JP6202377B2 - 用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents

用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システムに関するものである。
従来、画像形成システムとして、画像形成装置で画像が形成された用紙束に対して綴じ手段である綴じ具を用いて綴じ処理を施す用紙綴じ装置が設けられた用紙処理装置を備えたものが知られている。
特許文献1に記載の用紙処理装置には、金属針を用いずに用紙束を一対の凹凸形状を有する圧着部材である圧着歯で強く噛み合わせることにより用紙の繊維を絡ませて、用紙同士を圧着させることで用紙束を綴じる、圧着綴じ方式の用紙綴じ装置が設けられている。金属針を用いずに圧着綴じで用紙束を綴じることにより、用紙束の廃棄時やシュレッターをかけるときに、用紙束から金属針をはずす手間を省くことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の用紙処理装置においては、一定の綴じ力をもった用紙束しか作成することができない。その結果、一時的に複数の用紙を綴じておき、使用する際は簡単にばらせるように綴じたいユーザーや、簡単に用紙束がばらけないように綴じたいユーザーなど、ユーザーの様々な要求に答えることができず、利便性が悪かった。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ユーザーの様々なニーズに対応した綴じ力で用紙束を綴じることができる綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、一対の圧着部材によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、用紙束の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させて綴じ力を調整する綴じ力調整手段を備え、前記綴じ力調整物質としてトナーを用いたことを特徴とするものである。
本発明によれば、綴じ力調整物質塗布手段を設けたので、この綴じ力調整物質の綴じ代部への付着量や付着面積などを調整することにより、綴じ力を調整することができる。これにより、簡単に用紙束がばらける弱い綴じ力で用紙束を綴じたり、用紙束が容易にばらけない強い綴じ力で用紙束を綴じたりすることができる。これにより、ユーザーの様々な要求に応じた綴じ力で用紙束を綴じることができ、装置の利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る画像形成システム1の主として画像形成装置2の概略構成図を示す図。 本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成図。 用紙処理装置の制御に関するブロック図。 圧着綴じ方法について説明する図。 圧着歯の凹凸形状について説明する図。 端部綴じ部の動作機構の一例を示す図。 綴じ力調整物質を付着させていないときの圧着綴じについて説明する図。 綴じ力調整物質を用紙の綴じ代部の一部に付着させて圧着綴じを行った様子を説明する図。 綴じ力調整物質を縞状に付着させた実施例を示す図。 綴じ冊子の境となる用紙に綴じ力調整物質を付着させた実施例を示す図。 すべての用紙に綴じ力調整用物質を付着させた実施例を示す図。 用紙束の偶数枚目の用紙のおもて面と裏面とに綴じ力調整物質を付着させ、奇数枚目の用紙には、綴じ力調整物質を付着させないようにした実施例を示す図。 綴じ力とめくり角との関係を示すグラフ。 めくり角について説明する図。 綴じ代部の中央部に綴じ力調整物質を設けた実施例を示す図。 、綴じ代部の圧着部の並び方向端部に綴じ力調整物質を付着させた実施例を示す図。 綴じ力調整物質として、綴じ代部に付着させるトナーの一例について説明する図。 回収トナーを綴じ代部に付着させる綴じ力調整部の概略構成図。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成システム1を説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の主として画像形成装置2の概略構成図を示す図である。この画像形成システム1は、画像形成装置2と、この画像形成装置2に通信可能に接続され、かつ、機械的に連結された後処理装置としての用紙処理装置3とから構成される。
図1に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置2の装置本体101Aの略中央部に配置された画像形成部202と、この画像形成部202の下方に配置された給紙部203とを有している。また、画像形成部202の上方に配置された排紙部204と、装置本体101Aの上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部であるスキャナ205とを有している。装置本体101Aの一側(図1では左側)には、後述する用紙処理装置3が設置されている。
装置本体101Aにおける排紙部204の横側方の上面であって、スキャナ205の下方に形成される排紙空間107aを備えた胴内排出部107には、用紙中継搬送装置としての中継搬送ユニット108が設けられている。中継搬送ユニット108は、排紙部204から用紙処理装置3へ、用紙5を搬送するものである。
給紙部203には、装置本体101Aに対して着脱可能な給紙カセット109が2つ装着されており、それぞれに紙種の異なる用紙5が収容されている。
用紙5は、給紙カセット109から給紙コロ111によって、給紙部203から排紙部204に至る略上下(鉛直)方向に延びる搬送路110に給紙される。次に、搬送ローラ112により搬送路110内を搬送され、画像形成部202にて画像形成され定着処理された後、排紙ローラ113により中継搬送ユニット108へ排紙される。
画像形成部202には、図中矢印で示す反時計まわり方向へ回転駆動される像担持体としての感光体115や、感光体115に静電潜像を形成する光書込み装置116などが設けられている。さらに、感光体115の周囲には、感光体115の反時計まわり方向へ順に、感光体115を均一に帯電する帯電装置117が配設されている。また、感光体115上の静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像装置118、現像装置118によって形成されたトナー像を搬送されてきた用紙5に転写する転写装置119が配設されている。さらには、転写後の感光体115に残存するトナー等を除去して感光体115をクリーニングするクリーニングユニット120なども配設されている。
転写装置119と排紙部204との間には、転写装置119で用紙5に転写されたトナー像を加熱及び加圧して、用紙5に定着させる定着装置121が設けられている。
光書込み装置116は、スキャナ205からの画像データ、あるいは、パーソナルコンピュータなどから入力される画像情報に基づいて、感光体115の表面をレーザー光によって露光し光書込みを行って、感光体115の表面上に静電潜像を形成する。
用紙5は、上下の給紙カセット109の何れか一方の給紙コロ111により選択的に給紙され、次いで分離ローラ対122で1枚ずつに分離され、搬送ローラ112により搬送路110内を搬送される。
さらに、用紙5は、転写装置119よりも用紙搬送方向上流側に設けられているレジストローラ対123にて一旦搬送が停止された後、所定のタイミングで転写装置119と感光体115とのニップ部にレジストローラ対123によって送り込まれる。そして、前記ニップ部で感光体115から用紙5にトナー像が転写される。
スキャナ205は、原稿を載置されるコンタクトガラス125、原稿を押える白圧板126を備えている。また、コンタクトガラス125に載置された原稿に光を照射する照明ランプ127、原稿の表面からの反射光を折り返し反射する走査ミラー128、走査ミラー128の半分の速度で移動する光路折り返しミラー対129a,129bを備えている。さらに、結像レンズ130、画像センサとしてのCCD(電荷結合素子)131を備えている。
中継搬送ユニット108には、その上面に排紙トレイ部108aが設けられ、内部に用紙処理装置3へ排紙される用紙を搬送するローラ搬送部108bが設けられている。さらに、中継搬送ユニット108は、排紙部204の排紙ローラ113から排紙される用紙5を排紙トレイ部108aへ搬送する第1搬送部132を有している。また、排紙ローラ113から排紙される用紙5をローラ搬送部108bへ搬送する第2搬送部133を有している。さらに、排紙ローラ113から排紙される用紙5の進路を第1搬送部132または第2搬送部133へ切り替える分岐部材としての分岐爪134を有している。
第1搬送部132には、排紙トレイ部108aへ用紙5を排紙する第1搬送部用排紙ローラである排紙ローラ135が設けられている。第2搬送部133に連通するローラ搬送部108bは、中継搬送ユニット108内において用紙処理装置3に通じる中継搬送パス136を備えている。また、中継搬送パス136上に配設された2つの搬送ローラ137、中継搬送パス136の用紙搬送方向最下流に配設され、用紙処理装置3へ用紙5を排紙する第2搬送部用排紙ローラである排紙ローラ138を備えている。
加えて、中継搬送ユニット108には、中継搬送パス136を搬送中の用紙のジャムを検出するための中継排紙センサ214が設けられている。2つの搬送ローラ137と排紙ローラ138とは、プーリ及びベルト等の駆動力伝達機構を介して互いに連結されており、単一の中継搬送モータ215によって回転駆動される。
図2は、本実施形態に係る用紙処理装置3の概略構成図である。この用紙処理装置3は、複写機、プリンタ等の画像形成装置2により画像を形成された用紙の後処理として用いられるものである。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成し、用紙処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れて、受け入れた用紙に各種の用紙処理を施す。
各種の用紙処理は、例えば、端部綴じ処理や中折り処理等である。中折り処理は中綴じ処理を含む。このような各種の用紙処理を行う用紙処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、端部綴じモードと、中折りモードとを有している。
用紙処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙を受け入れて当該用紙を排紙トレイ10に排出するための搬送経路Pt1が設けられている。また、搬送経路Pt1から分岐して用紙束に端部綴じ処理等を施すための搬送経路Pt2と、搬送経路Pt2と接続していて、用紙束に中綴じ中折り処理を施すための搬送経路Pt3とが設けられている。各搬送経路Pt1,Pt2,Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
搬送経路Pt1には、入口ローラ11、後述する綴じ力調整部49、搬送ローラ12,13、排紙ローラ14が搬送経路Pt1の用紙搬送方向上流から下流に向けて順に配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14は、不図示のモータによって回転駆動されて用紙を搬送する。
入口ローラ11の用紙搬送方向上流には、入口センサ15が配置されている。入口センサ15は、用紙が用紙処理装置3内へ搬入されたことを検知する。搬送ローラ12の用紙搬送方向下流には、例えばモータやソレノイドなどで駆動される回動可能な分岐爪17が配置されている。分岐爪17は、回動してその位置を切り替えすることによって、搬送経路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側の部分と搬送経路Pt2とのいずれか一方へ、用紙を選択的に案内する。
排出モードでは、画像形成装置2から搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14によって搬送されて、排紙トレイ10に排出される。
一方、端部綴じモード及び中折りモードでは、搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11及び搬送ローラ12によって搬送されて、分岐爪17で進行方向を変えられて搬送経路Pt2へ搬送される。
搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22と、用紙集積トレイ23と、第1のジョガーフェンス24と、端部綴じ部(第1の綴じ部)25とが配置されている。
搬送ローラ20,21,22は不図示のモータによって駆動されて用紙を搬送する。第1のジョガーフェンス24は、不図示のモータによって駆動される。
また、用紙集積トレイ23の用紙搬送方向下流には、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される回動可能な分岐爪26,27が配置されている。分岐爪26,27は、回動してその位置を切り替えることによって、搬送路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側の部分と搬送経路Pt3とのいずれか一方へ、用紙を選択的に案内する。
端部綴じモードでは、順次、用紙集積トレイ23上に用紙が集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。この際、用紙はその後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1の可動基準フェンス(図示せず)に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第1のジョガーフェンス24によって幅方向位置が揃えられる。なお、第1の可動基準フェンスは、モータによって駆動される。
ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24及び第1の可動基準フェンスは、複数の用紙を重ねて用紙束とする束化部として第1の束化部28を構成している。また、第1の束化部28は、第1のジョガーフェンス24を駆動するモータや第1の可動基準フェンスを駆動するモータを含む。そして、用紙束は、第1の可動基準フェンスによって端部綴じ部25へ搬送される。
端部がとじられた用紙束は、第1の可動基準フェンスによって搬送経路Pt1に搬送され、その後、搬送ローラ13と排紙ローラ14とによって搬送されて排紙トレイ10に排出される。
ここで、排紙ローラ14は、端部綴じ部25によって綴じられた用紙束を排出する排紙部の一例である。一方、中折りモードでは、搬送経路Pt2に搬送された用紙は、搬送ローラ20,21,22及び第1の可動基準フェンスによって搬送経路Pt3へ搬送される。
搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32と中綴じ折り部33とが配置されている。搬送ローラ31,32は、不図示のモータに駆動されて用紙を搬送する。
中綴じ折り部33は、中折り部34と、中綴じ部(第2の綴じ部)35と第2の束化部36とを有している。中綴じ折り部33は、綴じ部形成部の一例である。
搬送経路Pt3に搬送された用紙は、搬送ローラ31,32によって、順次、第2の束化部36に集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。つまり、第2の束化部36は、搬送部51によって搬送された複数の用紙を重ねて用紙束とする。この際、用紙は、その前端が第2の可動基準フェンス37に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第2のジョガーフェンス(図示せず)によって幅方向位置が揃えられる。そして、用紙束は、中綴じ部35によって、用紙搬送方向の中央部近傍が綴じられ、中綴じが施される。中綴じされた用紙束は、第2の可動基準フェンス37によって中折り位置まで戻される。なお、第2の可動基準フェンス37は、不図示のモータによって駆動される。
中折り位置に移動した用紙束は、中折り部34によって、用紙搬送方向の中央部で折られ、中折りが施される。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束の用紙搬送方向中央部と対向するブレード38が不図示のモータによって駆動され、図2の右から左へ移動して、用紙束の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押圧ローラ39,40の間に押し込む。そして、折り曲げられた用紙束は、不図示のモータによって駆動される押圧ローラ39,40によって上下から押圧される。このようにして折り曲げられた用紙束は、押圧ローラ39,40と、不図示のモータによって駆動される排紙ローラ41とよって、排紙トレイ42上に排紙される。
ここで、入口ローラ11、搬送ローラ12,13,20,21,22,31,32、及び、排紙ローラ14,41は、それらを駆動するモータとともに、搬送部51を構成している。また、分岐爪17,26,27は、それらを駆動するモータまたはソレノイドとともに、経路切り替え部52を構成している。
図3は、用紙処理装置3の制御に関するブロック図である。
図3に示すように、用紙処理装置3は制御部61を備えている。制御部61は、CPU、記憶部及び通信インターフェース等を有するコンピュータである。制御部61には、入口センサ15、端部綴じ部25、第1の束化部28、中綴じ折り部33、搬送部51、経路切り替え部52及び中綴じ部35等が接続されている。制御部61のCPUは、記憶部に記憶されているプログラムに従って、用紙処理装置3の各部を制御する。また、制御部61は、画像形成装置2の制御部とデータ通信可能に接続されている。
本実施形態においては、端部綴じ部25は、金属針を用いないで、絞り圧着加工により用紙束を綴じる圧着綴じ方式で用紙束を綴じている。
図4、図5は、圧着綴じ方法の説明図である。
図4(a)に示すように、端部綴じ部25は、凹凸形状がある一対の圧着歯である上圧着歯171と下圧着歯172とが、用紙束6を挟むように対向する位置に配置されている。そして、図4(b)に示すように、少なくとも一方の圧着歯を動かし、図4(c)に示すように、上圧着歯171と下圧着歯172とを用紙束6を挟み込むように噛み合わせて用紙束6に圧力を掛ける。そして、その圧力を大きくしていくと、図4(d)に示すように用紙5に凹凸形状が転写され、用紙束6の綴じが完了する。この圧着綴じでは、凹凸の嵌合や、用紙間の繊維の絡まりや固着により用紙束6を綴じることが可能となる。
上圧着歯171及び下圧着歯172の凹凸形状には、任意の角度の斜面部がある。また、図5に示すように、凹凸形状の頂点部と谷部と互いの形状は異なっており、上圧着歯171と下圧着歯172とが噛み合ったときに、例えば、上圧着歯171の頂点部と下圧着歯172の谷部とが接触しないようになっている。この接触しない部分は、用紙間の斜面部を圧着するために必要な隙間である。これにより、上圧着歯171及び下圧着歯172の凹凸形状の斜面部のみで用紙束6を圧着することになり、用紙間の結合を強くすることができる。
図6に、端部綴じ部25の動作機構の一例を示す。
この機構としては、上歯アーム173に上圧着歯171が配置され、下歯アーム174に下圧着歯172が配置されており、上歯アーム173はアーム回転中心部113を中心として回転可能に設けられている。
上圧着歯171と下圧着歯172とを噛み合わせるときには、不図示の駆動源により、ギヤ176を回転させることでカム駆動ギヤ177が回転し、そこに固定した歯押しカム178が非線形の回転運動をする。これにより、上歯アーム173の上圧着歯171が配置された側とは反対側の端部が押しカム178によって押し上げられる。その結果、上圧着歯171は下方向に動き下圧着歯172と接触し、上圧着歯171と下圧着歯172とを噛み合わせることができる。また、上圧着歯171を元の位置に戻すために、歯戻しバネ179が設置されている。
上述した構成の圧着綴じ方式の端部綴じ部25においては、一定の綴じ力をもった用紙束しか作成することができない。その結果、一時的に複数の用紙を綴じておき、使用する際は簡単にばらせるように綴じたいユーザーや、簡単に用紙束がばらけないように綴じたいユーザーなど、ユーザーの様々な要求に答えることができず、利便性が悪かった。
そこで、本実施形態においては、端部綴じ部25における綴じ力を調整するための綴じ力調整部49を備えている。綴じ力調整部49は、用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させるものである。なお、ここで、用紙の綴じ代部とは、用紙の繊維同士が絡み合う箇所である。
図7は、綴じ力調整物質を付着させていないときの圧着綴じについて説明する図である。(a)は、圧着綴じ前の用紙の綴じ代部の様子を示す図であり、(b)は、一対の圧着歯により圧着綴じされた状態を示す図である。
図7(a)に示すように用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質が付着していないときは、図7(b)に示すように、用紙Aの繊維と用紙Bの繊維とが複雑に絡み合あって綴じられていることがわかる。
図8は、綴じ力調整物質を用紙の綴じ代部の一部に付着させて圧着綴じを行った様子を説明する図である。(a)は、圧着綴じ前の綴じ代部の様子を示す図であり、(b)は、一対の圧着歯により圧着綴じされた状態を示す図である。
図8(a)に示すように、用紙Bの綴じ代部には、所定の間隔を空けて斑模様に綴じ力調整物質が付着している。この用紙Bの綴じ力調整物質が付着した綴じ代部を、用紙Aに対して圧着綴じを行った場合、図8(b)に示すように、綴じ力調整物質が付着している箇所は、綴じ力調整物質によって用紙Aの繊維と用紙Bの繊維とが絡みあわない。従って、綴じ力調整物質を付着させていない場合に比べて、用紙間の綴じ力が弱くなる。用紙の綴じ代部に占める綴じ力調整物質の付着領域が増えるほど、綴じ力調整物質により綴じが行われない部分が増え、綴じ力を弱めることができる。すなわち、用紙の綴じ代部に占める綴じ力調整物質の付着領域を調整することにより、綴じ力を調整することができる。
本実施形態においては、綴じ力調整物質としてインクを用いた。上記綴じ力調整部49で用紙の綴じ代部の一部にインクを塗布し、用紙表面に塗膜を形成することで、その塗膜により用紙の繊維同士が絡みあうのを防止することができる。これにより、綴じ力を調整することができる。綴じ力調整部49としては、インク滴を吐出する液滴吐出ヘッドを用いることができる。用紙の綴じ代部に液滴吐出ヘッドによってインク滴を吐出することで、用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質としてのインクを付着させることができる。綴じ力調整物質として用いるインクとしては、透明インクが好ましい。また、インクに限らず、用紙表面に膜を形成でき、速乾性の塗液であればよい。また、本実施形態では、液滴吐出ヘッドを用いて、用紙の綴じ代部の一部に綴じ力調整物質を付着しているが、塗布ブラシなどを用いて、用紙の綴じ代部の一部に綴じ力調整物質を塗布することで、用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させてもよい。
画像形成装置2の不図示の操作表示部や、PC(パーソナルコンピュータ)のアプリケーションソフトにより、ユーザは、仮綴じモードと、本綴じモードとを設定できるようになっている。本綴じは、半永久的の保管を目的としたり、使用頻度(めくる回数が多いもの)が高い綴じ冊子を作成したりしたい場合に適した綴じでる。一方、仮綴じは、その場のみの閲覧用の資料や特に用紙束を半永久的に保管する必要がない場合、また、必要に応じて配布するために一時的に用紙束としてまとめておきたい場合に適した綴じである。また、制御部61は、下記表1に示すようなテーブルを有している。
Figure 0006202377
制御部61は、不図示の操作表示部で選択した綴じの方と、上記表1に示したテーブルとに基づいて、用紙の綴じ代部の一部に綴じ力調整物質を付着させるか否かを選択する。表1に示すように、ユーザーが不図示の操作表示部や、PCのアプリケーションソフトにより、「仮綴じ」を選択したときは、制御部61は、綴じ力調整部49を制御して、用紙の綴じ代部の一部に綴じ力調整物質を付着させる。その後、端部綴じ部25で用紙束に対して圧着綴じを行った後、、排紙トレイに排紙する。このように、ユーザーが「仮綴じ」を選択したときは、綴じ力調整物質を付着させることにより、綴じ力を弱めることができる。これにより、用紙束を簡単にばらすことができる。
一方、、ユーザーが不図示の操作表示部や、PCのアプリケーションソフトにより、「本綴じ」を選択したときは、制御部61は、綴じ力調整部49の駆動を停止し、用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させない。これにより、強い綴じ力で用紙束を綴じることができ、簡単に用紙束がバラけるようなことはない。
また、インクなどの綴じ力調整物質の塗膜が薄い場合、圧着綴じしたとき、綴じ力調整物質が付着した部分でも、多少の用紙同士の繊維が絡み合う。一方、塗膜が厚ければ、用紙同士の繊維が絡み合うことがない。従って、綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量を調整することで、さらに、ユーザーの様々なニーズに対応した圧着綴じを行うことができる。
この場合、制御部61に、下記表2に示すようなテーブルを持たせる。具体的には、綴じ力調整物質を付着させない「本綴じ」と、綴じ力調整物質を付着させる「仮綴じA」と、「仮綴じA」に比べて、綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量が多い「仮綴じB」とを有している。なお、綴じ力は、本綴じ>仮綴じA>仮綴じBである。
Figure 0006202377
この場合も上述同様、不図示の操作表示部などでユーザが綴じ方を選択し選択した綴じ方と上記表2に示すテーブルとから、用紙の綴じ代部の一部に付着させる綴じ力調整物質の付着量を決定する。そして、制御部61は、綴じ力調整部49を制御して、綴じ力調整部49に搬送されてきた用紙の綴じ代部の一部に決定した付着量となるように綴じ力調整物質を付着させる。
また、用紙の綴じ代部に占める綴じ力調整物質の割合を調整することにより、綴じ力を容易に調整することができる。すなわち、用紙の綴じ代部に対しする綴じ力調整物質が占める割り合いが増えることにより、用紙同士の繊維が絡み合う箇所が減少し、綴じ力が低下する。よって、用紙の綴じ代部に対する綴じ力調整物質が占める割り合いを制御することにより、所望の綴じ力で用紙束を綴じることができる。綴じ力調整部49として、インクジェットプリンタに用いられる液滴吐出ヘッドを用いることにより、綴じ代部に付着させる綴じ力調整物質の位置や形状をきめ細かに調整することができる。
また、例えば、図9に示すように、圧着部Sの並び方向に平行延びる綴じ力調整物質からなる調整ラインRの数を変更することにより、綴じ力を調整することもできる。この場合、綴じ力調整部49を、例えば、圧着部Sの並び方向に平行延びる複数のスタンプ部を有したものにすることができる。この場合、用紙の綴じ代部Uに接触させるスタンプ部の数を変更することにより、調整ラインRの数を変更することができる。また、綴じ力調整部49を圧着部Sの並び方向に平行延びるひとつのスタンプ部を設けた構成にもできる。この場合は、スタンブ部を用紙の綴じ代部Uの所定の位置に接触させて調整ラインRを形成した後、用紙を微小に動かす。そして、用紙の綴じ代部Uの異なる位置に再びスタンプ部を接触させることにより、複数の調整ラインRを形成できる。
また、不図示の操作表示部やPCのアプリケーションソフトにより、綴じ力を複数段階選択できるように構成してもよい。この場合、制御部61は、操作表示部やPCのアプリケーションソフトによりユーザーが設定した綴じ力に応じて、調整ラインRの数や、綴じ代部Uに形成する綴じ力調整物質の模様を変更する。これにより、綴じ力に応じて、綴じ代部Uに占める綴じ力調整物質の割合を変更することができ、綴じ力を調整することができる。
また、用紙の種類や状態によって、綴じ力が規定値より高くなる場合がある。例えば、圧着綴じをする場合、圧着歯の形状に合わせて最適な用紙厚さがあり、その最適な用紙厚さよりも用紙厚さが厚い場合には綴じ力は高くなってしまう場合がある。このように、綴じ力が規定値よりも高くなると、用紙束をばらす際に、一方の用紙の圧着綴じ部が他方の圧着綴じ部に残り、一方の用紙にダメージを与える場合がある。また、規定値より高い綴じ力で綴じられた用紙束をばらして、原稿自動搬送装置を備えた複写機でコピーを取る場合、以下の不具合が生じるおそれがある。すなわち、一方の用紙の圧着綴じ部が残った他方の用紙の圧着綴じ部や、ダメージを受けた一方の用紙の圧着綴じ部が、原稿自動搬送装置内で引っかかり搬送不良が生じ、コピーを正常に取れないおそれがある。また、搬送した用紙自体にも大きなダメージを与えることになる。
従って、用紙の種類や状態などによって、用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させるか否かや、綴じ力調整物質の付着量や、綴じ代部に占める綴じ力調整物質の割合を変更してもよい。この場合、制御部61には、下記表3に示すようなテーブルをもたせる。また、用紙厚さ検出器(光学式や電気抵抗など)を綴じ力調整部49よりも用紙搬送方向上流側に設ける。制御部61は、この用紙厚さ検知センサの検知結果と、テーブルとに基づいて、用紙に綴じ力調整物質を付着させるか否かを決定する。なお、下記表3においては、用紙厚さ「普通」は0.09mm以下、「厚い」は、0.1〜0.15mm、「さらに厚い」は、0.16mm以上である。
Figure 0006202377
制御部61は、用紙厚さ検知センサの検知結果が、「厚い」ときは、綴じ力調整部49を制御して、用紙の綴じ代部の一部に綴じ力調整物質を付着させる。一方、用紙厚さ検知センサの検知結果が、「普通」もしくは「さらに厚い」ときは、綴じ力調整部49の駆動を停止し、用紙に綴じ力調整物質を付着させない。このように、綴じ力が規定値より高くなる用紙(「厚い」用紙)の束を圧着綴じで綴じるときは、綴じ力調整用物質を用紙に付着させ、綴じ力を規定値することができる。これにより、いかなる用紙でも、適切な綴じ力をもった綴じ冊子を作成することが可能となる。その結果、綴じ冊子を分離する際に、一方の用紙が破損したりすることなく、分離することができる。従って、原稿自動搬送装置により、ばらした用紙を良好に搬送することができ、原稿読み取りなどを正常に行うことができる。また、上記例では、綴じ力調整用物質を用紙に付着させるか否かにしているが、用紙の種類や厚みに応じて、綴じ力調整物質の付着量や、綴じ代部に占める綴じ力調整物質の割合を変更してもよい。これにより、様々な用紙に対して、規定の綴じ力で綴じることができる。
また、画像形成装置2の給紙カセット109に収納した用紙5について、ユーザーが不図示の操作表示部で入力することにより、用紙の厚さを把握してもよい。また、綴じ力は用紙の厚さだけでなく、用紙種類や繊維の密度、含水分量によっても左右されるため、それらを検出して綴じ力調整物質の付着量を変化させてもよい。
また、例えば会議等で配る綴じ冊子が複数ある場合、それに応じて綴じておくことがある。この場合、綴じ冊子の枚数が少ない場合、綴じ冊子の束がばらけ、持ち運びの際に崩れてしまう可能性がある。また、各綴じ冊子毎に、圧着綴じを行うため、圧着綴じ処理を複数回行うことになり、時間がかかるという不具合がある。このような不具合を解消するために、図10に示すように、綴じ冊子の境となる用紙に綴じ力調整物質Tを付着させるようにしてもよい。これにより、綴じ冊子同士を結合させておくことができるため持ち運びなどによる綴じ冊子が崩れることがない。また、綴じ力調整用物質があることで、他の用紙間より少ない力で分離することが可能のため、意図しないところで分離させることなく綴じ冊子に分けることができる。また、一回の圧着綴じにより、複数の用紙束を綴じることが可能となり、綴じ処理の短縮化を図ることができる。
また、用紙1枚ずつを配布する場合にも同様にでき、その場合は、図11に示すように、すべての用紙に綴じ力調整用物質を付着させて圧着綴じを行うことで、用紙同士を簡単に剥がれる程度に綴じる。これにより、持ち運びなどによる用紙束の崩れを抑制でき、一枚ずつ用紙を配布するときは、容易に一枚ずつに分離して配布することができる。
また、綴じる用紙の枚数により綴じ力が均一にならない場合がある。つまり、複数枚綴じる場合、表面に比べ、中心の方が綴じ力が高くなる場合がある。従って、綴じる用紙の枚数が閾値Lよりも多い場合は、用紙束の中心に該当する部分の用紙の綴じ代部の一部に綴じ力調整物質を付着するようにしてもよい。この場合は、制御部61に、下記の表4、表5に示すテーブルを備えている。
Figure 0006202377
Figure 0006202377
印字命令が来た時、制御部61は、綴じ枚数と上記表4に示すテーブルとを用いて、綴じ力調整物質を付着する制御を行うか否かを決定する。具体的には、綴じ枚数が閾値Lよりも少ない場合は、圧着綴じにより均一に用紙束を綴じることができる。従って、制御部61は、綴じ力調整部49の駆動を停止し、用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させない。
一方、綴じ枚数が、閾値Lよりも多い場合は、綴じた冊子の中心部の綴じ力が高くなる。従って、綴じ枚数が閾値Lよりも多い場合は、用紙に綴じ力調整物質を付着させる制御を行う。綴じ枚数が閾値Lよりも多い場合は、制御部61は、搬送されてきた用紙についてカウントを開始する。制御部61は、用紙処理装置3に搬送されてきた枚数と、上記表5に基づいて、搬送されてきた用紙に対して、綴じ力調整物質を付着させるか否かを決定する。すなわち、綴じ冊子の一端部に対応する1〜N(整数値)枚目の用紙に対しては、規定の綴じ力で綴じることができる。従って、用紙処理装置3に搬送されてきた1〜N枚目の用紙に対しては、綴じ力調整部49で綴じ力調整物質を付着させる処理を行わずに、端部綴じ部25へ搬送する。なお、上記Nは、綴じ冊子の総枚数のおおよそ(1/3)である。
一方、綴じ冊子の中心部に対応するN+1枚目〜M枚目の用紙に対しては、綴じ力が規定よりも大きくなる。従って、用紙処理装置3に搬送されてきたN+1〜M(整数値)枚目の用紙に対しては、綴じ力調整部49で綴じ力調整物質を付着させる処理を行った後、端部綴じ部25へ搬送する。なお、上記Mは、綴じ冊子の総枚数のおおよそ(2/3)である。
一方、綴じ冊子の他端部に対応するM+1〜最終紙に対しては、規定の綴じ力で綴じることができる。従って、用紙処理装置3に搬送されてきたM+1〜最終紙に対しては、綴じ力調整部49で綴じ力調整物質を付着させる処理を行わずに、端部綴じ部25へ搬送する。
このような処理を行うことで、綴じる用紙枚数によらず、均一な綴じ力で用紙束を綴じることができる。
さらに綴じ枚数が多い場合には表面の方が高くなる場合がある。従って、例えば、第2閾値K(L<K)を設け、綴じ枚数が第2閾値K以上のときは、次の用紙に対して綴じ力調整物質を付着させる。すなわち、綴じ冊子を3等分したとき、中心部にあたる用紙に対しては、綴じ力調整部49で綴じ力調整物質を付着させる処理を行わずに、端部綴じ部25へ搬送する。一方、綴じ冊子を3等分したとき、端部にあたる用紙に対しては、綴じ力調整部49で綴じ力調整物質を付着させる処理を行ってから、端部綴じ部25へ搬送する。
ここで、綴じ冊子のおもて面(用紙束の最上位紙のおもて面)と、裏面(用紙束の最下位紙の裏面)には、綴じ力調整物質を付着させないようにするのが好ましい。これは、綴じ冊子のおもて面と裏面に綴じ力調整物質を設けても、これらの面は、用紙同士の結合をさせる必要がなく、綴じ力調整用物質を付着させる意味がない。したがって、綴じ冊子のおもて面と裏面とに綴じ綴じ力調整用物質を付着させた場合、綴じ力調整物質を無駄に使ってしまうことになる。また、圧着綴じの際に圧着歯に綴じ力調整用物質が転写されてしまうおそれがある。圧着歯に綴じ力調整物質が転写されると、次の圧着綴じをする際に適正な加圧力を掛けることができなくなり、綴じ力が適正でない綴じ冊子を作成してしまう恐れがある。また、綴じ力調整物質が透明でない場合は、綴じ冊子のおもて面や裏面に設けた場合、見た目を損なう恐れがある。このような理由から、綴じ冊子のおもて面(用紙束の最上位紙のおもて面)と、裏面(用紙束の最下位紙の裏面)には、綴じ力調整物質を付着させないようにするのが好ましい。
また、綴じ力調整物質は、用紙のおもて面、裏面いずれか一方に設ければよい。また、例えば、図12に示すように、用紙束の偶数枚目の用紙のおもて面と裏面とに綴じ力調整物質を付着させて、奇数枚目の用紙には、綴じ力調整物質を付着させないようにしてもよい。
図13は、綴じ力とめくり角との関係を示すグラフである。
図13に示すように、めくり角が大きくなるほど、綴じ力が弱くなることがわかる。めくれ角とは、図14に示すように、用紙をめくる方向と、圧着部Sの並び方向に対して直交する方向とのなす角度である。すなわち、めくる方向が、圧着部Sの並び方向に対して平行なときが最も剥がれやすいのである。
従って、規定の綴じ力で綴じるために、綴じ力調整物質を付着させる場合は、図15に示すように、綴じ代部Uの中央部に綴じ力調整物質Tを付着させる。これにより、綴じ代部Uの圧着部Sの並び方向端部は、強く綴じられているので、圧着部Sの並び方向に対して平行にめくられても、圧着部Sが剥がれることなく、綴じを維持することができる。従って、上述したように、綴じ力調整物質を付着させて規定の綴じ力に調整するときは、図15に示すように、綴じ代部Uの中央部に綴じ力調整物質を付着させるのが好ましい。
一方、綴じ力調整物質を付着させて、仮綴じを行う場合には、図16に示すように、綴じ代部Uの圧着部Sの並び方向端部に綴じ力調整物質を付着させるのが好ましい。これにより、簡単に用紙束をばらすことができる。
上述では、綴じ力調整物質として、インクを用いた例について説明したが、画像形成装置2で使われるトナーを綴じ力調整物質として使用してもよい。このように、綴じ力調整物質としてトナーを用いることにより、画像形成装置2で用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させることができ、綴じ力調整部49を不要できる。これにより、部品点数を削減することで、装置を安価にすることができる。
また、画像形成装置2により綴じ力調整物質(トナー)を付着させることで、綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量や、綴じ代部における綴じ力調整物質の占める割合などをきめ細かに調整することができる。これにより、綴じ力をきめ細かに調整することができ、規定の綴じ力で用紙束を綴じることができる。また、両面印刷可能な画像形成装置を用いれば、用紙のおもて面と裏面とに容易に綴じ力調整物質を付着させることもできる。
また、画像形成装置として、Y、M、C,K色の4色のトナーを用いて、フルカラー画像を形成することができるカラー画像形成装置を用いた場合、綴じ力調整物質として用いるトナーとしては、Y色トナーが好ましい。Y色のトナーを綴じ力調整物質として用いることで、他の色(M,C,K)のトナーを用いた場合に比べて、綴じ力調整物質を目立ちにくくすることができる。これにより、必要な情報以外をユーザ伝えてしまう可能性を抑制することができる。なお、本実施形態のように、画像形成装置2がモノクロの画像形成装置の場合、K色のトナーを用いることになる。この場合は、ドットの間隔や大きさを調整することで、用紙の綴じ代部Uに付着させた綴じ力調整物質としてのK色トナーをユーザに対して目立たなくすることが可能である。
また、最も目立ちやすいK色トナーを、綴じ力調整物質として用いて、綴じ力を弱めてあることを示してもよい。綴じ力が弱くなっていることをユーザに伝えることで、取り扱いを注意したり、分離できる箇所をユーザに伝えたりすることが可能となる。
また、図17に示すように、綴じ冊子におけるおもて面と裏面とに近い用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質として付着させるトナーは、Y色トナーとして、それ以外の用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質として付着させるトナーは、Y色以外にしてもよい。これにより、トナーの使用量を偏らせることなく、見た目がよく、綴じ力が弱い綴じ冊子を作成することが可能となる。これは、2枚目の用紙に綴じ力調整物質としてK色トナーなど、色の濃いトナーを用いた場合でも、圧着綴じにより一枚目の用紙が薄くなるため用紙によっては透けて見えてしまうことがあるからである。よって、綴じ冊子におけるおもて面と裏面に近い用紙の綴じ代部に綴じ力調整物質として付着させるトナーを、目立ちにくいY色トナーとすることで、綴じ力調整用物質を設けたことを分かりにくくできる。
また、綴じ力調整物質として、クリーニング装置などで回収された回収トナーを用いてもよい。
図18は、綴じ力調整物質としての回収トナーを綴じ代部Uに付着させる綴じ力調整部400の概略構成図である。この綴じ力調整部400は、画像形成装置2の用紙にトナー像を転写する転写部から、用紙上のトナー像を用紙に定着させる定着部までの間に設ける。
図18に示すように、この綴じ力調整部400は、用紙の綴じ代部Uの一部にトナー付着させるためのトナー担持ローラ408、このトナー担持ローラ408にトナーを供給する供給部407を備えている。また、綴じ力調整部400は、未使用のトナーを収納したトナータンク409、回収トナーを収納した回収トナータンク404を備えている。
転写後の感光体115に残存するトナーを除去するクリーニングユニット120から回収された回収トナーが、搬送スクリュウなどの搬送手段により回収トナータンク404に搬送され貯留される。また、転写ベルトや、転写された可視像を有する転写材を定着装置へ送る搬送装置等においても、最終的に画像形成に供されなかったトナーが残り、このような残留トナーについても除去するクリーニング装置が備えられた画像形成装置もある。この場合は、これらクリーニング装置で回収した回収トナーも、搬送スクリュウなどの搬送手段により回収トナータンク404に搬送され貯留される。
回収トナータンク404と供給部407とは、内部に搬送スクリュウを備えた回収トナー搬送管406で接続されている。また、トナータンク409と供給部407とは、内部に搬送スクリュウをを備えたトナー搬送管401で接続されている。
回収トナータンク404から回収トナー搬送管406を通って供給部407に供給された回収トナーおよびトナータンク409からトナー搬送管401を通って供給部407に供給されたトナーは、供給部407内の攪拌部材407a,407bにより攪拌される。そして、回収トナーと未使用のトナーが混ぜ合わされて、トナー担持ローラ408へ供給される。トナー担持ローラ408に供給されたトナーは、トナー担持ローラ408により用紙5と対向する位置へ搬送される。そして、転写手段410により用紙の綴じ代部Uに転写される。具体的には、用紙の綴じ代部Uのトナーを付着させたい箇所が、転写手段410を通過する際に、転写手段410をONにすることにより、用紙の綴じ代部Uの所望の位置に綴じ力調整物質としてのトナーを付着させることができる。一方、用紙に付着しなかったトナー担持ローラ408上のトナーは、クリーニングブレード403により掻き落とされ、回収トナータンク404に回収される。
トナー搬送管401と供給部407との接続部には、供給部407への未使用トナーの供給を止める第1シャッター402を備えている。また、回収トナー搬送管406の回収トナータンク404との接続部付近には、供給部407への回収トナーの供給を止める第2シャッター405を備えている。回収トナータンク内に回収トナーが十分に存在しているときは、第1シャッター102は閉じられており、回収トナーのみ供給部407へ供給されるようになっている。回収トナータンク内の回収トナーが所定量以下のときは、第2シャッター405を閉じ、第1シャッター402を開いて未使用トナーが、供給部407に供給される。
また、トナー担持ローラを、感光体として、帯電手段と露光手段とにより潜像を形成し、その潜像に供給部407内のトナーを付着させるようにしてもよい。このように構成することにより、綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量や、綴じ代部における綴じ力調整物質の占める割合などをきめ細かに調整することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
一対の圧着歯(上圧着歯171、下圧着歯172)などの圧着部材によって用紙束6を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、用紙束6の綴じ代部Uに綴じ力調整物質Tを付着させて綴じ力を調整する綴じ力調整部49などの綴じ力調整手段を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、この綴じ力調整物質の綴じ代部Uへの付着量や付着面積などを調整することにより、綴じ力を調整することができる。これにより、簡単に用紙束がばらける弱い綴じ力で用紙束6を綴じたり、用紙束が容易にばらけない強い綴じ力で用紙束6を綴じたりすることができる。これにより、ユーザーの様々な要求に応じた綴じ力で用紙束を綴じることができ、装置の利便性を向上させることができる。また、用紙の種類や綴じる条件などで綴じ力が変化するのを抑制することができ、規定の綴じ力で用紙束6を綴じることができる。
(態様2)
(態様1)において、綴じ力調整物質は、用紙同士の繊維の絡まりを抑制する物質である。
かかる構成とすることで、綴じ力調整物質を付着させた部分の綴じ力を弱めることができ、この綴じ力調整物質の綴じ代部Uへの付着量や付着面積などを調整することにより、綴じ力を調整することができる。
(態様3)
また、(態様1)または(態様2)において、綴じ力調整部49などの綴じ力調整手段は、綴じ代部Uに付着させる綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量および/または綴じ代部に占める綴じ力調整物質の割合をを調整することにより綴じ力を調整する。
実施形態で説明したように、単位面積当たりの付着量が多くなるほど、用紙同士の繊維が絡み合いにくくなる。従って、(態様3)のように、綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量を調整することにより、綴じ力を調整することができる。
(態様4)
また、(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、綴じ力調整部49などの綴じ力調整手段は、綴じ代部Uに付着させる箇所を調整することにより綴じ力を調整する。
図16を用いて説明したように、綴じ力調整物質を付着させる箇所を、綴じ代部Uの圧着部Sの並び方向端部にすることにより、用紙束を簡単にばらすことができる。一方、図15を用いて説明したように、綴じ力調整物質を付着させる箇所を、綴じ代部Uの中央部にすることで、図16に示した場合よりも用紙束をはずれにくくすることができる。このように、綴じ力調整物質を付着させる箇所を、調整することにより、綴じ力を調整することができる。
(態様5)
(態様3)または(態様4)において、綴じ力調整部49などの綴じ力調整手段を、用紙毎に綴じ力調整物質の付着量および/または付着箇所を調整可能にした。
かかる構成を備えることで、例えば、図10を用いて説明したように、綴じ冊子の境となる用紙に綴じ力調整物質Tを付着させるようにできる。また、用紙束のおもて面には、綴じ力調整物質を付着させないようにすることもできる。これにより、全ての用紙に対して、同様に綴じ力調整物質を付着させるものに比べて、ユーザーの用途に応じた、様々な綴じ方を提供することができる。また、綴じ冊子の見栄えを、付着した綴じ力調整物質により損なうのを防止することができる。
(態様6)
(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、綴じ代部Uに綴じ力調整物質を縞状に付着させる。
かかる構成を備えることで、上述したように、縞状ラインのピッチや数を調整することにより、簡単に綴じ力を調整することができる。
(態様7)
また。(態様1)乃至(態様6)いずれかにおいて、綴じ力調整物質としてトナーを用いた。
トナーを用いることでも、用紙同士の繊維の絡み合いをトナーにより抑制することができる。従って、トナーの単位面積当たりの付着量や、綴じ代部Uにおけるトナー付着部の占める割合などを調整することにより、綴じ力を調整することができる。また、画像形成装置2を用いて、綴じ代部Uにトナーを付着させれば、付着量や綴じ代部Uにおけるトナー付着部の占める割合などをきめ細かに調整できる。これにより、綴じ力をきめ細かく制御することが可能となる。
(態様8)
(態様7)において、トナーとして、イエロートナーを用いた。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、用紙の綴じ代部Uに付着させた綴じ力調整物質を目立ちにくくすることができる。
(態様9)
(態様7)において、トナーとして、ブラックトナーを用いた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、ユーザに対して綴じ力を弱めていることを、報知することができる。
(態様10)
用紙束6に対して綴じ処理を施す用紙綴じ手段を少なくとも備えた用紙処理装置において、用紙綴じ手段として、(態様1)乃至(態様9)のいずれかの用紙綴じ装置を用いた。
かかる構成を備えることで、様々な綴じ力で綴じられた綴じ冊子を提供することができ、利便性の高い用紙処理装置を提供することができる。
(態様11)
また、用紙上に画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す綴じ処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、綴じ処理装置として、(態様1)乃至(態様9)いずれかの用紙綴じ装置を用いた。
かかる構成を備えることで、様々な綴じ力で綴じられた綴じ冊子を提供することができ、利便性の高い画像形成システムを提供することができる。
(態様12)
また、(態様11)において、綴じ力調整物質としてトナーを用い、画像形成装置2を、綴じ力調整手段として用いた。
かかる構成を備えることで、綴じ力調整手段を画像形成装置とは別に設ける構成に比べて、部品点数を削減することができ、システムのコストアップを抑制することができる。
(態様13)
また、(態様11)または(態様12)において、綴じ力調整物質として画像形成装置内で画像形成に用いられずに回収された回収トナーを用いた。
かかる構成とすることで、回収トナーを交換する頻度を減らすことができる。また、資源の無駄を抑制することができる。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 用紙処理装置
5 用紙
6 用紙束
25 端部綴じ部
49 綴じ力調整部
61 制御部
171 上圧着歯
172 下圧着歯
173 上歯アーム
174 下歯アーム
176 ギヤ
177 カム駆動ギヤ
178 カム
179 バネ
400 綴じ力調整部
401 トナー搬送管
403 クリーニングブレード
404 回収トナータンク
405 シャッター
406 回収トナー搬送管
407 供給部
407a,407b 攪拌部材
408 トナー担持ローラ
409 トナータンク
410 転写手段
R 調整ライン
S 圧着部
T 力調整物質
U 綴じ代部
WO2009/110298号公報

Claims (12)

  1. 一対の圧着部材によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、
    用紙束の綴じ代部に綴じ力調整物質を付着させて綴じ力を調整する綴じ力調整手段を備え、前記綴じ力調整物質としてトナーを用いたことを特徴とする用紙綴じ装置。
  2. 請求項1に記載の用紙綴じ装置において、
    前記綴じ力調整物質は、用紙同士の繊維の絡まりを抑制する物質であることを特徴とする用紙綴じ装置。
  3. 請求項1または2に記載の用紙綴じ装置において、
    前記綴じ力調整手段は、前記綴じ代部に付着させる綴じ力調整物質の単位面積当たりの付着量および/または前記綴じ代部に占める綴じ力調整物質の割合を調整することにより綴じ力を調整することを特徴とする用紙綴じ装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の用紙綴じ装置において、
    前記綴じ力調整手段は、前記綴じ代部に付着させる箇所を調整することにより綴じ力を調整することを特徴とする用紙綴じ装置。
  5. 請求項3または4に記載の用紙綴じ装置において、
    前記綴じ力調整手段を、用紙毎に綴じ力調整物質の付着量および/または付着箇所を調整可能にしたことを特徴とする用紙綴じ装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の用紙綴じ装置において、
    前記綴じ代部に前記綴じ力調整物質を縞状に付着させることを特徴とする用紙綴じ装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の用紙綴じ装置において、
    前記トナーとして、イエロートナーを用いたことを特徴とする用紙綴じ装置。
  8. 請求項1乃至6いずれかに記載の用紙綴じ装置において、
    前記トナーとして、ブラックトナーを用いたことを特徴とする用紙綴じ装置。
  9. 用紙束に対して綴じ処理を施す用紙綴じ手段を少なくとも備えた用紙処理装置において、
    前記用紙綴じ手段として、請求項1乃至のいずれかに記載の用紙綴じ装置を用いたことを特徴とする用紙処理装置。
  10. 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す綴じ処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記綴じ処理装置として、請求項1乃至いずれかに記載の用紙綴じ装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
  11. 請求項10に記載の画像形成システムにおいて
    記画像形成装置を、前記綴じ力調整手段として用いたことを特徴とする画像形成システム。
  12. 請求項10または11に記載の画像形成システムにおいて、
    前記トナーとして、像形成装置内で画像形成に用いられずに回収された回収トナーを用いたことを特徴とする画像形成システム。
JP2013160509A 2013-08-01 2013-08-01 用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム Active JP6202377B2 (ja)

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