JP2020194322A - 警報器 - Google Patents

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泰正 上野
修平 黒田
Shuhei Kuroda
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Abstract

【課題】点検操作部を備える警報器において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号により外部機器との連動機能を点検することを可能にして選択の自由度を広げるとともに、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことが可能な警報器を提供する。【解決手段】警報器100において、警報器本体100aは、検知部2と、点検操作部5と、接点出力部4と、制御部7とを備える。制御部7は、電源投入から初回点検操作時間の経過前に点検操作部5が第1点検開始操作を受け付けた場合、警報器本体100aを点検し、接点出力信号を送信して、マイコンメータMの動作を点検し、電源投入から初回点検操作時間の経過後に点検操作部5が第1点検開始操作を受け付けた場合、接点出力信号を送信せずに、警報器本体100aを点検する。【選択図】図3

Description

この発明は、警報器に関し、特に、機器点検を行う警報器に関する。
従来、機器点検を行う警報器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、機器点検を開始するための点検スイッチ(点検操作部)と、点検スイッチが押されたことにより、外部機器の点検のために外部機器に所定電圧の有電圧出力信号を送信する有電圧出力回路とを備える警報器が開示されている。
特許第4721664号公報
上記特許文献1の警報器のように、従来、点検スイッチなどの点検操作部を備える警報器において、点検操作部の操作に基づいて、外部機器との連動機能を点検するための外部出力信号を出力する警報器としては、外部出力信号として有電圧出力信号を用いる警報器のみが知られており、有電圧出力信号以外の出力信号を用いる警報器は存在しなかったため、選択の自由度が低いという問題点がある。また、このような警報器において、点検操作部を操作して外部出力信号を受信した場合に、外部機器が所定の警報時の状態に変移する場合があり、このような警報時の状態から一般ユーザが復旧させるのは困難であるという問題点もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、点検操作部を備える警報器において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号により外部機器との連動機能を点検することを可能にして選択の自由度を広げるとともに、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことが可能な警報器を提供することである。
この発明の一の局面による警報器は、周辺雰囲気における異常発生を検知する検知部と、機器点検についての操作を受け付ける点検操作部と、配線を介して外部機器に接点出力信号を送信可能な接点出力部と、遅延時間の間継続して検知部が異常発生を検知した場合には、外部機器に接点出力部から接点出力信号を送信する制御を行い、遅延時間の間継続して検知部が異常発生を検知しない場合には、接点出力部から接点出力信号を送信しない制御部とを備え、制御部は、電源投入から初回点検操作時間が経過する前に、点検操作部が第1点検開始操作を受け付けた場合には、警報器本体を点検するとともに、遅滞なく外部機器に接点出力信号を送信して、外部機器の動作を点検する制御を行い、電源投入から初回点検操作時間が経過した後に、点検操作部が第1点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号を送信することなく、警報器本体を点検する制御を行う。
この発明の一の局面による警報器では、上記の構成によって、点検操作部を備える警報器において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号として、接点出力部から接点出力信号を外部機器に送信することによって、外部機器を点検することができるようにして選択の自由度を広げることができる。また、電源投入から初回点検操作時間が経過する前に、点検操作部が第1点検開始操作を受け付けた場合には、遅滞なく外部機器に接点出力信号が送信されるので、警報器を設置した専門の作業者が遅延時間を待たずに外部機器との連動機能の点検を行うことができる。これにより、たとえば、外部機器がマイコンメータ(ガス通路の遮断弁を備えるガスメータ)などである場合に、専門の作業者が遮断されたガス通路の復旧作業を行うことができる。一方、電源投入から初回点検操作時間が経過した後に、点検操作部が第1点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号が送信されないので、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことができる。また、専門の作業者が、警報器の電源投入を伴う警報器設置時に素早く点検を含む設置作業を終了させることが可能となる。以上により、点検操作部を備える警報器において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号により外部機器との連動機能を点検することを可能にして選択の自由度を広げるとともに、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、電源投入から初回点検操作時間が経過する前に、点検操作部が第2点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号を送信することなく、警報器本体を点検する制御を行い、電源投入から初回点検操作時間が経過した後に、点検操作部が第2点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号を送信することなく、警報器本体を点検する制御を行う。このように構成すれば、第2点検開始操作により接点出力信号による外部出力を行わない簡易な機器点検を行うことができるので、機器点検作業の効率を向上させることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、電源投入がなされた場合に、電源投入から初回点検操作時間よりも短い起動時間が経過するまでの間において、外部機器に接点出力信号を送信することなく、警報器本体を点検する制御を行う。このように構成すれば、制御部により警報器の起動時に所定の機器点検を自動で行うことができるので、機器点検作業の効率を向上させることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、制御部は、電源投入から初回点検操作時間が経過する前において、点検操作部が第1点検開始操作後の第1点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、警報器本体の点検と外部機器への接点出力信号の送信を終了し、電源投入から初回点検操作時間が経過した後において、点検操作部が第1点検開始操作後の第1点検継続時間よりも短い第2点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、警報器本体の点検を終了する制御を行う。このように構成すれば、第1点検開始操作の前後において、機器点検の完了を待つことなく、所望のタイミングで機器点検を強制終了させることができるので、機器点検作業の効率を向上させることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、検知部は、ガスを検知可能に構成されており、外部機器は、接点出力信号を受信した場合にガス通路を遮断する遮断弁を含むガスメータである。このように構成すれば、警報器を設置する専門の作業者が、警報器の電源投入を伴う警報器設置時に素早くガスメータとの連動点検を含む設置作業を終了させることが可能となる。また、初回点検操作時間外では、ガス通路が遮断されるのを防止することができる。
本発明によれば、上記のように、点検操作部を備える警報器において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号により外部機器との連動機能を点検することを可能にして選択の自由度を広げるとともに、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことができる。
一実施形態による警報器を示した斜視図である。 一実施形態による警報器の設置状態を示した模式図である。 一実施形態による警報器の構成を示したブロック図である。 一実施形態による警報器の接点出力部の回路構成を示した図である。 点検開始処理を説明するためのフロー図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(警報器の構成)
図1〜図4を参照して、一実施形態による警報器100の構成について説明する。
図1に示す警報器100は、ガス漏れをユーザに対して報知するガス警報器である。警報器100は、たとえば、キッチンなどの屋内の壁面や天井に設置される(図2参照)。警報器100は、設置環境に存在する検知対象ガスを検知するように構成されている。警報器100は、たとえば、一酸化炭素ガス(COガス)のガス漏れを報知できる。
警報器100は、配線接続部101(接続端子)を有しており、配線接続部101に接続される配線Cを介して外部機器(マイコンメータM)に接続されている。
図2に示すように、マイコンメータMは、警報器100から後述する接点出力信号Siを受信した場合にガス通路Gを遮断する遮断弁M1を含んでいる。マイコンメータMは、たとえば、室外に設置されている。マイコンメータMは、ガス通路G内を通過するガス流量やガス圧力の異常を検知して、遮断弁M1によりガス通路Gを遮断するように構成されている。なお、マイコンメータMの遮断弁M1によりガス通路Gが遮断された場合、再びガスを使用可能にするためには(遮断を解除するためには)、所定の復旧作業が必要となる。
図3に示すように、警報器100は、電源部1と、検知部2と、報知部3と、接点出力部4と、点検操作部5と、記憶部6と、制御部7とを備えている。また、警報器100は、検知部2、報知部3、接点出力部4、記憶部6および制御部7などが内部に組み込まれた警報器本体100aを備えている。
〈電源部の構成〉
電源部1は、警報器100の各部に必要な電力を供給するように構成されている。電源部1は、外部電源式であり、屋内の電源ソケットに接続される電源プラグを含んでおり、電源プラグを介して外部電源からの電力供給を受けるように構成されている。電源部1は、たとえば、商用電源から電力供給を受けるように構成されている。
警報器100は、電源部1を介して電源投入されることにより、起動を開始するように構成されている。具体的には、警報器100は、電源ソケットに電源プラグが接続されて電源投入されることにより、初期動作(初期タイマー)が開始され、所定時間後(たとえば30秒後)に起動が完了する。初期動作では、警報器本体100aに対する所定の点検が行われる。初期動作の詳細については後述する。
〈検知部の構成〉
検知部2は、周辺雰囲気(設置環境)における異常発生を検知するように構成されている。具体的には、検知部2は、ガスおよび火災の少なくとも一方を検知するように構成されている。ガスおよび火災の異常検知は、ガス漏れ、および火災に伴い発生する熱(温度)または煙を検知することである。検知部2は、さらに、ガスおよび火災以外を検知対象としてもよい。
一例として、検知部2は、一酸化炭素ガスを検知するように構成されている。具体的には、検知部2は、COガスを検知するCOセンサを含む。センサの構造および検出原理は、特に限定されない。COセンサは、半導体式ガス検知素子により構成されている。COセンサは、不完全燃焼などに伴って発生するCOガスを検知対象ガスとして検出する。警報器本体100aには、周囲のガスを筐体内の検知部2に接触させるための開口部(図1参照)が形成されている。
〈報知部の構成〉
報知部3は、スピーカ31と、ランプ32とを有している。
スピーカ31は、報知音により報知を行うように構成されている。つまり、スピーカ31は、報知音を出力するように構成されている。スピーカ31は、制御部7に制御されることにより、所定の報知音(所定の音声メッセージ)を出力する。警報器本体100aには、スピーカ31の音を外部に拡散させるための開口部(図1参照)が形成されている。
ランプ32は、点灯または点滅により報知を行うように構成されている。ランプ32は、たとえばLED光源により構成され、制御部7に制御されることにより、所定の色の光を発生するように構成されている。ランプ32は、1つまたは複数設けられるが、図1の例では、警報器本体100aに2つのランプ32が設けられている。2つのランプ32は、それぞれ異なる色(たとえば、黄色、緑色)の光を発生させる。一例として、黄色のランプ32(右側のランプ)は、COガスに関する報知を行い、緑色のランプ32(左側のランプ)は、検知ガス以外の電源、故障、その他の警報器100の動作などに関する報知を行う。
〈点検操作部の構成〉
図3に示す点検操作部5は、警報器100に対する各種の操作入力を受け付けるように構成されている。たとえば、点検操作部5は、機器点検(警報器本体100aおよび外部機器の点検)についての操作を受け付けるように構成されている。点検操作部5は、1つの押しボタン式のスイッチにより構成されている。
点検操作部5は、入力操作(押圧操作)を受け付けて入力信号を制御部7へ出力する。そして、警報器100(制御部7)は、点検操作部5の操作継続時間に基づいて、点検操作部5が受け付けた操作を区別するように構成されている。すなわち、警報器100(制御部7)は、点検操作部5の押圧継続時間に基づいて、点検操作部5が受け付けた操作を区別するように構成されている。なお、点検操作部5は、レバー式、ロータリー式などの各種スイッチや、タッチセンサなどであってもよい。また、警報器本体100aは、複数の押しボタン式のスイッチ(操作部分)を含んでいてもよい。
〈接点出力部の構成〉
接点出力部4は、配線Cを介して外部機器に接点出力信号Si(ON信号)を送信可能に構成されている。接点出力部4は、リレー部41(図4参照)を含む出力回路42(図4参照)を有している。
リレー部41は、たとえば、フォトカプラを含んでおり、フォトカプラにより短絡することによって、外部出力信号としての接点出力信号Si(ON信号)をマイコンメータMに出力するように構成されている。その結果、マイコンメータMは、遮断弁M1によりガス通路Gを遮断する。
なお、本実施形態の警報器100とは異なる出力方式の警報器として、有電圧出力方式の出力部を有する警報器(図示せず)が存在する。この有電圧出力方式の出力部を有する警報器は、報知などを行う際に、報知内容などに応じて変更される複数段階の電圧による外部出力信号を外部機器に出力するように構成されている。また、この従来の警報器では、マイコンメータMに接続される際には、マイコンメータMにガス漏れが発生していることを伝達するために、外部出力信号を、マイコンメータMに対応した一定の電圧信号に変換する必要がある。このため、有電圧出力方式の従来の警報器では、接点出力方式の本発明とは異なり、複数段階の電圧による複数種類の外部出力信号(有電圧出力信号)を、一定の電圧に変換するアダプタ(図示せず)が必要となる。
〈記憶部の構成〉
記憶部6は、検知結果に対する検知対象ガス毎の報知条件のデータ、報知部3により出力される音声メッセージのデータなどの、制御部7の制御処理に必要な情報を記憶するように構成されている。記憶部6は、不揮発性メモリなどを含んでおり、警報器100の動作に伴い発生した各種情報を書き換え可能に記憶するように構成されている。
(制御部の構成)
図3に示す制御部7は、警報器100が備える各部の制御処理を行う。制御部7は、CPUまたはマイコンなどのプロセッサ(演算処理装置)を含んで構成されている。制御部7は、検知部2に含まれる各センサの信号を検知部2の検知結果として取得して、検知結果に基づく報知を行う。すなわち、制御部7は、検知部2の検知結果が、予め設定された報知条件を満たす場合に、報知部3に報知させる制御を行うとともに、接点出力部4により外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Si(ON信号)を送信する制御を行う。
報知部3による報知は、スピーカ31による報知音の出力、ランプ32の点灯(点滅)または消灯を含んでいる。報知音の出力には、音声メッセージの出力と、ブザー音などの音声以外の報知音の出力とが含まれる。制御部7は、経過時間を計測する計時機能を備える。
制御部7は、警報器100の動作および状態に関する情報を、報知部3から音声メッセージを出力させることによりユーザに報知させる制御を行うように構成されている。音声メッセージにより報知が行われる警報器100の動作および状態としては、警報器100の初期動作(初期タイマー)の報知、警報出力、警報器本体100aおよび外部機器(マイコンメータM)の点検結果の報知、警報器本体100aの異常発生時の報知、などを含む。
〈制御部による初期動作(初期タイマー)〉
制御部7は、電源投入がなされた場合(電源部1の電源プラグが外部電源に接続された時など)に、初期動作を行う。具体的には、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間よりも短い起動時間が経過するまでの間において、接点出力部4により外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Si(ON信号)を送信することなく、自動で警報器本体100aを点検する制御を行う。
初回点検操作時間とは、電源投入を含む警報器100の設置作業が行われた後、警報器100を設置した専門の作業員が点検作業を行うための時間である。初回点検操作時間は、たとえば、電源投入から25分である。制御部7は、電源投入された場合に、遅滞なく初回点検操作時間のカウントを開始する。起動時間とは、要するに、警報器100の暖機のための時間である。起動時間は、たとえば、電源投入から30秒である。
警報器本体100aの初期動作は、警報器100が通常の監視動作(検知部2の検知結果に基づいて設置環境が報知条件を満たしたか否かを監視する動作)を開始するために実施される動作である。具体的には、初期動作は、検知部2の各センサの出力を安定化させるための通電動作を含む。
上記のように、警報器本体100aの初期動作は、警報器本体100aの点検動作を含んでいる。制御部7は、電流および電圧を確認することにより、検知部2の異常、温度サーミスタ(図示せず)の異常、報知部3の異常、接点出力部4の異常、点検操作部5の異常を点検する。また、制御部7は、記憶部6にアクセスして記憶部6のデータエラーの有無を点検する。
点検結果としては、たとえば「正常」、「故障」、「有効期限切れ」などの点検結果を示す点検結果メッセージが用意される。
制御部7は、初期動作の終了後(起動時間の経過後)、点検操作部5への入力に応じて警報器本体100aの点検動作を行う。点検動作を開始させる入力は、押しボタン式の点検操作部5に対する押圧操作である。入力操作には、入力(押圧)を所定時間(たとえば、1秒)以内に行う短押し操作と、短押し操作よりも長い所定時間(たとえば、3秒)以上入力を継続する長押し操作とがある。長押し操作は、前述の長い所定時間よりもさらに長い所定時間、たとえば、10秒以上継続して押圧操作が行われた場合、キャンセルとなる。点検操作部5は、たとえば、押圧された直後に「ピッ」という受付音を発し、さらに、押圧が3秒継続した場合に「ピッ、ピッ」という受付音を発する。短押し操作による機器点検の詳細、および、長押し操作による機器点検の詳細については後述する。なお、短押し操作は、特許請求の範囲の「第2点検開始操作」の一例である。長押し操作は、特許請求の範囲の「第1点検開始操作」の一例である。
〈制御部による監視(警報)動作〉
検知部2の検知結果に基づく監視(警報)動作について説明する。制御部7は、警報器本体100aに初期動作後に、検知部2の検知結果に基づく監視動作を実施する。監視動作中、制御部7は、検知部2の検知結果が所定の報知条件を満たしたか否かを判断し、検知結果が報知条件を満たした場合に、報知部3に報知(警報出力)させる制御を行うとともに、接点出力部4により接点出力信号Si(ON信号)をマイコンメータMに送信する制御を行う。
制御部7は、遅延時間の間継続して検知部2が異常発生を検知した場合には、外部機器(マイコンメータM)に接点出力部4から接点出力信号Siを送信する制御を行う。一方、制御部7は、遅延時間の間継続して検知部2が異常発生を検知しない場合には、外部機器(マイコンメータM)に接点出力部4から接点出力信号Siを送信しない。なお、遅延時間とは、検知部2による検知ガスの検知のチャタリングを防止するための時間であり、たとえば、40秒である。以下、具体例について説明する。
はじめに、ガス注意報について説明する。制御部7は、検知部2が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の濃度(低濃度)の検知ガスを検知した場合、黄色のランプ32を所定時間(たとえば、5分)継続して点滅させる制御を行う。その後、制御部7は、再び、検知部2が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の濃度(低濃度)の検知ガスを検知した場合、スピーカ31から「ウー、ウー、ピッポッ、ピッポッ、空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください。」という警報音を発する制御を行う。
さらに、鳴動を開始した後、鳴動を継続しながら遅延時間経過後(たとえば、40秒後)に、制御部7は、メッセージ報知(鳴動)を継続しながら、接点出力部4により接点出力信号SiをマイコンメータMに送信する制御(外部出力をONにする制御)を行う。すなわち、制御部7は、マイコンメータMの遮断弁M1によりガス通路Gを遮断する制御を行う。なお、制御部7は、スピーカ31の鳴動中に、点検操作部5が押圧操作を受け付けた場合に、1回のみ鳴動を停止する制御を行う(ユーザに鳴動を停止する機会を1回のみ与える)。この場合、制御部7は、鳴動の停止から所定時間経過後(たとえば、1分後)に警報状態が解消していないならば、再び、警報動作を行う。
次に、ガス警報について説明する。制御部7は、検知部2が第2の閾値以上の濃度(高濃度)の検知ガスを検知した場合、黄色のランプ32を点灯させるとともに、スピーカ31から「ウー、ウー、ピッポッ、ピッポッ、空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください。」という警報音を発する制御を行う。
さらに、鳴動を開始した後、鳴動を継続しながら遅延時間経過後(たとえば、40秒後)に、制御部7は、メッセージ報知(鳴動)を継続しながら、接点出力部4により接点出力信号SiをマイコンメータMに送信する制御(外部出力をONにする制御)を行う。すなわち、制御部7は、検知ガスの漏れにより室内が危険な状態にあると判断して、マイコンメータMによりガス通路Gを遮断する制御を行う。この場合、ユーザは、報知部3の鳴動を停止することができない。
〈短押し操作時の制御部による点検動作〉
短押し操作時の制御部7による点検動作について説明する。制御部7は、初期動作の終了後、点検操作部5への入力(短押し操作)に応じて、各ランプ32の点灯(点滅)および消灯などを含む警報器本体100aの点検動作を行うとともに、初期動作における点検動作と同じ音声メッセージの出力制御を行う。つまり、短押し操作に基づく点検動作においても、制御部7は、点検結果を示す点検結果メッセージ(3パターンのいずれか)を出力させる。
なお、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過する前に、点検操作部5が短押し操作を受け付けた場合には、常時行われている点検の結果を報知する制御を行う。
同様に、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過した後に、点検操作部5が短押し操作を受け付けた場合には、外部機器(マイコンメータM))に接点出力信号Siを送信することなく(外部出力をONにすることなく)、警報器本体100aを点検する制御を行う。
要するに、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過する前後で、点検操作部5が短押し操作を受け付けた場合の制御部7の制御は変わらない。
なお、上記の警報器本体100aを点検する制御では、たとえば、過去の警報器100の警報履歴が出力された後、「正常です」と鳴動し、警報履歴がない場合には、単に「正常です」と鳴動して終了する。詳細には、制御部7は、点検動作を行った場合に、警報履歴がある場合には、ランプ32を所定時間点灯させる。なお、他の例として、過去に実施した報知のうち最新の報知原因に関する警報履歴メッセージを音声出力させる制御を行うようにしてもよい。この場合、制御部7は、検知部2の検知結果に基づく報知を行った場合に、報知の実施履歴を記憶部6に記憶させる。報知の実施履歴には、報知原因がCO、故障のいずれに該当するかを特定する情報が含まれる。そして、制御部7は、記憶部6に記憶された最新の報知原因に応じた警報履歴メッセージを出力させる。警報履歴メッセージの例としては、たとえば、CO:「COの警報がありました」、故障:「故障の警報がありました」などである。
〈長押し操作時の制御部による点検動作〉
長押し操作時の制御部7による点検動作について説明する。制御部7は、初期動作の終了後、点検操作部5への入力(長押し操作)に応じて、各ランプ32の試験報知(点灯または点滅)と、各種警報出力時の報知音の試験出力とを行う試験動作の制御を実施する。
なお、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過する前に、点検操作部5が長押し操作を受け付けた場合には、警報器本体100aを点検するとともに、遅滞なく外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Siを送信して(外部出力をONにして)、外部機器(マイコンメータM)の動作を点検する制御を行う。なお、長押し点検では、たとえば、鳴動点検(スピーカ31から音がでるか否かの点検、ランプ32が光るか否かの点検)が行われる。
一方、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過した後に、点検操作部5が長押し操作を受け付けた場合には、外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Siを送信することなく(外部出力をONにすることなく)、警報器本体100aを点検する制御を行う。
要するに、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過する前では、制御部7は、外部機器(マイコンメータM)によりガス通路Gを遮断する制御を行う。なお、このような場合、警報器100を設置した専門の作業員が再びガスを使用可能にするために(遮断を解除するために)、所定の復旧作業を行う。
〈「長押し操作時の制御部による点検動作」の強制終了〉
「長押し操作時の制御部7による点検動作」の強制終了について説明する。制御部7は、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過する前において、点検操作部5が第1点検開始操作後の第1点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、警報器本体100aの点検と外部機器(マイコンメータM)への接点出力信号Siの送信を終了する制御を行う。
第1点検継続時間とは、「ウー、ウー、ピッポッ、ピッポッ、空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください。」という警報音が鳴動している間、および、その後の所定の時間(たとえば、1分)を含む時間である。点検終了操作とは、たとえば、点検操作部5に対する短押し操作と同様の操作である。
制御部7は、電源投入から初回点検操作時間が経過した後において、点検操作部5が長押し操作後の第1点検継続時間よりも短い第2点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、警報器本体100aの点検を終了する制御を行う。
第2点検継続時間とは、第1点検継続時間内の「ウー、ウー、ピッポッ、ピッポッ、空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください。」という警報音が鳴動している間の時間である。
(制御部による点検開始処理)
図5を参照して、制御部7による点検開始処理について説明する。なお、警報器100は、スタート時点で、電源投入され、初期動作(初期タイマー)が完了している状態にあるものとする。
点検操作部5が操作されるとスタートし、ステップS1において、制御部7により、点検操作部5が短押し操作を受け付けたか否かが判断される。要するに、点検操作部5の押圧が比較的に短い時間(たとえば、3秒未満)で解除されたか否かが判断される。そして、点検操作部5が短押し操作を受け付けていないならば、ステップS2に進む。点検操作部5が短押し操作を受け付けたならば、ステップS4に進む。
次に、ステップS2において、制御部7により、点検操作部5が長押し操作を受け付けたか否かが判断される。要するに、点検操作部5が所定の時間継続して(たとえば、3秒以上10秒未満)押圧されたか否かが判断される。そして、点検操作部5が長押し操作を受け付けていないならば、ステップS3に進む。点検操作部5が長押し操作を受け付けたならば、ステップS5に進む。なお、ステップS3に進む場合とは、点検操作部5が長押し操作よりも長い時間(たとえば、10秒以上)押圧された場合である。
次に、ステップS3において、制御部7により、点検操作部5に対する操作自体がキャンセルされる。すなわち、機器点検は行われない。
また、ステップS4において、制御部7により、記憶部6に警報履歴があるか否かが判断される。そして、記憶部6に警報履歴があるならば、ステップS41に進む。記憶部6に警報履歴がないならば、ステップS42に進む。
次に、ステップS41において、制御部7により、接点出力部4から外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Siを送信することなく、スピーカ31から警報履歴メッセージが出力される。
ステップS42に進んだ場合、制御部7により、接点出力部4から外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Siを送信することなく、「正常です」と出力される。
また、ステップS5において、制御部7により電源投入から初回点検時間経過前(たとえば、電源投入から25分経過前)であるか否かが判断される。そして、初回点検時間経過前であるならば、ステップS51に進む。初回点検時間経過後であるならば、ステップS52に進む。
次に、ステップS51において、制御部7により接点出力部4から外部機器(マイコンメータM)に接点出力信号Siを送信するとともに、警報器本体100aに関する所定の警報動作が行われる。なお、接点出力信号Siを受信したマイコンメータM(外部機器)は、遮断弁M1によりガス通路Gを遮断する。
また、ステップS52に進んだ場合、制御部7により、点検操作部5に対する操作自体がキャンセルされる。すなわち、機器点検は行われない。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、点検操作部5を備える警報器100において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号として、接点出力部4から接点出力信号Siを外部機器に送信することによって、外部機器を点検することができるようにして選択の自由度を広げることができる。また、電源投入から初回点検操作時間が経過する前に、点検操作部5が第1点検開始操作を受け付けた場合には、遅滞なく外部機器に接点出力信号Siが送信されるので、警報器100を設置した専門の作業者が遅延時間を待たずに外部機器との連動機能の点検を行うことができる。これにより、たとえば、外部機器がマイコンメータM(ガス通路Gの遮断弁M1を備えるガスメータ)などである場合に、専門の作業者が遮断されたガス通路Gの復旧作業を行うことができる。一方、電源投入から初回点検操作時間が経過した後に、点検操作部5が第1点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号Siが送信されないので、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことができる。また、専門の作業者が、警報器100の電源投入を伴う警報器100設置時に素早く点検を含む設置作業を終了させることが可能となる。以上により、点検操作部5を備える警報器100において、有電圧出力信号とは異なる外部出力信号により外部機器との連動機能を点検することを可能にして選択の自由度を広げるとともに、一般ユーザが点検操作をする際に、外部機器が所定の警報時の状態に変移することを防ぐことができる。
本実施形態では、上記のように、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間が経過する前に、点検操作部5が第2点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号Siを送信することなく、点検操作部5を点検する制御を行い、電源投入から初回点検操作時間が経過した後に、点検操作部5が第2点検開始操作を受け付けた場合には、外部機器に接点出力信号Siを送信することなく、点検操作部5を点検する制御を行う。これにより、第2点検開始操作により接点出力信号Siによる外部出力を行わない簡易な機器点検を行うことができるので、機器点検作業の効率を向上させることができる。
本実施形態では、上記のように、制御部7は、電源投入がなされた場合に、電源投入から初回点検操作時間よりも短い起動時間が経過するまでの間において、外部機器に接点出力信号Siを送信することなく、点検操作部5を点検する制御を行う。これにより、制御部7により警報器の起動時に所定の機器点検を自動で行うことができるので、機器点検作業の効率を向上させることができる。
本実施形態では、上記のように、制御部7は、電源投入から初回点検操作時間が経過する前において、点検操作部5が第1点検開始操作後の第1点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、点検操作部5の点検と外部機器への接点出力信号Siの送信を終了し、電源投入から初回点検操作時間が経過した後において、点検操作部5が第1点検開始操作後の第1点検継続時間よりも短い第2点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、点検操作部5の点検を終了する制御を行う。これにより、第1点検開始操作の前後において、機器点検の完了を待つことなく、所望のタイミングで機器点検を強制終了させることができるので、機器点検作業の効率を向上させることができる。
本実施形態では、上記のように、検知部2は、ガスを検知可能に構成されており、外部機器は、接点出力信号Siを受信した場合にガス通路Gを遮断する遮断弁M1を含むガスメータ(マイコンメータM)である。これにより、警報器100を設置する専門の作業者が、警報器100の電源投入を伴う警報器100設置時に素早くガスメータとの連動点検を含む設置作業を終了させることが可能となる。また、初回点検操作時間外では、ガス通路Gが遮断されるのを防止することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、接点出力部を、フォトカプラを含むリレー部により構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、接点出力部を、a接点などの機械式接点のリレー部により構成してもよい。
また、上記実施形態では、外部機器として、マイコンメータを接続した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、外部機器として、住宅情報盤などを接続してもよい。
また、上記実施形態では、単一の外部機器を警報器に接続した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、複数の外部機器を警報器に接続してもよい。
また、上記実施形態では、報知部が、ランプおよびスピーカの両方を含むように警報器を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、報知部が、ランプおよびスピーカの一方のみを含むように警報器を構成してもよい。
また、上記実施形態では、点検操作部を単一のスイッチにより構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、点検操作部を複数のスイッチにより構成してもよい。
また、上記実施形態では、点検操作部の押圧(操作)時間により、第1点検開始操作と第2点検開始操作とを区別した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、点検操作部の押圧(操作)回数などにより、第1点検開始操作と第2点検開始操作とを区別してもよい。
また、上記実施形態では、制御部は、電源投入から初回点検操作時間(たとえば、電源投入から25分)が経過する前に、点検操作部が短押し操作を受け付けた場合には、常時行われている点検の結果を報知する制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、点検操作部が短押し操作を受け付けた場合に、外部機器(マイコンメータ)に接点出力信号を送信することなく(外部出力をONにすることなく)、警報器本体を点検する制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、警報器を商用電源から電力供給を受けるように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、警報器を電池式としてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 検知部
2 検知部
4 接点出力部
5 点検操作部
7 制御部
100 警報器
100a 警報器本体
C 配線
G ガス通路
M マイコンメータ(外部機器)
M1 遮断弁
Si 接点出力信号

Claims (5)

  1. 周辺雰囲気における異常発生を検知する検知部と、
    機器点検についての操作を受け付ける点検操作部と、
    配線を介して外部機器に接点出力信号を送信可能な接点出力部と、
    遅延時間の間継続して前記検知部が異常発生を検知した場合には、前記外部機器に前記接点出力部から前記接点出力信号を送信する制御を行い、前記遅延時間の間継続して前記検知部が異常発生を検知しない場合には、前記接点出力部から前記接点出力信号を送信しない制御部とを備え、
    前記制御部は、
    電源投入から初回点検操作時間が経過する前に、前記点検操作部が第1点検開始操作を受け付けた場合には、警報器本体を点検するとともに、遅滞なく前記外部機器に前記接点出力信号を送信して、前記外部機器の動作を点検する制御を行い、
    電源投入から前記初回点検操作時間が経過した後に、前記点検操作部が前記第1点検開始操作を受け付けた場合には、前記外部機器に前記接点出力信号を送信することなく、前記警報器本体を点検する制御を行う、警報器。
  2. 前記制御部は、
    電源投入から前記初回点検操作時間が経過する前に、前記点検操作部が第2点検開始操作を受け付けた場合には、前記外部機器に前記接点出力信号を送信することなく、前記警報器本体を点検する制御を行い、
    電源投入から前記初回点検操作時間が経過した後に、前記点検操作部が前記第2点検開始操作を受け付けた場合には、前記外部機器に前記接点出力信号を送信することなく、前記警報器本体を点検する制御を行う、請求項1に記載の警報器。
  3. 前記制御部は、電源投入がなされた場合に、電源投入から前記初回点検操作時間よりも短い起動時間が経過するまでの間において、前記外部機器に前記接点出力信号を送信することなく、前記警報器本体を点検する制御を行う、請求項1または2に記載の警報器。
  4. 前記制御部は、
    電源投入から前記初回点検操作時間が経過する前において、前記点検操作部が前記第1点検開始操作後の第1点検継続時間内に点検終了操作を受け付けた場合には、前記警報器本体の点検と前記外部機器への前記接点出力信号の送信を終了し、
    電源投入から前記初回点検操作時間が経過した後において、前記点検操作部が前記第1点検開始操作後の前記第1点検継続時間よりも短い第2点検継続時間内に前記点検終了操作を受け付けた場合には、前記警報器本体の点検を終了する制御を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の警報器。
  5. 前記検知部は、ガスを検知可能に構成されており、
    前記外部機器は、前記接点出力信号を受信した場合にガス通路を遮断する遮断弁を含むガスメータである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の警報器。
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