JP5228210B2 - 移動観覧席 - Google Patents

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Description

この発明は、複数段の床台が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動する、伸縮式の移動観覧席に関し、特には、その移動観覧席の脚部を側方から覆う側板の構造に関するものである。
上述の如き移動観覧席としては従来、例えば本願出願人が先に特許文献1にて開示したものが知られており、この移動観覧席は、図11にその中間の二段について示すように、複数段の床台1と、各床台1を水平状態で移動可能に支持する脚部2と、互いに連結材で連結された複数の座起立型椅子を有して各床台1上に起倒可能に装着された連結椅子3とを具えており、各床台1は、連結椅子3の左右方向に水平に延在する貫材4と、その貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に後端部をそれぞれ結合されてその貫材4から連結椅子3の前方向へ水平に突出する複数本の腕材5と、それら複数本の腕材5上に張り渡された床材6とを有し、脚部2は、貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に上端部をそれぞれ結合されてその貫材4から下方に延在する複数本の支柱7と、それらの支柱7の下端部に後端部付近をそれぞれ結合されて腕材5と平行に延在する複数本の脚材8と、それらの脚材8の前端部および後端部にそれぞれ設けられた複数個の移動用ローラー9とを有するとともに、高い方の段では支柱7の後面側にその支柱7の補強のための傾斜ブレース10を有している。
そしてこの移動観覧席は、上記複数本の支柱7の長さが床台1毎に床台1間の段差分ずつ異なるとともに、複数本の支柱7の上端部が結合される貫材4の部位の間隔が床台1毎に少しずつ異なることで、複数段の床台1が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動することができ、その後退位置に移動させる際は、連結椅子3を前方に倒して床材6間に収納する。
このような移動観覧席においては、外観品質の向上のために、床台1の側端部に脚部2を側方から覆う側板を設ける場合が多く、その際、従来は通常、移動観覧席を設置ずる現場で、先ず図12(a)に示すように、適宜ネジ11を用いて、脚材8に押し出し材からなる延長材12を取り付けるとともに、支柱7と脚材8とにそれぞれブラケット13を取り付け、その一方で図12(b)に示すように、これも押し出し材からなる枠材14を矩形に組み立て、その枠材14の内側に縁材15介して、図12(c)に示す如き平板状の化粧パネル16を組み込むとともに、枠材14に適宜ブラケット13を取り付けて側板17を組み立て、その側板17を支柱7の背面と脚材8および延長材12の上面とに密着させて支柱7と脚材8と延長材12とにブラケット13で固定する、といった方法が採られる。
特許第3903354号
ところで、本願発明者は上記従来の移動観覧席についてさらに研究を進めたところ、以下の如き改良の余地を見出した。すなわち、上記従来の移動観覧席の側板17の装着構造では、側板17を脚部2に装着するために、あらかじめ床台1毎に寸法を合わせて延長材12と枠材14と縁材15と化粧パネル16とをそれぞれ切断しておき、それらの部品から側板17を現場で組み立てる必要があって、装着に極めて手間と時間がかかるという不都合があった。
そしてこの問題の解決のために例えばあらかじめ工場等で側板17を組み立てておいて現場へ搬送することとすると、側板17が嵩張るため搬送および保管の際に多くの手間と場所とを取ってしまうという問題があった。
この発明は、上記従来の移動観覧席の課題を有利に解決するものであり、この発明の移動観覧席は、複数段の床台と、前記各床台を水平状態で移動可能に支持する脚部と、前記脚部に取り付けられた側板と、を具え、前記複数段の床台が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動し得るとともに、その進出位置での前記複数段の床台の床材が階段状の通路を形成する、伸縮式の移動観覧席において、前記脚部は、前記床台に上端部を結合されてその床台から下方に延在する支柱と、その支柱の下端部に結合されて前記床台の前後方向へ延在する脚材と、を有し、前記側板は、あらかじめ前記床台の寸法に対応して形成された折り曲げ溝に沿って折り曲げ形成された縁部を有しており、前記縁部が、前記支柱と前記脚材との少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とするものである。
この発明の移動観覧席にあっては、側板が、あらかじめ床台の寸法に対応させて形成された折り曲げ溝に沿って折り曲げ形成された縁部を有しているので、側板となる板材が、工場等であらかじめ床台の寸法に対応して折り曲げ溝を形成され、平板状の状態でその板材の保管および移動観覧席の設置現場への搬送が行われて、その現場で板材が折り曲げ溝に沿って手折りあるいは工具等を用いて折り曲げられて側板の縁部が形成され、その側板の縁部が、各床台を水平状態で移動可能に支持する脚部の、床台に上端部を結合されてその床台から下方に延在する支柱と、その支柱の下端部に結合されて床台の前後方向へ延在する脚材との少なくとも一方に取り付けられる。
従って、この発明の移動観覧席によれば、側板を平板状の板材の状態で積み重ねて保管および搬送できるので、側板の搬送と保管に手間と場所を取ることがなく、しかも現場で枠材を矩形に組み立ててその内側に板材を組み込む必要がないので、側板の組立に手間と時間をかけずに脚部へ装着することができる。
なお、この発明の移動観覧席においては、前記側板を構成する板材は、化粧板と裏板とで中間材を挟み込んで形成されており、前記折り曲げ溝は、前記裏板側から前記中間材まで掘り込まれていても良い。
このようにすれば、折り曲げ溝が板材の裏板側から中間材まで掘り込まれているので、側板の外観をなす化粧板を損なうことなく、板材を人手で容易に折り曲げて側板の縁部を形成することができる。
また、この発明の移動観覧席においては、前記側板は、前記支柱を外側から覆うことができる形状に形成されていても良い。
このようにすれば、側板自体は枠材を持たないので容易に支柱を外側から覆うことができる形状とすることができ、その側板で構造材である支柱を隠すことができるので、移動観覧席の外観品質をさらに向上させることができる。
この発明の移動観覧席の一実施例をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す正面図である。 上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す平面図である。 上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す側面図である。 上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で、椅子を省略して示す背面図である。 上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す底面図である。 上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに上下方向に整列した後退位置にある状態で一部の側板を省略して示す側面図である。 (a)は、上記実施例の移動観覧席の床台の側板組み付け前の脚部を示す分解斜視図、(b)および(c)は、その脚部への組み付け前の側板、およびその側板を組み付けた状態の脚部をそれぞれ示す斜視図である。 上記側板組み付け前の脚部を示す側面図である。 (a)は、上記実施例の移動観覧席の床台に用いられる側板を形成する平板状態の板材を示す平面図であり、(b),(c),(d),(e)および(f)は、その板材から縁部を折り曲げ形成した側板を示す平面図、正面図、下面図、左側面図および右側面図である。 (a)および(b)は、上記側板を組み付けた脚部を示す平面図および側面図である。 従来の移動観覧席の中間の二段の構成を示す斜視図である。 (a),(b)および(c)は、上記従来の移動観覧席の中間の床台の側板組み付け前の脚部、側板用の枠材および側板用の化粧板をそれぞれ示す分解斜視図、(d)は、その脚部に側板を組み付けた状態を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の移動観覧席の一実施例をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す正面図、図2は、上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す平面図、図3は、上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す側面図である。
また、図4は、上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で、椅子を省略して示す背面図、図5は、上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに階段状にずれた進出位置にある状態で示す底面図、そして図6は、上記実施例の移動観覧席をその複数段の床台が互いに上下方向に整列した後退位置にある状態で示す側面図である。
この実施例の移動観覧席も、図11に示す従来の移動観覧席と同様、複数段(図示例では5段)の床台1と、各床台1を水平状態で移動可能に支持する脚部2と、互いに連結材で連結された複数の座起立型椅子23を有して各床台1上に起倒可能に装着された連結椅子3とを具えており、各床台1は、連結椅子3の左右方向に水平に延在する貫材4と、その貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に後端部をそれぞれ結合されてその貫材4から連結椅子3の前方向へ水平に突出する複数本の腕材5と、それら複数本の腕材5上に張り渡された床材6とを有し、脚部2は、貫材4の長手方向に間隔が空いた複数の部位に上端部をそれぞれ結合されてその貫材4から下方に延在する複数本の支柱7と、それらの支柱7の下端部に後端部付近をそれぞれ結合されて腕材5と平行に床台1の前後方向へ延在する複数本の脚材8と、それらの脚材8の前端部および後端部にそれぞれ設けられた複数個の移動用ローラー9とを有するとともに、下から4段目と5段目の段では支柱7の後面側に貫材4の補強のための傾斜ブレース10を有している。
そしてこの実施例の移動観覧席においても、図4に示すように、上記複数本の支柱7の長さが床台1毎に床台1間の段差分ずつ異なって、床台1が低くなるにつれて支柱7の長さが短くなるとともに、複数本の支柱7の上端部が結合される貫材4の部位の間隔が床台1毎に少しずつ異なって、床台1が低くなるにつれて支柱7の間隔が短くなることで、複数段の床台1が、図1に示す、互いに階段状にずれる進出位置と、図6に示す、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動できる。
そして、下から3段目の床台1の脚材8の両外側には、床面F上に固設された4本のガイドレール24とそれぞれ当接する小さなガイドローラーが設けられていて、それらのガイドローラーとガイドレール24との当接による案内により、各床台1は所定方向へ進退移動することができ、図6に示すように後退位置に移動させる際は、各連結椅子3を前方に倒して床材6間に収納する。なお、この実施例の移動観覧席では、最上段の床台1は、連結椅子3を設けられずに下から4段目の床台1と一体とされて、支柱7の下のガイドレール24を介して床面F上に固定されている。
しかしてこの実施例の移動観覧席では、図3および図6に示すように、各床台1の両側端部に設けられた受け部材21に手摺22が着脱可能に装着されるとともに、各床台1の両外側の脚部2に側板17が設けられている。
図7(a)は、この実施例の移動観覧席の床台1の側板組み付け前の脚部2を示す分解斜視図、(b)および(c)は、その脚部2への組み付け前の側板17、およびその側板17を組み付けた状態の脚部2をそれぞれ示す斜視図であり、図8は、その側板組み付け前の脚部2を示す側面図である。
各床台1の側板組み付け前の脚部2には、図12(a)に示す従来の移動観覧席の脚部2と同様、適宜ネジ11を用いて、脚材8の後端部に例えば角筒状の延長材12を取り付けるとともに、この実施例では、水平に配置したアングル材状の支持材18の基端部を支柱7の上端部に取り付け、さらに脚材8および延長材12に沿って配置したこれもアングル材状の挟み材19を、それら脚材8および延長材12上に取り付け可能とする。
一方、各脚部2に組み付ける側板17には、図7(b)および図9に示す如きものを用いる。図9(a)は、上記実施例の移動観覧席の各脚部2に用いる側板17を形成する平板状態の板材20を示す平面図、また図9(b),(c),(d),(e)および(f)は、その板材20から縁部17aを折り曲げて形成した側板17を示す平面図、正面図、下面図、左側面図および右側面図である。
ここで、側板17を構成する板材20は、従来の化粧パネル16と同様、化粧板と裏板とで中間材を挟み込んで形成されており、この板材20は、あらかじめ工場等で、その側板17が取り付けられる床台1の支柱7の高さや脚材8および延長材12の長さ等の寸法に対応した外形寸法に切り出されるとともに、例えばNCフライス盤等を用いて、その板材20の周辺部に各辺に沿って直線状に、図9(a)に二点鎖線で示すように、断面略V字状の折り曲げ溝20aを、裏板側から中間材までの深さに掘り込まれている。
さらに、この板材20には、後述する縁部17aの、脚部2の支柱7の基部との干渉防止および、支柱7に床台1の貫材4を取り付けるボルトとの干渉防止のためにそれぞれ切り欠き部20bが形成され、また、図示例では右端上下の角部が隣接する縁部17a同士の繋ぎ代となるように、周辺部に適宜切込みが設けられ、そして、縁部17a同士の繋ぎや支柱7、脚材8および延長材12への取り付け用に、周辺部に適宜ネジ孔が設けられている。
この実施例の移動観覧席では、かかる板材20を平板状のまま積み重ねて倉庫等に保管し、移動観覧席の設置の際には平板状のまま積み重ねて設置現場へ搬送する。そしてその設置現場では先ず、図7(a)および図8に示すように、適宜ネジ11を用いて、脚部2の脚材8の後端部に延長材12を取り付けるとともに、脚部2の支柱7の上端部に支持材18の基端部を取り付け、その一方で、板材20の周辺部を直線状の折り曲げ溝20aに沿って手折りあるいは工具等を用いて裏板側へ直角に折り曲げ、図示例では右端上下の角部の繋ぎ代を隣接する縁部17aにネジ留めして、上側および下側の縁部17aと図示例では右側方の縁部17aとを繋ぐことで、図7(b)および図9(b)〜(f)に示すように、四辺に縁部17aを持つトレイ状をなすとともに、表側が化粧板からなる矩形の側板17を形成する。
なお、この側板17には、脚部2の支柱7の基部との干渉防止および、支柱7に床台1の貫材4を取り付けるボルトとの干渉防止のための逃げ部17bが、上記切り欠き部20bによって形成されている。
次いでこの実施例の移動観覧席では、図10(a),(b)に示すように、上記側板17の上側の縁部17aを、脚部2の支柱7の上端部に水平に設けた支持材18に上から被せて、その側板17の上側の縁部17aを裏側から支持材18で支持し、また、その側板17の下側の縁部17aの逃げ部17bに支柱7の基部を遊嵌させるとともにその側板17の図示例では左側方の縁部17aの逃げ部17bに上記貫材4の取り付けボルトを遊嵌させつつ、その側板17の左側方の縁部17aを支柱7にその前面側から被せてその前面に密着させて、その側板17の左側方の縁部17aを裏側から支柱7で支持し、それと同時に支柱7を移動観覧席の外側から側板17で覆って、その側板17の下側の縁部17aを、脚材8および延長材12の上面に密着させ、その状態で、側板17の上側の縁部17aを支持材18に、また側板17の左側方の縁部17aを支柱7に、それぞれネジ11で締着固定し、側板17の下側の縁部17aはその内側に配した挟み材19を介して、脚材8および延長材12の上面にネジ11で締着固定することで、図7(c)に示すように、側板17を脚部2に装着固定する。
従ってこの実施例の移動観覧席によれば、側板17を平板状の板材20の状態で積み重ねて保管および搬送できるので、側板17の搬送と保管に手間と場所を取ることがなく、しかも現場で枠材を矩形に組み立ててその内側に板材を組み込む必要がないので、側板17の組立に手間と時間をかけずに脚部2へ装着することができる。
しかもこの実施例の移動観覧席によれば、側板17を構成する板材20は、化粧板と裏板とで中間材を挟み込んで形成されており、折り曲げ溝20aは、その裏板側から中間材まで掘り込まれているので、側板17の外観をなす化粧板を損なうことなく、板材20を人手で容易に折り曲げて側板17の縁部17aを形成することができる。
しかもこの実施例の移動観覧席によれば、側板17自体は枠材を持たないので、支柱7を外側から覆うことができるようにする逃げ部17bを容易に形成することができ、その側板17で構造材である支柱7を隠すことができるので、移動観覧席の外観品質をさらに向上させることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、上記実施例では移動観覧席は床台1が5段で、最上段の床台1には連結椅子3が設けられていないが、床台1の段数がこれと異なっていても良く、また最上段まで連結椅子3が設けられていても良い。さらにこの発明における移動観覧席は、床台上に起倒可能に椅子を設置したものでなく、床台上に座部だけを取り付けたベンチ型の移動観覧席や、床台上にスタッキングチェア等の可搬型の椅子を並べられかつ床台上を他の目的でも用い得るように床台上に椅子が設置されていない移動観覧席であっても良い。
そして、上記実施例では側板17が支柱7を覆っているが、側板17は支柱7の背面と脚材8および延長材12の上面とに縁部17aを密着させて取り付けても良く、その場合には側板17に逃げ部17bを設けなくても良い。また、上記実施例では現場で脚部2に延長材12と支持材18とを取り付けているが、これらをあらかじめ工場等で脚部2に取り付けておいても良い。そして折り曲げ溝20aの断面形状は、略V字状でなく通常のボールエンドミルに対応する略U字状としても良い。
さらに側板17は、上記実施例では支持材18を介して支柱7に取り付けられるとともに延長材12を介して脚材8にも取り付けられているが、支柱7と脚材8との何れか一方に取り付けられていても良い。また側板17は、延長材12を介して脚材8に取り付けられているが、脚材8自体を後方へ延長することで延長材12を省略しても良く、そして側板17は、挟み材19と脚材8および延長材12とで縁部17aを挟んでネジ11で脚材8および延長材12の上面に締着固定しているが、挟み材19を省略して縁部17aを直接ネジ11で脚材8および延長材12の上面に締着固定しても良い。
かくしてこの発明の移動観覧席によれば、側板を平板状の板材の状態で積み重ねて保管および搬送できるので、側板の搬送と保管に手間と場所を取ることがなく、しかも現場で枠材を矩形に組み立ててその内側に板材を組み込む必要がないので、側板の組立に手間と時間をかけずに脚部へ装着することができる。
1 床台
2 脚部
3 連結椅子
4 貫材
5 腕材
6 床材
7 支柱
8 脚材
9 移動用ローラー
10 傾斜ブレース
11 ネジ
12 延長材
13 ブラケット
14 枠材
15 縁材
16 化粧パネル
17 側板
17a 縁部
17b 逃げ部
18 支持材
19 挟み材
20 板材
20a 折り曲げ溝
20b 切り欠き部
21 受け部材
22 手摺
23 座起立型椅子
24 ガイドレール
F 床面

Claims (3)

  1. 複数段の床台(1)と、前記各床台を水平状態で移動可能に支持する脚部(2)と、前記脚部(2)に取り付けられた側板(17)と、を具え、
    前記複数段の床台(1)が、互いに階段状にずれる進出位置と、互いに上下方向に整列する後退位置との間で水平状態のまま移動し得るとともに、その進出位置での前記複数段の床台の床材が階段状の通路を形成する、伸縮式の移動観覧席において、
    前記脚部(2)は、前記床台(1)に上端部を結合されてその床台から下方に延在する支柱(7)と、その支柱の下端部に結合されて前記床台の前後方向へ延在する脚材(8)と、を有し、
    前記側板(17)は、あらかじめ前記床台(1)の寸法に対応して形成された折り曲げ溝(20a)に沿って折り曲げ形成された縁部(17a)を有しており、
    前記縁部(17a)が、前記支柱(7)と前記脚材(8)との少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とする、移動観覧席。
  2. 前記側板(17)を構成する板材(20)は、化粧板と裏板とで中間材を挟み込んで形成されており、
    前記折り曲げ溝(20a)は、前記裏板側から前記中間材まで掘り込まれていることを特徴とする、請求項1記載の移動観覧席。
  3. 前記側板(17)は、前記支柱(7)を外側から覆うことができる形状に形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の移動観覧席。
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