JP5360208B2 - 高純度含フッ素エーテルの製造方法 - Google Patents

高純度含フッ素エーテルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、含フッ素エーテルを高純度で容易な精製方法により製造する方法に関する。
含フッ素エーテルの合成法としては、アルカリ金属化合物などの塩基性化合物の存在下に含フッ素アルキルアルコールとフッ素化オレフィンを反応させて得る方法が知られている(特許文献1〜6)。しかし、これらの反応の反応生成物(含フッ素エーテル反応粗液)中には、原料である含フッ素アルキルアルコールや副生成物が少量ではあるが残存している。
含フッ素エーテル反応粗液からの不純物(特に含フッ素アルキルアルコール)の分離(精製)は、たとえば水洗や蒸留(精留または単純蒸留)、またはこれらを組み合わせて行われているが、得られる精製後の含フッ素エーテルの純度は、上記の特許文献から概算して純度91.0〜99.0%に止まっているものと考えられる。
また、副生成した不飽和不純物を取り除く方法としてたとえば不飽和結合を有する化合物に塩素を付加させて塩素付加体とした後分離する方法が提案されている(特許文献7〜9)。しかしこの方法では、含フッ素アルキルアルコールの分離ができないほか、光や高温を要するため、高圧水銀灯などの設備が必要になるほか工程数も増えるという問題がある。
特開平9−263559号公報 特開2002−201152号公報 特開2004−345967号公報 特開2005−068142号公報 特開2005−132826号公報 特開2005−306800号公報 国際出願公開第2006−123563号明細書 特開2008−230979号公報 特開2005−230981号公報
本発明者らは、目的物質である含フッ素エーテルは、たとえば電池などの電解液やポリマー溶剤、半導体用の洗浄剤などの用途に使用する場合、極めて高い純度のものが要求されることに着目して、含フッ素エーテル粗液から、不純物である原料含フッ素アルキルアルコールの確実かつ効率的な分離方法を検討し、種々の分離方法、たとえば精留(分別蒸留)法、晶析法、水洗(水洗と分液)法などを試した。
しかし、含フッ素エーテルと原料含フッ素アルキルアルコールとは共沸系を形成しやすいため、精留法では分離が困難であり、また、凝固点の差を利用して水から晶析させる方法でも、含フッ素アルキルアルコールがその凝固点になっても凝固せず、晶析法の適用も困難である。
含フッ素エーテル粗液を水で洗浄して含フッ素アルキルアルコールを水に溶出する方法(水洗法)を採用したとき、最も含フッ素アルキルアルコール濃度を低減できた(約0.001%以下。ガスクロマロトグラフィ濃度。以下、GC%という)。
しかし、0.001GC%以下にするまでに多量の水での洗浄操作を多数回繰り返す必要があり、たとえば濃度約9GC%の含フッ素アルキルアルコールを濃度0.001GC%以下にまで減らすためには6回の水洗回数と含フッ素エーテル粗液の約4倍の水が必要になり、スケールアップの観点からは不利な方法である。
本発明の課題は、効率よくかつスケールアップにも適し、含フッ素アルキルアルコール濃度が大幅に低減された高純度の含フッ素エーテルを製造する方法を提供することにある。
すなわち本発明は、含フッ素アルキルアルコールを不純物として含む含フッ素エーテル粗液を、水を用いる向流抽出に供することを特徴とする高純度含フッ素エーテルの製造方法に関する。
本発明の製造方法は、原料となる含フッ素エーテル粗液が、塩基性化合物の存在下に含フッ素アルキルアルコールとフッ素化オレフィンを反応させて得られる反応粗液である場合に好適である。
本発明によれば、含フッ素アルキルアルコール濃度が0.2〜20GC%である含フッ素エーテル粗液を含フッ素アルキルアルコール濃度が0.001GC%以下の高純度含フッ素エーテルにすることができる。
本発明において、含フッ素エーテルとしては、たとえば式(3):
RfCH2OCF2CHXY (3)
(式中、Rfは含フッ素アルキル基;XおよびYは同じかまたは異なり、いずれも水素原子、塩素原子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基)で示される含フッ素アルキルエーテルが例示できる。
また、本発明における含フッ素アルキルアルコールとしては、たとえば式(1):
RfCH2OH (1)
(式中、Rfは含フッ素アルキル基)で示される化合物が例示できる。
含フッ素エーテルの合成反応に用いるフッ素化オレフィンとしては、たとえば式(2):
CF2=CXY (2)
(式中、XおよびYは同じかまたは異なり、いずれも水素原子、塩素原子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基)で示される化合物が例示できる。
本発明はさらに、前記の向流抽出で得られた含フッ素エーテルの水分含有量を50ppm以下に調整する工程、および/または蒸留する工程を含む高純度含フッ素エーテルの製造方法にも関する。
本発明の製造方法によれば、効率よくかつスケールアップにも適する高純度の含フッ素エーテルを製造する方法を提供することができる。
また反応後に得られる含フッ素エーテル層と未反応の出発物質が含まれている水層とを容易に分離でき、しかも水層中の未反応出発物質を再利用できることから、コスト面、量産面からみても有益である。
また、さらに(単)蒸留で精製して含フッ素エーテルをより一層高純度化することもできる。
さらに水分含有量が低減化された高純度含フッ素エーテルは電池やキャパシタなどの電解液の成分として特に有用である。
本発明の高純度含フッ素エーテルの製造方法は、含フッ素アルキルアルコールを不純物として含む含フッ素エーテル粗液を、水を用いる向流抽出に供することを特徴とする。
まず、原料となる含フッ素エーテル粗液としては、含フッ素アルキルアルコールを出発物質として得られる反応生成液でもよいし、副反応として含フッ素アルキルアルコールが生成する反応生成液でもよい。
含フッ素アルキルアルコールを出発物質として含フッ素エーテルを製造する場合、たとえば塩基性化合物の存在下に含フッ素アルキルアルコールとフッ素化オレフィンを反応させる反応が好ましい。この反応は、特許文献1〜9に記載されている。
具体的には、含フッ素アルキルアルコールとしては、たとえば式(1):
RfCH2OH (1)
(式中、Rfは含フッ素アルキル基)で示される含フッ素アルキルアルコールが、フッ素化オレフィンへの求核付加反応性が良好な点から好ましい。
Rfで示される含フッ素アルキル基は、アルキル基の水素原子の少なくとも1個がフッ素原子に置換された基である。該含フッ素アルキル基は直鎖状または分岐鎖状の炭素数1〜8の含フッ素アルキル基があげられる。炭素数は1〜6であることが好ましく、炭素数1〜4であることがより好ましい。
具体的には、たとえばCF3−、CF3CF2−、CF3(CF22−、CF3(CF23−、CF3(CF24−、CF3(CF25−、CHF2CF2−、CHF2(CF23−、CHF2(CF25−、(CF32CF−、(CF32CH−などが例示でき、好ましくはCF3−、CF3CF2−またはCHF2CF2−である。
他方の出発物質であるフッ素化オレフィンとしては、式(2):
CF2=CXY (2)
(式中、XおよびYは同じかまたは異なり、いずれも水素原子、塩素原子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基)で示される化合物であることが、反応性が良好な点から好ましい。
具体的には、たとえばCF2=CF2、CF2=CHF、CF2=CH2、CF2=CFCl、CF2=CFCF3などが例示され、反応性が良好な点からCF2=CF2、CF2=CFCl、CF2=CFCF3が好ましい。
フッ素化オレフィンは含フッ素アルキルアルコールと等モル量で反応するが、含フッ素アルキルアルコールの転化率を70%までに抑えるために、反応系内に実際に導入するフッ素化オレフィンの添加量は、未反応物として反応後放出される量を考慮して、含フッ素アルキルアルコール1モルに対して1.0モル以下、さらには0.7モル以下、特に0.65モル以下が好ましく、また0.3モル以上、さらには0.5モル以上が好ましい。
本発明の製造方法で用いる塩基性化合物は触媒として作用し、含フッ素アルキルアルコールと容易にアルコキシドを形成する点から無機の塩基性化合物が好ましく、特にNaOH、KOH、CsOH、LiOH、Ca(OH)2、Ba(OH)2などのアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物がさらに解離性が良好な点からより好ましい。塩基性化合物の使用量は、反応速度や含フッ素エーテルの選択性が良好な点から、含フッ素アルキルアルコール1モルに対して0.01モル以上、さらには0.2モル以上、特に0.3モル以上が好ましく、1.0モル以下、さらには0.8モル以下が好ましい。この塩基性化合物は、含フッ素アルキルアルコールとの反応熱による異常な温度上昇や形成されるアルコキシドの爆発性を考慮し、安全性の観点から、5〜40質量%、好ましくは15〜25質量%の水溶液として用いることが好ましい。
含フッ素アルキルアルコールとフッ素化オレフィンとの反応は、通常溶媒中で行うことが好ましい。溶媒としては、水、ジエチルエーテル、グライム類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルなどの極性有機溶媒をあげることができる。本発明では、不飽和結合を有する副生成物の生成が抑制しやすい点、および目的物である含フッ素エーテルの分離が簡便な点などから、水を用いることが好ましい。水は不純物の混入が少ないイオン交換水または蒸留水を用いることが好ましい。
出発物質であるフッ素化オレフィンは常温で気体であるため、反応は常圧〜加圧下で行う。反応圧力は副反応の進行が遅く含フッ素エーテルの純度を高くすることができる点から、絶対圧力で、0.05MPa以上、さらには0.2MPa以上、特に0.4MPa以上が好ましく、また、1.0MPa以下、さらには0.85MPa以下、特に0.8MPa以下が好ましい。また、反応温度は25〜90℃、好ましくは50〜85℃である。
この反応で製造される含フッ素エーテルは、式(1)と式(2)を出発物質として使用した場合、式(3):
RfCH2OCF2CHXY (3)
(式中、Rf、XおよびYは前記と同じ)で示される含フッ素アルキルエーテルである。
また、得られた含フッ素アルキルエーテル反応生成液には、上記のとおり、未反応の含フッ素アルキルアルコールが含まれ、また、反応系中の塩基性化合物によりさらに脱ハロゲン化水素反応を起こした結果物である不飽和結合を有する副生成物が含まれていることもある。
反応条件によって、収率や得られる反応生成液中の含フッ素エーテルの純度(濃度)、不純物の量は異なるが、本発明における含フッ素エーテル粗液としては、含フッ素エーテルの濃度として80GC%以上、さらには85GC%以上、特に90GC%以上であることが、向流抽出における段数を少なくできる点、使用水量がさらに少なくできる点から好ましい。粗液の濃度の上限はできるだけ高い方が望ましいが、せいぜい99.8GC%止まりである。ただ、合成反応だけで99.8GC%という含フッ素エーテル濃度の反応生成液は得られず、通常は何らかの精製を行って初めて得られる。本発明においては、効率よく精製ができるので、85GC%まで、さらには90GC%までの濃度のもので充分である。
本発明では、原料である含フッ素エーテル粗液に、含フッ素アルキルアルコールの抽出溶媒(分離剤)として水を用いて向流抽出を施す。
向流抽出法は、液−液抽出法の一種であり、抽出を縦型の抽出装置を用い、比重の大きな含フッ素エーテル(たとえば比重1.5程度)粗液を抽出装置の上部から注入し、下部から水(比重1.0)を注入し、要すれば撹拌しながら、水滴として装置上方に浮かび上がらせ、その間に含フッ素エーテル粗液と水を充分に接触させることで含フッ素アルキルアルコールの抽出を個々の水滴で行う方法である。抽出に供された水は装置上方から抜き取られる。
向流抽出装置としては、撹拌機を多段に設けたミキサー−セトラー型抽出装置が代表的なものである。
なお、向流抽出を用いた分離法が記載された特許文献としては、たとえば特開2001−39962号公報、特開平7−188085号公報、特開平5−170755号公報などがあるが、含フッ素系の化合物の分離に使用された例は知らない。
含フッ素エーテル粗液中の含フッ素アルキルアルコール濃度は少ない方が望ましいが、本発明の方法によれば、0.2〜20GC%の濃度の粗液をも含フッ素アルキルアルコール濃度0.001GC%以下にすることができる。また、向流抽出の段数や使用水量の観点から、含フッ素アルキルアルコール濃度は0.2〜20GC%、さらには1〜15GC%、特に1〜10GC%であることが好ましい。
向流抽出装置における段数および撹拌速度、塔径などは含フッ素エーテル粗液の含フッ素エーテル濃度や目的とする純度などによって適宜選定すればよい。たとえば、含フッ素アルキルアルコールの濃度が9GC%の含フッ素エーテル粗液(含フッ素エーテルの濃度90GC%)の場合、24段の向流抽出法によれば含フッ素アルキルアルコールの濃度を0.001GC%以下にまで低減させることができる(このとき、含フッ素エーテルの濃度は99.6GC%程度)。同程度の含フッ素エーテル粗液中の含フッ素アルキルアルコール濃度を0.001GC%以下にまで水洗法(水洗と分液の操作)で低減させるためには、水洗・分液操作を6回繰り返す必要があり、その水洗処理に使用する水の量は向流抽出法の4倍必要になる。
段数としては分離能の関係から5段以上、さらには10段以上が好ましい。段数が多い方が分離能が上がるが、設備が大きくなので、50段以下が望ましい。撹拌速度も液/液の接触を広くするには回転数が高いほうが望ましく、20rpm以上が望ましいが、攪拌が早すぎると気泡が入るなど接触効率を逆に下げるため、4000rpm以下が望ましい。重液供給速度/軽液供給速度は径により変化する。一定の処理能力を獲得するためには、1時間あたり10kg以上が望ましい。処理温度は水を用いているので2℃以上、90℃以下が望ましい。
なお、向流抽出工程は複数回行ってもよい。また、向流抽出に供する前の含フッ素エーテル反応生成液に通常の水洗などを行い、含フッ素アルキルアルコールや塩基性化合物などの水溶性の化合物の含有量をある程度低減させた含フッ素エーテル粗液としてもよい。
この向流抽出工程で、含フッ素アルキルアルコールのほか、塩基性物質なども水層に移行し、分離除去できる。
向流抽出装置から取り出された水層からは、比重法により、含有アルコール量が算出できるので、含フッ素エーテルの合成に再利用することができる。
このように、本発明で使用する向流抽出法によれば、使用する水の量を大幅に低減できるうえ、処理時間も短縮することができる。さらに水層からの含フッ素アルキルアルコールや塩基性化合物の回収も、水層の量が少ないため、処理を容易かつ短時間で行うことができる。
そのほか、向流抽出工程や後述する(単)蒸留工程も含め、含フッ素エーテルの製造工程の大部分を閉鎖系で行うことができるため、環境への影響も少ない。また、合成後から精製まで連続で行うことが可能である。
水層に移行しない副生成物としては不飽和化合物があるが、これらの含有量は反応生成液の時点でせいぜい0.3GC%未満である。エーテルとの沸点差が極めて少ないので蒸留で0.01GC%以下の含有量まで低減するのは極めて困難であるが、含まれていたとしてもエーテルの物性には特に影響を及ぼさない。
本発明で得られる高純度含フッ素エーテルは、たとえばリチウム二次電池やキャパシタの電解液の成分(溶媒)、各種溶剤、半導体用洗浄剤などとして有用である。特に、電解液の溶媒として利用する場合は、水分含有量を50ppm以下、好ましくは30ppm以下、さらには10ppm以下に低減させておくことが望ましい。
水分含有量を低減させる方法としては、たとえばモレキュラーシーブスなどの脱水剤を用いて吸着させる方法、ヘキサンなどの共沸溶媒を用いて共沸蒸留する方法などがあり、本発明においても採用できる。含フッ素エーテルは水と異相共沸する特徴があるので、コストの点から、向流抽出後の含フッ素エーテルをそのまま(連続)蒸留に掛けることが好ましい。
つぎに本発明を実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明はかかる例のみに限定されるものではない。
なお、本発明で採用した測定法は以下のとおりである。
(1)組成分析
NMR法:BRUKER社製のAC−300を使用。
19F−NMR:
測定条件:282MHz(トリクロロフルオロメタン=0ppm)
1H−NMR:
測定条件:300MHz(テトラメチルシラン=0ppm)
(2)濃度(GC%)分析
ゲルクロマトグラフィ(GC)法:SHIMADZU社製のGC−17Aを使用。カラム:DB624(Length60、I.D 0.32、Film1.8μm)。測定限界:0.001%
(3)水分含有量(質量%またはppm)
カールフィッシャー法:京都電子工業(株)製のMKC−501を使用。陰極液:三菱化学(株)製のアクアミクロンCXU、陽極液:三菱化学(株)製のアクアミクロンAKX
合成例1(含フッ素エーテル粗液の製造)
ステンレススチール製の6Lオートクレーブの系内を真空状態にし、水酸化カリウム401g(7.15mol。含フッ素アルキルアルコール1モルに対する比率として0.55モル量)、水(1604mL)、含フッ素アルキルアルコールとして2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール(沸点109℃、比重1.4):
HCF2CF2CH2OH
(1716g、13mol)を注入した後、室温で真空−窒素置換を20回行った。系内を真空にした後、テトラフルオロエチレンを0.1MPaとなるように満たし、反応系内が85℃になるよう加熱した。内温が85℃に達してから、反応圧が0.5〜0.8MPaを保つようにテトラフルオロエチレンを少しずつ加えていった。系内温は75〜95℃を保つように調節した。
テトラフルオロエチレンの添加量が、含フッ素アルキルアルコール1モルに対する比率として0.5モル量になった時点で供給を止め、攪拌しながら反応を継続した。オートクレーブ内の圧力低下が見られなくなった時点でオートクレーブの内温を室温に戻し、未反応のテトラフルオロエチレンを放出して反応を終了した。時間は5時間を要した。
生成液の下層の含フッ素エーテルは、
HCF2CF2CH2OCF2CF2
(沸点92℃、比重1.52)であり、GCで分析した下層の含フッ素エーテル生成液の組成は表1に示すとおりであった。
合成例2
テトラフルオロエチレンの添加量を780g(7.8mol)に変更したほかは合成例1と同様にして含フッ素エーテルを合成した。得られた含フッ素エーテル生成液の組成を表1に示す。
合成例3
テトラフルオロエチレンの添加量を910g(9.1mol)に変更したほかは合成例1と同様にして含フッ素エーテルを合成した。得られた含フッ素エーテル生成液の組成を表1に示す。
合成例4
テトラフルオロエチレンの添加量を1040g(10.4mol)に変更したほかは合成例1と同様にして含フッ素エーテルを合成した。得られた含フッ素エーテル生成液の組成を表1に示す。
合成例5
テトラフルオロエチレンの添加量を1170g(11.7mol)に変更したほかは合成例1と同様にして含フッ素エーテルを合成した。得られた含フッ素エーテル生成液の組成を表1に示す。
Figure 0005360208
実施例1〜5
合成例1〜5でそれぞれ得た含フッ素エーテル生成液1500gを含フッ素エーテル粗液とし、ミキサー−セトラー型抽出装置を用いてつぎの条件で向流抽出処理を行った。
ミキサー−セトラー型抽出装置:(塔高3300mm、内径200mm)
段数:24段
撹拌速度:285rpm
重液供給速度:160kg/hr
軽液:純水
軽液供給速度:100kg/hr
処理温度:27℃
処理時間は0.01時間であり、各組成の含フッ素エーテル粗液に対する使用水量は表2に示す結果となった。
Figure 0005360208
表2に示すように、含フッ素エーテル粗液の含フッ素アルキルアルコール濃度によらず、抽出後の含フッ素エーテル中の含フッ素アルキルアルコール濃度は0.001GC%以下であった。なお、抽出後の含フッ素エーテルの水分含有量は960ppmであった。
これらの含フッ素エーテルを単蒸留に供し、92℃の留分として濃度99.8GC%の高純度含フッ素エーテルを得た。水分含有量は10ppm以下であった。含フッ素エーテル粗液からの収率は90%であった。
合成例6
合成例1においてテトラフルオロエチレンに代えてヘキサフルオロプロピレンを用いたほかは同様にして反応させて、含フッ素エーテル:
HCF2CF2CH2OCF2CFHCF3
(沸点108℃、比重1.61)を合成した。
得られた生成液の下層の含フッ素エーテル層をGCで分析したところ、含フッ素エーテルが97.1GC%、未反応の含フッ素アルキルアルコール2GC%、その他(副生成物の不飽和化合物、未確認生成物)0.9GC%であった。
実施例6
合成例6で得た含フッ素エーテル生成液1500gを含フッ素エーテル粗液とし、ミキサー−セトラー型抽出装置を用いてつぎの条件で向流抽出処理を行った。
ミキサー−セトラー型抽出装置:(塔高3300mm、内径200mm)
段数:24段
撹拌速度:285rpm
重液供給速度:160kg/hr
軽液:純水
軽液供給速度:100kg/hr
処理温度:27℃
処理時間は0.01時間であり、使用水量は0.62g/g含フッ素エーテルであった。得られた含フッ素エーテル中の含フッ素アルキルアルコール濃度は0.001GC%以下であり、含フッ素エーテル濃度は99.8GC%、水分含有量は960ppmであった。
この含フッ素エーテルを単蒸留に供し、108℃の留分として濃度99.8GC%の高純度含フッ素エーテルを得た。水分含有量は10ppm以下であった。含フッ素エーテル粗液からの収率は95%であった。
比較例1(蒸留による分離)
合成例で得た含フッ素エーテル粗液は、含フッ素アルキルアルコール希薄領域(濃度8.839GC%)で分離できない気液平衡関係であり、共沸組成(含フッ素エーテル/含フッ素アルキルアルコール=97/3モル%)を形成した。念のため、バッチ蒸留にて分離の確認を行ったが、蒸留による単離は困難であった。
さらに、水/アルコールの最低共沸(共沸組成:70/30GC%、94℃1気圧)を利用して蒸留による分離も検討したが、単離は困難であった。
比較例2(晶析法による分離)
100mlの三口フラスコに、含フッ素エーテル:
HCF2CF2CH2OCF2CF2
39.0gと、含フッ素アルキルアルコール:
HCF2CF2CH2OH
2.53gと、水1.33gを加え、試験用の含フッ素エーテル粗液42.85g(組成比:含フッ素エーテル91GC%/含フッ素アルキルアルコール5.9GC%/水3.1質量%)を調製した。
この含フッ素エーテル粗液をマグネチックスターラーにてゆっくり攪拌しながら、−18℃まで2時間かけて冷却した。析出した固体を濾別した。得られた濾液について、含フッ素アルキルアルコール濃度をガスクロマトグラフ(GC)からGC%、水分量をカールフィッシャー法により定量分析したところ、濾液の組成は、含フッ素エーテル94.0GC%/含フッ素アルキルアルコール5.8GC%/水0.16質量%であり、含フッ素アルキルアルコールの割合に殆んど変化はなかった。
含フッ素エーテル粗液中の3成分の凝固点は、含フッ素エーテルが<−40℃、含フッ素アルキルアルコールが−15℃、水が0℃であるが、温度を−18℃まで下げても、遊離した水分のみが凍結し、溶解している含フッ素アルキルアルコールは凍結せず、含フッ素アルキルアルコールの分離はできなかった。
比較例3(水洗と分液処理)
合成例で得られた含フッ素エーテル粗液1500g(987mL)を、同体積の水987mLを用いる洗浄と分液操作を1回の水洗処理とし、この水洗処理を含フッ素アルキルアルコールの濃度が0.001GC%以下になるまで繰り返した(所要時間6時間)。その結果を表3に示す。
Figure 0005360208
表3に示すように、含フッ素エーテル粗液1500gを含フッ素アルキルアルコール濃度0.001GC%以下にするまでに水5922g(4g/g含フッ素エーテル粗液)を要した。
実施例7
原料の含フッ素アルキルアルコールをCF3CF2CH2OH、KOHをNaOHに変更したほかは合成例1と同様の手法で含フッ素エーテルを合成した。
得られた生成液の下層の含フッ素エーテルは、CF3CF2CH2OCF2CF2H(沸点68℃)であり、GCで分析した下層の含フッ素エーテル生成液の組成は、含フッ素エーテル98.2GC%、含フッ素アルキルアルコール1.5GC%、その他0.3GC%であった。
この含フッ素エーテル製生成液を実施例1と同様の条件で向流抽出を行ったところ、含フッ素アルキルアルコール濃度を0.0001GC%にまで低減できた。
実施例8
原料の含フッ素アルキルアルコールをCF3CH2OH、KOHをNaOHに変更したほかは合成例1と同様の手法で含フッ素エーテルを合成した。
生成液の下層の含フッ素エーテルは、CF3CH2OCF2CF2H(沸点56℃)であり、GCで分析した下層の含フッ素エーテル生成液の組成は、含フッ素エーテル98.2GC%、含フッ素アルキルアルコール1.3GC%、その他0.5GC%であった。
この含フッ素エーテル製生成液を実施例1と同様の条件で向流抽出を行ったところ、含フッ素アルキルアルコール濃度を0.0001GC%にまで低減できた。
実施例9
実施例7においてテトラフルオロエチレンに代えてヘキサフルオロプロピレンを用いたほかは同様にして反応させて、含フッ素エーテルCF3CF2CH2OCF2CFHCF3(沸点87℃)を合成した。
得られた生成液の下層の含フッ素エーテル層をGCで分析したところ、含フッ素エーテルが97.6GC%、未反応の含フッ素アルキルアルコール2.2GC%、その他(副生成物の不飽和化合物、未確認生成物)0.2GC%であった。
この含フッ素エーテル製生成液を実施例1と同様の条件で向流抽出を行ったところ、含フッ素アルキルアルコール濃度を0.0001GC%にまで低減できた。
実施例10
原料の含フッ素アルキルアルコールをCF3CF2CH2OHに変更し、またテトラフルオロエチレンをクロロトリフルオロエチレンに変更したほかは合成例1と同様の手法で含フッ素エーテルを合成した。
得られた生成液の下層の含フッ素エーテルは、HCF2CF2CH2OCF2CFClH(沸点108℃)であり、GCで分析した下層の含フッ素エーテル生成液の組成は、含フッ素エーテル98.3GC%、含フッ素アルキルアルコール1.2GC%、その他0.5%であった。
この含フッ素エーテル製生成液を実施例1と同様の条件で向流抽出を行ったところ、含フッ素アルキルアルコール濃度を0.0001GC%にまで低減できた。

Claims (6)

  1. 含フッ素アルキルアルコールを不純物として含む含フッ素エーテル粗液を、水を用いる向流抽出に供する高純度含フッ素エーテルの製造方法であって、
    含フッ素エーテル粗液が、塩基性化合物の存在下に含フッ素アルキルアルコールとフッ素化オレフィンを反応させて得られる反応粗液である
    ことを特徴とする製造方法。
  2. 含フッ素エーテル粗液中の含フッ素アルキルアルコール濃度が0.2〜20GC%であり、得られる高純度含フッ素エーテル中の含フッ素アルキルアルコール濃度が0.001GC%以下である請求項1記載の製造方法。
  3. 含フッ素エーテル粗液中の含フッ素アルキルアルコール濃度が1〜20GC%であり、得られる高純度含フッ素エーテル中の含フッ素アルキルアルコール濃度が0.001GC%以下である請求項1または2記載の製造方法。
  4. 含フッ素アルキルアルコールが、式(1):
    RfCHOH (1)
    (式中、Rfは含フッ素アルキル基)で示される化合物であり、フッ素化オレフィンが、式(2):
    CF=CXY (2)
    (式中、XおよびYは同じかまたは異なり、いずれも水素原子、塩素原子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基)で示される化合物であり、含フッ素エーテルが、式(3):
    RfCHOCFCHXY (3)
    (式中、Rfは含フッ素アルキル基;XおよびYは同じかまたは異なり、いずれも水素原子、塩素原子、フッ素原子またはトリフルオロメチル基)で示される含フッ素アルキルエーテルである請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法で得られた含フッ素エーテルを蒸留する工程を含む高純度含フッ素エーテルの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法で得られた含フッ素エーテルの水分含有量を50ppm以下に調整する工程を含む高純度含フッ素エーテルの製造方法。
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