JP2011013733A - 火災警報器および火災警報器の定期点検補助システム - Google Patents

火災警報器および火災警報器の定期点検補助システム Download PDF

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Abstract

【課題】
火災警報器のユーザの手動操作による定期点検を通知する火災警報器および火災警報器の定期点検補助システムを提供する。
【解決手段】
火災検出時にスピーカ42から音声警報を出力する火災警報器において、電源投入から定期点検時期が到来するまでの第1の所定時間(30日)を計時する第1タイマ31と、該第1タイマ31の計時終了後、定期点検時期到来を通知する第2の所定時間(10分)を計時する第2タイマを設け、該第2タイマ32の計時中かつ正常監視状態時に、警報音出力部(4、41、42)を作動させて、前記警報音出力部(4、41、42)の定期点検時期の到来を通知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザーに定期点検を促す機能を備えた火災警報器および火災警報器システムに関するものである。
従来、特許文献1に示されているようなスピーカと警報停止スイッチを備えた住宅用火災警報器が知られており、この火災警報器は、煙または熱を検出するセンサー部の自己診断を含む異常監視を行い、異常監視が異常である場合には、異常である旨の音声(音声による警報)をスピーカから出力するようにしている。
また、火災警報器は、電池駆動によるものとAC電源駆動によるものがあり、電池式火災警報器の場合には、電池電圧低下検出および電池電圧低下警報(電池切れ警報)の機能が装備されている(特許文献2)。
なお、その他の火災警報器および火災警報システムに関する技術として、複数の火災警報器を無線または有線により接続して、火災警報器に関する各種情報を相互に収集・制御可能ないわゆる連動型の火災警報器および火災警報システム(火災警報器連動システム)がある。
特開2009−48590号公報 特開2005−44317号公報
上述したように、火災警報器は、様々な点検機能や警報機能が搭載されており、火災を検出した場合や故障した場合にこれらの監視結果情報をユーザに対してユーザが認識可能な警報手段を用いて通知するものである。しかし、従来より、火災警報器は、正常監視時においてユーザに対して何ら通知を行わない構成となっている。
ところで、上述のような火災警報器の構成においては、万一、火災警報器が何らかの原因で完全に故障してしまった場合や、火災警報器がユーザ不在の状況下において電池電圧低下警報(電池切れ警報)を発し続け、その警報を認識されなれないまま電池切れとなって完全に機能停止してしまった場合、火災が発生しても火災警報器は火災を検出して警報することができない。
そこで、このような事態を回避すべく火災警報器の取扱説明書や販売時の製品説明等では、ユーザに対して、ユーザ自身の手動操作により火災警報器が正常に警報出力を行うことができるか否かを必ず定期的に点検するように勧めている。
なお、ユーザ自身の手動操作により火災警報器が正常に警報出力を行うことができるか否かを点検する例として、「初めて火災警報器の取り付けをしたとき」、「電池の交換をしたとき」、「汚れなどの掃除をしたとき」、「取り付け場所を変更したとき」、「故障や電池切れが疑われるとき」、「長期留守にしたとき(3日間以上)」などが挙げられる。
また、一般的に、定期点検時の点検スイッチ操作により、火災警報器の火災検出部、電源電圧などについても試験が行われる(または、自動試験結果の履歴参照による正常または異常の通知が行われる)。
また、一般的に、定期点検スイッチは、ボタン押動操作および/または引き紐操作によりスイッチ操作可能な構成とされており、警報停止機能を兼ね備えている。
しかし、火災警報器およびこの定期点検は、多くのユーザにとっては日常生活と関連がなく、馴染みの薄いものであるので、ユーザが定期点検を忘れてしまうことがある。
また、火災警報器は、高所に設置されているため、点検行為が面倒あるいは作業困難であり、敬遠される場合もある。
したがって、本発明は、ユーザが行う定期点検時期の到来をユーザに促し、あるいは定期点検を補助する火災警報器および定期点検補助システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、電源部と、所定時間を計時するタイマ部と、火災を検出する火災検出部と、警報音を発する警報音出力部と、前記火災検出部の検出信号により前記警報音出力部を作動させる制御部と、前記警報音出力部の点検を行う点検スイッチとを備えた火災警報器において、前記タイマ部は、電源投入から定期点検時期が到来するまでの第1の所定時間を計時する第1タイマと、該第1タイマの計時終了後、定期点検時期到来を通知する第2の所定時間を計時する第2タイマとからなり、該第2タイマの計時中かつ正常監視状態時に、前記警報音出力部を作動させて、前記警報音出力部の定期点検時期の到来を通知することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、電源部と、所定時間を計時するタイマ部と、火災を検出する火災検出部と、警報音を発する警報音出力部と、該警報音出力部と警報出力形態が異なる第2の警報出力部と、前記火災検出部の検出信号により前記警報音出力部を作動させる制御部と、前記警報音出力部の点検を行う点検スイッチとを備えた火災警報器において、前記タイマ部は、電源投入から定期点検時期が到来するまでの第1の所定時間を計時する第1タイマと、該第1タイマの計時終了後、定期点検時期到来を通知する第2の所定時間を計時する第2タイマとからなり、
該第2タイマの計時中かつ正常監視状態時に、前記第2の警報出力部を作動させて、前記警報音出力部の定期点検時期の到来を通知することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項1乃至2に記載の火災警報器において、前記第1タイマが計時中に前記点検スイッチの入力を受信すると、前記警報音出力部を作動させた後、前記警報音出力部を停止させるとともに前記第1タイマをリセットして第1の所定時間の計時を開始させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、請求項1に記載の火災警報器において、前記第2タイマが計時中に前記点検スイッチの入力を受信すると、前記警報音出力部を停止させるとともに前記第1タイマをリセットして第1の所定時間の計時を開始させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項5記載の発明は、請求項2に記載の火災警報器において、第2タイマ計時中に前記点検スイッチの入力を受信すると、前記第2の警報出力部を停止させて、前記警報音出力部を作動させた後、前記警報音出力部を停止させるとともに前記第1タイマをリセットして第1の所定時間の計時を開始させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の発明は、
請求項1乃至2に記載の火災警報器において、
前記第2タイマが第2の所定時間の計時を終了すると、前記第1タイマが第1の所定時間の計時を開始することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6に記載の火災警報器において、定期点検通知ON/OFF設定部を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の発明は、電源部と、所定時間を計時するタイマ部と、火災を検出する火災検出部と、警報音を発する警報音出力部と、前記火災検出部の検出信号により前記警報音出力部を作動させる制御部と、前記警報音出力部の点検を行う点検スイッチと、連動信号を入出力する連動信号送受信部とを備えた複数の火災警報器からなる火災警報器の定期点検補助システムにおいて、一つの火災警報器が、正常監視時に前記所定時間の計時を終了すると、定期点検時期の到来を通知する連動信号を出力し、該連動信号を受信した他の火災警報器が当該他の火災警報器の警報音出力部を作動させて、前記一つの火災警報器の警報出力部の定期点検時期の到来を通知することを特徴とする。
本発明のユーザーに定期点検を促す機能を備えた火災警報器および火災警報器システムにより、ユーザーの所望に応じて定期点検補助通知機能のON/OFF設定を行うことができる。また、ユーザーが当該機能をONに設定した場合には、火災警報器の定期点検を積極的に行う契機となる。
図1は、本発明に係る火災警報器の外観の一例を示す図である。 図2は、本発明に係る火災警報器の一構成例を示す図である。 図3は、本発明に係る火災警報器の定期点検補助通知動作(定期点検時期到来の通知動作)を示すフローチャートである。 図4は、本発明の他の実施形態に係る火災警報器の定期点検補助通知動作(定期点検時期到来の通知動作)を示すフローチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施例において、正常監視時(正常監視状態)とは、火災警報器の各機能が正常に動作している状態であって、火災検出警報、電源電圧低下警報(電池切れ警報)、故障警報などがなされていない状態、または火災警報器の記憶部に火災検出、電源電圧低下検出(電池切れ検出)、故障検出などの履歴情報がない状態をいう。
図1は本発明に係る火災警報器1の外観の一例を示す図である。また、図2は本発明に係る火災警報器の一構成例を示す図である。図3は、本発明に係る火災警報器の定期点検補助通知動作を示すフローチャートである。図4は、本発明の他の実施形態に係る火災警報器の定期点検補助通知動作(定期点検時期到来の通知動作)を示すフローチャートである。
先ず、図2を参照すると、本発明の火災警報器1は、電源部(例えば6Vの電池)100と、全体を制御するマイクロコンピュータ2(以下、マイコン2と称す)と、火災検出部(センサー部)3と、音声による警報を行う音声警報部(音声合成部)4と、マイコン2にON/OFF選択設定を入力する設定入力部5と、点検入力部8と、表示部6(作動表示灯6)とを有している。
また、音声警報部(音声合成部)4には、音声による警報を出力するスピーカ41と、音声による警報を停止するための警報停止スイッチ42とが接続されている。したがって、本発明の警報音出力部は、音声警報部(音声合成部)4およびスピーカ41および警報停止スイッチ42である。
また、設定入力部5には、本発明の定期点検補助通知機能をON/OFF選択設定するON/OFF選択設定用スイッチ52が接続されている。
また、点検入力部8には、点検用スイッチ82が接続されている。
また、図1を参照すると、火災警報器1の頂部には、作動表示灯6(表示部6)が設けられ、火災警報器1の使用者(ユーザ)が操作しやすい位置には音響停止ボタン9が設けられ、また、火災警報器には、音響を出力するための音響孔43が設けられている。
すなわち、警報停止ボタン9の押動操作または図示しない引き紐操作により、警報停止スイッチ42がONされる。
また、一般的には、警報停止スイッチ42と点検スイッチ82を警報停止ボタン9が兼ねており、押動操作の態様やマイコン2の制御モードの違いなどにより、警報停止ボタン9の押動操作による入力が、警報停止スイッチ42の入力であるかあるいは点検スイッチ82の入力であるかが識別される。
また、ON/OFF選択設定用スイッチ52は、好適には、警報停止ボタン9を兼用し、異なる操作態様によって(例えば、警報停止ボタン9を押す時間長さを異にする操作態様などによって)、警報停止スイッチ42として機能させる場合と、定期点検補助通知のON/OFF選択設定用スイッチ52として機能させる場合とを、選択させるようにするのが良い。なお、、ON/OFF選択設定用スイッチ52によって音声による警報を行うか否かのON/OFF選択設定や本発明の定期点検補助通知を行うか否かのON/OFF選択設定を容易に行えるようにし、火災警報器1の使用者が、各種機能を選択して使用できるようになっている。また、ON/OFF選択設定用スイッチ52として、トグルスイッチ、スライドスイッチ、ディップスイッチなどが用いられてもよい。
ここで、上述したマイコン2には、制御部10と、記憶部20と、タイマ部30が設けられ、制御部10は、電源部(例えば6Vの電池)100の電圧を監視する電源電圧監視部13と、試験制御部14と、設定入力部5からの入力が何であるか、あるいは点検入力部8からの入力が何であるかを判定する入力判定部15と、作動表示灯6(表示部6)の表示を制御する表示制御部16とを備えている。また、記憶部20は、火災検出フラグ21と、断線等の回路故障を検出する故障フラグ22と、電池(電源部100)の電圧が所定の電圧値以下となったこと、例えば5V以下に低下したことを検出したらセットされる電圧低下検出フラグ23と、定期点検時期到来通知フラグ24などの各種制御処理に関する情報が記憶されている。
また、タイマ部30は、後述する定期点検の期間(例えば30日)を計時する第1タイマ31と、定期点検補助通知(定期点検時期到来の通知)を行う場合の警報出力時間(例えば10分)を計時する第2タイマ32と、ユーザが自発的に定期点検を行った場合の警報出力時間(例えば10秒)を計時する第3タイマ33などから構成される。
また、マイコン2は、各監視処理の結果に基づいて、音声合成回路4に対し、各種警報に関するフレーズに関する情報を含んだ音声出力指令信号を出力するようになっている。例えば、火災検出フラグがセットされている場合には、火災音声警報出力指令信号を音声合成回路4に対して出力し、音声合成回路4が「ヒュー、ヒュー、ヒュー、火事です。火事です。」という音声警報を合成し、スピーカ41を介して出力する。また、サーミスタ断線時や電池電圧低下時には、異常音声警報出力指令信号を1時間毎に流し、「警報器が異常です。交換してください。」の警報音を音声合成回路4に対して出力させる。
また、正常監視状態時の定期点検補助通知時(定期点検時期到来の通知時)には、マイコン2は、「定期点検を行って下さい。」との警報音を音声合成回路4に対して出力させる。ここで、定期点検補助通知(定期点検時期到来の通知)とは、火災警報器1が、火災を検出しおらず(火災フラグOFF)、また、故障検出および電源電圧低下検出をしていないときであって(故障フラグOFF、電源電圧低下フラグOFF)、さらに、例えば電池嵌入により火災警報器1の電源が投入されてから30日を経過した時に通知されるものであり、ユーザに対して定期点検時期が到来したことを知らせるものである。したがって、この定期点検補助通知中(定期点検時期到来の通知中)に上述のメッセージが出力される。
(動作説明)
次に、本発明の定期点検補助通知の動作を図3の動作フローチャートを用いて説明する。
まず、電池を嵌入して電源投入されると、マイコン2が、設定入力部8で設定されている定期点検補助通知機能(定期点検時期到来の通知機能)の設定のON/OFFを入力判定部15で判定・確認する。なお、本実施例においては、製造時において定期点検補助通知機能がON設定されているとして説明する。
なお、ユーザが本機能を必要としない場合には、例えば、定期点検補助通知機能に関する設定入力を判定後、「5秒以内に警報停止ボタンを長押しすると、定期点検補助通知を行わない設定にします。」とのメッセージを出力し、ユーザに当該機能の選択をさせる構成とすればよい。そして、定期点検補助通知OFFに設定された場合は、「定期点検補助通知を行いません。必ず定期的に火災警報器の点検を行って下さい。」とのメッセージを出力する構成とすればよい。
(実施例1)
電源投入されると、マイコン2は、入力判定部15で設定入力部8の定期点検補助通知(定期点検時期到来の通知)ONを判定し、第1タイマにより第1の所定時間(30日)の計時を開始させる(S1)。
また、第1タイマが30日を計時中、点検スイッチ82の入力の有無を確認する(S2)。そして、点検スイッチ82の入力がなく(警報停止ボタン9が押動操作されない、または、引き紐操作されない)、第1タイマが30日の計時終了すると、続いて第2タイマによる第2の所定時間(10分)の計時を開始する(S3、S4)。
第2タイマが計時中であって、さらに正常監視状態である場合、すなわち、火災フラグ21、故障フラグ22、電源電圧低下フラグ23がセットされていない場合には、火災警報器1は、上述した「定期点検を行って下さい。」との定期点検補助通知警報音(定期点検時期到来の通知警報音)による通知を行う(図3のS5、S6)。なお、ここで出力される定期点検補助通知の警報音は、火災警報音と同程度の音量が短時間出力されていればよく、それ以外は、警報音がユーザに認識できる程度の音量でよい。すなわち、設計上、定期点検補助通知時の上記短時間に出力される補助警報音は、製造時に確認される「無響室で警報部の中心から前方1メートル離れた地点で測定した値が、70デシベル以上である」との条件を満たす音量と同程度の音量を出力できるようにすればよい。また、第2タイマの計時中は、上記定期点検補助通知メッセージが10分間に数回出力される構成であればよい。
次に、ユーザが定期点検補助通知警報音に気づき、警報停止ボタン9の押動操作または引き紐操作が行われると、定期点検補助通知警報音の出力を停止し、タイマ部30がリセットされる(図3のS7、S11、S12)。
なお、ユーザが定期点検を行う場合に、従来の点検と同じく「ヒュー、ヒュー、ヒュー、火事です。火事です。」との火災音声警報出力をさせても良い。
一方、ユーザが不在または定期点検補助通知警報音(定期点検時期到来の通知警報音)を聞き取れなかったなどの理由により、警報停止ボタン9押動操作または引き紐操作が行われないと、第2タイマ32の計時が終了し、マイコン2は、定期点検補助通知警報音の出力を停止する(S7、S8、S9)。なお、この場合は、第1タイマによる30日間の計時が開始されるが、この動作と併せて、または、切り替え制御して、作動表示灯6(表示部6)を点灯制御または点滅制御することによって、ユーザに対して引き続き定期点検時期が到来していることを示しても良い。
なお、本実施例では、第2の所定時間(10分)の計時方法については、第1の所定時間(30日)を計時後に、第2の所定時間(10分)の計時を開始する構成としているが、第1の所定時間(30日)の計時開始と同時に開始して第1の所定時間の計時終了後も第2の所定時間の計時を継続する構成にしてもよい。すなわち、第1所定時間(30日)の計時終了後、音声警報部4が、スピーカ41による定期点検補助通知警報音の出力を開始してから所定の期間(10分)経過後に警報出力を停止できる構成であればよい。
なお、上記動作のステップ2(図3のS2)において、第1タイマが30日を計時中に、点検スイッチから入力があった場合は、ユーザが自発的に警報停止ボタン9押動操作または引き紐操作を行ったことになるので、いわゆる通常の定期点検がなされたことになる。したがって、この時に火災警報器1が正常である場合には、第3タイマが第3の所定時間(10秒間)の計時を開始するともに音声警報部4を制御して、火災検出時に出力される火災警報音「ヒュー、ヒュー、ヒュー、火事です。火事です。」(2回/10秒間)を出力する(図3のS13、S14、S15)。そして、火災警報音出力を停止し、第3タイマの計時を終了した後、タイマ部30をリセットする(図3のS16、S17、S18)。
また、上記動作のステップ14(図3のS14)において、火災警報器1が正常監視状態でない場合、すなわち、火災検出または故障検出または電源電圧低下検出をしている場合には、マイコン2は、「警報器が異常です。交換してください。」の警報音を音声合成回路4に対して出力させる(図3のS14、S19)。
また、上記動作のステップ5(図3のS5)において、第2タイマが10分を計時中に、火災警報器が正常監視状態でない場合、すなわち、火災検出または故障検出または電源電圧低下検出をしている場合には、マイコン2は、「警報器が異常です。交換してください。」の警報音を音声合成回路4に対して出力させる(図3のS5、S19)。
なお、本実施例1においては、定期点検補助通知を、音声警報部4およびスピーカ41などを制御して警報音を出力することにより、火災警報器1の音声警報出力機能が正常か否かを点検する構成としたが、図4に示されるように、定期点検補助通知(定期点検時期到来の通知)を表示部6(作動表示灯6)の点滅・点灯制御による通知として、ユーザに対して定期点検時期が到来したことを通知してもよい(実施例2)。なお、この場合、表示部6は、本発明の第2の警報出力部となる。
この場合には、定期点検時期到来の通知を表示手段によって行っているので(図4のS6)、当該定期点検時期到来通知に気付いたユーザが警報停止ボタン9の押動操作または引き紐操作を行い、この手動操作により火災警報器1が点検用スイッチ82の入力を受信し(図4のS7)表示部6の動作を停止させて(作動表示灯6を消灯させて)(図4のS11)、さらに火災音声警報を第3所定時間(10秒間)出力させて定期点検が完了することになる(図4のS13〜S18)。
そして、火災音声警報出力が停止するとともに第3所定時間(10秒間)の計時が終了され、タイマ部30がリセットされて、再び第1タイマが第1所定時間(30日)の計時を開始する(図4のS16〜S18、S1)。
なお、図4の動作フローにおいて、上述したような正常監視状態時であって作動表示灯6の点灯または点滅制御による定期点検補助通知(定期点検時期到来の通知)中に、点検スイッチ入力があったときの動作以外の動作は、実施例1で警報音による定期点検補助通知を表示によるものに変更した以外は同様の動作である。
(実施例3)
次に、第3の実施例を用いて、定期点検補助通知システムについて説明する。
図1に示されるように、本実施例3の火災警報器1は、実施例1の構成にさらに、連動信号送受信部19および連動制御部18を備えており、複数の火災警報器1により火災警報器連動システムを構成する。
一つの火災警報器1(以下、火災警報器1aという。)が、電源投入から第1の所定時間30日を計時後であって、正常監視状態である場合に、定期点検スイッチ82の入力がないと、第2の所定時間(10分間)、表示部6(作動表示灯6)を点灯または点滅制御するとともに、連動制御部において火災警報器1aが点検時期であることを示す情報を含んだ連動信号sigを生成して、連動信号送受信部19から送出させる。
他の火災警報器1(以下、火災警報器1bという。)が連動信号送受信部19で火災警報器1aから送出された連動信号Ssttを受信して連動制御部18で解析した後、火災警報器1bの音声警報部4を制御して、火災警報器1aが定期点検時期である旨のメッセージ、例えば、「火災警報器1aの定期点検を行って下さい」との定期点検補助警報音を第2の所定時間(10分間)出力する。そして、第2所定時間(10分)を計時終了後、火災警報器1bは、タイマ部30リセットして、正常監視状態に戻る。
一方、ユーザが火災警報器1aの表示部6による定期点検補助警報または、火災警報器1bによる定期点検補助通知音に気付いて、火災警報器1aの定期点検を行うと、火災警報器1aの第3タイマが第3の所定時間(10秒間)の計時を開始するともに、制御部10が、音声警報部4を制御して、火災検出時に出力される火災警報音「ヒュー、ヒュー、ヒュー、火事です。火事です。」(2回/10秒間)を出力する。さらに、表示部6の点灯・点滅制御を停止する。そして、火災警報音出力を停止し、第3タイマの計時を終了した後、タイマ部30をリセットするとともに、火災警報器1bへ定期点検が行われたことを示す情報を含んだ連動信号Scptを生成して、連動信号送受信部19から送出させる。
火災警報器1bが、第2の所定時間(10分間)計時中に、連動信号送受信部19で、火災警報器1aから送出された連動信号Scptを受信して連動制御部18で解析すると、第2の所定時間(10分間)出力するとともに、火災警報器1bの音声警報部4を制御して「火災警報器1aの定期点検を行って下さい」との定期点検補助警報音の出力を停止する。さらに、火災警報器1bは、タイマ部30リセットして、正常監視状態に戻る。
なお、本発明の定期点検補助警報を出力する場合、夜間の警報出力を避けることが好まししので、特許文献2の技術と組み合わせれば運用の際に好適である。
本発明の定期点検補助通知機能は、ガス警報器およびガス警報システムにも適用できる。
1 火災警報器
2 マイクロコンピュータ(マイコン)
3 火災検出部
4 音声警報(音声合成部)
5 ON/OFF選択設定入力部
6 表示部(第2の警報出力手段)
8 点検入力部
9 警報停止ボタン
41 スピーカ(警報音出力手段)
42 警報停止スイッチ
52 ON/OFF選択設定用スイッチ
82 点検用スイッチ
100 電源部(電池またはAC電源)

Claims (8)

  1. 電源部と、所定時間を計時するタイマ部と、火災を検出する火災検出部と、警報音を発する警報音出力部と、前記火災検出部の検出信号により前記警報音出力部を作動させる制御部と、前記警報音出力部の点検を行う点検スイッチとを備えた火災警報器において、
    前記タイマ部は、電源投入から定期点検時期が到来するまでの第1の所定時間を計時する第1タイマと、該第1タイマの計時終了後、定期点検時期到来を通知する第2の所定時間を計時する第2タイマとからなり、
    該第2タイマの計時中かつ正常監視状態時に、前記警報音出力部を作動させて、前記警報音出力部の定期点検時期の到来を通知することを特徴とする火災警報器。
  2. 電源部と、所定時間を計時するタイマ部と、火災を検出する火災検出部と、警報音を発する警報音出力部と、該警報音出力部と警報出力形態が異なる第2の警報出力部と、前記火災検出部の検出信号により前記警報音出力部を作動させる制御部と、前記警報音出力部の点検を行う点検スイッチとを備えた火災警報器において、
    前記タイマ部は、電源投入から定期点検時期が到来するまでの第1の所定時間を計時する第1タイマと、該第1タイマの計時終了後、定期点検時期到来を通知する第2の所定時間を計時する第2タイマとからなり、
    該第2タイマの計時中かつ正常監視状態時に、前記第2の警報出力部を作動させて、前記警報音出力部の定期点検時期の到来を通知することを特徴とする火災警報器。
  3. 請求項1乃至2に記載の火災警報器において、
    前記第1タイマが計時中に前記点検スイッチの入力を受信すると、前記警報音出力部を作動させた後、前記警報音出力部を停止させるとともに前記第1タイマをリセットして第1の所定時間の計時を開始させることを特徴とする火災警報器。
  4. 請求項1に記載の火災警報器において、
    前記第2タイマが計時中に前記点検スイッチの入力を受信すると、前記警報音出力部を停止させるとともに前記第1タイマをリセットして第1の所定時間の計時を開始させることを特徴とする火災警報器。
  5. 請求項2に記載の火災警報器において、
    第2タイマ計時中に前記点検スイッチの入力を受信すると、前記第2の警報出力部を停止させて、前記警報音出力部を作動させた後、前記警報音出力部を停止させるとともに前記第1タイマをリセットして第1の所定時間の計時を開始させることを特徴とする火災警報器。
  6. 請求項1乃至2に記載の火災警報器において、
    前記第2タイマが第2の所定時間の計時を終了すると、前記第1タイマが第1の所定時間の計時を開始することを特徴とする火災警報器。
  7. 請求項1乃至6に記載の火災警報器において、
    定期点検通知ON/OFF設定部を備えていることを特徴とする火災警報器。
  8. 電源部と、所定時間を計時するタイマ部と、火災を検出する火災検出部と、警報音を発する警報音出力部と、前記火災検出部の検出信号により前記警報音出力部を作動させる制御部と、前記警報音出力部の点検を行う点検スイッチと、連動信号を入出力する連動信号送受信部とを備えた複数の火災警報器からなる火災警報器の定期点検補助システムにおいて、
    一つの火災警報器が、
    正常監視時に前記所定時間の計時を終了すると、定期点検時期の到来を通知する連動信号を出力し、
    該連動信号を受信した他の火災警報器が
    当該他の火災警報器の警報音出力部を作動させて、前記一つの火災警報器の警報出力部の定期点検時期の到来を通知することを特徴とする火災警報器の定期点検補助システム。
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