JP5154064B2 - 警報装置 - Google Patents

警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5154064B2
JP5154064B2 JP2006306993A JP2006306993A JP5154064B2 JP 5154064 B2 JP5154064 B2 JP 5154064B2 JP 2006306993 A JP2006306993 A JP 2006306993A JP 2006306993 A JP2006306993 A JP 2006306993A JP 5154064 B2 JP5154064 B2 JP 5154064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
alarm
output
switch
alarm device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006306993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008123280A (ja
Inventor
橋本  猛
総一 田畑
康晴 談議
尚克 秋岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2006306993A priority Critical patent/JP5154064B2/ja
Publication of JP2008123280A publication Critical patent/JP2008123280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5154064B2 publication Critical patent/JP5154064B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Description

本発明は、ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置に関する。
今日、警報装置の機能として、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災」を検知可能なものが各家庭、各事業所等に普及しようとしている。ここで、「ガス漏れ」は、例えば台所で都市ガスの漏れが発生していないかを検知するものであり、このガス漏れでは、主に、メタンがその検知対象となる。「不完全燃焼」は、一酸化炭素濃度等を検知することで、不完全燃焼が発生していないか否かを検知する。一方、「火災」は、基本的に火事の発生を検知するためのものであり、周囲雰囲気の温度を検知したり、煙を検知することで、初期火災の有無を検知する。各家庭等の安全を守る意味から、これら複数の機能を有する複合型の警報装置が提案されている。
この種の警報装置における警報出力のメカニズムは、基本的に、検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力するものである。即ち、各々の検知対象に対して、警報出力のための閾値が予め記憶されており、その閾値をセンサ出力が超えた場合に、警報が発せられる。
この種の警報装置として、特許文献1に記載の警報装置が提案されている。この文献に記載の警報装置には点検動作用のスイッチが設けられている。記載の警報装置では、当該スイッチの操作形態により、点検動作と、当該点検動作以外の所定の動作も実行可能に構成される。
このスイッチにより可能とされる点検動作以外の動作として、「警報出力中の警報出力の停止」、「警報出力中の警報閾値の変更」、「異常検知に関する履歴情報の出力」、「警報出力の停止操作に関する履歴情報の出力」、「他の警報装置における点検動作」、「点検動作時の警報音の音量変更」が提案されている。これら動作は、使用者により特定の操作が成された場合に実行されるものとされており、警報装置の使用者にその実行が許容されている。
ここで、「警報出力中の警報出力の停止」、「警報出力中の警報閾値の変更」は、本来警報すべきでない事象により警報をしている場合(一般に「誤報」と呼ばれるもの)に、使用者が早く、この警報状態を「止めたい」と考えることから、提案されている機能である。また、「警報出力中の警報出力の停止」は、火災警報装置では一般的となっているが、警報を発した後、5分すると自動復帰すると言った機能があるものが多い。
今日、この種の警報装置は、様々な外部機器と連動することができるようになっており、例えば住宅用であればインターホンの親機と接続し、警報装置が警報を出した場合は、インターホンの親機も警報を発したり、警報装置との接続線に異常が検知されれば(例えば、ガス警報装置の場合、外部信号が通常6Vが0Vになる)、インターホン側で、異常警報を出すような機能が備えられている。
インターホンの他、集中監視盤と連動する場合もある。集中監視盤も同様に、警報装置が警報し、警報の外部出力(例えば、ガス警報装置の場合、外部信号が通常6Vが12Vになる)を出せば警報を出し、警報装置が故障情報(例えば、ガス警報装置の場合、外部信号が通常6Vが0Vになる)を出せば、故障情報を出す。
特開2005−292969号公報(第5−7頁、第1図)
上記の特許文献1に開示されている技術のように、スイッチを利用した操作形態として、一律に、使用者が「警報出力中の警報出力の停止」や、「警報出力中の警報閾値の変更」を可能としておくと、万一、本来警報を出し続けるべき事象であった時(例えば、火災が実際に発生している場合等)には、警報出力を停止してしまうため、改善の余地がある。
この種の「警報出力中の警報出力の停止」や、「警報出力中の警報閾値の変更」は、例えば、ガス事業者の作業員といった専門家だけが操作可能とされていることが好ましい。
この種の、所謂、専門家が関与することが好ましい操作の例としては、以下のような例が考えられる。
1 複数の検知対象がある場合に、一部の検知対象に対して、その警報機能を停止する。
複数の検知対象の内、例えば、ガス漏れ検知に関して、その機能が故障や誤動作を起こした場合、使用者により連絡を受けたガス事業者側で確認することとなる。このような故障や誤動作が確認された状況において、警報装置の代替物を持参していない場合は、一部、問題のある検知対象について、その機能を停止するのが好ましい。
2 例えば、ガス漏れを検知するためのメタン検知センサ、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素検知センサは、使用を継続していると、長期間の使用で、「鋭敏化」と呼ばれる現象が起こる。この現象は、使用期間が長くなるに従って、同一のガス濃度に対して、センサ出力が上昇する現象であり、警報のための閾値が固定されている場合、警報の発生頻度が上昇するということとなる。このように鋭敏化したセンサは、従来、寿命が来たとの判断の下、廃棄処理されていた。
これに対して、ガス事業者は、警報出力の閾値を適切に調整することで、寿命を延ばすことが可能となる。この際、単に閾値を一律に上げるのではなく、閾値の基準となる標準ガスを警報装置にかけて、その状況における出力を閾値とすると、センサの実情に合致した閾値を設定できる。このような操作は、警報出力の根幹に関わるため、使用者でなく、ガス事業者がおこなうべきである。
さらに、上記のような閾値を使用する場合に、その判定の遅延時間を長くすることでも、鋭敏化に対処できる。
以上、説明したように、警報装置の使用者(例えば、家庭の主婦)というよりは、ガス事業者(何らかの異常があり、使用者から呼び出しを受けた事業者の従業員等)が対処すべき操作が多々あるが、現状では、このような操作を可能とする技術は確立されていない。即ち、多枝にわたる事業者の操作を、警報装置に備えられる限られた数のスイッチを利用して識別しながら、適切な設定を可能とする技術は確立されていなかった。
本発明の目的は、複数種の検知対象に対して警報を出力することができる複合型の警報装置を、その使用勝手がよく、内蔵のセンサが鋭敏化するなどして誤動作しやすくなった場合にも、専門家が設定を適切に変更することができる警報装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る、ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置の第1特徴構成は、
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止、及びいずれかの前記検知対象の閾値の変更を含むことにある。
この警報装置にはスイッチが備えられ、このスイッチを操作することで、その設定目的に応じた設定を行うことができる。
このような設定を行おうとする場合は、特殊操作を知っている作業者が、スイッチの特殊操作を行った後に、前記設定目的に対応した設定を行う。警報装置側では、特殊操作判別手段により、スイッチの特殊操作が行われたかどうかが判別され、特殊操作が行われたと判別された状態で、設定操作を受け付け、設定目的判別手段が、設定操作から設定目的を判別する。
従って、通常の使用者等の操作では起こり得ない特殊な操作を、例えばガス事業者の作業員が行うことにより、その設定目的に対応した設定を行うことができる。
そして、設定目的に、少なくともいずれかの検知対象の警報出力の停止を含むことにより、例え特定の機能が故障している場合にあっても、その機能を働かせることなく、別の機能を正常に働かせることができる。また、その機能を生かしておく場合にも、いずれかの検知対象の閾値の変更をすることにより、例えば、センサが鋭敏化するなどして誤動作しやすくなっている場合にあっても、警報が発生されるのを抑制して、そのセンサを長期間に渡って使用することができる。
上記目的を達成するための本発明に係る、ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の遅延時間を超えて閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置の第2特徴構成は、
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止及びいずれかの前記検知対象の遅延時間の延長を含むことにある。
この警報装置にはスイッチが備えられ、このスイッチを操作することで、その設定目的に応じた設定を行うことができる。
このような設定を行おうとする場合は、特殊操作を知っている作業者が、スイッチの特殊操作を行った後に、前記設定目的に対応した設定を行う。警報装置側では、特殊操作判別手段により、スイッチの特殊操作が行われたかどうかが判別され、特殊操作が行われたと判別された状態で、設定操作を受け付け、設定目的判別手段が、設定操作から設定目的を判別する。
この警報装置にはスイッチが備えられ、このスイッチを操作することで、その設定目的に応じた設定を行うことができる。
そして、設定目的に、少なくともいずれかの検知対象の警報出力の停止を含むことにより、例え特定の機能が故障している場合にあっても、その機能を働かせることなく、別の機能を正常に働かせることができる。また、いずれかの機能を生かしておく場合にも、いずれかの前記検知対象の遅延時間の延長を含むことにより、例えば、センサが鋭敏化して誤動作しやすくなっている場合にあっても、警報が発生されるのを抑制して、そのセンサを長期間に渡って使用することができる。
上記目的を達成するための本発明に係る、ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置の第3特徴構成は、
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止を含み、前記検知対象に前記ガス漏れを含む場合における、前記ガス漏れについて警報を出力する閾値を、ガス漏れセンサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行、若しくは、前記検知対象に前記不完全燃焼を含む場合における、前記不完全燃焼について警報を出力する閾値を、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素センサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行のいずれか1種以上含むことにある。
この警報装置にはスイッチが備えられ、このスイッチを操作することで、その設定目的に応じた設定を行うことができる。
このような設定を行おうとする場合は、特殊操作を知っている作業者が、スイッチの特殊操作を行った後に、前記設定目的に対応した設定を行う。警報装置側では、特殊操作判別手段により、スイッチの特殊操作が行われたかどうかが判別され、特殊操作が行われたと判別された状態で、設定操作を受け付け、設定目的判別手段が、設定操作から設定目的を判別する。
この警報装置にはスイッチが備えられ、このスイッチを操作することで、その設定目的に応じた設定を行うことができる。
そして、設定目的に、少なくともいずれかの検知対象の警報出力の停止を含むことにより、例え特定の機能が故障している場合にあっても、その機能を働かせることなく、別の機能を正常に働かせることができる。
また、いずれかの機能を生かしておく場合にも、前記ガス漏れについて警報を出力する閾値を、ガス漏れセンサが標準ガス(ガス漏れ閾値用の標準ガス)に接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行、若しくは、不完全燃焼について警報を出力する閾値を、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素センサが標準ガス(不完全燃焼用の標準ガス)に接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行のいずれか1種以上含むこととすることにより、現在の状態で、その閾値を適正に更新設定することにより、そのセンサをさらに長期間に渡って使用することができる。
さて、これまで説明してきた構成において、前記設定目的に、警報装置からの外部出力の設定変更、警報装置からの音声出力の停止、若しくは、警報装置の設定を標準状態に復帰させる標準状態復帰のいずれか1種以上を含むことが、好ましい。これが、本願の第4特徴構成である。
設定目的として、警報装置からの外部出力の設定変更を可能とすることにより、例えば、警報装置にインターフォン、集中監視盤等が接続されている場合にあって、警報装置が故障により正常な出力を出していない場合、作業者による点検モード中等の出力に対して、これら外部機器が不要に働くことを避けることができる。
設定目的として、警報装置からの音声出力の停止を可能とすることにより、作業者は必要に応じて音声出力を停止し、例えば光出力の確認等の作業を音声出力を伴うことなく行うことができる。
設定目的として、警報装置の設定を標準状態に復帰させる標準状態復帰を含むことにより、これまで説明してきた、警報機能停止、閾値変更、遅延時間の延長、標準ガスを使用した閾値の設定等を実行した後、改めて警報装置を初期状態に戻すことで、例えば、鋭敏化の状態を検査したり、警報装置自体の寿命を確認することができる。
さらに、これまで説明してきた構成において、警報装置の動作モードとして、電源投入操作に伴って実行される初期モードと、前記警報を出力するための監視モードとを少なくとも備え、
前記初期モードにおいて、前記設定目的判別手段が前記設定目的を判別し、当該設定目的に適合する設定を行う個別設定処理を実行可能に構成され、
前記監視モードで、前記スイッチが初期モード移行操作された場合に、前記初期モードへ移行可能に構成されていることが好ましい。
この構成にあっては、電源投入時に実行される初期モードにおいて、前記設定目的判別手段が働き、設定目的に適合する設定を行うことができる。さらに、例えば、警報の発生が起こることがある監視モードにおいて、スイッチが初期モード移行操作された場合は、当該初期モードへの移行が可能とされ、警報モードでの動作状態において、何らかの異常を見出した状態で、作業員は、警報装置を警報モードから初期モードに移行させ、スイッチの特殊操作を経て個別設定処理が可能となる。
従って、電源のON・OFFを伴うことなく、個別設定処理を実行できる。
そして、前記設定目的判別手段が、所定時間内のスイッチの操作回数に従って、前記設定目的を判別するようにしておけば、所定時間内の操作回数により、簡単に設定目的を判別することができる。
本発明に係る警報装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、警報装置100の立面図、図2は、警報装置100の構成を示すブロック図である。また、図3〜8は、警報装置100により実行される各種処理フローを示す図である。
図1及び図2に示すように、警報装置100は、利用者等に対して検知対象の状態が異常となったことを報知させるものであり、検知対象の状態を検知する検知手段10と、その検知手段10で検知された状態が異常であるときに各種出力部に警報を出力させるCPUからなる警報手段20と、記憶部としての不揮発性メモリ(以下、EEPROM)6とを備えている。
上記出力部としては、各種警報音をスピーカ32から出力可能な音声回路31、各種警報表示を出力可能な表示回路41、警報外部信号を出力可能な外部出力回路51が設けられている。
上記音声回路31は、異常が発生した場合に警報手段20からの信号に応答して、スピーカ32からビープ音や音声メッセージを発生させる形態で、その異常に応じた警報音を出力する。即ち、警報手段20は、検知手段10で検知された状態が異常であるときに音声回路31から警報音を出力させる手段として機能する。
上記表示回路41は、異常が発生した場合に警報手段20からの信号に応答して、複数のLEDの夫々を点灯・点滅させる形態で、その異常に応じた警報表示を出力する。即ち、警報手段20は、検知手段10で検知された状態が異常であるときに表示回路41から警報表示を出力させる手段として機能する。
尚、上記複数のLEDとしては、筐体1の前面右部に配置され赤色光を発する火災用LED42、及び、筐体1の前面左部に配置され赤色光、黄色光、及び、緑色光の夫々を発するガス漏れ用LED43、不完全燃焼用LED44、動作状態表示用LED45が設けられている。
上記外部出力回路51は、異常が発生した場合に警報手段20からの信号に応答して、外部信号線52を通じて外部に対して有電圧信号を出力したり接点信号を出力する形態で、その異常に応じた警報外部信号を出力する。即ち、警報手段20は、検知手段10で検知された状態が異常であるときに外部出力回路51から警報外部信号を出力させる手段として機能する。
また、外部信号線52には、屋外等に対して異常の発生を通報するべく玄関等で音声を発生するような集中監視盤やインターホン親機等の外部機器が接続される。
上記有電圧信号は、上記異常が発生していないときには6Vに維持され、上記異常が発生しているときには12V乃至18Vとされる信号である。また、外部出力回路51は、警報装置100の故障時には、有電圧信号を0Vとすることで、外部機器に対して故障を通知するように構成されている。
上記検知手段10としては、筐体1の前面に形成された通気孔2の内部に設けられメタンの濃度を検知するメタンセンサ11、同通気孔2の内部に設けられCO(一酸化炭素)の濃度を検知するCOセンサ12、及び、筐体1の前面に設けられ室内温度を検知する熱センサ13が設けられている。
上記メタンセンサ11は、図示は省略するが公知の半導体式のセンサ素子と当該センサ素子を制御する制御回路とを有し、警報手段20からの信号に応答して周囲のメタン濃度に応じた出力を警報手段20に発信する。
上記COセンサ12は、図示は省略するが公知の半導体式のセンサ素子と当該センサ素子を制御する制御回路とからなり、警報手段20からの信号に応答して周囲のCO濃度に応じた出力を警報手段20に発信する。
上記熱センサ13は、公知の熱電対からなり、室内温度に応じた出力を警報手段20に発信する。
更に、上記メタンセンサ11及び上記COセンサ12の近傍温度に応じた出力を警報手段20に発信する温度サーミスタ4が設けられており、警報手段20は、温度サーミスタ4で検知されたセンサ11,12の近傍温度に基づいて、センサ11,12の出力を補正するように構成されている。
そして、警報手段20は、詳細については後述するが、上記メタンセンサ11、上記COセンサ12、又は、上記熱センサ13で検知されたメタン濃度、CO濃度、又は、室内温度が所定の遅延時間継続して所定の判定用閾値(単に閾値と称する場合がある)を超えた状態を、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、又は、「火災」と判定し、上記音声回路31、上記表示回路41、及び、上記外部出力回路51から、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、又は、「火災の発生」を利用者等に通知するための警報音、警報表示、及び、警報外部信号を出力させる。
更に、筐体1の前面下部には押しボタン式のスイッチ5が配置されており、筐体1の右側面下部には、商用電源より電力の供給を受けるためのコンセント25が配置されている。尚、各々、電源が必要な回路や部品については、コンセント25から供給される100Vをトランス、平滑回路、定電圧回路等により必要電圧に変換され、電力が供給される。
このスイッチ5は、警報装置100における外部入力の受け付けの役割を果すように構成されており、このスイッチ5の操作状態に従って、操作者が意図した操作を行えるように構成されている。
このスイッチ5に対する操作は、『単なる押し操作』、『長押し操作』、『特殊操作』及び『設定操作』に分けられる。
『単なる押し操作』は、例えば台所に備えられる警報装置に対して、監視モードでの警報出力状態で、家人がスイッチ5を操作して、警報音の状態を下げる等の操作であり、比較的短時間に、スイッチ5を押圧する操作である(図6 ステップ#304)。この操作は、上記監視モードでの操作の他、点検モード及び確認処理において行われることがある(図5 ステップ#203、図7 ステップ#404)。
確認処理にあっては、この操作が行われた場合、警報表示のみのテスト出力が実行される(図7 ステップ#407)。
『長押し操作』は、例えば台所に備えられる警報装置に対して、初期モードにおいて外部出力停止状態の作動を行いたい場合(図4 ステップ#103)、監視モードでの警報出力状態で、警報装置における機能確認を行いたい場合、リセットを行いたい場合等に行われる操作であり、長い時間スイッチを押圧する操作である(図6 ステップ#313)。この操作は、上記初期モード、監視モードでの操作の他、点検モード及び確認処理において行われることがある(図5 ステップ#208、図7 ステップ#406)。
確認処理にあっては、この長押しが行われた場合、警報表示・警報音・警報外部信号のテスト出力が実行される(図7 ステップ#408)。
『特殊操作』は、初期モードにおいて特殊な設定操作を警報装置100が受け入れるための操作であり、初期モード中に、偶然に起こりえないスイッチ5の操作、例えば、「長押し」や「複数回の連続押し」など、ある程度の確率で行われそうな操作ではなく、長押しと連続押しとを組み合わせた操作、例えば、「1回の長押しに続いて3回連続押し」、「10秒以上の長押しに続いて10回連続押し」など、その操作を知っていなければ偶然には起こりえないようなスイッチ5の操作である(図4 ステップ#105)。
従って、この特殊操作は、ガス事業者の作業員等の専門家により実行される操作である。この特殊操作の判別は、警報手段20内に備えられている特殊操作判別手段20aにより行われる。
この特殊操作が行われると、個別設定処理において必要となる、下記の『設定操作』を警報装置側で受け入れる準備が整う。
『設定操作』は、初期モードにおいて個別設定処理を行う場合のスイッチ5の操作である(図8 ステップ#501)。この個別設定処理にあっては、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた設定操作に対応する設定目的を判別し、その設定目的に合致した設定を行う。
そこで、個別設定処理の開始から所定の時間内に、スイッチ5が押圧されるスイッチ押圧回数がカウントされ、そのカウントに従って、設定目的が判別される。
この所定時間内の設定目的に合致した所定数の押圧操作が、本願にいう設定操作である。この設定操作から、設定目的を判別する処理は、設定目的判別手段20bが実行する。
従って、上記した警報手段20内には、特殊操作判別手段20aおよび設定目的判別手段20bが備えられている。これらの働きに関しては、初期モードにおける警報装置100の説明において詳細に説明する。
更に、警報手段20は、設定音圧レベル以上(例えば70dB以上)の通常警報音を上記警報音として音声回路31に出力させる通常警報状態と、その通常警報音に対して不快度を低下させた不快度低下警報音を上記警報音として音声回路31に出力させる不快度低下状態との間で、警報音出力状態を切り替え可能に構成され、更には、検知手段10で検知された状態の危険度を判定し、当該危険度に基づいて前記不快度低下状態を制御する不快度低下状態制御を実行するように構成されている。
以下、このような構成による処理を含め、警報手段20により実行される各種処理フローについて、図3〜8に基づいて以下に説明する。
〔全体処理〕
警報装置100の警報手段20は、図3に示すように、電源がONとなったときに、先ず内部メモリ等の初期化(ステップ#11)を行った上で、詳細については後述する初期モード(ステップ#12)及び点検モード(ステップ#13)を実行した後に、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災」等の異常を監視するための監視モード(ステップ#14)を実行する。
〔監視モード〕
先ず、警報手段20が実行する上記監視モードについて説明する。
図6に示すように、以下で説明する監視モードを、繰り返し実行する。
警報手段20は、監視モードでは、監視モード中であることを示すために動作状態表示用LED45を点灯させ(ステップ#301)、更に、後述する外部信号出力停止状態を解除して通常警報状態へ強制的に切り替え(ステップ#302)、更に、ガス漏れ判定用閾値、不完全燃焼判定用閾値、及び、火災判定用閾値を、予めEEPROM6に記憶している監視閾値に設定する(ステップ#303)。
尚、上記EEPROM6には、後述する監視モードにおける異常判定処理で利用されるガス漏れ判定用閾値、不完全燃焼判定用閾値、及び、火災判定用閾値の夫々についての監視閾値が記憶されており、例えば、ガス漏れ判定用の監視閾値は、メタン濃度5000ppm時のメタンセンサ11の出力値に設定されており、不完全燃焼判定用の監視閾値は、CO濃度500ppm時のCOセンサ12の出力値に設定されており、火災判定用の監視閾値としては室内温度65℃時の熱センサ13の出力値に設定されている。
また、監視モードでは、スイッチ5が押されたか否かを判定し(ステップ#304)、スイッチ5が押されていない場合には、異常判定処理を実行する(ステップ#308)。
この異常判定処理は、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災」等の異常の発生を判定する処理であり、具体的には、メタンセンサ11で検知されたメタン濃度が所定の遅延時間継続して上記ガス漏れ判定用閾値を越えた状態をガス漏れと判定し、COセンサ12で検知されたCO濃度が所定の遅延時間継続して上記不完全燃焼判定用閾値を越えた状態を不完全燃焼と判定し、熱センサ13で検知された室内温度が所定の遅延時間継続して上記火災判定用閾値を超えた状態を火災と判定する。また、ここで、上記夫々の判定用閾値を複数段階に設定し、異常の程度を複数段階に判定しても構わない。
更に、上記ステップ#308で上記異常判定処理を実行した後には、下記の表1に示すように、上記異常判定処理で判定された異常に応じた警報を出力する警報出力処理を実行する(ステップ#312)。
Figure 0005154064
即ち、ガス漏れ判定時には、表示回路41によりガス漏れ用LED43を点灯させる形態で警報表示出力を行い、音声回路31により「ピッピッピッピッ ガスが漏れていませんか」等のガス漏れ警報音を発生させる形態で警報音出力を行い、更に、外部信号出力回路51により有電電圧信号を12Vとする形態で警報外部信号の出力を行う。
また、不完全燃焼判定時には、表示回路41により不完全燃焼用LED44を点灯させる形態で警報表示出力を行い、音声回路31により「ピッポッピッポッ 空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください。」等の不完全燃焼警報音を発生させる形態で警報音出力を行い、更に、外部信号出力回路51により有電電圧信号を18Vとする形態で警報外部信号の出力を行う。
また、火災判定時には、表示回路41により火災用LED42を点灯させる形態で警報表示出力を行い、音声回路31により「ピーッピーッ 火災警報装置が作動しました。確認してください。」等の火災警報音を発生させる形態で警報音出力を行い、更に、外部信号出力回路51により接点信号をONとする形態で警報外部信号の出力を行う。
尚、この警報出力処理において、上記ガス漏れ、上記不完全燃焼、及び、上記火災のうちの複数の異常が併発した場合には、複数の異常に対応する警報出力を組み合わせて行う。例えば、ガス漏れと不完全燃焼との両方が発生したと判定した場合には、表示回路41によりガス漏れ用LED43と不完全燃焼用LED44との両方を点灯させる形態で警報表示出力を行い、音声回路31により上記ガス漏れ警報音と上記不完全燃焼警報音との両方を順次発生させる形態で警報音出力を行い、更に、外部信号出力回路51により有電圧信号を12Vと18Vとに交互に切り替える形態で警報外部信号の出力を行う。
また、異常が無いと判定した場合には、上記警報表示出力、上記警報音出力、及び、上記警報外部信号の出力を行わず、上記有電圧信号は6Vの状態となり、接点信号はOFFとなる。
また、監視モードにおいて、上記ステップ#304においてスイッチ5が押されたときに、上述した異常判定処理において上記「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災」の異常を発生している異常状態であるか否かを判定する(ステップ#305)。
そして、上記ステップ#305において異常状態であると判定した場合には、上記ステップ#312の警報出力処理による警報音を出力させる警報音出力状態を、通常警報状態において出力させる通常警報音に対して不快度を低下させた不快度低下警報音を出力させる不快度低下状態に切り替える(ステップ#306)。
ここで、不快度低下状態とは、上述したガス漏れ警報音、不完全燃焼警報音、火災警報音のように、当該不快度低下状態ではない通常警報状態での通常警報音に対して、不快度を低下させた不快度低下警報音を音声回路31に出力させる警報音出力状態である。
また、この不快度低下警報音としては、上記通常警報音に対して音圧レベル(音量)を低下させたものを利用することができるが、上記通常警報音に対して音圧レベルの低下を伴わないで不快度だけを低下させたものを利用することもできる。
例えば、音圧レベルの低下を伴わなくとも、通常警報音が間歇的に出力されるものである場合には、その間歇出力の間隔を拡大したものを上記不快度低下警報音として利用することができる。また、通常警報音が、不快度が比較的高いビープ音等の不快音を一部に含む、例えば、その不快音に続いて音声メッセージを付加したものである場合には、通常警報音の一部の不快音を消去したものや、その不快音をチャイム音等の不快度が小さい音に変更したものを上記不快度低下警報音として利用することができる。
よって、上述した警報出力処理(ステップ#312)において、不快度低下状態では、上記異常判定処理(ステップ#308)で判定された異常に応じた不快度低下警報音を出力する形態で警報音出力を行うことになり、誤報時や異常認識後における利用者に対する不快度が低下される。
また、異常判定処理で異常が発生したと判定した場合には、メタンセンサ11、COセンサ12、熱センサ13で検知されたメタン濃度、CO濃度、室内温度のレベル(高さ)を危険度と判定し、上記不快度低下状態に切り替えたときに(ステップ#306)、そのときの上記危険度を初期危険度として予めEEPROM6に記録する(ステップ#307)。即ち、上記危険度をメタン濃度、CO濃度、室内温度のレベルとすることで、それらレベルの上昇を危険度の上昇として認識することができる。
更に、異常判定処理(ステップ#308)において判定された上記危険度が、上記予め記録された初期危険度に対して上昇した場合には(ステップ#309)には、上記不快度低下状態を解除して、警報音出力状態を通常警報状態へ強制的に切り替えることで(ステップ#310)、利用者に対していち早く且つ正確に危険度の上昇を知らせることができる。
更に、不快度低下状態においては、上記危険度に基づいて不快度低下状態を制御する不快度低下状態制御を実行する(ステップ#311)。
例えば、不快度低下状態において、危険度が高いほど、不快度低下警報音の音圧レベルの低下程度や間歇出力の間隔を拡大程度等の不快度低下警報音の不快度低下程度を減少させて、利用者に対していち早く且つ正確に危険度の上昇を知らせることができ、逆に、危険度が低いほど、同不快度低下程度を増加させて、利用者に対する不快度を低減することができる。
また、上記判定用閾値を複数段階に設定している場合において、異常判定処理(ステップ#308)において取得された上記危険度が、初期危険度が上回った最大の判定用閾値よりも上位の判定用閾値を上回っている場合に、上記危険度が上昇したと判定するように構成しても構わない。
また、監視モードにおいて、上記ステップ#304においてスイッチ5が押され、且つ、上記ステップ#305において異常状態でないと判定した場合には、そのスイッチ5の操作が長押しであるか否か(初期モード移行操作の一例)を判定する(ステップ#313)。
そして、上記ステップ#313においてスイッチ5が長押し(初期モード移行操作)されたと判定した場合には、音声回路31により「ピッ リセットします。」等のリセット通知音を出力させた上で(ステップ#315)、初期モードに移行する(ステップ#316)。
一方、上記ステップ#313においてスイッチ5が長押し(初期モード移行操作)されていないと判定した場合には、後述する警報出力の確認等を行うための確認処理を実行する(ステップ#314)。
〔確認処理〕
次に、警報手段20が実行する上記確認処理について説明する。
上記確認処理では、図7に示すように、先ず、音声回路31により「ピッ 自己診断中です。しばらくおまちください。」等の自己診断開始通知音を出力させた上で(ステップ#401)、自己診断を実行する(ステップ#402)。
ここで、自己診断としては、警報手段20として機能するCPU内部の異常チェック(ソフトチェック機能)や、メタンセンサ11、COセンサ12、熱センサ13、温度サーミスタ4等の異常出力チェック、各種回路の異常チェック等の内部チェックや、ガス漏れ、不完全燃焼、火災等の異常に対するテスト判定等のような診断を自動的に行う処理を実行することができる。
上記自己診断が終了したときには、音声回路31により「警報装置は正常です。安心してお使いください。」等の自己診断完了通知音を出力させる(ステップ#403)。よって、利用者は、正常に作動していることを認識することができる。
次に、この確認処理が開始されてからの経過時間が所定の保持時間(例えば2〜5分)に達して確認処理終了と判定されるまでに(ステップ#405)、スイッチ5が押されたか否かを判定し(ステップ#404)、更に、ステップ#404においてスイッチ5が押された場合には、そのスイッチ5の操作が長押しであるか否かを判定する(ステップ#406)。
上記ステップ#406においてスイッチ5が長押しされたと判定した場合には、上述した警報表示、警報音、警報外部信号のテスト出力を行う(ステップ#408)。
尚、警報表示、警報音、警報外部信号のテスト出力は、上述した警報出力処理でのガス漏れ判定時、不完全燃焼判定時、火災判定時の夫々における警報信号の出力状態(表1)を一定時間模擬したものである。
一方、上記ステップ#406においてスイッチ5が長押しされていないと判定した場合には、上記警報表示、警報音のテスト出力のみを行い(ステップ#407)、玄関等にある外部機器で警報が鳴るような上記警報外部信号の出力を停止することができる。
〔初期モード〕
次に、警報手段20が、電源ON時に続いて実行する初期モードについて説明する。
上記初期モードでは、図4に示すように、先ず、初期モード中であることを示すために動作状態表示用LED45を点滅させ(ステップ#101)、所定のリセット処理及び内部チェック処理を行う(ステップ#102)。
ここで、リセット処理においては、電源ONからの通電時間を0secに設定し、後述するガス漏れ判定用閾値、不完全燃焼判定用閾値、及び、火災判定用閾値を、予めEEPROM6に記憶している監視閾値に設定し、更に、外部出力回路51により出力される有電圧信号を警報外部信号を出力しない状態である6Vに設定する。
また、上記内部チェック処理においては、警報手段20として機能するCPU内部の異常チェック(ソフトチェック機能)や、メタンセンサ11、COセンサ12、熱センサ13、温度サーミスタ4等の異常出力チェック、各種回路の異常チェック等を実行する。
また、初期モードでは、通電時間が所定の設定時間(例えば60秒)に達して初期モード終了と判定されるまでに(ステップ#107)、スイッチ5が長押しされたか否かを判定し(ステップ#103)、更に、スイッチ5が特殊操作されたか否かを判定する(ステップ#105)。この判定は、警報手段に備えられている特殊操作判別手段20aにより行われる。先にも示したように、特殊操作とは、その操作を知っていなければ偶然には起こりえないようなスイッチ5の押圧操作である。また、この特殊操作を、複数のスイッチの夫々に対する押圧操作を組み合わせた操作や、上記スイッチ5とは別の隠しスイッチを併用した操作等、より複雑なものとしても構わない。
(外部出力停止処理)
上記ステップ#103においてスイッチ5が長押し(単なる押し操作でも、特殊操作でもない)されたと判別(判定)した場合には、外部出力回路51による警報外部信号の出力を停止する外部信号出力停止状態に切り替える(ステップ#104)。
ここで、外部信号出力停止状態に切り替えるとは、外部出力回路51において、有電圧信号を、警報外部信号の出力を停止した状態に対応する6Vの状態に固定すること、及び、接点信号を警報外部信号の出力を停止した状態に対応するOFF状態に固定することを言う。
次に、特殊操作判別手段20aにより、上記ステップ#105においてスイッチ5が特殊操作されたと判別(判定)した場合には、個別設定処理を実行する(ステップ#106)。
(個別設定処理)
個別設定処理では、音声回路31により「個別機能設定モードです。設定番号の数だけスイッチ5を押してください」などの通知音を出力させた上で、図8に示すように、スイッチ5の押圧回数をカウントし(ステップ#501)、次に、下記の表2に示すように、そのカウントした押圧回数に応じた設定番号(設定目的)の設定処理を行う(ステップ#502)。このスイッチの押圧回数のカウントと、その設定操作に対応する設定目的の判別(判定)は、設定目的判別手段20bが行う。
尚、上記ステップ#501において、使用者がスイッチ5の押圧回数を間違えないように、スイッチ5が押圧される毎に、それまでカウントした押圧回数を通知するなどの形態で、スイッチ5の押圧回数を通知するように構成しても構わない。
以下、設定番号で識別される設定目的に対応付けられた設定処理内容について、説明する。この設定番号は、設定処理におけるスイッチ5の押圧回数(設定目的判別手段20bにおいてカウントされるカウント数)と対応づけされている。
Figure 0005154064
上記設定番号1〜3の設定処理は、上述した異常判定処理におけるガス漏れ判定処理、不完全燃焼判定処理、火災判定処理の各種異常判定処理及び、その判定に伴う警報の出力を各別に停止する処理である。
このような設定処理を行うことで、万一、メタンセンサ11、COセンサ12、熱センサ13等の検知手段の故障や誤作動により、警報装置の電源を切ることなく、問題がある異常判定処理を停止することが可能となり、問題のない異常判定処理及び警報出力処理を生かした状態で警報装置の作動を継続することができる。
上記設定番号4,5の設定処理は、ガス漏れ判定時又は不完全燃焼判定時に有電圧信号が6Vから12V又は18Vになることを禁止する形態で、上述した警報出力処理におけるガス漏れ判定時又は不完全燃焼判定時の外部出力回路51による警報外部信号の出力を各別に停止する処理である。
また、上記設定番号6の設定処理は、火災判定時に接点信号がOFFからONになることを禁止する形態で、上述した警報出力処理における火災判定時の外部出力回路51による警報外部信号の出力を停止する処理である。
このような設定処理を行うことで、各種異常判定処理は停止したくないが、外部出力回路51による警報外部信号を出力した場合に集中監視盤等の外部機器により玄関等で音声が発生することによる他人への迷惑は防止したい場合に、当該警報外部信号の出力を各種判定処理毎に停止することができる。
上記設定番号7,8の設定処理は、上述した異常判定処理でガス漏れ判定に利用するガス漏れ判定用閾値を、例えばその時点の値に対して1.25倍や2倍など所定割合だけ、一時的に上昇させる。この例では、所定割合は、この設定処理に対応させて予め決めておく。
このような設定処理を行うことで、ガス漏れに対する判定処理の鋭敏化等により、明らかにガス漏れが判定されやすくなっている場合であっても、ガス漏れ判定を完全に停止させずに、ガス漏れ判定用閾値を上昇させて、そのガス漏れ判定の感度を下げることができる。よって、ガス漏れの誤判定を防止するとともに、より危険な状態に対してのガス漏れ判定の機能は残すことができる。
上記設定番号9の設定処理は、上述した警報出力処理で出力する外部出力信号としての有電圧信号を全て常時6Vに固定する処理である。
このような設定処理を行うことで、点検等により異常判定処理において異常を判定した場合でも、外部出力回路51により集中監視盤等の外部機器への警報外部信号を出力せずに、外部機器の音声発生を防止し、近所や管理人への迷惑を防止することができる。
上記設定番号10の設定処理は、上述した警報出力処理で出力する注意報メロディを停止する処理である。ここで、注意報メロディは、異常判定処理において、メタンセンサ11で検知されたメタン濃度が上述したガス漏れ判定用閾値よりも小さい注意報閾値を超えたことを判定した場合に、警報出力処理により音声回路31に出力されるメロディである。
このような設定処理を行うことで、誤報により注意報メロディが出力されやすくなっている場合であっても、ガス漏れ判定を完全に停止させずに、注意報メロディーの吹鳴を停止し、利用者に迷惑をかけることを防止できる。
上記設定番号11の設定処理は、故障時において有電圧信号が6Vから0Vになることを禁止する形態で、故障時の外部出力回路51による警報外部信号の出力を停止する処理である。
このような設定処理を行うことで、故障していても、有電圧信号が0Vとなることが防止でき、0Vとなった場合に集中監視盤が故障警告を発するといったことや、インターホン親機が鳴るといったことがなく、近所や管理人に迷惑を防止することができる。
上記設定番号12、13の設定処理は、上述した異常判定処理でガス漏れ判定又は不完全燃焼判定に利用する遅延時間を、例えばその時点の値に対して所定割合だけ、延長させる処理である。この例でも、所定割合は、この設定処理に対応させて予め決めておく。
このような設定処理を行うことで、遅延時間が短すぎることによるガス漏れや不完全燃焼に対する判定処理の鋭敏化を抑制することができ、ガス漏れ判定時や不完全燃焼判定時の警報の頻発による利用者の不快感を低減できる。
上記設定番号14の設定処理は、上述した警報出力処理で音声回路31に出力させる警報音から、ビープ音等は残しながら、音声メッセージのみを削除する処理である。
このような設定処理を行うことで、利用者やその他の近隣の者に対して、音声メッセージの内容により過剰な不安感を与えることを抑制することができる。
上記設定番号15の設定処理は、これまで説明した各種設定を標準状態にリセットする処理である。
このような設定処理を行うことで、万一間違った設定をしてしまっても、標準状態に戻すことができる。なお、この標準状態とは、工場出荷時の状態であってもよく、例えば、判定用閾値を工場での設定値に戻すといったことでもよい。
上記設定番号16,17の設定処理は、その時点から所定時間(例えば1分)経過後までのメタンセンサ11又はCOセンサ12の最大出力を、ガス漏れ判定用閾値又は不完全燃焼判定用閾値に設定する処理である。
このような設定処理を行うことで、設置場所の環境下で変化したガス漏れ判定用閾値や不完全燃焼閾値を、メタンセンサ11やCOセンサ12に標準メタンガス(5000ppm)や標準COガス(500ppm)をかけてその設置環境の条件下で設定しなおすことができる。この操作を行う場合は、ガス事業者の作業員が標準ガスを現場に持参し、その標準ガスを警報装置にかけた状態で、スイッチ5を操作することにより、閾値をセンサの現状に合致した状態で新たに設定し直すこととなる。結果、設置環境下で、目標のガス濃度に対し適正にガス漏れや不完全燃焼の判定を行うことができるようになるとともに、長期間の使用で、センサが鋭敏化して、従来なら使用を停止していた警報装置に関しても、その警報装置に備えられるセンサの現状に合致した閾値を新たに設定することができ、警報装置自体の寿命を格段に長くすることができる。
この種の処理は特に専門性(経験)を要するものであり、ガス事業者の作業者等、専門知識を有する専門家が実施する必要がある。
〔点検モード〕
次に、警報手段20が、上記初期モードに続いて実行する点検モードについて説明する。
上記点検モードでは、図5に示すように、上述した監視モードと同様に動作状態表示用LED45を点灯させ(ステップ#201)、ガス漏れ判定用閾値を、予めEEPROM6に記憶している点検閾値に設定し(ステップ#202)、それ以降のステップを、通電時間が所定の設定時間(例えば1分)に達して点検モード終了と判定されるまでに(ステップ#212)繰り返し実行する。
尚、EEPROM6には、上述した監視モードにおいてガス漏れ判定に利用される監視閾値とは別に、本点検モードでガス漏れ判定に利用される点検閾値が記憶されている。また、この点検閾値は、上記監視閾値よりも小さめに設定されており、例えば、ガス漏れ判定用の点検閾値は、メタン濃度1000ppm時のメタンセンサ11の出力値に設定されている。
また、本実施形態では、ガス漏れ判定用閾値のみを監視閾値よりも小さい点検閾値に設定するが、別に、不完全燃焼判定用閾値や火災判定用閾値等についても監視閾値よりも小さい点検閾値に設定しても構わない。
また、点検モードでは、監視モードでのステップ#308,#312と同様に、異常判定処理及び警報出力処理を実行する(ステップ#206,#207)。
ここで、この点検モードでの異常判定処理においては、ガス漏れ判定用閾値が監視閾値よりも小さい点検閾値に設定されているので、比較的メタン濃度が低い点検用ガスを吹きかけたときでも、ガス漏れ判定の状態となる。
また、この点検モードにおける異常判定処理では、監視モードとは異なり、例えば火災の発生を省略するように構成してもよい。
更に、上記ステップ#207の警報出力処理では、上記初期モードのステップ#104において外部出力停止状態に切り替えられている場合には、ガス漏れ判定時又は不完全燃焼判定時に有電圧信号が6Vから12V又は18Vになることを禁止する形態で、ガス漏れ判定時又は不完全燃焼判定時の外部出力回路51による警報外部信号の出力を停止するので、集中監視盤で警報が鳴ることによる他の人、他の場所での迷惑は防止することができる。
また、点検モードにおいて、スイッチ5が押され、且つ、異常状態であると判定した場合には、監視モードに移行する(ステップ#203〜#205)。
これにより、点検モード中の一旦警報を出力している状態から、スイッチ5の押圧により速やかに点検モードを終了して、監視モードを開始することができる。すると、各種判定用閾値が、点検閾値から監視閾値に変更されることになるため、点検のために警報を出力しやすくなっていた状態を元の状態に戻して、早く警報の出力を停止することができる。
また、このように監視モードに移行する際に、適宜、警報音出力状態を不快度低下状態に切り替えるように構成して、例えば監視モードに移行した後でも、警報の出力が継続される場合に、不快度を低下させた不快度低下警報音を出力させることができる。
また、点検モードにおいて、上述した監視モードでのステップ#313〜#316と同様に、異常状態でないと判定し、且つ、スイッチ5が長押しされたと判定した場合には、リセット通知音を出力させた上で、初期モードに移行し、一方、スイッチ5が長押しされていないと判定した場合には、監視モードと同様の確認処理を実行する(ステップ#208〜#211)。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、メタンセンサ11とCOセンサ12とを個別に設置したが、それらの代わりに、メタンとCOの両方を検知できるメタンCOセンサを設置しても構わない。
(2)上記実施形態において、警報装置100の形状を円形や多角形、楕円形等としたり、スイッチ5を引き紐スイッチとしたり、電源として電池を設けるなど、形状及び構造等について適宜改変可能である。
(3)上記実施形態において、夫々の点検閾値及び監視閾値については、特に限定されることなく適宜設定可能である。
(4)上記実施形態において、警報装置の機能として、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災の発生」の全ての検知対象を検知できる装置を示したが、3つあるうちの何れか2つ以上を検知できる装置に対しても、本願は適用できる。
複数種の検知対象に対して警報を出力することができる複合型の警報装置を、その使用勝手がよく、内蔵のセンサが鋭敏化するなどして誤動作しやすくなった場合にも、専門家が設定を適切に変更することができる装置とすることができた。
本願に係る警報装置の外観構成を示す図 本願に係る警報装置の機能ブロック図 警報装置に備えられる警報手段が実行する概略処理フローを示す図 初期モードの処理フローを示す図 点検モードの処理フローを示す図 監視モードの処理フローを示す図 確認処理の処理フローを示す図 個別設定処理の処理フローを示す図
符号の説明
5 スイッチ
11 メタンセンサ
12 COセンサ
13 熱センサ
20 警報手段
20a 特殊操作判別手段
20b 設定目的判別手段

Claims (6)

  1. ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置であって、
    スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
    当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
    前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止、及びいずれかの前記検知対象の閾値の変更を含む警報装置。
  2. ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の遅延時間を超えて閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置であって、
    スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
    当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
    前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止、及びいずれかの前記検知対象の遅延時間の延長を含む警報装置。
  3. ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置であって、
    スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
    当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
    前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止を含み、前記検知対象に前記ガス漏れを含む場合における、前記ガス漏れについて警報を出力する閾値を、ガス漏れセンサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行、若しくは、前記検知対象に前記不完全燃焼を含む場合における、前記不完全燃焼について警報を出力する閾値を、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素センサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行のいずれか1種以上を含む警報装置。
  4. 前記設定目的に、警報装置からの外部出力の設定変更、警報装置からの音声出力の停止、若しくは、警報装置の設定を標準状態に復帰させる標準状態復帰のいずれか1種以上を含む請求項1〜3のいずれか1項記載の警報装置。
  5. 動作モードとして、電源投入操作に伴って実行される初期モードと、前記警報を出力するための監視モードとを少なくとも備え、
    前記初期モードにおいて、前記設定目的判別手段が前記設定目的を判別し、当該設定目的に適合する設定を行う個別設定処理を実行可能に構成され、
    前記監視モードで、前記スイッチが初期モード移行操作された場合に、前記初期モードへ移行可能に構成されている請求項1〜4のいずれか1項記載の警報装置。
  6. 前記設定目的判別手段が、所定時間内のスイッチの操作回数に従って、前記設定目的を判別する請求項1〜5のいずれか1項記載の警報装置。
JP2006306993A 2006-11-13 2006-11-13 警報装置 Expired - Fee Related JP5154064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006306993A JP5154064B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006306993A JP5154064B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008123280A JP2008123280A (ja) 2008-05-29
JP5154064B2 true JP5154064B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=39507968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006306993A Expired - Fee Related JP5154064B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5154064B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129009A (ja) * 2008-11-30 2010-06-10 Hochiki Corp 窓開閉検出装置
JP2010129010A (ja) * 2008-11-30 2010-06-10 Hochiki Corp 窓開閉検出装置
JP2012198752A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Yazaki Corp ガス警報器
JP6516486B2 (ja) * 2015-01-28 2019-05-22 矢崎エナジーシステム株式会社 警報器
JP6567284B2 (ja) * 2015-02-10 2019-08-28 矢崎エナジーシステム株式会社 警報器
JP2018041344A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 富士電機株式会社 ガス警報器
JP6492224B1 (ja) * 2018-11-15 2019-03-27 新コスモス電機株式会社 警報器
JP7213461B2 (ja) * 2018-11-29 2023-01-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線器具、及び制御方法
JP6568667B1 (ja) * 2019-03-01 2019-08-28 新コスモス電機株式会社 警報器
JP2020194322A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 新コスモス電機株式会社 警報器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3209551B2 (ja) * 1991-12-24 2001-09-17 富士通テン株式会社 車両の警報停止装置
JP2724674B2 (ja) * 1994-03-03 1998-03-09 松下電工株式会社 マトリクス連動設定機能を備えた火災受信機
JP2004130854A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Fujitsu Ten Ltd セキュリティ装置
JP2005208957A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Hochiki Corp 警報器
JP4854179B2 (ja) * 2004-02-19 2012-01-18 ホーチキ株式会社 警報器および警報器用入出力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008123280A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5154064B2 (ja) 警報装置
KR20100130599A (ko) 경보기
JP2005222319A (ja) 警報器、当該警報器の制御方法および制御プログラム
JP5086610B2 (ja) 警報装置
JP7072011B2 (ja) 警報器
JP4721664B2 (ja) 警報器
JP4901185B2 (ja) 警報装置
JP2005234880A (ja) 警報器および警報器用入出力装置
JP5599733B2 (ja) 警報器
JP5781792B2 (ja) 警報器及び監視システム
JP5258158B2 (ja) 警報装置
WO2009136458A1 (ja) 警報器
JP6062627B2 (ja) 警報器
JP5186025B2 (ja) 警報装置
JP5261544B2 (ja) 警報装置
JP5744438B2 (ja) 警報システム及び発信機
JP6068900B2 (ja) 警報器及びその制御方法
JP2008108194A (ja) 警報装置
JP6084668B2 (ja) 警報器及びその制御方法
JP2020123077A (ja) 警報器
JP2011013733A (ja) 火災警報器および火災警報器の定期点検補助システム
JP2013218389A (ja) 警報器、及びその制御方法
JP4566672B2 (ja) 警報出力検知器
JP5185681B2 (ja) 警報装置及びその制御方法
JP5567873B2 (ja) 多機能操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5154064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees