JP5154064B2 - 警報装置 - Google Patents
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この種の、所謂、専門家が関与することが好ましい操作の例としては、以下のような例が考えられる。
1 複数の検知対象がある場合に、一部の検知対象に対して、その警報機能を停止する。
複数の検知対象の内、例えば、ガス漏れ検知に関して、その機能が故障や誤動作を起こした場合、使用者により連絡を受けたガス事業者側で確認することとなる。このような故障や誤動作が確認された状況において、警報装置の代替物を持参していない場合は、一部、問題のある検知対象について、その機能を停止するのが好ましい。
2 例えば、ガス漏れを検知するためのメタン検知センサ、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素検知センサは、使用を継続していると、長期間の使用で、「鋭敏化」と呼ばれる現象が起こる。この現象は、使用期間が長くなるに従って、同一のガス濃度に対して、センサ出力が上昇する現象であり、警報のための閾値が固定されている場合、警報の発生頻度が上昇するということとなる。このように鋭敏化したセンサは、従来、寿命が来たとの判断の下、廃棄処理されていた。
これに対して、ガス事業者は、警報出力の閾値を適切に調整することで、寿命を延ばすことが可能となる。この際、単に閾値を一律に上げるのではなく、閾値の基準となる標準ガスを警報装置にかけて、その状況における出力を閾値とすると、センサの実情に合致した閾値を設定できる。このような操作は、警報出力の根幹に関わるため、使用者でなく、ガス事業者がおこなうべきである。
さらに、上記のような閾値を使用する場合に、その判定の遅延時間を長くすることでも、鋭敏化に対処できる。
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止、及びいずれかの前記検知対象の閾値の変更を含むことにある。
このような設定を行おうとする場合は、特殊操作を知っている作業者が、スイッチの特殊操作を行った後に、前記設定目的に対応した設定を行う。警報装置側では、特殊操作判別手段により、スイッチの特殊操作が行われたかどうかが判別され、特殊操作が行われたと判別された状態で、設定操作を受け付け、設定目的判別手段が、設定操作から設定目的を判別する。
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止及びいずれかの前記検知対象の遅延時間の延長を含むことにある。
このような設定を行おうとする場合は、特殊操作を知っている作業者が、スイッチの特殊操作を行った後に、前記設定目的に対応した設定を行う。警報装置側では、特殊操作判別手段により、スイッチの特殊操作が行われたかどうかが判別され、特殊操作が行われたと判別された状態で、設定操作を受け付け、設定目的判別手段が、設定操作から設定目的を判別する。
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止を含み、前記検知対象に前記ガス漏れを含む場合における、前記ガス漏れについて警報を出力する閾値を、ガス漏れセンサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行、若しくは、前記検知対象に前記不完全燃焼を含む場合における、前記不完全燃焼について警報を出力する閾値を、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素センサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行のいずれか1種以上含むことにある。
このような設定を行おうとする場合は、特殊操作を知っている作業者が、スイッチの特殊操作を行った後に、前記設定目的に対応した設定を行う。警報装置側では、特殊操作判別手段により、スイッチの特殊操作が行われたかどうかが判別され、特殊操作が行われたと判別された状態で、設定操作を受け付け、設定目的判別手段が、設定操作から設定目的を判別する。
前記初期モードにおいて、前記設定目的判別手段が前記設定目的を判別し、当該設定目的に適合する設定を行う個別設定処理を実行可能に構成され、
前記監視モードで、前記スイッチが初期モード移行操作された場合に、前記初期モードへ移行可能に構成されていることが好ましい。
従って、電源のON・OFFを伴うことなく、個別設定処理を実行できる。
図1は、警報装置100の立面図、図2は、警報装置100の構成を示すブロック図である。また、図3〜8は、警報装置100により実行される各種処理フローを示す図である。
尚、上記複数のLEDとしては、筐体1の前面右部に配置され赤色光を発する火災用LED42、及び、筐体1の前面左部に配置され赤色光、黄色光、及び、緑色光の夫々を発するガス漏れ用LED43、不完全燃焼用LED44、動作状態表示用LED45が設けられている。
また、外部信号線52には、屋外等に対して異常の発生を通報するべく玄関等で音声を発生するような集中監視盤やインターホン親機等の外部機器が接続される。
上記有電圧信号は、上記異常が発生していないときには6Vに維持され、上記異常が発生しているときには12V乃至18Vとされる信号である。また、外部出力回路51は、警報装置100の故障時には、有電圧信号を0Vとすることで、外部機器に対して故障を通知するように構成されている。
上記熱センサ13は、公知の熱電対からなり、室内温度に応じた出力を警報手段20に発信する。
このスイッチ5に対する操作は、『単なる押し操作』、『長押し操作』、『特殊操作』及び『設定操作』に分けられる。
確認処理にあっては、この操作が行われた場合、警報表示のみのテスト出力が実行される(図7 ステップ#407)。
確認処理にあっては、この長押しが行われた場合、警報表示・警報音・警報外部信号のテスト出力が実行される(図7 ステップ#408)。
従って、この特殊操作は、ガス事業者の作業員等の専門家により実行される操作である。この特殊操作の判別は、警報手段20内に備えられている特殊操作判別手段20aにより行われる。
この特殊操作が行われると、個別設定処理において必要となる、下記の『設定操作』を警報装置側で受け入れる準備が整う。
そこで、個別設定処理の開始から所定の時間内に、スイッチ5が押圧されるスイッチ押圧回数がカウントされ、そのカウントに従って、設定目的が判別される。
この所定時間内の設定目的に合致した所定数の押圧操作が、本願にいう設定操作である。この設定操作から、設定目的を判別する処理は、設定目的判別手段20bが実行する。
警報装置100の警報手段20は、図3に示すように、電源がONとなったときに、先ず内部メモリ等の初期化(ステップ#11)を行った上で、詳細については後述する初期モード(ステップ#12)及び点検モード(ステップ#13)を実行した後に、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災」等の異常を監視するための監視モード(ステップ#14)を実行する。
先ず、警報手段20が実行する上記監視モードについて説明する。
図6に示すように、以下で説明する監視モードを、繰り返し実行する。
警報手段20は、監視モードでは、監視モード中であることを示すために動作状態表示用LED45を点灯させ(ステップ#301)、更に、後述する外部信号出力停止状態を解除して通常警報状態へ強制的に切り替え(ステップ#302)、更に、ガス漏れ判定用閾値、不完全燃焼判定用閾値、及び、火災判定用閾値を、予めEEPROM6に記憶している監視閾値に設定する(ステップ#303)。
この異常判定処理は、「ガス漏れ」、「不完全燃焼」、「火災」等の異常の発生を判定する処理であり、具体的には、メタンセンサ11で検知されたメタン濃度が所定の遅延時間継続して上記ガス漏れ判定用閾値を越えた状態をガス漏れと判定し、COセンサ12で検知されたCO濃度が所定の遅延時間継続して上記不完全燃焼判定用閾値を越えた状態を不完全燃焼と判定し、熱センサ13で検知された室内温度が所定の遅延時間継続して上記火災判定用閾値を超えた状態を火災と判定する。また、ここで、上記夫々の判定用閾値を複数段階に設定し、異常の程度を複数段階に判定しても構わない。
ここで、不快度低下状態とは、上述したガス漏れ警報音、不完全燃焼警報音、火災警報音のように、当該不快度低下状態ではない通常警報状態での通常警報音に対して、不快度を低下させた不快度低下警報音を音声回路31に出力させる警報音出力状態である。
また、この不快度低下警報音としては、上記通常警報音に対して音圧レベル(音量)を低下させたものを利用することができるが、上記通常警報音に対して音圧レベルの低下を伴わないで不快度だけを低下させたものを利用することもできる。
更に、異常判定処理(ステップ#308)において判定された上記危険度が、上記予め記録された初期危険度に対して上昇した場合には(ステップ#309)には、上記不快度低下状態を解除して、警報音出力状態を通常警報状態へ強制的に切り替えることで(ステップ#310)、利用者に対していち早く且つ正確に危険度の上昇を知らせることができる。
例えば、不快度低下状態において、危険度が高いほど、不快度低下警報音の音圧レベルの低下程度や間歇出力の間隔を拡大程度等の不快度低下警報音の不快度低下程度を減少させて、利用者に対していち早く且つ正確に危険度の上昇を知らせることができ、逆に、危険度が低いほど、同不快度低下程度を増加させて、利用者に対する不快度を低減することができる。
次に、警報手段20が実行する上記確認処理について説明する。
上記確認処理では、図7に示すように、先ず、音声回路31により「ピッ 自己診断中です。しばらくおまちください。」等の自己診断開始通知音を出力させた上で(ステップ#401)、自己診断を実行する(ステップ#402)。
ここで、自己診断としては、警報手段20として機能するCPU内部の異常チェック(ソフトチェック機能)や、メタンセンサ11、COセンサ12、熱センサ13、温度サーミスタ4等の異常出力チェック、各種回路の異常チェック等の内部チェックや、ガス漏れ、不完全燃焼、火災等の異常に対するテスト判定等のような診断を自動的に行う処理を実行することができる。
上記自己診断が終了したときには、音声回路31により「警報装置は正常です。安心してお使いください。」等の自己診断完了通知音を出力させる(ステップ#403)。よって、利用者は、正常に作動していることを認識することができる。
尚、警報表示、警報音、警報外部信号のテスト出力は、上述した警報出力処理でのガス漏れ判定時、不完全燃焼判定時、火災判定時の夫々における警報信号の出力状態(表1)を一定時間模擬したものである。
次に、警報手段20が、電源ON時に続いて実行する初期モードについて説明する。
上記初期モードでは、図4に示すように、先ず、初期モード中であることを示すために動作状態表示用LED45を点滅させ(ステップ#101)、所定のリセット処理及び内部チェック処理を行う(ステップ#102)。
ここで、リセット処理においては、電源ONからの通電時間を0secに設定し、後述するガス漏れ判定用閾値、不完全燃焼判定用閾値、及び、火災判定用閾値を、予めEEPROM6に記憶している監視閾値に設定し、更に、外部出力回路51により出力される有電圧信号を警報外部信号を出力しない状態である6Vに設定する。
上記ステップ#103においてスイッチ5が長押し(単なる押し操作でも、特殊操作でもない)されたと判別(判定)した場合には、外部出力回路51による警報外部信号の出力を停止する外部信号出力停止状態に切り替える(ステップ#104)。
ここで、外部信号出力停止状態に切り替えるとは、外部出力回路51において、有電圧信号を、警報外部信号の出力を停止した状態に対応する6Vの状態に固定すること、及び、接点信号を警報外部信号の出力を停止した状態に対応するOFF状態に固定することを言う。
個別設定処理では、音声回路31により「個別機能設定モードです。設定番号の数だけスイッチ5を押してください」などの通知音を出力させた上で、図8に示すように、スイッチ5の押圧回数をカウントし(ステップ#501)、次に、下記の表2に示すように、そのカウントした押圧回数に応じた設定番号(設定目的)の設定処理を行う(ステップ#502)。このスイッチの押圧回数のカウントと、その設定操作に対応する設定目的の判別(判定)は、設定目的判別手段20bが行う。
尚、上記ステップ#501において、使用者がスイッチ5の押圧回数を間違えないように、スイッチ5が押圧される毎に、それまでカウントした押圧回数を通知するなどの形態で、スイッチ5の押圧回数を通知するように構成しても構わない。
このような設定処理を行うことで、万一、メタンセンサ11、COセンサ12、熱センサ13等の検知手段の故障や誤作動により、警報装置の電源を切ることなく、問題がある異常判定処理を停止することが可能となり、問題のない異常判定処理及び警報出力処理を生かした状態で警報装置の作動を継続することができる。
また、上記設定番号6の設定処理は、火災判定時に接点信号がOFFからONになることを禁止する形態で、上述した警報出力処理における火災判定時の外部出力回路51による警報外部信号の出力を停止する処理である。
このような設定処理を行うことで、各種異常判定処理は停止したくないが、外部出力回路51による警報外部信号を出力した場合に集中監視盤等の外部機器により玄関等で音声が発生することによる他人への迷惑は防止したい場合に、当該警報外部信号の出力を各種判定処理毎に停止することができる。
このような設定処理を行うことで、ガス漏れに対する判定処理の鋭敏化等により、明らかにガス漏れが判定されやすくなっている場合であっても、ガス漏れ判定を完全に停止させずに、ガス漏れ判定用閾値を上昇させて、そのガス漏れ判定の感度を下げることができる。よって、ガス漏れの誤判定を防止するとともに、より危険な状態に対してのガス漏れ判定の機能は残すことができる。
このような設定処理を行うことで、点検等により異常判定処理において異常を判定した場合でも、外部出力回路51により集中監視盤等の外部機器への警報外部信号を出力せずに、外部機器の音声発生を防止し、近所や管理人への迷惑を防止することができる。
このような設定処理を行うことで、誤報により注意報メロディが出力されやすくなっている場合であっても、ガス漏れ判定を完全に停止させずに、注意報メロディーの吹鳴を停止し、利用者に迷惑をかけることを防止できる。
このような設定処理を行うことで、故障していても、有電圧信号が0Vとなることが防止でき、0Vとなった場合に集中監視盤が故障警告を発するといったことや、インターホン親機が鳴るといったことがなく、近所や管理人に迷惑を防止することができる。
このような設定処理を行うことで、遅延時間が短すぎることによるガス漏れや不完全燃焼に対する判定処理の鋭敏化を抑制することができ、ガス漏れ判定時や不完全燃焼判定時の警報の頻発による利用者の不快感を低減できる。
このような設定処理を行うことで、利用者やその他の近隣の者に対して、音声メッセージの内容により過剰な不安感を与えることを抑制することができる。
このような設定処理を行うことで、万一間違った設定をしてしまっても、標準状態に戻すことができる。なお、この標準状態とは、工場出荷時の状態であってもよく、例えば、判定用閾値を工場での設定値に戻すといったことでもよい。
このような設定処理を行うことで、設置場所の環境下で変化したガス漏れ判定用閾値や不完全燃焼閾値を、メタンセンサ11やCOセンサ12に標準メタンガス(5000ppm)や標準COガス(500ppm)をかけてその設置環境の条件下で設定しなおすことができる。この操作を行う場合は、ガス事業者の作業員が標準ガスを現場に持参し、その標準ガスを警報装置にかけた状態で、スイッチ5を操作することにより、閾値をセンサの現状に合致した状態で新たに設定し直すこととなる。結果、設置環境下で、目標のガス濃度に対し適正にガス漏れや不完全燃焼の判定を行うことができるようになるとともに、長期間の使用で、センサが鋭敏化して、従来なら使用を停止していた警報装置に関しても、その警報装置に備えられるセンサの現状に合致した閾値を新たに設定することができ、警報装置自体の寿命を格段に長くすることができる。
この種の処理は特に専門性(経験)を要するものであり、ガス事業者の作業者等、専門知識を有する専門家が実施する必要がある。
次に、警報手段20が、上記初期モードに続いて実行する点検モードについて説明する。
上記点検モードでは、図5に示すように、上述した監視モードと同様に動作状態表示用LED45を点灯させ(ステップ#201)、ガス漏れ判定用閾値を、予めEEPROM6に記憶している点検閾値に設定し(ステップ#202)、それ以降のステップを、通電時間が所定の設定時間(例えば1分)に達して点検モード終了と判定されるまでに(ステップ#212)繰り返し実行する。
また、本実施形態では、ガス漏れ判定用閾値のみを監視閾値よりも小さい点検閾値に設定するが、別に、不完全燃焼判定用閾値や火災判定用閾値等についても監視閾値よりも小さい点検閾値に設定しても構わない。
ここで、この点検モードでの異常判定処理においては、ガス漏れ判定用閾値が監視閾値よりも小さい点検閾値に設定されているので、比較的メタン濃度が低い点検用ガスを吹きかけたときでも、ガス漏れ判定の状態となる。
また、この点検モードにおける異常判定処理では、監視モードとは異なり、例えば火災の発生を省略するように構成してもよい。
これにより、点検モード中の一旦警報を出力している状態から、スイッチ5の押圧により速やかに点検モードを終了して、監視モードを開始することができる。すると、各種判定用閾値が、点検閾値から監視閾値に変更されることになるため、点検のために警報を出力しやすくなっていた状態を元の状態に戻して、早く警報の出力を停止することができる。
また、このように監視モードに移行する際に、適宜、警報音出力状態を不快度低下状態に切り替えるように構成して、例えば監視モードに移行した後でも、警報の出力が継続される場合に、不快度を低下させた不快度低下警報音を出力させることができる。
(1)上記実施形態では、メタンセンサ11とCOセンサ12とを個別に設置したが、それらの代わりに、メタンとCOの両方を検知できるメタンCOセンサを設置しても構わない。
11 メタンセンサ
12 COセンサ
13 熱センサ
20 警報手段
20a 特殊操作判別手段
20b 設定目的判別手段
Claims (6)
- ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置であって、
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止、及びいずれかの前記検知対象の閾値の変更を含む警報装置。 - ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の遅延時間を超えて閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置であって、
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止、及びいずれかの前記検知対象の遅延時間の延長を含む警報装置。 - ガス漏れ、不完全燃焼、火災から選択される2種以上を検知対象とし、前記検知対象を検知するセンサの出力が所定の閾値を超えた場合に、警報を出力する警報装置であって、
スイッチと、操作者がその操作を知っていなければ偶然には起こりえない前記スイッチの操作である特殊操作を判別する特殊操作判別手段と、
当該特殊操作判別手段により前記特殊操作があったと判別した場合、複数の設定目的のいずれか1つに従った設定操作を前記スイッチから受け付け、受け付けた前記設定操作に対応する設定目的を判別すると共に、前記特殊操作判別手段により前記特殊操作がないと判別した場合、前記設定操作を前記スイッチから受け付けない設定目的判別手段を備え、
前記設定目的に、少なくとも前記いずれかの検知対象の警報出力の停止を含み、前記検知対象に前記ガス漏れを含む場合における、前記ガス漏れについて警報を出力する閾値を、ガス漏れセンサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行、若しくは、前記検知対象に前記不完全燃焼を含む場合における、前記不完全燃焼について警報を出力する閾値を、不完全燃焼を検知するための一酸化炭素センサが標準ガスに接触することにより出力するセンサ出力から更新設定する閾値設定処理の実行のいずれか1種以上を含む警報装置。 - 前記設定目的に、警報装置からの外部出力の設定変更、警報装置からの音声出力の停止、若しくは、警報装置の設定を標準状態に復帰させる標準状態復帰のいずれか1種以上を含む請求項1〜3のいずれか1項記載の警報装置。
- 動作モードとして、電源投入操作に伴って実行される初期モードと、前記警報を出力するための監視モードとを少なくとも備え、
前記初期モードにおいて、前記設定目的判別手段が前記設定目的を判別し、当該設定目的に適合する設定を行う個別設定処理を実行可能に構成され、
前記監視モードで、前記スイッチが初期モード移行操作された場合に、前記初期モードへ移行可能に構成されている請求項1〜4のいずれか1項記載の警報装置。 - 前記設定目的判別手段が、所定時間内のスイッチの操作回数に従って、前記設定目的を判別する請求項1〜5のいずれか1項記載の警報装置。
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