JP5361858B2 - 紙を綴じ込むための綴じ部材及び綴じ部材を用いた紙製品 - Google Patents

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Description

本発明は、金属製の綴じ針や糊、また、熱エネルギーを使用しないで、複数枚の紙を綴じ込むことができる紙を綴じ込むための綴じ部材及び綴じ部材を用いて形成した紙製品に関する。
近年、地球環境保護が世界規模で提言されており、不要となった冊子やノート、伝票などの廃棄の際、リサイクルの観点から簡便にされることが要求されており、これらを綴じ込む為の金属製の綴じ針や、焼却の際、有害ガスを発生する糊などを使用しないことが必要である。
同様に、製本過程でも、不要となった冊子やノート、伝票などの廃棄の際、リサイクルの観点から簡便にされることが要求され、これらを綴じる金属製の綴じ針や、また、焼却の際、有害ガスを発生する糊などを使用しないで製本できる装置が必要となる。加えて、製造コストから見ても、金属製の綴じ針や糊以外にもCO2排出の熱などのエネルギーも不要な装置が必要である。
従来、冊子やノート、伝票など紙の綴じ込みは、金属製綴じ針か糊で綴じ込められており、不要となった際には個人情報保持のためシュレッダーに通しているが、シュレッダーの刃の損傷を避けるため、金属製綴じ針を外す必要があった。又、ホットメルトなどの樹脂糊を使用したものについては、焼却の際、有害ガスが発生する。属製綴じ針が完全に綴じられる保証は無く、その為、幼児や子供向きの冊子などの製本においては、金属製針は危険なので、ほとんど糊を使用している。また、カートンやダンボールなどの紙箱ではエマルジョンもしくはホットメルト糊や金属針を使用しているが、エマルジョンを使用した場合固着するまで、ベルトや箱を重ね合わせた状態で時間を掛けて固着させている。
また、ホッチキスで綴じられた複数枚の書類などをコピーするとき、金属製綴じ針を外さないと連写コピーができず、一々針を外す作業が伴った。そこで、金属製綴じ針や糊を使用しないで綴じ込みができる装置や、また、簡単に剥がすことができる紙製品が必要である。
同様に従来の紙の綴じ込み装置で生産され、不要となった紙、又は冊子などの廃棄には金属製綴じ針を外すことや、糊部分の切り落とし作業をしなければならない。更に、金属製綴じ針の場合、製品毎、機械にセットする場合、熟練工であっても、相当の時間を要する。又、背糊での製本においても、中面となる紙に孔をあける工程が必要であり、全自動糊付け機は複雑な構造となっており高価なため,保有している業者は少なく、手作業で行っているところが多い。
これらの廃棄作業には手間がかかり、人件費等のコストにも撥ね返る。この問題点に対応すべきために金属製綴じ針や糊を使用しないで、紙を綴じ込むことができるものは種々開示されている。帳票など、複数枚の紙を綴じ込むとき、一枚一枚の紙に水分を供給し、凹凸が連なった綴じ部材で上下から圧力を掛けて綴じ込み方法と綴じ込み装置がある(例えば、特許文献1参照。)又、同様の主旨での改良発明もある(例えば、特許文献2参照。)又、綴じ金具が不要であるカレンダーとしては、重ねられた所定枚数の紙葉の所定箇所が綴られるカレンダーであって、紙葉の各紙面全体に印刷が施され、これらの綴る部分には加圧、加熱によるカレンダーの線状の綴じ部分が撓まぬように補強用リブが形成されるとともに、この綴る部において、印刷インクが加熱により溶けて発する接着力により紙葉が一体に綴じ固められるものがある(例えば、特許文献3参照。)。
又、重ねられた所定枚数の紙葉の所定箇所が綴られるカレンダーであって、各紙葉の紙面全体に印刷が施され、これら綴る部には加圧、加熱により文字や図形などがエンボスされるとともに、この綴る部において、印刷インクが加熱により溶けて発する接着力により紙葉が一体に綴じ固められ、且つ、エンボスにより綴り部が撓まぬように補強されているものがある(例えば、特許文献4参照。)。
特許3481300 特許3502204 実開平05-95768 実開平06-64920
従来の綴じ方法での綴じ込み装置での不要となった紙や紙製品の廃棄が不便であり、又、上記特許文献1及び特許文献2で開示されている技術による、1枚1枚の紙に水分を供給する綴じ込み装置などにおいては、水分により綴じ合わせ部分が波を打ってしまう為、冊子やパンフレットなど美的な物品には適用できなく、帳票などに限定される。又、別途1枚1枚に水分をむらなく供給するためには、綴じ合わせ加工の前工程には、精巧で複雑な装置を設置しなければならず、その為、綴じ枚数が多ければ、その分装置も増やさなければならない等、設備の問題からしても限度があり、数枚の少なめの帳票などへの使用が主となる。しかし、この技術での綴じ込みの強度は高いが、必要上、再度剥がす場合、破れてしまうこととなる。又、特許文献3に開示されている技術によると、綴じ合わせる用紙の全部の枚数の1枚1枚の綴じ部分にインクで印刷を施し、加熱加圧によりインクを溶かし糊状にして接合するものはカレンダーなどで見受けられるが、全枚葉に印刷されたインクを溶かすほどの高熱圧力を加えなければならず、その為、綴じ合わせ枚数は限定され、又、生産速度も落ちるなどのコスト面や採算性からして、高額なカレンダーなどには向いているものの、低コスト路線の冊子やパンフレット等の綴じ込み装置としては不向きであった。尚、インクが高熱で溶ける為、強力な接合強度はあるから、線状のリブは接合強度を高めるものではなく、あくまでも綴じ部分が撓まぬようにとの目的である。カレンダー用紙を捲って剥がすときは、別途施してあるミシン線で行う。又、上記特許文献4に開示されている技術では、上記特許文献3に開示されている綴じ合わせの面での技術とは同一であるが、線状リブが、文字や図形のエンボスに変わっている。このエンボスでは美的な表現のほか、上記同様閉じ部分が撓まぬようにとの目的である。 尚、カレンダー用紙を捲って剥がすときは、別途施してあるミシン線で行う。
その他、紙を綴る方法としては、卓上式綴じ具もあるが、これは、3,4枚の重ねた紙に切り込み孔をあけ、切り開いた紙片同士を絡ませて接合をする卓上型の綴じ器はすでに市販されているものの、外れやすく、又、綴じ部分はかなりの厚みを呈することとなっている。そのため積み重ねた場合、かたがりが生じ、沢山の積み重ねには不便である。又、こうした孔のあけたものは公文書には適用されないものである。
昨今、A2版やB2版の大型チラシを折り畳み、封筒に入れないで直接発送することが見受けられる。これは、受取人が元の大きさに広げて見られる剥離可能な構造となっており、全面にニスを塗布して熱圧力で密着させているか、部分的にホットメルトや剥離性糊、又、剥離性糊離散点状に化学糊を塗布しているが、糊やニスは焼却した場合には、有害なガスが発生する。
そのほか、B2版の大型チラシを金属製綴じ針でとめて冊子状としたチラシも最近見受けられるが、これは、赤ちゃんや子供にとっては危険な存在となる。又、病院では薬袋にホッチキス針でとめる場合や、銀行でも、現金を入れた袋をホッチキス針でとめる場合が多々ある。この場合、金属製綴じ針を外さないで破って開封すると針が残り、指に怪我をすることとなる。更に、食品のみならず、衣料品などの生産工場では、混入を防ぐため、ホッチキスの使用が禁止されているところもある。
本発明は一般消費者のみならず生産者側において、紙製品全般に関して、金属製綴じ針やの糊等を使用しなく、安全性と生産性やコスト面でも包括でき、且つ、廃棄処分が容易な紙を綴じ込むための綴じ部材綴じ部材を用いて形成した紙製品を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の紙を綴じ込むための綴じ部材は、重ねた複数枚の紙の厚さ方向の両側から、綴じ込みに関わる凹凸が連なった形状に形成された一対の綴じ部材からなり、前記綴じ部材同士を圧力を掛けて噛合わせ、紙の繊維を絡み合わせることにより、前記複数枚の紙を綴じ込むための綴じ部材であって、一方或いは双方の綴じ部材の綴じ込みに関わる凹凸部は、凸の高さが、当該凹凸部と噛合う他方の綴じ部材の綴じ込みに関わる凹凸部の凹の深さに満たない形状を有しており、前記綴じ部材同士の凹凸部を噛合わせたとき、一方の綴じ部材の凹凸部の凸の頂部と他方の綴じ部材の凹凸部の凹の底部との間に隙間の無い部分と隙間のある部分ができるようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、従来、同一の形状の凹凸が連なっている綴じ部材同士を、圧力を掛けて噛合わし、重ねた複数枚の紙を綴じ込むと、紙の伸張率の関係で紙の繊維の破壊度の極度を超えた圧力の負荷が掛かった場合、紙の繊維が、絡み合い綴じ込み可能な許容範囲を超えた破れ方をする。この為、綴じ込む枚数にも制限が生じる。そこで、少ない枚数の紙であれば極度内の圧力でもよいが、多い枚数となると極限まで圧力を高める必要がある場合があり、綴じ部分の全域が許容範囲を超えて破れてしまうことがある。
本発明では、凹凸が連なった形状の綴じ部材の綴じ込みに関わる凸部が対面する綴じ部材の綴じ込みに関わる凹部の深さに満たない高さであった場合、それぞれ対面する綴じ部材を噛合わせすることにより、形状の高さや深さの違いにより隙間が生じる。もし、紙の繊維の破壊度の極度を超えた枚数を綴じたとしても、圧力の負荷に耐えられなくなった繊維がこの隙間に入り込むことによって繊維の伸長度が和らぎ、紙の繊維の破壊が回避されて絡み合うこととなり、この為、綴じ込み強度が保たれることとなる。このようなことから、本発明では凹凸部の内側部分で所定の位置やランダムでの間隔か、また、必要とされる部分などに、連続してか、もしくは単独で当該隙間を設けておけば、全体的には、より綴じ込み強度が保たれる。更に、凸部の高さが高いものと、低いものとが、又は、凹部の深さが、深いものと、浅いものとが、それぞれ、交互、またはランダムに形成されているものか、もしくはいずれか一方の綴じ部材の全部が一定の高さがある凹凸部で形成されており、対面する綴じ部材は、全部かもしくは、部分的において、相対する対面の凹部の深さに満たない凸部の形状など、本発明に当てはまるものであれば問わない。
上記複数枚を厚さ方向の両側から本発明の綴じ部材を使用して、加圧して噛合わせると、上記複数枚の綴じられた双方の紙面には、其々表情の違った綴じ部材の痕跡が現れることとなる。冊子などの場合は見栄えが必要である為、表紙面には綴じた痕跡が目立たないほうが良い。従って、複数枚の紙を中綴じ仕様で綴じ込みをする場合、綴じ部材の凸形状としては表紙側から加圧する綴じ部材の全部の凸部を所定の高さに、中面側の片方の凸部の全部を所定の高さより低くすれば、表紙面への痕跡も浅くなり、目立たなくできる。綴じ込む物品によって形状は自由に設定ができる。
又、一方の凹部の深さを1ミリから2ミリ程度にすれば重ねた複数枚の紙の厚さが2枚程度から最大限まで可能であることから、綴じ部材を取り替える必要はなくなる。尚、凸部を細い棒状の円錐形状とし、複数枚の紙を綴じ込むと、紙の繊維は多少破壊されるものの、紙の繊維が押し込まれた状態で固定されるため、綴じ込みが可能となる。この場合、厚いメモ用紙などに応用が可能となる。
本発明では、上記凹凸部は綴じ込みに関わるものであるから、例えば、凹凸部分の端部であって、自然体に低くするものは含まれない。
上記は本発明における紙を綴じ込むための綴じ部材による複数枚の紙の綴じ込みであるが、綴じ込み部分の長手方向に対しての横方向では引っ張られる力には強いが、反面、長手方向の縦方向に引っ張られると、綴じ込み部分の端部から剥がれ易い構造でもあり、この剥離性を持ち兼ねていることも本発明の特徴である。この特徴を生かして、本発明をカレンダーやメモ帳、送り状などに用いることが可能である。綴じ部材の凹凸部分の幅の加減によっても、綴じ込み強度の加減は可能であり、これらの作用を用いて、用途別に綴じ込み強度を選択できるものである。
尚、綴じ込みされた上記複数枚の厚みは、綴じ込みする以前の厚みとほぼ変わらず、積み重ねても片上がりは生じない。
また、本発明で使用する紙の種類としてはアート紙、コート紙などの塗工紙やマット紙、中質紙、上質紙、再生紙、ボール紙など本発明に適すものであれば種類は問わない。
本発明での綴じ込み部分は、湿気等においても、実際冬季間に屋外に3日放置した場合のテストや雨水が染みた場合であっても、使用には差し支えるものではなく、また、乾けば元の綴じ込み強度に戻り、更に、高い温度でも同様の強度を保有し、且つ、長期間の保存にも耐え得るものである。
本発明の請求項2に記載の紙製品は、請求項1に記載の紙を綴じ込むための綴じ部材を用いて、重ねた複数枚の紙を綴じ込んで形成したことを特徴とする紙製品である。
本発明によれば、雑誌、冊子やパンフレット、フリーペーパー、会報誌、記念誌、冊子状チラシ、冊子状新聞、ノート、カートンやダンボールの紙箱等、また、剥離可能に折り畳んでめくれるダイレクトメール、冊子状ダイレクトメール、折り畳んでめくるチラシ、カレンダー、メモ帳、封筒(封緘)、紙製品について本発明を用いることにより、金属針や糊などを使用せずに製品化でき、更に、不要となった紙、または冊子などの廃棄には金属製綴じ針を外すことや、糊部分の切り落とし作業が必要なく、そのまま、シュレッダーに掛けることができる。
又、本発明で使用する紙の種類としてはアート紙、コート紙等の塗工紙やマット紙、中質紙、上質紙、再生紙、ボール紙等、本発明に適すものであれば種類は問わない。
綴じ込みされた上記複数枚の厚みは、綴じ込みする以前の厚みとほぼ変わらず、積み重ねても片上がりは生じない。
又、本発明での綴じ込み部分は、湿気や雨水が染みた場合においても、使用には差し支えなく、乾けば元の綴じ込み強度に戻り、更に、高温度やマイナス温度でも同様の強度を保有し、且つ、長期間の保存にも耐え得るものである。
本発明の請求項1に記載の紙を綴じ込むための綴じ部材では、当該綴じ部材の綴じ込みに関わる凹凸部は、凸の高さが、噛合う対面の綴じ込みに関わる凹凸部の凹の深さに満たない為、双方を噛合せた場合、隙間ができる。もし、紙の繊維の破壊度の極度を超えた枚数を綴じたとしても、圧力の負荷に耐えられなくなった繊維がこの隙間に入り込むことによって繊維の伸長度が和らぎ、紙の繊維の破壊が回避されて絡み合うこととなり、この為、綴じ込み強度が保たれることとなる。本発明によって、当該隙間のない場合の限度枚数より多くの枚数を綴じ込むことができるようになる。
又、金属製綴じ針や糊等が不要となることから、コスト削減や短納期のほか、廃棄にも優しくリサイクルが容易となり、又、有害ガスやCO2削減にも繋がり、地球環境保全に貢献できるものである。一方、剥離性を持ち兼ねていることも本発明の特徴である為、カレンダーやメモ帳、送り状等に用いることが可能となる。
尚、従来のように、金属製綴じ針を使用した場合、針の綴じ込みが不完全であることもありとても危険であるが、本発明でこうした危険は皆無となる。
本発明の請求項2に記載の紙製品では、請求項1に記載の紙を綴じ込むための綴じ部材を用いて、重ねた複数枚の紙を綴じ込んで形成したことを特徴とする紙製品であるので、雑誌、冊子やパンフレット、フリーペーパー、会報誌、記念誌、冊子状チラシ、冊子状新聞、ノート、カートンやダンボールの紙箱等、また、剥離可能に折りたたんでめくれるダイレクトメール、冊子状ダイレクトメール、折り畳んでめくるチラシ、カレンダー、メモ帳、封筒(封緘)、紙製品について本発明を用いることにより、金属針や糊などを使用せずに製品化でき、更に、不要となった紙、または冊子などの廃棄には金属製綴じ針を外すことや、糊部分の切り落とし作業が必要なく、そのまま、シュレッダーに掛けることができる。
図1は印刷を施した冊子用紙を重ね合わせる一例を示した説明図である(実施例1)。 図2は印刷を施した冊子用紙を重ね合わせる一例を示した説明図である(実施例1)。 図3は冊子用紙が綴じ合わされて形成された冊子の一例を示した説明図である(実施例1)。 図4−4aは綴じ部材の実施の一例を示した説明図である(実施例1)。図4−4bは図4−4aに示す綴じ部材の断面図である(実施例1)。 図5は冊子用紙が綴じ合わされて形成された冊子の一例を示した説明図である(実施例1)。 図6−6aは綴じ部材の実施の一例を示した説明図である(実施例1)。図6−6bは図6−6aに示す綴じ部材の断面図である(実施例1)。 図7は綴じ部材の凹部と凸部の一例を示した断面図である(実施例1)。 図8は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例2)。 図9は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例2)。 図10は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例3)。 図11−11aは綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例3)。図11−11bは図11−11aの綴じ部材で形成されたメモ用紙の一例を示した説明図である(実施例3)。 図12は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例4)。 図13は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例5)。 図14−14aは綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例6)。 図14−14bは図14−14aに示す綴じ部材の断面図である(実施例6)。 図15−15aはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例6)。 図15−15bはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例6)。図15−15cはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例6)。図15−15dはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例6)。図15−15eはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例6)。図15−15fはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例6)。 図16は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例7)。 図17−17aはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。図17−17bはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。 図18−18aはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。図18−18bはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。 図19−19aは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。図19−19bは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。 図20−20aは新聞紙の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。図20−20bは綴じ部材の実施の一例を示した断面図である(実施例7)。 図21−21aはチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。図21−21bははチラシの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例7)。 図22−22aは印刷物の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例8)。図22−22bは印刷物の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例8)。図22−22cは印刷物の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例8)。図22−22dは印刷物の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例8)。図22−22eは印刷物の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例8)。 図23は冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例9)。 図24はカレンダーの綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例10)。 図25は冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例11)。 図26は輪転機状綴じ部材装置の実施の一例を示した説明図である(実施例12)。 図27は歯車状綴じ部材の実施の一例を示した説明図である(実施例13)。 図28−28aは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。図28−28bは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。図28−28cは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。図28−28dは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。図28−28eは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。図28−28fは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。図28−28gは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例14)。 図29−29aは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例15)。図29−29bは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例15)。図29−29cは冊子の実施方法を示した説明図である(実施例15)。図29−29dは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例15)。図29−29eは冊子の綴じ込みに実施した一例を示した説明図である(実施例15)。 図30は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例16)。 図31は綴じ部材の実施の一例を示した正面図である(実施例17)。 図32は綴じ部材の実施の一例を示した断面図である(実施例18)。 図33は綴じ部材の実施一例を示した正面図である(実施例19)。
F1、F2、F3、S4、S6、S7、S9 冊子用紙
2、3、55、100 冊子表表紙
56、91 冊子裏表紙
3、S8、T9、S10 中面
T5 印刷用紙
S1、S2、S5、95 冊子
K1、K2 カレンダー
71 カレンダー用紙
T1、T2、T3、T4 チラシ
35 折り畳みチラシ
S3 新聞
1、4、31、32、33、44、50、60、65 印刷
62、47 中央シート
48、49、63、64 シート
5、6、7、8、11、12、13、14、15 綴じ部材
16、17、18、19、20、21、22、23 綴じ部材
41、42、98、103、104、105 綴じ部材
106、107、108、109、110 綴じ部材
83、84、85、86 歯車形状綴じ部材
S、43 隙間
73、74、75 輪転機ローラ
24、34、36、45、51、52、59、66 折畳み線
87、97 折畳み線
68−1 刻印
37 郵便局承認印
38 宛名ラベル
40、46、53、54、57、58、61、67 綴じ込み部
68、70、72、72−1、94、99 綴じ込み部
69 孔
76,77,79,80 ローラ
90、93 見開部分
9 凸
10 凹
25、26、27、28、29、30 端辺部
93 縁端部分
35 背
89 中心部
100 裏表紙
101 表表紙
103、104 凸の底辺
89 中心部
金属製綴じ針や糊を使用しないで、凹凸の連なった綴じ部材によって、重ねた複数枚紙を綴じ込むとき、本発明の凹凸の形状の綴じ部材により綴じ込みが可能となり、更に、インクなどの印刷との組み合わせにより、より綴じ込み強度が高まる。
本実施の形態は、図1乃至図7に示すように本発明を適用したものである。
図1に示すように、重ね合わされる予定の冊子用紙F1には、表紙2と複数枚の本文中面3があるが、中面3の片面には、半折部分となる中心部分の綴じ込み箇所にはインクによる印刷1が平網点で帯状に印刷されている。表紙2と中面3が重ね合わされた後、重ね合わせ方向の両側から凹凸が連なる綴じ部材で圧力を掛け綴じ込むと、紙の繊維とインクの成分効力によって強力に綴じ込みができる。
図2に示すように、冊子用紙F2は図1と同様に本文の中面の片面のみ、半折部分となる中心部分の綴じ込み箇所には、間隔をもってインクによる平網点の印刷4がなされている。
実施例では矩形であるが、丸やひし形、花模様などでもよい。本実施では通常使われている油性インクであるが、その他、大豆製など植物性インクや水性インク(染料・顔料)、樹脂系インク、ニスなど印刷に使用できるものであれば種類を問わない。また、ハガキなど熱圧着で密着させるための塗布剤でもよい。
尚、模様、文字や写真などでも可能で、また、網点(100%はベタ)印刷等、一定以上のインク濃度があればよい。本実施は片面のみであるが、適度な印刷濃度であれば、冊子用紙F2の重なり合う面の両面に印刷をしてもよい。また、メジュームインクを使って目立たなくするなど、特に限定されるものではな
い。また、網点の%によってインクの盛り方を変えることにより、綴じ込み強度を可変することができる。印刷では白紙部分を多くすることにより逆に綴じ込み強度を弱めることもできる。印刷方法については、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、や孔版印刷等水性インクによるデジタル印刷でもよい。
図3に示すように、この冊子S1は図1、図2の冊子用紙F1もしくはF2を綴じ込んで形成されたものである。半折する中央の位置で、重ねた複数枚の紙の重ねた方向の両側の方向から、図4の4aに示すように凹凸の連なった綴じ部材5,6で圧力を掛けて噛合わされ、綴じ込みがなされた冊子S1が形成されている。
尚、図4は約2倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。このような綴じ込み冊子の形状としては、従来から、金属製綴じ針で綴じる方法があるが、本実施では針が不要であるため、環境にやさしく、針詰まりがないなど、製造工程が簡単であり生産スピードが速くなる。図4の4bは綴じ部材5,6の断面図である。
図5に示すように、冊子S2は複数枚の紙F3を重ねて半折した上で、折り曲げ部分の端部に、図6の6a示すように綴じ部材7,8の長尺の形状でありそれぞれ三角形状の凹凸の連なった形状の綴じ部材で、重ねた複数枚の紙の重ねた方向の両側から、圧力を掛けて噛合わされ、綴じ込みがなされた冊子S2が形成されている。複数枚の紙F3には、図1で示したように、綴じ込みされる部分の片面にはインクによる印刷がなされている。6bはその綴じ部材の断面図である。綴じ込み強度を高めるため幅広となっている。尚、図6は約5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本実施では上下に圧力を掛けるだけであり、従来の中綴じ製本のように、金属製綴じ針差し込んだ後、差し込まれた針を広げるような工程や本文となる中面の用紙に糊が浸透するための穴を開け、糊付けした後、表紙を貼り付ける平綴製本から見れば、製造工程が簡単であり生産スピードが速くなる。
図7の断面図に示すように、凸9と凹10であるが、この凸は先端が円形となっているが、冊子などの表紙面に痕跡が残るようにすれば尖っているものより優しく見えるので、見栄えがよくなる。尚、図面は約5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本実施の形態は、図8乃至図9に示すように本発明を適用したものである。図8に示すように、凹凸が連なった形状をした長尺の綴じ部材の正面図であるが、綴じ部材11の形状は綴じ部材12と違った形状をなしており、綴じ部材11では凸が所定の高さがあり、綴じ部材12では、凸の高さが対面する凹の高さに満たない凸がある。上下を噛合せると、接点には形状の違いから隙間Sが生じることとなる。重ね合わされている複数枚の冊子用紙を綴じ部材11と綴じ部材12の間に挟み、上下から圧力を掛けると、全体にかかる紙の繊維の負荷が隙間Sによって和らぎ、部分的には繊維の限界を超えた伸長が回避されて破れずに絡み合うこととなり、このため、全体が破れずに済み、綴じ込み強度が保たれることとなる。
尚、図面は5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本実施の形状の綴じ部材を輪転機に取り付けることも可能であり、また歯車形状としてもよい。これらの仕様にすれば、エンドレスで綴じ込み作業が可能となり、作業工程も早く、且つ構造も簡単となる。
図9に示すように、綴じ部材13と綴じ部材14とは、対面する部分では双方に凹の深さに満たない凸が存在している。双方に配置しているのは、綴じ込み強度に差を生じないようにしているものである。
本実施の形態は、図10乃至図11に示すように本発明を適用したものである。図10に示すように、綴じ部材16には綴じ部材15の凸部を受ける浅い凹がある。この形状であった場合は、数枚から多い枚数まで重ねたものであっても、この形状の綴じ部材でまかなえることになる。従って、重ねた紙の厚さによって、いちいち綴じ部材の交換がいらなくなり迅速に生産ができる。尚、図面は約500%の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。当該綴じ部材で綴じた場合、綴じ部材15の方が紙に与える凸の痕跡が大きくなるので、冊子などでは、表紙面側からは部材16を配して圧力を掛けた方が、表紙面には綴じ部材15の凸形状の突起が一定以上出ないので、美観的にはよい。本実施の形状の綴じ部材を輪転機に取り付けることも可能であり、また歯車形状の部材にも応用できる。これについてもエンドレスで綴じ込み作業が可能であり、作業工程も早く、且つ構造も簡単である。
また、図11に示すように、綴じ部材17の凸は釘状であり、若干、先端に向かって細くなっている。対面する綴じ部材の凹はわずかな寸法の深さながら設けられている。尚、図面は約3倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。当該綴じ部材はメモ帳のような厚い重ね合わせの紙を綴じ込むために適しており、11bは、綴込みされたメモ帳である。もし、凸部が届かないような厚さの重ねた複数枚の紙であった場合、当該綴じ部材17と同一な凸部を設けた形状の綴じ部材を双方から圧力を掛け噛合せ、双方の凸部が厚さの中間点を越え、全体の70%程度まで届けば厚手のメモ帳が可能となる。
本実施の形態は、図12に示すように本発明を適用したものである。
図12に示すように、凹凸の連なった形状をした長尺の綴じ部材18、19であるが、綴じ部材19には凸の高さが2段階の凹凸の形状が交互に有している。重ねた複数枚の紙を重ねた方向の両側から、当該綴じ部材ではさみ、加圧し、噛合せて綴じ込むと、凸の高い方は上記重ねた複数枚の紙の内側部分を綴じ込み強度を、低い方は外側部分の綴じ込み強度を高めるよう、各々の領域を分担するものである。尚、図面は約5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本実施の形態は、図13に示すように本発明を適用したものである。
図13に示すように、綴じ部材20及び21の凸が3段階の高さで順序変化してくりかえしている。重ねた複数枚の紙を当該綴じ部材ではさみ、重ねた方向の両側から加圧し、噛合せて綴じ込むと、凸の高い方は上記重ねた複数枚の紙の内側部分の綴じ込み強度を、低い方は外側部分の綴じ込み強度を高めるよう、各々の領域を分担するものである。また、中間の高さの凸ではその中間部分の領域を分担するものである。また、図12のように段差がないため、美観的にも優れている。また、双方に配置されているので、上下の綴じ込み強度が隔たり無くバランスよく綴じ込みられている。尚、図面は約500%の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本実施の形態は、図14乃至図15に示すように本発明を適用したものである。
図14に示すように、14aでは長尺の綴じ部材22,23であるが、綴じ部材22には凸の高さが所定の高さの凹凸の形状があり、綴じ部材23は凹凸が連なっていない形状の綴じ部材である。綴じ部材22は綴じ込み強度を上げるために、凹凸部は14bのように幅広となっている。この形状の綴じ部材22と23とを噛合せると、綴じ部材22の方では凹凸部分があるため100%の強度ではないが紙の繊維が絡んで綴じ込みができるが、凹凸が連なっていない綴じ部材23の方では、繊維が破れることはないが、その綴じ込み強度は若干低下する。そこで、この特徴を活かして、チラシを折りたたんで、直接発送するダイレクトメールに実施が可能である。尚、図面は約5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
図15に示すように、B2サイズのチラシT1には、15aに示すように端辺部25,26,27,28,29,30があり、また、折り畳み線24、更に、端辺部26にはインクによる印刷31が施されている。端辺部28の寸法に対し端辺部27は実寸で2センチほど短くなっている。15b及び15cに示すように、チラシT1を折り畳み線24で半折した後の図面である。15bでは、15aにおいて端辺部26を端辺部25の上に重ねて折り畳み線24で折り畳んだものであり、15cでは、反対に端辺部25を端辺部26の上に重ねて折り畳んだものである。15bでは次に半折すべき折り畳み線34、また、半折した背35に沿って、端辺部30から折り畳み線34までの間にはインクによる印刷32が施されている。一方、15cに示すように、端辺部26には折り畳み片の寸法の差によって印刷部31が現れている。また、半折した背35に沿って、端辺部27から折り畳み線34までの間にはインクによる印刷33が施されている。15dに示すように、15cのチラシを折り畳み線34で谷折にて折り畳んだ形態である。更に、15eは折り畳み線36で、谷折で半折したB5サイズの最終の折り畳みチラシ35である。15fに示すように、最終の形状チラシの表側には郵便局承認印37及び宛名ラベル38を貼りつけ、見開き部分に沿って綴じ部材22を表面側に、また、綴じ部材23を裏側に配置して圧力を掛けて噛合わせると、綴じ込み部40が形成される。裏側には袋畳み部分が配置されることから綴じ部材23で綴じ込みされるので、開封時には破れることはない。この綴じ部材22は図面では凹凸部が全域にわたっているが、綴じ込み部分は連続散点形状となっている。また、要所には印刷が施されていることから綴じ込み強度を保有する。メール便で発送しても綴じ込み部40が途中で剥がれる恐れはなく受取人に届き、受取人は綴じ合わせの部分をぱらぱらと軽快に開封することができる。チラシを折りたたむだけで発送が可能であるので、封筒が不要となり、資源の削減となる。なお、配送中に雨水などが掛かっても、通常では剥がれることはなく、乾かせば元通りに復帰する。
尚、印刷は印刷時に同時に行えば事足りる。従来、このような形態のダイレクトメールは剥離性の粘着性化学糊を使用するしかなく、その場合、本実施の印刷箇所の2倍の箇所に別途塗布しなければならず、そのため大型機械での設備となり設備投資などの点から事業化は難しいとされていた。本発明はほとんど実現されていなかった大型チラシを折り畳んで小型化して、ダイレクトメールとして使用も可能となる。
本実施の形態は、図16乃至図21に示すように本発明を適用したものである。
図16に示すように、凹凸の連なった形状をした長尺の綴じ部材41、42であるが、綴じ部材41、42には凸の高さが所定の高さのものと、低い凸の形状があり、双方の綴じ部材の凹凸は所定の間隔をもって散点状に配置されている。また、低い凸に対面する部分は凹凸が連なっていない部分がある。重ねた複数枚の冊子用紙を綴じ部材41と42の間に挟み、上下から圧力を掛けると、全体にかかる紙の繊維の負荷が隙間43によって和らぎ、繊維の限界を超えた伸長が回避されて破れずに絡み合うこととなり、このため、綴じ込み強度が保たれることとなる。また、所定の間隔をもっているため、凹凸部分が、紙の繊維に対して食いつきが強くなる。凸部の高い方は上記重ねた複数枚の紙の内側部分の綴じ込み強度を、低い方は外側部分の綴じ込み強度を高めるよう、各々の領域を分担するものである。
本実施の凹凸の形状の綴じ部材を輪転機に取り付けることも可能であり、また歯車形状の部材にも応用できる。これについてもエンドレスで綴じ作業が可能であり、作業工程も早く、且つ構造も簡単である。尚、図面は約5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
図17に示すように、17aでは、B3サイズのチラシT2の中心から一方の周縁にインクによる印刷44が施されている。17bでは折線45で二つ折りにしたB4サイズチラシT2の折辺以外の3方側の周縁に沿って、綴じ部材41、42により綴じ込み46を行う。インクによる印刷の作用と綴じ部材によって、大きさが2分の1に縮小されて綴じ合わされる。縮小によって新聞折込料が割引となり(一部地域によってはならない)、また、ぱらぱらと開封できるので心地よさがあり、チラシとしてはインパクトもある。製造工程としては折りたたんだ後に綴じ部材により圧力を掛けるだけでよく、糊を使った場合は広範囲に粘着性の科学糊を使わざるを得なく、また、その大型の装置が必要となる。
さらに図18に示すように、18aには、B4サイズのチラシT3であり、中央シート47には左右に48、49のシートが連接されている。シート48、49の上下の周縁にはインクによる印刷50が施されている。折線51及び52で左右のシートを内側に折り曲げると、16bに示すようにB4サイズに縮小される。シート48、49は中央シートの二分の一以下であるため、中央部分にはかさらない部分がある。更に、内側に隠れている印刷部分の上から周縁に沿ってと綴じ部材41、42により綴じ込み53を行う。受取人は中央部分の方から、矢印の方向に見開きすれば、容易に剥離し、見ることができる。大きさが約2分の1に縮小されて綴じ合わされるため縮小によって新聞折込料が割引となる(一部地域によってはならない)。また、ぱらぱらと開封できるので心地よさがあり、チラシとしてはインパクトもある。製造工程としては折り畳んだ後に綴じ部材により圧力を掛けるだけでよく、糊を使った場合は広範囲に粘着性の科学糊を使わざるを得なく、また、その大型の装置が必要となる。
図19に示すように、19aでは綴じ部材5,6で半折部分に綴じ込み54をした冊子S2である。表紙55と裏表紙56のみ、中面より横幅が2センチ位広くなっている。19bでは、この幅広くなっている2枚の表紙を付き合わせ、凹凸が連なった形状で散点状となっている綴じ部材41,42により、綴じ込み部分57で綴じられている。この形態のままメール便などとして発送することができる。受取人は綴じられている2枚の表紙と裏表紙を剥がせば中の冊子を読むことが出来、封筒や帯封が不要となり環境にやさしい。
図20の20aに示すように、本発明を新聞に利用したものである。従来、新聞は折りたたんで重ね合わせてあるだけなので、広げてめくっているうちに、ばらばらになってしまい、読み終わったあと、綺麗に畳めず、畳み直すことが多々ある。このため、新聞を挟み込んで架ける器具もあるが、半折した部分が挟まれているので、中心の折り畳み部分の記事が見れなくなる不便さがあった。また、喫茶店などではホッチキスでとめていることでばらばらになることを防いでいる。
重ね合わされた複数枚の新聞紙S3を中心の折り畳み線に、凹凸が連なった形状で散点状となっている綴じ部材41、42により、綴じ込み部分58で綴じられている。本実施を行う場合、丁合して重なり合った状態のとき、20bの歯車形状の綴じ部材で綴じ込みされる。この歯車形状の綴じ部材には、綴じ部材41、42の形状の凹凸部を取り付けてある。その際は、印刷速度と同調させることが必要であるが、綴じ部材については、ある程度の綴じ込み強度があれば良いので、若干負荷の掛からない綴じ部材5,6の凹凸部を組み合わせてもよい。また、本実施に適する綴じ部材を図26に示すように輪転機に取り付けて、高速に綴じ込みと同時に切断をし、折り畳み工程へ移行する。
図21に示すように、21aではB2サイズのチラシT4をB3サイズに半切する切り取り線59があり、切り取り線の下方の左右中央部分にはインクによる印刷部分60がある。21bでは、半切され、重ね合わせしたチラシT4の中心線上には、所定の間隔をもって散点状に配置されている綴じ部材41、42により、綴じ込み61がされている。従来B2サイズのチラシを見る場合、B2サイズのチラシは大型であるので、情報の記載量も大きくインパクトはあるものの、視点が定まらず、情報が分散するきらいがあった。本実施形状は冊子状となっているため、ページ毎の商品分類や日付毎の記載が可能で、見る者も、整理されているので分かり易くなる。
生産工程は上記新聞と同様に歯車での綴じ込み部材のほか輪転機に綴じ部材41,42をセットしても生産できる。尚、綴じ部材の形状は綴じ部材41,42に限らず、状況によりいろいろと選定できる。
なお、本実施では綴じ込み箇所にインクなどの印刷を事例としてあるが、本実施の印刷インクは通常オフセット印刷や凸版印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷などに使われている油性インクであるが、その他、大豆製など植物性インクや水性インク(染料・顔料)、樹脂系インク、ニスなど印刷に使用できるものであれば種類を問わない。平網のほか模様、写真などでも可能で、なお、本実施は片面のみであるが、適度な印刷濃度であれば、冊子用紙の重なり合う面の両面に印刷をしてもよい。
本実施の形態は、図22に示すように本発明を適用したものである。
図22に示すように、22aでは印刷用紙T5であるが、A4サイズの中央シート62には情報が印刷されており、左右には連接されている約A4サイズシート63,64には印刷情報が、また、シート63の端辺にはインクにより印刷65が施されている。22bではシート64を折り畳み線66で、内側に折り畳んである。22cでは更にシート63を折り畳み線66で内側に折り畳み、シート64に覆い被せたものである。22dでは長辺となる折り畳んだ背に沿って凹凸が連なる形状が2列になっている綴じ部材により綴込み67がされている。綴じ込み部分の内面になる箇所にはインクの印刷箇所65が、配置されるようになっているので、インクの印刷の作用と、さらに2列の綴じ部材であることによって、より強く綴込みされるので、チラシ2枚の重ね合わせでも可能となっている。このチラシを封筒なしでダイレクトに郵送できる。受取人は、開封箇所から、上方にむけて引っ張ると、ぱらぱらと開封できるので、開封率も上昇しレスポン率もよくなる。
本実施の形態は、図23に示すように本発明を適用したものである。
図23に示すように、重ね合わされた記念誌の冊子用紙S4である。この綴じ込み部分68の際には発行者のイニシャル刻印68−1が押されている。これは刻印部が併設されている凹凸が連なっている綴じ部材でもって、冊子用紙S4に圧力を掛けて綴じ込んだものである。刻印により、記念誌の格調が上がる。実施例は記念誌であるが、機密文書の書類であれば改ざんができないものとなる。
本実施の形態は、図24に示すように本発明を適用したものである。
図24に示すように、2ヶ月毎にめくるカレンダーK1である。上部や下部には壁掛け用の孔69が開いており、横の中心線で捲るものである。従来は横中心線には金属製の綴じ針か、プラスチックや金属のリングによってめくれるようになっているが、カレンダーK1は凹凸の連なっている形状の綴じ部材によって横中心線に綴じ込み70がなされている。上部71には季節の写真や俳画、その他、車の写真など色々なものが印刷される面であり、下部は日付け欄となっている。本実施は2ヶ月毎にめくるようになっているが、もし写真などを別に飾っておきたいときなどは、写真のページを綴じ込み部分に沿って切り取
ることが出来、切り取った後、反対側にある一対のページには影響が及ばず、したがってバラバラになることはない。
このカレンダーの綴じ込み装置としては、図26に示すように、輪転機で印刷された用紙を再度輪転機ローラ73に一度巻き取り、丁合いをして重ね合わされたカレンダー用紙K2を輪転機ローラ74、75に取り付けられた綴じ部材41,42の間を通していくことにより綴じ込みされる。高速回転で行うことができるので、大幅なコストダウンを図ることができる。なお、本実施は輪転機での綴じ込み装置であるが、カットはカット部材によって同時に連動して行われる。その他、歯車での綴じ込み装置や、垂直に圧力を掛けて綴じこむ装置でもよい。不要になった場合、金属製綴じ針やプラスチックリングなどを
外さなくても、そのまま廃棄するかシュレッダーに投入できる。
本実施の形態は、図25に示すように本発明を適用したものである。
図25に示すように、冊子S5であるが、折り畳んだ背の部分に沿って、散点状の綴じ部材によって綴じ込み72がされているが、端部には、長手方向に対して垂直方向に綴じ込み部分72−1がある。綴じ込み部分71,72−1は同じ綴じ部材に併設されている凹凸部分によって形成されている。長手方向の綴じ込み部分ではその垂直方向からの引張りには強度があるが、長手方向においては上方に引っ張ると剥離することから、本発明では、それを避けるための手段である。従って、不意に引っ張られた場合であっても、剥離することを防御可能である。
本実施の形態は、図26に示すように本発明を適用したものである。
図26に示すように、輪転機ローラ73に巻き取られている冊子用紙S6を、輪転機ローラ74,75にそれぞれセットされた綴じ部材41,42との間に挟んで噛合し、上記冊子用紙S6を綴じ込む装置である。直前に、ローラ76,77よって幅などが整えられ、さらにローラ79,80によって紙と紙の間に隙間が発生しないように圧力を掛けながら綴じ工程に送り出しているものである。これらは必要に応じてセット数を増やしてもよい。尚、輪転機ローラ74,75の接点には綴じ部材41,42がセットされており、直線上の反対側にはカッターがセットされている。綴じ込みをした後、連続して冊子とするため切断を行うものである。その後半折工程へとつながって行くものである。本実施での綴じ込み工程は構造も簡単であり、エンドレスであり、生産スピードも著しく早く、納期などを早めることができ、また環境にもやさしい。なお、この機構を利用して、オンデマンド印刷機などの装備品としての製本機も可能となる。
上記複数枚の紙を該綴じ部材で綴じる場合、上記複数枚の紙と紙の間に隙間ができると、綴じたとしてもよじれて綴じ込みされることや、浮ついた紙に綴じたときには、不完全な綴じ強度ともなり、製品の品質が落ちてしまう。従って、綴じ込み工程の直前に上記複数枚の紙を整え、さらに紙と紙の間に隙間の元である空気など混入しないようにしなければならない。
本実施の形態は、図27に示すように本発明を適用したものである。
図27に示すように、2セットの歯車状の綴じ部材83,84及び85,86は、厚手の冊子の重ね合わされた複数枚の紙を綴じ込む工程として、綴じ部材に2度連続して通過させて綴じ込む方ためのものである。併設すれば、一度の工程ですむ。2系統の綴じ部材を通過することにより、形状の違い、ピッチの違いなど変化を与えれば、其々に応じた綴じ込みが可能となる。本実施では最初に通す綴じ部材83,84の凹凸の形状は、後に通す綴じ部材85,86のものより大きく、ピッチも粗くなっている。後の綴じ部材凹凸の形状は間隔をあけたものとなっており、ピッチも細かく、凸部の高さも低い。このため、ピッチ位置が微細に変わって、また、間欠的になっているので、食い込みがよくなり、より以上の微細な綴じ込みができる。さらに、1度目の圧力よりも2度目の圧力を多くするなど、綴じ込むものによっては可変してもよい。本実施での綴じ込み工程は構造も簡単であり、生産スピードも著しく早く、納期などを早めることができ、また環境にもやさしい。
本実施の形態は図28に示すように本発明を適用したものである。
図28に示すように、28aでは、冊子の表紙S7には半折される折り畳み線87がある。28bでは複数枚の中面となる用紙S8が重ねられ、中心部89で半折されている。次に28cでは、S7が半折された中心部に、中面用紙S8の見開き部分90を突き合わせ、28dに示すように、裏表紙91側に覆い重ねる。28eでは、重ねた中面用紙に表紙を重ね、表紙の見開き部分93の縁端辺に沿って、凹凸の連なった散点状の綴じ部材で綴じ込み94を行うことによって、冊子状広告物95が出来上がる。
これは封筒などを使用しないでダイレクトに発送できるものであるが、受取人は広告物95の縁端部分93の下方をつまみ、矢印方向に表紙S7を捲る。28fでは、見開き部分90の下方の矢印方向に用紙を捲って読むことが可能である。28gでは、更に中面の見開き部分96を開いた状態である。
本発明は、開封のための手段と冊子を閉じる手段とを併用したものである。
従って、作業工程と資源の削減を同時に行えるメリットがある。
本実施の形態は、図29に示すように本発明を適用したものである。
図29に示すように、29aでは冊子の表紙となる用紙S9と、29b,29cでは、その中面となる用紙S10が示されている。中面となる用紙T9の半折される中央折り畳み線97より左右のうち右側の箇所にはインクによる印刷98が平網点で帯状に印刷されている。次に、29dでは表紙用紙S9と複数枚の中面用紙S10が重ねられ、29eでは半折される中心線97を境に右側に、凹凸の連なった散点状の綴じ部材41,42で綴じ込み99を行うことによって、冊子が出来上がる。中面の印刷幅は、綴じ部材の幅よりも狭く設定されており、また、印刷部分は綴じ込み部分の内側に施されているので、冊子を見開きしても、印刷部分は見えなくなる。
尚、表紙の用紙の半折線の左側の裏側100は表表紙となり、右側の方101は裏表紙となっている。従って、本実施では、裏表紙に綴じ込み99の痕跡が残るようにしたものであり、表表紙にはなんら痕跡は残らない。
本実施の形態は、図30に示すように本発明を適用したものである。
少なくとも一方の綴じ部材102の綴じ込みに関わる凹凸部は、凸の基点となる底辺の寸法が相違する凸が交互に配されている。大きい方は重ねた複数枚の内側部分を、又、小さい方では外側部分を区分しており、紙に与えるダメージが少なくなることから紙が破れたり剥がれたりすることは無くなる。尚、凸の高さは一律であるが,大きい方と小さい方とに差を設けてもよい。より強度が増すこととなる。
尚、図面は約20倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本実施の形態は、図31に示すように本発明を適用したものである。
綴じ部材105の綴じ込みに関わる凹凸部は、凹凸に係る幅が、2分割されており、綴じ部材106の綴じ込みに関わる凹凸部の凹凸に係る幅とは小さい寸法である。このように大小の寸法の幅を有していることから、重ねた複数枚の紙を両側から綴じ込むと、大きい方の幅の凹凸部では、上記重ねた複数枚の内側部分を、又、小さい方は外側部分を区分して綴じ込むことから、内側部分ではしっかり綴じ込みがされ、且つ、外側部分の紙が剥がれにくくなる。本実施では2分割をしたものであるが、単に幅を小さい寸法にするものでも同じ効果がある。尚、図面は約5倍の拡大図である。
本実施の形態は、図32に示すように本発明を適用したものである。
綴じ部材107の綴じ込みに関わる凹凸部は、凹凸に係る幅が、綴じ部材106の綴じ込みに関わる凹凸部の凹凸に係る幅とは狭い寸法である。
綴じ部材同士を噛合せた場合、軸がずれやすく、万一ずれた場合、綴じ込みがうまく行かず、最悪、紙が破れてしまう恐れがある。本実施の形態の綴じ部材であれば、いずれか一方が軸からずれてしまった場合であっても、幅の広い方が受けてカバーすることとなる。又、セットする時間の短縮が図れる。更に、長期間、装置を稼動していて、そこでずれが生じたとしても、綴じ込み強度については変動することは無い。尚、図面は約5倍の拡大図である。
本実施の形態は、図33に示すように本発明を適用したものである。
綴じ部材109の綴じ込みに関わる凹凸部は、凹凸に係る長さが、綴じ部材110の綴じ込みに関わる凹凸部の凹凸に係る長さとは短い寸法である。従って、綴じ部材を装置にセットすることが容易にできることとなる。尚、図面は約5倍の拡大図であり、本実施では長尺であるが短く表している。
本発明によれば、凹凸が連なった綴じ部材で重ねた複数枚の紙を綴じ込むことが可能であるため、様々な凹凸の形状の、其々に合った用途に応じた紙製品を金属針や糊などを使用しないで綴じ込むことができる。更に、綴じ込み部分にインクなどの印刷を施すことにより、より強力に綴じ込むことができる。又、一定の方向では剥離し易い特徴を利用した紙製品の綴じ込みも可能である。
金属性針や糊を使用しないことから、接合資材削減や生産性向上によるコストダウンの他、焼却による有害ガスの排除や接合資材の生産や運送等に掛かるCO2削減も大きく地球環境保護にも寄与することとなる。

Claims (2)

  1. 重ねた複数枚の紙の厚さ方向の両側から、綴じ込みに関わる凹凸が連なった形状に形成された一対の綴じ部材からなり、前記綴じ部材同士を圧力を掛けて噛合わせ、紙の繊維を絡み合わせることにより、前記複数枚の紙を綴じ込むための綴じ部材であって、
    一方或いは双方の綴じ部材の綴じ込みに関わる凹凸部は、凸の高さが、当該凹凸部と噛合う他方の綴じ部材の綴じ込みに関わる凹凸部の凹の深さに満たない形状を有しており、前記綴じ部材同士の凹凸部を噛合わせたとき、一方の綴じ部材の凹凸部の凸の頂部と他方の綴じ部材の凹凸部の凹の底部との間に隙間の無い部分と隙間のある部分ができるようにしたことを特徴とする紙を綴じ込むための綴じ部材。
  2. 請求項1に記載の紙を綴じ込むための綴じ部材を用いて、重ねた複数枚の紙を綴じ込んで形成したことを特徴とする紙製品。
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