JP2009059156A - 警報器 - Google Patents

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Hiromasa Takashima
裕正 高島
Yoshiharu Nakawa
良春 名川
Hisafumi Ozawa
尚史 小澤
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Abstract

【課題】ガス警報器などの警報器において、点検動作の表示と警報の履歴である警報原因情報の表示とを容易に選択できるようにする。
【解決手段】引き紐を引っ張って点検スイッチ40をONにし、ON状態が一定時間継続すると単独点検を確定し、さらに一定時間継続すると連動点検を確定する。点検スイッチ40のONからこのON状態が所定時間継続すると、警報原因表示モードを確定する。単独点検の確定の直後に点検スイッチ40をOFFにすると単独点検処理を行う。連動点検の確定の直後に点検スイッチ40をOFFにすると連動点検処理を行う。警報原因表示モードの確定の直後に点検スイッチ40をOFFにすると警報原因表示モードに移行する。警報原因表示モードでは、メモリ部24に記憶されている警報原因情報24aを読み出して、警報原因情報を表示する。また、点検スイッチ40のON/OFFを繰り返す毎に、過去の警報原因を順番に表示するとともに、電源ランプ50の点灯回数によって順番を表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、監視領域における異常発生を検出して警報する警報器に関する。
警報器は、監視領域に設置されると、その監視領域における例えば、ガス、二酸化炭素、一酸化炭素等の漏れ発生や火災の発生などの各種異常発生を検出して警報を行うものである。そして、自動復帰機能を有する警報器は、所定復帰条件を満たすと警報を解除して復帰してしまうため、ユーザがらの通報により作業員が現場に到着しても警報が解除されている場合があり、本当に警報していたのか、どの警報が行われていたのか等を作業員が把握できずに適切な処置を行えないという問題があった。特に、火災警報、都市ガス警報、COガス警報等の複数種類の警報を行う複合型の警報器では、何の警報を行っていたかを特定できないと、警報の原因調査を行うことが困難であった。
そこで、特許文献1に示す警報器は、その記憶部に動作履歴情報及び警報停止履歴情報を記憶しておき、点検処理を行った後に動作履歴情報及び警報停止履歴情報を表示するようにしてきた。
特開2005−292969号公報
しかしながら、上述した従来の警報器では、点検スイッチの操作により点検処理を行った後、そのまま自動的に動作履歴情報及び警報停止履歴情報を表示するようにしている。このため、どこまでが点検動作で、どこからが警報原因情報の表示動作であるかを作業者がわかり辛いという問題があった。
本発明は、点検動作と警報原因情報の通知動作を行う警報器において、作業者が点検動作と警報原因情報の通知動作とを容易に区別できるようにすることを課題とする。
請求項1の警報器は、監視領域における異常発生を検出する異常発生検出手段と、該異常発生検出手段で検出した異常発生を警報する警報手段を有する警報器において、前記警報手段が警報した原因を示す警報原因情報を記憶する警報原因情報記憶手段と、外部からの操作により開始信号を入力する開始信号入力手段と、外部からの操作により選択信号を入力する選択信号入力手段と、前記異常発生検出手段及び前記警報手段の少なくとも一方の点検を行う点検手段と、前記警報原因情報記憶手段が記憶している警報原因情報を通知する警報原因情報通知手段と、前記点検手段の動作と前記警報原因情報通知手段の動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記開始信号が入力されてから所定時間内に前記選択信号が入力されると前記点検手段と前記警報原因情報通知手段の一方の動作を行い、該所定時間経過後に前記選択信号が入力されると前記点検手段と前記警報原因情報通知手段の他方の動作をおこなうことを特徴とする。
請求項2の警報器は、請求項1に記載の警報器であって、前記制御手段が、前記開始信号が入力されてから所定時間が経過したタイミングを音声及び/または表示にて通知する機能を有することを特徴とする。
請求項3の警報器は、請求項1または2に記載の警報器であって、前記開始信号入力手段と前記選択信号入力手段とが、点検および警報音停止機能を兼用した一つのスイッチであって、前記開始信号及び選択信号の一方が該スイッチのオン信号であり、該開始信号及び選択信号の他方が該スイッチのオフ信号であることを特徴とする。
請求項4の警報器は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の警報器であって、前記警報原因情報通知手段の動作時に、前記警報原因情報記憶手段に記憶されている警報原因情報を切り換えて通知することを特徴とする。
請求項5の警報器は、請求項4に記載の警報器であって、電源ランプを備え、前記警報原因情報記憶手段に記憶されている警報原因情報を切り換えて通知する際に、該警報原因情報の履歴の順番を前記電源ランプの点灯回数にて表示することを特徴とする。
請求項6の警報器は、請求項4または5に記載の警報器であって、前記警報原因情報通知手段の動作時に、前記選択信号入力手段で選択信号が入力される毎に、前記警報原因情報記憶手段に記憶されている警報原因情報を切り換えて通知することを特徴とする。
請求項1の警報器によれば、開始信号入力手段の操作で開始信号を入力して、所定時間経過するまでに選択信号入力手段を操作して選択信号を入力すると点検手段または警報原因情報通知手段の一方の動作が行われ、所定時間が経過してから選択信号入力手段を操作して選択信号を入力すると他方の動作が行われるので、選択信号入力手段の操作タイミングで点検手段の動作と警報原因情報通知手段の動作、すなわち点検動作と警報履歴の通知動作とを容易に区別することができる。
請求項2の警報器によれば、請求項1の効果に加えて、所定時間の経過のタイミングが音声及び/または表示にて通知されるので、点検手段の動作と警報原因情報通知手段の動作の選択を確実に行うことができる。
請求項3の警報器によれば、請求項1または2の効果に加えて、開始信号入力手段と選択信号入力手段とが一の点検スイッチであるので、一つの点検スイッチのオン/オフ操作で開始信号と選択信号を入力できるので操作が簡単になるとともに、既存の点検スイッチを利用できるので部品点数を低減することができる。
請求項4の警報器によれば、請求項1、2または3の効果に加えて、複数の警報原因情報がある場合に、各警報履歴を順次確認することができる。
請求項5の警報器によれば、請求項4の効果に加えて、さらに、電源ランプの点灯回数により警報原因情報の履歴の順番を容易に確認することができる。
請求項6の警報器によれば、請求項4または5の効果に加えて、複数の警報原因情報がある場合に、警報履歴の通知動作時に選択信号入力手段で選択信号が入力される毎に各警報履歴を順次切り換えて通知するので、各警報履歴を作業者の意図によって順次確認することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の警報器の基本構成を示す構成図、図2は実施の形態の警報機としてのガス警報器の外観を示す正面図、図3は同ガス警報器の要部ブロック図である。
図2及び図3において、火災検知機能を有するガス警報器1は、略矩形状に形成されており、監視領域の壁や天井等に設置される。なお、監視領域とは、ガス警報器1の監視が可能な設置場所である部屋、範囲等を示している。
ガス警報器1は、センサ部10と、マイクロプロセッサユニット(MPU)20と、警報部30と、点検スイッチ40と、電源ランプ50と、を有している。そして、ガス警報器1は、内蔵する電池又は商用電源等から供給される電力によって動作している。
センサ部10は、MPU20と電気的に接続されている。センサ部10は、例えば、一酸化炭素(以下、COともいう。)の酸化反応により、CO濃度に応じた電流が流れる電気化学式のセンサ、熱センサ、煙センサ等の火災の発生を検出するための火災センサ等を有しており、異常発生を検出するためのセンサ信号をMPU20に出力している。
このようにセンサ部10は、検出対象となる異常発生(状態変化等)の検出が可能なセンサが用いられる。そして、MPU20のCPU21は、入力されたセンサ信号に基づいて、監視領域におけるCO濃度、温度等を検出し、それによりCOガス漏れ、火災の発生等の異常状態の発生を検出している。このように本実施の形態では、センサ部10とCPU21で請求項中の異常発生検出手段を実現する場合について説明するが、例えば、センサ部10で異常発生を検出したときに、異常発生検出信号をMPU20に出力することで、センサ部のみで前記異常発生検出手段を実現する構成とすることもできる。
MPU20は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央円座処理装置(CPU)21、CPU21のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM22、各種のデータを格納するとともにCPU21の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23等を有して構成している。そして、ROM22には、上述した図1に示す請求項中の制御手段21a、警報原因情報通知手段21b、点検手段21c等の各種手段としてCPU21を機能させるための点検・警報原因通知処理プログラムを記憶している。
MPU20には、装置本体が電源オフ状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ部24が接続されている。メモリ部24には、EEPROM等が用いられ、警報原因情報24a等の各種情報を記憶している。該警報原因情報24aは、CPU21によって警報部30で警報を行う度に、その警報原因が追加更新される。
警報原因情報24aは、それまでに発生している警報の原因を通知するためのデータを有している。本実施の形態における警報の原因としては、火災、CO、都市ガス等を原因とし、その識別が可能な識別データ等を警報原因情報24aに設定している。そして、警報原因情報24aは、現在までの最後の警報原因としたり、現在までの複数回数分の警報原因とするなど警報器1の仕様等に応じて任意に設定することができる。なお、警報原因情報24aの構成は、警報原因を識別するデータ以外に、警報発生日時等の各種データを追加するなど任意に設定される。
警報部30は、MPU20と電気的に接続され、かつ、警報表示部31と、警報音出力部32と、を有している。警報表示部31は、図2に示すように、赤色等の火災警報ランプ31aと、黄色等のCOガス警報ランプ31bと、赤色等の都市ガス警報ランプ31cと、を有している。火災警報ランプ31aは、火災発生(異常発生)の検出に応じてCPU21によって点灯される。COガス警報ランプ31bは、COガス漏れ発生(異常発生)の検出に応じてCPU21によって点灯される。都市ガス警報ランプ31cは、都市ガス漏れ発生(異常発生)の検出に応じてCPU21によって点灯される。
警報音出力部32は、MPU20と電気的に接続され、かつ、図示しない警報音声出力回路とスピーカとを有している。前記警報音声出力回路は、CPU21によって制御され、CPU21によって要求された警報音声、警報音、後述の確定音等に対応した信号を前記スピーカに出力する。前記スピーカは、前記警報音声出力回路から入力された信号に基づいて外部に音声出力する。
このように本実施の形態では、警報表示部31と警報音出力部32とを有する警報部30によって請求項中の警報手段を実現する場合について説明するが、警報表示部31と警報音出力部32との何れか一方からなる警報部30で実現するなど種々異なる形態とすることができる。
点検スイッチ40は、MPU20と電気的に接続され、かつ、図2に示すように、警報器1の外部に引き出された引き紐41が接続され、作業者等によって点検時に引き紐41を介して押下される操作スイッチ等が用いられる。この点検スイッチ40は、引き紐41が引かれたときにオン状態となり、このオン状態となったことを示すオン信号(立ち上がり信号)をMPU20に出力する。また、引き紐41を放したときオフ状態となったことを示すオフ信号(立ち下がり信号)をMPU20に出力する。CPU21は、点検スイッチ40からのオン信号を「選択信号」として入力し、点検スイッチ40からのオフ信号を「選択信号」として入力する。この点検スイッチ40は請求項中の開始信号入力手段及び選択信号入力手段を構成している。
電源ランプ50は、MPU20と電気的に接続され、かつ、CPU21によって点灯/消灯が制御される緑色のLED等が用いられる。電源ランプ50は、ガス警報器1が電力の供給を受けて動作している通常モードのときは点灯状態、点検モードのときは点滅状態となる。また、後述の第2実施例においては、警報原因情報を通知する警報原因通知モードでは、警報原因情報の発生順番を示すために点灯させる。
次に、図4のフローチャートに基づいて本発明に係るガス警報器1の動作を説明する。なお、この実施の形態では、点検スイッチ40のON状態(またはOFF状態)が予め決められた各一定時間継続した場合にその状態が確定したとし、単独点検、連動点検及び警報原因表示モードの選択が可能になるまでの各一定時間ON状態が確定することを、それぞれ、「単独点検が確定する」、「連動点検が確定する」及び「警報原因表示モードが確定する」と称する。
図4はCPU21が実行する処理の要部フローチャートであり、例えばガス警報器1が監視領域に設置され、出荷モードから通常モードに切り換えられると起動される。まず、CPU21は、ステップS1において、点検スイッチ40がONされたか(引き紐が惹かれたか)否かを判定する。点検スイッチ40がONとなっていない、すなわち開始信号が検出されていないと判定された場合、ステップS16に進む。なお、ステップS16では、その他の処理を行ってステップS1に戻るが、このその他の処理では、通常モードの監視処理や故障検出処理などを行う。
一方、点検スイッチ40がONされた、すなわち開始信号(ONの立ち上がり)を検出したと判定された場合、ステップS2でタイマをスタートさせてステップS3に進む。ステップS3では、点検スイッチ40がOFFとなったかを判定し、点検スイッチ40がOFFとなっていれば、処理を途中で解除したことになるのでステップS16に進む。点検スイッチ40がOFFとなっていない、すなわち引き紐41を引っ張った状態が継続されていると判定された場合、ステップS4に進み、タイマの計時時間により単独点検が確定したかを判定する。単独点検が確定していなければステップS3に戻り、ON状態で一定時間が経過して単独点検が確定していれば、ステップS5で「ピッ」という確定音を出力してステップS6に進む。
ステップS6では、点検スイッチ40がOFFとなったかを判定し、点検スイッチ40がOFFとなっていればステップS7で単独点検処理を行ってステップS16に進む。点検スイッチ40がOFFとなっていない、すなわち引き紐41を引っ張った状態が継続されていると判定された場合、ステップS8に進み、タイマの計時時間により連動点検が確定したかを判定する。連動点検が確定していなければステップS6に戻り、ON状態で一定時間が経過して連動点検が確定していれば、ステップS9で「ピッピッ」という確定音を出力してステップS10に進む。
ステップS10では、点検スイッチ40がOFFとなったかを判定し、点検スイッチ40がOFFとなっていればステップS11で連動点検処理を行ってステップS16に進む。点検スイッチ40がOFFとなっていない、すなわち引き紐41を引っ張った状態が継続されていると判定された場合、ステップS12に進み、タイマの計時時間により警報原因表示モードが確定したかを判定する。警報原因表示モードが確定していなければステップS11に戻り、ON状態で所定時間が経過して警報原因表示モードが確定していれば、ステップS13で「ピッピッピッ」という確定音を出力してステップS14に進む。
ステップS14では、点検スイッチ40がOFFとなるのを監視し、点検スイッチ40がOFFとなれば、ステップS15で警報原因通知モードに移行し、後述各実施例に示す警報原因通知処理を行ってステップS16に進む。
以上のように、ステップS12で警報原因表示モードが確定している場合は、開始信号の入力から所定時間(後述の第1実施例では6秒、第2実施例では10秒)が経過した場合であり、このステップS12以前に、ステップS6あるいはステップS9で点検スイッチ40がOFFとなっていると判定された場合(選択信号が入力された場合)、点検処理が行われる。一方、ステップS12以降すなわち所定時間経過後のステップS14で点検スイッチ40がOFFとなった場合(選択信号が入力された場合)、警報原因通知モードとなる。
次に、上述した構成による実施例1に係る警報器1の動作(作用)の一例を、図5のタイミングチャートを参照して説明する。なお、このタイミングチャートは、警報原因表示モードを選択した場合の例である。
ガス警報器1は、時間t1の点検スイッチ40のON(開始信号の入力)から1秒間そのON状態が継続すると、時間t2において単独点検を確定して単独点検処理を可能にし、警報音出力部32から「ピッ」という確定音を出力する。なお、この確定音から連動点検が確定する前に点検スイッチ40をOFFにすると単独点検が行われる。次に、点検スイッチ40のON状態が継続したまま単独点検の確定から2秒経過すると、時間t3において連動点検を確定して連動点検処理を可能にし、警報音出力部32から「ピッピッ」という確定音を出力する。なお、この確定音から警報原因表示モードが確定する前に点検スイッチ40をOFFにすると連動点検が行われる。
上記単独点検及び連動点検の確定の時間が経過すると、すなわち点検スイッチ40のONからそのON状態が継続したまま6秒(請求項の所定時間の例)経過すると、時間t4において警報原因表示モードを確定して警報原因表示処理を可能とし、警報音出力部32から「ピッピッピッ」という確定音を出力する。
そして、その後、時間t5で点検スイッチ40のOFF(選択信号の入力)が検出されると、警報原因表示モードが選択されたので、警報原因表示処理を開始する。この実施例1の警報原因表示処理では、最新の火災警報と最新のCOガス警報を同時に表示する。火災警報表示は火災警報ランプ31aを点灯または点滅し、COガス警報表示はCOガス警報ランプ31bを点灯または点滅する。そして、例えば10秒間表示したら表示を停止し、時間t6で、警報音出力部32から「ピー」という終了音を出力する。
次に、実施例2に係る警報器1の動作(作用)の一例を、図6のタイミングチャートを参照して説明する。
ガス警報器1において、電源ランプ50は点灯状態となっている。点検スイッチ40のON(点検操作開始)から0.14秒後の時間t1において単独点検を確定して単独点検処理を可能にし、警報音出力部32から「ピッ」という確定音を出力する。また、点検スイッチ40のONから3秒後の時間t2において連動点検を確定して連動点検処理を可能にし、警報音出力部32から「ピッピッ」という確定音を出力する。なお、これらの確定音の後に点検スイッチ40をOFFにすると単独点検あるいは連動点検が行われることは実施例1と同様である。
上記連動点検の確定後も点検スイッチ40のON状態が維持され、そのONから10秒(請求項の所定時間の例)経過すると、時間t3において警報原因表示モードを確定して警報原因表示処理を可能とし、警報音出力部32から「ピッピッピッ」という確定音を出力する。
そして、その後の点検スイッチ40のOFF(点検操作の解除)が検出され、500m秒後の時間t4でOFFを確定し、電源ランプ50を消灯して警報原因表示モードを開始する。この実施例2の警報原因表示モードでは、警報原因を最新のものから順に表示する。この例では、最新の警報が火災センサの故障による警報、その前の警報が火災警報、さらにその前の警報がCOガス警報の場合を示す。
ます、警報原因表示モードになると、警報音出力部32から故障音を2フレーズ発音するとともに、火災警報ランプ31aを5.56Hzで点滅することで故障による警報であることを表示する。火災警報ランプ31aの点滅は最大で15秒間継続し、その15秒間の最初に電源ランプ50を1回点灯して最新の警報原因であること表示する。
この15秒間の間に、点検スイッチ40が操作されて時間t5において0.14秒のONからOFFが確定すると、警報音出力部32から火災警報を2フレーズ発音するとともに、火災警報ランプ31aを点灯(フラッシュ)することで火災警報であることを表示する。この火災警報ランプ31aの点灯は最大で15秒間継続し、その15秒間の最初に電源ランプ50を2回点灯して2回目の警報原因であることを表示する。
また、この15秒間の間に、点検スイッチ40が操作されて時間t6において0.14秒のONからOFFが確定すると、警報音出力部32からCO警報を2フレーズ発音するとともに、COガス警報ランプ31bを点灯(フラッシュ)することでCOガス警報であることを表示する。このCO警報ランプ31bの点灯は最大で15秒間継続し、その15秒間の最初に電源ランプ50を3回点灯して3回目の警報原因であることを表示する。
そして、この15秒間の間に、点検スイッチ40が操作されて時間t7において0.14秒のONからOFFが確定すると、時間t4以降と同様に最新の警報原因の表示を行うが、このまま15秒が経過すると、電源ランプ50を点灯して、通常モードに戻る。なお、各警報原因の表示を行いそれぞれ点検スイッチ40の操作を行わずに15秒が経過した場合にも通常モードに戻る。
以上のように、この実施例2では、電源ランプ50の点灯回数により、最新、2回目、3回目、…のように、警報原因が発生した順序の履歴を容易に確認することができる。
以上の実施例2(図6)では、点検スイッチ40の0.14秒のONからOFFのが確定する毎に(点検操作手段が操作される毎に)、警報原因の表示を切り換えるようにしているが、この点検スイッチ40の操作に依らずに自動的に警報原因の表示を切り換えるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、単独点検の確定及び連動点検の確定の後に警報原因表示モードを確定するようにしているが、点検スイッチ40のON(開始信号の入力)が検出されると最初に警報原因表示モードの確定を行い、その後、所定時間経過するまでON状態が継続されている場合に、単独点検の確定及び連動点検の確定を行うようにしてもよい。この場合は、所定時間の経過前に点検スイッチ40のOFF(選択信号の入力)が検出されると警報原因表示モードに移行し、単独点検の確定あるいは連動点検の確定の後に、点検スイッチ40のOFF(選択信号の入力)が検出されると単独点検処理あるいは連動点検処理を行う。
また、実施の形態では、開始信号入力手段及び選択信号入力手段を一つの点検スイッチ40で構成しているが、それぞれ専用のスイッチ等を設けて異なるスイッチで開始信号と選択信号を入力するようにしてもよい。
また、実施の形態では、警報原因表示モードが確定したこと、すなわち所定時間が経過したことを確定音で通知するようにしているが、表示により通知するようにしてもよいし、確定音と表示との両方で通知するようにしてもよい。
また、実施の形態では所定時間が経過したこをと通知するようにしているので、きわめて操作しやすくなっているが、この操作所定時間が経過したことを通知しなくても、作業者が所定時間が例えば何秒であるかを認識していて、その所定時間の経過前か経過後かを判断して選択信号を入力するようにすることもできる。
また、上述した実施の形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述した実施の形態では本発明をガス警報器に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、火災警報器、ガス漏れ警報器などの点検モードを有する各種警報器に適用するこができる。
本発明の警報器の基本構成を示す構成図である。 実施の形態のガス警報器の外観を示す正面図である。 同ガス警報器の要部ブロック図である。 実施の形態における制御プログラムの要部フローチャートである。 実施の形態の実施例1に係るタイミングチャートである。 実施の形態の実施例2に係るタイミングチャートである。
符号の説明
1 警報器(ガス警報器)
10 異常発生検出部(センサ部)
21a 制御手段(CPU)
21b 警報原因情報通知手段(CPU)
21c 点検手段(CPU)
24a 警報原因情報記憶手段(メモリ部)
30 警報手段(警報部)
40 開始信号入力手段、選択信号入力手段(点検スイッチ)

Claims (6)

  1. 監視領域における異常発生を検出する異常発生検出手段と、該異常発生検出手段で検出した異常発生を警報する警報手段を有する警報器において、
    前記警報手段が警報した原因を示す警報原因情報を記憶する警報原因情報記憶手段と、
    外部からの操作により開始信号を入力する開始信号入力手段と、
    外部からの操作により選択信号を入力する選択信号入力手段と、
    前記異常発生検出手段及び前記警報手段の少なくとも一方の点検を行う点検手段と、
    前記警報原因情報記憶手段が記憶している警報原因情報を通知する警報原因情報通知手段と、
    前記点検手段の動作と前記警報原因情報通知手段の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記開始信号が入力されてから所定時間内に前記選択信号が入力されると前記点検手段と前記警報原因情報通知手段の一方の動作を行い、該所定時間経過後に前記選択信号が入力されると前記点検手段と前記警報原因情報通知手段の他方の動作をおこなうことを特徴とする警報器。
  2. 前記制御手段が、前記開始信号が入力されてから所定時間が経過したタイミングを音声及び/または表示にて通知する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  3. 前記開始信号入力手段と前記選択信号入力手段とが、点検および警報音停止機能を兼用した一つのスイッチであって、前記開始信号及び選択信号の一方が該スイッチのオン信号であり、該開始信号及び選択信号の他方が該スイッチのオフ信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の警報器。
  4. 前記警報原因情報通知手段の動作時に、前記警報原因情報記憶手段に記憶されている警報原因情報を切り換えて通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の警報器。
  5. 請求項4に記載の警報器であって、電源ランプを備え、
    前記警報原因情報記憶手段に記憶されている警報原因情報を切り換えて通知する際に、該警報原因情報の履歴の順番を前記電源ランプの点灯回数にて表示することを特徴とする警報器。
  6. 請求項4または5に記載の警報器であって、
    前記警報原因情報通知手段の動作時に、前記選択信号入力手段で選択信号が入力される毎に、前記警報原因情報記憶手段に記憶されている警報原因情報を切り換えて通知することを特徴とする警報器。
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JP (1) JP2009059156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203915A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Hochiki Corp 多機能操作装置
JP2015103140A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 能美防災株式会社 火災報知設備用無線機器

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JP2011203915A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Hochiki Corp 多機能操作装置
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