JP2005202234A - 現像装置・プロセスカートリッジ・画像形成装置 - Google Patents

現像装置・プロセスカートリッジ・画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 トナーブロッキングによる悪影響を防止でき、画質向上に寄与できる現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ、画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像装置35は、現像剤収容部16と、トナー収容部19を有し、トナー収容部19からトナー補給口20を介して供給されたトナーは2成分現像剤22と混ざり、現像スリーブ15により搬送されて感光体ドラム1に供給される。トナー収容部19にはアジテータ21が設けられており、該アジテータ21にはトナーブロッキング防止部材25が一体的に設けられている。トナー補給口20の部位にはトナーブロッキング防止部材25よりも大きい弾性を有するトナーブロッキングほぐし部材26が設けられており、トナーブロッキングほぐし部材26はトナーブロッキング防止部材25に当接して揺動する。これによりトナー補給口20の部位におけるトナーのブロッキングが崩れる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等の画像形成装置、該画像形成装置に用いられる現像装置、プロセスカートリッジに関する。
電子写真法は、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段により像坦持体上に電気的潜像(静電潜像)を形成し、次いで該潜像をトナ−により現像し、必要に応じて紙などの記録媒体にトナ−を転写した後、加熱あるいは溶剤蒸気などにより定着し、コピ−画像あるいはプリント画像を得るものである。
感光体などの像坦持体上に形成された静電潜像を現像する手段としては、液体現像剤を用いる方法(湿式現像法)と、結着樹脂中に着色剤を分散させたトナ−あるいはこのトナ−をキャリアと混合した1成分型又は2成分型乾式現像剤を用いる方法(乾式現像法)とがある。これらの方法にはそれぞれ長所、短所があるが、現在では乾式現像法が多く利用されている。
これらの方法の中で2成分現像方法は、1成分現像方法に比べて、比較的高速化、高寿命化が可能であることから、中速から高速の複写機やプリンタを中心に広く普及している。
トナーとキャリアを用いた2成分現像剤を用いて現像を行う現像装置において、トナー濃度検知手段を必要とせず、現像剤の動きによってその現像剤中にトナーを取り込む方式のものが知られている。例えば、特開2000−227712号公報には、現像剤担持体の周囲の2箇所に規制部材を設け、トナー濃度を自己制御する現像装置が記載されている。規制部材により掻き落とされた現像剤は現像剤収容部に収容され、該現像剤収容部にトナー補給口を介して連接されたトナー収容部からアジテータを回転駆動してトナーを補給するようになっている。
トナー濃度を自己制御する2成分現像方式では、トナー濃度検知センサやトナー供給制御装置等が不要となるため、低コスト、現像装置の小型化を実現できる。
特開2001−66897号公報 特開2001−56609号公報 特開2000−305362号公報 特開2000−284584号公報 特開2000−250308号公報 特開2000−227712号公報 特開2001−109202号公報 特開2001−117338号公報
しかしながら、トナー濃度を自己制御する2成分現像方式では、強制的なトナー供給制御が行えない構造上、トナー濃度制御は規制部材と現像剤担持体間のギャップや、現像剤収容部に設けられる現像剤搬送体と現像剤担持体間のギャップ、並びに現像剤担持体の磁界発生手段の磁束密度や、現像剤担持体のピーク磁束密度、半値幅の位置(角度)等に依存する。
また、規制部材の規制ギャップの組み付け偏差、製造上の部品精度の公差や現像剤担持体の磁界発生手段の磁束密度分布偏差等により現像剤規制量に偏差が生じて現像剤が現像剤担持体の軸長手方向に対し偏りが生じる。このため、現像剤は端部に寄り、それにより現像剤量が増えた端部ではトナー供給不良が生じ、その部分において画像濃度低下を引き起こしていた。
また、トナー濃度を自己制御する2成分現像方式では、小型化が可能であるため、主に小型プリンタに採用されている。小型プリンタでは机上に置かれることが多く、床に設置する大型プリンタに比べ、装置が傾いた状態で使用されやすい。装置の傾きにより現像剤が端部に寄ることで、端部では画像濃度低下や地肌汚れを引き起こす。
そのため、この方式においては高い部品精度、組み付け精度が要求されると共に、装置が水平状態で使用されることが必須要件となっていた。これらが満たされない場合には、画像濃度ムラ、地肌汚れ等の異常画像等を引き起こしていた。
また、トナー濃度を自己制御する2成分現像方式では、トナー収容部から現像剤担持体の存在する現像剤収容部へトナーの消費に拘わらずトナーが供給され続ける。トナーの消費が少ない低面積画像の場合、現像剤担持体側のトナーが飽和状態となり、トナー補給口でトナーが軽いブロッキング状態となる。ブロッキング状態が生じると、画像濃度低下や地肌汚れが顕著となっていた。
本発明は、トナーブロッキングによる悪影響を防止でき、画質向上に寄与できる現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ、画像形成装置の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、内部に磁界発生手段を有しトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される現像剤の量を規制する規制部材と、該規制部材により掻き落とされた現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部にトナー補給口を介して隣接し上記現像剤担持体にトナーを供給するトナー収容部とを備え、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度の変化により、現像剤とトナーとの接触状態を変化させて、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を変化させる現像装置において、上記現像剤とトナーとの接触領域に振動を与え、トナーのブロッキングを防止するトナーブロッキング防止部材を有していることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の現像装置において、上記トナー補給口の部位に設けられ上記トナーブロッキング防止部材により揺動するトナーブロッキングほぐし部材を有していることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の現像装置において、上記トナーブロッキングほぐし部材は、上記トナーブロッキング防止部材よりも弾性の大きい材料で形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1乃至3のうちの何れか1つに記載の現像装置において、上記現像剤収容部は、上記規制部材よりも上記現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側に配設された第2規制部材を有し、該第2規制部材は、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度が上昇し、現像剤の層厚が増加した場合に現像剤の増加分の通過を規制すべく、上記現像剤担持体との間隙が設定されており、上記規制部材と第2規制部材の間には現像剤を搬送並びに攪拌する現像剤攪拌部材を有し、トナーブロッキング防止部材は第2規制部材近傍の現像剤とトナーとの接触領域に振動を与えることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、現像装置を一体に有し、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、上記現像装置が、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の現像装置であることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、像担持体上に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として可視像化する画像形成装置において、上記現像装置が、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の現像装置であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、内部に磁界発生手段を有しトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される現像剤の量を規制する規制部材と、該規制部材により掻き落とされた現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部にトナー補給口を介して隣接し上記現像剤担持体にトナーを供給するトナー収容部とを備え、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度の変化により、現像剤とトナーとの接触状態を変化させて、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を変化させる現像装置において、上記現像剤とトナーとの接触領域に振動を与え、トナーのブロッキングを防止するトナーブロッキング防止部材を有していることとしたので、現像剤とトナーとの接触領域においてトナーのブロッキングを崩すことができるので、トナー供給不良による現像剤担持体長手方向端部における画像濃度低下を抑制でき、濃度ムラの無い安定した画像を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の現像装置において、上記トナー補給口の部位に設けられ上記トナーブロッキング防止部材により揺動するトナーブロッキングほぐし部材を有していることとしたので、トナーブロッキングの崩し機能を高めることができ、画像濃度低下抑制機能を一層高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の現像装置において、上記トナーブロッキングほぐし部材は、上記トナーブロッキング防止部材よりも弾性の大きい材料で形成されていることとしたので、トナーブロッキングほぐし部材の揺動機能を高めることができ、よってトナーブロッキングの崩し機能を高めることができる。また、トナーブロッキングほぐし部材の揺動を容易に得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3のうちの何れか1つに記載の現像装置において、上記現像剤収容部は、上記規制部材よりも上記現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側に配設された第2規制部材を有し、該第2規制部材は、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度が上昇し、現像剤の層厚が増加した場合に現像剤の増加分の通過を規制すべく、上記現像剤担持体との間隙が設定されており、上記規制部材と第2規制部材の間には現像剤を搬送並びに攪拌する現像剤攪拌部材を有し、トナーブロッキング防止部材は第2規制部材近傍の現像剤とトナーとの接触領域に振動を与えることとしたので、トナー供給不良による現像剤担持体長手方向端部における画像濃度低下を抑制でき、濃度ムラの無い安定した画像を得ることができる。
請求項5記載の発明によれば、現像装置を一体に有し、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、上記現像装置が、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の現像装置であることとしたので、プロセスカートリッジにおいて、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の効果を得ることができる。
請求項6記載の発明によれば、像担持体上に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として可視像化する画像形成装置において、上記現像装置が、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の現像装置であることとしたので、画像形成装置において、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。
まず、図7に基づいて本実施形態における画像形成装置としてのプリンタの構成の概要を説明する。プリンタ60は、給紙手段36と、レジストローラ対37と、像担持体としての感光体ドラム1と、転写手段38と、定着手段39等を有している。
給紙手段36は、記録媒体としての用紙40が積載状態で収容される給紙トレイ41と、給紙トレイ41に収容された用紙40を最上のものから順に給送する給紙コロ42及び分離部材43等を有している。
給紙コロ42によって送り出された用紙40はレジストローラ対37で一旦停止され、斜めずれを修正された後、感光体ドラム1の回転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム1上に形成されたトナー像の先端と用紙40の搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングでレジストローラ対37により転写部位Nへ送られる。
感光体ドラム1の周りには、矢印で示す回転方向順に、帯電手段としての帯電ローラ44と、光書き込み手段45と、ミラー47と、現像剤担持体としての現像スリーブ15等を備えた現像装置35と、転写手段38と、クリーニングブレード46aを備えたクリーニング手段46等が配置されている。
帯電ローラ44と現像装置35の間において、ミラー47を介して感光体ドラム1上の露光部48にレーザ光Lbが照射され、走査されるようになっている。
プリンタ60における画像形成動作は従来と同様に行われる。すなわち、感光体ドラム1が所定の周速度で回転駆動され始めると、感光体ドラム1の表面(周面)が帯電ローラ44により正又は負の所定電位に均一に帯電され、画像情報に基づいてレーザ光Lbが露光部48に照射、走査されて作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。露光光はスリット光でもよい。この静電潜像は感光体ドラム1の回転により現像装置35へ移動し、ここで現像スリーブ15によりトナーが供給されて可視像化され、トナー像が形成される。
感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで転写部位Nに進入してきた用紙40上に転写手段38による転写バイアス印加により転写される。
像転写によりトナー像を担持した用紙40は感光体ドラム1から分離され、熱源を有する定着ローラ49と、これに圧接する加圧ローラ50を有する定着手段39へ向けて搬送される。定着手段39で熱と圧力により定着された後、図示しない排紙トレイへ排出・スタックされる。転写部位Nで転写されずに感光体ドラム1上に残った残留トナーは、感光体ドラム1の回転に伴ってクリーニング手段46に至り、このクリーニング手段46を通過する間にクリーニングブレード46aにより掻き落とされて清掃される。
その後、感光体ドラム1上の残留電位が図示しない除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
感光体ドラム1、現像装置35、帯電ローラ44及びクリーニング手段46は、プリンタ60の図示しない装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ51に一体に収容されている。
プロセスカートリッジ51としては、感光体ドラム1と現像装置35の他に、帯電ローラ44とクリーニング手段46の何れか一方を一体に収容した構成としてもよい。
図1に示すように、潜像担持体である感光体ドラム1の側方に配設された現像装置35は、支持ケース14、現像剤担持体としての現像スリーブ15、現像剤収容部材16a、現像剤規制部材(規制部材)としての第1規制部材17、第2規制部材23等から主に構成されている。
感光体ドラム1側に開口を有する支持ケース14は、内部にトナー18を収容するトナー収容部としてのトナーホッパ19を形成している。トナーホッパ19の感光体ドラム1側寄りには、トナー18と磁性粒子であるキャリアとからなる2成分現像剤(以下、単に「現像剤」ともいう)22を収容する現像剤収容部16を形成する現像剤収容部材16aが、支持ケース14と一体的に設けられている。
また、現像剤収容部16の下方に位置する支持ケース14には、対向面14bを有する突出部14aが形成されており、現像剤収容部16の下部と対向面14bとの間の空間によって、トナー18を供給するためのトナー補給口(トナー供給開口部又はトナー補給路)20が形成されている。
トナーホッパ19の内部には、図示しない駆動手段によって回転するトナー供給手段としてのアジテータ(攪拌部材)21が配設されている。アジテータ21には、トナーをトナー補給口20へ押し出して供給するためのPETフィルム等からなるトナー送り部材21aが貼り付けられている。
このような構成をなすことでトナーホッパ19内のトナー18をトナー補給口20に向けて撹拌しながら送り出す。
感光体ドラム1とトナーホッパ19との間の空間には、現像スリーブ15が配設されている。図示しない駆動手段で回転駆動される現像スリーブ15は、その内部に、現像装置35に対して磁極の相対位置が固定された、磁界発生手段としての図示しない磁石を有している。
現像剤収容部16の、支持ケース14に取り付けられた側と対向する側には、第1規制部材17が一体的に取り付けられている。第1規制部材17は、その先端と現像スリーブ15の外周面との間に一定の隙間を保った状態で配設されている。
現像剤収容部16の、トナー補給口20の近傍に位置する部位には、第2規制部材23が配設されている。第2規制部材23は、その自由端が現像スリーブ15の外周面に対して一定の隙間を保つべく、現像スリーブ15の表面に形成される現像剤22の層の流れを妨げる方向、すなわち、自由端を現像スリーブ15の中心に向けて、基端を現像剤収容部材16に一体的に取り付けられている。第2規制部材23は、現像スリーブ15上の現像剤22のトナー濃度が上昇し、現像剤22の層厚が増加した場合に現像剤22の増加分の通過を規制すべく、現像スリーブ15との間隙が設定されている。
現像剤収容部16の感光体ドラム1の回転方向における第1規制部材の上流側であって、第2規制部材23の下流側には円筒形状の現像剤搬送体30が配設されている。現像剤搬送体30は図示しない駆動手段により、現像スリーブ15と同方向に回転する。現像剤搬送体30は現像スリーブ15との間に一定の隙間を持った状態で配設されている。
現像剤収容部16は、現像スリーブ15の磁力が及ぶ範囲で、現像剤22を循環移動させるに十分な空間を有するように構成されている。
対向面14bは、トナーホッパ19側から現像スリーブ15側に向けて下向きに傾斜するよう、所定の長さに亘って形成されている。これにより、振動、現像スリーブ15の内部に設けられた図示しない磁石の磁力分布のむら、現像剤22中の部分的なトナー濃度の上昇等が発生した際に、第2規制部材23と現像スリーブ15の周面との間から現像剤収容部16内のキャリアが落下しても、落下したキャリアは対向面14bで受けられて現像スリーブ15側に移動し、磁力で現像スリーブ15に着磁されて再び現像剤収容部16内に供給される。
これにより、現像剤収容部16内のキャリア量の減少を防止することができ、画像形成時における、現像スリーブ15の軸方向での画像濃度むらの発生を防止することができる。対向面14bの傾斜角度αとしては5°程度が、また、長さ(現像スリーブ15側からトナーホッパ19側への長さ)としては、好ましくは2〜20mm、さらに好ましくは3〜10mm程度が望ましい。
上記構成により、トナーホッパ19の内部からアジテータ21によって送り出されたトナー18は、トナー補給口20を通って現像スリーブ15に担持された現像剤22に供給され、現像剤収容部16へ運ばれる。
現像剤収容部16内の現像剤22は、現像スリーブ15並びに現像剤搬送体30により搬送されて感光体ドラム1の外周面と対向する位置まで搬送され、トナー18のみが感光体ドラム1上に形成された静電潜像と静電的に結合することにより、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。
アジテータ21の回転軸方向の両端部には、トナー補給口20の部位における現像剤22とトナーの接触領域に振動を与え、トナーのブロッキングを防止するトナーブロッキング防止部材25が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、アジテータ21は、回転軸21cを一体に有する断面矩形の回転基体21bと、該回転基体21bから回転軸21cと直交する方向へ延びる複数のリブ21dと、これらのリブ21dの自由端の傾斜面に貼り付けられたトナー送り部材21aを有している。
トナーブロッキング防止部材25は、回転基体21bに装着される取付部25bと、該取付部25bから下方に延びる細幅のアーム部25aと、該アーム部25aの先端部に形成された折り曲げ部25a―1を有している。
図3に示すように、取付部25bは回転基体21bの表面に沿う形状を有しており、その両側には内方に突出する抜け止め部としての屈曲部25cが形成されている。従って、トナーブロッキング防止部材25はその材質的弾性によって回転基体21bにワンタッチで装着できるようになっている。
図2ではトナーブロッキング防止部材25を1つ示しているが、回転基体21bの長手方向他端部にも同様に設けられている。
図1に示すように、トナー補給口20の部位には、トナーブロッキング防止部材25により揺動するトナーブロッキングほぐし部材26が設けられている。トナーブロッキングほぐし部材26は、その上端部を支持ケース14に取り付けられ、トナー補給口20を塞ぐように垂れ下がって状態で設けられている。
トナー補給口20の現像スリーブ15側には現像剤22が保持されている。また、トナー補給口20のトナーホッパ19側にはトナー18が位置しており、両者はトナー補給口20の部位で接触している。
現像スリーブ15側へトナーが供給されるのであるが、トナーホッパ19側からはプリントによるトナーの消費に関わらず常に現像スリーブ15側にトナーが供給され続けている。そこでトナーの消費が少ない小面積画像の場合、現像スリーブ15側のトナーが飽和状態となり、トナー補給がストップしてトナー補給口20の部位でトナーが軽いブロッキング状態となる。
本発明者らの実験によれば、このトナーブロッキングは例えばペン先等で簡単に崩せる程度のものであることが確認されている。
また、本実施形態におけるプロセスカートリッジ51の場合、カートリッジ内に横攪拌機能がないため、現像剤22は剤圧の関係で徐々にではあるが現像スリーブ15の軸方向両端部へと移動する。
トナーブロッキング防止部材25は、アジテータ21がトナーで覆われるぐらい多量にトナーがトナーホッパ19内に入っていてもトナー凝集の負荷に負けないように、厚みが0.2mm程度のステンレス板により作られている。
トナーブロッキングほぐし部材26は、トナーブロッキング防止部材25よりも弾性の大きい部材(例えば0.05〜0.1mm厚のPETフィルム)で構成されている。
トナーブロッキングほぐし部材26は、図4及び図5に示すように、垂直に延びる取付部26aと、該取付部26aから水平に延びる水平部26bと、該水平部26bから下方へ垂直に延びる下端部26cとからなるN字状に形成されている。取付部26aと下端部26cにはそれぞれ、トナーを通過させるトナー通過穴を26a―1、26c−1が形成されている。
トナーブロッキングほぐし部材26は、例えば取付部26aに貼り付けられた両面テープ27を介して支持ケース14の内面に固定される。
アジテータ21が回転すると、トナーブロッキング防止部材25も同時に回転し、折り曲げ部25a―1の湾曲面形状により支持ケース14の内周面との接触抵抗が低減される。
図6に示すように、トナーブロッキング防止部材25がトナー補給口20の部位に達すると、アーム部25aの先端部としての折り曲げ部25a―1がトナーブロッキングほぐし部材26に接触し、トナーブロッキングほぐし部材26は現像スリーブ15側へ折れ曲がるように揺動する。
この動作により、トナー補給口20の部位でブロッキング気味になったトナーは崩される。トナーブロッキング防止部材25の動作のみによってもトナー補給口20の部位でブロッキング気味になったトナーはある程度崩すことができる。
また、トナーブロッキングほぐし部材26のみの存在によっても、トナー通過穴26a―1、26c−1をトナー送り部材21aの押圧によって強制的に通過させる動作によって、トナー補給口20の部位でブロッキング気味になったトナーはある程度崩すことができる。
トナーブロッキング防止部材25をアジテータ21の回転中心を構成する部分に(回転基体21b)取り付けているので、図3におけるアーム部25aの長さLを、トナー送り部材21a近辺にトナーブロッキング防止部材25を取り付けるよりも長くすることができる。これにより長さLを稼げるので、アーム部25aの幅を適宜設定することで、振動の強さ(トナーブロッキングほぐし部材26の揺動度)の最適化を図るのが容易になる。
また、本実施形態では、トナーブロッキング防止部材25をアジテータ21に一体に設ける構成としたので、トナーブロッキング防止部材25を駆動するための駆動源を別途設ける必要がなく、構成のコンパクト化を図ることができる。
(実施例)
トナーブロッキング防止部材25をアジテータ21に、また、トナーブロッキングほぐし部材26を支持ケース14に配設して、画像をA4サイズの用紙で10000枚プリント後の端部並びに中央の黒ベタ画像濃度を測定した。
比較例として、トナーブロッキング防止部材25、トナーブロッキングほぐし部材26が無い状態で同様のプリント動作を行い、画像濃度を測定した。測定位置中央は画像形成領域の中央、端部は画像形成領域よりも10mm内側を測定した。
結果は、トナーブロッキング防止部材25、トナーブロッキングほぐし部材26が無い場合にはトナーのブロッキングにより端部濃度低下が発生した(画像濃度0.8程度)が、トナーブロッキング防止部材25、トナーブロッキングほぐし部材26がある場合には端部濃度低下は発生しなかった(画像濃度1.45程度)。規格値は1.3以上である。
なお、トナーブロッキング防止部材25の材質には前述の通りSUS材、トナーブロッキングほぐし部材26の材質にはPETフィルムを用いた。
本発明の一実施形態における現像装置の概要正面図である。 トナーブロッキング防止部材を示す斜視図である。 トナー収容部における攪拌部材としてのアジテータとトナーブロッキング防止部材との関係を示す概要正面図である。 トナーブロッキングほぐし部材の斜視図である。 トナーブロッキングほぐし部材の断面図である。 トナーブロッキング防止部材によりトナーブロッキングほぐし部材が揺動した状態を示す現像装置の概要正面図である。 画像形成装置としてのプリンタの概要正面図である。
符号の説明
15 現像剤担持体としての現像スリーブ
16 現像剤収容部
19 トナー収容部としてのトナーホッパ
20 トナー補給口
21 攪拌部材としてのアジテータ
22 2成分現像剤
25 トナーブロッキング防止部材
26 トナーブロッキングほぐし部材
35 現像装置
51 プロセスカートリッジ

Claims (6)

  1. 内部に磁界発生手段を有しトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される現像剤の量を規制する規制部材と、該規制部材により掻き落とされた現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部にトナー補給口を介して隣接し上記現像剤担持体にトナーを供給するトナー収容部とを備え、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度の変化により、現像剤とトナーとの接触状態を変化させて、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を変化させる現像装置において、
    上記現像剤とトナーとの接触領域に振動を与え、トナーのブロッキングを防止するトナーブロッキング防止部材を有していることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    上記トナー補給口の部位に設けられ上記トナーブロッキング防止部材により揺動するトナーブロッキングほぐし部材を有していることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2記載の現像装置において、
    上記トナーブロッキングほぐし部材は、上記トナーブロッキング防止部材よりも弾性の大きい材料で形成されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のうちの何れか1つに記載の現像装置において、
    上記現像剤収容部は、上記規制部材よりも上記現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側に配設された第2規制部材を有し、該第2規制部材は、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度が上昇し、現像剤の層厚が増加した場合に現像剤の増加分の通過を規制すべく、上記現像剤担持体との間隙が設定されており、上記規制部材と第2規制部材の間には現像剤を搬送並びに攪拌する現像剤攪拌部材を有し、トナーブロッキング防止部材は第2規制部材近傍の現像剤とトナーとの接触領域に振動を与えることを特徴とする現像装置。
  5. 現像装置を一体に有し、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像装置が、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 像担持体上に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として可視像化する画像形成装置において、
    上記現像装置が、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053612A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Fuji Xerox Co Ltd 粉体崩し部材及びこれを用いた粉体排出装置、粉体処理装置
JP2014048603A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Canon Inc 現像ユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2019035860A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 現像剤補給装置、現像装置及び画像形成装置

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