JP2007086312A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007086312A
JP2007086312A JP2005274025A JP2005274025A JP2007086312A JP 2007086312 A JP2007086312 A JP 2007086312A JP 2005274025 A JP2005274025 A JP 2005274025A JP 2005274025 A JP2005274025 A JP 2005274025A JP 2007086312 A JP2007086312 A JP 2007086312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
magnetic member
magnetic
developing device
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005274025A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahito Katayama
禎仁 潟山
Yasunori Unagida
恭典 鰻田
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
Tetsuji Okamoto
哲二 岡本
Hisaya Iwata
尚也 岩田
Makoto Sugano
誠 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005274025A priority Critical patent/JP2007086312A/ja
Publication of JP2007086312A publication Critical patent/JP2007086312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 現像ロール上の現像剤量を現像剤規制部材で規制する際に、現像剤量のばらつきを低減すると共に、現像剤の飛散を防止する。
【解決手段】 現像ロール62上に吸着された二成分現像剤Gを現像剤規制部材70で規制する。現像剤規制部材70には、非磁性部材71の回転方向上流側に磁性部材72が設けられている。磁性部材72は非磁性部材71よりも現像ロール62側に突出しており、磁性部材72と現像ロール62との間隔が非磁性部材71と現像ロール62との間隔よりも小さい。磁性部材72と現像ロール62との間隔を規定することは容易であり、これらの間隔がほぼ一定になるように精度よく取り付けることができる。現像ロール62上の現像剤量は磁性部材72と現像ロール62との間隔に影響されるため、現像剤量のばらつきを抑制できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁界発生部材により現像剤担持体上に現像剤を吸着させて現像剤層を形成し、像担持体の表面の静電潜像を現像剤によって可視化する現像装置、及びこの現像装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置では、画像形成部で感光体などの像担持体を帯電し、レーザ光を照射して像担持体の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置で可視化して粉体トナーからなるトナー像を形成する。そして、像担持体と対向する転写部へ用紙を一定のタイミングで搬送し、像担持体上のトナー像を用紙の表面に転写した後、用紙の表面のトナー像を定着装置で定着することによって画像を形成する。
上記現像装置は、現像ロールなどの現像剤担持体の内部に磁界発生部材を備えており、現像剤担持体上に現像剤を吸着させて現像剤層を形成し、像担持体と対向する位置に搬送している。現像剤担持体と近接対向する位置には、現像剤量を規制する現像剤規制部材が配設されており、現像剤担持体と現像剤規制部材との間隔によって現像剤量を規制している。この現像剤規制部材は、例えば磁性部材のみで構成されている例がある。しかし、磁性部材のみで構成すると、規制部材と現像剤担持体との間から現像剤が飛散するなどの問題が生じる。
そこで、現像剤規制部材として、非磁性部材に磁性部材を取り付けた構成とし、非磁性部材が磁性部材よりも現像剤担持体の表面に近くなるように配置したものが開示されている。この現像剤規制部材は、磁性部材よりも非磁性部材と現像剤担持体とを近接して配置することによって現像剤の飛散を防止している(例えば特許文献1を参照)。
特開2004―133019号公報
特許文献1に記載の現像剤規制部材では、非磁性部材と現像剤担持体との間隔だけで現像剤担持体上の現像剤量を規制することはできず、非磁性部材に取り付けられた磁性部材と現像剤担持体との間隔も現像剤担持体上の現像剤量に大きな影響を及ぼしてしまう。さらに、非磁性部材に対する磁性部材の取り付け位置を厳密に規制することは難しく、現像剤規制部材ごとの個体差や、現像剤規制部材の軸方向での磁性部材の取り付けばらつきによって、現像剤担持体上の現像剤量のばらつきが発生する。従って、現像剤担持体と現像剤規制部材の間隔をある設定値にしても、安定した現像剤量に規制することが難しいといった問題がある。また、非磁性部材に磁性部材を精密に取り付けたとしても、製造上のコストアップが懸念される。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、現像剤の飛散を防止すると共に、現像剤担持体上の現像剤量のばらつきを防止できる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る現像装置は、磁界発生手段の廻りを現像剤を担持しながら回転し、感光体上にトナー像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向して配置され、前記現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤規制部材と、を有する現像装置であって、前記現像剤規制部材は、非磁性部材と、前記非磁性部材の現像剤搬送方向上流側に設けられた磁性部材とを備え、前記非磁性部材よりも前記磁性部材を前記現像剤担持体側に突出させて段差を形成し、前記現像剤担持体と前記磁性部材との間隔が前記現像剤担持体と前記非磁性部材との間隔より小さくしたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、現像剤規制部材は、非磁性部材とその現像剤搬送方向上流側に磁性部材とを備えており、磁界発生手段によって現像剤担持体に吸着された現像剤が現像剤規制部材との対向位置を通過し、現像剤担持体上の現像剤量が規制される。磁性部材は、非磁性部材よりも現像剤担持体側に突出して段差を形成しており、現像剤担持体と磁性部材との間隔が現像剤担持体と非磁性部材との間隔より小さいことにより、現像剤担持体上の現像剤量を安定して規制し、現像剤量のばらつきを低減することが可能となる。
この理由は以下のように考えられる。現像剤規制部材によって規制される現像剤量は、磁性部材と現像剤担持体との距離による影響が大きい。従来の規制部材では、非磁性部材が磁性部材よりも突出しており、現像剤担持体と磁性部材との間隔で現像剤担持体上の現像剤量を規制しようとすると、磁性部材の取り付け位置のばらつきによって現像剤量にばらつきが生じ、規制部材の個体差や現像剤担持体の軸方向の現像剤量のばらつきが発生しやすくなる。しかし、本実施形態の現像剤規制部材は、磁性部材と現像剤担持体との間隔が現像剤規制部材と現像剤担持体との間隔となるため、磁性部材と現像剤担持体との間隔がほぼ一定になるように現像剤規制部材を取り付けることができる。このため、現像剤規制部材によって規制される現像剤担持体上の現像剤量のばらつきを低減することが可能となる。また、非磁性部材の現像剤搬送方向上流側に磁性部材を設けることで、現像剤の飛散が抑制される。
請求項2に記載の発明に係る現像装置は、請求項1に記載の現像装置において、前記磁性部材と前記非磁性部材との段差をSとしたとき、
0<S≦0.5mm
に設定されていることを特徴としている。
現像剤規制部材は、非磁性部材からの磁性部材の突き出し量が多いと、磁性部材のみからなる現像剤規制部材に近い構成になってしまい、トナーが飛散しやすくなる。請求項2に記載の発明では、磁性部材と非磁性部材との段差Sを0<S≦0.5mmに設定することにより、トナーの飛散が低減されるとともに、現像剤量のばらつきが抑制される。これにより、トナーの飛散による斑点模様などの画質劣化が抑制される。
請求項3に記載の発明に係る現像装置は、請求項1又は請求項2に記載の現像装置において、前記現像剤担持体は、円柱状のマグネットロールと、前記マグネットロールの廻りを回転するスリーブとで構成されており、前記現像剤規制部材の取り付け角度は、前記磁性部材の面に沿った延長線と前記マグネットロールの外周面との交点での接線と直交する法線に対して前記感光体の反対側への傾斜角度θが、
0≦θ≦15度
に設定されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、現像剤規制部材は、磁性部材の面に沿った延長線とマグネットロールの外周面との交点での接線と直交する法線に対して感光体の反対側への傾斜角度θが0≦θ≦15度に設定されているので、現像剤規制部材が現像剤担持体に対して傾斜しすぎることがない。このため、現像剤担持体上の現像剤量をより安定化して規制することが可能となり、現像剤量のばらつきが抑制される。
請求項4に記載の発明に係る現像装置は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の現像装置において、前記現像剤規制部材は、前記非磁性部材の先端を前記現像剤担持体に対して平行な直線状に形成し、前記磁性部材の先端を前記現像剤担持体に対して長手方向の中央部が突出し、両端部が後退する湾曲形状としたことを特徴としている。
現像剤担持体は、一般的に磁界発生手段による磁力が軸方向の中央部に比べて両端部が弱くなる。このため、軸方向の両端部の現像剤量が少なくなる傾向がある。請求項4に記載の発明では、非磁性部材の先端を現像剤担持体に対して平行な直線状に形成し、磁性部材の先端を現像剤担持体に対して長手方向の中央部が突出し、両端部が後退した湾曲形状としたので、磁性部材と現像剤担持体との間隔が長手方向の中央部よりも両端部で広くなる。現像剤量は磁性部材と現像剤担持体との距離に影響されるため、現像剤規制部材で現像剤担持体上の現像剤量を規制したとき、長手方向の両端部の現像剤量が少なくなることが抑制される。このため、軸方向の現像剤量がほぼ均一になり、現像剤量のばらつきがよりいっそう低減される。
請求項5に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の現像装置を備えているので、磁性部材と現像剤担持体との間隔が現像剤規制部材と現像剤担持体との間隔となり、現像剤規制部材を取り付ける際に、磁性部材と現像剤担持体との間隔にばらつきが生じることが抑制される。このため、現像剤規制部材によって現像剤担持体上の現像剤を規制したときに、現像剤量にばらつきが生じることが低減される。また、非磁性部材の現像剤搬送方向上流側に磁性部材を設けることで、現像剤の飛散が抑制される。
本発明に係る現像装置及び画像形成装置は、磁性部材と現像剤担持体との間隔がほぼ一定になるように精度よく取り付けることができ、現像剤担持体上の現像剤量にばらつきが生じることを抑制できる。また、現像剤の飛散を防止することができ、斑点模様などの画質への悪影響を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態の現像装置を備えた画像形成装置1が示されている。
この画像形成装置1は、タンデム型のデジタルカラープリンターであり、原稿(図示省略)の露光装置やパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データはIPS(Image Processing System)12に送られ、所定の画像処理が施される。IPS12で所定の画像処理が施された画像データは、同じくIPS12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの画像露光装置としてのROS(Raser Output Scanner)14に送られ、このROS14では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。
画像形成装置1の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されており、矢印A方向に回転駆動される感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する帯電ロール16と、感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像装置17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とで構成されている。
ROS14は、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、ROS14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、このポリゴンミラー19によって偏向走査される。ポリゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム15上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
ROS14は、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するものであるため、このROS14には、上方に位置する4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像装置17などからトナー等が落下して、汚損されるおそれがある。そのため、ROS14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されているとともに、フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが設けられている。
IPS12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられたROS14に、各色の画像データが順次出力される。ROS14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像装置17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として現像される。この現像装置17の詳細については後述する。
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された転写ユニット22の中間転写ベルト25上に、4つの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重に転写される。これらの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面側に配設されている。一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。
中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、テンションロール24と、バックアップロール28との間に一定のテンションで巻き掛けられており、図示しないモータによって回転駆動されるドライブロール27により、図中の時計回りに所定の速度で循環駆動されるようになっている。
中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、シートとしての記録用紙30上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される記録用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙30は、定着器31によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール32によって画像形成装置1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
記録用紙30は、給紙カセット34から所定のサイズのものが、給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36により用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一旦搬送され、停止される。給紙された記録用紙30の用紙搬送路37は、垂直方向上向きとなっている。給紙カセット34から供給された記録用紙30は、所定のタイミングで回転するレジストロール38によって中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
なお、画像形成装置1において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された記録用紙30を、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニット40へと搬送する。この両面用搬送ユニット40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しない搬送ローラ対により、記録用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール38へと搬送される。そして、記録用紙30の裏面に画像が転写・定着された後、排出トレイ33上に排出される。
また、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。クリーニング装置18は、図示しないクリーニングブレードを備えており、このクリーニングブレードによって感光体ドラム15上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面は、クリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。クリーニング装置43は、クリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43bを備えており、これらのクリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード42によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
また、画像形成装置1の側面(図1中の左側面)には、任意のシートを積載可能な手差しトレイ47が取り付けられている。この手差しトレイ47には、シートとしての記録用紙52を給紙するシート供給装置48が配設されている。手差しトレイ47から給紙ローラ49によって給紙されたシートは、下流側に配置された1対の搬送ローラ50によってレジストロール38へと搬送されるようになっている。なお、記録用紙52は、先述の記録用紙30と種類やサイズが異なる。
次に、現像装置17について説明する。
なお、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
4つの現像装置17Y、17M、17C、17Kは、各色の非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤Gを使用して現像を行う二成分現像方式の現像装置である。現像装置17Y、17M、17C、17Kはいずれも、補給用のトナーとキャリアとが収容されているトナー収容器としての着脱交換式のトナーカートリッジ44Y、44M、44C、44Kから現像剤補給装置(図示省略)によりトナー及びキャリアが適量ずつ補給されるようになっている。
図2に示すように、各現像装置17は、ハウジング60の内部に、感光体ドラム15側に配設された現像剤担持体である現像ロール62と、この現像ロール62の後方下方側に二成分現像剤Gを攪拌搬送するとともに現像ロール62に供給する供給ロール64とが配設されている。ハウジング60の内部の供給ロール64の後方には、二成分現像剤Gを攪拌搬送する大径のオーガー66と小径のオーガー68が配設されている。ハウジング60の下部の現像ロール62と対向する位置には、供給ロール64から現像ロール62に磁気ブラシを形成した状態で供給されて搬送される二成分現像剤Gの層厚を規制する現像剤規制部材70が配設されている。
現像ロール62は、非磁性導電材料からなる円筒状のスリーブ62Aと、そのスリーブ62Aの中空内に配置されるマグネットロール62Bとで構成されている。マグネットロール62Bは固定支持され、スリーブ62Aは図示しない駆動源により、マグネットロール62Bの廻りを一定方向(矢印B方向)に回転駆動される構成となっている。また、スリーブ62Aには、図示しない現像バイアス電源から所定の現像バイアス(例えば直流に交流を重畳した電圧)が印加されるようになっている。また、ハウジング60内の供給ロール64とオーガー66の間、及びオーガー66とオーガー68の間には、それぞれ仕切り板74、76がその両端部に通路(図示省略)を形成するような状態で設けられている。また、オーガー66とオーガー68は、それぞれ螺旋状の突起部66A、68Aを備えており、現像剤を逆方向に搬送するように構成されている。
図2に示すように、現像剤規制部材70は、板状の非磁性部材71と、この非磁性部材71の側面の現像ロール62の回転方向上流側に取り付けられた板状の磁性部材72とで構成されている。図3に示すように、磁性部材72の先端72Aは、非磁性部材71の先端71Aよりも現像ロール62の側に突出しており、現像ロール62と磁性部材72との間隔が、現像ロール62と非磁性部材71との間隔より小さくなるように段差が形成されている。この現像剤規制部材70は、非磁性部材71の後端部をハウジング60の前方側(感光体ドラム15側)に延設された支持体80に取り付けることによって、現像ロール62と磁性部材72との間隔がほぼ一定となるように調整されている。また、磁性部材72を現像ロール62の回転方向上流側に取り付けることにより、磁性部材72の側面がハウジング60の前方側の壁面に露出することがなく、二成分現像剤Gが感光体ドラム15側の壁面に吸着することを防止することができる。また、二成分現像剤G中のトナーが飛散することも抑制できる。
本実施形態では、図3に示すように磁性部材72の先端72Aと非磁性部材71の先端71Aとの段差をS(mm)としたとき、0<S≦0.5mmに設定されている。また、非磁性部材71は、非磁性のステンレス鋼板(例えばSUS416)、又はアルミニウム板などで形成されている。また、磁性部材72は、鉄、ニッケル、コバルトなどの鋼板、磁性のステンレス鋼板(例えばSUS316、SUS304)などで形成されている。
図4に示すように、現像剤規制部材70の取り付け角度は、磁性部材72の面に沿った延長線とマグネットロール62Bの外周面との交点での接線と直交する法線78に対して感光体ドラム15の反対側への傾斜角度θが、0≦θ≦15度に設定されている。
次に、現像装置17の作用について説明する。
図2に示すように、この現像装置17では、ハウジング60内に収容された二成分現像剤Gがオーガー66、68の回転駆動により攪拌されつつ両端部の通路(図示省略)を通過しながら循環搬送される。その際、二成分現像剤Gのトナーがキャリアと混合攪拌されることにより所定の極性に摩擦帯電される。さらに、オーガー66で攪拌されつつ搬送された二成分現像剤Gは、端部の通路(図示省略)から供給ロール64に搬送され、供給ロール64の回転駆動により攪拌されつつ搬送される。続いて、二成分現像剤Gが供給ロール64によって現像ロール62側に供給され、現像ロール62の表面に二成分現像剤Gの磁気ブラシを形成した状態で担持される。
この二成分現像剤Gの磁気ブラシはスリーブ62Aの回転により矢印B方向に搬送される。その際、現像ロール62の表面の二成分現像剤Gの層厚が現像剤規制部材70との間を通過することにより所定の厚さに規制される。そして、層厚規制後の二成分現像剤Gは、感光体ドラム15と対向する現像領域に搬送されると、現像ロール62に印加されている現像バイアスにて形成される現像電界により、二成分現像剤G中のトナーのみが感光体ドラム15の潜像部分に静電的に付着して現像が行われる。
この現像装置17では、磁性部材72の先端72Aが非磁性部材71の先端71Aよりも突出しており、磁性部材72と現像ロール62との間隔により現像ロール62上の現像剤量を安定して規制することができる。この理由は以下のように考えられる。非磁性部材71に磁性部材72を取り付けた現像剤規制部材70によって規制される現像剤量は、磁性部材72と現像ロール62との距離による影響が大きい。図6(A)に示すように、従来の現像剤規制部材104は、非磁性部材105に磁性部材106を取り付けた構成であり、磁性部材106よりも非磁性部材105が現像ロール102側に突出している。現像ロール102と磁性部材106との間隔で現像ロール102上の現像剤量を規制しようとすると、磁性部材106の取り付け位置のばらつきによって現像剤量にばらつきが生じ、現像剤規制部材104の個体差や現像ロール62の軸方向の現像剤量のばらつきが発生しやすくなる。しかし、本実施形態の現像剤規制部材70は、非磁性部材71から磁性部材72の先端72Aを突出させることにより、磁性部材72と現像ロール62との間隔が現像剤規制部材70と現像ロール62との間隔となる。磁性部材72と現像ロール62との間隔を規定することは容易であり、これらの間隔がほぼ一定になるように現像剤規制部材70を支持体80に精度良く取り付けることができる。
本実施形態では、現像剤規制部材104の磁性部材106の先端と現像ロール62の間隔が0.3mmから0.7mmであれば、現像ロール62上の現像剤量を300g/m2から800g/m2の間で狙った設定値を出すことができる。
図2に示す現像剤規制部材70と図6(A)に示す現像剤規制部材104を用いて実際に現像ロール上の現像剤量を規制したところ、現像剤規制部材104に比べて現像剤規制部材70では現像ロール62上の現像剤量のばらつきを低減することができた。
また、非磁性部材71からの磁性部材72の先端72Aの突き出し量が多いと、磁性部材72のみからなる現像剤規制部材に近い構成になってしまい、トナーが飛散しやすくなるが、磁性部材72の先端72Aと非磁性部材71の先端71Aとの段差Sを0.5mm以内とすることで、トナーの飛散を防止することができた。このため、トナーの飛散による斑点模様などの画質劣化の発生を防止することができた。
また、現像ロール62上の現像剤量を所定の設定値に定めたとき、磁性部材72の先端72Aが突出した現像剤規制部材70の方が、図6に示す従来の現像剤規制部材104、114と比較して、現像ロール62と現像剤規制部材70との間隔を広くすることができる。例えば、現像ロール62と現像剤規制部材70との間隔の約1/2の現像剤層厚となる。すなわち、図6(A)に示すように、非磁性部材105の先端105Aが突出した現像剤規制部材104では、非磁性部材105と現像ロール102との間隔が狭くなり、現像剤が詰まりやすい。また、図6(B)に示すように、非磁性部材115の先端と磁性部材116の先端をフラットにした現像剤規制部材114では、現像剤規制部材114と現像ロール102との対向部を二成分現像剤Gが通過する距離が長くなるため、二成分現像剤Gが詰まりやすい。従って、現像ロール62と現像剤規制部材70との間で凝集トナーなどの詰まりの発生を抑制しやすくなる。一方、図2に示す現像剤規制部材70では、現像ロール62と現像剤規制部材70との間隔が広いため、現像剤詰まりやトナーの凝集などは発生しにくい。
また、図4に示すように、現像剤規制部材70は、磁性部材72の面に沿った延長線とマグネットロール62Bの外周面との交点での接線と直交する法線78に対して感光体ドラム15の反対側への傾斜角度θが0≦θ≦15度に設定されているので、現像剤規制部材70が現像ロール62に対して傾斜しすぎることがない。傾斜角度θが15度より大きいと、現像剤規制部材70が傾斜しすぎてしまい、安定した現像剤量に規制できなくなる。また、傾斜角度θが0度より小さいと、現像剤規制部材70が感光体ドラム15側に傾斜して配置されることになり、現像剤量の規制が不安定になる。このため、傾斜角度θを0≦θ≦15度に設定することで、現像剤規制部材70によって現像ロール62上の現像剤を安定して規制することができ、現像剤量にばらつきが生じるのを抑制できる。
図5には、本発明の第2実施形態の現像装置に用いられる現像剤規制部材90が示されている。
この現像剤規制部材90は、非磁性部材91の先端91Aより磁性部材92が突出するように設けられる点では同じであるが、磁性部材92の先端に、現像ロール62の長手方向に沿って中央部が突出し、両端部が後退するような湾曲面92Aが形成されている構成が異なる。また、非磁性部材91の先端91Aは、現像ロール62に対してほぼ平行な直線状に形成されている。
現像ロール62は、一般的に長手方向両端部のマグネットロール62B(図2参照)による磁力が中央部の磁力に比べて弱くなる。この現像剤規制部材90では、湾曲面92Aを形成することにより、磁性部材92と現像ロール62との間隔が長手方向の中央部より両端部で広くなる。このため、現像剤規制部材90で現像ロール62上の現像剤を規制したとき、長手方向の両端部の現像剤量が少なくなることを抑制することができ、現像ロール62上の長手方向の現像剤量がほぼ均一になる。これにより、現像ロール62上の長手方向の現像剤量のばらつきをよりいっそう低減できる。
なお、上記実施形態では、磁性部材72の厚みより非磁性部材71の厚みが大きいが、この構成に限定するものではなく、適宜に設定可能である。
なお、上記実施形態では、現像装置17の収容される現像剤として、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤Gを使用したが、黒色の現像装置17Kには磁性一成分現像剤を使用してもよい。
本発明の第1実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置を示す構成図である。 現像剤規制部材と現像ロールとの対向位置を示す部分拡大図であって、磁性部材と非磁性部材の段差を示す図である。 現像剤規制部材の現像ロールに対する取り付け角度を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る現像装置で用いられる現像剤規制部材を示す側面図である。 (A)は現像剤規制部材の第1の比較例を示す構成図、(B)は現像剤規制部材の第2の比較例を示す構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
13 画像形成ユニット
15 感光体ドラム
17 現像装置
60 ハウジング
62A スリーブ
62B マグネットロール(磁界発生手段)
62 現像ロール(現像剤担持体)
64 供給ロール
70 現像剤規制部材
71 非磁性部材
71A 先端
72 磁性部材
72A 先端
80 支持体
90 現像剤規制部材
91 非磁性部材
91A 先端
92 磁性部材
92A 湾曲面
G 二成分現像剤

Claims (5)

  1. 磁界発生手段の廻りを現像剤を担持しながら回転し、感光体上にトナー像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向して配置され、前記現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤規制部材と、を有する現像装置であって、
    前記現像剤規制部材は、非磁性部材と、前記非磁性部材の現像剤搬送方向上流側に設けられた磁性部材とを備え、
    前記非磁性部材よりも前記磁性部材を前記現像剤担持体側に突出させて段差を形成し、前記現像剤担持体と前記磁性部材との間隔が前記現像剤担持体と前記非磁性部材との間隔より小さくしたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記磁性部材と前記非磁性部材との段差をSとしたとき、
    0<S≦0.5mm
    に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体は、円柱状のマグネットロールと、前記マグネットロールの廻りを回転するスリーブとで構成されており、
    前記現像剤規制部材の取り付け角度は、前記磁性部材の面に沿った延長線と前記マグネットロールの外周面との交点での接線と直交する法線に対して前記感光体の反対側への傾斜角度θが、
    0≦θ≦15度
    に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤規制部材は、前記非磁性部材の先端を前記現像剤担持体に対して平行な直線状に形成し、前記磁性部材の先端を前記現像剤担持体に対して長手方向の中央部が突出し、両端部が後退する湾曲形状としたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2005274025A 2005-09-21 2005-09-21 現像装置及び画像形成装置 Pending JP2007086312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274025A JP2007086312A (ja) 2005-09-21 2005-09-21 現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274025A JP2007086312A (ja) 2005-09-21 2005-09-21 現像装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007086312A true JP2007086312A (ja) 2007-04-05

Family

ID=37973373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274025A Pending JP2007086312A (ja) 2005-09-21 2005-09-21 現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007086312A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075186A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 現像剤規制部材の製造方法、現像剤規制部材、現像装置及び画像形成装置
JP2010204388A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2014089386A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Ricoh Co Ltd 現像剤規制部材、現像装置及び画像形成装置
JP2014117059A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
JP2015055642A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 株式会社リコー 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2016105151A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075186A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 現像剤規制部材の製造方法、現像剤規制部材、現像装置及び画像形成装置
JP2010204388A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2014089386A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Ricoh Co Ltd 現像剤規制部材、現像装置及び画像形成装置
JP2014117059A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
JP2015055642A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 株式会社リコー 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2016105151A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4598576B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US9329523B2 (en) Developing apparatus
JP5030090B2 (ja) 画像形成装置における現像方法及び装置
JP5724195B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2007086312A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008275719A (ja) 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置
JP4393826B2 (ja) 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2007178991A (ja) 現像ローラ・現像装置・プロセスカートリッジ・画像形成装置
JP2009020326A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2008076859A (ja) 画像形成装置
JP2010217762A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6938167B2 (ja) 画像形成装置
JP2008033020A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6278260B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2008139536A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2011197050A (ja) 画像形成装置及びトナー搬送装置
JP2006323258A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2009198616A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP6848703B2 (ja) 現像装置、画像形成装置
JP2005215460A (ja) 現像装置
JP3846467B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5887132B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2019105793A (ja) 画像形成装置
JP6206256B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2005266660A (ja) 画像形成装置および画像形成方法