JP5364950B2 - 移動観覧席 - Google Patents

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この発明は、複数段の床台が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動する、伸縮式の移動観覧席に関し、特には、その移動観覧席の腕材の支持構造に関するものである。
上述の如き移動観覧席としては従来、例えば本願出願人が先に特許文献1にて開示したものが知られている。この移動観覧席は、図6にその中間の二段について示すように、複数段の床台1と、各床台1を水平状態で移動可能に支持する脚部2と、複数個の座起立型椅子が連結材で互いに連結されて各床台1上に起倒可能に装着された連結椅子3とを具えており、各床台1は、連結椅子3の左右方向に水平に延在する貫材4と、その貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に後端部をそれぞれ結合されてその貫材4から連結椅子3の前方向へ水平に突出する複数本の腕材5と、それら複数本の腕材5上に張り渡された床材6とを有し、脚部2は、貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に上端部をそれぞれ結合されてその貫材4から下方に延在する複数本の支柱7と、それらの支柱7の下端部に後端部付近をそれぞれ結合されて腕材5と平行に延在する複数本の脚材8と、それらの脚材8の前端部および後端部にそれぞれ設けられた複数個の移動用ローラー9とを有するとともに、高い方の段では支柱7の後面側にその支柱7の補強のための傾斜ブレース10を有している。
そしてこの移動観覧席においては、上記複数本の支柱7の長さが床台1毎に床台1間の段差分ずつ異なるとともに、複数本の支柱7の上端部が結合される貫材4の部位の間隔が床台1毎に少しずつ異なることで、複数段の床台1が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動することができ、その後退位置に移動させる際は、各椅子3を前方に倒して床材6間に収納する。
さらにこの移動観覧席においては、貫材4に腕材取付け金具13が結合され、各腕材5はその後端部を、腕材取付け金具13に上下方向揺動可能に軸支され、また各腕材取付け金具13には、その腕材取付け金具13の上側に位置する腕材5の下面を移動可能に支持するために腕材支持ローラー15が設けられている。
特許第3903354号
ところで、本願発明者は上記従来の移動観覧席についてさらに研究を進めたところ、以下の如き改良の余地を見出した。すなわち、上記従来の移動観覧席の腕材5は、その下面に線接触する、床台1の左右方向の軸線周りに回転可能な円筒状の腕材支持ローラー15によって前後移動可能に支持されており、それゆえ腕材5は、その下側の腕材取付け金具13に対し抵抗なく容易に前後移動するので、床台1上を観客が歩くと、腕材5が撓んだり前後方向の力を受けたりしてその下側の腕材支持ローラー15に対し前後に移動して、床台1が前後に揺れ動き易いという不都合があった。
そしてこれにより、床台1上に連結椅子3等の椅子が設けられている場合に、その椅子の着座者が床台1の揺れ動きによって安定感を損なわれてしまうという不都合があった。
この発明は、上記従来の移動観覧席の課題を有利に解決するものであり、この発明の移動観覧席は、複数段の床台と、前記各床台を水平状態で移動可能に支持する脚部と、を具え、前記各床台が、その床台の左右方向に水平に延在する貫材と、前記貫材の長手方向に間隔が空いた複数の部位に配置されてその貫材から前記床台の前方向へ水平に突出する複数本の腕材と、それら複数本の腕材上に張り渡された床材と、を有し、前記脚部が、前記各貫材の長手方向に間隔が空いた複数の部位に上端部をそれぞれ結合されてその貫材から下方に延在する複数本の支柱と、それらの支柱の下端部にそれぞれ結合されて前記腕材と平行に延在する複数本の脚材と、それらの脚材にそれぞれ設けられた複数個の移動用ローラーと、を有し、前記複数本の腕材がそれぞれ、後端部を前記貫材と前記支柱との少なくとも一方に結合されるとともに、下面をその下側の前記貫材と前記支柱との少なくとも一方に相対移動可能に支持されており、前記複数本の支柱の長さが前記床台毎に床台間の段差分ずつ異なるとともに、前記複数本の支柱の上端部が結合される前記貫材の部位の間隔が前記床台毎に少しずつ異なることで、前記複数段の床台が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動し得る、伸縮式の移動観覧席において、前記各腕材の下面を支持する、前記下側の貫材と支柱との少なくとも一方に、前記腕材の下面と面接触する支持面を持つ腕材支持部材が、前記床台の左右方向に延在する軸線周りに前記腕材の撓みに合わせて揺動可能に設けられていることを特徴とするものである。
上述したこの発明の移動観覧席にあっては、前記各腕材の下面を支持する、前記下側の貫材と支柱との少なくとも一方に、前記腕材の下面と面接触する支持面を持つ腕材支持部材が、前記床台の左右方向に延在する軸線周りに揺動可能に設けられているため、複数段の床台が、互いに階段状にずれる進出位置に移動した状態で、それらの床台上を観客が歩くと、その観客の歩行により腕材が撓んでもその撓みに合わせて腕材支持部材が揺動して腕材の下面と腕材支持部材の支持面との面接触を維持するので、その床台上の観客の歩行により腕材が撓んで腕材支持部材に対し前後に移動しようとしたり腕材が前後方向の力を受けたりすると腕材の下面と腕材支持部材の支持面との間に摺動抵抗が発生する。
従って、この発明の移動観覧席によれば、観客が床台上を歩いても、腕材の下面と腕材支持部材の支持面との間の摺動抵抗により、腕材がその下側の腕材支持部材に対して前後に移動しにくいので、床台を前後に揺れ動きにくくすることができ、これにより、その床台上に椅子が設けられていてもその椅子の着座者が揺れを感じることがないので、着座者の安定感を向上させることができる。
なお、この発明の移動観覧席においては、前記腕材支持部材は、前記貫材と前記支柱との少なくとも一方に高さ調整可能に設けられていても良い。
このようにすれば、腕材の高さが当初は多少上下していても、腕材支持部材を腕材の下面に確実に接触させて、床台を前後に揺れ動きにくくすることができる。
また、この発明の移動観覧席においては、前記腕材は、後端部を前記貫材と前記支柱との少なくとも一方に傾き調整可能に結合されていても良い。
このようにすれば、腕材が当初は多少上下に傾いていても、腕材が水平になるようにその傾きを調整して床台を水平にすることができる。
そして、この発明の移動観覧席においては、前記複数段の床台の何れかは、座起立式椅子を起倒可能に設けられていても良い。
このようにすれば、複数段の床台を互いに階段状にずれる進出位置に移動させた後に座起立式椅子を起こすことで、移動観覧席を通常の観覧席として使用することができ、しかも、床台上を観客が歩いても、その床台上に設けられた座起立式椅子の着座者が揺れを感じることがないので、着座者の安定感を向上させることができる。そして、座起立式椅子を倒した後に複数段の床台を互いに上下方向に整列する後退位置に移動させることで、移動観覧席をコンパクトに収納することができる。
この発明の移動観覧席の一実施例をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す側面図である。 上記実施例の移動観覧席の全体を、椅子と最上段以外の床材とを省略して示す背面図である。 上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに上下方向に整列した後退位置にある状態で示す側面図である。 (a),(b)は、上記実施例の移動観覧席の中間の二段の支柱から上の部分を、椅子を省略して示す側面図および背面図である。 (a),(b),(c)は、上記実施例の移動観覧席の中間の二段で、上側の床台の腕材が下側の床台の腕材支持部材に支持されている状態を拡大して示す側面図、その腕材支持部材を拡大して示す側面図および背面図である。 従来の移動観覧席の中間の二段の構成を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の移動観覧席の一実施例をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す側面図、図2は、上記実施例の移動観覧席の全体を、椅子と最上段以外の床材とを省略して示す背面図、図3は、上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに上下方向に整列した後退位置にある状態で示す側面図、そして図4(a),(b)は、上記実施例の移動観覧席の中間の二段の支柱から上の部分を、椅子を省略して示す側面図および背面図である。
この実施例の移動観覧席も、図6に示す従来の移動観覧席と同様、複数段の床台1と、各床台1を水平状態で移動可能に支持する脚部2と、複数個の座起立型椅子が連結材で互いに連結されて各床台1上に起倒可能に装着された連結椅子3とを具えており、各床台1は、床台1および連結椅子3の左右方向に水平に延在する貫材4と、その貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に後端部をそれぞれ結合されてその貫材4から椅子3の前方向へ水平に突出する複数本の腕材5と、それら複数本の腕材5上に張り渡された床材6とを有し、脚部2は、貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に上端部をそれぞれ結合されてその貫材4から下方に延在する複数本の支柱7と、それらの支柱7の下端部に後端部付近をそれぞれ結合されて腕材5と平行に延在する複数本の脚材8と、それらの脚材8の前端部および後端部にそれぞれ設けられた複数個の移動用ローラー9とを有するとともに、3段目から5段目までの高い方の段では支柱7の後面側にその支柱7の補強のための傾斜ブレース10を有している。
そしてこの実施例の移動観覧席においても、図2に示すように、上記複数本の支柱7の長さが床台1毎に床台1間の段差分ずつ異なって、床台1が低くなるにつれて支柱7の長さが短くなるとともに、複数本の支柱7の上端部が結合される貫材4の部位の間隔が床台1毎に少しずつ異なって、床台1が低くなるにつれて支柱7の間隔が短くなることで、複数段の床台1が、図1に示す、互いに階段状にずれる進出位置と、図3に示す、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動でき、最上段の床台1の脚材8の両外側には、床面F上に固設された二本のガイドレール11とそれぞれ当接する小さなガイドローラーが設けられていて、それらのガイドローラーとガイドレール11との当接による案内により、各床台1は所定方向へ進退移動することができ、図3に示すように、後退位置に移動させる際は、各連結椅子3を前方に倒して床材6間に収納する。
さらにこの実施例の移動観覧席においては、複数本の腕材5の全てを、支柱7を介さず貫材4に直接的に結合することで、移動観覧席の現場での組み立てを容易ならしめるとともに各段の床台1間での腕材5および床材6の共通化を図っており、このためこの実施例の移動観覧席では、図4に示すように、貫材4は、支柱7に一体的に結合されない腕材5の先端部の下がりを防止すべく捩じり剛性を高めるために角鋼管からなるものとされ、また腕材5は、先端部の下がりを防止すべく曲げ剛性を高めるために、鋼板を溝型に曲げ加工した下材と平坦な鋼板の上材とを溶接接合して形成されている。
そして各腕材5は、図4に示すように、腕材5の後端部で上材を貫通させて下材に溶接したブラケット12を、鋼板から組み立てた段付きの角筒状の腕材取付け金具13に上下方向揺動可能に軸支し、その腕材取付け金具13を貫材4に二本のボルトで固定することで貫材4に結合されており、腕材取付け金具13の後端部には、腕材5の揺動限位置を規定して腕材5の水平を出すためにストッパーボルト14が下方への突出量を調整可能に設けられ、また腕材取付け金具13の上部の段部には、上方の腕材5を移動可能に支持するために、従来の腕材支持ローラー15に代えて腕材支持部材17が、支持ボルト16で高さ調整可能に設けられている。
図5(a),(b),(c)は、上記実施例の移動観覧席の中間の二段で、上側の床台の腕材が下側の床台の腕材支持部材に支持されている状態を拡大して示す側面図、その腕材支持部材を拡大して示す側面図および背面図であり、これらの図に示すように、腕材支持部材17は、側方から見て外周面17aが角を丸められた四角柱状をなすとともに中央部に円筒状の貫通孔17bを有する樹脂製のもので、支持ボルト16の頭部に溶接固定されたコ字状のブラケット18の内側に配置されて、その貫通孔17b内に挿通されたボルト19およびそこに螺着されたナット20を介しブラケット18に水平軸線周りに揺動可能に支持されており、そのブラケット18が溶接固定された支持ボルト16が、ボルト19を床台1の左右方向へ延在させて腕材取付け金具13の段部に高さ調整可能に2個のナットで締着固定されることで、腕材支持部材17は、腕材取付け金具13を介して貫材4に、床台1の左右方向に延在する軸線周りに揺動可能に設けられている。
一方、この実施例の移動観覧席では、図5(a)に示すように、腕材5の下材の前部下面に、前部が均等な厚みで後部が後方へ行くほど薄くなった楔状をなす樹脂製の受け板5aが取り付けられており、これにより腕材支持部材17は、図3に示す、複数段の床台1が互いに上下方向に整列する後退位置にある際には、腕材5の下材の後部下面に外周面17aのうちの平面部分で当接しているが、図1に示す、複数段の床台1が互いに階段状にずれる進出位置に向かう間には、腕材5の下材の後部下面から腕材5の下材の前部下面に設けられた受け板5aの下面までその平面部分で摺動して、数段の床台1が互いに階段状にずれる進出位置にある際には、その受け板5aの下面のうちの前部の平面部分に外周面17aのうちの平面部分で当接し、その状態で腕材5が撓んだり前後に動いたりする際には受け板5aの下面の上記平面部分に摺接する。
この実施例の移動観覧席にあっては、各腕材5の下面を支持する下側の貫材4に、腕材5の下材下面に取り付けられた受け板5aと面接触する支持面としての外周面17aを持つ腕材支持部材17が、床台1の左右方向に延在する軸線周りに揺動可能に設けられているため、複数段の床台1が、互いに階段状にずれる進出位置に移動した状態で、それらの床台1上を観客が歩くと、その観客の歩行により腕材5が撓んでもその撓みに合わせて腕材支持部材17が揺動して腕材5の下材下面に取り付けられた受け板5aの下面の平面部分と腕材支持部材17の外周面17aの平面部分との面接触を維持するので、その床台1上の観客の歩行により腕材5が撓んで腕材支持部材17に対し前後に移動しようとしたり腕材5が前後方向の力を受けたりすると腕材5の下材下面に取り付けられた受け板5aの下面の平面部分と腕材支持部材17の外周面17aの平面部分との間に面接触による摺動抵抗が発生する。
従って、この実施例の移動観覧席によれば、観客が床台1上を歩いても、腕材5の下材下面に取り付けられた受け板5aの下面の平面部分と腕材支持部材17の外周面17aの平面部分との間の摺動抵抗により、腕材5がその下側の腕材支持部材17に対して前後に移動しにくいので、床台1を前後に揺れ動きにくくすることができ、これにより、その床台1上に設けられた連結椅子3の着座者が揺れを感じることがないので、着座者の安定感を向上させることができる。
しかもこの実施例の移動観覧席によれば、腕材支持部材17は、貫材4に支持ボルト16で高さ調整可能に設けられているので、腕材5の高さが組立当初は所定高さより多少上下していても、腕材支持部材17を腕材5の下面に確実に接触させて、床台1を前後に揺れ動きにくくすることができる。
また、この実施例の移動観覧席によれば、腕材5は、後端部をストッパーボルト14で傾き調整可能に貫材4に結合されているので、腕材5が組立当初は多少上下に傾いていても、腕材5が水平になるようにその傾きを調整して床台1を水平にすることができる。
そしてこの実施例の移動観覧席によれば、複数段の床台1の各段は、複数の座起立式椅子が連結された連結椅子3を起倒可能に設けられているので、図1に示すように複数段の床台1を互いに階段状にずれる進出位置に移動させた後に、図1中実線で示すように連結椅子3を起こすことで、移動観覧席を通常の観覧席として使用することができ、しかも、床台1上を観客が歩いても、その床台1上に設けられた連結椅子3の着座者が揺れを感じることがないので、着座者の安定感を向上させることができる。そして、図1中仮想線で示すように連結椅子3を倒した後に、図3に示すように複数段の床台1を互いに上下方向に整列する後退位置に移動させることで、移動観覧席をコンパクトに収納することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、腕材5はその下材下面で受け板5aを介さずに腕材支持部材17と直接面接触しても良く、また腕材支持部材17の外周面17aの形状は四角柱状でなく、三角柱状や、上面のみ平面を持つ円柱状等でも良い。
さらに、腕材と腕材支持部材との互いに面接触する面は、平面でなく、腕材の長手方向に延在する溝状の曲面でも良い。また、腕材や腕材支持部材は、貫材に代えて、またはそれに加えて、支柱の上端部で支持するようにしても良い。
そしてこの発明における移動観覧席は、床台上に起倒可能に椅子を設置したものでなく、床台上に座部だけを取り付けたベンチ型の移動観覧席や、床台上にスタッキングチェア等の可搬型の椅子を並べられかつ床台上を他の目的でも用い得るように床台上に椅子が設置されていない移動観覧席であっても良い。
かくしてこの発明の移動観覧席によれば、観客が床台上を歩いても、腕材の下面と腕材支持部材の支持面との間の摺動抵抗により、腕材がその下側の腕材支持部材に対して前後に移動しにくいので、床台を前後に揺れ動きにくくすることができ、これにより、その床台上に椅子が設けられていてもその椅子の着座者が揺れを感じることがないので、着座者の安定感を向上させることができる。
1 床台
2 脚部
3 椅子
4 貫材
5 腕材
5a 受け板
6 床材
7 支柱
8 脚材
9 移動用ローラー
10 傾斜ブレース
11 ガイドレール
12 ブラケット
13 腕材取付け金具
14 ストッパーボルト
15 腕材支持ローラー
16 支持ボルト
17 腕材支持部材
17a 外周面
17b 貫通孔
18 ブラケット
19 ボルト
20 ナット
F 床面

Claims (4)

  1. 複数段の床台(1)と、前記各床台を水平状態で移動可能に支持する脚部(2)と、を具え、
    前記各床台が、その床台の左右方向に水平に延在する貫材(4)と、前記貫材の長手方向に間隔が空いた複数の部位に配置されてその貫材から前記床台の前方向へ水平に突出する複数本の腕材(5)と、それら複数本の腕材上に張り渡された床材(6)と、を有し、
    前記脚部が、前記各貫材の長手方向に間隔が空いた複数の部位に上端部をそれぞれ結合されてその貫材から下方に延在する複数本の支柱(7)と、それらの支柱の下端部にそれぞれ結合されて前記腕材と平行に延在する複数本の脚材(8)と、それらの脚材にそれぞれ設けられた複数個の移動用ローラー(9)と、を有し、
    前記複数本の腕材がそれぞれ、後端部を前記貫材(4)と前記支柱(7)との少なくとも一方に結合されるとともに、下面をその下側の前記貫材(4)と前記支柱(7)との少なくとも一方に相対移動可能に支持されており、
    前記複数本の支柱の長さが前記床台毎に床台間の段差分ずつ異なるとともに、前記複数本の支柱の上端部が結合される前記貫材の部位の間隔が前記床台毎に少しずつ異なることで、前記複数段の床台が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動し得る、伸縮式の移動観覧席において、
    前記各腕材(5)の下面を支持する、前記下側の貫材(4)と支柱(7)との少なくとも一方に、前記腕材の下面と面接触する支持面を持つ腕材支持部材(17)が、前記床台(1)の左右方向に延在する軸線周りに前記腕材の撓みに合わせて揺動可能に設けられていることを特徴とする、移動観覧席。
  2. 前記腕材支持部材(17)は、前記貫材(4)と前記支柱(7)との少なくとも一方に高さ調整可能に設けられていることを特徴とする、請求項1記載の移動観覧席。
  3. 前記腕材(5)は、後端部を前記貫材(4)と前記支柱(7)との少なくとも一方に傾き調整可能に結合されていることを特徴とする、請求項1または2記載の移動観覧席。
  4. 前記複数段の床台(1)の何れかは、座起立式椅子(3)を起倒可能に設けられていることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の移動観覧席。
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