JP2010225064A - 警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】警報音の鳴動を避けたい時間帯に電池の電圧低下を検出したときに、電池の電圧低下が検出されたことを、ユーザーの迷惑になりにくく、かつ迅速にユーザーに知らせることのできる警報器を得る。
【解決手段】動作電源を供給する電池1と、電池1の電圧低下を検出する電圧低下検出手段(電源監視回路2、マイコン10)と、音響鳴動する音響回路30と、表示灯回路20と、時計部12とを備え、電圧低下を検出したときに、時計手段が示す時刻が、予め設定された警報抑制時間帯外であれば、音響回路30及び表示灯回路20によって警報を行い、予め設定された警報抑制時間帯内であれば、音響回路30による音響鳴動を行わず、警報抑制時間帯外よりも視認性を低下させて表示灯回路20に警報表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、警報器に関する。
従来から、警報器の一例として、例えば火災などの監視領域の異常を検出して警報音を鳴動する火災警報器が利用されている。このような火災警報器では、動作電源として電池が用いられるものがあり、電池の電圧が低下したときには音響部及び表示灯によって電池切れの警報を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
実開平05−092892号公報(第7頁、図3)
しかしながら、夜間から早朝にかけて電池電圧の低下が検出された場合、ユーザーの就寝中に警報音が鳴り響く可能性があり、迷惑になるおそれがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、警報音の鳴動を避けたい時間帯に電池の電圧低下を検出したときに、電池の電圧低下が検出されたことを、ユーザーへの迷惑になりにくく、かつ迅速にユーザーに知らせることのできる警報器を提供するものである。
本発明に係る警報器は、動作電源を供給する電池と、前記電池の電圧低下を検出する電圧低下検出手段とを有し、前記電圧低下を検出したときに、音響部と表示灯のいずれかまたは両方によって警報する警報器において、時計手段と、前記電圧低下を検出したときの警報を抑制する警報抑制手段とを備え、前記警報抑制手段は、前記電圧低下を検出したときに、前記時計手段が示す時刻が予め設定された警報抑制時間帯外であれば、前記音響部及び表示灯によって警報を行い、前記時計手段が示す時刻が予め設定された警報抑制時間帯内であれば、前記警報抑制時間帯外よりも音圧を低下させて前記音響部に音響鳴動させるか、または、前記音響部に音響鳴動させず、前記警報抑制時間帯外よりも視認性を低下させて前記表示灯に警報表示させるものである。
また、動作電源を供給する電池と、前記電池の電圧低下を検出する電圧低下検出手段とを有し、前記電圧低下を検出したときに、音響部と表示灯のいずれかまたは両方によって警報する警報器において、時計手段と、電圧低下確認スイッチと、前記電圧低下を検出したときの警報を抑制する警報抑制手段とを備え、前記警報抑制手段は、前記電圧低下を検出したときに、前記時計手段が示す時刻が、予め設定された警報抑制時間帯外であれば、前記音響部及び表示灯によって警報を行い、前記電圧低下確認スイッチが操作されたときに、前記電圧低下が検出されており、かつ、前記時計手段が示す時刻が、予め設定された警報抑制時間帯内であれば、前記警報抑制時間帯外よりも音圧を低下させて前記音響部に音響鳴動させるか、または、前記警報抑制時間帯外よりも視認性を低下させて前記表示灯に警報表示させるものである。
また、この警報器は、警報抑制時間帯を設定する設定部を備えたものである。
本発明においては、警報抑制時間帯内に電池の電圧低下が検出された場合には、警報抑制時間帯外よりも音圧を低下させて警報鳴動するようにした。または、警報鳴動を行わず、視認性が低い状態で表示灯による警報表示を行うようにした。このため、ユーザーへの迷惑を低減させることができる。
また、電圧低下確認スイッチが操作されたときに電池の電圧低下が検出されており、かつ、警報抑制時間帯内であれば、音圧を低下させて警報鳴動を行うか、または、視認性が低い状態で表示灯による警報表示を行うようにした。このため、ユーザーへの迷惑を低減させつつも、電池の電圧低下を迅速にユーザーに知らせることができる。
また、警報抑制時間帯を設定する設定部を備えたので、ユーザーの生活スタイルに合わせて警報抑制時間帯を設定することができる。
本発明の実施の形態に係る火災警報器の内部回路を示す回路構成図である。 実施の形態に係る火災警報器の表示灯回路を示す回路構成図である。 実施の形態に係る火災警報器の音響回路を示す回路構成図である。 実施の形態に係る火災警報器のメイン動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の火災監視動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の電圧低下監視動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器のスイッチ入力判定動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る火災警報器の監視結果出力動作を示すフローチャートである。
実施の形態.
警報器には、火災警報器やガス漏れ警報器など、様々なものが存在する。また、火災警報器にも、発光素子及び受光素子によって煙を検出する火災警報器、感熱素子によって熱を検出する火災警報器、及び焦電素子により炎を検出する火災警報器等、様々な火災警報器が存在する。本実施の形態では、感熱素子であるサーミスタによって熱を検出する火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1は、本実施の形態に係る火災警報器100の主要な内部回路を示す回路構成図である。火災警報器100は、電池1、電源監視回路2、火災検出部5、制御部であるマイクロコンピューター10(以下、マイコン10という)、表示灯回路20、音響回路30を主要構成要素とする。
(マイコン)
マイコン10は、各種フラグやデータを格納する記憶部11と、時計部12と、設定部13と、音声データメモリ14とを備え、図示しないCPUにより火災警報器100の動作を制御する。
記憶部11は、例えばEEPROMなどの書き換え可能な不揮発性メモリで構成される。記憶部11は、火災が検出されたらセットされる火災フラグ11a、電池1の電圧低下が検出されたらセットされる電圧低下フラグ11b、電圧低下を確認するためのスイッチ(後述する電圧低下確認スイッチ8)がONされたらセットされるスイッチフラグ11cを備える。また、警報抑制時間帯11dを格納している。
時計部12は、時刻を計る計時装置であり、現在時刻を保持している。なお、時計部12としては標準電波を受信する電波時計を用いることもでき、このようにすることで正確な時刻を計ることができる。
設定部13は、電池1の電圧低下が検出されたときの警報出力を抑制する時間帯を設定・保持する。設定部13は、警報器100の筐体に設けられた設定スイッチ(図示せず)に接続されており、この設定スイッチへの入力に応じて警報抑制時間帯を設定する。警報抑制時間帯は、開始時刻(例えば、23:00)と終了時刻(例えば、06:00)を指定する、あるいは、開始時刻(例えば、23:00)と終了までの時間(例えば、7時間)を指定する、などの方法によって設定することができる。
また、警報抑制時間帯を設けないという設定も可能である。この場合は、開始時刻と終了時刻が同じになるよう設定部13に設定することができる。
また、設定スイッチとしては、例えば、「時」「分」をそれぞれ設定可能なDIPスイッチを、火災警報器100の筐体のユーザーが操作可能な位置に設けることができる。
音声データメモリ14は、音響回路30から出力する音声データを格納するメモリであり、ROMで構成される。音声データメモリ14には、火災警報器100が火災を検出した際に出力する火災音声及び、電池1の電圧低下が検出された際に出力する電圧低下音声の音声データが格納されている。
(電池)
例えばリチウム電池である電池1は、定電圧回路4を介してマイコン10等に常時電力を供給する電源である。電池1は、定電圧回路4を介することにより、マイコン10等に安定した電力を供給することができる。
(火災検出部)
火災検出部5は、サーミスタ6及び抵抗7からなる熱式の火災検出部である。サーミスタ6及び抵抗7は直列に接続され、これらの両端には定電圧回路4を介して電池1から定電圧が印加されている。また、サーミスタ6の先端部は、火災警報器100の筐体の表面近傍に設けられている。これにより、火災時の熱をサーミスタ6に伝達しやすくしている。
マイコン10には、サーミスタ6と抵抗7とによって抵抗比分割した電圧が入力されている。サーミスタ6は温度により抵抗値が変化するため、火災時にサーミスタ6が暖められると、サーミスタ6と抵抗7との間の電圧値が変化する。マイコン10は、このサーミスタ6と抵抗7との間の電圧値が例えば火災レベル以上になると、火災が発生したと判断し、マイコン10が備えた記憶部11の火災フラグ11aをセットする。
なお、サーミスタ6には、a)温度上昇により抵抗値が上昇するタイプ、b)温度上昇により抵抗値が下降するタイプの2タイプがあるが、ここでは、b)タイプのものが使用されている。このb)タイプのサーミスタ6の検出電圧値が火災検出用閾値(例えば2V)以上となれば、火災と判断されるようになっている。
(電圧低下検出手段)
火災警報器100は、電池1の電圧低下監視を行う。具体的には、マイコン10がスイッチ3をONすると、電源監視回路2が駆動され、電源監視回路2が電池1の電圧値を検出する。電源監視回路2は、検出した電圧値をマイコン10に出力し、マイコン10は、検出された電圧値が所定の判別レベル以下であれば電池1の電圧が低下しているものとして、記憶部11の電圧低下フラグ11bをセットする。なお、本発明の電圧低下検出手段は電源監視回路2、スイッチ3、及びマイコン10に相当する。
(表示灯)
図2は、表示灯回路20の回路構成を示す図である。
表示灯回路20は、発光ダイオードからなる表示灯21を有し、表示灯21に供給する電流値をコントロールすることで、表示灯21の照度を制御するようにしている。
以下、具体的に説明する。
表示灯21には抵抗値の異なる抵抗22a(抵抗値大)、22b(抵抗値小)が並列に接続されている。また、これらの抵抗22a、22bを選択するための切替スイッチ23が設けられ、切替スイッチ23の他端にはトランジスタ24が接続されている。マイコン10が切替スイッチ23に切替信号を出力すると、切替スイッチ23はその切替信号により抵抗22a、22bのいずれかを選択する。トランジスタ24は、表示灯制御線25を介してマイコン10と接続されており、マイコン10からHIGHレベル信号が入力されることによりオンして抵抗22aあるいは抵抗22bを介して表示灯21に電流を供給する。抵抗22aは抵抗22bよりも抵抗値が大きいので、表示灯21に供給する電流は抵抗22bよりも小さい。
このように構成された表示灯回路20は、マイコン10から出力された切替信号により抵抗22a、22bのいずれかが選択された状態で、マイコン10からトランジスタ24にHIGHレベル信号が入力されると、表示灯21に電流が供給されて発光する。抵抗22aが選択されている場合は、抵抗22bが選択されている場合よりも表示灯21に供給される電流が小さいので、表示灯21の照度が低い。
また、マイコン10は、トランジスタ24へのLOWレベル信号/HIGHレベル信号を周期で切り替えることで、表示灯21に供給される電流を制御する。例えば、10秒周期や100秒周期などで表示灯制御線25に出力する信号を切り替えると、同じ周期で表示灯21を点滅させることができる。
なお、本発明における「視認性を低下させ」るとは、本実施の形態では、表示灯21の照度を低下させるとともに、表示灯21の点滅周期を長くすることをいうものとする。ただし、視認性を低下させる方法はこれに限るものではなく、例えば表示灯の照度、点滅の有無及び周期、点灯色などの条件を任意に組み合わせることができる。また、1つの条件を変化させるものであってもよい。
(音響部)
図3は、本発明の音響部である音響回路30の回路構成を示す図である。
音響回路30は、マイコン10からの音声データを入力して増幅する増幅器33と、増幅された音声を出力するスピーカ34を有している。そして、増幅器33とマイコン10はデータ出力線36で接続されており、データ出力線36を介して音声データメモリ14の音声データが出力される。
また、この音響回路30は、増幅器33に供給する電流値をコントロールすることで、スピーカ34による警報鳴動の音圧レベルを制御するようにしている。
図3を参照して具体的に説明する。
増幅器33の定電圧回路4側は、抵抗値の異なる抵抗31d(抵抗値大)、抵抗32d(抵抗値小)が並列に接続されている。また、抵抗31d、32dは、それぞれ、トランジスタ31a、32aの一端が直列に接続され、各トランジスタ31a、32aの他端は定電圧回路4に接続されている。また、トランジスタ31aは、抵抗31b、31cを介して音声出力制御線35aでマイコン10と接続され、トランジスタ32aは、抵抗32b、32cを介して音声出力制御線35bでマイコン10と接続されている。トランジスタ31a、31bは、マイコン10からLOWレベル信号が入力されることによりオンするものであり、警報鳴動を行わない間はHIGHレベル信号が入力されてオフ状態となっている。
このように構成された音響回路30は、マイコン10から音声出力制御線35aにLOWレベル信号が入力されると、抵抗31dを介して増幅器33に電流Iが供給され、データ出力線36により出力された音声データをスピーカ34から出力する。また、マイコン10から音声出力制御線35bにLOWレベル信号が入力されると、抵抗32dを介して増幅器33に電流Iが供給され、データ出力線36により出力された音声データをスピーカ34から出力する。抵抗32dの抵抗値は抵抗31dの抵抗値よりも小さいので、抵抗32dを介して電流Iを供給した場合の方がスピーカ34から出力される音圧レベルが高い。このように、抵抗値の異なる抵抗31d、32dのいずれかを介して増幅器33に電流を供給することにより、スピーカ34の音響鳴動の音圧レベルを制御する。
なお、本実施の形態では、抵抗31dをオンさせて音声出力した場合には約74dB、抵抗32dをオンさせて音声出力した場合には約80dBの音声を出力できるものとする。
(スイッチ)
図1において、電圧低下確認スイッチ8は、電圧低下検出手段により電池1の電圧低下が検出された場合の警報(以下、電圧低下警報と称する)を出力させるための操作スイッチであり、火災警報器100の筐体のユーザーが操作可能な位置に設けられている。電圧低下確認スイッチ8としては、例えば押しボタン式のスイッチを用いることができる。
このように構成された火災警報器100は、監視領域である住居等の天井面等に設置され、火災監視等を行う。
次に、火災警報器100の動作を説明する。
図4は、火災警報器100のメイン動作を示すフローチャート、図5〜図8は、図4に示す処理を示すフローチャートである。
まず、図4を参照して火災警報器100のメイン動作を説明する。
なお、初期状態において、警報抑制時間帯11dは、何も設定がなされていない状態(警報抑制時間帯がない状態)であるものとする。
電池1が装填されて電源が投入されると(S1)、マイコン10は記憶部11内のすべてのフラグをクリアする(S2)。ここまでの処理が、電源投入時に行う初期処理であり、以降は、ステップS3〜ステップS7の一連の処理を繰り返し行うこととなる。
続けて、設定部13に設定された警報抑制時間帯を読み取り、記憶部11の警報抑制時間帯11dに記憶する(S3)。そして、火災監視(S4)、電池電圧低下監視(S5)、スイッチ入力判定(S6)、監視結果出力(S7)の処理を順次行う。
図5は、図4のステップS4に示す火災監視処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、サーミスタ6と抵抗7との間の電圧値に基づき、火災が発生したか否かを判断する(S41)。火災が発生していると判断した場合、マイコン10が備えた記憶部11の火災フラグ11aをセットし(S42)、処理を終了する。火災が発生していないと判断した場合、火災フラグ11aをクリアし(S43)、処理を終了する。
このように、火災監視処理においては、火災の有無を判断して、火災が発生していると判断した場合には火災フラグ11aをセットする。
図6は、図4のステップS5に示す電池電圧低下監視処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、スイッチ3をONして電源監視回路2を駆動させ、電源監視回路2が検出した電池1の電圧値を取得し、所定の判別レベル以下であるか否か判断する(S51)。電池1の電圧値が判別レベル以下であると判断した場合には、記憶部11の電圧低下フラグ11bをセットし(S52)、処理を終了する。電池1の電圧値が判別レベル以下ではないと判断した場合には、電圧低下フラグ11bをクリアして(S53)、処理を終了する。
なお、ステップS51の判別レベルは、火災警報器100による火災監視を所定時間行うのに必要な電圧値に基づいて、適宜設定する。
このように、電池電圧低下監視処理においては、電池1の電圧低下の有無を判断して、電圧低下が生じていると判断した場合には電圧低下フラグ11bをセットする。
図7は、図4のステップS6に示すスイッチ入力判定処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、電圧低下確認スイッチ8のスイッチ入力があるか否かを判断し(S61)、スイッチ入力がなければスイッチフラグ11cをクリアして(S65)、処理を終了する。
電圧低下確認スイッチ8のスイッチ入力がある場合には(S61)、電圧低下フラグ11bがセットされているか否かを判断し(S62)、セットされていなければスイッチフラグ11cをクリアして(S65)、処理を終了する。
電圧低下フラグ11bがセットされている場合には(S62)、現在の時刻が警報抑制時間帯内であるか否かを判断し(S63)、警報抑制時間帯外であれば、スイッチフラグ11cをクリアして(S65)、処理を終了する。
また、現在の時刻が警報抑制時間帯内であれば(S63)、スイッチフラグ11cをセットして(S64)、処理を終了する。
このように、スイッチ入力判定処理においては、電圧低下確認スイッチ8へのスイッチ入力があり、かつ、現在時刻が警報抑制時間帯内であれば、スイッチフラグ11cをセットする。
図8は、図4のステップS7に示す監視結果出力処理の動作を示すフローチャートである。
マイコン10は、火災フラグ11aがセットされているか否かを判断し(S71)、セットされている場合には火災が発生していることを示す火災音声を出力する(S72)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ14に格納された火災音声のデータをデータ出力線36から出力し、音声出力制御線35bをONする。このようにすることで、スピーカ34から火災発生を知らせる音声が通常音量(80dB)で出力される。
火災フラグ11aがセットされていない場合には(S71)、電圧低下フラグ11bがセットされているか否かを判断し(S73)、セットされていなければ、そのまま処理を終了する。この場合、スピーカ34からは何の音声も出力されない。
電圧低下フラグ11bがセットされている場合は(S73)、現在時刻が警報抑制時間帯内か否かを判断する(S74)。警報抑制時間帯内でなければ、電池1の電圧が低下していることを示す電圧低下音声を出力する(S75)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ14に格納された電圧低下音声のデータをデータ出力線36から出力し、音声出力制御線35bをONする。このようにすることで、スピーカ34から電圧低下を知らせる音声が通常音量(80dB)で出力される。そして、切替スイッチ23を抵抗22bに接続して、高照度かつ10秒周期で表示灯21を点滅させて(S76)、処理を終了する。
ここでは、電池1の電圧低下が検出されていて、警報抑制時間帯外であるので、通常音量での音声出力を行うとともに表示灯21を高照度で点滅させて、ユーザーにより明確に電池電圧の低下を知らせることができるようにしている。
また、現在時刻が警報抑制時間帯内である場合には(S74)、スイッチフラグ11cがセットされているか否かを判断し(S77)、セットされていなければ、切替スイッチ23を抵抗22aに接続して、低照度、かつ100秒周期で表示灯21を点滅させて(S78)、処理を終了する。
ここでは、電圧低下が検出されていて、かつ、警報抑制時間帯内であり、さらに、ユーザーによる電圧低下確認スイッチ8の操作がないので、音声出力は行わず、視認性の低い状態での表示灯21による警報のみを行っている。
また、警報抑制時間帯内であって(S74)、スイッチフラグ11cがセットされている場合には(S77)、電池1の電圧が低下していることを示す電圧低下音声を出力する(S79)。このとき、マイコン10は、音声データメモリ14に格納された電圧低下音声のデータをデータ出力線36から出力し、音声出力制御線35aをONする。このようにすることで、スピーカ34から電圧低下を知らせる音声が小音量(74dB)で出力される。そして、切替スイッチ23を抵抗22aに接続して、低照度かつ100秒周期で表示灯21を点滅させて(S80)、処理を終了する。
ここでは、電圧低下が検出されていて、かつ、警報抑制時間帯内であり、さらに、電圧低下確認スイッチ8への入力というユーザーからの警報出力の指示があったので、視認性の低い状態での表示灯21による警報に加えて小音量での音声出力も行っている。
なお、本実施の形態では、スイッチフラグ11cがセットされている場合において(S77)、小音量の電圧低下音声出力(S79)および視認性を低下させた表示灯21による表示出力(S80)は、これらステップを1回通過したときに、音声出力を数回行える所定期間(例えば、10秒間)の間、行われるようになっている。ここで、ステップS80において、表示灯21は100秒周期で点滅する仕様なので、電圧低下確認スイッチ8を1回オンしただけでは、表示灯21は1回点滅するのみであるが、電圧低下確認スイッチ8を長押しすれば、100秒周期で点滅することは可能となっている。
このように、監視結果出力処理においては、火災フラグ11a、電圧低下フラグ11b、及びスイッチフラグ11cのセット状態に応じて、必要な警報を行う。
上記説明したように、火災警報器100は、図4に示したステップS3〜ステップS7の処理を繰り返すことにより、火災監視と電池1の電圧低下監視を行い、火災が検出された場合には火災音声による警報を、電池1の電圧低下が検出された場合には電圧低下音声による警報を行う。また、電圧低下の警報を行う際には、警報抑制時間帯内であるか否か、及び、電圧低下確認スイッチ8への入力の有無に応じて、音声出力の有無及び音圧レベルと、表示灯の照度及び点滅周期を変えて警報を行う。
以上のように本実施の形態に係る火災警報器100によれば、警報抑制時間帯を設定可能にし、警報抑制時間帯内に電池1の電圧低下が検出された場合には音響回路30による音声警報を行わないようにした。また、視認性を低下させた状態で表示灯による警報を行うようにした。このようにすることで、例えば夜間から早朝にかけての時間帯を警報抑制時間帯として設定すれば、夜間から早朝にかけての間に電池1の電圧低下を検出した場合、電圧低下の警報を行いつつも、警報によるユーザーへの煩わしさや迷惑を低減できる。
なお、電池1の電圧が低下していると判断するための判別レベルは、電圧低下警報の後も所定時間は火災検出が可能となるような値であるので、警報抑制時間帯の後に電圧低下を警報した場合でも、火災検出には影響がない。
また、警報抑制時間帯内であっても、ユーザーにより電圧低下確認スイッチ8が操作された場合には小音量での音声警報と視認性を低下させた表示灯による警報を行うようにした。このため、ユーザーが火災警報器100の電圧低下状態を知りたい場合には、電圧低下確認スイッチ8を操作することにより迅速に知ることができる。このときは、警報抑制時間帯外よりも音圧を低下させて音声出力を行うので、例えば隣室などにいる他のユーザーに迷惑をかけることがない。
また、警報抑制時間帯をユーザーが任意に設定可能な設定部13を設けたので、ユーザーの生活スタイルや火災警報器100の設置環境に合わせて、警報抑制時間帯を任意に設定することができる。
なお、警報抑制時間帯外に電池1の電圧低下を検出した場合には、通常音量で電圧低下警報の音声出力を行うとともに、視認性の高い状態で表示灯21を点滅させるので、ユーザーに迅速に電圧低下を知らせることができる。
また、本実施の形態では、警報抑制時間帯内で、かつ、電圧低下確認スイッチ8の操作がなされていない場合には、警報音の鳴動を行わないようにしたが、通常よりも低い音圧レベルで警報音を鳴動させるようにしてもよい。そして、このときは通常の視認性での表示灯21による警報表示でもよいし、警報表示を行わなくてもよい。このようにしても、ユーザーへの煩わしさを低減させつつ、電池1の電圧低下をユーザーに知らせることができる。
また、本実施の形態では、電圧低下確認スイッチ8を設け、警報抑制時間帯内に電池1の電圧低下が検出された場合には、電圧低下確認スイッチ8への入力の有無に応じて音声出力の有無を制御するようにした。しかし、電圧低下確認スイッチを設けず、警報抑制時間帯内であれば常に音声出力を行わない、あるいは小音量で音声出力を行うこととしてもよい。このようにすることで、火災警報器の部品点数を削減して簡易な構成とすることができる。
また、本実施の形態では、警報抑制時間帯内に電池1の電圧低下を検出した場合には、音声警報はせずに視認性を低下させた表示灯による警報のみを行うようにしたが、表示灯による警報も行わないようにしてもよい。そして、この状態で、電圧低下確認スイッチ8の操作がなされると、小音量での音声警報、および視認性を低下させた表示灯による警報のいずれか、または両方を行うようにしてもよい。このように構成すると、例えば夜間から早朝にかけての警報抑制時間帯には電池電圧低下の警報は行わないが、電圧低下確認スイッチ8が操作されることにより、電圧低下したことをユーザーに迅速に知らせることができる。また、通常時よりも小音量および視認性を低下させた警報のいずれか、または両方を行うので、ユーザーへの煩わしさを低減させつつ、電池1の電圧低下をユーザーに知らせることができる。また、例えば隣室などにいる他のユーザーに迷惑をかけることがない。
また、本実施の形態では、電池の電圧低下を検出したときの警報動作について説明したが、火災警報など緊急度の高い警報を除き、例えば火災警報器100の使用期限満了を報知する警報などについても同様の警報動作を行うことができる。
なお、上記説明では、異常検出部として火災検出部を例に説明したが、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出するものであってもよい。また、火災検出部として、サーミスタ6による熱検出を例に説明したが、煙検出部などその他の火災検出部を用いてもよい。
1 電池、2 電源監視回路、3 スイッチ、4 定電圧回路、5 火災検出部、6 サーミスタ、7 抵抗、8 電圧低下確認スイッチ、9 抵抗、10 マイコン、11 記憶部、11a 火災フラグ、11b 電圧低下フラグ、11c スイッチフラグ、11d 警報抑制時間帯、12 時計部、13 設定部、14 音声データメモリ、20 表示灯回路、21 表示灯、22a 抵抗、22b 抵抗、23 切替スイッチ、24 トランジスタ、25 表示灯制御線、30 音響回路、31a トランジスタ、31b 抵抗、31d 抵抗、32a トランジスタ、32b 抵抗、32d 抵抗、33 増幅器、34 スピーカ、35a 音声出力制御線、35b 音声出力制御線、36 データ出力線、100 火災警報器。

Claims (3)

  1. 動作電源を供給する電池と、
    前記電池の電圧低下を検出する電圧低下検出手段とを有し、
    前記電圧低下を検出したときに、音響部と表示灯のいずれかまたは両方によって警報する警報器において、
    時計手段と、
    前記電圧低下を検出したときの警報を抑制する警報抑制手段とを備え、
    前記警報抑制手段は、
    前記電圧低下を検出したときに、
    前記時計手段が示す時刻が予め設定された警報抑制時間帯外であれば、前記音響部及び表示灯によって警報を行い、
    前記時計手段が示す時刻が予め設定された警報抑制時間帯内であれば、前記警報抑制時間帯外よりも音圧を低下させて前記音響部に音響鳴動させるか、または、前記音響部に音響鳴動させず、前記警報抑制時間帯外よりも視認性を低下させて前記表示灯に警報表示させる
    ことを特徴とする警報器。
  2. 動作電源を供給する電池と、
    前記電池の電圧低下を検出する電圧低下検出手段とを有し、
    前記電圧低下を検出したときに、音響部と表示灯のいずれかまたは両方によって警報する警報器において、
    時計手段と、
    電圧低下確認スイッチと、
    前記電圧低下を検出したときの警報を抑制する警報抑制手段とを備え、
    前記警報抑制手段は、
    前記電圧低下を検出したときに、前記時計手段が示す時刻が、予め設定された警報抑制時間帯外であれば、前記音響部及び表示灯によって警報を行い、
    前記電圧低下確認スイッチが操作されたときに、前記電圧低下が検出されており、かつ、前記時計手段が示す時刻が、予め設定された警報抑制時間帯内であれば、前記警報抑制時間帯外よりも音圧を低下させて前記音響部に音響鳴動させるか、または、前記警報抑制時間帯外よりも視認性を低下させて前記表示灯に警報表示させる
    ことを特徴とする警報器。
  3. 前記警報抑制時間帯を設定する設定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の警報器。
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