JP5599667B2 - 警報器 - Google Patents
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Description
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る警報器は、監視領域の火災(発生)等、異常(異状)を検出して警報を出力するものである。
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、実施の形態1について説明する。実施の形態1は、スイッチを介して受け付けられた試験指示に基づく試験時には、所定の試験タイミングとなったことに基づく試験時よりも小さい音量で試験結果を示す報知音を出力させる形態である。
最初に、実施の形態1に係る警報器の構成について説明する。図1は実施の形態1に係る警報器の電気的要部構成を示すブロック図である。この図1に示すように、警報器1は、観測部10、表示部20、スピーカ30、スイッチ40、バッテリ50、制御部60、及び記憶部70を備えている。なお、本実施の形態では、火災煙を観測して火災の有無を検出する警報器を例に取っている。
観測部10は、監視領域の異常に起因する検出対象(異常に起因する物理現象等)を観測(モニタ)し、観測値に応じた信号(観測信号或いはモニタ信号という。なお、ここでは電気信号であるものとする。)を制御部60に出力する観測手段である。観測部10は、例えばクロック発振回路(図示省略)から供給されるクロック信号に同期して所定周期にて観測動作を行い、観測値に応じた信号を制御部60に入力する。この観測部10としては、例えば監視領域における火災に起因して発生する煙を観測する煙センサや、火災に起因する温度上昇を観測する温度センサ、火災に起因する炎が発する電磁波を観測する炎センサ、ガス漏れに起因するガス濃度上昇を観測するガスセンサ等の公知の観測手段を用いることができる。観測手段(観測部10)からの観測信号に基づいて、後述する検出処理部61で異常の有無が検出される。すなわち、観測部10と検出処理部61をあわせて異常検出手段を構成している。
表示部20は、制御部60の制御に基づいて警報等の表示報知を行うための表示手段(図示しない表示部駆動回路を含む)であり、例えばLED(Light Emitting Diode)、7セグメントディスプレイ、液晶ディスプレイ等公知の表示装置を用いた表示手段を用いることができる。
スピーカ30は、制御部60の制御に基づいて警報音等の報知音を出力する報知音出力手段(図示しないスピーカ駆動回路や音量制御回路を含む)である。スピーカ30より出力される報知音の具体的な態様は任意であり、ブザー音、必要に応じて生成された合成音声、予め録音された音声等を出力することができる。
スイッチ40は入力手段であり、図示しない入力補助回路や後述する検出処理部61とあわせて試験指示入力受付処理手段を構成する。これによりユーザ等の操作者から警報器1に対する操作入力(指示入力)を受け付ける。スイッチ40としては例えば非保持(ノンロック)型のプッシュスイッチを用いる。
バッテリ50は、警報器1の各構成要素に電力を供給する(なお、図1では電力供給ラインの図示を省略している)。このバッテリ50としては、例えばリチウムイオン電池等、公知の電池を用いることができる。
制御部60は、警報器1の各部を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
記憶部70は、制御部60による制御に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。記憶部70は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。そして、記録内容は必要に応じユーザによって外部から書き換えることが可能になっている。別にROMを設け、書き換え不要のプログラムおよびデータを、ROMに記憶させても良い。
次に、上述のように構成された警報器1が実行する処理について説明する。
まず、監視処理について説明する。図2は、警報器1が実行する監視処理の概略例を示したフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この監視処理は、例えば、警報器1に電源が投入された場合に起動される。なお、本実施形態の警報器には電源スイッチは設けられておらず、バッテリ50を内部回路に導通可能に装着した時点で電源が投入される。
次に、検出処理について説明する。図3は、検出処理の概略例を示したフローチャートである。
次に、手動試験処理について説明する。図4は、手動試験処理の概略例を示したフローチャートである。
次に、定期自動試験処理について説明する。図5は、定期自動試験処理の概略例を示したフローチャートである。
このように実施の形態1によれば、スイッチ40を介してユーザ等操作者から受け付けられた試験指示に基づく試験時(すなわち手動試験処理の実行時)と、所定の試験タイミングとなったことに基づく試験時(すなわち定期自動試験処理の実行時)とで、試験結果の報知についてスピーカ30に対して異なる制御を行うので、試験毎にその性質に応じた適切な報知音出力で試験結果報知を行わせることができ、試験における消費電流の低減や、ユーザビリティの向上を実現できる。
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、スイッチを介してユーザ等操作者から受け付けられた試験指示に基づく試験において警報器に異常がない場合には、試験結果について報知音を出力させ、所定の試験タイミングとなったことに基づく試験において警報器に異常がない場合には、試験結果について報知音を出力させない形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。なお、実施の形態2についても、警報器1が通信機能を備える場合の連動処理は、例えば実施の形態1と同様に、図2のSA1又はSA2で連動信号受信の有無を判定して、連動信号の受信有無に基づいて、それぞれ図3、図4、図6の処理へ移行するようにすればよい。
本実施の形態2に係る定期自動試験処理について説明する。図6は、実施の形態2に係る定期自動試験処理の概略例を示したフローチャートである。なお、実施の形態2における定期自動試験処理のSE7からSE9は、実施の形態1で説明した図5のSD4からSD6と同様であるので説明を省略する。
このように実施の形態2によれば、警報器1に対する試験が、スイッチ40を介してユーザ等操作者から受け付けられた試験指示に基づく試験又は所定の試験タイミングとなったことに基づく試験の何れに該当するのかと、当該試験結果との組み合わせに基づいて、スピーカ30に対する制御を行うので、試験の起動条件とその試験結果との組み合わせ毎にその性質に応じた適切な報知音出力で試験結果報知を行わせることができ、試験における消費電流の低減や、ユーザビリティの向上を実現できる。
最後に、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、検出処理において警報器の異常の有無を確認する形態である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
まず、実施の形態3に係る警報器1の構成について説明する。なお、記憶部70に記憶される情報を除き、警報器1の各構成は実施の形態1と同様であるので、ブロック図の図示を省略する。
実施の形態3に係る記憶部70は、観測部10の異常の有無を識別するための観測部異常フラグ、及び、バッテリ50の異常の有無を識別するためのバッテリ異常フラグを記憶している。これらのフラグが「ON」の場合に異常があることを示すものとする。なお、異常が無いことを示す「OFF」が観測部異常フラグ及びバッテリ異常フラグの初期値として記憶部70に記憶されているものとする。
次に、検出処理について説明する。図7は、実施の形態3に係る検出処理の概略例を示したフローチャートである。なお、実施の形態3における検出処理のSF1からSF6は、実施の形態1で説明した図3のSB1からSB6と同様であるので説明を省略する。
次に、手動試験処理について説明する。図8は、実施の形態3に係る手動試験処理の概略例を示したフローチャートである。なお、実施の形態3における手動試験処理のSG1は実施の形態1で説明した図4のSC1と、SG4はSC4と、それぞれ同様であるので説明を省略する。
次に、定期自動試験処理について説明する。図9は、実施の形態3に係る定期自動試験処理の概略例を示したフローチャートである。なお、実施の形態3における定期自動試験処理のSH4からSH6は実施の形態1で説明した図5のSD4からSD6と同様であるので説明を省略する。
このように実施の形態3によれば、スイッチ40を介して試験指示が受け付けられた場合、又は所定の試験タイミングとなった場合に、予め検出した警報器1における故障や障害等異常の有無に応じた警報を出力させるので、上記実施の形態1と同様の効果に加えて、スイッチ40を介して試験指示を行うことで、所望のタイミングにてユーザは事前に検出された警報器1の異常を確認できる。また、ユーザが試験指示を行わない場合でも、所定の試験タイミングとなった場合には事前に検出された警報器1の異常を報知することができる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
上述の実施の形態3では、図8の手動試験処理が開始された場合、最初に試験処理部62がスピーカ30から出力される報知音の音量を通常の音量よりも小さい「小」に設定する(SG1)と説明したが、他のタイミングにて音量を「小」に設定するようにしてもよい。例えば、SG3でスピーカ30から警報を出力させる前や、SG5で異常警報音をスピーカ30から出力させる前のタイミングにて音量を「小」に設定するようにしてもよい。
上述の各実施の形態では、定期自動試験処理において、警報器1に異常がある旨を示す報知音として異常警報音をスピーカ30から出力させると説明したが、この場合に、異常警報音の音量が段階的に上昇するようにスピーカ30を制御してもよい。これにより、大音量の異常警報音を突然出力することでユーザを驚かせたり煩わせたりすることを防止できる。また、例えば定期自動試験は、不定期の自動試験に代えてもよい。
10 観測部
20 表示部
30 スピーカ
40 スイッチ
50 バッテリ
60 制御部
61 検出処理部
62 試験処理部
70 記憶部
Claims (5)
- 監視領域の異常を検出して警報を出力する警報器であって、
報知音を出力する報知音出力手段と、
操作者から試験指示の入力を受け付ける試験指示入力受付処理手段と、
前記試験指示入力受付処理手段を介して試験指示の入力が受け付けられた場合、又は所定の試験タイミングとなった場合に、当該警報器に対する試験を行い、当該試験結果の報知について、前記試験指示入力受付処理手段を介して受け付けられた試験指示に基づく試験時と、前記所定の試験タイミングとなったことに基づく試験時とで、前記報知音出力手段に対して異なる制御を行う制御手段と、
を備える警報器。 - 前記制御手段は、当該警報器に対する試験が、前記試験指示入力受付処理手段を介して受け付けられた試験指示に基づく試験又は前記所定の試験タイミングとなったことに基づく試験の何れに該当するのかと、当該試験結果との組み合わせに基づいて、前記報知音出力手段に対する制御を行う、
請求項1に記載の警報器。 - 前記制御手段は、前記試験指示入力受付処理手段を介して受け付けられた試験指示に基づく試験時には、前記所定の試験タイミングとなったことに基づく試験時よりも小さい音量の報知音で試験結果を出力させる、
請求項1又は2に記載の警報器。 - 前記制御手段は、前記試験指示入力受付処理手段を介して受け付けられた試験指示に基づく試験において当該警報器に異常がない場合には、報知音を出力させ、前記所定の試験タイミングとなったことに基づく試験において当該警報器に異常がない場合には、試験結果についての報知音を出力させない、
請求項1又は2に記載の警報器。 - 表示報知を行う表示手段を備え、
前記制御手段は、前記所定の試験タイミングとなったことに基づく試験において当該警報器に異常があった場合には、前記表示手段により、少なくともその旨を表示報知し、当該表示報知を所定時間保持した後、所定の解除条件が満たされるまで前記表示報知を保持させ、前記試験指示入力受付処理手段を介して受け付けられた試験指示に基づく試験において当該警報器に異常があった場合には、前記表示手段に表示報知を行わせないか又は結果異常を示す表示報知を行わせた後で前記所定時間の保持を行うことなく当該表示報知を終了する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の警報器。
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