JP2001028085A - ガス漏れ警報器 - Google Patents

ガス漏れ警報器

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JP2001028085A
JP2001028085A JP11200138A JP20013899A JP2001028085A JP 2001028085 A JP2001028085 A JP 2001028085A JP 11200138 A JP11200138 A JP 11200138A JP 20013899 A JP20013899 A JP 20013899A JP 2001028085 A JP2001028085 A JP 2001028085A
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gas leak
leak alarm
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Satoshi Nagata
敏 永田
Norimasa Kobayashi
憲正 小林
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、信頼性保証期間を過ぎて使用され
ることによって生じる可能性のある不慮の事故をできる
だけ防止しうるようにしたガス漏れ警報器を提供するこ
とを課題としている。 【解決手段】 信頼性を保証する期間に相当する使用時
間が定められたガス検出素子11aの使用開始からの時
間を時間計測手段21が計測し、この計測した時間が上
記使用時間となったときに、満了報知手段22が信頼性
保証期間の満了を報知する。しかも、時間計測手段21
の計測した時間が信頼性保証期間より短い予め定めた期
間に相当する予告時間となったときに、予告報知手段2
3が信頼性保証の満了に近づいたことを予告報知するよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性保証期間が
定められたガス検出素子を有するガス漏れ警報器に係
り、特に、信頼性保証期間の満了時に満了報知を行うガ
ス漏れ警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭用のガス漏れ警報器は使
用開始時からの信頼性保証期間が、LPガスで4年、都
市ガスで5年と定められており、それを過ぎるとガス検
出素子の信頼性面で保証の限りでなくなる。このように
ガス検出素子の信頼性保証期間は比較的長期に渡るの
で、特に注意しない限り信頼性保証期間を正確に管理す
ることは難しい。
【0003】このため、ガス漏れ警報器の使用者(以
下、ユーザと記す)に信頼性保証期間が分かるようにガ
ス漏れ警報器に、ガス検出素子の使用を開始してからの
経過時間を計測するマイクロ・コンピュータを搭載し、
経過時間が信頼性を保証する期間に相当する使用時間と
なり信頼性保証期間が満了した際にブザー音またはラン
プで満了報知する機能を有するものが製品化されてい
る。
【0004】さらに、マイクロ・コンピュータを使用し
ている場合、停電発生時に内部の記憶データが消失する
事故を防ぐ目的で、パックアップ電池を備えるのが一般
的である。このようなマイクロ・コンピュータ内蔵型ガ
ス漏れ警報器は特開平5−27457等により公知であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したガス漏れ警報
器では、信頼性保証期間の満了と共に前触れなく突然ブ
ザー音およびランプで満了報知がなされる。このため、
ユーザは満了報知がなされてから、新品のガス漏れ警報
器を用意することになるので、交換がなされるまでは、
信頼性保証期間が過ぎたガス漏れ警報器を使用し続ける
ことになる。
【0006】さらに、外出等により満了報知のブザー音
をユーザが聞き逃した場合も、信頼性保証期間が過ぎた
ガス漏れ警報器を知らずに使用し続けることになる。
【0007】なお、バックアップ電池を使用しているも
のであっても、バックアップ電池の電圧低下と停電が重
複して発生し、電力の供給が不能となった場合にはマイ
クロ・コンピュータ内部に記憶された経過時間に対応す
るデータが消失する。
【0008】また、マイクロ・コンピュータの電源電圧
の変動、電磁波等の外来ノイズ、回路の発熱等によりマ
イクロ・コンピュータに暴走が発生した場合、ウオッチ
ドック・タイマ等によりマイクロ・コンピュータの暴走
を検出し、マイクロ・コンピュータにリセットをかける
方法が一般に用いられるが、この場合にもマイクロ・コ
ンピュータ内部に記憶されている経過時間に対応するデ
ータが消失する。
【0009】このように、マイクロ・コンピュータ内部
に記憶されている経過時間に対応するデータが消失した
場合、マイクロ・コンピュータ再起動後に再び最初から
経過時間の計測が開始される。
【0010】この場合も、実際には信頼性保証期間が過
ぎているにも関わらず、満了報知がなされずに、信頼性
保証期間が過ぎたガス漏れ警報器が使用され続けること
になる。
【0011】このような信頼性保証期間が過ぎたガス漏
れ警報器では、正常なガス漏れ検知動作を行うことがで
きず、ガスが漏れていないにも関わらず誤警報を発して
ガス漏れ警報器に対する信頼を損なったり、逆にガス漏
れの発生を正しく検知できずに不慮の事故につながる危
険性がある。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、信頼性保証期間を過ぎて使用されることによって
生じる可能性のある不慮の事故をできるだけ防止しうる
ようにしたガス漏れ警報器を提供することを主たる課題
としている。
【0013】本発明はまた、信頼性保証期間を過ぎて使
用されることによって生じる可能性のある不慮の事故を
より確実に防止しうるようにしたガス漏れ警報器を提供
することも課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めなされた請求項1記載の本発明は、図1の基本構成図
に示す如く、信頼性を保証する期間に相当する使用時間
が定められたガス検出素子11aを有するガス漏警報器
であって、前記ガス検出素子11aの使用開始からの時
間を計測する時間計測手段21と、該時間計測手段21
により計測した時間が前記使用時間となったときに、前
記期間が満了したことを報知する満了報知手段22とを
備えたガス漏れ警報器において、前記時間計測手段21
により計測した時間が前記期間より短い予め定めた期間
に相当する予告時間となったときに、前記期間の満了に
近づいたことを予告報知する予告報知手段23を備えた
ことを特徴とするガス漏れ警報器に存する。
【0015】請求項1記載のガス漏れ警報器において
は、信頼性を保証する期間に相当する使用時間が定めら
れたガス検出素子11aの使用開始からの時間を時間計
測手段21が計測し、この計測した時間が上記使用時間
となったときに、満了報知手段22が信頼性保証期間の
満了を報知する。しかも、時間計測手段21の計測した
時間が信頼性保証期間より短い予め定めた期間に相当す
る予告時間となったときに、予告報知手段23が信頼性
保証の満了に近づいたことを予告報知するようになって
いるので、この予告報知によって、満了報知が成される
前に、ガス漏れ警報器の交換時期が近づいていることを
ユーザに知らせ、交換時期の到来前に予め交換用のガス
漏れ警報器の用意を促すことができる。
【0016】さらに、請求項2記載の本発明は、図1の
基本構成図に示す如く、請求項1記載のガス漏れ警報器
において、前記予告報知手段23が前記予告報知を複数
回行うことを特徴とするガス漏れ警報器に存する。
【0017】請求項2記載のガス漏れ警報器において
は、上述した請求項1記載のガス漏れ警報器の作用に加
え、予告報知手段23が予告報知を複数回行うので、ユ
ーザに予め交換用のガス漏れ警報器の用意を促す機会を
増やすことができる。
【0018】また、請求項3記載の本発明は、図1の基
本構成図に示す如く、請求項2記載のガス漏れ警報器に
おいて、前記予告報知手段23は、前記予告報知を表示
または放音の少なくとも一方により、互いに識別可能に
行うことを特徴としたガス漏れ警報器に存する。
【0019】請求項3記載のガス漏れ警報器において
は、上述した請求項2記載のガス漏れ警報器の作用に加
え、予告報知手段23が、予告報知を表示または放音の
少なくとも一方により、互いに識別可能に行うので、使
用開始からの経過時間に対応した予告報知ができる。そ
のために、交換時期の到来前に予め交換用のガス漏れ警
報器の用意を促すばかりではなく、交換用のガス漏れ警
報器をいつ用意すべきかという情報も同時に知らせるこ
とができる。
【0020】そのうえ、請求項4記載の本発明は、図1
の基本構成図に示す如く、請求項3記載のガス漏れ警報
器において、リセット手段24を更に備え、前記満了報
知手段22および前記予告報知手段23は、前記報知を
放音にて行い、該放音による報知を前記リセット手段2
4によりリセットされるまで継続することを特徴とした
ガス漏れ警報器に存する。
【0021】請求項4記載のガス漏れ警報器において
は、上述した請求項3記載のガス漏れ警報器の作用に加
え、リセット手段24を更に備えており、満了報知手段
22および予告報知手段23は、放音による報知をリセ
ット手段24によりリセットされるまで継続するので、
放音を確実にユーザに聞かせ、交換用のガス漏れ警報器
の用意を確実に促すことができる。さらにユーザがリセ
ットすれば放音を停止するので、無駄な放音が継続しな
い。
【0022】加えて、請求項5記載の本発明は、図1の
基本構成図に示す如く、請求項1又は2又は3又は4記
載のガス漏れ警報器において、前記時間計測手段21が
誤動作又は電源断などにより時間計測動作を停止するも
のであって、前記時間計測手段21により計測した時間
に対応するデータを順次記憶する不揮発性記憶手段4
と、時間計測動作を停止した前記時間計測手段21の時
間計測動作を前記不揮発性記憶手段4に記憶されたデー
タに対応する時間から再開させる制御手段25とを備え
たガス漏れ警報器に存する。
【0023】請求項5記載のガス漏れ警報器において
は、上述した請求項1および2および3および4記載の
ガス漏れ警報器の作用に加え、時間計測手段21により
計測した時間に対応するデータを順次記憶する不揮発性
記憶手段4により、時間計測手段21により計測した時
間に対応するデータの消失を防ぎ、時間計測手段21が
誤動作又は電源断などにより時間計測動作を停止した場
合、時間計測手段21の時間計測動作を不揮発性記憶手
段4に記憶されたデータに対応する時間から再開させる
制御手段25とを備えているので、一旦時間計測手段2
1が計測動作を停止しても、時間計測が再開されたとき
に最初から時間計測が再開されることはなく計測動作の
再開後は予定通りの時間に予告報知と満了報知がなされ
る。
【0024】さらに、請求項6記載の本発明は、図1の
基本構成図に示す如く、請求項5記載のガス漏れ警報器
において、前記制御手段25が前記不揮発性記憶手段4
へのデータの記憶を、一定期間毎に行わせることを特徴
としたガス漏れ警報器に存する。
【0025】請求項6記載のガス漏れ警報器において
は、上述した請求項5記載のガス漏れ警報器の作用に加
え、前記制御手段25が前記不揮発性記憶手段4へのデ
ータの記憶を、一定期間毎に行わせるため、データの書
き換えに一定期間の間隔が設けられ、不揮発性記憶手段
4上のデータの書き換え回数を減少させるので、不揮発
性記憶手段4の故障が予防できる。
【0026】そのうえ、請求項7記載の本発明は、図1
の基本構成図に示す如く、信頼性を保証する期間に相当
する使用時間が定められたガス検出素子11aを有する
ガス漏警報器であって、前記ガス検出素子11aの使用
開始からの時間を計測する時間計測手段21と、該時間
計測手段21により計測した時間が前記使用時間となっ
たときに、前記期間が満了したことを表示により報知す
る満了報知手段22を備えたガス漏れ警報器において、
前記時間計測手段21が誤動作又は電源断などにより前
記時間計測動作を停止するものであって、前記時間計測
手段21により計測した時間に対応するデータを順次記
憶する不揮発性記憶手段4と、前記時間計測手段21に
より計測した時間が前記期間より短い予め定めた期間に
相当する予告時間となったときに、前記期間の満了に近
づいたことを表示により識別可能に複数回にわたって予
告報知し、該表示を報知内容が変わるまで維持する予告
報知手段23と、時間計測動作を停止した前記時間計測
手段21の時間計測動作を前記不揮発性記憶手段4に記
憶されたデータに対応する時間から再開させると共に、
前記満了報知手段22と前記予告報知手段23に前記時
間計測手段21が前記時間計測動作を停止する前の表示
による報知を再開させる制御手段25とを備えたガス漏
れ警報器に存する。
【0027】請求項7記載のガス漏れ警報器において
は、信頼性を保証する期間に相当する使用時間が定めら
れたガス検出素子11aの使用開始からの時間を計測す
る時間計測手段21と、該時間計測手段21により計測
した時間が前記使用時間となったときに、前記期間が満
了したことを表示により報知する満了報知手段22と、
時間計測手段21により計測した時間が前記期間より短
い予め定めた期間に相当する予告時間となったときに、
前記期間の満了に近づいたことを表示により識別可能に
複数回にわたって予告報知し、表示を報知内容が変わる
まで維持する予告報知手段23と、前記時間計測手段2
1により計測した時間に対応するデータを順次記憶する
不揮発性記憶手段4と、時間計測手段21が誤動作又は
電源断などにより前記時間計測動作を停止したときに、
時間計測動作を不揮発性記憶手段4に記憶されたデータ
に対応する時間から再開させるとともに満了報知手段2
2と予告報知手段23に前記時間計測動作を停止する前
の表示による報知を再開させる制御手段25とを備えて
いるので、時間計測手段21が動作中であればいつで
も、ガス漏れ警報器の使用開始からの経過時間に対応す
る表示を行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係るガス漏れ警報器の実施の形態を説明する。図2は
本発明におけるガス漏れ警報器の一実施形態を示す回路
図である。
【0029】図2においてガス検出素子11aを有する
ガス検出回路11がマイクロ・コンピュータ5に接続さ
れており、ガス漏れ検知素子11aが所定の警報濃度よ
りも高いガスを検出した場合に、ガス検出回路11がマ
イクロ・コンピュータ5にHレベルの信号を入力するこ
とによりガス漏れの検出が行われる。
【0030】また、マイクロ・コンピュータ5はガス検
出素子11aの使用開始からの時間を計測する時間計測
手段21として働く。
【0031】マイクロ・コンピュータ5はいわゆるワン
チップマイコンで、図13に示される様にCPU5a,
ROM5c,RAM5dの他、インターバル・タイマ5
b,ウオッチドック・タイマ5e等の機能が1チップ内
に納められている。
【0032】そして、マイクロ・コンピュータ5には、
外部との入出力を行うためのポートP1〜P12が備え
られている。P1〜P3,P9〜P11は入力ポート、
P5−1〜P5−4はマイクロ・コンピュータ5の外部
に経過時間に対応するデータ(以下、経過時間データと
記す)をバックアップする目的で設けられた不揮発性記
憶手段であるEEPROM4との入出力ポート、P4,
P7−G,P7−R,P8−1〜P8−4,P12,P
6−1〜P6−5または図5に示されるP6−G−1〜
P6−G−4およびP6−R−1〜P6−R−4は出力
ポートである。
【0033】ガス漏れ警報器は、筐体に設けられた経過
時間表示用のランプ(以下、経過表示ランプと記す)の
点灯・消灯の操作を行いユーザに経過時間を知らせる。
本発明では図11,図12に示されるように、2種類の
ガス漏れ警報器の筐体をが考えられており、各筐体毎に
異なる経過表示ランプを実装している。
【0034】図11に示される筐体には、図3に示され
るLED6−1〜P6−5から構成される経過表示ラン
プ6−Aが実装されている。LED6−1〜P6−5は
各々図2の通りマイクロ・コンピュータ5に設けられた
ポートP6−1〜P6−5に接続されている。
【0035】図12に示される筐体には、図6に示され
るLED6−G−1〜P6−G−4およびLED6−R
−1〜6−R−4から構成される経過表示ランプ6−B
が実装されている。LED6−G−1〜P6−G−4お
よびLED6−R−1〜6−R−4は、各々図5に示さ
れる通りマイクロ・コンピュータ5に設けられたポート
P6−G−1〜P6−G−4およびP6−R−1〜P6
−R−4に接続されている。
【0036】次に、各ポートに接続される回路を説明す
る。ポートP1は、ガス漏れ警報信号を受け付ける入力
ポートである。ガス漏れ検知素子11aが所定の警報濃
度よりも高いガスを検出した場合に、ガス検出回路11
はポートP1にHレベルの信号を入力する。
【0037】次に、ポートP2はバックアップ電池1の
寿命を監視するための入力ポートである。ここで、バッ
クアップ電池1は長寿命のリチウム電池で、図2中のV
ccで示される電源端子17に投入される電源の停電中
にマイクロ・コンピュータ5の動作をバックアップする
ためのものである。
【0038】また、電源切り替え回路3の内部に設けら
れたダイオード12は停電中にバックアップ電池1から
の電流が電源回路側に逆流するのを防止するためのもの
で、また、電源切り替え回路3の内部に設けられたダイ
オード13は停電が発生していない時に電源回路からバ
ックアップ電池1に充電方向の電流が流れるのを阻止す
るためのものである。なお、ダイオード13にはショッ
トキーダイオードを用いて、マイクロ・コンピュータ5
に加わるバックアップ電圧の低下を小さく抑えている。
【0039】バックアップ電池1の両端の電圧は、電圧
検出器2の両端に印加されて寿命判断がなされる。即
ち、この電圧検出器2は公知のボルテージディテクタI
Cで、両端に加わる電圧が所定の内部設定電圧を下回る
と出力端子(ポートP2へ接続されている端子)にLレ
ベル信号を出力する。そしてこのときの内部設定電圧
は、バックアップ電池1の放電終止電圧に相当する2.
2Vに設定されている。従って、バックアップ電池1の
消耗による電力の供給不能はポートP2を介してマイク
ロ・コンピュータ5に通知される。
【0040】次に、ポートP3は外部のマイコンガスメ
ータからの信号を受け付ける入力ポート、ポートP4は
同じマイコンガスメータに対して信号を出力する出力ポ
ートである。これらは、ガス漏れ検知時に戸外のガスメ
ータを制御してガスを遮断したり、あるいは、警備会社
等へガス漏れの通報を行う用途に使用されるものであ
る。
【0041】次に、ポートP5−1〜P5−4は経過時
間データをバックアップする目的で設けられた不揮発性
メモリであるEEPROM4との入出力ポートである。
EEPROM4の記憶内容は電源断および、装置起動プ
ログラム実行時にも消去されること無く保持され、ポー
トP5−1〜P5−4からの操作により書き換えること
が可能である。
【0042】次に、ポートP7−Gはガス漏れ警報器の
筐体に設けた運用表示用の緑色ランプであるLED7−
Gの点灯を行うための出力ポート、ポートP7−Rはガ
ス漏れ警報器の筐体に設けたガス漏れ警報表示用の赤色
ランプであるLED7−Rの点灯を行うための出力ポー
トである。
【0043】次にポートP8−1〜P8−4は警報用の
音声IC8を制御するための出力ポートである。音声I
C8には異なる8種類の音声メッセージが録音されてお
り、その選択はポートP8−1〜P8−3の出力により
決定される。ポートP8−1〜P8−3はそれぞれHも
しくはLの電圧レベル信号を出力し、それらの組み合わ
せにより3ビットデータを構成している。また、ポート
P8−4は音声出力の実行・非実行を決定し、Hレベル
出力で音声出力の実行を、Lレベルで音声出力の非実行
の制御を行う。また、音声出力実行時には、P8−1〜
P8−3により音声IC8に録音された音声メッセージ
が選択され、スピーカ16より出力される。
【0044】次に、ポートP9は抵抗分圧回路9に接続
された停電検出ポートで、入力される電圧が2.5V以
下となった際にマイクロ・コンピュータ5は停電を検出
する。
【0045】次に、ポートP10はパワー・オン・リセ
ット回路10に接続されたリセットパルス入力端子で、
パワー・オン・リセット回路10は電源電圧3.5Vd
cを検出した際にポートP10へ不論理パルスを出力す
る。この不論理パルスの入力によりマイクロ・コンピュ
ータ5は内蔵ROM5cに記憶された装置起動プログラ
ムを実行する。
【0046】次に、ポートP11はセット・リセット型
のフリップ・フロップ15の出力端子からの信号を受信
する。また、ポート12は前記したポートP10に不論
理パルスが入力された場合とマイクロ・コンピュータ5
の動作開始時に、フリップ・フロップ15のリセット端
子に不論理パルス信号を送信する。ガス漏れ警報器の筐
体に設けられたスイッチであるスイッチ14はフリップ
・フロップ15のセット端子に接続されており、スイッ
チ14を押すと不論理パルスがフリップ・フロップ15
のセット端子に入力される。リセット端子に不論理パル
スが入力されると、フリップ・フロップ15の出力はL
レベルとなり、セット端子に不論理パルスが入力される
とフリップ・フロップ15の出力はHレベルとなる。
【0047】前記ポートP1〜P12は全てマイクロ・
コンピュータ5に内蔵されたCPU5aに接続されてい
る。また、前記CPU5aはインターバル・タイマ5
b,RAM5d,ROM5c,ウオッチドック・タイマ
5eと接続されている。
【0048】インターバル・タイマ5bはCPU5aに
一定間隔のパルスを入力する。前記パルスをカウントす
ることで、CPU5aは1時間が経過したことを検知し
RAM5dおよびEEPROM4に記憶された経過時間
に対応するデータを更新し、経過時間の計測を行う。
【0049】RAM5dは、プログラムを実行した結果
得られる経過時間などを記憶する揮発性メモリである。
RAM5dの記憶内容は電源断および、装置起動プログ
ラム実行時に消去される。
【0050】ROM5cはCPU5aが実行するプログ
ラムが記憶されている不揮発性メモリである。ROM5
cの記憶内容は、電源断および装置起動プログラム実行
時も消去されること無く保持され、また、記憶内容の書
き換えは不可能である。
【0051】ウオッチドック・タイマ5eはCPU5a
の動作を監視し、暴走発生時にCPU5aへ不論理パル
スを入力する。不論理パルスが入力された場合、CPU
5aは内蔵ROM5cに記憶された装置起動プログラム
を再度実行する。
【0052】次に、本実施形態の動作を説明する。図
9,図10はガス漏れ警報器の動作を示すフローチャー
トである。図9において、処理ステップS1はマイクロ
・コンピュータ5の初期立ち上げ処理部、処理ステップ
S2−1,S2−2,S3−1,S3−2,S4−1,
S4−2はガス漏れの検知と警報制御を行う処理部、処
理ステップS5〜S18は経過時間を計測し、該経過時
間に対応する経過時間データの処理を行い、所定の有効
期限の管理を行う処理部、処理ステップS19〜S21
はガス漏れ警報器の信頼性保証期間満了時の管理を行う
処理部となっている。なお図10の処理ステップS31
〜S41は処理ステップS1における経過表示ランプの
初期設定を行う処理部である。
【0053】また、経過時間データと経過時間を対応付
ける方法は、容易に様々な方法が考案可能であるが、本
実施形態においては、説明を簡略化するため前記経過時
間データと前記経過時間は等しい値であるとする。
【0054】まず、ガス漏れ警報器に図2中のVccで
示される電源端子17に電力が供給されたときと、バッ
クアップ電池1が電力供給不能から復旧したときにパワ
ー・オン・リセット回路10によりポートP10に不論
理パルスが入力され、図9の処理ステップS1に移行す
る。また、マイクロ・コンピュータ5の暴走が検出され
マイクロ・コンピュータ5に内蔵されたウオッチドック
・タイマ5eによりCPU5aにリセットがかけられた
場合にも同様に処理ステップS1からマイクロ・コンピ
ュータ5は動作を開始する。
【0055】処理ステップS1では、マイクロ・コンピ
ュータ5に内蔵されたRAM5d上の記憶データを消去
する。その後EEPROM4に記憶された経過時間デー
タを、RAM5dに記憶する。さらに、処理ステップS
1では、ガス漏れ警報器の初期立ち上げ処理を行う。具
体的にはポートP7−GからLレベル信号を出力し運用
状態を表示するLED7−Gを点灯させ、ポートP7−
RからHレベル信号を出力しガス漏れ警報を表示するL
ED7−Rを消灯させ、ポートP8−4にLレベル信号
を出力し音声IC8に音声出力の非実行処理を行い、ポ
ートP12から不論理パルスを出力し、フリップ・フロ
ップ15をリセットし、さらに、経過表示ランプの初期
設定を行う。
【0056】経過表示ランプの初期設定の具体的な方法
を図10のフローチャートに示す。EEPROM4から
読み出された経過時間データと、マイクロ・コンピュー
タ5内蔵のROM5c上に記憶されている8760時間
(1年を時間に換算した値)を処理ステップS31で比
較し、経過時間データが8760を越えない場合は処理
ステップS32へ移行し、LED設定1を実行した後処
理ステップS2−1に移行する。また、経過時間データ
が8760以上の場合は処理ステップS33へ移行す
る。
【0057】処理ステップS33,S35,S37,S
39では、処理ステップ31と同様に経過時間データ
と、マイクロ・コンピュータ5内蔵のROM5c上に記
憶されている値を比較する。経過時間データと比較され
る値は処理ステップS33では17520時間(2年を
時間に換算した値)、処理ステップS35では2628
0時間(3年を時間に換算した値)、処理ステップS3
7では35040(4年を時間に換算した値)、処理ス
テップS39では43800時間(5年を時間に換算し
た値)である。
【0058】経過時間データが上記の値を越えない場合
には、処理ステップS33は処理ステップ34へ移行し
LED設定2を実行し、処理ステップS35は処理ステ
ップ36へ移行しLED設定3を実行し、処理ステップ
S37は処理ステップ38へ移行しLED設定4を実行
し、処理ステップS39は処理ステップ40へ移行しL
ED設定5を実行した後処理ステップS2−1に移行す
る。また、経過時間データが17520以上の場合は処
理ステップS35へ移行する。
【0059】なお、処理ステップS32,S34,S3
6,S38,S40,S41で実行されるLED設定
1,2,3,4,5,6は、それぞれの経過時間に対応
した経過表示ランプの設定であり、これらの処理により
ガス漏れ警報器筐体上の経過表示ランプ6−Aまたは6
−Bは、電源投入後およびCPU5aの再起動後直ちに
経過時間に対応した表示を行う。
【0060】次に、処理ステップS2−1では、前述の
ポートP1の入力信号を調べてガス漏れ発生の有無を判
断する。ガス漏れが検出されれば、処理ステップS3−
1へ移行して警報を発する。具体的には、ポートP7−
RからHレベル,Lレベル信号を交互に出力し、ガス漏
れ警報を表示するLED7−Rを点滅させ、ポートP1
2から不論理パルスを出力し、フリップ・フロップ15
をリセットし、ポートP8−1〜P8−4により音声I
C8に録音されている“ガスが漏れています”というの
ガス漏れを通知する音声メッセージをスピーカ16に出
力させる制御をする。そして、ガス漏れ検出状態が一定
時間以上継続するとポートP4を介して戸外のマイコン
ガスメータへ指令を発し、ガスを遮断する。一方、処理
ステップS2−1でガス漏れが検知されなければ、処理
ステップS4−1にて待機状態をとって処理ステップS
5へ進む。
【0061】次に、処理ステップS5では、マイクロ・
コンピュータ5内蔵のインターバル・タイマ5bを利用
して1時間毎の時間更新の時期を判断する。前回の時間
更新から1時間以上経過していれば、処理ステップS6
に移行し、1時間以上経過していない場合は、処理ステ
ップS17へ移行する。
【0062】処理ステップS17では、ポートP11の
電圧を監視しLレベルであればユーザが未だ音声メッセ
ージを聞いていないと判断し、処理ステップS2−1に
戻り再度ガス漏れの有無を判定し、ポートP11の電圧
がHレベルであればユーザが音声メッセージを聞きスイ
ッチ14を押したと判断し、処理ステップS18へ移行
する。
【0063】処理ステップS18ではポートP8−4に
Lレベルを出力し音声IC8を操作しスピーカ16から
の音声出力の停止させ、さらに、次の音声メッセージに
備えるためにポートP12から不論理パルスを出力しフ
リップ・フロップ15をリセットし、処理ステップS2
−1へ戻り再度ガス漏れの有無を判定する。
【0064】処理ステップS6ではマイクロ・コンピュ
ータ5の内蔵RAM5dに記憶された経過時間データと
1年目の経過表示変更を行う時期に相当する時間数との
比較を行う。本実施形態のガス漏れ警報器では1年経過
毎に、経過表示ランプおよび音声メッセージを異なるも
のを用いる。よって経過時間が1年をちょうど経過した
時は更新の時期であり、このとき経過時間データは1年
×365日×24時間=8760時間に一致し、処理ス
テップS7へ進むようになっている。
【0065】処理ステップS7では1年目の経過表示変
更処理である報知動作1を行う。具体的には、出力ポー
トP12より不論理パルスを出力しフリップ・フロップ
15をリセットし、音声IC8を操作しスピーカ16よ
り“1年経過、後4年使用できます”というの経過時間
と信頼性保証期間の満了までの期間を知らせる内容の音
声メッセージを出力し、また、経過表示ランプを1年経
過した状態を示す表示に変更する。また、経過時間が1
年に満たない場合や既に経過時間が1年を経過し1時間
以上経過している場合には、経過時間データは1年×3
65日×24時間=8760時間に一致しないため、処
理ステップS8に移行する。
【0066】処理ステップS6と同様に、処理ステップ
S8,S10,S12も、マイクロ・コンピュータ5の
内蔵RAM5dに記憶された経過時間データと所定の経
過表示変更を行う時期に相当する時間数との比較を行
う。
【0067】本実施形態においては処理ステップS8を
2年経過時に、処理ステップS10を3年経過時に、処
理ステップS12を4年経過時の判断処理ステップとし
ており、経過時間データの値を時間換算した2年経過時
の値に一致する場合には処理ステップS8へ、3年経過
時の値に一致する場合には処理ステップS10へ、4年
経過時の値に一致する場合には処理ステップS12へそ
れれぞれ移行し各々の報知動作を実行する。報知動作は
出力ポートP12より不論理パルスを出力しフリップ・
フロップ15をリセットし、経過表示ランプの表示を更
新し、さらに、音声IC8を操作しスピーカ16より経
過時間と信頼性保証期間の満了までの期間を知らせる内
容の音声メッセージを出力するというものである。ま
た、経過時間データの値が2年,3年,4年を時間換算
したどの値とも一致しない場合には、処理ステップS1
5へ移行する。
【0068】処理ステップS14も、処理ステップS
6,S8,S10,S12と同様にマイクロ・コンピュ
ータ5の内蔵RAM5dに記憶された経過時間である経
過時間データと所定の経過表示変更を行う時期に相当す
る時間数との比較を行う。本実施形態においては処理ス
テップS14を5年経過時の判断処理ステップとしてお
り、経過時間データの値が5年×365日×24時間=
43800時間と一致しない場合には、処理ステップS
15へ移行し、43800時間と一致する場合、処理ス
テップS19へ移行する。
【0069】処理ステップS19ではガス漏れ警報器の
信頼性保証期間である5年が経過したことを、ユーザに
通知する動作である報知動作5を行う。具体的には、出
力ポートP12より不論理パルスを出力しフリップ・フ
ロップ15をリセットし、“警報器の交換期限がきまし
た、ガス会社に連絡して、警報器を交換して下さい”と
いう信頼性保証期間の満了を知らせる内容の音声メッセ
ージを出力し、経過表示ランプの表示を更新し、外部の
マイコンガスメータへも指令を発して信頼性保証期間の
満了を知らせる。これにより、マイコンガスメータは所
定の表示を行うので、ガスメータ検針員がユーザに対し
てガス漏れ警報器の交換を促すことができる。
【0070】一方、ガス漏れ警報器の本体は、処理ステ
ップS20に移行しポートP11にてフリップ・フロッ
プ15を監視し、ユーザに音声メッセージが伝わったか
否かの判断を行う。ユーザに音声メッセージが伝わりス
イッチ14が押されるとフリップ・フロップ15からポ
ートP11にHレベルの信号が入力され、処理ステップ
21に移行する。また、ポートP11の電圧を監視しL
レベルであればユーザが未だ音声メッセージを聞いてい
ないと判断し、処理ステップS2−2へ移行し再度ガス
漏れの有無を判定する。
【0071】処理ステップS21ではポートP8−4に
Lレベルを出力し音声IC8を操作しスピーカ16から
の音声出力を止め、さらに、ガス漏れ警報器本体の動作
を停止し、信頼性保証期間が満了した装置が継続使用さ
れるのを防止する。
【0072】また、処理ステップS2−2では、前述の
ポートP1の入力信号を調べてガス漏れ発生の有無を判
断する。ガス漏れが検出されれば、処理ステップS3−
2へ移行して警報を発する。具体的には、ポートP7−
RにLレベル信号を出力し、ガス漏れ警報を表示するL
ED7−Rを点灯させ、ポートP8−1〜P8−4によ
り音声IC8に録音されている“ガスが漏れています”
というのガス漏れを通知する音声メッセージをスピーカ
16に出力させる制御をする。そして、ガス漏れ検出状
態が一定時間以上継続するとポートP4を介して戸外の
マイコンガスメータへ指令を発し、ガスを遮断する。一
方、処理ステップS2−2でガス漏れが検知されなけれ
ば、処理ステップS4−2にて待機状態をとって処理ス
テップS20へ戻る。
【0073】なお、処理ステップS6,S8,S10,
S12,S14,S31,S33,S35,S37,S
39において、経過表示の変更と音声メッセージの出力
を行う時期に相当する時間数はマイクロ・コンピュータ
5内蔵のROM5c上に記憶されているため、前記RO
M5c上に記憶させる時間数のデータを変更させ、その
値に応じた音声メッセージを録音した音声IC8を回路
に実装すれば、任意に経過表示の変更を行う時期を調整
できる。
【0074】処理ステップS15では、マイクロ・コン
ピュータ5の内蔵RAM5d上に記憶された経過時間デ
ータに1を加え経過時間データを更新し、再度前記RA
M5d上に記憶し、処理ステップS16に移行する。
【0075】処理ステップS16では前記の更新されR
AM5d上に記憶された経過時間データをEEPROM
4にバックアップし、処理ステップS2−1へ移行す
る。
【0076】このように本発明におけるガス漏れ警報器
は、各々のイベント発生毎に異なる処理ステップを設け
ており、これらの処理ステップの中には経過表示ランプ
の点灯手順を実行する処理ステップも含まれている。経
過表示ランプの点灯手順の詳細について図2,図3、図
4,図5,図6,図7,図8,図11,図12を用い説
明する。
【0077】まず、図11に示されるガス漏れ警報器の
筐体に実装される経過表示ランプ6−Aについて説明す
る。経過表示ランプ6−Aは図2に示される通りマイク
ロ・コンピュータ5のポートP6−1〜P6−5に接続
されている。また、経過表示ランプ6−Aは図3に示さ
れる様に丸型の緑色LED6−1〜6−4と角型のLE
T6−5を横一列に配列している。また、図4に示され
る様にLED6−1〜6−4はそれぞれ使用期間1年目
〜4年目を緑色の点滅で表示し、LED6−5は信頼性
保証期間満了までの期間が1年未満となったことを赤色
の点滅で表示する。
【0078】最初にガス漏れ警報器に電源が投入される
と、前記した処理ステップS32によりLED設定1が
実行され図4の中の1年目に示される様にLED6−1
のみが点滅を開始し、LED6−2〜6−5は消灯す
る。
【0079】その後1年が経過し経過時間が8760時
間に達すると、前記した処理ステップS7により報知動
作1が実行される。報知動作1はまず出力ポートP12
より不論理パルスを出力しフリップ・フロップ15をリ
セットし、図4の中の2年目に示される様に、LED6
−1が点滅をやめ点灯し、LED6−1に代わりLED
6−2が点滅を開始し、LED6−3〜6−5は消灯を
継続するというものである。同時に“1年経過、後4年
使用できます。”という音声メッセージが、スイッチ1
4が押されるまで繰り返し出力される。
【0080】その後さらに1年が経過し、3年目に達す
ると、前記した処理ステップS9により報知動作2が実
行され、さらに1年が経過し、4年目に達すると、前記
した処理ステップS11により報知動作3が実行され、
さらに1年が経過し、5年目に達すると、前記した処理
ステップS13により報知動作4が実行される。各々の
報知動作はまず出力ポートP12より不論理パルスを出
力しフリップ・フロップ15をリセットする処理から開
始される。さらに、報知動作2ではLED6−3が、報
知動作3ではLED6−4が、報知動作4ではLED6
−5がそれぞれ点滅を開始し、報知動作前に点滅を行っ
ていたLEDの動作は点滅をやめ、さらに経過時間と信
頼性保証期間満了までの期間を告げる音声メッセージ
が、ユーザがスイッチ14を押すまで繰り返し発せられ
る。
【0081】さらに、5年目に達し経過時間が4380
0時間に至ると、前記した処理ステップS19により報
知動作5が実行される。報知動作5はまず出力ポートP
12より不論理パルスを出力しフリップ・フロップ15
をリセットし、図4の中の5年目以降に示される様に、
LED6−1〜6−4は点灯し、LED6−5の動作が
点滅から点灯に変わるというものである。同時に“警報
器の交換期限が来ました、ガス会社に連絡して、警報器
を交換して下さい。”という音声メッセージが、ユーザ
がスイッチ14を押すまで繰り返し発せられる。
【0082】一方、マイクロ・コンピュータ5に機能停
止が発生し、再度復旧した場合マイクロ・コンピュータ
5の再起動は、EEPROM4にバックアップされた経
過時間データに基づき実行されるので、図10に示され
る処理ステップS31,S33,S35,S37,S3
9により経過時間データに応じたLED設定処理が選択
され、処理ステップS32,S34,S36,S38,
S40,S41によりLED設定1〜6が実行される。
LED設定1の設定内容は図4に示される1年目の内容
に一致しており、また、同様にLED設定2〜6の設定
内容は図4に示される2〜5年目および5年目以降の内
容と一致している。すなわち電源断や暴走からの復旧に
より、マイクロ・コンピュータ5が再起動した際には、
経過表示ランプ6−Aの点灯,消灯,点滅の設定は、経
過時間に応じて図4の通りに正常に実行される。また、
音声IC8,スピーカ16,マイクロ・コンピュータ5
およびLED6−1〜6−5への電源は電源切り替え回
路3より供給されるので、停電発生時にも経過表示ラン
プの表示と音声メッセージは、バックアップ電池1が正
常に電源を供給する間継続される。
【0083】さらに、経過表示ランプ6−Aの制御方法
として図4に示される方法の他には、報知動作前に点滅
を行っていたLEDが報知動作後に消灯する方法や、報
知動作前に点滅を行っていたLEDが報知動作後の一定
期間点灯した後に消灯する方法でも経過時間を表示で
き、また上記の方法も本発明に含まれる。
【0084】次に図12に示されるガス漏れ警報器の筐
体に実装される経過表示ランプ6−Bについて説明す
る。経過表示ランプ6−Bは図5に示される通りマイク
ロ・コンピュータ5のポートP6−G−1〜P6−G−
4およびポートP6−R−1〜P6−R−4に接続され
ている。また、経過表示ランプ6−Bは図6に示される
様に、4個の2色LEDより構成され、各々の2色LE
Dは内部に赤色・緑色の2個のLEDを有し、緑色LE
D6−G−1〜6−G−4を内側に赤色LED6−R−
1〜6−R−4を外側に円形に配列している。また、図
7に示される様にそれぞれ使用期間1年目〜4年目を緑
色の点滅で表示し、また、LED6−R−4は信頼性保
証期間満了までの期間が1年未満となったことを赤色の
点滅で表示し、さらに、図8に示される様にLED6−
R−4およびLED6−R−1〜6−R−3は順番に点
灯・消灯を行い赤色の点灯を回転させることにより、経
過時間が5年を経過が経過したことを表示する。
【0085】最初にガス漏れ警報器に電源が投入される
と、前記した処理ステップS32によりLED設定1が
実行され図7の中の1年目に示される様にLED6−G
−1のみが点滅を開始し、LED6−G−2〜6−G−
4およびLED6−R−1〜6−R−4は消灯する。
【0086】その後さらに1年が経過し、3年目に達す
ると、前記した処理ステップS9により報知動作2が実
行され、さらに1年が経過し、4年目に達すると、前記
した処理ステップS11により報知動作3が実行され、
さらに1年が経過し、5年目に達すると、前記した処理
ステップS13により報知動作4が実行される。各々の
報知動作はまず出力ポートP12より不論理パルスを出
力しフリップ・フロップ15をリセットする処理から開
始される。報知動作2ではLED6−G−3が、報知動
作3ではLED6−G−4が、報知動作4ではLED6
−R−4がそれぞれ点滅を開始し、報知動作前に点滅を
行っていたLEDの動作は点滅をやめ、さらに、経過時
間と信頼性保証期間の満了までの期間を告げる音声メッ
セージが、ユーザがスイッチ14を押すまで繰り返し発
せられる。
【0087】さらに、5年目に達し経過時間が4380
0時間に至ると、前記した処理ステップS19により報
知動作5が実行される。報知動作5は図7の中に示され
る様に、LED6−G−1〜6−G−4は点灯を継続
し、LED6−R−1〜6−R−4の動作が図8に示さ
れる様に順番に点灯・消灯を繰り返すというものであ
る。同時に“警報器の交換期限が来ました、ガス会社に
連絡して、警報器を交換して下さい。”という音声メッ
セージが、ユーザがスイッチ14を押すまで繰り返し発
せられる。
【0088】一方、マイクロ・コンピュータ5に機能停
止が発生し、再度復旧した場合マイクロ・コンピュータ
5の再起動は、EEPROM4にバックアップされた経
過時間データに基づき実行されるので、図10に示され
る処理ステップS31,S33,S35,S37,S3
9により経過時間データに応じたLED設定処理が選択
され、処理ステップS32,S34,S36,S38,
S40,S41によりLED設定1〜6が実行される。
LED設定1の設定内容は図7に示される1年目の内容
に一致しており、また、同様にLED設定2〜6の設定
内容は図7に示される2〜5年目および5年目以降の内
容と一致している。すなわち電源断や暴走からの復旧に
より、マイクロ・コンピュータ5が再起動した際には、
経過表示ランプ6−Bの点灯,消灯,点滅の設定は、経
過時間に応じて図7の通りに正常に実行される。また、
音声IC8,スピーカ16,マイクロ・コンピュータ5
およびLED6−G−1〜6−G−4およびLED6−
R−1〜6−R−4への電源は電源切り替え回路3より
供給されるので、停電発生時にも経過表示ランプの表示
と音声メッセージは、バックアップ電池1が正常に電源
を供給する間継続される。
【0089】さらに、経過表示ランプ6−Bの制御方法
として図7に示される方法の他には、報知動作前に点滅
を行っていたLEDが報知動作後に消灯する方法や、報
知動作前に点滅を行っていたLEDが報知動作後の一定
期間点灯した後に消灯する方法でも経過時間を表示で
き、また上記の方法も本発明に含まれる。
【0090】次に、図1に示されるクレーム対応図に示
される各手段と、上記の実施形態中の各構成要素との対
応について説明する。図1に示される時間計測手段2
1,満了報知手段22,予告報知手段23は、マイクロ
・コンピュータ5内蔵のCPU5a,インターバル・タ
イマ5b,RAM5d,ROM5cにより構成される。
時間計測手段21はCPU5aがROM5c上にプログ
ラムされた処理ステップS5,S15に従いインターバ
ル・タイマ5b,RAM5dを操作しガス検出素子11
aの使用開始からの時間を計測し、また、満了報知手段
22はCPU5aがROM5c上にプログラムされた処
理ステップS14に従いRAM5dを参照し満了報知を
行う時間を判断し、処理ステップS19に従い音声IC
8,スピーカ16および経過表示ランプ6−Aまたは6
−Bを操作し満了報知を行い、予告報知手段23はマイ
クロ・コンピュータ5内蔵のCPU5a,RAM5d,
ROM5cにより達成され、CPU5aがROM5c上
にプログラムされた処理ステップS6,S8,S10,
S12に従いRAM5dを参照し予告報知を行う時間を
判断し、処理ステップS7,S9,S11,S13に従
い音声IC8,スピーカ16および経過表示ランプ6−
Aまたは6−Bを操作し予告報知を行う。時間計測手段
21,満了報知手段22,予告報知手段23により請求
項1記載の機能が実現される。
【0091】特に処理ステップS6,S8,S10,S
12のように、予告報知を行う時間を判断する処理ステ
ップを複数設けることで、請求項2記載の通り予告報知
を複数回行う機能を実現し、また、予告報知を行う時間
毎に処理ステップS7,S9,S11,S13の様に異
なる処理ステップを設けることで、請求項3記載の予告
報知の各々を表示または放音の少なくとも一方により、
互いに識別可能に行う機能を実現する。
【0092】更にリセット手段24はマイクロ・コンピ
ュータ5内蔵のCPU5a,ROM5cおよびスイッチ
14,フリップ・フロップ15により構成され、CPU
5aがROM5c上にプログラムされた処理ステップS
17,S20に従い、フリップ・フロップ15を監視
し,処理ステップS18に従いスイッチ14と共にフリ
ップ・フロップ15を操作し、処理ステップS18,S
21に従い音声IC8,スピーカ16を操作しリセット
を行い、請求項4記載の機能を実現する。
【0093】また、請求項5記載の不揮発性記憶手段は
本実施形態ではEEPROM4により構成され、CPU
5aがROM5c上にプログラムされた処理ステップS
16に従いRAM5dからEEPROM4に経過時間デ
ータをバックアップする。また、前記制御手段25はマ
イクロ・コンピュータ5内蔵のCPU5a,RAM5
d,ROM5c,ウオッチ・ドックタイマ5eおよびパ
ワー・オン・リセット回路10により構成され、電源投
入やCPU5aの動作異常が検出されたとき、ウオッチ
・ドックタイマ5eまたはパワー・オン・リセット回路
10によりCPU5aにリセットをかけROM5c上に
プログラムされた処理ステップS1を実行させ、前記不
揮発性記憶手段4に記憶されたデータに対応する時間に
より、時間計測を再開させ請求項5記載の機能を実現す
る。
【0094】更に制御手段25はCPU5aにROM5
c上にプログラムされた処理ステップS5,S15,S
16を実行させることで、前記不揮発性記憶手段4への
データの記憶を一定期間毎に行い請求項6記載の機能を
実現する。
【0095】加えて、制御手段25はROM5c上にプ
ログラムされた処理ステップS32,S33,S35,
S37,S39,S41によりLED設定を選択し、処
理ステップS32,S34,S36,S38,S40に
よりLED設定を行うことで、時間計測手段21が機能
を停止させる前の表示による報知を再開させ、請求項7
記載の機能を実現する。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ガス漏れ
警報器の信頼性保証期間の満了が近づいていることを、
満了報知より前に予告報知によってユーザに予め知らせ
ることができるので、ユーザはこの予告報知された以後
満了報知前に交換用のガス漏れ警報器を予め用意してお
き、満了報知の直後にガス漏れ警報器を交換することが
可能となる。よって、満了報知された信頼性保証期間の
過ぎた状態で使用され続けることによって生じる可能性
のある不慮の事故を防止することのできるガス漏れ警報
器を得ることができる。
【0097】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のガス漏れ警報器の効果に加え、予告報知を複数回行
うので、ユーザに予め交換用のガス漏れ警報器の用意を
促す機会を増やす作用があり、ユーザが予告報知を受け
たことを忘れることを防ぐことができるうえに、外出等
でユーザが予告報知を受けられなくなる確率を下げるこ
とができるガス漏れ警報器を得ることができる。
【0098】請求項3記載のガス漏れ警報器によれば、
請求項2記載のガス漏れ警報器の効果に加え、表示また
は放音の少なくとも一方により互いに識別可能に予告報
知を行うので、使用開始からの経過時間に対応した予告
報知が可能である。そのためユーザは交換用のガス漏れ
警報器をいつ用意すべきかという情報を得て、満了報知
の直前に交換用のガス漏れ警報器を用意し、満了報知の
直後に交換することができるため、満了報知された信頼
性保証期間の過ぎた状態で使用され続けることによって
生じる可能性のある不慮の事故を、より確実に防止する
ことのできるガス漏れ警報器を得ることができる。
【0099】請求項4記載のガス漏れ警報器によれば、
請求項3記載のガス漏れ警報器の効果に加え、満了報知
手段および予告報知手段が行う、放音による報知を、リ
セット手段によりリセットされるまで継続させるため、
予告報知の放音を確実にユーザに聞かせることができる
うえに、無駄な放音の継続による電力の消費を無くすこ
とができ、さらに安眠、会話、音楽鑑賞等の邪魔になら
ないガス漏れ警報器を得ることができる。
【0100】請求項5記載のガス漏れ警報器によれば、
請求項1および2および3および4記載のガス漏れ警報
器の効果に加え、時間計測手段が誤動作又は電源断など
により時間計測動作を停止した場合にそなえ、制御手段
の働きにより時間計測手段が計測した時間に対応するデ
ータを不揮発性記憶手段に順次記憶し前記データの消失
を防ぎ、不揮発性記憶手段に記憶されたデータに対応す
る時間から時間計測動作を再開させるので、一旦時間計
測手段が計測動作を停止しても、計測動作の再開後は予
定通りの時間に予告報知と満了報知を行うガス漏れ警報
器を得ることができる。
【0101】請求項6記載のガス漏れ警報器によれば、
請求項5記載のガス漏れ警報器の効果に加え、前記制御
手段が前記不揮発性記憶手段へのデータの書き換えを一
定の時間隔を設け行うので、不揮発性記憶手段上のデー
タの書き換え回数が減少し、不揮発性記憶手段に故障が
発生する確率が低減されるので、計測動作が再開しなか
ったり、誤った値から計測動作が再開されることを防止
し、確実に予定通りの時間に予告報知と満了報知を行う
ガス漏れ警報器を得ることができる。
【0102】請求項7記載のガス漏れ警報器によれば、
ガス漏れ警報器の信頼性保証期間の満了が近づいている
ことを、満了報知より前に表示により識別可能に複数回
にわたって予告報知し表示を報知内容が変わるまで維持
することによって、ガス漏れ警報器の使用開始からの経
過時間に対応する表示を行うことができ、さらに時間計
測動作が再開したときに、時間計測動作が停止する以前
の表示による報知を再開させるので、交換用のガス漏れ
警報器をいつ用意すべきかという情報をユーザに表示に
より知らせることができ、ユーザは満了報知の直前に交
換用のガス漏れ警報器を予め用意しておき、満了報知の
直後に交換することが可能なガス漏れ警報器を得ること
ができる。また時間計測手段が誤動作又は電源断などに
より時間計測動作を停止した場合にそなえ、制御手段の
働きにより時間計測手段が計測した時間に対応するデー
タを不揮発性記憶手段に順次記憶し前記データの消失を
防ぎ、不揮発性記憶手段に記憶されたデータに対応する
時間から時間計測動作を再開させるので、一旦時間計測
手段が計測動作を停止しても、計測動作の再開後は予定
通りの時間に予告報知と満了報知を行うことができるガ
ス漏れ警報器を得ることができる。
【0103】よって本発明は信頼性保証期間を経過した
ガス漏れ警報器の使用による、不慮の事故の発生を未然
に防止し、ガス漏れ警報器の信頼性と安全性のさらなる
向上と、使用中のガス漏れ警報器の交換促進を一層確実
にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、ガス漏れ警報器の基本構成図
である。
【図2】本発明における、ガス漏れ警報器の回路図であ
る。
【図3】経過表示ランプ6−Aにおける、経過表示ラン
プの配置図である。
【図4】経過表示ランプ6−Aにおける、経過表示ラン
プの点灯手順を示すタイミングチャート図である。
【図5】経過表示ランプの制御例6−Bにおける、マイ
クロ・コンピュータ5と経過表示ランプの接続図であ
る。
【図6】経過表示ランプの制御例6−Bにおける、経過
表示ランプの配置図である。
【図7】経過表示ランプ6−Bにおける、1年目から5
年目の経過表示ランプの点灯手順を示すタイミングチャ
ート図である。
【図8】経過表示ランプ6−Bにおける、5年目以降の
経過表示ランプの点灯手順を示すタイミングチャート図
である。
【図9】本発明におけるガス漏れ警報器の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明におけるガス漏れ警報器の動作のう
ち、経過表示ランプの設定処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】経過表示ランプ6−Aを実装した、ガス漏れ
警報器筐体を示す図である。
【図12】経過表示ランプ6−Bを実装した、ガス漏れ
警報器筐体を示す図である。
【図13】マイクロ・コンピュータ5内部の構成を表
す、機能ブロック図である。
【符号の説明】
4 EEPROM(不揮発性記憶手段) 5 マイクロ・コンピュータ 5a CPU 5b インターバル・タイマ 5c ROM 5d RAM 5e ウオッチドック・タイマ 6−A,6−B 経過表示ランプ 7−G LED 7−R LED 8 音声IC 10 パワー・オン・リセット回路 11 ガス検出回路 11a ガス検出素子 14 スイッチ 15 フリップ・フロップ 16 スピーカ 21 時間計測手段 22 満了報知手段 23 予告報知手段 24 リセット手段 25 制御手段 S1,S5〜S21,S31〜S41 処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G060 AA02 AE11 AE19 HC13 HC19 HD01 HD02 HD03 2G067 AA14 CC04 DD17 EE12 5C086 AA02 CB11 DA08 EA41 FA06 FA15 5C087 AA23 AA37 BB02 BB72 DD07 EE05 FF01 FF04 GG50 GG66 GG70 GG83

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信頼性を保証する期間に相当する使用時
    間が定められたガス検出素子を有するガス漏警報器であ
    って、前記ガス検出素子の使用開始からの時間を計測す
    る時間計測手段と、該時間計測手段により計測した時間
    が前記使用時間となったときに、前記期間が満了したこ
    とを報知する満了報知手段とを備えたガス漏れ警報器に
    おいて、 前記時間計測手段により計測した時間が前記期間より短
    い予め定めた期間に相当する予告時間となったときに、
    前記期間の満了に近づいたことを予告報知する予告報知
    手段を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス漏れ警報器におい
    て、 前記予告報知手段が前記予告報知を複数回行うことを特
    徴とするガス漏れ警報器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガス漏れ警報器におい
    て、 前記予告報知手段は、前記予告報知を表示または放音の
    少なくとも一方により、互いに識別可能に行うことを特
    徴としたガス漏れ警報器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のガス漏れ警報器におい
    て、 リセット手段を更に備え、 前記満了報知手段および前記予告報知手段は、前記報知
    を放音にて行い、該放音による報知を前記リセット手段
    によりリセットされるまで継続することを特徴としたガ
    ス漏れ警報器。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3又は4記載のガス
    漏れ警報器において、 前記時間計測手段が誤動作又は電源断などにより時間計
    測動作を停止するものであって、 前記時間計測手段により計測した時間に対応するデータ
    を順次記憶する不揮発性記憶手段と、 時間計測動作を停止した前記時間計測手段の時間計測動
    作を前記不揮発性記憶手段に記憶されたデータに対応す
    る時間から再開させる制御手段とを備えたガス漏れ警報
    器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガス漏れ警報器におい
    て、 前記制御手段が前記不揮発性記憶手段へのデータの記憶
    を、一定期間毎に行わせることを特徴としたガス漏れ警
    報器。
  7. 【請求項7】 信頼性を保証する期間に相当する使用時
    間が定められたガス検出素子を有するガス漏警報器であ
    って、前記ガス検出素子の使用開始からの時間を計測す
    る時間計測手段と、該時間計測手段により計測した時間
    が前記使用時間となったときに、前記期間が満了したこ
    とを表示により報知する満了報知手段を備えたガス漏れ
    警報器において、 前記時間計測手段が誤動作又は電源断などにより前記時
    間計測動作を停止するものであって、 前記時間計測手段により計測した時間に対応するデータ
    を順次記憶する不揮発性記憶手段と、 前記時間計測手段により計測した時間が前記期間より短
    い予め定めた期間に相当する予告時間となったときに、
    前記期間の満了に近づいたことを表示により識別可能に
    複数回にわたって予告報知し、該表示を報知内容が変わ
    るまで維持する予告報知手段と、 時間計測動作を停止した前記時間計測手段の時間計測動
    作を前記不揮発性記憶手段に記憶されたデータに対応す
    る時間から再開させると共に、前記満了報知手段と前記
    予告報知手段に前記時間計測手段が前記時間計測動作を
    停止する前の表示による報知を再開させる制御手段とを
    備えたガス漏れ警報器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007011829A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Hochiki Corp 警報器
JP2009245458A (ja) * 2002-06-24 2009-10-22 Angeleyel Inc 警報装置
JP2010224844A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nohmi Bosai Ltd 警報器
JP2015069626A (ja) * 2013-10-01 2015-04-13 能美防災株式会社 移動式の煙検知装置及びそれを用いた煙発生位置の特定方法
JP2018022536A (ja) * 2017-11-10 2018-02-08 能美防災株式会社 移動式の煙検知装置及びそれを用いた煙発生位置の特定方法

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