JP2020086529A - 警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】警報時の操作入力に対する警報器の動作を、ユーザが適切に把握することが可能な警報器を提供する。【解決手段】この警報器100は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知する検知部1と、報知音により報知を行う報知部2と、操作入力を受け付けるための操作部3と、検知部1の検知結果に基づく報知中に、操作部3に対する入力を受け付けると、報知停止期間SPに関する一時停止メッセージ51を報知部2に出力させるとともに報知音を一時停止させる制御を行う制御部4と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、警報器に関し、特に、報知音により警報を行う警報器に関する。
従来、報知音により警報を行う警報器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、火災、CO、CH4(メタン)を検出した際にスピーカから音声警報の出力を行う警報器が開示されている。この警報器では、音声警報の出力が行われている状態でスイッチを数秒以上操作すると、警報出力を停止させる。そして、この警報器は、警報停止中に、(1)表示灯を点滅状態にする、(2)ブザーオンを小音量で周期的に鳴動させる、(3)「警報停止中です」などのメッセージを定期的に出力させる、(4)メロディー音を定期的に出力する、のいずれかの処理を行い、警報停止状態にあることを報知する。特許文献1の警報器は、警報停止から10分経過後に警報停止状態を解除し、そのとき警報状態にあれば再度警報出力を行う。
このような警報停止機能は、警報出力時に、ユーザが自らの操作によって不必要に警報出力を継続させないようにすることを可能とするものである。
特開2010−152920号公報
しかしながら、上記特許文献1の警報器では、警報を停止したときに警報停止状態にあることを報知するだけで、所定時間経過後にまた警報出力が行われるので、ユーザとしては、警報を停止させたにも関わらず、後から突然警報が再開されたという印象を受ける場合がある。すなわち、操作入力によって警報を停止させたというユーザの意図と、所定時間経過後に警報出力が再開されるという警報器の動作とが一致しない事態が生じる可能性があるため、従来の警報器では、ユーザが操作入力に対する警報器の動作を正確に把握しにくいという問題点がある。
特に、一般家庭用のガス警報器などでは、ユーザが取扱説明書などから警報器の仕様を把握している可能性が高くないこと、および、家庭内では警報出力される頻度が少ないために操作入力を行うことも少ないこと、などの事情から、ひとたび警報出力が行われたときに、操作入力に対する警報器の動作をユーザが正確に把握できるようにすることは、ユーザの安全の点からも、ユーザにとっての警報器の利便性の点からも重要である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、警報時の操作入力に対する警報器の動作を、ユーザが適切に把握することが可能な警報器を提供することである。
この発明の一の局面による警報器は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知する検知部と、報知音により報知を行う報知部と、操作入力を受け付けるための操作部と、検知部の検知結果に基づく報知中に、操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを報知部に出力させるとともに報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備える。
なお、本明細書において、「報知停止期間に関する第1音声メッセージ」は、報知を停止する期間に関する情報を含むメッセージであり、報知を停止する期間として特定の時間(5分など)を報知するメッセージのみならず、報知停止期間の長さを特定せずに、「一定時間の間、報知を停止します」などのように報知を停止する期間がある旨(無期限の停止でない旨)のメッセージを含む広い概念である。また、「音声メッセージ」は、報知音のうち、言語を発音することによりユーザに情報を伝達するものであり、「報知音」は、音声メッセージのみならず、ブザー音など、ユーザに報知するために出力される音全般を指す。
この発明の一の局面による警報器では、上記の構成によって、ユーザが操作部に対して入力操作を行って報知音を一時停止させる際に、出力される第1音声メッセージによって、少なくとも、ユーザの入力操作に基づく報知停止が無期限の停止でなく、報知停止期間が定められた一時的な停止であることをユーザに伝えることができる。また、報知音の一時停止を開始するタイミングで第1音声メッセージを出力できるので、ユーザは、報知を停止させた場合に、予め、報知停止が一時的なものであって後で停止状態が解除されるという警報器の動作を予告することができる。これにより、警報時の操作入力に対する警報器の動作を、ユーザが適切に把握することができる。また、その結果、報知音の一時停止が解除された際に報知音の出力が再開される場合であっても、ユーザにとって予想外の動作が突然行われたという印象をユーザに与えることが回避できる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、報知音の出力再開後は操作部への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成され、一時停止後に報知音の出力を再開した場合には操作部に対する入力を再度行っても報知を停止させない旨の第2音声メッセージを報知部に出力させる制御を行う。このように構成すれば、報知停止期間が経過しても報知状態が解消していない場合に、ユーザが操作入力をしても報知音が一時停止されないので、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。その一方、ユーザとしては、一度は報知音を停止させたにも関わらず、報知再開後には操作入力が受け付けられない場合、ユーザの意図と警報器の動作とが一致しないため、たとえば警報器の故障を疑うなどの可能性がある。そこで、第2音声メッセージにより、報知の再開時には一時停止できないことをユーザに把握させることができるので、報知音の再停止を無効とする制御を行う場合でも、操作入力に対する警報器の動作を、ユーザに適切に把握させることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、報知停止期間の経過後の報知音の出力再開時に、第2音声メッセージを出力させる制御を行う。ここで、第2音声メッセージは、第1音声メッセージとともに出力しておくことも考えられるが、その場合、報知停止期間の経過後にはユーザが第2音声メッセージの内容を忘れてしまうことも考えられる。また、報知停止期間の間にユーザが報知原因を解決する場合があり、その場合、第2音声メッセージは出力する必要がない。そこで、報知停止期間の経過後の報知音の出力再開時に、第2音声メッセージを出力させることによって、必要な場合にだけ、より適切に、再度の一時停止を受け付けないことをユーザに把握させることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、第1音声メッセージは、報知停止期間として予め設定された時間の値を含む。なお、時間の値とは、たとえば「5分間」とか、「300秒間」といった数値である。たとえば「一定時間の間、報知を停止します」といったメッセージでは、報知停止が一時的であることが把握できても、いつ報知が再開されるのかが把握できないのに対して、上記のように構成すれば、ユーザに、いつ報知が再開されるのかという情報を正確に把握させることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、一時停止を行う場合に、報知音の出力に代えて第1音声メッセージを報知部に出力させ、第1音声メッセージを出力している期間を、一時停止を行う報知停止期間に算入する制御を行う。このように構成すれば、報知音の出力に代えて第1音声メッセージを出力するので、第1音声メッセージの内容をユーザに伝えやすい。この場合、第1音声メッセージを出力している間は、既に報知音の出力が行われていないことになるので、第1音声メッセージを出力している期間を報知停止期間に算入することにより、報知停止期間の長さについてユーザに違和感を与えることなく一時停止の制御が行える。
上記報知音の出力再開後は操作部への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行う構成において、好ましくは、制御部は、報知停止期間中に、検知部の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合には、操作部に対する入力に基づく一時停止の受け付け回数をリセットするように構成されている。ここで、たとえば報知停止期間中に報知条件を満たさなくなった後、再び報知条件を満たす状況が発生した場合、最初に発生した報知原因と、報知停止期間中に報知条件を満たした報知原因とが、異なる事象に起因している可能性がある。そのため、一旦報知条件を満たさなくなった時点で一時停止の受け付け回数をリセットすることによって、新たに生じた報知原因に基づく報知に対してユーザが一時停止の操作を行えるようにすることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、検知部は、都市ガスまたはLPガスと、一酸化炭素ガスとを検知するように構成され、制御部は、都市ガスまたはLPガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、操作部に対する入力に応じて第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行い、一酸化炭素ガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、操作部に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている。ここで、都市ガスおよびLPガスは付臭剤が添加されているためユーザが容易に知覚できるのに対して、不完全燃焼などにより生じる一酸化炭素ガス(COガス)は無色無臭でユーザが容易に知覚できないため、ガス漏れ発生時の危険性が高い。そこで、上記構成によれば、都市ガスまたはLPガスについてはユーザの意図を優先させて、第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うことができる。一方、危険性が高い一酸化炭素ガスについては、操作部に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うことにより、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。
この場合、好ましくは、制御部は、一酸化炭素ガスの検知結果が、第1条件よりも検出ガス濃度が低い第2条件に該当する場合には、操作部に対する入力に応じて第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、一酸化炭素ガスを検知しても、検出ガス濃度が低いうちは第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うことによって、ユーザの意図を優先させた動作を行うことができる。
本発明によれば、上記のように、警報時の操作入力に対する警報器の動作を、ユーザが適切に把握することができる。
一実施形態による警報器を示した斜視図である。 一実施形態による警報器の構成を示したブロック図である。 警報器の初期動作を説明するための図である。 検知部の検知結果に基づく監視動作を説明するための図である。 報知条件を説明するための図である。 初期動作における処理を示したフロー図である。 報知音の一時停止に関わる処理を示したフロー図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、一実施形態による警報器100の構成について説明する。
(警報器の全体構成)
図1に示す警報器100は、ガス漏れをユーザに対して報知するガス警報器である。警報器100は、たとえば屋内に設置され、設置環境に存在する検知対象ガスを検知する。警報器100は、たとえば、都市ガスまたはLPガスである燃料ガスのガス漏れを報知できる。警報器100は、たとえば、一酸化炭素ガス(COガス)のガス漏れを報知できる。警報器100は、たとえば家庭用ガス警報器であるが、業務用、または家庭用と業務用との兼用として構成されうる。図1に示す警報器100は、屋内の壁面に取り付けられる壁掛けタイプの警報器の例を示している。警報器100は、屋内の天井に取り付けられる天井取付タイプでもよい。
警報器100は、検知部1と、報知部2と、操作部3と、制御部4(図2参照)とを備える。図1および図2の例では、警報器100は、検知部1と、報知部2と、操作部3と、制御部4とが筐体に組み込まれた警報器本体10を備えている。
検知部1は、設置環境における異常検知を行う。具体的には、検知部1は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知するように構成されている。ガスおよび火災の異常検知は、ガス漏れ、および火災に伴い発生する熱(温度)または煙を検知することである。検知部1は、さらに、ガスおよび火災以外を検知対象としてもよい。
図2に示す例では、検知部1は、燃料ガス(都市ガスまたはLPガス)と、一酸化炭素ガスとを検知するように構成されている。具体的には、検知部1は、燃料ガス(都市ガスまたはLPガス)を検知するガスセンサ11(図2参照)と、COガスを検知するCOセンサ12(図2参照)とを含む。センサの構造および検出原理は、特に限定されない。一例として、ガスセンサ11およびCOセンサ12は、半導体式ガス検知素子により構成されており、具体的には熱線型半導体式ガスセンサにより構成されうる。熱線型半導体式ガスセンサは、電流供給により所定温度(数百℃)に加熱された素子表面に検知対象ガスが吸着すると電気伝導度が変化することを利用して、検知対象ガス濃度を検出するように構成されている。ガスセンサ11は、検知対象ガスとしての燃料ガスに含まれるメタンを検出する。COセンサ12は、不完全燃焼などに伴って発生するCOガスを検知対象ガスとして検出する。警報器本体10には、周囲のガスを筐体内の検知部1に接触させるための開口部10a(図1参照)が形成されている。
報知部2は、少なくとも、報知音により報知を行うように構成されている。つまり、報知部2は、報知音を出力するスピーカ21を有する。本実施形態では、報知部2は、スピーカ21に加えて、点灯または点滅により報知を行うランプ22を有する。また、報知部2は、報知信号を外部出力する信号出力部23を有する。
スピーカ21は、制御部4に制御されることにより、所定の報知音を出力する。スピーカ21は、制御部4に制御されることにより、所定の音声メッセージを出力する。警報器本体10には、スピーカ21の音を外部に拡散させるための開口部10b(図1参照)が形成されている。
ランプ22は、制御部4に制御されることにより、所定の色の光を発生するように構成されている。ランプ22は、たとえばLED光源により構成される。ランプ22は、1つまたは複数設けられるが、図1の例では、警報器本体10に3つのランプ22が設けられている。3つのランプ22は、それぞれ異なる色(たとえば、赤色、黄色、緑色)の光を発生させる。一例として、赤色のランプ22は、燃料ガス(ガスセンサ11)に関する報知を行い、黄色のランプ22は、COガス(COセンサ12)に関する報知を行い、緑色のランプ22は、検知ガス以外の電源、故障、その他の警報器100の動作などに関する報知を行う。信号出力部23は、警報器100が外部機器(他の保安機器)と接続されている場合に報知を外部出力信号として外部出力するためのインターフェース部(出力端子)により構成される。
操作部3は、警報器100に対する操作入力を受け付けるように構成されている。操作部3の構造は、特に限定されず、押しボタン式、レバー式、ロータリー式などの各種スイッチや、タッチセンサなどであり得る。図1では、操作部3は、警報器本体10に設けられた押しボタン式のスイッチにより構成されている。警報器本体10には、1つの操作部3が設けられている。操作部3は、入力操作(押圧操作)を受け付けて入力信号を制御部4へ出力する。警報器本体10は、複数の操作部3を含んでいてもよい。
図2に示すように、制御部4は、警報器100が備える各部の制御処理を行う。制御部4は、CPUまたはマイコンなどのプロセッサ(演算処理装置)を含んで構成される。制御部4は、検知部1に含まれる各センサの信号を検知部1の検知結果として取得する。制御部4は、検知部1の検知結果に基づく報知を行う。すなわち、制御部4は、検知部1の検知結果が、予め設定された報知条件を満たす場合に、報知部2に報知させる制御を行う。報知部2による報知は、スピーカ21による報知音の出力、ランプ22の点灯または点滅、信号出力部23による信号出力、を含む。報知音の出力には、音声メッセージの出力と、ブザー音などの音声以外の報知音の出力とが含まれる。制御部4は、経過時間を計測する計時機能を備える。
また、警報器100は、記憶部5および電源部6を備えている。記憶部5は、検知結果に対する検知対象ガス毎の報知条件のデータ、報知部2により出力される音声メッセージのデータなどの、制御部4の制御処理に必要な情報を記憶する。また、記憶部5は、不揮発性メモリなどを含み、警報器100の動作に伴い発生した各種情報を書き換え可能に記憶するように構成されている。電源部6は、制御部4、報知部2、検知部1および記憶部5の動作に必要な電力を供給する。電源部6は、電池式および外部電源式のいずれかまたは両方でありうる。本実施形態では、電源部6は、外部電源式であり、屋内の電源ソケットに接続される電源プラグを介して外部電源からの電力供給を受ける。
(制御部の詳細な構成)
制御部4は、警報器100の動作および状態に関する情報を、報知部2から音声メッセージを出力させることによりユーザに報知させる制御を行うように構成されている。音声メッセージにより報知が行われる警報器100の動作および状態としては、警報器100の初期動作の報知、警報出力および警報の一時停止の報知、警報器100の点検結果の報知、設置環境における監視動作の開始の報知、過去の警報出力の履歴報知、警報器100の異常発生時の報知、警報器100の有効期限に関する報知、などを含む。
(初期動作)
図3に示すように、制御部4は、警報器本体10の電源投入時に、警報器本体10に初期動作を実施させる制御を行うとともに、初期動作の実施に関連する初期動作メッセージ41を報知部2に出力させる制御を行うように構成されている。図3は、電源投入時からの時間経過に伴う警報器100の動作の流れを示しており、横軸が時間を示している。電源投入時は、たとえば、電源部6の電源プラグが外部電源に接続された時であるが、警報器本体10に電源スイッチが設けられている場合には、電源スイッチにより電源が入力されたときである。
制御部4は、警報器本体10の電源投入時から、第1時間t1の間、初期動作を実施する。第1時間t1は、特に限定されないが、たとえば30秒である。
警報器本体10の初期動作は、警報器100が通常の監視動作(検知部1の検知結果に基づいて設置環境が報知条件を満たしたか否かを監視する動作)を開始するために実施される動作である。具体的には、初期動作は、検知部1の各センサの出力を安定化させるための通電動作を含む。ガスセンサ11およびCOセンサ12は、電流供給により所定温度(数百℃)に加熱されるため、電源投入直後、センサの出力信号が安定するまでの間に過渡状態が存在する。制御部4は、第1時間t1の間、初期動作として各センサに通電を行ってセンサの出力信号を安定させる。制御部4は、第1時間t1の間は、検知部1の検知結果に基づく報知は行わないように制御する。
また、警報器本体10の初期動作は、警報器本体10の点検動作を含む。制御部4は、電流および電圧を確認することにより、検知部1(ガスセンサ11およびCOセンサ12)の異常、温度サーミスタ(図示せず)の異常、報知部2(スピーカ21、ランプ22および信号出力部23)の異常、操作部3の異常を点検する。また、制御部4は、記憶部5にアクセスして記憶部5のデータエラーの有無を点検する。
本実施形態の警報器100では、初期動作時に、最初にランプ22による報知を実施した後で、スピーカ21から初期動作メッセージ41が出力される。すなわち、制御部4は、電源投入後、第1時間t1の間、ランプ22による報知を実施させ、かつ、電源投入後、第1時間t1よりも短い第2時間t2経過した後に、初期動作メッセージ41を出力させる制御を行う。
ランプ22による報知の例として、制御部4は、緑色のランプ22を点滅させる。第2時間t2は、ランプ22による報知がユーザに認識できる時間であればよく、第1時間t1よりも十分に短い時間とすることができる。第2時間t2は、たとえば1秒または2秒程度とすることができ、第1時間t1(30秒)の半分よりも短い。
初期動作メッセージ41は、初期動作の実施に関連する情報を含む。初期動作メッセージ41は、電源投入時に警報器100が何らかの動作を行っていることをユーザに伝達できればよく、必ずしも、初期動作を実施していること自体を通知する必要はない。一例として、初期動作メッセージ41は、「緑ランプの点滅が終わるまで、しばらくお待ち下さい。」というメッセージである。
本実施形態では、制御部4は、電源投入後、第1時間t1の経過時に、点検動作に基づく点検結果を音声メッセージにより報知させる。具体的には、制御部4は、点検結果を示す点検結果メッセージ42を報知部2に出力させるとともに、点検結果が正常である場合に、検知部1による監視動作を行う旨の監視実行メッセージ43をさらに出力させる制御を行う。
点検結果としては、たとえば「正常」、「故障」、「有効期限切れ」の3パターンを含みうる。この場合、点検結果を示す点検結果メッセージ42は3種類が用意される。点検結果メッセージ42の例としては、以下の通りである。正常時:「警報器正常です」、故障時:「故障です。販売店に連絡して下さい」、有効期限切れ:「取り付け後、5年経過しています」。
そして、点検結果が正常である場合には、制御部4は、点検結果メッセージ42に加えて、さらに監視実行メッセージ43を報知部2に出力させる。監視実行メッセージ43は、たとえば「暮らしの安全を見守ります」というメッセージを含む。したがって、点検結果が正常である場合には、「警報器正常です。暮らしの安全を見守ります」という音声メッセージが出力される。これにより、制御部4は、機器が正常に動作しており、通常の監視動作を開始することを音声メッセージの形式でユーザに通知する。
なお、制御部4は、初期動作の終了後(第1時間t1の経過後)、操作部3への入力に応じて警報器本体10の点検動作を行う。操作部3への入力は、押しボタン式の操作部3に対する押圧操作である。入力操作には、入力(押圧)を所定時間(たとえば1秒)以内に行う短押し操作と、短押し操作よりも長い所定時間(たとえば3秒)以上入力を継続する長押し操作とがある。
制御部4は、初期動作の終了後、短押し操作が入力されると、各ランプ22の点灯および消灯(点滅)と、初期動作と同様の点検動作とを行う。制御部4は、初期動作の終了後、長押し操作が入力されると、各ランプ22の試験報知(点灯または点滅)と、各種警報出力時の報知音の試験出力とを行う試験動作の制御を実施する。なお、制御部4は、長押し操作が入力された際、所定時間(たとえば10秒)の間継続して操作部3が入力された場合、ランプ22の試験報知および報知音の試験出力を停止させて、試験動作をキャンセルする。
(点検動作)
本実施形態では、制御部4は、初期動作の終了後、操作部3への入力(短押し操作)に応じて警報器本体10の点検動作を行うとともに、初期動作における点検動作と同じ音声メッセージの出力制御を行う。つまり、短押し操作に基づく点検動作においても、制御部4は、点検結果を示す点検結果メッセージ42(3パターンのいずれか)を出力させ、点検結果が正常である場合には、監視実行メッセージ43を追加出力させる制御を行う。
また、制御部4は、点検動作を行った場合に、警報器本体10の有効期限の残り期間に関する残り期限メッセージ44を出力させる制御を行う。制御部4は、電源投入状態の累計時間をカウントし、予め設定された有効期限(5年間)と累計時間とに基づいて、有効期限の残り期間を取得し、残り期限メッセージ44として音声出力させる。出力される残り期限メッセージ44は、たとえば「有効期限はあとX年Yヵ月です」というメッセージであり、変数XおよびYに取得された残り期間が適用される。
また、制御部4は、点検動作を行った場合に、過去に実施した報知のうち最新の報知原因に関する報知履歴メッセージ45を出力させる制御を行う。制御部4は、検知部1の検知結果に基づく報知を行った場合に、報知の実施履歴を記憶部5に記憶させる。報知の実施履歴には、報知原因がガス(ガスセンサ11による検知)、CO(COセンサ12の検知)、故障(点検結果)のいずれに該当するかを特定する情報が含まれる。そして、制御部4は、記憶部5に記憶された最新の報知原因に応じた報知履歴メッセージ45を出力させる。報知履歴メッセージ45の例としては、以下の通りである。ガス:「ガスの警報がありました」、CO:「COの警報がありました」、故障:「故障の警報がありました」。
なお、故障が発生している間、制御部4は、ランプ22による故障を示す報知(たとえば、緑色のランプ22の点滅)を継続して行うとともに、スピーカ21による故障を示す報知音(「ピッピッピ、故障です」)の出力を定期的に(たとえば1分毎)に行う。
この状態で、短押し操作または長押し操作が入力された場合、制御部4は、「故障です、販売店に連絡して下さい、警報を止めます」という音声メッセージを出力させ、スピーカ21による故障を示す報知音の出力を終了させる。故障報知の場合は、報知音の一時停止ではなく報知音出力の終了であり、一度操作入力が行われた場合、その後定期的な報知音出力は行われない。制御部4は、操作入力に応じて故障を示す報知音の出力を終了させた場合も、ランプ22による故障を示す報知は継続させる。また、制御部4は、故障が発生している間は、操作入力に対しては、スピーカ21による故障を示す報知を出力させるのみとする。制御部4は、定期的に復帰判定を行い、正常である場合には故障を示す報知を終了して、正常時の監視動作に復帰する。
そのため、上記の報知履歴メッセージ45において故障の報知履歴を出力するケースは、過去に故障が発生して報知を行っており、かつ、現在は正常である場合になる。
(監視動作)
次に、検知部1の検知結果に基づく監視動作について説明する。制御部4は、警報器本体10に初期動作後に、検知部1の検知結果に基づく監視動作を実施する。監視動作中、制御部4は、検知部1の検知結果が所定の報知条件を満たしたか否かを判断し、検知結果が報知条件を満たした場合に、報知部2に報知(警報出力)させる制御を行う。報知部2による報知は、ランプ22の点灯または点滅と、報知音の出力とを含む。報知音は、所定のブザー音と、警報を示す音声メッセージとの少なくとも一方を含む。
図4は、報知を開始した時点からの時間経過に伴う警報器100の動作の流れを示しており、横軸が時間を示している。第1実施形態では、制御部4は、検知部1の検知結果に基づく報知中に、操作部3に対する入力を受け付けると、報知停止期間SPに関する一時停止メッセージ51を報知部2に出力(音声出力)させるとともに報知音を一時停止させる制御を行うように構成されている。なお、一時停止メッセージ51は、特許請求の範囲の「第1音声メッセージ」の一例である。
すなわち、本実施形態の警報器100では、検知部1の検知結果に基づく報知中において、ユーザが操作部3を操作することにより、所定の報知停止期間SPの間、報知音を一時停止することができ、一時停止する際に一時停止メッセージ51が出力される。制御部4は、報知音の一時停止を行うと、一時停止の継続時間をカウント(計時)する。また、制御部4は、報知音の一時停止中も、ランプ22による報知(点灯または点滅)は継続させるように構成されている。
一時停止メッセージ51は、報知停止期間SPに関する情報を含んでいれば、特に限定されない。本実施形態では、一時停止メッセージ51は、報知停止期間SPとして予め設定された時間の値を含む。すなわち、一時停止メッセージ51は、どれだけの時間の間、報知音の停止を行うか、または、どれだけの時間経過後に報知停止を解除するか、の時間長さについてのメッセージを含む。たとえば、一時停止メッセージ51は、「5分間警報を止めます」というメッセージである。この場合、報知停止期間SPは、5分間である。このように、本実施形態の一時停止メッセージ51は、報知音の出力を停止する旨(「警報を止めます」)、および、報知停止期間SPの長さ(「5分間」)についての情報を含んでいる。
なお、本実施形態では、報知音を一時停止する際に一時停止メッセージ51を出力する場合、その一時停止メッセージ51を出力している間の時間が報知停止期間SPに含まれる。すなわち、制御部4は、報知音の一時停止を行う場合に、報知音の出力に代えて一時停止メッセージ51を報知部2に出力させ、一時停止メッセージ51を出力している期間を、一時停止を行う報知停止期間SPに算入する制御を行う。「報知音の出力に代えて」とは、「報知音の出力を停止させて」と言い換えてよい。このため、報知停止期間SPは、現実に報知音の出力が停止している時間としてカウントされる。そして、報知停止期間SPには、報知音以外の音声(一時停止メッセージ51)が出力されている時間が含まれる。
報知停止期間SPの間、検知部1の検知結果が継続して報知条件を満たす場合、制御部4は、報知停止期間SPが経過した時点で報知音の出力を再開させる。この場合、制御部4は、報知音の出力再開後は操作部3への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている。つまり、警報器100では、ユーザが報知音の出力を一時停止させた後、報知条件を満たした状態が継続することにより報知が再開された場合(図4の(A)のケース)には、もう一度報知音を一時停止させること(再停止)はできない。このため、制御部4は、操作部3に対する入力に応じて報知音の一時停止を行った場合(一時停止メッセージ51を出力した場合)に、一時停止受付情報を記憶部5に記憶する。一時停止受付情報は、一時停止の操作の受付回数の情報と言い換えることができる。
制御部4は、一時停止後に報知音の出力を再開した場合には操作部3に対する入力を再度行っても報知を停止させない旨の報知再開メッセージ52を報知部2に出力させる制御を行う。報知再開メッセージ52により、ユーザは、初回の一時停止と同じ操作を行っても報知音を止められないことを把握できる。なお、報知再開メッセージ52は、特許請求の範囲の「第2音声メッセージ」の一例である。
報知再開メッセージ52は、報知音の出力を一時停止させる際(一時停止メッセージ51を出力する際)に出力させてもよいし、一時停止後の報知音の出力再開時に出力させてもよい。本実施形態では、制御部4は、報知停止期間SPの経過後の報知音の出力再開時に、報知再開メッセージ52を出力させる制御を行うように構成されている。
報知再開メッセージ52は、たとえば、「警報を再開します、次は警報を止められません」というメッセージである。このように、本実施形態の報知再開メッセージ52は、報知音の出力を再開すること(「警報を再開します」)、および、操作部3に対する入力を再度行っても報知を停止させないこと(「次は警報を止められません」)についての情報を含んでいる。
報知音の出力再開後に操作部3への入力が行われた場合、制御部4は、報知音を止められない旨の停止不可メッセージ53を音声出力して、報知音の出力を継続させる。停止不可メッセージ53は、たとえば、「警報を止められません」というメッセージである。
なお、報知停止期間SPの間にガス濃度が低下して報知条件を満たさなくなった場合(図4の(B)のケース)には、報知停止期間SPの経過後に報知音の出力が再開されず、報知再開メッセージ52も出力されない。この場合、次に報知条件を満たす事象が発生した場合には、制御部4は、操作部3に対する入力に基づく一時停止を受け付けることができる。すなわち、制御部4は、報知停止期間SP中に、検知部1の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合には、操作部3に対する入力に基づく一時停止の受け付け回数をリセットするように構成されている。具体的には、制御部4は、検知部1の検知結果が報知条件を満たさなくなった時点で、記憶部5に記憶させた一時停止受付情報をクリアする(情報を消去する)ことにより、受け付け回数をリセットする。これにより、次に報知条件を満たす事象が発生した場合(図4の2点鎖線参照)に、ユーザが操作入力を行えば、報知音の一時停止および一時停止メッセージ51の出力が行われる。
(報知条件)
次に、図5を参照して、報知条件の詳細について説明する。報知条件は、検知対象ガス毎に設定されうる。すなわち、燃料ガスとCOガスとの各々について、異なる報知条件が設定されている。また、報知条件は、検出対象ガスの濃度に応じて複数段階の条件を含みうる。本実施形態では、報知条件は、相対的に高濃度である警報レベルの第1条件C1と、第1条件C1よりも検出ガス濃度が低い注意レベルの第2条件C2とを含む。制御部4は、各検知対象ガスについて、第1条件C1に該当する場合と、第2条件に該当する場合とで、異なる報知動作を報知部2に実施させるように構成されている。なお、第1条件に該当するとは、検出ガス濃度が第2条件の上限濃度を越えて、かつ第1条件の上限濃度以下となる場合である。第2条件に該当するとは、検出ガス濃度が第2条件の下限濃度を越えて、かつ第2条件の上限濃度以下となる場合である。また、制御部4は、特定のガス種の特定の報知条件に該当する場合には、上記の報知音の一時停止および一時停止メッセージ51の出力の制御を無効とするように構成されている。
〈燃料ガス(都市ガス、LPガス)〉
燃料ガス(都市ガス、LPガス)については、ガスセンサ11の検知結果に基づくガス濃度に応じて、警報レベルの第1条件C1aと、注意レベルの第2条件C2aとが記憶部5に設定されている。制御部4は、燃料ガスの検知結果(検出ガス濃度)が第1条件C1aに該当する場合には、赤色のランプ22の点灯(継続点灯)による報知、スピーカ21からの報知音の出力による報知をそれぞれ行う。そして、制御部4は、燃料ガス(都市ガスまたはLPガス)の検知結果が第1条件C1aに該当する場合には、操作部3に対する入力に応じて一時停止メッセージ51の出力および報知音の一時停止の制御を行う。
一方、制御部4は、燃料ガスの検知結果が第2条件C2aに該当する場合には、赤色のランプ22の点滅による報知を行い、報知音の出力は行わない。報知音が出力されないので、一時停止メッセージ51の出力および報知音の一時停止は行われない。
〈COガス〉
COガスについては、COセンサ12の検知結果に基づくガス濃度に応じて、警報レベルの第1条件C1bと、注意レベルの第2条件C2bとが記憶部5に設定されている。制御部4は、COガスの検知結果が第1条件C1bに該当する場合には、黄色のランプ22の点灯(継続点灯)による報知、スピーカ21からの報知音の出力による報知をそれぞれ行う。そして、制御部4は、COガスの検知結果が第1条件C1bに該当する場合には、操作部3に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている。つまり、制御部4は、(ガス種:COガス、報知条件:第1条件C1b)に該当する場合、上記の報知音の一時停止および一時停止メッセージ51の出力を行う制御を無効とする。
一方、制御部4は、COガスの検知結果が第2条件C2bに該当する場合には、黄色のランプ22の点滅による報知、スピーカ21からの報知音の出力による報知をそれぞれ行う。そして、制御部4は、COガスの検知結果が第2条件C2bに該当する場合には、操作部3に対する入力に応じて一時停止メッセージ51の出力および報知音の一時停止の制御を行うように構成されている。
(その他の音声メッセージ出力機能)
次に、その他の音声メッセージ出力機能について説明する。警報器100は、検知部1の検知結果に基づく報知音の切り替え機能を有する。制御部4は、所定の操作を受け付けることにより、報知音設定モードに移行する。
報知音設定モードに移行すると、制御部4は、報知音設定モードに移行したことを示す情報、設定方法に関する情報、現在の設定情報、を含む音声メッセージを出力する。具体的には、制御部4は、モード移行時に、「警報音を変更します。スイッチを押して選んで下さい。現在の設定は日本語です」という音声メッセージを出力する。
報知音設定モード中、制御部4は、操作部3への入力操作(押圧操作)を受け付けるたびに、報知音を切り替えて報知部2に出力させる。報知音の種類は、特に限定されないが、一例として、日本語の音声メッセージ、英語の音声メッセージ、中国語の音声メッセージ、音声メッセージを含まないブザー音のみの報知音、の4種類が選択可能とされる。たとえば、制御部4は、入力操作を受け付ける度に、「日本語です」、「ブザーです」、「英語です」、「中国語です」という報知音の種類を示す音声メッセージを出力させる。選択したい報知音の種類を示す音声メッセージが出力された状態で、ユーザが所定の操作(たとえば、操作部3を長押し操作)することにより、制御部4は、報知音の種類の選択を確定させ、記憶部5に設定する。
報知音設定モードによって報知音の種類が設定されると、制御部4は、設定された種類の報知音によって、検知部1の検知結果に基づく報知音(警報、注意)を出力する。それぞれの報知音は、一例(燃料ガスの警報レベル)を示すと、たとえば以下の通りである。
日本語:「ウーウー、ピッピッピッピ、ガスが漏れていませんか」
ブザー音:「ウーウー、ピッピッピッピ」
英語:「ウーウー、ピッピッピッピ、(英語で「ガスが漏れていませんか」)」
中国語:「ウーウー、ピッピッピッピ、(中国語で「ガスが漏れていませんか」)」
なお、「ウーウー」、「ピッピッピッピ」などは、便宜上、ブザー音を擬音語で示したものである。
(初期動作および点検動作の制御処理)
次に、図6を参照して、制御部4による、警報器100の初期動作時の制御処理について説明する。
まず、警報器本体10の電源が投入されると、ステップS1において、制御部4は、初期動作を開始するとともに、ランプ22による報知を開始する。制御部4は、電源投入からの経過時間をカウントする。ステップS2において、制御部4は、電源投入から第2時間t2が経過したか否かを判断し、第2時間t2が経過すると、ステップS3において初期動作メッセージ41を報知部2に出力させる。制御部4は、第2時間t2が経過するまではステップS2の判断を繰り返す。
ステップS4において、電源投入から第1時間t1が経過したか否かを判断し、第1時間t1が経過するまではステップS4の判断を繰り返す。第1時間t1が経過した場合、制御部4は、処理をステップS5に進め、点検結果(「正常」、「故障」、「有効期限切れ」)に応じた点検結果メッセージ42を報知部2に出力させる。制御部4は、ステップS6において、点検結果が「正常」であるか否かを判断し、点検結果が「正常」である場合には、ステップS7において監視実行メッセージ43を報知部2に出力させ、その後処理を終了する。ステップS6において、制御部4は、点検結果が「正常」でない場合には、監視実行メッセージ43を出力させることなく処理を終了する。
以上のようにして、初期動作の処理が行われる。
(短押し点検)
なお、フローチャートによる説明を省略するが、点検結果が正常と判断されて初期動作が終了した場合、制御部4は、検知部1の検知結果に基づく監視動作を開始する。この状態で、制御部4は、操作部3に入力(短押し操作)がされたか否かを判断し、短押し操作がされれば点検動作を開始するとともに、点検結果の報知処理(図3参照)を行う。
点検結果の報知処理において、制御部4は、上記ステップS5〜S7の処理を行い、点検結果メッセージ42と、点検結果が正常である場合の監視実行メッセージ43とを出力させる。また、制御部4は、有効期限の残り期間を取得し、残り期限メッセージ44を報知部2に出力させるとともに、記憶部5に記憶された報知の実施履歴に基づいて、報知履歴メッセージ45を報知部2に出力させる。
(報知動作)
次に、図7を参照して、制御部4による、監視動作中の報知動作および報知音の一時停止処理について説明する。以下では、便宜的にスピーカ21による報知音の出力について説明し、ランプ22による報知の制御については説明を省略する。
ステップS11において、制御部4は、検知部1の検知結果が報知条件(第1条件C1、第2条件C2)のいずれかに該当するか否かを判断する。制御部4は、いずれかの報知条件に該当する場合に処理をステップS12に進め、いずれの報知条件にも該当しない場合に処理をステップS23に進める。
ステップS12において、制御部4は、報知音の一時停止中(報知停止期間中)であるか否かを判断する。制御部4は、一時停止中でない場合に処理をステップS13に進め、一時停止中である場合に処理をステップS19に進める。
ステップS13において、制御部4は、操作部3への操作入力を受け付けたかを判断する。制御部4は、操作入力を受け付けていない場合、処理をステップS14に進め、ステップS14において、検知結果が該当した報知条件(第1条件、第2条件)に応じた報知音を出力させる。報知音の出力中であれば、制御部4は、出力を継続させる。制御部4は、ステップS13で操作入力があったと判断した場合、処理をステップS15に進める。
ステップS15において、制御部4は、報知音の一時停止が可能か否かを判断する。すなわち、検知部1の検知結果が、一時停止が無効なCOの第1条件C1bに該当していた場合、制御部4は一時停止が不可能であると判断する。一時停止が可能なCOの第2条件C2bまたは燃料ガスの第1条件C1aに該当する場合であっても、記憶部5に一時停止受付情報が記憶されている場合(報知音の一時停止を既に行っている場合)にも、制御部4は一時停止が不可能であると判断する。報知音の一時停止が不可能である場合、制御部4は、ステップS14に処理を進めて報知音を出力させる。図7では簡略化しているが、ステップS15を経由してステップS14の処理が行われる場合、ステップS15を経由しない場合と異なり、制御部4は、ユーザの操作入力に対して停止不可メッセージ53(図4参照)を報知部2に出力させるとともに、報知音の出力を継続させる。
報知音の一時停止が可能な場合、制御部4は、ステップS16において報知音の出力を一時停止させるとともに、報知停止期間SPのカウントを開始する。そして、ステップS17において、制御部4は、一時停止メッセージ51を出力させ、ステップS18において、一時停止受付情報を記憶部5に記憶させ、その後処理を終了する。
一方、検知部1の検知結果が報知条件に該当した場合であって、ステップS12において、報知音の一時停止中である場合、制御部4は、ステップS19に処理を進め、報知停止期間SPが経過したか否かを判断する。報知停止期間SPが経過していない場合、制御部4は、ステップS20に処理を進め、報知音の出力停止を継続させる。報知停止期間SPが経過した場合、制御部4は、ステップS21において、報知再開メッセージ52を報知部2に出力させ、ステップS22において、報知音の一時停止を解除させ、処理を終了する。
また、ステップS11において、検知部1の検知結果がいずれの報知条件にも該当しない場合、制御部4は、ステップS23において、記憶部5に記憶された一時停止受付情報をリセットする。そして、制御部4は、ステップS20において、報知中であれば報知音を停止させ、報知中でなければ報知音を停止した状態をそのまま継続させて処理を終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、ユーザが操作部3に対して入力操作を行って報知音を一時停止させる際に、出力される一時停止メッセージ51によって、ユーザの入力操作に基づく報知停止が無期限の停止でなく、報知停止期間SPが定められた一時的な停止であることをユーザに伝えることができる。また、報知音の一時停止を開始するタイミングで一時停止メッセージ51を出力できるので、ユーザは、報知を停止させた場合に、予め、報知停止が一時的なものであって後で停止状態が解除されるという警報器100の動作を予告することができる。これにより、警報時の操作入力に対する警報器100の動作を、ユーザが適切に把握することができる。また、その結果、報知音の一時停止が解除された際に報知音の出力が再開される場合であっても、ユーザにとって予想外の動作が突然行われたという印象をユーザに与えることが回避できる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4が、報知音の出力再開後は操作部3への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成され、報知再開メッセージ52を報知部2に出力させる制御を行う。これにより、報知停止期間SPが経過しても報知状態が解消していない場合に、ユーザが操作入力をしても報知音が一時停止されないので、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。そして、報知再開メッセージ52により、報知の再開時には一時停止できないことをユーザに把握させることができるので、報知音の再停止を無効とする制御を行う場合でも、操作入力に対する警報器100の動作を、ユーザに適切に把握させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4が、報知停止期間SPの経過後の報知音の出力再開時に、報知再開メッセージ52を出力させる制御を行う。これにより、必要な場合にだけ報知再開メッセージ52を出力させることができるので、より適切に、再度の一時停止を受け付けないことをユーザに把握させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、一時停止メッセージ51に、報知停止期間SPとして予め設定された時間の値(「5分間」)を含める。これにより、ユーザに、いつ報知が再開されるのかという情報を正確に把握させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4が、一時停止を行う場合に、報知音の出力に代えて一時停止メッセージ51を報知部2に出力させ、一時停止メッセージ51を出力している期間を、一時停止を行う報知停止期間SPに算入する制御を行う。これにより、報知音の出力に代えて一時停止メッセージ51を出力するので、一時停止メッセージ51の内容をユーザに伝えやすい。この場合、一時停止メッセージ51を出力している間は、既に報知音の出力が行われていないことになるので、一時停止メッセージ51を出力している期間を報知停止期間SPに算入することにより、報知停止期間SPの長さについてユーザに違和感を与えることなく一時停止の制御が行える。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4が、報知停止期間SP中に、検知部1の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合には、操作部3に対する入力に基づく一時停止の受け付け回数をリセットするように構成されている。これにより、一旦報知条件を満たさなくなった時点で一時停止の受け付け回数をリセットされるので、報知音の一時停止後に新たに生じた報知原因に基づく報知に対してユーザが一時停止の操作を行えるようにすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4が、燃料ガス(都市ガスまたはLPガス)の検知結果が第1条件C1aに該当する場合には、操作部3に対する入力に応じて一時停止メッセージ51の出力および一時停止の制御を行い、COガス(一酸化炭素ガス)の検知結果が第1条件C1bに該当する場合には、操作部3に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている。これにより、都市ガスまたはLPガスについてはユーザの意図を優先させて、一時停止メッセージ51の出力および一時停止の制御を行うことができる。一方、危険性が高い一酸化炭素ガスについては、操作部3に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うことにより、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4が、COガス(一酸化炭素ガス)の検知結果が、第2条件C2bに該当する場合には、操作部3に対する入力に応じて一時停止メッセージ51の出力および一時停止の制御を行うように構成されている。これにより、一酸化炭素ガスを検知しても、第2条件C2bに該当し検出ガス濃度が低いうちは一時停止メッセージ51の出力および一時停止の制御を行うことによって、ユーザの意図を優先させた動作(報知音の一時停止)を行うことができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、報知再開メッセージ52を報知部2に出力させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、報知再開メッセージ52を出力させなくてもよい。
また、上記実施形態では、報知音の出力再開後に、操作部3への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる(一時停止を受け付けない)例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、報知音の出力再開後にも、一時停止の操作入力を受け付けて報知音の一時停止をしてもよい。また、一時停止の操作入力を受け付ける回数を、1回ではなく所定の複数回としてもよく、操作入力に応じた一時停止の処理を所定回数に限って実施してもよい。
また、上記実施形態では、一時停止メッセージ51を出力している期間を、報知停止期間SPに算入する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、一時停止メッセージ51を出力している期間を報知停止期間SPに算入しなくてもよい。
また、上記実施形態では、報知停止期間SP中に、検知部1の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合に、一時停止の受け付け回数をリセットする例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、一時停止の受け付け回数をリセットしなくてもよい。
また、上記実施形態では、COガスの検知結果が第1条件C1bに該当する場合に、操作部3に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力させる(一時停止の処理を無効とする)例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、COガスの検知結果が第1条件C1bに該当する場合にも、報知音の一時停止の処理を行ってもよい。
また、上記実施形態では、COガスの検知結果が第2条件C2bに該当する場合、および、燃料ガス(都市ガスまたはLPガス)の検知結果が第1条件C1に該当する場合に、入力操作に応じた報知音の一時停止の処理を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、これらの場合に、入力を受け付けても報知音を停止させずに出力させる(一時停止の処理を無効とする)ようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電源投入後、第2時間t2経過した後に、初期動作メッセージ41を出力させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、電源投入直後に、初期動作メッセージ41を出力させてもよい。すなわち、電源投入時のランプ22による報知と同時に、初期動作メッセージ41を出力させてもよい。
また、上記実施形態では、初期動作として警報器本体10の点検動作を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、初期動作として警報器本体10の点検動作を行わなくてもよい。
また、上記実施形態では、点検結果が正常である場合に監視実行メッセージ43を出力させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、点検結果が正常である場合に監視実行メッセージ43を出力させなくてもよい。
また、上記実施形態では、初期動作の終了後、操作部3への入力(短押し操作)に応じて警報器本体10の点検動作を行うとともに、制御部4が初期動作における点検動作と同じ音声メッセージの出力制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、短押し操作による点検動作の際に、初期動作における点検動作とは異なる音声メッセージの出力を行ってもよい。
また、上記実施形態では、操作部3への入力操作を、短押し操作と長押し操作とに区別して、短押し操作に応じて警報器本体10の点検動作を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、長押し操作に応じて警報器本体10の点検動作を行ってもよい。また、短押し操作と長押し操作とを区別せず、操作部3への入力があった場合に警報器本体10の点検動作を行ってもよい。
また、上記実施形態では、操作部3への操作入力に応じて点検動作を行った場合に、警報器本体10の有効期限の残り期間に関する残り期限メッセージ44を出力させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、残り期限メッセージ44を出力させなくてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローを用いて説明したが、たとえば、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記実施形態において説明した各種の音声メッセージの内容の具体例は、あくまでも一例であって、上記実施形態において説明した内容には限定されない。いずれの音声メッセージも、上記実施形態において説明した内容と異なっていてもよい。
たとえば、一時停止メッセージ51について、報知停止期間SPに関する情報としては、少なくとも、報知音の出力停止が一時的なもの(一時停止)であって、無期限の停止(報知の終了)ではない旨の情報を含んでいれば足り、一時停止を行う期間の長さを特定しなくてもよい。たとえば一時停止メッセージ51は、「一定時間の間、報知を停止します」といったメッセージでもよい。
また、上記実施形態において例示した各種の時間(第1時間t1、第2時間t2、報知停止期間SP)の具体例も、あくまでも一例であって、上記実施形態において説明した内容と異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、報知部2がスピーカ21を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、報知部2がスピーカ21に代えてブザー(電子ブザー、圧電ブザー)を備えてもよい。ブザーによっても音声メッセージを出力することが可能である。
また、上記実施形態では、報知音の一時停止中も、ランプ22による報知(点灯または点滅)は継続させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、報知音の一時停止中に、ランプ22による報知も一時停止(すなわち、ランプ22を消灯)させてもよい。
また、上記実施形態では、操作部3への入力が行われた場合に停止不可メッセージ53を出力する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、停止不可メッセージ53を出力しないように警報器を構成してもよい。また、報知音の出力時に操作部3への1度目の入力が行われた場合には停止不可メッセージ53を出力し、その後、2回目以降の入力時には停止不可メッセージ53を出力しないように警報器を構成してもよい。さらに、報知音の出力時に該当した報知条件の種類(第1条件C1a、C1b、第2条件C2a、C2bのいずれか)に応じて、停止不可メッセージ53を出力するか否かを別々に設定してもよい。
具体例として、図7においてステップS13、S15を経由してステップS14の処理が行われる場合に、たとえばCOガスの第1条件C1bに該当する場合には、操作部3への1度目の入力が行われた場合にはステップS14で停止不可メッセージ53が出力され、その後、2回目以降の入力時にはステップS14で停止不可メッセージ53が出力されない。一方、燃料ガス(都市ガスまたはLPガス)の第1条件C1aに該当する場合には、操作部3への入力を受け付けてもステップS14では停止不可メッセージ53が出力されない。このように警報器が構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、報知条件の第1条件C1が、下限値として第2条件C2の上限濃度、上限値として第1条件C1の上限濃度を含み、第2条件C2が、下限値として第2条件C2の下限濃度、上限値として第2条件C2の上限濃度を含むように、各条件が上限値および下限値により設定された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、報知条件(第1条件、第2条件)は、単一の閾値のみを含むように設定されてもよく、設定された閾値を上回った場合に報知条件が満たされるものとしてよい。
また、上記実施形態では、報知条件が警報レベルの第1条件C1と注意レベルの第2条件C2との2段階を含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、報知条件として、1段階のみ(第1条件のみ)が設定されていてもよい。また、報知条件として、3段階以上の条件が設定されていてもよい。
1 検知部
2 報知部
3 操作部
4 制御部
51 一時停止メッセージ(第1音声メッセージ)
52 報知再開メッセージ(第2音声メッセージ)
53 停止不可メッセージ
100 警報器
C1(C1a、C1b) 第1条件
C2b 第2条件(一酸化炭素ガスの第2条件)
SP 報知停止期間
この発明の第1の局面による警報器は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知する検知部と、報知音により報知を行う報知部と、操作入力を受け付けるための操作部と、検知部の検知結果に基づく報知中に操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを報知部に出力させるとともに、報知している報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備える。
この発明の第2の局面による警報器は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知する検知部と、報知音により報知を行う報知部と、操作入力を受け付けるための操作部と、検知部の検知結果に基づく報知中に、操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを報知部に出力させるとともに報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備え、制御部は、報知音の出力再開後は操作部への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成され、一時停止後に報知音の出力を再開した場合には操作部に対する入力を再度行っても報知を停止させない旨の第2音声メッセージを報知部に出力させる制御を行う。
この発明の第3の局面による警報器は、都市ガスまたはLPガスと、一酸化炭素ガスとを検知する検知部と、報知音により報知を行う報知部と、操作入力を受け付けるための操作部と、検知部の検知結果に基づく報知中に、操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを報知部に出力させるとともに報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備え、制御部は、都市ガスまたはLPガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、操作部に対する入力に応じて第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行い、一酸化炭素ガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、操作部に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている。
この発明の第1〜第3の局面による警報器では、上記の構成によって、ユーザが操作部に対して入力操作を行って報知音を一時停止させる際に、出力される第1音声メッセージによって、少なくとも、ユーザの入力操作に基づく報知停止が無期限の停止でなく、報知停止期間が定められた一時的な停止であることをユーザに伝えることができる。また、報知音の一時停止を開始するタイミングで第1音声メッセージを出力できるので、ユーザは、報知を停止させた場合に、予め、報知停止が一時的なものであって後で停止状態が解除されるという警報器の動作を予告することができる。これにより、警報時の操作入力に対する警報器の動作を、ユーザが適切に把握することができる。また、その結果、報知音の一時停止が解除された際に報知音の出力が再開される場合であっても、ユーザにとって予想外の動作が突然行われたという印象をユーザに与えることが回避できる。
また、第2の局面による警報器では、報知停止期間が経過しても報知状態が解消していない場合に、ユーザが操作入力をしても報知音が一時停止されないので、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。その一方、ユーザとしては、一度は報知音を停止させたにも関わらず、報知再開後には操作入力が受け付けられない場合、ユーザの意図と警報器の動作とが一致しないため、たとえば警報器の故障を疑うなどの可能性がある。そこで、第2音声メッセージにより、報知の再開時には一時停止できないことをユーザに把握させることができるので、報知音の再停止を無効とする制御を行う場合でも、操作入力に対する警報器の動作を、ユーザに適切に把握させることができる。
また、第3の局面による警報器では、都市ガスまたはLPガスについてはユーザの意図を優先させて、第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うことができる。一方、危険性が高い一酸化炭素ガスについては、操作部に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うことにより、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。
上記第2の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、報知停止期間の経過後の報知音の出力再開時に、第2音声メッセージを出力させる制御を行う。ここで、第2音声メッセージは、第1音声メッセージとともに出力しておくことも考えられるが、その場合、報知停止期間の経過後にはユーザが第2音声メッセージの内容を忘れてしまうことも考えられる。また、報知停止期間の間にユーザが報知原因を解決する場合があり、その場合、第2音声メッセージは出力する必要がない。そこで、報知停止期間の経過後の報知音の出力再開時に、第2音声メッセージを出力させることによって、必要な場合にだけ、より適切に、再度の一時停止を受け付けないことをユーザに把握させることができる。
上記第1〜第3の局面のいずれかによる警報器において、好ましくは、第1音声メッセージは、報知停止期間として予め設定された時間の値を含む。なお、時間の値とは、たとえば「5分間」とか、「300秒間」といった数値である。たとえば「一定時間の間、報知を停止します」といったメッセージでは、報知停止が一時的であることが把握できても、いつ報知が再開されるのかが把握できないのに対して、上記のように構成すれば、ユーザに、いつ報知が再開されるのかという情報を正確に把握させることができる。
上記第1〜第3の局面のいずれかによる警報器において、好ましくは、制御部は、一時停止を行う場合に、報知音の出力に代えて第1音声メッセージを報知部に出力させ、第1音声メッセージを出力している期間を、一時停止を行う報知停止期間に算入する制御を行う。このように構成すれば、報知音の出力に代えて第1音声メッセージを出力するので、第1音声メッセージの内容をユーザに伝えやすい。この場合、第1音声メッセージを出力している間は、既に報知音の出力が行われていないことになるので、第1音声メッセージを出力している期間を報知停止期間に算入することにより、報知停止期間の長さについてユーザに違和感を与えることなく一時停止の制御が行える。
上記第2の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、報知停止期間中に、検知部の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合には、操作部に対する入力に基づく一時停止の受け付け回数をリセットするように構成されている。ここで、たとえば報知停止期間中に報知条件を満たさなくなった後、再び報知条件を満たす状況が発生した場合、最初に発生した報知原因と、報知停止期間中に報知条件を満たした報知原因とが、異なる事象に起因している可能性がある。そのため、一旦報知条件を満たさなくなった時点で一時停止の受け付け回数をリセットすることによって、新たに生じた報知原因に基づく報知に対してユーザが一時停止の操作を行えるようにすることができる。
上記第3の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、一酸化炭素ガスの検知結果が、第1条件よりも検出ガス濃度が低い第2条件に該当する場合には、操作部に対する入力に応じて第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、一酸化炭素ガスを検知しても、検出ガス濃度が低いうちは第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うことによって、ユーザの意図を優先させた動作を行うことができる。
の発明の第の局面による警報器は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知する検知部と、報知音により報知を行う報知部と、操作入力を受け付けるための操作部と、検知部の検知結果に基づく報知中に、操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを報知部に出力させるとともに報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備え、制御部は、報知音の出力再開後は操作部への入力に対し報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成され、一時停止後に報知音の出力を再開した場合には操作部に対する入力を再度行っても報知を停止させない旨の第2音声メッセージを報知部に出力させる制御を行う。
この発明の第の局面による警報器は、都市ガスまたはLPガスと、一酸化炭素ガスとを検知する検知部と、報知音により報知を行う報知部と、操作入力を受け付けるための操作部と、検知部の検知結果に基づく報知中に、操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを報知部に出力させるとともに報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備え、制御部は、都市ガスまたはLPガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、操作部に対する入力に応じて第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行い、一酸化炭素ガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、操作部に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている。
この発明の第1およびの局面による警報器では、上記の構成によって、ユーザが操作部に対して入力操作を行って報知音を一時停止させる際に、出力される第1音声メッセージによって、少なくとも、ユーザの入力操作に基づく報知停止が無期限の停止でなく、報知停止期間が定められた一時的な停止であることをユーザに伝えることができる。また、報知音の一時停止を開始するタイミングで第1音声メッセージを出力できるので、ユーザは、報知を停止させた場合に、予め、報知停止が一時的なものであって後で停止状態が解除されるという警報器の動作を予告することができる。これにより、警報時の操作入力に対する警報器の動作を、ユーザが適切に把握することができる。また、その結果、報知音の一時停止が解除された際に報知音の出力が再開される場合であっても、ユーザにとって予想外の動作が突然行われたという印象をユーザに与えることが回避できる。
また、第の局面による警報器では、報知停止期間が経過しても報知状態が解消していない場合に、ユーザが操作入力をしても報知音が一時停止されないので、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。その一方、ユーザとしては、一度は報知音を停止させたにも関わらず、報知再開後には操作入力が受け付けられない場合、ユーザの意図と警報器の動作とが一致しないため、たとえば警報器の故障を疑うなどの可能性がある。そこで、第2音声メッセージにより、報知の再開時には一時停止できないことをユーザに把握させることができるので、報知音の再停止を無効とする制御を行う場合でも、操作入力に対する警報器の動作を、ユーザに適切に把握させることができる。
また、第の局面による警報器では、都市ガスまたはLPガスについてはユーザの意図を優先させて、第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うことができる。一方、危険性が高い一酸化炭素ガスについては、操作部に対する入力を受け付けても報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うことにより、より確実に、ユーザや周囲の人間に注意を促すことができる。
上記第の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、報知停止期間の経過後の報知音の出力再開時に、第2音声メッセージを出力させる制御を行う。ここで、第2音声メッセージは、第1音声メッセージとともに出力しておくことも考えられるが、その場合、報知停止期間の経過後にはユーザが第2音声メッセージの内容を忘れてしまうことも考えられる。また、報知停止期間の間にユーザが報知原因を解決する場合があり、その場合、第2音声メッセージは出力する必要がない。そこで、報知停止期間の経過後の報知音の出力再開時に、第2音声メッセージを出力させることによって、必要な場合にだけ、より適切に、再度の一時停止を受け付けないことをユーザに把握させることができる。
上記第1およびの局面のいずれかによる警報器において、好ましくは、第1音声メッセージは、報知停止期間として予め設定された時間の値を含む。なお、時間の値とは、たとえば「5分間」とか、「300秒間」といった数値である。たとえば「一定時間の間、報知を停止します」といったメッセージでは、報知停止が一時的であることが把握できても、いつ報知が再開されるのかが把握できないのに対して、上記のように構成すれば、ユーザに、いつ報知が再開されるのかという情報を正確に把握させることができる。
上記第1およびの局面のいずれかによる警報器において、好ましくは、制御部は、一時停止を行う場合に、報知音の出力に代えて第1音声メッセージを報知部に出力させ、第1音声メッセージを出力している期間を、一時停止を行う報知停止期間に算入する制御を行う。このように構成すれば、報知音の出力に代えて第1音声メッセージを出力するので、第1音声メッセージの内容をユーザに伝えやすい。この場合、第1音声メッセージを出力している間は、既に報知音の出力が行われていないことになるので、第1音声メッセージを出力している期間を報知停止期間に算入することにより、報知停止期間の長さについてユーザに違和感を与えることなく一時停止の制御が行える。
上記第の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、報知停止期間中に、検知部の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合には、操作部に対する入力に基づく一時停止の受け付け回数をリセットするように構成されている。ここで、たとえば報知停止期間中に報知条件を満たさなくなった後、再び報知条件を満たす状況が発生した場合、最初に発生した報知原因と、報知停止期間中に報知条件を満たした報知原因とが、異なる事象に起因している可能性がある。そのため、一旦報知条件を満たさなくなった時点で一時停止の受け付け回数をリセットすることによって、新たに生じた報知原因に基づく報知に対してユーザが一時停止の操作を行えるようにすることができる。
上記第の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、一酸化炭素ガスの検知結果が、第1条件よりも検出ガス濃度が低い第2条件に該当する場合には、操作部に対する入力に応じて第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、一酸化炭素ガスを検知しても、検出ガス濃度が低いうちは第1音声メッセージの出力および一時停止の制御を行うことによって、ユーザの意図を優先させた動作を行うことができる。

Claims (8)

  1. ガスおよび火災の少なくとも一方を検知する検知部と、
    報知音により報知を行う報知部と、
    操作入力を受け付けるための操作部と、
    前記検知部の検知結果に基づく報知中に、前記操作部に対する入力を受け付けると、報知停止期間に関する第1音声メッセージを前記報知部に出力させるとともに前記報知音を一時停止させる制御を行う制御部と、を備えた、警報器。
  2. 前記制御部は、
    前記報知音の出力再開後は前記操作部への入力に対し前記報知音の出力を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成され、
    前記一時停止後に前記報知音の出力を再開した場合には前記操作部に対する入力を再度行っても報知を停止させない旨の第2音声メッセージを前記報知部に出力させる制御を行う、請求項1に記載の警報器。
  3. 前記制御部は、前記報知停止期間の経過後の前記報知音の出力再開時に、前記第2音声メッセージを出力させる制御を行う、請求項2に記載の警報器。
  4. 前記第1音声メッセージは、前記報知停止期間として予め設定された時間の値を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の警報器。
  5. 前記制御部は、前記一時停止を行う場合に、前記報知音の出力に代えて前記第1音声メッセージを前記報知部に出力させ、前記第1音声メッセージを出力している期間を、前記一時停止を行う前記報知停止期間に算入する制御を行う、請求項1〜4のいずれか1項に記載の警報器。
  6. 前記制御部は、前記報知停止期間中に、前記検知部の検知結果が報知条件を満たさなくなった場合には、前記操作部に対する入力に基づく前記一時停止の受け付け回数をリセットするように構成されている、請求項2に記載の警報器。
  7. 前記検知部は、都市ガスまたはLPガスと、一酸化炭素ガスとを検知するように構成され、
    前記制御部は、
    都市ガスまたはLPガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、前記操作部に対する入力に応じて前記第1音声メッセージの出力および前記一時停止の制御を行い、
    一酸化炭素ガスの検知結果が第1条件に該当する場合には、前記操作部に対する入力を受け付けても前記報知音を停止させずに出力を継続させる制御を行うように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の警報器。
  8. 前記制御部は、一酸化炭素ガスの検知結果が、前記第1条件よりも検出ガス濃度が低い第2条件に該当する場合には、前記操作部に対する入力に応じて前記第1音声メッセージの出力および前記一時停止の制御を行うように構成されている、請求項7に記載の警報器。
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