JP5235742B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、警報器に関する。
従来から、警報器の一例として、例えば火災などの監視領域の異常を検出して警報音を鳴動する火災警報器が利用されている。このような火災警報器では、火災警報音として、従来はブザー音が用いられていたが、居住者が警報内容を理解しやすいように、近年は音声を利用する傾向が高まっている(例えば、特許文献1参照)。
実開平05−092892号公報(第7頁、図3)
ところで、警報器の使用期限は、電池寿命などの観点から一般的に10年に設定されている。そして近年、ユーザーに警報器の交換時期を通知するために、電源投入時からの使用経過時間を計測して使用期限満了時間となったときに、使用期限が満了したことを音声出力するものが製品化されている。
しかし、ユーザーとしては、あとどれくらいで交換時期となるのかを前もって知りたいという要望がある。ここで一般的に、警報器の筐体の裏面に貼り付けられた機器銘板には、警報器の設置年月日が印字されている。このため、ユーザーは、前もって警報器の交換時期を確認するために機器銘板を確認することができるが、機器銘板を確認するためには警報器を天井などの設置面から取り外して筐体の裏面を確認する必要があり、確認が困難であった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、警報器の使用経過時間に関する情報をユーザーに簡便に把握させることのできる警報器を提供するものである。
本発明に係る警報器は、監視領域の異常を検出する異常検出手段と、警報器に電池が装填され電源投入されてからの使用経過時間を計測する計時手段と、音声出力手段と、警報器の点検を行う点検手段と、点検手段による点検結果の音声出力を指示する点検結果出力スイッチと、異常検出手段が異常を検出したときに音声出力手段に異常音声を出力させ、また、点検結果出力スイッチが操作されたときに音声出力手段に音声出力させる制御手段とを備えた警報器において、制御手段は、点検結果出力スイッチが通常操作されると、点検手段による点検結果を音声出力手段に音声出力させ、点検結果出力スイッチが特殊操作されると、計時手段が計測した使用経過時間及び定められた使用期限から使用経過時間を差し引いた時間である使用可能時間のいずれか又は両方を、音声出力手段に音声出力させるものである。
また、本発明に係る警報器は、監視領域の異常を検出する異常検出手段と、警報器に電池が装填され電源投入されてからの使用経過時間を計測する計時手段と、音声出力手段と、警報器の点検を行う点検手段と、点検手段による点検結果の音声出力を指示する点検結果出力スイッチと、異常検出手段が異常を検出したときに音声出力手段に異常音声を出力させ、また、点検結果出力スイッチが操作されたときに音声出力手段に音声出力させる制御手段とを備えた警報器において、警報器の電源投入回数をカウントするカウンタと、カウンタがカウントした電源投入回数とともに、使用経過時間を格納する記憶部とを備え、制御手段は、制御手段は、点検結果出力スイッチが操作されると、計時手段が計測した使用経過時間及び定められた使用期限から使用経過時間を差し引いた時間である使用可能時間のいずれか若しくは両方、又は点検結果を、前記音声出力手段に音声出力させるものである。
また、制御手段は、使用経過時間音声出力手段に音声出力させる際には、使用経過時間に応じた音量及び/又は回数で音声出力させるものである。
本発明においては、点検結果出力スイッチが通常操作されると、点検手段による点検結果を音声出力手段に音声出力させ、点検結果出力スイッチが特殊操作されると、計時手段が計測した使用経過時間及び定められた使用期限から使用経過時間を差し引いた時間である使用可能時間のいずれか又は両方を、音声出力手段に音声出力させる。このため、ユーザーは自身が要求したタイミングで、容易に使用経過時間等を把握することができる。また、ユーザーが要求する情報のみを音声出力することができ、無駄な音声出力を省いて消費電流を低減できる。
本発明においては、点検結果出力スイッチが操作されると、計時手段が計測した使用経過時間及び定められた使用期限から使用経過時間を差し引いた時間である使用可能時間のいずれか若しくは両方、又は点検結果を、音声出力手段に音声出力させる。このため、ユーザーは自身が要求したタイミングで、容易に使用経過時間等を把握することができる。また、電源投入回数とともに使用経過時間を格納する記憶部を備えた。このため、市場からの返却品の電源投入回数とそのときの使用経過時間を入手でき、警報器の状態の解析に利用することができる。
また、使用経過時間に応じた音量及び/又は回数で、使用経過時間音声出力させる。このため、例えば使用期限が近づいている場合には大きな音量で音声出力するなどすれば、ユーザーは警報器の交換時期が迫っていることを容易に把握することができる。
本発明の実施の形態に係る火災警報器の内部回路を示す回路構成図である。 実施の形態に係る火災警報器のメイン動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の使用経過時間監視動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の火災監視動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の電池電圧低下監視動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器のスイッチ入力判定動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の監視結果出力動作を示すフローチャートである。
実施の形態.
警報器には、火災警報器やガス漏れ警報器など、様々なものが存在する。また、火災警報器にも、発光素子及び受光素子によって煙を検出する火災警報器、感熱素子によって熱を検出する火災警報器、及び焦電素子により炎を検出する火災警報器等、様々な火災警報器が存在する。本実施の形態では、感熱素子であるサーミスタによって熱を検出する火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1は、本実施の形態に係る火災警報器100の主要な内部回路を示す回路構成図である。火災警報器100は、電池1、火災検出部5、制御部であるマイクロコンピューター(以下、マイコン10という)、音声出力制御回路14とスピーカ19を有する音声出力手段を主要構成要素とする。なお、マイコン10は後述するように本発明の点検手段としても機能する。
(マイコン)
マイコン10は、各種フラグやデータを格納する記憶部11と、タイマ部12と、音声データメモリ13とを備え、図示しないCPUにより火災警報器100の動作を制御する。
記憶部11は、例えばEEPROMなどの書き換え可能な不揮発性メモリで構成される。記憶部11は、火災が検出されたらセットされる火災フラグ11a、使用期限が満了したらセットされる使用期限満了フラグ11b、点検結果が異常であればセットされる点検異常フラグ11c、点検結果の出力指示があればセットされる点検結果出力フラグ11d、電源投入回数をカウントして記憶する電源投入回数カウンタ11e、使用経過時間の出力指示があればセットされる使用経過時間出力フラグ11fを備える。
タイマ部12の使用経過時間計測タイマ12aは、タイマ部12の備える計時装置を利用して、電源投入時からの時間をカウントして、カウントした時間を記憶するものである。
音声データメモリ13は、スピーカ19から出力する音声データを格納するメモリであり、ROMで構成される。音声データメモリ13には、火災警報器100が火災を検出した際に出力する火災音声、火災警報器100の使用期限が満了したことを示す使用期限満了音声、点検結果が正常であったことを示す点検正常音声、点検結果が異常であったことを示す点検異常音声、火災警報器100の使用経過時間及び使用可能時間を音声出力するための音声の音声データが格納されている。
(電源)
例えばリチウム電池である電池1は、定電圧回路4を介してマイコン10等に常時電力を供給する電源である。電池1は、定電圧回路4を介することにより、マイコン10等に安定した電力を供給することができる。
(火災検出部)
火災検出部5は、サーミスタ6及び抵抗7からなる熱式の火災検出部であり、本発明の異常検出手段に相当する。サーミスタ6及び抵抗7は直列に接続され、これらの両端には定電圧回路4を介して電池1から定電圧が印加されている。また、サーミスタ6の先端部は、火災警報器100の筐体の表面近傍に設けられている。これにより、火災時の熱をサーミスタ6に伝達しやすくしている。
マイコン10には、サーミスタ6と抵抗7とによって抵抗比分割した電圧が入力されている。サーミスタ6は温度により抵抗値が変化するため、火災時にサーミスタ6が暖められると、サーミスタ6と抵抗7との間の電圧値が変化する。マイコン10は、このサーミスタ6と抵抗7との間の電圧値が例えば火災レベル以上になると、火災が発生したと判断し、マイコン10が備えた記憶部11の火災フラグ11aをセットする。
なお、サーミスタ6には、a)温度上昇により抵抗値が上昇するタイプ、b)温度上昇により抵抗値が下降するタイプの2タイプがあるが、ここでは、b)タイプのものが使用されている。このb)タイプのサーミスタ6の検出電圧値が火災検出用閾値(例えば2V)以上となれば、火災と判断されるようになっている。
(音声出力手段)
火災警報器100は、音声出力制御回路14と、増幅器18と、スピーカ19とにより構成される音声出力手段を有する。
音声出力制御回路14は、異なる音圧レベルの音声をスピーカ19から出力するための回路であり、回路ブロック15、16、17の3つの回路ブロックで構成される。回路ブロック15、16、17は、それぞれ音声出力制御線20a、20b、20cに接続されている。回路ブロック15は、トランジスタ15aと、抵抗15b、15c、15dで構成される。回路ブロック16、17も回路ブロック15と同様の構成であるが、増幅器18と直列に接続された抵抗15d、16d、17dの抵抗値がこの順番で小さく設定されている点で異なる(抵抗15dが一番大きく、抵抗17dが一番小さい)。この抵抗値の違いによって異なる音圧レベルの音声を出力できるようになっており、マイコン10は、出力する音声の音圧レベルに応じて音声出力制御線20a、20b、20cのいずれかをONすることで、スピーカ19から出力させる音声の音圧レベルを制御する。
具体的には、マイコン10が音声出力制御線20aをONするとトランジスタ15aが駆動し、抵抗15dを介して増幅器18に電流が流れる。同様に、音声出力制御線20bをONした場合には回路ブロック16を介して増幅器18に電流を供給し、音声出力制御線20cをONした場合には回路ブロック17を介して増幅器18に電流を供給する。増幅器18は、マイコン10がデータ出力線21を介して送信する音声信号を、回路ブロック15、16、17から供給される電流に応じて増幅し、スピーカ19へ出力する。前述の通り抵抗15d、16d、17dの抵抗値が異なるので、回路ブロック15を駆動させた場合の音圧レベルが一番小さく、回路ブロック17を駆動させた場合の音圧レベルが一番大きくなる。このようにすることで、スピーカ19から出力する音声の音圧レベルを制御することができる。
なお、本実施の形態では、回路ブロック15を駆動して音声出力した場合には60dB、回路ブロック16の場合は70dB、回路ブロック17の場合は80dBの音声を出力できる。
(点検手段)
火災警報器100は、内部回路の点検として、電池電圧低下監視を行う。電池電圧低下監視は、電源監視回路2が、電池1の電圧値を検出することにより行う。具体的には、マイコン10がスイッチ3をONすると、電源監視回路2が駆動され、電源監視回路2が電池1の電圧値を検出する。電源監視回路2は、検出した電圧値をマイコン10に出力し、マイコン10は、検出された電圧値が所定の判別レベル以下であれば電池1の電圧が低下しているものとして、記憶部11の点検異常フラグ11cをセットする。なお、本発明の点検手段は電源監視回路2及びマイコン10に相当する。
なお、本実施の形態では内部回路の点検として電池電圧低下監視のみを行っているがこれは一例であり、サーミスタ6と抵抗7の間の電圧値を監視することによりサーミスタ6の断線(劣化)の点検を行ってもよい。また、スピーカ19から音声出力がなされるか否かを試験することもできる。
(点検スイッチ)
点検スイッチ8は、点検手段による点検結果を音声出力させるための点検結果出力スイッチであり、火災警報器100の筐体のユーザーが操作可能な位置に設けられている。点検スイッチ8としては、例えば押しボタン式のスイッチを用いることができる。点検スイッチ8は、少なくとも2種類の操作が可能であり、一方を通常操作、他方を特殊操作と称する。通常操作は、点検手段による点検結果を音声出力させるための操作であり、特殊操作は電源投入時からの使用経過時間を音声出力させるための操作である。押しボタン式のスイッチの場合は、例えば、通常操作を「短押し」、特殊操作を「長押し」などとスイッチの操作時間に基づいて設定することができ、あるいは、通常操作を「1回押し」、特殊操作を「連続2回押し」など所定時間内におけるスイッチの操作回数に基づいて設定することもできる。通常操作と特殊操作の操作方法は予め定めておく。そして、点検スイッチ8への通常操作/特殊操作に応じた信号が、マイコン10に入力される。
このように構成された火災警報器100は、監視領域である住居等の天井面に設置され、火災の監視を行う。次に、火災警報器100の動作を説明する。図2は、火災警報器100のメイン動作を示すフローチャートである。図3〜図7は、図2に示す処理を示すフローチャートである。
まず、図2を参照して火災警報器100のメイン動作を説明する。
電池1が装填されて電源が投入されると(S1)、マイコン10は記憶部11内のすべてのフラグをクリアする(S2)。そして、タイマ部12の使用経過時間計測タイマ12aをクリアする(S3)。
続けて、電源投入回数カウンタ11eの値N(初期値はN=0)をインクリメントし(S4)、インクリメントした値Nを電源投入回数カウンタ11eに記憶する(S5)。そして、使用経過時間計測タイマ12aによるカウントを開始する(S6)。ここまでの処理が、電源投入時に行う初期処理である。
以降は、使用経過時間監視(S7)、火災監視(S8)、電池電圧低下監視(S9)、スイッチ入力判定(S10)、監視結果出力(S11)の一連の処理を繰り返し行う。この一連の処理の中で、火災が検出されれば(S8)、監視結果出力(S11)で火災警報を行い、また、使用期限が満了すると(S7)、監視結果出力(S11)で使用期限が満了したことを音声出力する。以下、各処理の詳細について説明する。
図3は、図2のステップS7に示す使用経過時間監視処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、使用経過時間計測タイマ12aのカウントに基づいて、電源投入後からの使用経過時間を電源投入回数Nごとに、記憶部11に記憶させる(S71)。すなわち、前回電源投入したときとは別に使用経過時間を記憶するので、電池1を交換するなどして電源を複数回投入した場合にはそれぞれについて使用経過時間を記憶することとなる。
そして、使用経過時間が10年以上経過していれば(S72)、記憶部11の使用期限満了フラグ11bをセットして(S73)処理を終了し、10年以上経過していなければ(S72)、使用期限満了フラグ11bをクリアして(S74)処理を終了する。
図4は、図2のステップS8に示す火災監視処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、サーミスタ6と抵抗7との間の電圧値に基づき、火災が発生したか否かを判断する(S81)。火災が発生していると判断した場合、マイコン10が備えた記憶部11の火災フラグ11aをセットし(S82)、処理を終了する。火災が発生していないと判断した場合、火災フラグ11aをクリアし(S83)、処理を終了する。
図5は、図2のステップS9に示す電池電圧低下監視処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、スイッチ3をONして電源監視回路2を駆動させ、電源監視回路2が検出した電池1の電圧値を取得し、所定の判別レベル以下であるか否か判断する(S91)。電池1の電圧値が判別レベル以下であると判断した場合には、記憶部11の点検異常フラグ11cをセットし(S92)、処理を終了する。電池1の電圧値が判別レベル以下ではないと判断した場合には、点検異常フラグ11cをクリアして(S93)、処理を終了する。
図6は、図2のステップS10に示すスイッチ入力判定処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、点検スイッチ8のスイッチ入力があるか否かを判断し(S101)、スイッチ入力がなければ処理を終了する。点検スイッチ8のスイッチ入力がある場合には、スイッチの特殊操作がなされているか否かを判断する(S102)。特殊操作がなされている場合には、記憶部11の使用経過時間出力フラグ11fをセットし(S103)、処理を終了する。特殊操作がなされておらず通常操作の場合には、記憶部11の点検結果出力フラグ11dをセットし(S104)、処理を終了する。
図7は、図2のステップS11に示す監視結果出力処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、火災フラグ11aがセットされているか否かを判断し(S111)、セットされている場合には火災が発生していることを示す火災音声を出力する(S112)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ13に格納された火災音声のデータをデータ出力線21から出力し、音声出力制御線20cをONする。このようにすることで、スピーカ19から火災発生を知らせる音声が80dBで出力される。
火災フラグ11aがセットされていない場合には、使用期限満了フラグ11bがセットされているか否かを判断し(S113)、セットされている場合には使用期限が満了していることを示す使用期限満了音声を出力する(S114)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ13に格納された使用期限満了音声の音声データをデータ出力線21から出力し、音声出力制御線20cをONする。このようにすることで、スピーカ19から使用期限の満了を知らせる音声が80dBで出力される。
使用期限満了フラグ11bがセットされていない場合には、点検結果出力フラグ11dがセットされているか否かを判断し(S115)、セットされている場合には、点検異常フラグ11cがセットされているか否か判断する(S116)。点検異常フラグ11cがセットされている場合には、点検結果が異常であることを示す点検異常音声を出力する(S117)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ13に格納された点検異常音声をデータ出力線21から出力し、音声出力制御線20cをONする。このようにすることで、スピーカ19から点検異常を知らせる音声が80dBで出力される。
続けて、点検結果出力フラグ11dをクリアし(S118)、点検異常フラグ11cをクリアして(S119)、処理を終了する。
点検異常フラグ11cがセットされていない場合には、点検結果が正常であることを示す点検正常音声を出力する(S120)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ13に格納された点検正常音声をデータ出力線21から出力し、音声出力制御線20cをONする。このようにすることで、スピーカ19から点検正常を知らせる音声が80dBで出力される。続けて、点検結果出力フラグ11dをクリアし(S121)、処理を終了する。
点検結果出力フラグ11dがセットされていない場合には、使用経過時間出力フラグ11fがセットされているか否かを判断し(S122)、セットされている場合には、使用経過時間計測タイマ12aの値によって処理を分ける。
すなわち、使用経過時間が5年以上であって(S123)、かつ、8年以上である場合には(S124)、使用経過時間と使用可能時間を3回、音声出力する(S125)。使用可能時間とは、使用期限の最大時間(本実施の形態では10年)から、使用経過時間計測タイマ12aが計測した時間を差し引いた時間である。このとき、マイコン10は、音声データメモリ13に格納された時間を示す音声データから、使用経過時間の音声と使用可能時間の音声を合成し、これをデータ出力線21から3回出力するとともに、音声出力制御線20cをONする。このようにすることで、スピーカ19から使用経過時間と使用可能時間を知らせる音声が80dBで3回出力される。
また、使用経過時間が5年以上であって(S123)、8年未満である場合には(S124)、使用経過時間と使用可能時間を2回、音声出力する(S127)。このとき、マイコン10は、使用経過時間の音声と使用可能時間の音声データをデータ出力線21から2回出力するとともに、音声出力制御線20bをONする。このようにすることで、スピーカ19から使用経過時間と使用可能時間を知らせる音声が70dBで2回出力される。
また、使用経過時間が5年未満の場合には(S123)、使用経過時間と使用可能時間を1回、音声出力する(S128)。このとき、マイコン10は、使用経過時間の音声と使用可能時間の音声データをデータ出力線21から1回出力するとともに、音声出力制御線20aをONする。このようにすることで、スピーカ19から使用経過時間と使用可能時間を知らせる音声が60dBで1回出力される。
使用経過時間と使用可能時間を音声出力した(S125、S127、S128)後は、使用経過時間出力フラグ11fをクリアして(S126)処理を終了する。
また、使用経過時間出力フラグ11fがセットされていない場合には、そのまま処理を終了する。この場合、スピーカ19からは何の音声も出力されない。
図7で示したように、火災音声出力(S112)、使用期限満了音声出力(S114)、点検異常音声出力(S117)、点検正常音声出力(S120)については、重要度が高くユーザーにより明確に音声を伝える必要があるので、80dBで音声出力している。
また、ステップS125、S127、S128で示したように、使用経過時間に応じて、使用経過時間と使用可能時間を音声出力する際の音圧レベルと回数を切り換えている。例えば、使用経過時間が8年以上の場合には火災音声出力と同じ80dBで音声を3回出力するようにしている。このようにしていることで、使用期限が近づいていることをユーザーに把握させやすい。また、使用経過時間が5年未満の場合には60dBで1回出力するようにしており、ユーザーに使用経過時間と使用可能時間を知らせつつも、音声出力に要する消費電流を抑制している。なお、本実施の形態で示した音声出力の際の音圧レベル及び音声出力回数は一例である。
以上のように本実施の形態に係る火災警報器100によれば、ユーザーが点検スイッチ8を操作したときに使用経過時間に関する情報(使用経過時間と使用可能時間)を音声出力する。このため、ユーザーは、自身が要求したタイミングで使用経過時間に関する情報を把握することができる。
また、使用経過時間に関する情報を音声出力させるためのスイッチを、点検スイッチ8と共用したので、部品点数を削減して火災警報器100を簡易に構成することができ、製造コストを低減できるとともに、火災警報器100が大型化するのを防ぐことができる。また、点検スイッチ8の操作方法に応じて、点検結果または使用経過時間に関する情報のいずれかを区別して音声出力するので、ユーザーが要求した情報以外は音声出力しない。このため、無駄な音声出力を回避でき、消費電流を低減できる。
また、使用経過時間に関する情報を音声出力する場合には、使用経過時間に応じて、出力する音声の音圧レベルと回数を切り換えるようにした。このため、使用期限が迫っている場合にはユーザーにその旨を把握させやすく、ユーザーは火災警報器の交換を予め準備するなどの適切な対応をとりやすい。また、使用期限まで時間的余裕がある場合には、ユーザーに使用経過時間に関する情報を知らせつつも、音声出力に要する消費電流を抑制することができる。
また、火災警報器100は、電源投入回数Nごとに使用経過時間を記憶するようにした。このため、電池交換を行った場合には、前回の電池装填時とは区別して使用経過時間をカウントでき、ユーザーは次回の電池交換のタイミング(使用期限)を把握することができる。また、市場からの返却品が発生した場合にはその返却品の電源投入回数Nごとの使用経過時間に関する情報を入手でき、火災警報器100の状態の解析に活用することができる。
なお、本実施の形態では、点検スイッチ8が通常操作された場合と特殊操作された場合とで出力音声の内容が異なるが、通常操作と特殊操作の区別なく点検スイッチ8が操作されると点検結果と使用経過時間に関する情報の両方を出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザーは点検スイッチ8の特殊操作と通常操作を使い分ける必要がなく、ユーザーの負担を軽減できる。
また、本実施の形態では、点検スイッチ8が通常操作されたときにおいて、点検結果が正常の場合には点検正常音声を出力するようにしたが、正常音声を出力する代わりに使用経過時間に関する情報を音声出力するようにしてもよい。一般に点検結果が正常である場合には火災警報音と同じ音を鳴動させる火災警報器があるが、このような火災警報器の場合、ユーザーは誤って火災が発生していると判断したり故障が生じていると判断するおそれがある。しかし、点検結果が正常の場合には使用経過時間に関する情報を音声出力することで、ユーザーの誤認を防ぐことができる。また、ユーザーは点検スイッチ8の特殊操作と通常操作を使い分ける必要がない。
なお、上記説明では、異常検出部として火災検出部を例に説明したが、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出するものであってもよい。また、火災検出部として、サーミスタ6による熱検出を例に説明したが、煙検出部などその他の火災検出部を用いてもよい。
1 電池、2 電源監視回路、3 スイッチ、4 定電圧回路、5 火災検出部、6 サーミスタ、7 抵抗、8 点検スイッチ、10 マイコン、11 記憶部、11a 火災フラグ、11b 使用期限満了フラグ、11c 点検異常フラグ、11d 点検結果出力フラグ、11e 電源投入回数カウンタ、11f 使用経過時間出力フラグ、12 タイマ部、12a 使用経過時間計測タイマ、13 音声データメモリ、14 音声出力制御回路、15 回路ブロック、15a トランジスタ、15b 抵抗、15d 抵抗、16 回路ブロック、16a トランジスタ、16b 抵抗、16d 抵抗、17 回路ブロック、17a トランジスタ、17b 抵抗、17d 抵抗、18 増幅器、19 スピーカ、20a 音声出力制御線、20b 音声出力制御線、20c 音声出力制御線、21 データ出力線、100 火災警報器。

Claims (3)

  1. 監視領域の異常を検出する異常検出手段と、
    警報器に電池が装填され電源投入されてからの使用経過時間を計測する計時手段と、
    音声出力手段と、
    警報器の点検を行う点検手段と、
    前記点検手段による点検結果の音声出力を指示する点検結果出力スイッチと、
    前記異常検出手段が異常を検出したときに前記音声出力手段に異常音声を出力させ、また、前記点検結果出力スイッチが操作されたときに前記音声出力手段に音声出力させる制御手段とを備えた警報器において、
    前記制御手段は、前記点検結果出力スイッチが通常操作されると、前記点検手段による点検結果を前記音声出力手段に音声出力させ、前記点検結果出力スイッチが特殊操作されると、前記計時手段が計測した使用経過時間及び定められた使用期限から前記使用経過時間を差し引いた時間である使用可能時間のいずれか又は両方を、前記音声出力手段に音声出力させることを特徴とする警報器。
  2. 監視領域の異常を検出する異常検出手段と、
    警報器に電池が装填され電源投入されてからの使用経過時間を計測する計時手段と、
    音声出力手段と、
    警報器の点検を行う点検手段と、
    前記点検手段による点検結果の音声出力を指示する点検結果出力スイッチと、
    前記異常検出手段が異常を検出したときに前記音声出力手段に異常音声を出力させ、また、前記点検結果出力スイッチが操作されたときに前記音声出力手段に音声出力させる制御手段とを備えた警報器において、
    警報器の電源投入回数をカウントするカウンタと、
    前記カウンタがカウントした電源投入回数とともに、前記使用経過時間を格納する記憶部とを備え、
    前記制御手段は、前記点検結果出力スイッチが操作されると、前記計時手段が計測した使用経過時間及び定められた使用期限から前記使用経過時間を差し引いた時間である使用可能時間のいずれか若しくは両方、又は前記点検結果を、前記音声出力手段に音声出力させることを特徴とする警報器。
  3. 前記制御手段は、前記使用経過時間前記音声出力手段に音声出力させる際には、前記使用経過時間に応じた音量及び/又は回数で音声出力させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の警報器。
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