JP6034568B2 - 再利用できる紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、商店や百貨店で商品を購入した時に商品を入れてくれる紙袋や手提げ袋、書面や刊行物の郵送用封筒、パンフレットを収納した封筒等が本来の使用目的を完了した後に再活用できる技術を提供するものであり、紙製の容器の内面に絵、模様、文字、写真および記号等の印刷および所定の分離線を形成し、この分離線に沿って切り離す、または印刷された切り取り線に沿ってハサミで切り離すことにより紙容器の内面に形成された印刷に応じた再利用を図るものである。
従来、商店や百貨店で商品を購入すると、商品の持ち運びに便利なように紙製の容器に入れて購入者に手渡すことが行われてきている。このときの紙製の容器は、通常、一方が開口している紙製の袋であり、紙製の袋に手提げ用の取手が付いていることもある。この紙製の容器の外側は商店、百貨店の商号やブランドマーク等がきれいに印刷され、購入者が気持ちよく持ち歩くことができるようなデザインに凝ったものが多い。これらの紙容器類は、購入者が物品を持ち運ぶ容器として再度利用される機会もあるが、通常は、買い物ごとに紙容器が無償で提供されるのであるから、手元に蓄えられ容器として使用されるとしても、多くのものは再利用されるよりもゴミとして廃棄される機会が多くなっている。こうした百貨店等で提供される手提げ袋等の紙容器は良質な紙から作られていることが多く、単に廃棄処分することは資源の浪費となるためこれを有効に利用することが求められている。
例えば、書店で書籍を購入すると、書籍は紙袋に入れて顧客に渡されるか、さらに、希望する顧客に対しては、販売した書籍に紙製のブックカバーを付けた上で紙袋に入れて渡されることが多い。また、最近ではインターネットによる書籍類のオンライン販売が一般化している。オンライン販売により購入された書籍は、封筒や包装袋に入れられて、郵便や宅配便により顧客に届けられるため、書籍にブックカバーが着けられることはないため、書籍を破損、汚損から防ぎたい時には書籍の購入者側において新たにブックカバーを用意しなければならなかった。そして、書店での紙袋、オンライン販売での封筒等の包装袋は本来の使用目的が達せられると、通常はそのまま廃棄されてしまうことが多かったのである。また、郵便として書類等を収納し搬送するための封筒についても同様に内容物を取り出してその封筒はごみ箱に捨てられてしまっていた。こうした状況は資源の浪費であるため、紙容器の一種である使用済みの封筒類を再利用することが提案されている。
書籍の表紙を覆うカバー部1と該表紙の内側に折込まれる折込み部を該カバー部の両端に連続して設けたブックカバーに於いて、何れか一方の該折込み部の表面に切手貼付欄と宛名欄とを表示し、何れか一方の折込み部の下辺に糊付け用舌片を延長形成した書籍の郵送を簡単に行えるブックカバー(特許文献1)や、開口部先端に剥離紙を粘着した粘着面を有する封筒袋において、封筒の底部または底部と開口部側の所望位置にミシン目を入れた封筒兼用書籍カバー(特許文献2)が提案されている。
また、プラスチック製の表裏シートが三辺において袋状に連結され、三辺の対向する二辺の間隔がカバーすべき書籍の幅の2倍と厚さの和に対応するとともに二辺間の一辺が底部を形成しており、底部に対向する箇所に内容物の挿入・取り出しを行なう開口が形成されている封筒において、表裏シートに対向する二辺の間を連結して封筒の上部を除去するための横方向切離し線が前記底部からカバーすべき書籍の高さに対応する位置に形成されており、裏シートに横方向切離し線から底部に連結する書籍の縦方向切離し線および底部において書籍の縦方向切離し線の間を連結する底部横方向切離し線が形成されるとともに、該書籍の縦方向切離し線の間の位置の前記表シートにカバーすべき書籍の厚さに対応する間隔をあけて書籍の罫線が形成されているブックカバーとなる封筒(特許文献3)を挙げることができる。
さらに、少なくとも第1面部と、この第1面部に対向して設けられた第2面部と、第1面部と第2面部との間に形成される空間部に物を挿入するための開口部とを有する袋であって、第2面部に、この第2面部の一部を切断する切断線を設け、切断したこの切断線から書籍の表紙を空間部に挿入することによりブックカバーとして形成可能としたブックカバー兼用袋。(特許文献4)や、書籍体の片端を内側に折り曲げて上端と下端をそれぞれ接着し袋部を設け、反対側の折り曲げ部は伸ばしたままの状態で端部中央又はそれに準ずる部分に突起部を設け、その内側に再剥離粘着層を塗布し、その上に剥離紙を仮着させたブックカバー兼用密封包装紙(特許文献5)を挙げることができる。
しかしながら、これらの封筒から作成されるブックカバーの形状、構造は、封筒の縦幅または横幅に制約されるため封筒のサイズとカバーを装着する書籍との関係が限定されてしまう問題があった。また、封筒以外の紙容器の有効再利用についての提案は少ない。
実開平5−93854号公報 実開平2−40039号公報 登録実用新案第3129852号公報 特開2002−362648号公報 実開平7−862号公報
従来、書店や百貨店で商品を入れて購入者に手渡す紙袋類や、書類、雑誌、広告物等の郵送またはメール便での送付や、広告物の配布等に使用される封筒や手提げ袋等には、目的や用途、商品の大きさに応じて使い分けられ様々な大きさや形状、デザインのものが提供されている。
これまで使用されている紙容器類の外面には審美性のある意匠を施したダイレクトメールや書面送付用の封筒、あるいは封筒に入った広告物の手渡し等に使用した封筒、手提げ袋類、あるいは商店や百貨店が提供した紙容器類は不要物として破棄されることが多く、再利用するとしてもその用途は個人の工夫に依存していたため限りがあるばかりか、利用には多くの手間がかかるので有用な再利用はなかなか実現できなかったことは上述したとおりである。そこで、本発明者らは、上記のごとき紙容器の再利用を増進する技術の開発を実現したものである。本発明の目的は、内面に、絵、模様、文字、写真および記号から選ばれた1種以上の印刷が施され、少なくともそれらの1種を切り取るための分離線が設けてあり、この分離線に沿って分離することにより印刷物が切り出され、それぞれの機能、用途に応じて購入者が利用することができる紙容器を提供することである。
本発明の紙容器は、例えば、美しい風景写真、有名画家の複製画、カレンダー、地図を紙容器内面に印刷しこれを切り取ることによって室内の装飾に使用することができる。また、子供用の遊びに使用できる紙製のおもちゃ類を印刷しこれを切り離した後に使用することができる。さらに、紙容器である紙袋類または封筒類の内面に分離線を設けておき本来の目的で使用した後には分離線に沿って切り離す事で該紙容器を容易にブックカバーとして有効活用することができることを実現するものである。また、本発明の目的は、使用済みの紙容器から実用的なブックカバーを簡便に作成することが出来る切込み線入りの封筒等の紙容器を提供することである。また、本発明の目的は、封筒の内面に印刷模様や実用性のある情報を記載して使用済み紙容器から簡便にかつ便利なブックカバー等を作成することを目的とするものである。
(1)紙容器の内面のブックカバーの表面となる部分に、ブックカバーの表紙となる絵、模様、文字、写真および記号から選ばれた1種または複数種が印刷されており、少なくともそれらの1種を含む部分を切り取るための分離線が設けられている紙容器において、上記の分離線が、ブックカバーの外周を切り取るために設けてある分離線であって、それに沿って分離すると、ブックカバーにおける書籍の表紙または裏表紙と背表紙の境界線に対応する位置と、紙容器の折り目が一致したブックカバーになること、ならびに、上記の紙容器が、一枚のシートが折り返えされ、その重なり合う端部が封着されている包装用袋、手提げ、紙ファイル、または、一枚のシートが折り返えされ、その重なり合う端部が封着されている、かつ、その内部空間が、表シートと裏シートを接合した規制部により上部端から下部端の方向に向かって、同一間隔で狭められているまたは順次狭められていて、その規制部が、上記の分離線を有する紙容器の展開シートに塗布した連続した線状、断続した複数の線状、点状または帯状の形状に設けた接着剤により接合されたものである紙封筒から選ばれることを特徴とする紙容器。
(2)分離線が、紙容器の展開シートに印刷線、ミシン目線、または半切り加工線により形成されたものである、上記(1)に記載の紙容器。
)端部の封着が接着剤による接着により形成されている上記(1)または(2)に記載の紙容器。
)接着剤が、溶媒揮発固化型接着剤あるいは再剥離型接着剤である上記()に記載の紙容器。
紙封筒が、ダイレクトメール用の封筒である上記(1)から()のいずれかに記載の紙容器。
)紙容器の内面のブックカバーの表面となる部分に、さらに情報記載欄を設けてある上記(1)から()のいずれかに記載の紙容器。
)紙容器の内面に一次元または二次元の読み取り用のコードが印刷されている上記(1)から()のいずれかに記載の紙容器。
本発明の紙容器を利用することによって、生活に潤いを与えるとともに限りある資源の有効活用を図ることができる。例えば、紙容器内面に紙おもちゃとなる、折り紙、塗り絵、紙飛行機、切り紙による造形、切り絵等を印刷することによりこれを利用した子供たちの情操教育にも貢献することができる(図1および2参照)。また、美しいカレンダーを季節に応じて印刷しておくこと、写真、複製絵画等の絵画は室内装飾用に用いることができる。さらに、封筒や袋の内面に、花模様、絵画、風景等の印刷を設け、これを切り取ることにより使って楽しいブックカバーとすることができる。ブックカバーの表面となる部分には、広告宣伝用に会社、学校名、商品の写真やロゴ等を記入しておくことができ、情報伝達用のコード類であるバーコード、二次元コードを印刷しておくことにより、商品の製造者または販売者とのインターネットによる情報交換を促すことができる。
分離線による切り取りを容易とすることにより使用済み紙容器の再利用が促進される。例えば、紙容器の一種である封筒をブックカバーとして利用するには、収納物を取り出した後に分離線で切り離さなければならないためダイレクトメール等が開封される機会が増加し、広告宣伝の効果が増進される。このとき、封筒の受取人は封筒をブックカバーとして再利用することとなるため、限りある資源の有効活用に繋がる。また、封筒の表面には記入可能な余白を設けることにより受取人が封筒本体に自由にメモ書きを記すことが容易であり、かつ筆記具を選ぶ必要がなく鉛筆で記すことによっては、修正や再利用することが抜群に容易となる。
また、封筒や手提げ形状の書類入れ紙容器には、表シートと裏シートとの側端部封着部と該分離線の間に表シートと裏シートとを接合させた規制部を設けたことにより封筒内での収納物の移動を規制することができ、封筒等の容器本体が内容物により破損されることはなく内容物は所定に位置に固定される。具体的には、(a)規制部が、連続したまたは断続した1または複数の線状、点状または帯状の形状をしている封筒(例えば、図4、5参照)、(b)高速塗布機により、糊線を塗布して封着と規制部を高速かつ同時に形成した封筒(図4参照)(c)封筒の内部空間が、規制部により下端方向に向かって狭められている封筒等を提供することができる。また、結合部や封着部の形成を同時にかつ高速に行うことができるから、1枚当たりの加工時間を少なくすることができ、封筒の製造コストを低減することができる。
さらにまた、線状の糊線を採用することにより帯状塗布に比べて接着剤の使用量も少なく、高速で塗布が可能であり、かつ、郵送中に破損のない封着部を形成できる特定の接着剤を選択して使用することにより、封筒の製造コストをより低減することができる。
以上、封筒を一例として説明した作用効果は、封筒以外の容器類においても奏される作用効果であることは言うまでもない。
内面に切り紙細工用の折り紙およびカレンダーを印刷した封筒。 内面に紙相撲用の2体の力士を印刷した封筒。 本発明の封筒の展開図。 規制部を設けた本発明の封筒の展開図。 図4に記載の封筒とは異なる形式の規制部を設けた本発明の封筒の展開図。 図5に記載の封筒の外観を示す筒。 内面に返信用封筒またははがきを印刷した封筒。 他の形式の封筒の構造 手提げ容器による例
本発明は、紙容器の内面に、模様、文字、写真および記号から選ばれた1種以上と、少なくともその1種の外周を切り取るための分離線が設けてあることを特徴とする分離線に沿って分離すると各種の有用な物品が形成できる紙容器に関するものであり、例えば、本体をブックカバーとしてあるいは紙おもちゃとして再利用できるため、資源の有効活用に繋がる。また、ブックカバーの表側となる封筒の内面に、花模様、絵画、風景等の印刷を設けることにより、使って楽しいブックカバーとして使用することができる。また、写真、絵画、紙おもちゃ会社・学校名、商品の写真、ロゴ、情報コード等を記入することができる。本発明の紙容器には開口部が設けられていて、開口部を通じて物品の挿入および/または取り出しが行われる。例えば、紙容器が封筒であれば、使用前には開口から書類等が挿入された後封印されることが多いが、封印されないこともある。手提げ用の紙袋等である場合は、使用の前後において開口を維持し物品の挿入取出しを開口から行う。
次に、本発明を詳細に説明する。紙容器としては、袋状の容器の代表として封筒について主に具体的に説明するが、封筒以外には手提げ容器等の他の紙容器にも本発明は適用できることは言うまでもない。
[おもちゃ等の紙細工品の作成]
紙容器内面に、折り紙、塗り絵、紙飛行機、切り紙による造形、切り絵等を印刷しておくと切り取ることにより紙おもちゃとなる。また、写真、複製絵画等の絵画、美しいカレンダーを季節に応じて印刷しておくとこれらを室内装飾用に用いることができる。例えば、紙を使った遊びは時代を超えて好まれているが、その中で、折り紙、切り紙細工、紙相撲、組み立て動物等は代表的な例である。図1には、切り紙細工の一例を記載している。切り紙細工は、紙をくりぬいて様々な形を作る手芸であり、その中で「紋切り」を一例として挙げた。封筒の裏面には、正方形の折り紙の形状が印刷され、その四半分には切り取る線模様が描かれている。この模様では切り取ることによりどのような紋様ができるのかは判じがたいが、封筒から正方形を切り取り、点線に沿って2度折り返した後に、実線に沿って切り取ることにより図1の上方に記載した菱輪違紋が得られる。このような切り紙細工は多くの異なる形が知られていて、封筒ごとに異なる紋様を印刷することができる。
また、図2には、紙相撲に使用される力士が2体印刷され、これを切り取り小箱等の上で取り組ませ拳等でたたき振動を与えて戦わせて遊ぶことができる。これは昔から幼児を中心に人気のある伝承遊びである。力士とともに土俵を印刷してもよい。
図1には、カレンダーが印刷され封筒が使用される日時に応じた月のカレンダーが印刷されている。こうしたカレンダーは、写真や絵画を配置することにより室内装飾に適したものとすることができる。封筒にあっては卓上用の小さいカレンダーを印刷することが適している。上記したような紙細工用の封筒、分離線の形成等については、以下に記載するブックカバーの作成に使用するものが適宜使用できる。
[情報コードの印刷]
紙容器の内面には絵、模様等のほか情報コードを印刷することにより商品の製造者あるいは販売者と購入者との情報交換が可能となる。紙容器の内面には文字、記号等により提供者からの一方的な情報の提供は可能であるが、購入者から販売者等にアクセスすることは面倒なことが多い。そのようなとき、携帯電話による読み取り情報を含むバーコードや二次元コードを印刷しておくことによりインターネットを通じて相互の情報交換がスムースに行われることとなる。例えば、販売店のホームページ、会社情報、電子図書サイト情報、各種学校や大学の受験情報、イベント主催者情報、博覧会情報等がコードとして印刷されており、パソコン、携帯電話からインターネットを通じての相互情報交換が容易となる。また、商品の注文専用のコード、アンケートの回答欄にアクセスするコードや、次回の注文品の配達の時に使用する紙容器に印刷されている図柄の注文等を行えるようにすることができる。
また、内面を利用して返信用ハガキを形成する場合、送り手にハガキが到着した際に予め印刷されたバーコードや二次コードを読み取ることにより、注文者を特定したり注文内容を分析したりする情報や注文品の商品発送手配の情報として利用することができる。図7の1,2には、封筒の内面に返信用の封筒またははがきを印刷した例を示している。返信用の封筒またははがきには郵便番号、住所、宛先等が予め印刷され、周囲は簡単に切り取れるよう分離線が設けられている。例えば、返信用の封筒には、返信者からのアンケートに対する回答や意見等を記入する欄を設けることができる(図7の1参照)。この封筒は、宛名書きが印刷されたa面、返信用封筒の裏面となるb面、および返信者からの通信欄c面とからなり、c面とb面を折り返して重合した後a面と一体化することにより通信欄の記載内容が外から見ることができない封筒が完成する。はがきの場合には、元の封筒の裏面(外側)に通信欄を設けることとなる。
[ブックカバーの作成]
[封筒の構造]
本発明の紙容器として使用される封筒の基本的な構造の一例について図3を参照しながら説明する。図3は本発明の好ましい実施態様の一つである封筒の展開図面であり、連続した表シート1と裏シート2を有し、表シート1の上部端には封緘片3を持つ。表シート1と裏シート2は中央折り線4で折り重ねられることにより2辺が端縁部6,7で結合され、封緘片3のある部分が開口となる封筒が形成される。また、他の形式の封筒としては、長方形でその右端部の両端を斜めに切断して封緘片3を形成した一枚の紙面を用意し、その上端部と下端部に接着剤を塗布し、右端部の封緘片3を残して重ね合わせて接着することにより形成した封筒(図8参照)を使用することができる。
これらの封筒から切り取ることによりブックカバーが形成できるようにすることができる。例えば、封筒では、連続した分離線10a、10b、11a、11bが設けられ、11a、11bと10a、10bとはそれらの端部で直角に交わっている。これらの分離線は、表および裏シートの端縁部と並行している。分離線はブックカバーの大きさを規定するものでありその大きさは、ブックカバーを装着する書籍の表紙、背表紙、裏表紙と、ブックカバーを書籍に係止するための折り返しを合わせた長さおよび幅を有するものであり長方形をなしている。
封筒の内面は、ブックカバーの表紙となる面であり、模様、文字、写真および記号から選ばれた1種以上が印刷等により設けられ、美的感覚を有するブックカバーを切り取ることができる。
表シート1と裏シート2を封筒の中央折り線4で折って端縁部を重ね合わせて封着し封筒に組み立てた場合に、表シート1と裏シート2の分離線ができるだけ重なり合うように設けることによってブックカバーの分離を容易とすることが好ましい。しかしながら、図3に記載された展開図では、ブックカバーの書籍の表紙または裏表紙と背表紙の境界線(ブックカバーの折線)に対応する位置と封筒の折り目が一致するように設けられているために封筒を形成した場合には分離線10aと10bは重ならないが、分離線11a、11bは封筒を形成した際には重なるように設けられている。分離線は、周辺部を容易に切り取ることができるように、また切り取り位置を間違えることがないようにするために各分離線を外縁部にまで延長することが可能であるが、ミシン目では封筒自体の強度の低下を招くことがあるため、封筒の材質、収納物の重量等を考慮する必要がある。また、分離線が印刷で形成されている場合は、封筒の表面となる面に宛名書き等のじゃまにならない程度の濃度で、切取線として表示しておくこともできる。
図4には封筒の裏シート2の分離線10bと側部接着線8との間には、規制部形成用の接着線30が設けられ封筒内での収納物の移動を規制する。規制部は、図4においては、接着剤(糊)からなり、縦線糊は1mm強で塗布され、接着後は2〜3mm幅の糊線(規制部)となる。糊線は、表裏シートが接着された際には、接着剤が縦分離線10a、10bを覆うことがない範囲で、できるだけ分離線に近接した位置に設けることが好ましい。接着線(規制部)30を設ける位置は封筒内に収納する書類等の大きさに応じて分離線10bと側部接着線8との間で移動させることができるが、縦分離線10bと接着線(規制部)30はできるだけ接近させておきミシン目等の分離線による封筒の強度低下を抑えることが好ましい。
[封筒の材質]
本発明の材質としては、封筒、ブックカバーとして使用されている材質のものであれば何れのものも使用することができるが、例えば、天然パルプ紙、再生パルプ紙、クラフト紙等の紙類からなるシート類、ポリエステルやポリエチレン等の素材を特殊加工して、表面に白色顔料をまぜたものを塗工して紙のような印刷適性を持たせた紙状の素材(合成紙)、紙、プラスチック、金属箔等を積層した材料によるもの等各種の素材が使用される。ブックカバーとして使用できる強度を有するシート類であれば制限されない。
封入物開示用の窓あき封筒の場合であっても本発明のブックカバーが形成できる封筒として使用できる。例えば、窓はブックカバーのデザインの一部として利用することができる、また、窓から書籍類の表紙に表示された表題等の一部を見ることできるようにすると、ブックカバーを通して書籍を確認することができる。封筒に設ける窓は、不透明な材料からなる封筒の場合には、予め所定の位置を打ち抜いて透明なフィルムを前記窓部に貼るか、あるいは、予め所定の位置を打ち抜いた封筒用紙の裏側全面に、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明フィルムを貼ることにより得られる。その他、特殊な透かし効果のあるインキを印刷することにより、紙の一部を変質させて透明にする方法によっても得られ、フィルムに比べて透過性は劣るが、剥がれない、封入作業の場合に引っ掛かりがない等の利点がある。また、打ち抜く、フィルムを貼る行程がないので、封筒の作成におけるスピード面、コスト面に利点がある。
窓部の大きさ、形状等は、封入する封入物および、窓部周縁に設けるイラスト、写真、ブックカバーを設ける書籍の種類等との関係により設計する。また、封入物開示用の窓は、通常の用途としては1ケ所でよいが2ケ所以上の窓を設けてもよい。さらに、イラストや写真は、封筒表面や内面の窓部周縁に設けるだけでなく、窓部に貼られた透明フィルムに印刷されていてもよい。
[接着剤]
封着部および/または規制部は、溶着および/または接着剤による接着により形成されているが、封着部および規制部が、接着剤による接着により形成されている実施の態様において用いられる接着剤について説明する。
本発明の封筒を作成するには、材質に応じた接着方法が採用される。接着剤としてはその種類、材質などには限定されず従来使用されているものが使用でき、溶媒揮発固化型接着剤、ホットメルト接着剤、感圧接着剤、再湿形接着剤、反応系接着剤、再剥離型接着剤などを挙げることができる。
例えば、接着剤として常温、常圧では接着性がなく、接着剤層同士を対向させた状態で加圧または加熱加圧することにより接着性を示し、且つ接着後は再剥離することが可能な再剥離型接着剤を使用することができる。再剥離可能な糊剤としては、合成ゴムラテックスとワックスマルジョンの混合物から作られ、特にスチレン-ブタジエン共重合体ラテックスと、パラフィンワックスエマルジョンおよび/またはマイクロワックスエマルジョンから作られる再剥離可能な糊剤が好ましい。再剥離型接着剤を使用した封筒では、封筒作製時から送付するまでの使用時に剥離することはないが、開封時にはコーナーカット部から簡単に剥離することができるため封筒の再利用が簡便となる。
紙と紙や紙とプラスチック類の接着には、例えば、酢酸ビニル系の接着剤が用いられる。接着剤としては、通常の種類のものであれば何でも差し支えないが、高速塗布機を用いる際の正確な加工には接着剤の種類が影響する。紙と紙、紙とプラスチックフィルムを貼り合わせるには、接着剤を基材(例えば紙)に塗布するには高速塗布機を使用することが多い。
接着剤としては、酢酸ビニル系、エチレン/酢酸ビニル系接着剤が多く使用される。酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂を主体とした、合成樹脂エマルジョンタイプの水性接着剤が、紙/紙用の接着、金属箔、プラスチックフィルム/紙用の接着等、各種用途に使用されている。接着剤の塗布性を制御するためには、粘度や粘性(例、チクソトロピック、ニュートニアン、ダイラタンシー)を制御することができる。また、保護コロイドとしてポリビニルアルコールを使用した酢酸ビニル樹脂のエマルジョンに対しては、無機および/または有機電解質を添加することにより粘性を制御して、「糊飛び」を防止する方法により接着性能を損なうことなしに、接着剤塗布時に「糊飛び」が発生しない接着剤とすることができる。
酢酸ビニル系重合体エマルジョンからなる接着剤としては、例えば、酢酸ビニル重合体を25〜30重量%、フタル酸-n-ブチルを5.0〜10重量%、水を55〜60重量%含むものをあげることができる。また、酢酸ビニル系接着剤および/またはエチレン−酢酸ビニル系接着剤100質量部に対して、界面活性剤を0.1〜10質量部添加してなる接着剤組成物が用いられる。界面活性剤の全部または一部が、アセチレンアルコール、アセチレングリコール、またはそれらのエチレンオキサイド付加物の1種または2種以上であることが好ましい。エチレン-酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤は、エチレンビニルアルコール(EVA)と酢酸ビニルを共重合させた樹脂のエマルジョンを主成分とする水分散系接着剤である。酢酸ビニルモノマーに10〜30%のエチレンモノマーを混和し高圧下で乳化重合させ、エマルジョン化した白濁水溶液である。酢酸ビニル樹脂単体のエマルションよりも耐水性・耐候性・耐アルカリ性に優れ、また接着速度も速いため、製本・製袋等の分野、プラスチックシート等を使用したラミネート等合成樹脂を接着する用途にも使われる。
本発明では、紙、木、プラスチックフィルム等の張り合わせに好適に用いられる上記のごとき接着剤が使用されるが、この場合、特に高速塗布、具体的には90m/分以上の塗工速度で運転される塗工機において有効に使用される。なお、この90m/分以上という塗工速度は、300枚/分以上の速度に相当し、従ってかかる塗工速度の紙接着方法に好適に採用される。接着剤の高速塗布時に「糊飛び」が発生することなく、また塗布ムラも発生しない。
本発明に用いられる酢酸ビニル系接着剤および/またはエチレン−酢酸ビニル系接着剤は、酢酸ビニル、またはエチレンと酢酸ビニルをポリマー中の主成分とし、ポリビニルアルコール、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子を保護コロイドとして乳化重合により合成したエマルジョン、またはこのエマルジョンに可塑剤、溶剤他を混合したものが好ましい。
上記酢酸ビニル系接着剤として使用する望ましいエマルジョンについて更に、詳述すると、(1)酢酸ビニルが50〜100質量%と、(2)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のラジカル重合能を有する不飽和基含有モノマーの1種または2種以上が0〜50質量%とを乳化重合より合成したものである。酢酸ビニルが50質量%未満であると、望ましい粘性が得られず、接着剤塗布時に塗布ムラが発生する場合がある。
また、上記エチレン/酢酸ビニル系接着剤として使用する望ましいエマルジョンは、(1)エチレンが5〜35質量%と、(2)酢酸ビニルが50〜95質量%と、(3)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のラジカル重合能を有する不飽和基含有モノマーの1種または2種以上が0〜45質量%とを乳化重合より合成したものである。エチレンが5質量%未満であると、エチレンの可塑化効果が得られない場合がある。また、35質量%を超えると、乳化重合反応が不安定になり、機械的に安定なエマルジョンが得られない場合がある。酢酸ビニルが50質量%未満であると、望ましい粘性が得られず、接着剤塗布時に塗布ムラが発生する場合がある。また、酢酸ビニルが95質量%を超えると、エチレンの可塑化効果が得られない場合がある。
乳化重合に用いられる保護コロイドとして、公知の各種の水溶性高分子が使用される。完全鹸化ポリビニルアルコール、部分鹸化ポリビニルアルコール、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、澱粉等の水溶性繊維素誘導体、ポリアクリル酸およびその塩、ポリメタクリル酸およびその塩、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステルの部分鹸化物等の合成高分子電解質等が挙げられる。保護コロイドの使用量は、モノマーに対して、通常は0.5〜30質量%、望ましくは2〜20質量%である。
乳化重合に用いられるラジカル重合能を有する不飽和基含有モノマーとして、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル等のエチレン性不飽和モノカルボン酸エステル類、イタコン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノエチル、フマル酸ジブチル等のエチレン性不飽和ポリカルボン酸エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和モノカルボン酸類、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のエチレン性不飽和ポリカルボン酸類、N−メチロールアクリルアミド等のN−メチロール基含有モノマー類、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有モノマー類、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等のアルコール基含有モノマー類、アクリルアミド等のアミド基含有モノマー類等が挙げられる。
ラジカル重合能を有する不飽和基含有モノマーの使用量は、酢酸ビニル系エマルジョンの場合は、モノマーに対して、0〜50質量%であるが、より好ましくは0〜40質量%である。一方、エチレン/酢酸ビニル系エマルジョンの場合は、モノマーに対して、0〜45質量%であるが、より好ましくは0〜30質量%である。
乳化重合には、公知のあらゆる乳化重合法を採用することができる。モノマーおよびその他の重合助剤(例えば、過硫酸アンモニウム等の重合開始剤、メルカプタン類等の連鎖移動剤、炭酸ソーダ等のpH調整剤、各種消泡剤他)を初期に一括添加してもよいし、連続的に添加してもよいし、その一部を重合中に連続または分割して添加してもよい。
乳化重合に用いられる重合開始剤として、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩、2,2’−ジアミジノ−2,2’−アゾプロパンジ塩酸塩、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、過酸化水素等の過酸化物が挙げられる。また、公知のレドックス系開始剤、例えば過硫酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウム等も挙げられる。重合開始剤の使用量は、モノマーに対して、通常は0.1〜5質量%、望ましくは0.2〜2質量%である。
乳化重合を行う重合温度は、通常は10〜90℃、望ましくは50〜80℃である。重合時間は3〜20時間であることが望ましい。この重合は、窒素ガス等の不活性ガスの雰囲気中で行うのが望ましい。
このようにして得られた酢酸ビニル系接着剤、エチレン/酢酸ビニル系接着剤(エマルジョン)には、必要に応じ、可塑剤、溶剤等を混合してもよい。可塑剤としては、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤、トリエチルフォスフェート等のリン酸エステル系可塑剤、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル等のポリオキシアルキレンモノフェニルエーテル類、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールまたはそのエステル類等が挙げられる。
可塑剤添加量は、酢酸ビニルおよび/またはエチレン/酢酸ビニルエマルジョンに対して、通常は0〜30質量%、望ましくは0〜20質量%である。可塑剤添加量が30質量%を超えると、接着剤の皮膜強度が小さくなり、接着力が低下する場合がある。
溶剤として、(1)トルエン、酢酸メチル、酢酸エチル等の有機溶剤、または(2)メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類等の水可溶性有機溶剤が挙げられる。溶剤添加量は、酢酸ビニルおよび/またはエチレン/酢酸ビニルエマルジョンに対して、通常は0〜40質量%、望ましくは0〜30質量%である。溶剤添加量が40質量%を超えると、接着剤の乾燥速度が遅くなり、初期接着力が低下する。
[分離線]
分離線は、印刷線、ミシン目線、または半切り加工により形成されている。本発明の封筒は受取人がブックカバー等として再利用することをも目的とするものであり、封筒の形状からブックカバーを分離または切断する必要がある。分離を行う位置は予め封筒に設けられた分離線10a,10b,11a,11bによって示されているが、この分離線は最も簡単には封筒の表面または内面に分離線を印刷し切り離す位置を明らかにすることで最低限の目的を果たせる。
そのほか、本発明の封筒に用いる縦の分離線10a,10bならびに横の分離線11a,11bは切手等の分離線と同様な形態のミシン目線でもよいし、最近ではあらゆる分離線に用いられている半切り加工、所謂ハーフカット加工であることは利用者にとって便利である。また、打ち抜き加工でハーフカットに近い加工による構造も用いることができるが、封筒における縦の分離線10a、10b並びに横の分離線11a、11bについてその形成方法およびその構造を限定されるものではなく、利用者が簡便に分離作業を行うことができれば如何なる加工方法、構造であってもよい。
ミシン目線からなる分離線は、通常、封筒の展開図に対応した形状をシートから切り出す際に設けられる。展開図に沿う切り出は、封筒の内面へのブックカバーの印刷と同時に行う方法もあり、印刷、切り出し、ミシン線目入れが一工程で行われることが多い。ミシン目線には様々な態様がありその中から適宜選択できるが、例えば、打ち抜き機(ダイロール、打ちミシン等)で刃物(トムソン刃、回転刃等)をシートに押付けることによりミシン目線(刃物の打ち抜き痕)が形成される。分離線としてのミシン目線は比較的長いスリットを一定間隔で反復形成し、短いスリットが細かいピッチで形成されている例や、孔径の異なる孔の反復混在、孔とハーフカットの混在したミシン目線、分離後の切り口がザラザラしないマイクロミシン目線、切り口により指の損傷を防止したミシン目線等が例示される。分離線を周縁端部へ延長しておくことができる。この部分は、予め切断しておくことにより、分離線での分離切断が容易となる。また、展開された表シー1トと裏シート2とを貼り合わせて封筒を形成した際に、裏シートの分離線と表シートの分離線が一致するように設計しておくことが望ましい。
紙を材質とする容器類にミシン目等により分離線を形成すると、ミシン目の端部に何らかの力がかかる場合には自然に端部から分離線の切断が進行していくことがある。こうした現象をなくするためには、分離線の端部のみは自然に切断されない程度に強くしておき、人の指の力によりはじめて分離線の端部が切断されることが望ましい。例えば、紙の端部から切断されていない2mmを残して内部に1mmの切れ目を形成し、さらに2mmの切断されていない部分と1mmの切れ目を形成する。それより内部にはマイクロミシンによる細かいミシン目を形成すると、容器類として使用している間に分離線から自然に切り離されるようなことはなくなる。
また、分離線が鋭角に交わる部分や分離線が鋭角でカーブする部分は、きれいに切り取ることが難しい部分であるため、鋭角的な分離線の変化はできるだけ避けることが好ましく、図9に示した分離線のように曲線部分は大きな曲率で形成すると過剰な力がかかることはなく容易に切り離されるばかりか、分離時に紙を破損することはほとんどなくなる。
[封着部および/または規制部]
封着部および/または規制部は、溶着および/または接着剤による接着により形成されている。
封着部は、表シートと裏シートを接着することにより形成されている。表シートと裏シートとの結合により形成される規制部の形成には、通常、シートから封筒を完成する前に封筒の内面となる適宜位置に接着剤層を形成しておいて封筒の完成時に形成することができる。
規制部は、封筒の内部形状を特定形状とするために形成されるものであるから、切り取ったブックカバーには残らないようにしなければならない。したがって、規制部は完成した封筒の端部と分離線との間に設けられ、その構造は、一または複数の連続した線状、帯状であってもよく、不連続の線、間隔をあけたスポットの列であってもよい。規制部は、封筒の開口部から下方に向けて収納部が狭まるように設けることが好ましい。そうすることにより、開口周辺は広いため封筒内に収納物を挿入するには容易であり、収納後は、特に、収納物の下端部分が結合部により動きを制限されるため、収納物の移動等により収納物や封筒が破損されることが防止できる。
封着部と規制部は同一の手段により形成する場合は同一の工程で、好ましくは同時に行うことができる。すなわち、規制部は、側端部の封着部と一体に形成することがでる。
また、規制部は、側端部の封着の形成に用いた接着剤と同一接着剤で接合して設けることができる。その好ましい態様は、規制部を形成する接着剤は、側端部の封着および下端部の封着の形成に用いた接着剤と同一組成でかつ連続した線状の糊線として設けたもの、好ましくは高速塗布機により、側端部の封着と規制部および下端部の封着を形成するための連続した線状の糊線を塗布する。規制部を形成するための連続した線状の糊線は、縦分離線に近接した位置に塗布される。
[ダイレクトメール等用の封筒としての使用]
本発明の封筒は、郵便やメール便用に使用する場合には、住所、あて先人の名前を印刷したラベルを封筒の表に貼り付けることができるが、そこはブックカバーの裏面となるので封筒表面の利用は制限されない。封筒の表面および裏面には広い余白があるので様々に利用される。例えば、ブックカバーの表紙面となる封筒内面シートは透明に形成して内容物を確認できるようにし、裏面は全面に広告を印刷することができる。また、スポンサーの広告、宣伝を一部に印刷した格安の封筒兼ブックカバーとして販売することも可能である。封筒表面には、鉛筆、筆、ペンによるメモ書きができるように、白色の筆記可能面を一部に設けておくと便利である。このようにして、封筒の利用や再利用に便利な機能を付加することにより、ダイレクトメールの受取人による開封率を向上させるとともに、通信販売や宣伝効果を増進されることができる。顧客に対して、イラスト、地図等の画像情報コード等を知らせておきたい場合には、前もって封筒内面でブックカバーとして利用される位置に印刷しておいてもよい。
[本発明の紙容器の具体例]
[ブックカバー]
本発明の封筒の基本的な構造については上述したので、さらに詳細に具体的に説明を図3から図6に記載された封筒の例で説明する。
[ブックカバー1]
本発明の封筒の展開図を図3に示す。連続した表シート1と裏シート2を有し、表シート1の上部端には封緘片3を持つ封筒において、裏シート2の側端部6および下端部7には接着層8,9を設け、中央折り線4を中心に表シート1と裏シート2を重ね合わせることにより封筒が完成する。封筒の内面には、ブックカバーを切り取るための分離線が設けられ、書籍の表紙20、裏表紙21、背表紙22に対応する位置には、それぞれにふさわしい模様や文字、記号等が印刷されている。封筒の中央折り線4は、ブックカバーにおける書籍の裏表紙と背表紙の境界の折り線として利用している。ブックカバーの外周部は、書籍にブックカバーを係止するために用いられ、この部分にも必要に応じて印刷等がなされる。
差出人は本発明の封筒を用いて受取人に届けるべく用意した内包物(書面等)を収納後、上部の封緘片4を接着させることにより密封しダレクトメール等の郵便物とする。一方、受取人は、内包物を取り出すと共に、封筒に設けた分離線に沿って切り離すことによりブックカバーとして再利用することができる。
[ブックカバー2]
封筒の開口部から下端の封着部まで規制部を設けた例を図4に記載する。規制部は側端部6に設けた側部接着線8と分離線10bとの間に両者に並行して設けられている。規制部と封着部は、線状に接着剤を塗布した接着剤線8,9および規制部形成用接着線30により表シート1と裏シートが重ねあわされたと同時に形成される。裏シート2の縦分離線10bと裏シート側端に設けられた側部接着面8との間には規制部を形成する縦の接着線30として、接着剤が裏シート2の上端から下端に渡って単数または複数の線状に形成されている。
本発明の封筒を形成するためには、側部接着線8、下端接着線9および規制部形成用接着線30を表シート1側に設けてもよい。規制部は、封筒内に収納される物品の大きさに開口部および収納部を規制し、収納物品や封筒の破損を防止することを目的とするものであり、接着線30は収納物品に応じた位置に設けられる。
ブックカバーを切り取るための分離線は長方形をなしており、封筒の折り目4はブックカバーの表紙または裏表紙と背表紙との境界(折り目)に位置し、ブックカバーは封筒の中央折り線に対し対称または非対称に設けられている。ブックカバーの表面となる封筒の内面には、印刷した絵図が描かれている。
[ブックカバー3]
他の形態の規制部を設けた例としては図5に示すような、裏シート側端部6に設けられた側部接着面8から直角方向に中央折り線4(封筒内部)に向かう複数の規制部形成用接着線30を設けている。接着線30および側部接着面8、下部接着面9には接着剤が塗布または貼付されている。規制部形成用接着線30と側部接着面8、下部接着面9は同じ材質の接着剤を使用して同時に形成してもよい。
規制部形成用接着線30、側端接着面8および下端接着面9を表シート1に設けることも可能である。接着剤に関する材料は、澱粉糊や化学糊は勿論両面テープ等堅固に接着できるものであればよく、また、封筒素材の溶着あるいは感熱接着剤による接合でもよい。
図5に記載の例ではブックカバーを書籍の上下端部で折り返すための折り返し部を有しないものであり、ブックカバーの幅は書籍の高さとおなじである。封筒の折り目部を中心に左右対称に分離線が設けられている。ブックカバーの右端下には情報コードが印刷されているのでこれを利用して、封筒の送付主のホームページ等に簡単にアクセスすることができる。ブックカバーの全長は、表紙、背表紙、裏表紙および書籍に係止するための折り返し部からなる。
本具体例では、表シート1と裏シート2が中央折り線4で折り曲げられ重ね合わされることにより封着され封筒が形成される。これと同時に規制部形成用接着線30により表裏シートの内面同士が接着されて規制部を形成され、封筒内部の横幅寸法が狭窄された状態になる。内包される書面等は規制部の内側に留まる。規制部形成用接着線30の長さ、設置場所、設置数は収納物の大きさに合わせて適宜決定できるし、また、下部になるにしたがって長くすることにより、収納部分を下に狭く傾斜させることができる。
[ブックカバー4]
図6に示す封筒は、図5に示した展開図を、中央折り線4を中心にして折畳んだ状態を示している。図6に示した封筒の展開図の分離線は中央折り線を中心に対象となっているため、封筒を形成した場合の表シートと裏シートの分離線は一致している。外部からは見えないが、規制部形成用接着線30、側部接着面8および下部接着面9は網掛けにより表してある。
上述した本発明の封筒は、封筒の高速作成および封筒への高速封入封緘にも適している。
[封筒の高速作成]
本発明の封筒を作成するには例えば以下に記載の高速自動封筒作成装置が使用される。封筒の作成には、印刷工程や封入工程を付属させることができる。
例えば、封筒用紙を供給する給紙部と、この給紙部から送られた封筒用紙に対して予め設定した位置に接着剤を付着させる接着剤付着部と、この接着剤付着部から送られた一枚の封筒用紙を第一設定位置に位置決めし、長手方向の第一折部と第二折部を順次折返すことにより封筒用紙を接着する用紙折り畳部を備えた自動封筒作成装置や、ソースロールからレーザプリンタにウエブを供給し、住所、氏名および区分コードのような所定の封筒情報がプリンタによって所定の位置でウエブに印刷される。その印刷されたウエブは、プリンタから出力ロールに送られ、出力ロールは所定の印刷位置を検出する封筒切断および折り畳装置に取り付けられる。その後、印刷されたウエブは所定の位置で切断され、個々の封筒の形状に折り畳まれる。切断および折り畳の前には、エンボスのようなエンハンスメントを印刷されたウエブに対して行なうことができる各封筒の配列を維持しながら、封筒に関する可変情報を連続的に封筒に印刷する封筒製造システムが挙げられる。
[高速封入封緘装置]
本発明の封筒は、次に例示されるごとき開封装置を利用した用紙封入封緘装置により書類等の高速封入が可能となる。
封筒を搬送する第1の搬送ローラと第2の搬送ローラのうち、封筒搬送方向上流側に位置する第1の搬送ローラにより、第2の搬送ローラよりも高速で封筒を搬送させることにより封筒に撓みを発生させて封筒フラップの先端を封筒本体面から開き、さらにそのフラップを当接部材に当接させて完全に開かせる封筒フラップ開き装置。
袋体が搬送される速度に同期させて牽体を走行させる走行手段と、牽体に取付けられた吸着パッドを前記袋体に対して昇降させる吸着手段と、牽体に取付けられた爪を袋体の開口に進退させる掛止手段とを備え、掛止手段が前記爪を袋体の開口から後退させた状態で、吸着手段が吸着パッドを下降することにより、開口の上縁部を吸着パッドに吸着させ、吸着手段が吸着パッドを上昇することにより、吸着パッドに吸着された上縁部を引上げた状態で、掛止手段が爪を開口に進入させる開口の上縁部を有する袋体が搬送される行程で袋体の開口を広げる袋拡開装置。
次々に封入せんとする後続封筒を封筒の開口部におけるフラップを上または下にした状態で、次に封入せんとする封筒の上から重ねて載置すること、それら封筒を最下の封筒フラップ下面から支持するフラップ支持板を設けたこと、それら封筒の底部端縁を一枚毎にネジ溝内で分離支持し、回転することで最下の封筒を順次と開放する底部支持スクリュウを設けたこと、用紙が通過し次の用紙が到来するまでの間に搬送路の下側から上昇作動して最下の封筒開口部に吸着してから下降し該封筒を開口状態にする吸着開口機構を設けたこと、以上の通り構成した用紙の搬送方向下手端に係合したフィンガ−の推進により、搬送路上で開口状態にある封筒へ該用紙を封入する用紙封入封緘装置。
[紙飛行機等の組み立て玩具、あるいは動物の置物の具体例]
書籍等の重量物を郵送する封筒類は、丈夫な厚紙で作成されていることが多いので、部品を切り取り組み立てることにより動物の形をした置物や飛行可能な紙飛行機を作成できるよう、紙容器の裏面に部品図と作り方の説明を印刷することができる。
また、動物や漫画、物語に出てくる主人公を模した面等子供たちに喜ばれるおもちゃ類を印刷することにより使用済みの紙容器が有効利用される。
[封筒以外の紙容器の例]
以上、封筒を紙容器の例として説明したが、封筒以外にも本発明を利用することができる。例えば、手提げ袋として利用される紙容器が挙げられる。通常、デパートや商店で買い求められた商品を持ち歩くための紙容器が良く知られ、こうした手提げ袋としての紙容器にも本発明は適用されるが、特に、書類やパンフレットを収納するために用意された手提げ用の容器にも適用できる。例えば、図9に示した手提げ容器は、書類やパンフレットを顧客や訪問者等に配布する際に使用されるものであり、手提げ用の容器の開口部には手提げ用の孔40が設けられ、この部分を手に持つことにより内容物とともに持ち歩くことができる。手提げ用の孔40は、完全に空間としておく必要はなく、分離線により容易に取り去ることができるようにしていてもよい。この手提げ容器の手提げ部分41を分離すると一度は封筒の一種として使用することもできる。
本発明は本来の用途に使用された紙容器の再利用を促進することを目的とするものであり、紙容器の内面に印刷を施すことにより再利用を促すものである。例えば、書面や刊行物の郵送、パンフレット類の手渡し宣伝等に使用した封筒が本来の目的を完了した後に封筒の不要部分を切り離すことによりブックカバーとして再活用できるようにすると共に、封筒としての収納物の保持機能を向上させた封筒を提供することができる。封筒を再利用することは、ダイレクトメールとして送付した封筒が開封される機会を増加することになり宣伝効果をいっそう推進することができる。また、封筒から変換されたブックカバーには写真、模様、記号等により各種の情報を伝えることができるため利用価値を向上する。さらに、本発明は、封筒を再使用するための用途が拡大し、破棄されることが多かった封筒類を資源として有効利用することに寄与することができる。
1 表シート
2 裏シート
3 封緘片
4 中央折り線
5 封緘片接着面
6 シート側端部
7 下端部
8 側部接着面、側部接着線
9 下部接着面、下部接着線
10a,10b 縦分離線
11a,11b 横分離線
15 情報コード
20 ブックカバー表紙
21 ブックカバー裏表紙
22 ブックカバー背表紙
30 規制部形成用接着線
a:返信用の封筒の宛名面
b:返信用封筒の裏面
c:返信者からの通信欄
40:手提げ用の空間
41:手提げ部分

Claims (7)

  1. 紙容器の内面のブックカバーの表面となる部分に、ブックカバーの表紙となる絵、模様、文字、写真および記号から選ばれた1種または複数種が印刷されており、少なくともそれらの1種を含む部分を切り取るための分離線が設けられている紙容器において、上記の分離線が、ブックカバーの外周を切り取るために設けてある分離線であって、それに沿って分離すると、ブックカバーにおける書籍の表紙または裏表紙と背表紙の境界線に対応する位置と、紙容器の折り目が一致したブックカバーになること、ならびに、上記の紙容器が、一枚のシートが折り返えされ、その重なり合う端部が封着されている包装用袋、手提げ、紙ファイル、または、一枚のシートが折り返えされ、その重なり合う端部が封着されている、かつ、その内部空間が、表シートと裏シートを接合した規制部により上部端から下部端の方向に向かって、同一間隔で狭められているまたは順次狭められていて、その規制部が、上記の分離線を有する紙容器の展開シートに塗布した連続した線状、断続した複数の線状、点状または帯状の形状に設けた接着剤により接合されたものである紙封筒から選ばれることを特徴とする紙容器。
  2. 分離線が、紙容器の展開シートに印刷線、ミシン目線、または半切り加工線により形成されたものである、請求項1に記載の紙容器。
  3. 端部の封着が接着剤による接着によりなされている請求項1または2に記載の紙容器。
  4. 接着剤が、溶媒揮発固化型接着剤あるいは再剥離型接着剤である請求項に記載の紙容器。
  5. 封筒が、ダイレクトメール用の封筒である請求項1ないし4のいずれかに記載の紙容器。
  6. 紙容器の内面のブックカバーの表面となる部分に、さらに情報記載欄を設けてある請求項1からのいずれかに記載の紙容器。
  7. 紙容器の内面のブックカバーの表面となる部分に、さらに一次元または二次元の読み取り用のコードが印刷されている1からのいずれかに記載の紙容器。
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