JP5361205B2 - 警報器 - Google Patents

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本発明は、監視領域の異常、機器異常を音声メッセージにより知らせる警報器、特に音声データメモリのメモリ容量を低減できる警報器に関する。
監視領域の異常、例えば火災などを検出するとともに、機器異常、例えば電池電圧低下などを検出し、これら監視領域の異常、機器異常を示す音声メッセージを出力する警報器は知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−054356号公報(図2,図3)
ところで、前述のように監視領域の異常、機器異常を示す音声メッセージを出力するものにあって、監視領域の異常などの重要度の高い(緊急性の高い)音声メッセージ及び使用頻度が大きいと推定される音声メッセージは、ユーザに対して、高品質および明瞭性が要求されるが、それ以外の音声メッセージについては、重要度の高い(緊急性の高い)ものや推定される使用頻度が大きいものではないので、それほど高品質および明瞭性は要求されない。
しかしながら、従来は、各種音声メッセージが、その重要度や推定される使用頻度に関係なく、同一の大きい値のビットレートにより作成された音声データとして音声データメモリに格納されていたので、大きなメモリ容量が必要であった。
本発明の技術的課題は、監視領域の異常、機器異常を音声メッセージにより知らせる警報器の音声データメモリのメモリ容量を低減できるようにすることにある。
(1)本発明に係る警報器は、監視領域の異常を検出する異常検出部と、機器の正常または異常を検出する機器状態検出部と、監視領域の異常および機器の正常または異常を示す音声メッセージに係り、この音声メッセージの重要度または推定される使用頻度に応じて異なるビットレートにより作成された音声データを格納した音声データメモリと、音声データを合成して音声メッセージを出力する音声合成回路と、音声メッセージを監視領域に出力するスピーカと、監視領域の異常および機器の正常または異常を示す音声データの選択信号を、音声合成回路に出力する音声制御回路と、スイッチと、を備え、音声制御回路は、スイッチの操作による点検入力時に、機器状態検出部の検出結果に基づき、機器の正常または異常を判断し、機器が異常であれば、機器の異常を示す音声データの選択信号を音声合成回路に出力し、機器が正常であれば、まず機器の正常を示す音声データの選択信号を音声合成回路に出力するとともに、このとき連続してスイッチの長押し操作による所定時間以上点検入力があれば、機器の正常を示す音声データの選択信号の出力に続けて、監視領域の異常を示す音声データの選択信号を音声合成回路に出力し、一方、スイッチの長押し操作による所定時間以上の点検入力がなければ、機器の正常を示す音声データの選択信号の出力に続けて、監視領域の異常を示す音声データの選択信号を音声合成回路に出力しないものである。
(2)本発明に係る警報器において、監視領域の異常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートは、他の音声データのビットレートよりも大きくしたものである。
(3)本発明に係る警報器において、機器の正常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートは、他の音声データのビットレートよりも大きくしたものである。
(4)本発明に係る警報器において、監視領域の異常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートと機器の正常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートは、共に他の音声データのビットレートよりも大きくしたものである。
(1)本発明に係る警報器によれば、音声メッセージの重要度または推定される使用頻度に応じて異なるビットレートにより作成された音声データを音声データメモリに格納するので、監視領域の異常、機器の正常または異常を音声メッセージにより知らせる警報器の音声データメモリのメモリ容量を低減することができる。
また、ユーザは、スイッチの操作による点検入力により、機器の正常・異常を確認でき、また機器の正常時においては、機器が正常であることを確認した後に、さらにスイッチの長押し操作によって引き続き点検入力を継続するだけで、監視領域の異常を示す音声メッセージが正常に出力されるかどうかを確認することができる。
従来は、機器の正常を示す音声メッセージとして、監視領域の異常を示す音声メッセージを出力していたが、この音声メッセージとは別に、機器の正常を示す音声メッセージを出力するので、機器が正常であることをユーザがわかりやすい。ここで、従来よりも、機器の正常を示す音声メッセージを追加した分だけ、データとして必要なメモリ容量が増えてしまうが、機器の正常を示す音声メッセージの音声データを、監視領域の異常を示す音声メッセージの音声データよりも小さい値のビットレートを用いて音声データメモリに格納すれば、メモリの増加を必要最小限とすることができる。
また、スイッチの長押し操作による所定時間以上の点検入力がなければ、つまり通常のスイッチ操作による点検入力により、機器の正常・異常を確認する際には、正常時に正常を示す音声メッセージのみが出力されるため、機器が正常であることを確認できるとともに、スピーカへの電力供給時間を短縮できて、消費電力を削減でき、省エネ効果が得られる。
(2)本発明に係る警報器によれば、重要度が高く(緊急性の高い)、高品質および明瞭性が要求される監視領域の異常を示す音声メッセージは、大きい値のビットレートを用いた音声データとする一方、重要度が高くなく(緊急性が高くなく)音質にさほどこだわらなくてもよい他の音声メッセージは、小さい値のビットレートを用いた音声データとしているので、大きい値のビットレートを用いて全ての音声データを格納していた従来に比べて、必要なメモリ容量を減らすことができるとともに、監視領域に異常があった場合には、そのことを明確に報知することができる。
(3)本発明に係る警報器において、推定される使用頻度が高く、高品質および明瞭性が要求される機器の正常を示す音声メッセージは、大きい値のビットレートを用いた音声データとする一方、推定される使用頻度が高くなく、音質にさほどこだわらなくてもよい他の音声メッセージは、小さい値のビットレートを用いた音声データとしている。
機器の点検は1ヶ月程度の周期で行われることが推奨されている。このため、機器の正常を示す音声メッセージは、使用頻度が大きいことが考えられる。したがって、機器の正常を示す音声メッセージを、大きい値のビットレートを用いた音声データとする。これにより、機器の正常を示す音声メッセージを、高品質および明瞭なものとして出力することができ、機器が正常にあることを明確に報知することができる。
(4)本発明に係る警報器によれば、重要度が高く(緊急性の高い)、高品質および明瞭性が要求される監視領域の異常を示す音声メッセージと、推定される使用頻度が高く、高品質および明瞭性が要求される機器の正常を示す音声メッセージとを、共に大きい値のビットレートを用いた音声データとする一方、重要度(緊急性)や推定される使用頻度が高くなく、音質にさほどこだわらなくてもよい他の音声メッセージは、小さい値のビットレートを用いた音声データとしているので、大きい値のビットレートを用いて全ての音声データを格納していた従来に比べて、必要なメモリ容量を減らすことができるとともに、監視領域に異常があった場合や、点検時に機器が正常な状態にある場合には、そのことを明確に報知することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る警報器である火災警報器の構成を示すブロック図、図2はその全体の動作を示すフローチャート、図3は図2中のスイッチ入力判定動作を示すフローチャート、図4は図2中の火災監視動作を示すフローチャート、図5は図2中の断線監視動作を示すフローチャート、図6は図2中の電池電圧低下監視動作を示すフローチャート、図7は図2中の監視結果出力動作を示すフローチャートである。
図1において、1は各種回路および機器を駆動させるための電源である例えば6Vの電池、2は電池1の電圧を監視する電源監視回路、3は電池1の電圧を監視するときに閉じられる電源監視回路2への電源供給用スイッチ回路、4は定電圧回路であって、ここから先の各回路に電池1の電圧によって変動しない一定の電圧(例えば3V)を供給する機能を有する。5はサーミスタ6と抵抗7とからなる熱式の火災検出部である。また、火災検出部5は断線検出にも利用される。ちなみに、サーミスタ6には、a温度上昇により抵抗値が上昇するタイプと、b温度上昇により抵抗値が減少するタイプ、の2タイプがあるが、ここではbタイプが使用され、このbタイプのサーミスタの検出電圧値が火災検出用閾値(例えば2V)以上となれば、火災と判断されるようになっている。
8は電流制限用の抵抗9が直列に接続されたスイッチであり、このスイッチ8のオンによって、異常監視結果がスピーカ11から出力されたり、かつ火災時の場合は火災フレーズ(火災音声)が所定時間停止させられたりするようになっている。
12はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)であり、本発明の音声制御回路に相当し、各種の処理動作を行うための記憶部13とタイマ14を内蔵している。15は監視領域の異常および機器の正常または異常を示す音声メッセージの音声データ(後述する音声データa〜f)が格納された音声データメモリ15aを備えた音声合成回路であり、マイコン12からの指令により、各種フレーズの音声をスピーカ11から出力させる機能を有する。16は音声合成回路15により音声を出力するときに閉じられる音声合成回路15への電源供給用スイッチ回路である。
なお、監視領域の異常を検出する異常検出部として、ここでは火災を検出する火災監視部(火災検出部5とマイコン12とで構成)を備え、また機器の正常・異常を検出する機器状態検出部として、ここでは火災検出部5の故障を検出する断線監視部(火災検出部5とマイコン12とで構成)と、電池切れを検出する電池電圧低下監視部(電源監視回路2とマイコン12とで構成)とを備えている。
これを更に詳述すると、マイコン12の記憶部13には、火災を検出したらセットされる火災フラグ13aと、断線を検出したらセットされる断線フラグ13bと、電池1の電圧が所定の電圧値以下、例えば5V以下に低下したことを検出したらセットされる電圧低下フラグ13cと、が記憶されており、マイコン12は、各監視処理の結果に基づいて、音声合成回路15に対し、音を出してくださいという音出力指令信号LMに、各種音声データの選択信号L1〜L6のいずれかの選択信号をつけて出力するようになっている。ここで、選択信号L1は、火災発生時に出力する火災音声データa「ウー ウー カンカンカン 火事です 火事です」(ビットレート128kbpsにより作成)を選択する信号、選択信号L2は、電池電圧低下時に約50秒毎に出力する機器異常音声データb「ピッ」(ビットレート32kbpsにより作成)を選択する信号、選択信号L3は、火災検出部の故障時に約50秒毎に出力する機器異常音声データc「ピッピッピッ」(ビットレート32kbpsにより作成)を選択する信号、選択信号L4は、点検入力(スイッチ8入力)時に機器正常音声データd「ピッ 正常です」(ビットレート128kbpsにより作成)を選択する信号、選択信号L5は、点検入力(スイッチ8入力)時に機器異常音声データe「ピッ 電池切れです 販売店に連絡して下さい」(ビットレート64kbpsにより作成)を選択する信号、選択信号L6は、点検入力(スイッチ8入力)時に機器異常音声データf「ピッピッピッ 故障です 販売店に連絡して下さい」(ビットレート64kbpsにより作成)を選択する信号である。また、信号LBは、音声合成回路15からマイコン12に対して、指令された選択音を出力したことを知らせる信号(バック信号)である。
ここで、機器正常音声データd「ピッ 正常です」は、火災音声データa「ウー ウー カンカンカン 火事です 火事です」よりも短いフレーズの音声データであり、また機器正常音声データd「ピッ 正常です」は一例であり、機器が正常に動作しているのがユーザにわかりやすい音声であれば、それ以外の音声データとしてもよい。
このように、音声データa〜fのうち、高品質および明瞭なものとして出力することが望ましい音声データ、例えば重要度の高い(緊急性の高い)、監視領域の異常を示す音声メッセージの音声データa、及び使用頻度が大きいと推定される機器の正常を示す音声メッセージの音声データdは、大きい値のビットレート(128kbps)により作成されて音声データメモリ15aに格納され、一方それ以外の音声データは、それよりも小さい値のビットレート(64kbpsや32kbps)により作成されて音声データメモリ15aに格納されている。そのため、大きい値のビットレートを用いて全ての音声データを格納していた従来に比べて、必要なメモリ容量を減らすことができる。
なお、音声データメモリ15aには、ここでは各種音声メッセージ毎にそれぞれ1つの音声データとして格納するようにしているが、共通の音声フレーズ部分もあるため、各種音声フレーズ毎に音声データとして格納するようにしてもよい。この場合、マイコン12は、出力したい音声メッセージに合わせて、この音声メッセージに用いられる各種音声フレーズの音声データの選択信号を、順番に音声合成回路に出力すればよい。
また、この音出力時、マイコン12は、スイッチ回路16をオンして音声合成回路15に電源を供給し、音出力後、スイッチ回路16をオフして音声合成回路15への電源供給を停止することで、消費電力を低減している。さらに、電池電圧低下監視処理時も同様に、マイコン12は、スイッチ回路3をオンして電源監視回路2に電源を供給し、電源監視回路2から電池1の電圧を入力後、スイッチ回路3をオフして電源監視回路2への電源供給を停止することで、消費電力を低減している。
また、音声制御回路としてのマイコン12は、点検入力時に関して、機器状態検出部(断線監視部、電池電圧低下監視部)の検出結果に基づき、機器の正常または異常を判断するとともに、機器が異常なときにおいては、対応する機器の異常を示す音声データの選択信号(選択信号L5又はL6)を、音声合成回路15に出力する一方、機器が正常なときにおいては、点検入力時に、まず機器の正常を示す音声データの選択信号L4を、音声合成回路15に出力し、また点検入力が所定時間以上連続入力された時に、監視領域の異常を示す音声データの選択信号L1を、音声合成回路15に出力するように構成されている。
次に、本実施形態の警報器すなわち火災警報器の動作について図2乃至図7に基づき図1を参照しながら説明する。まず、メインのフローチャートを示す図2において、電池1がセットされる(装填される)ことで電源がオンになると、初期設定として図1のマイコン12の全フラグ13a〜13c(以下においてはこれらの符号の表記は省略する)がクリアされ(ステップS1)、タイマ14のカウンタがクリアされる(ステップS2)。次いで、ステップS3にてスイッチ8から入力があったか否かのスイッチ入力判定の処理が行われ、ステップS4にて火災発生の有無を判断する火災監視の処理が行われ、ステップS5にてサーミスタ6の断線の有無を判断する断線監視の処理が行われ、ステップS6にて電池電圧低下監視の処理が行われ、その後、ステップS7にて監視結果出力の処理が行われてから、ステップS3のスイッチ入力判定処理に戻る。そして、ステップS3〜ステップS7の処理が繰り返される。
スイッチ入力判定処理(ステップS3)は、図3に示すように、まずスイッチ8から入力があったか否か(スイッチ8が閉じられたかどうか)をみて(ステップS311)、スイッチ8から入力がなければ処理を終了する(つまり図2のメインフローチャートのステップS4の火災監視処理にすすむ)。
また、ステップS311にてスイッチ8から入力があったと判定されれば、次に断線フラグがセットされているか否かをみて(ステップS312)、断線フラグがセットされていれば、故障音声「ピッピッピッ 故障です 販売店に連絡して下さい」を1回出力するための処理をし(ステップS313)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS4にすすむ)。
また、ステップS312にて断線フラグがセットされていないと判定されれば、次に電圧低下フラグがセットされているか否かをみて(ステップS314)、電圧低下フラグがセットされていれば、電池切れ音声「ピッ 電池切れです 販売店に連絡して下さい」を1回出力するための処理をし(ステップS315)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS4にすすむ)。
また、ステップS314にて電圧低下フラグがセットされていないと判定されれば、次に3秒間タイマのカウントが開始されているか否かをみて(ステップS316)、3秒間タイマのカウントが開始されていなければ、正常音声「ピッ 正常です」を1回出力するための処理をしてから(ステップS317)、3秒間タイマのカウントを開始する(ステップS318)。次いで、3秒経過したか否かをみて(ステップS319)、3秒経過していなければ、ステップS311に戻り、3秒経過していれば、火災音声「ウー ウー カンカンカン 火事です 火事です」を1回出力するための処理をしてから(ステップS320)、3秒間タイマカウンタをクリアし(ステップS321)、ステップS311に戻る。また、ステップS316にて3秒間タイマのカウントが開始されていると判定されれば、ステップS318に飛ぶ。
このように、スイッチ入力判定処理においては、正常の場合は、正常であることをスイッチ8から入力がある度に何度でも知らせ得るようにする。したがって、火災状態でなく、火災報知器が正常な状態にあると判定されると、正常であることを示す正常音声が出力され、その音声出力によって正常であることが確認でき、故障あるいは電池切れと判定されると、故障あるいは電池切れを示す故障音声や電池切れ音声が出力されるので、その音声出力で異常であることが確認できる。
そして、火災音声「ウー ウー カンカンカン 火事です 火事です」を確認したいときだけスイッチ8を長押しすればよく、通常のスイッチ操作による点検入力により、機器の正常・異常を確認する際には、正常時に正常音声「ピッ 正常です」のみが出力されるため、点検入力時に通常出力される音声のフレーズを短くでき(従来は点検入力時に通常出力される音声として前記火災音声を出力していた)、その分、スピーカ11への電力供給時間を短縮できて、消費電力を削減でき、省エネ効果が得られる。
火災監視処理(ステップS4)は、図4に示すように、まずサーミスタ6の電圧値を取り込んで、この検出電圧値と火災検出用閾値(例えば2V)とを比較することで、つまり検出電圧値が火災検出用閾値(2V)以上となったか否かをみることで、火災が発生したか否かを判断し(ステップS411)、火災が発生していないと判定されれば、火災フラグをクリアし(ステップS412)、処理を終了する(つまり図2のメインフローチャートのステップS5の断線監視処理にすすむ)。
また、ステップS411にて火災が発生していると判定されれば、火災フラグをセット(ステップS413)し、処理を終了する(つまり図2のメインフローチャートのステップS5の断線監視処理にすすむ)。
断線監視処理(ステップS5)は、図5に示すように、まず火災フラグがセットされているか否かをみて(ステップS511)、火災フラグがセットされていれば火災検出が優先されるため処理を終了する(つまり図2のメインフローチャートのステップS6の電池電圧低下監視処理にすすむ)。
また、ステップS511にて火災フラグがセットされていないと判定されれば、次にサーミスタ6の電圧値を取り込んで断線しているか否かが判断される(ステップS512)。すなわちサーミスタ6の出力が0Vか否かをみることで、断線しているか否かが判断され、断線していなければ、断線フラグをクリアし(ステップS513)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS6の電池電圧低下監視処理にすすむ)。
また、ステップS512にて断線していると判定されれば、断線フラグをセットし(ステップS514)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS6の電池電圧低下監視処理にすすむ)。
電池電圧低下監視処理(ステップS6)は、図6に示すように、まず火災フラグがセットされているか否かをみて(ステップS611)、火災フラグがセットされていれば、前述の断線監視処理と同様、火災検出が優先されるため処理を終了する(つまり図2のメインフローチャートのステップS7の監視結果出力処理にすすむ)。
また、ステップS611にて火災フラグがセットされていないと判定されれば、次に電池1の電圧が所定の電圧値以下(この場合は、低下レベル以下、例えば5V以下)に低下したか否かをみて(ステップS612)、5V以下に低下していなければ、電池電圧低下フラグがセットされているか否かをみて(ステップS613)、電池電圧低下フラグがセットされていなければ、処理を終了する(メインフローチャートのステップS7の監視結果出力処理にすすむ)。
また、ステップS613にて電池電圧低下フラグがセットされていると判定されれば、電池電圧低下フラグをクリアして(ステップS614)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS7の監視結果出力処理にすすむ)。
また、ステップS612にて電池1の電圧が5V以下に低下していると判定されれば、電池電圧低下フラグがセットされているか否かをみて(ステップS615)、電池電圧低下フラグがセットされていれば、処理を終了する(メインフローチャートのステップS7の監視結果出力処理にすすむ)。
また、ステップS615にて電池電圧低下フラグがセットされていないと判定されれば、電池電圧低下フラグをセットし(ステップS616)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS7の監視結果出力処理にすすむ)。
監視結果出力処理(ステップS7)は、図7に示すように、まず火災フラグがセットされているか否かをみて(ステップS711)、火災フラグがセットされていれば、火災が発生しているので、火災音声「ウー ウー カンカンカン 火事です 火事です」を出力して(ステップS712)、処理を終了する(つまり図2のメインフローチャートのステップS3のスイッチ入力判定処理に戻る)。
また、ステップS711にて火災フラグがセットされていないと判定されれば、断線フラグがセットされているか否かをみて(ステップS713)、断線フラグがセットされていなければ、次に電池電圧低下フラグがセットされているか否かをみて(ステップS714)、電池電圧低下フラグもセットされていなければ、処理を終了する(メインフローチャートのステップS3に戻る)。
また、ステップS713にて断線フラグがセットされていると判定されれば、警報音「ピッピッピッ」を50秒周期で出力するように設定し(ステップS715)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS3に戻る)。
また、ステップS714にて電池電圧低下フラグがセットされていると判定されれば、警報音「ピッ」を50秒周期で出力するように設定し(ステップS716)、処理を終了する(メインフローチャートのステップS3に戻る)。
このように、本実施形態の警報器すなわち火災警報器においては、音声メッセージの重要度または推定される使用頻度に応じて異なるビットレートにより作成された音声データa〜fを音声データメモリに格納するようにしているので、監視領域の異常、機器の正常または異常を音声メッセージにより知らせる警報器の音声データメモリ15aのメモリ容量を低減することができる。
また、重要度が高く(緊急性の高い)、高品質および明瞭性が要求される監視領域の異常を示す音声メッセージは、大きい値のビットレートを用いた音声データaとする一方、重要度が高くなく(緊急性が高くなく)音質にさほどこだわらなくてもよい他の音声メッセージは、小さい値のビットレートを用いた音声データとしているので、大きい値のビットレートを用いて全ての音声データを格納していた従来に比べて、必要なメモリ容量を減らすことができるとともに、監視領域に異常があった場合には、そのことを明確に報知することができる。
また、推定される使用頻度が高く、高品質および明瞭性が要求される機器の正常を示す音声メッセージは、大きい値のビットレートを用いた音声データdとする一方、推定される使用頻度が高くなく、音質にさほどこだわらなくてもよい他の音声メッセージは、小さい値のビットレートを用いた音声データとしているので、機器の正常を示す音声メッセージを、高品質および明瞭なものとして出力することができ、機器が正常にあることを明確に報知することができる。
また、重要度が高く(緊急性の高い)、高品質および明瞭性が要求される監視領域の異常を示す音声メッセージと、推定される使用頻度が高く、高品質および明瞭性が要求される機器の正常を示す音声メッセージとを、共に大きい値のビットレートを用いた音声データa,dとする一方、重要度(緊急性)や推定される使用頻度が高くなく、音質にさほどこだわらなくてもよい他の音声メッセージは、小さい値のビットレートを用いた音声データb,c,e,fとしているので、大きい値のビットレートを用いて全ての音声データを格納していた従来に比べて、必要なメモリ容量を減らすことができるとともに、監視領域に異常があった場合や、点検時に機器が正常な状態にある場合には、そのことを明確に報知することができる。
また、スイッチ8のオン操作による点検入力時に、機器状態検出部の検出結果に基づき、機器の正常または異常を判断し、機器が異常であれば、機器の異常を示す音声データfの選択信号L6を音声合成回路15に出力し、機器が正常であれば、まず機器の正常を示す短いフレーズの音声データdの選択信号L4を音声合成回路15に出力するとともに、このとき連続して所定時間以上点検入力があれば、機器の正常を示す短いフレーズの音声データd「ピッ 正常です」の選択信号L4の出力に続けて、監視領域の異常を示す長いフレーズの音声データa「ウー ウー カンカンカン 火事です 火事です」の選択信号L1を音声合成回路15に出力するようにしているので、ユーザは、点検入力により、機器の正常・異常を確認でき、また機器の正常時においては、機器が正常であることを確認した後に、さらに引き続き点検入力を継続するだけで、監視領域の異常を示す音声メッセージが正常に出力されるかどうかを確認することができる。そして、通常のスイッチ操作による点検入力により、機器の正常・異常を確認する際には、正常時に短いフレーズの音声データd「ピッ 正常です」のみが出力されるため、点検入力時に通常出力される音声のフレーズを短くでき、その分、スピーカ11への電力供給時間を短縮できて、消費電力を削減でき、省エネ効果が得られる。
なお、機器の正常を示す音声メッセージとして、監視領域の異常を示す音声メッセージのみを出力していた従来に比較して、前記したような点検入力に基づき複数の音声メッセージを出力する構成とした場合には、従来よりも、機器の正常を示す音声メッセージの音声データを追加した分だけ、必要なメモリ容量が増えてしまう。そのため、前記実施形態とは異なり、機器の正常を示す音声メッセージの音声データを、小さい値のビットレートを用いて音声データメモリ15aに格納し、監視領域の異常を示す音声メッセージの音声データのみを、大きい値のビットレートを用いて音声データメモリ15aに格納するようにしてもよい。このように構成すれば、従来よりも、機器の正常を示す音声メッセージの音声データの分だけ、必要なメモリ容量が増えてしまうが、メモリの増加を必要最小限とすることができ、かつ既述した消費電力削減による省エネ効果が得られる。
また、ここでは火災検出部5として熱により火災を検出する火災警報器に本発明を用いたものを例に挙げて説明したが、煙、炎などのその他の物理現象により火災を検出する火災警報器にも本発明を適用できることは言うまでもない。
また、ここでは異常検出部を火災検出部5で構成した火災警報器に本発明を用いたものを例に挙げて説明したが、異常検出部をガス検出部で構成したガス漏れ警報器など、その他の事象の異常を検出する警報器にも本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る警報器である火災警報器の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る警報器である火災警報器の全体の動作を示すフローチャートである。 図2中のスイッチ入力判定動作を示すフローチャートである。 図2中の火災監視動作を示すフローチャートである。 図2中の断線監視動作を示すフローチャートである。 図2中の電池電圧低下監視動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る警報器である火災警報器の図2中の監視結果出力動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電池(電源)
2 電源監視回路(機器状態検出部)
5 火災検出部(異常検出部)
6 サーミスタ
8 スイッチ
11 スピーカ
12 マイクロコンピュータ(音声制御回路)
15 音声合成回路
15a 音声データメモリ
a〜f 音声データ
L1〜L6 音声データの選択信号

Claims (4)

  1. 監視領域の異常を検出する異常検出部と、
    機器の正常または異常を検出する機器状態検出部と、
    前記監視領域の異常および前記機器の正常または異常を示す音声メッセージに係り、該音声メッセージの重要度または推定される使用頻度に応じて異なるビットレートにより作成された音声データを格納した音声データメモリと、
    前記音声データを合成して前記音声メッセージを出力する音声合成回路と、
    前記音声メッセージを監視領域に出力するスピーカと、
    監視領域の異常および機器の正常または異常を示す音声データの選択信号を、音声合成回路に出力する音声制御回路と
    スイッチと、を備え、
    前記音声制御回路は、前記スイッチの操作による点検入力時に、前記機器状態検出部の検出結果に基づき、機器の正常または異常を判断し、機器が異常であれば、機器の異常を示す音声データの選択信号を前記音声合成回路に出力し、機器が正常であれば、まず機器の正常を示す音声データの選択信号を前記音声合成回路に出力するとともに、このとき連続して前記スイッチの長押し操作による所定時間以上点検入力があれば、前記機器の正常を示す音声データの選択信号の出力に続けて、監視領域の異常を示す音声データの選択信号を前記音声合成回路に出力し、一方、前記スイッチの長押し操作による所定時間以上の点検入力がなければ、前記機器の正常を示す音声データの選択信号の出力に続けて、監視領域の異常を示す音声データの選択信号を前記音声合成回路に出力しないことを特徴とする警報器。
  2. 監視領域の異常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートを、他の音声データのビットレートよりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の警報器。
  3. 機器の正常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートを、他の音声データのビットレートよりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の警報器。
  4. 監視領域の異常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートと機器の正常を示す音声メッセージに係る音声データのビットレートを、共に他の音声データのビットレートよりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の警報器。
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