JP2006205706A - 冊子体とその製造方法 - Google Patents

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彰夫 橋口
Katsuhiko Kashida
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Abstract

【課題】秘匿すべき情報を連続頁に持った冊子どうし、あるいは秘匿すべき情報を連続頁に持った冊子とそうでない情報を持った冊子を簡単な綴じ構造にて安価に得られるようにする。
【解決手段】第一の冊子用紙部1a、1b、1cと第二の冊子用紙部2a、2b、2cが切り離し可能なミシン目5を介して連接された複数の用紙を重ね合わせ、第一の冊子用紙部1a・・はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目5と反対側の辺どうしを綴じ部3で綴じ合わせ、第二の冊子用紙部2a・・はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目5と反対側の辺どうしを綴じ部4で綴じ合わせるか、秘匿情報の印刷なしに前記ミシン目5の側どうしを綴じ部4で綴じ合わせるか、それらの綴じ状態を複合させることによって、上記の目的を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は製本された印刷物などの冊子体に関し、より詳しくは秘匿情報を隠蔽できるように印刷した部分を有し、第一、第二の冊子部分が分離できるように一連に並んだ冊子体とその製造方法に関するものである。
片綴じの本自体、あるいは本の表紙を除いて、あるいは特定の内部頁だけを上下に分離できるように切り目を入れておく技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような本は、一冊分として製造したものを上下の2冊に分割することができるし、部分的に分割したものとすることができる。
一方、このような片綴じの本で、印刷内容を秘匿情報としておくのに、秘匿情報頁を2つ折りにして綴じ込む、いわゆる袋綴じとすることが常套手段となっている。
また、別に、特定者(顧客)のために個人情報を印字して渡すパンフレット形式の印刷物がある。例えば、生命保険会社の保険加入の勧誘用パンフレット・契約案内、旅行パンフレット、学習塾の親子向けパンフレットのような印刷物には一般的な情報の他に、特定者のための個人情報を印字するために印字予定部が設けられて、その印字予定部にプリンタ等で印字してから製本され、手渡したり郵送したりしていて、そのために、前記印刷物が複数枚の用紙を重ね合わせて製本して構成される場合、特定者の秘匿情報を印字して、それら複数枚の紙を重ね合わせて、冊子構成紙片をステープラー等で中綴じして、綴じ部を境に2折りすることにより製本している。
特開平11−170729号公報
しかし、個人情報は秘匿情報として隠蔽できる冊子構造が適しているが、中綴じ方式では袋綴じ方式は採用できないので、必要に応じ封筒に入れて封をする必要があり、手間でコスト高になる。
特に、親向け冊子と子供向け冊子、個人情報冊子と一般情報冊子などのように、秘匿すべき情報を連続頁に持った冊子どうし、あるいは秘匿すべき情報を連続頁に持った冊子とそうでない情報を持った冊子を、特許文献1に記載のような分割できる冊子として提供するには、袋綴じ技術を採用するにしても、上下に分割した本の双方ともに、見開き頁分と袋綴じ分とが複合したままになるし、袋綴じ頁が複数に亘る場合それぞれの外側面は秘匿紙面にはならないので、いずれの場合でも実現できない。
本発明の目的は、秘匿すべき情報を連続頁に持った冊子どうし、あるいは秘匿すべき情報を連続頁に持った冊子とそうでない情報を持った冊子を簡単な綴じ構造にて安価に得られる冊子体とその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するるため、本発明の冊子体は、第一の冊子用紙部と第二の冊子用紙部が切り離し可能なミシン目を介して連接された複数の用紙を重ね合わせ、第一の冊子用紙部はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目と反対側の辺どうしを綴じ合わせ、第二の冊子用紙部は前記ミシン目の沿う側または前記ミシン目と反対側の辺どうしを綴じ合わせたことを基本的な特徴としている。
よりよくは、第一の冊子用紙部と第二の冊子用紙部が切り離し可能なミシン目を介して連接された複数の用紙を重ね合わせ、第一の冊子用紙部はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目と反対側の辺どうしを綴じ合わせ、第二の冊子用紙部はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目と反対側の辺どうしを綴じ合わせるか、秘匿情報の印刷なしに前記ミシン目の側どうしを綴じ合わせるか、それらの綴じ状態を複合させたことを主たる特徴としている。
これを実現する冊子体の製造方法としては、第一の冊子用紙部幅分と第二の冊子用紙部幅分の幅を有して長手方向に連続した複数のロール紙を搬送しながら、第一の冊子用紙部と第二の冊子用紙部との間に冊子分離用のミシン目を連続に入れる工程と、冊子分離用のミシン目が入れられた複数のロール紙を搬送しながら重畳させて、それらの第一の冊子用紙部どうしは前記ミシン目と反対側の辺どうしを連続に綴じ合わせ、第二の冊子用紙部は前記ミシン目と反対側の辺どうしか、前記ミシン目の側どうしか、それらを複合させて連続に綴じ合わせて、第一の冊子用紙部の内側となる紙面を秘匿紙面とし、第二の冊子用紙部の内側となる紙面を前記ミシン目側で綴じる場合に限って秘匿紙面とする工程と、前記第一、第二の冊子用紙部の紙面に綴じ工程前に必要情報の印刷をし、秘匿紙面とされる紙面への印刷は秘匿情報のみ、または秘匿情報を含んで行う工程と、綴じ合わせ後の複数のロール紙を、長手方向の冊子体単位に裁断して第一、第二の冊子用紙部がミシン目を介し一連に並んだ冊子体に分割する工程と、を少なくとも備えたことを特徴とするもので足りる。
これらの構成では、第一の冊子用紙部と第二の冊子用紙部とが、分離用のミシン目を境に連接した綴じ構造となるので、ミシン目で切り離すことにより、2つの冊子に分割することができる。しかも、第一の冊子用紙部は、そのミシン目とは反対の辺どうしが綴じられることと、第二の冊子用紙部がそのミシン目と反対の辺どうしか、ミシン目側どうしかが綴じられることとによって、ミシン目での前記分割が行われるまでその内側の頁全てがその連続頁数に関係なく見開きできない秘匿頁となり、個人情報などの秘匿すべき情報が印刷されていても前記分割されるまで隠蔽することができる。また、第二の冊子用紙部は、そのミシン目側どうしで綴じられていると前記分割が行われなくても全頁が見開きできて、秘匿冊子と非秘匿冊子とに分割できる綴じ構造を満足するし、ミシン目と反対の辺どうしが綴じられていると内側となる全頁がその連続頁数に関係なく見開けない秘匿頁となり、秘匿すべき情報が印刷されていても前記分割されるまで隠蔽することができて、秘匿冊子どうしに分割できる綴じ構造を満足する。しかも、第二の冊子用紙部は、前記ミシン目側どうしの綴じ構造と、ミシン目と反対側の辺どうしの綴じ構造とを複合させることで、見開き頁と非見開き頁とが複合した秘匿、非秘匿複合冊子とすることができる。
もっとも、第二の冊子用紙部においても同様のことができる。
用紙は、第一の冊子用紙部または第二の冊子用紙部を有していないものを含むことができる。
綴じ部が、糊付けであることにより、綴じ構造が簡略化し、連続紙を用いた連続処理が可能となる。
複数枚の用紙に、名寄せ用バーコードを設けてあると、自動的な名寄せ処理に貢献でき、環境にも優しいものとなる。
冊子体の製造方法において、秘匿情報の印刷は、綴じられる直前の工程で行うことにより、秘匿情報が製造従事者に対しても隠蔽できる。
本発明によれば、見開けず秘匿情報を隠蔽しておける秘匿情報冊子体どうしか、秘匿情報冊子と見開ける非秘匿情報冊子との一体化で、製造から最終ユーザに届くまでの必要手数を半減する経済性を確保して、しかも、最終ユーザにおいてそれを分離することで、目的や内容、対象者の異なった2つの冊子を非秘匿情報冊子として個別に得られ、分離者のみが隠蔽情報冊子を見開ける環境が実現する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1(a)は本発明に係る冊子体の第一の実施例の断面図である。図1(b)は図1(a)の中間体を示す斜視図である。図2は本発明に係る冊子体の第二の実施例の断面図である。図1(a)・図1(b)のように冊子体100は複数の用紙を重ね合わせてなる第一の冊子101と第二の冊子102から構成されている。冊子体100を構成する重ね合わせ用紙a・b・cは各冊子のページが正しく配置されるように各々第一の冊子用紙部1a・1b・1cと第二の冊子用紙部2a・2b・2cが切り離し可能なミシン目5を介して連接されており、第一の冊子用紙部1a・1bの内側となる紙面に秘匿情報10a・10cが印刷されて前記ミシン目5と反対側の辺どうしを第一の冊子101の綴じ部3として綴じ合わせ、さらに第二の冊子用紙部2a・2bの内側となる紙面に秘匿情報10b・10dが印刷されて前記ミシン目5と反対側の辺どうしを第二の冊子102の綴じ部4として綴じ合わせたことを特徴とする。
この冊子体100は次のように製造する。第一の実施例においては101を付した第一の冊子と102を付した第二の冊子を親子向けパンフレットとして作成することを予定している。用紙aの表面には第一の冊子用紙部1aの1ページ目に相当する非秘匿情報11と第二の冊子用紙部2aの1ページ目に相当する非秘匿情報21を配置し、同様に裏面には第一の冊子用紙部1aの2ページ目に相当する非秘匿情報12と第二の冊子用紙部2aの2ページ目に相当する非秘匿情報22を配置させる。以下同様に冊子体100を構成したときに第一の冊子用紙部1a・1b・1cと第二の冊子用紙部2a・2b・2cのページが正しく配列されるように各用紙b・c毎に所定の非秘匿情報13・14・16・23・24・26を配置させるようにする。ここでいう非秘匿情報とはいわゆる固定情報と呼ばれる広告や案内、商品情報などであって、一般的には秘匿情報と呼ばない類のものである。このような非秘匿情報の印刷は一般的にプレ印刷と呼ばれるもので行う。各用紙は例えばビジネスフォーム用のオフセット輪転印刷装置を用いて、白紙の巻取り原紙から印刷とミシン目加工を施し、ロール状、または折り状の連続用紙としてプレ印刷を施す。ミシン目加工は冊子体を作成した後に切り離し可能になるように、用紙の種類や厚みに合わせて、適宜タイカット比を選択すればよい。プレ印刷に使用される印刷インキは油性インキやUVインキ、フレキソインキ、グラビアインキなど印刷方式にあわせて適宜選択すればよい。
つぎに各冊子用紙部に個人情報などの秘匿情報10a・10b・10c・10dを印字する。秘匿情報は個人を特定するものに限らず、暗証番号なども含まれる。すなわち各冊子用紙部のページ毎に情報内容が異なるため、プリンタ装置を使用するのが一般的である。また工程上、前記非秘匿情報13(23)であるプレ印刷の上面に秘匿情報10a(10b)を印字する場合もあれば、用紙2c上面に秘匿情報10c(10d)を印字する場合もある。前述のプレ印刷工程で得られたロール状または折り状の連続紙はプリンタ装置を用いて、各用紙2a・2b・2c単位でページ枚に秘匿情報を印字する。プリンタ装置はトナーを使用したレーザープリンタまたは液体インクを使用したインクジェットプリンタなどのノンインパクトプリンタ装置や、インクリボンを使用して圧力によって打刻印字するドットインパクトプリンタ、同様にインクリボンを使用して熱圧力によって印字する熱転写プリンタなどのインパクトプリンタ装置に大別され、適宜選択すればよい。秘匿情報は機械読取り可能なOCRやバーコード20を付けた返信ハガキなどの用紙として内包しておき、これらに宛名と同じ人の個人情報を出力しておくことも可能である。こうすることで返信ハガキなどの用紙の返送時の記入手間が省けるとともに、回収者は個人情報や管理ナンバーを機械処理することが可能となり、処理効率の向上が見込まれる。
つぎに各冊子用紙部である前記印刷済みの連続用紙a・b・cをコレータにより帳合する。各冊子用紙部に個人情報等の秘匿情報を印字する冊子体を作成する場合においてはあらかじめ前記印刷工程においてバーコード20を印刷しておけば、帳合時にコレータに設置したバーコード読取装置を用いて、ページがズレたりして他人の情報が冊子体に混入しないようにしておくことが可能となる。さらに冊子用紙部同士は第一の冊子用紙部1a・1b・1cと第二の冊子用紙部2a・2b・2cが切り離し可能なミシン目5を介して連接されているので、第一の冊子用紙部1a・1b・1cは前記ミシン目5と反対側の辺どうしをライングルーにより第一の冊子101の綴じ部3として綴じ合わせ、さらに第二の冊子用紙部2a・2b・2cは前記ミシン目5と反対側の辺どうしをライングルーにより第二の冊子102の綴じ部4として綴じ合わせて、全体が外れないようにし、最終的に帳合の流れ方向に個別に裁断して冊子体100を得ることになる。
このようにして製造された図1(a)に示す冊子体100は、第一の冊子用紙部1a・・と第二の冊子用紙部2a・・が切り離し可能なミシン目5を介して連接された複数の用紙を重ね合わせ、第一の冊子用紙部1a・・は前記ミシン目5と反対側の辺どうしを綴じ合わせて第一の冊子101の綴じ部3として接着しており、第二の冊子用紙部2a・・は前記ミシン目5と反対側の辺どうしを綴じ合わせて第二の冊子102の綴じ部4として接着しているので、第一の冊子101だけでなく、第二の冊子102もミシン目5を切り離さない限り、簡単に秘匿情報を閲覧することができなくなり、第三者に対して閲覧の抑止効果をもたらせることができる。
また図2は本発明に係る冊子体の第二の実施例の断面図である。同様に冊子体100は複数の用紙を重ね合わせてなる第一の冊子101と第二の冊子121から構成されている。冊子体100を構成する重ね合わせ用紙a・b・cは各冊子のページが正しく配置されるように各々第一の冊子用紙部1a・1b・1cと第二の冊子用紙部2a・2b・2cが切り離し可能なミシン目5を介して連接されており、第一の冊子用紙部1a・1bの内側となる紙面に秘匿情報10a・10cが印刷されて前記ミシン目5と反対側の辺どうしを第一の冊子101の綴じ部3として綴じ合わせ、さらに第二の冊子用紙部2a・2bの内側となる紙面に秘匿情報10b・10dが印刷されて前記ミシン目5の沿う側の辺どうしを第二の冊子121の綴じ部4として綴じ合わせたことを特徴としている。この場合第一の冊子101だけに秘匿情報を印字している場合に有用である。つまり第一の冊子101は第一の冊子101の綴じ部3と第二の冊子121の綴じ部4の間に配置されているので、ミシン目5を切り離さない限り、簡単に秘匿情報を閲覧することができなくなり、第三者に対して閲覧の抑止効果をもたらせることが可能となる。第二の冊子121はあらかじめ第三者に見られても困らないような情報を印刷する設計を行えばよい。
ここに、本実施の形態の冊子体100は、別の観点から、図1に示すように第一の冊子用紙部1a、1b、1c・・と第二の冊子用紙部2a、2b、2c・・が切り離し可能なミシン目5を介して連接された複数の用紙を重ね合わせ、第一の冊子用紙部1a、1b、1c・・はその内側となる必要な紙面の必要な箇所に秘匿情報10a、10cが印刷されて前記ミシン目5と反対側の辺どうしを糊付けなどによる綴じ部3にて綴じ合わせ、第二の冊子用紙部2a、2b、2c・・はその内側となる必要な紙面の必要な箇所に秘匿情報10b、10dが印刷されて前記ミシン目と反対側の辺どうしを糊付けなどによる綴じ部4にて綴じ合わせるか、図2に示すように秘匿情報の印刷なしに前記ミシン目5の側どうしを糊付けなどによる綴じ部4にて綴じ合わせるかするのに加え、図示しないがそれらの綴じ状態を複合させられる。もっとも、図1、図2の例で代表して示している非秘匿情報11〜14、16、21〜26のように、どの紙面のどの箇所にあってもよい。また、印刷をしない紙面もどの用紙部のどの箇所にあってもよい。
このような冊子体100の製造方法の具体例としては、図4に示すような第1冊子用紙部1a、1b、1c・・の幅分と第二の冊子用紙部2a、2b、2c・・の幅分との合計幅を有して長手方向に連続した複数のロール紙1、1、1・・を図3(b)に示すように搬送しながら、第一の冊子用紙部1a、1b、1c・・と第二の冊子用紙部2a、2b、2c・・との間に図4に示すような冊子分離用のミシン目5を図3(a)に示すような縦ミシン加工部50にて連続に入れる工程と、冊子分離用のミシン目5が入れられた複数のロール紙1、1、1・・を搬送しながら図3(b)に示すように重畳させて、それらの第一の冊子用紙部1a、1b、1c・・どうしは図1、図2に示すように前記ミシン目5と反対側の辺どうしを図3(b)に示すような糊塗工部53で塗工した糊剤などによる連続な綴じ部3で綴じ合わせ、第二の冊子用紙部2a、2b、2c・・は図1に示すように前記ミシン目5と反対側の辺どうしか、図2に示すように前記ミシン目5の側どうしか、図示しないがそれらを複合させて連続な綴じ部4で綴じ合わせて、第一の冊子用紙部1a、1b、1c・・の内側となる紙面を秘匿紙面とし、第二の冊子用紙部2a、2b、2c・・の内側となる紙面を前記ミシン目5側で綴じる場合に限って秘匿紙面とする工程と、前記第一、第二の冊子用紙部1a・・、2a・・の紙面に図3(a)(b)に示すように非秘匿情報印刷部51や秘匿情報印字部52などによって部綴じ工程前、つまりロール紙1、1、1・・どうしの重ね合わせ前に、必要情報の印刷をし、秘匿紙面とされる紙面への印刷は秘匿情報10a〜10dのみ、あるいはこれら秘匿情報を含んで、非秘匿情報11〜114、16、21〜26などとともに行う工程と、綴じ合わせ後の複数のロール紙1・・を、長手方向の冊子体100単位に図3(b)に示すようなカッター54などで裁断して第一、第二の冊子用紙部1a・・、2a・・がミシン目5を介し一連に並んだ冊子体100に分割する工程と、を少なくとも備えればよい。
図示例では、図3(a)に示すように非秘匿情報11〜14、16、21〜26の全てと秘匿情報10a〜10dの一部とを印刷および印字し、かつミシン目5およびマージナル孔・スリット加工部55による図4に示すようなマージナル孔56を予め設けた複数種類のロール紙1・・を製造しておき、これら複数のロール紙1・・を図3(b)に示すように重ね合わて上記各態様に綴じ部3、4で綴じ合わせながら、綴じ合わせの前に秘匿情報10a〜10dの残り部分を印字し、また、綴じあわせ後にマージナル孔・スリット加工部55によるマージナル孔56部分の裁断と、カッター54による冊子体100単位への裁断とを行っている。しかし、各工程の前後は可能な限り自由であり、種々な方法を採用することができる。図3(a)での工程で秘匿情報10a〜10dを印字してもロール紙1・・として取り扱われるのでそれらが製造段階で閲覧されてしまうことにはならない。図3(b)に示すように綴じ合わせの直前で秘匿情報10a〜10dを印字するとそれが閲覧されるようなことを特に回避しやすい。
このようにした冊子体100は、第一の冊子用紙部1a・・と第二の冊子用紙部2a・・とが、分離用のミシン目5を境に連接した綴じ構造となるので、ミシン目5で切り離すことにより、2つの冊子体101、102の組、あるいは冊子体101、121の組に分割することができる。しかも、第一の冊子用紙部1a・・は、そのミシン目5とは反対の辺どうしが綴じ部3で綴じられることと、第二の冊子用紙部2a・・がそのミシン目5と反対の辺どうしか、ミシン目5側どうしかが綴じ部4で綴じられることとによって、ミシン目5での前記分割が行われるまでその内側の頁全てがその連続頁数に関係なく見開きできない秘匿頁となり、個人情報などの秘匿すべき情報が印刷されていても前記分割されるまで隠蔽することができる。また、第二の冊子用紙部2a・・は、そのミシン目5側どうしが綴じ部4で綴じられていると前記分割が行われなくても全頁が見開きできて、秘匿冊子体101と非秘匿冊子体121とに分割できる綴じ構造を満足するし、ミシン目5と反対の辺どうしが綴じ部4で綴じられていると内側となる全頁がその連続頁数に関係なく見開けない秘匿頁となり、秘匿すべき情報が印刷されていても前記分割されるまで隠蔽することができて、秘匿情報用の冊子01、102どうしに分割できる綴じ構造を満足する。従って、見開けず秘匿情報を隠蔽しておける秘匿情報用の冊子101、102どうしか、秘匿情報用の冊子101と見開ける非秘匿情報用の冊子121との一体化で、製造から最終ユーザに届くまでの必要手数を半減する経済性を確保して、しかも、最終ユーザにおいてそれを分離することで、目的や内容、対象者の異なった2つの冊子100を非秘匿情報用の冊子101、102として始めて個別に得られ、分離者のみが秘匿情報用の冊子101,102として見開ける環境が実現する。
しかも、第二の冊子用紙部2a・・は、前記ミシン目5側どうしの綴じ構造と、ミシン目5と反対側の辺どうしの綴じ構造とを複合させることで、見開き頁と非見開き頁とが複合した秘匿、非秘匿情報を持った複合冊子とすることができる。もっとも、このようなことは、第二の冊子用紙部1a・・においても同様のことができる。なお、綴じ部3、4が、上記の例のように糊付けであることにより、綴じ構造が簡略化し、連続したロール紙1・・を用いた連続処理が可能となる。
ところで、冊子体100を構成する用紙は、第一の冊子用紙部1a・・および第二の冊子用紙部2a・・の一方を有していないものを含むことができる。図5〜図7のそれぞれに各例を示している。図5の例は、秘匿情報用の冊子101、102どうしが連接した綴じ部3、4を有したものであるが、冊子102の側が第二の冊子用紙部2a、2cだけの組合せとなって、先の第二の冊子用紙部2bが省略されている。図6に示す例では、秘匿情報用の冊子101と非秘匿情報用の冊子体121とが連接した綴じ部3、4を有したものであるが、非秘匿情報用の冊子102の側が第二の冊子用紙部2a、2cだけの組合せとなって、先の第二の冊子用紙部2bが省略されている。図7に示す例では第一の冊子用紙部1a・・の側を非秘匿情報用の冊子121とする綴じ部3を有し、第二の冊子用紙部2a・・を秘匿情報用の冊子101とする綴じ部4を有したものとし、秘匿情報用の冊子101の側が第二の冊子用紙部2a、2cのみとし、第二の冊子用紙部2bが省略されている。
本発明は2つの冊子をその一方または双方は秘匿情報を隠蔽できるものとして、1つの冊子体として製造段階から最終ユーザに届くまで取り扱える新規な冊子体を提供でき、最終ユーザにおいて個別な冊子体として見開いて種々な用に供せる。
本発明の実施の形態に係る冊子体の1つの例を示し、(a)は断面図、(b)は(a)の中間体を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る冊子体の別の例を示す断面図。 本発明の実施の形態に係る冊子体の製造方法を示し、(a)は冊子体用のロール紙を製造する段階の説明図、(b)は(a)のロール紙を複数重ね合わせて冊子体を製造する段階の説明図。 図3の段階に提供する複数のロール紙を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る冊子体の他の例を示す断面図。 本発明の実施の形態に係る冊子体の今1つの例を示す断面図。 本発明の実施の形態に係る冊子体のさらに別の例を示す断面図。
符号の説明
100 冊子体
101、102 秘匿情報用の冊子
121 非秘匿情報用の冊子
1 ロール紙
1a、1b、1c 第一の冊子用紙部
2a、2b、2c 第二の冊子用紙部
3 第一の冊子の綴じ部
4 第二の冊子の綴じ部
5 ミシン目
11〜14、16 第一の冊子の非秘匿情報
10a、10c 第一の冊子の秘匿情報
21〜26 第二の冊子の非秘匿情報
10b、10d 第二の冊子の秘匿情報
20 バーコード

Claims (7)

  1. 第一の冊子用紙部と第二の冊子用紙部が切り離し可能なミシン目を介して連接された複数の用紙を重ね合わせ、第一の冊子用紙部はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目と反対側の辺どうしを綴じ合わせ、第二の冊子用紙部はその内側となる紙面に秘匿情報が印刷されて前記ミシン目と反対側の辺どうしを綴じ合わせるか、秘匿情報の印刷なしに前記ミシン目の側どうしを綴じ合わせるか、それらの綴じ状態を複合させたことを特徴とする冊子体。
  2. 用紙は、第一の冊子用紙部または第二の冊子用紙部を有していないものを含む請求項1に記載の冊子体。
  3. 綴じ部が、糊付けであることを特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載の冊子体。
  4. 複数枚の用紙に、名寄せ用バーコードを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冊子体。
  5. 第一の冊子用紙部幅分と第二の冊子用紙部幅分の幅を有して長手方向に連続した複数のロール紙を搬送しながら、第一の冊子用紙部と第二の冊子用紙部との間に冊子分離用のミシン目を連続に入れる工程と、
    冊子分離用のミシン目が入れられた複数のロール紙を搬送しながら重畳させて、それらの第一の冊子用紙部どうしは前記ミシン目と反対側の辺どうしを連続に綴じ合わせ、第二の冊子用紙部は前記ミシン目と反対側の辺どうしか、前記ミシン目の側どうしか、それらを複合させて連続に綴じ合わせて、第一の冊子用紙部の内側となる紙面を秘匿紙面とし、第二の冊子用紙部の内側となる紙面を前記ミシン目側で綴じる場合に限って秘匿紙面とする工程と、
    前記第一、第二の冊子用紙部の紙面に綴じ工程前に必要情報の印刷をし、秘匿紙面とされる紙面への印刷は秘匿情報のみ、または秘匿情報を含んで行う工程と、
    綴じ合わせ後の複数のロール紙を、長手方向の冊子体単位に裁断して第一、第二の冊子用紙部がミシン目を介し一連に並んだ冊子体に分割する工程と、
    を備えたことを特徴とする冊子体の製造方法。
  6. 秘匿情報の印刷は、綴じられる直前の工程で行う請求項5に記載の冊子体の製造方法。
  7. 複数のロール紙には、第一、第二の冊子用紙部の一方のみが長手方向に連続したロール紙をも含む請求項5、6のいずれか1項に記載の冊子体の製造方法。
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