触配置するようになっている。
更に、本実施の形態では、崩し板片821にはトナー排出方向に沿って複数列(本例では3列)の孔823を有しており、崩し板片821が傾斜排出路63aのトナー排出面に堆積したトナーに接触したときに、堆積トナーの一部が前記孔823を通じて崩し板片821の裏面側に移動可能としたものである。
更に、受動連結部83は被支持部81と崩し作動部82とを連結するものであるが、被支持部81、崩し作動部82の幅方向の一方側に片寄った部位に設けられ、被支持府81及び崩し作動部82の幅方向寸法よりも狭い寸法wで且つトナー搬送部材70の回転方向に延びる連結板片831を有している。
ここで、連結板片831が被支持部81、崩し作動部82の幅方向の一方側に片寄った部位に設けられているのは、トナー搬送部材70の軸受部材75近傍には螺旋羽根72が形成されておらず、回転軸71と螺旋羽根72との間で接触状態を維持するようにするためである。
特に、本実施の形態では、連結板片831は、トナー搬送部材70の一部周囲に掛け渡された状態で設けられるが、崩し作動部82の作動量を大きく確保する上で、トナー搬送部材70の回転軸71部分だけに接触するようにセッティングされる。
具体的には、連結板片831の幅方向寸法wは、図8(a)(c)に示すように、トナー搬送部材70の回転軸71部分だけに接触するように螺旋羽根72のピッチpに比べて十分に短く設定されている。一例としては、p=15mmに対しw=4mmが選定される。
また、連結板片831によるトナー搬送部材70への掛け渡し長αは、図8(c)及び図9(a)に示すように、連結板片831がトナー搬送部材70の回転軸71だけに接触するように調整される。
尚、本例では、受動連結部83は連結板片831がトナー搬送部材70の回転軸71と螺旋羽根72との間で接触移動する態様であるが、これに限られず、螺旋羽根72の途中から最大外径までの間で移動するように、連結板片831の寸法設定をするようにしても差し支えない。
―トナー排出装置の作動―
次に、トナー崩し部材80を中心に、トナー排出装置の作動について説明する。
今、図4〜図7に示すように、トナー除去装置36のクリーニング部材52が感光体ドラム31上に残留したトナーを除去すると、感光体ドラム31表面が清掃されると共に、トナー除去装置36の回収容器51に残留トナーが回収される。
この状態において、トナー排出装置60は、図示外の駆動伝達系からの駆動力によってトナー搬送部材70を駆動し、このトナー搬送部材70によってトナー排出路61のうち横方向排出路62に堆積したトナーを縦方向排出路63に向けて搬送する。
そして、横方向排出路62中を搬送されてきたトナーは、縦方向排出路63の傾斜排出路63aに到達した段階で自重により落下し、傾斜排出路63aのトナー排出面へと移動する。
この状態において、仮に、トナー崩し部材80がないとすれば、傾斜排出路63aのトナー排出面にトナーが堆積して詰まってしまう懸念が生ずる。
しかしながら、本実施の形態では、トナー崩し部材80は、図9(a)に示すようなセッティング状態から、トナー搬送部材70の回転に伴って、図9(b)に示すようなストローク状態に可動される。
具体的には、トナー崩し部材80の受動連結部83がトナー搬送部材70の回転軸71の回転に伴って、被支持部81を支点として回転軸71と螺旋羽根72との間で弾性変形し、これに伴って、図9(b)に実線と点線とで示すように、崩し作動部82が傾斜排出路63aのトナー排出面上の堆積トナーに対して接離する。
このとき、トナー崩し部材80の受動連結部83は、図10(a)〜(d)に示すように、トナー搬送部材70の回転軸71が1回転するうちに、回転軸71のみに接触する中立位置(図10(a)参照)から、回転軸71位置から螺旋羽根72の最大外径位置に向かう位置へ移動して図10(b)に示す図中右方向に揺動(スイング)した後、螺旋羽根72の最大外径位置に至って図10(c)に示す図中中立位置に戻り、更に、螺旋羽根72の最大外径位置から回転軸71位置へ向かう位置に移動して図10(d)に示す図中左方向に揺動(スイング)した後に、図10(a)の中立位置へと戻る。
この状態において、トナー崩し部材80の動きを平面的に捉えると、図11(a)〜(d)に示すように挙動する。ここで、図11(a)〜(d)は図10(a)〜(d)に示す状態に相当する。この結果、図12(a)に示すように、崩し作動部82は、傾斜排出路63aのトナー排出面への接離に伴って傾斜排出路63aのトナー排出方向mに沿って移動し(図9(b)の実線、点線参照)、また、図10(a)〜(d)に示す受動連結部83のスイングに伴ってトナー排出方向mに交差する交差方向(幅方向)nに揺動(スイング)しようとする。
但し、本例では、崩し作動部82の幅方向一側縁部が傾斜排出路63aの側壁に沿ってセッティング配置されることから、図11(b)に示すように、そちら方向への揺動に対しては前記傾斜排出路63aの側壁でせき止められてしまい、崩し作動部82はほとんど揺動しない。これに対し、崩し作動部82の幅方向他側縁部は傾斜排出路63aの側壁と離間しているため、図11(d)に示すように、そちら方向へは被支持部81を支点として揺動し、最大揺動時には崩し作動部82の切欠テーパ部822が傾斜排出路63aの側壁に沿った位置に移動する。
このように、崩し作動部82は、図9(b)、図12(a)に示すように、傾斜排出路63aのトナー排出面上の堆積トナーに対し、トナー排出方向m及びそれに交差する方向nに移動するため、傾斜排出路63aのトナー排出面上の堆積トナーは前後左右にかき乱された状態で崩される。
特に、本実施の形態では、崩し作動部82の切欠テーパ部822は傾斜排出路63aの隅の領域まで当たることから、隅の領域に堆積したトナーも有効に崩される。
更に、本実施の形態では、崩し作動部82の孔823は、崩し作動部82が傾斜排出路63aのトナー排出面に接触したときに、前記トナー排出面に堆積しているトナーを逃がす作用を奏することから、崩し作動部82の接離に伴って傾斜排出路63aのトナー排出面に堆積するトナーを不必要に固めてしまうことはない。
このように、本実施の形態では、傾斜排出路63aのトナー排出面に堆積するトナーは有効に崩されることから、縦方向排出路63の鉛直排出路63b側へと移動し、現像装置34へと戻される。
この点、本例のトナー崩し部材80を使用しない場合には、例えば図12(b)(c)のSに示すように、縦方向排出路63の傾斜排出路63aに堆積トナーTが進行していくと、傾斜排出路63aが堆積トナーTで塞がってしまう。すると、図12(c)のSに示すように、行き場を失ったトナーがトナー搬送部材70の下流端にて詰まってしまい、ついには、図12(c)のSに示すように、詰め込まれたトナーとトナー搬送部材70との間の摩擦熱がトナーの溶解点を超え、トナーの詰まり(ブロッキング)現象に至る懸念があるが、本実施の形態によれば、このような懸念は生じない。
◎変形形態
本実施の形態では、トナー崩し部材80の被支持部81は両面貼付材812を使用したが、これに限られるものではなく、例えば図13(a)に示すように、回収容器51の一部に支持凹部76を設け、この支持凹部76に支持板片811を引っ掛けるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、トナー搬送部材70の回転軸71と螺旋羽根72とにトナー崩し部材80の受動連結部83を接触配置するようにしているが、これに限られるものではなく、例えば図13(b)に示すように、トナー搬送部材70の回転軸71に螺旋羽根72とは別にカム部材77を設け、このカム部材77に崩し部材80の受動連結部83を接触配置するようにしてもよい。
1…粉体崩し部材,2…被支持部,3…崩し作動部,4…受動連結部,10…粉体排出装置,11…粉体排出路,11a…横方向排出路,11a…縦方向排出路,12…粉体搬送部材,12a…回転軸,12b…螺旋羽根,15…像保持体,16…粉体除去部材,17…現像装置

Claims (9)

  1. 粉体が収容可能に横方向に延びる横方向排出路及びこの横方向排出路に交差するように接続され且つ排出口が下方に位置するように縦方向に延びる縦方向排出路を有し、当該排出口に向かって粉体を排出する粉体排出路と、この粉体排出路のうち横方向排出路に設けられ、当該横方向搬送路に沿って延びる回転軸及び回転することで前記回転軸の軸方向に沿って粉体を搬送する螺旋状の螺旋羽根を有する粉体搬送部材と、を備えた粉体排出装置の一要素として、前記縦方向排出路に設けられて前記縦方向排出路に貯留する粉体を崩す粉体崩し部材であって、
    粉体排出路の一部に支持される被支持部と、
    縦方向排出路に沿って設けられ且つ縦方向排出路の粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する方向に対して移動自在に作動する板状の崩し作動部と、
    前記被支持部及び崩し作動部の間を連結するように設けられ、前記粉体搬送部材の一部に接触して前記粉体搬送部材の回転軸の回転に伴って受動し且つ前記縦方向排出路の粉体排出面に対し前記崩し作動部を接離させる受動連結部と、を備えたことを特徴とする粉体崩し部材。
  2. 請求項1記載の粉体崩し部材において、
    受動連結部は、被支持部と崩し作動部との間で粉体搬送部材の一部周囲を覆うように湾曲状に弾性変形する弾性板にて構成され、粉体搬送部材の一部に掛け渡されることを特徴とする粉体崩し部材。
  3. 請求項1又は2記載の粉体崩し部材において、
    受動連結部は、粉体搬送部材の回転軸が1回転する間に、粉体搬送部材の回転軸周面位置と螺旋羽根外周位置との間で弾性変形する弾性板にて構成され、崩し作動部に対して粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する交差方向に向かう動きを付与することを特徴とする粉体崩し部材。
  4. 請求項2又は3記載の粉体崩し部材において、
    崩し作動部は、受動連結部としての弾性板の弾性変形に伴って縦方向排出路の粉体排出面に対し非鉛直方向から接離するように叩き動作するものであることを特徴とする粉体崩し部材。
  5. 請求項1ないし4いずれかに記載の粉体崩し部材において、
    崩し作動部は、板材に孔を開設したものであることを特徴とする粉体崩し部材。
  6. 請求項1ないし5いずれかに記載の粉体崩し部材において、
    崩し作動部は、被支持部位置を揺動支点とし、粉体排出方向に交差する交差方向に揺動したときに、縦方向排出路の側壁面に沿う形状を有していることを特徴とする粉体崩し部材。
  7. 粉体が収容可能に横方向に延びる横方向排出路及びこの横方向排出路に交差するように接続され且つ排出口が下方に位置するように縦方向に延びる縦方向排出路を有し、当該排出口に向かって粉体を排出する粉体排出路と、
    この粉体排出路のうち横方向排出路に設けられ、当該横方向搬送路に沿って延びる回転軸及び回転することで前記回転軸の軸方向に沿って粉体を搬送する螺旋状の螺旋羽根を有する粉体搬送部材と、
    前記粉体排出路のうち縦方向排出路に設けられて前記縦方向排出路に貯留する粉体を崩す粉体崩し部材と、を備え、
    前記粉体崩し部材は、
    粉体排出路の一部に支持される被支持部と、
    縦方向排出路に沿って設けられ且つ縦方向排出路の粉体排出方向及び粉体排出方向に交差する方向に対して移動自在に作動する板状の崩し作動部と、
    前記被支持部及び崩し作動部の間を連結するように設けられ、前記粉体搬送部材の一部に接触して前記粉体搬送部材の回転軸の回転に伴って受動し且つ前記縦方向排出路の粉体排出面に対し前記崩し作動部を接離させる受動連結部と、を備えたことを特徴とする粉体排出装置。
  8. 粉体にて形成された画像を保持する像保持体と、
    この像保持体上に残留する粉体を除去する粉体除去部材と、
    この粉体除去部材にて除去された粉体を排出する請求項7記載の粉体排出装置と、を備えたことを特徴とする粉体処理装置。
  9. 請求項8記載の粉体処理装置において、
    像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成装置と、
    この潜像形成装置にて形成された静電潜像を粉体にて画像に可視像化する現像装置と、を備え、
    前記粉体排出装置は、排出される粉体を現像装置に戻すことを特徴とする粉体処理装置。
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