JP5360141B2 - 車載電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両挙動を解析するために運転情報を記憶し、挙動発生車両の挙動に関連する関連情報を取得する車載電子制御装置に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、車両に搭載された各種センサの検出信号から、車両挙動を診断し、解析する技術が知られている。また、衝突等により車両に衝撃が加わったときに、衝突前後の各種センサの出力情報を運転情報として記憶する技術が公知である。
また、センサやアクチュエータに異常が発生した場合には、異常状態に対応したダイアグコードと、そのときの時間軸に沿ったセンサ出力や制御データを運転情報(フリーズフレームデータ)として記憶することが行われている。
米国特許第5754965号明細書
しかしながら、ダイアグコードおよびフリーズフレームデータはセンサやアクチュエータ等に異常が発生したときに記憶されるので、センサおよびアクチュエータに異常は発生しておらず正常であるが、例えば運転者の運転操作に対応しない車両挙動が発生したときには、そのときの車両の運転情報は記憶されない。その結果、運転者の運転操作に対応しない車両挙動が発生しても、その原因を運転情報に基づいて解析できないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、所定の車両挙動が発生すると、挙動発生車両の運転情報とともに周囲の関連情報取得装置が取得する関連情報に基づいて挙動発生車両に所定の車両挙動が発生した原因を適切に解析可能にする車載電子制御装置を提供することを目的とする。
本願発明者は、所定の車両挙動を設定しておき、所定の車両挙動が発生すると、記憶した車両の運転情報に基づいて所定の車両挙動の発生原因を解析する技術について検討した。その結果、本願発明者は、運転情報の供給元が自車両だけでは、所定の車両挙動の発生原因を適切に解析することが困難であると考えるに至った。
例えば、自車両で所定の車両挙動が発生した場合、自車両と他車両とで同じ運転状態の場合に自車両固有の原因で発生したのか、あるいは他車両とは異なる運転状態で発生したのかを、自車両の運転情報だけでは判断できない。また、自車両の運転情報だけでは、自車両の周囲の走行環境を含め、所定の車両挙動の発生原因を多角的に判断できない。
そこで、請求項1から11に記載の発明によると、自車両に所定の車両挙動が発生したと挙動判定手段が判定すると、運転情報記憶手段は自車両の運転情報を記憶部に記憶する。そして、挙動送信手段は、所定の車両挙動が発生すると所定の車両挙動に関連する関連情報を取得する自車両の周囲の関連情報取得装置に所定の車両挙動が発生したことを通知するとともに、関連情報取得装置が取得する関連情報の記憶を要求する挙動発生情報を、自車両の外部に送信する。
このように、自車両に所定の車両挙動が発生すると、自車両の運転情報を記憶するだけでなく、自車両の周囲の関連情報取得装置が取得する所定の車両挙動に関連する関連情報を記憶するように自車両の外部に送信するので、自車両の運転情報に加えて、自車両の周囲の関連情報取得装置が取得する関連情報を記憶しておくことができる。これにより、自車両の運転情報だけで解析するよりも、自車両の周囲の走行環境も含んだ多くの情報に基づいて、所定の車両挙動が発生した原因を多角的に適切に解析できる。
さらに請求項1に記載の発明によると、挙動送信手段は、挙動発生情報をリモートセンタに送信することにより、所定の車両挙動が発生したことをリモートセンタから間接的に関連情報取得装置に通知し、関連情報の記憶をリモートセンタまたは関連情報取得装置に要求し、関連情報の管理をリモートセンタに指示する。
このように、挙動発生情報をリモートセンタに送信し、関連情報取得装置が取得した関連情報の管理をリモートセンタに指示するので、所定の車両挙動が発生した挙動発生車両の車載電子制御装置が、不特定多数の関連情報取得装置と通信して関連情報取得装置が取得した関連情報を管理する場合に比べ、関連情報の処理負荷および通信負荷を低減できる。
さらに請求項1に記載の発明によると、情報管理手段は、関連情報を管理する管理情報をリモートセンタから取得して記憶部に記憶する。
これにより、自車両で記憶した運転情報と関連情報取得装置が取得した関連情報とを、リモートセンタから取得する管理情報に基づいて自車両で関連づけて管理できる。
ところで、所定の車両挙動が発生したときに、記憶容量の不足により既に記憶している過去の運転情報を上書きすると、上書きされる自車両の運転情報に関連して自車両の外部で記憶されている関連情報は不要になる。
そこで、請求項2に記載の発明によると、情報管理手段は、運転情報記憶手段が運転情報を今回記憶するときに記憶部に既に記憶されている運転情報を上書きする場合、上書きされる運転情報に関連して記憶されている管理情報をリモートセンタに送信し、上書きされる運転情報に関連する関連情報の削除をリモートセンタに指示する。
これにより、リモートセンタは、挙動発生車両から送信された管理情報に基づいて、上書きされる運転情報に関連してリモートセンタまたは関連情報取得装置が記憶している関連情報を削除できる。その結果、リモートセンタおよび関連情報取得装置に不要なデータを記憶しておくことを防止できる。
請求項3に記載の発明によると、情報管理手段は、記憶部に記憶されている管理情報に基づいて、自車両に通信で接続されたスキャンツールからの指示により、関連情報取得装置が取得した関連情報をリモートセンタから取得し、スキャンツールからの指示により、関連情報の削除をリモートセンタに指示する。
このように、請求項3に記載の発明によると、車載電子制御装置が記憶している管理情報または装置情報に基づいて、スキャンツールからの指示により、関連情報の読出し、関連情報の削除を容易に実行できる。
請求項4に記載の発明によると、挙動判定手段は、発生した所定の車両挙動が発生条件によって予め設定された複数の分類のうちのいずれに該当するかを判定し、挙動送信手段は、挙動判定手段が判定した所定の車両挙動の分類を挙動発生情報の一部として送信する。
これにより、挙動発生車両から取得した所定の車両挙動の分類にしたがって、関連情報取得装置は所定の車両挙動に関連する適切な関連情報を取得できる。例えば、所定の車両挙動の分類に応じて、関連情報を取得する時間の長さや頻度を調整することが考えられる。
請求項5に記載の発明によると、挙動送信手段は、自車両を特定する自車情報を挙動発生情報の一部として送信する。
これにより、関連情報取得装置が取得する関連情報と通知された自車情報とを、関連情報を記憶している装置で関連づけて管理することができる。
請求項6から11に記載の発明によると、挙動取得手段は、所定の車両挙動が発生すると自車両の運転情報を記憶部に記憶する挙動発生車両において所定の車両挙動が発生したことを通知する挙動発生情報を取得し、関連情報取得手段は、挙動取得手段が挙動発生情報を取得すると、所定の車両挙動に関連する関連情報を取得し、関連情報処理手段は、関連情報取得手段が取得した関連情報の記憶を挙動発生情報が自装置に指示していない場合には、関連情報を記憶する他装置に関連情報を送信し、関連情報の記憶を自装置に指示している場合には、記憶部に関連情報を記憶する。
このように、挙動発生車両に所定の車両挙動が発生すると、挙動発生車両において運転情報を記憶するだけでなく、挙動発生車両で発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を挙動発生車両の外部の関連情報取得装置が取得し、取得した関連情報を挙動発生車両の外部の他装置または関連情報取得装置で記憶する。これにより、挙動発生車両で記憶した運転情報と、関連情報取得装置が取得する関連情報とにより、挙動発生車両の周囲の走行環境も含んだ多くの情報に基づいて、挙動発生車両において所定の車両挙動が発生した原因を多角的に適切に解析できる。
さらに請求項6から11に記載の発明によると、挙動取得手段は、挙動発生車両が送信する挙動発生情報をリモートセンタから間接的に取得する。
このように、挙動発生車両が送信する挙動発生情報を、リモートセンタを介して集約して取得するので、不特定多数の挙動発生車両と通信して挙動発生車両で発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を取得する場合に比べ、処理負荷および通信負荷を低減できる。
請求項7に記載の発明によると、挙動取得手段が挙動発生情報をリモートセンタから間接的に取得し、関連情報の記憶を挙動発生情報が自装置に指示していない場合、関連情報処理手段は、他装置を備えるリモートセンタに関連情報を送信する。
これにより、関連情報取得装置では関連情報を取得するだけで記憶する必要がないので、関連情報を記憶するために関連情報取得装置の記憶部が使用されることを防止できる。
請求項8に記載の発明によると、関連情報処理手段は、自装置を特定する装置情報をリモートセンタに送信する。
これにより、挙動発生車両と関連情報取得装置の装置情報とをリモートセンタで関連づけて管理するか、リモートセンタから挙動発生車両に関連情報取得装置の装置情報を送信し、所定の車両挙動発生時の運転情報と装置情報とを挙動発生車両で関連づけて管理できる。
請求項9に記載の発明によると、関連情報取得手段は、挙動発生車両と自装置との位置関係に基づいて、取得する関連情報を調整する。
これにより、例えば、関連情報として画像データを取得する場合、挙動発生車両を撮影できない位置に関連情報取得装置が存在する場合、関連情報として不要な画像データを取得することを防止できる。これにより、関連情報取得装置の処理負荷を低減できる。
請求項10に記載の発明によると、発生条件によって予め設定された複数の分類のうち
所定の車両挙動がいずれに該当するかを挙動発生車両が判定して挙動発生情報の一部として送信する分類に基づいて、関連情報取得手段は取得する関連情報を調整する。
これにより、所定の車両挙動の分類にしたがって、関連情報取得装置は、所定の車両挙動に関連する適切な関連情報を取得できる。例えば、所定の車両挙動の分類に応じて、関連情報を取得する時間の長さや頻度を調整することが考えられる。
請求項11に記載の発明によると、関連情報を記憶部に記憶している場合、関連情報管理手段は、挙動発生車両から関連情報の読出しを間接的に指示されると、記憶部に記憶している関連情報を送信し、挙動発生車両から関連情報の削除を間接的に指示されると、記憶部に記憶している関連情報を削除する。
これにより、挙動発生車両から指示があれば、記憶部に記憶されている関連情報を送信し、記憶部に記憶している関連情報を削除できる
請求項6から11に記載の発明によると、所定の車両挙動が発生すると、自車両で運転情報を記憶し、挙動発生情報を送信して自車両の周囲の装置に所定の車両挙動に関連する関連情報を記憶するよう要求するとともに、他車両が関連情報の記憶を要求する場合には、他車両に発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を取得できる。
第1実施形態による車載電子制御装置の回路構成を示すブロック図。 第1実施形態による所定の車両挙動発生時の通信状態を示す説明図。 車載電子制御装置の機能構成を示すブロック図。 関連情報取得装置の機能構成を示すブロック図。 運転情報および関連情報の記憶処理および管理処理を示すフローチャート。 車載電子制御装置における所定の車両挙動検出処理を示すフローチャート。 車両同士の位置関係に応じた記憶処理を示すフローチャート。 位置関係の一例による記憶処理を示すフローチャート。 位置関係の他の例による記憶処理を示すフローチャート。 位置関係の他の例による記憶処理を示すフローチャート。 第2実施形態による運転情報および関連情報の記憶処理および管理処理を示すフローチャート。 第2実施形態によるリモートセンタから関連情報取得装置に対する読出処理および削除処理を示すブロック図。 第3実施形態による所定の車両挙動発生時の通信状態を示す説明図。 第3実施形態による運転情報および関連情報の記憶処理および管理処理を示すフローチャート。 第4実施形態によるスキャンツールから関連情報取得装置に対する読出処理および削除処理を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1に、第1実施形態による診断システム10を示す。診断システム10は、エンジンECU(Electronic Control Unit)20と、通信モジュール110と、スキャンツール120とをから構成されている。ECU20は、CAN(Controller Area Network)バス100等の車内LANによって通信モジュール110およびスキャンツール120と通信可能に接続されている。
ECU20は、CPU22、ROM24、RAM26、SRAM(スタンバイRAM)28、EEPROM30、入力回路40、出力回路42、通信回路50等から構成されている。
ECU20は、ROM24に記憶されている制御プログラムをCPU22が実行することにより、アクセル開度、エンジン回転数、吸気量、吸気温、水温、イグニションのオン、オフ等の検出信号を各種センサ等から入力回路40を介して入力する。そして、これら検出信号に基づいて、図示しないインジェクタの燃料噴射制御、点火プラグの点火制御、警告灯の点灯制御等の制御信号を、出力回路42を介して出力する。
ECU20の制御プログラムが作業用に使用し、イグニションスイッチがオフされると電力供給が遮断されることにより記憶データが消失するRAM26と異なり、イグニションスイッチのオン、オフに関わらず、SRAM28には図示しないバッテリから電力が供給される。したがって、SRAM28に記憶されているデータは、バッテリの交換等により電力供給が遮断されない限り保存される。
EEPROM30は、書き換え可能な不揮発性の記憶部である。バッテリから電力供給が遮断されても、EEPROM30に記憶されているデータは保存される。
通信回路50は、CANバス100等の車内LANを介して車両に搭載されている他のECUと通信したり、通信モジュール110を介して車両の外部の他装置と通信したり、CANバス100介してスキャンツール120と通信することに使用される。
通信モジュール110は、車両に搭載されたECUからの要求により、車両外部と無線通信する。
スキャンツール120は、ディーラ、整備工場等において車両に接続され、CANバス100を介して各ECUからダイアグコードを読み出すとともに、ECU20から、後述する所定の車両挙動(以下、「所定の車両挙動」をトリガとも言う。)が発生したときの運転情報を読み出したり、削除したりする。スキャンツール120は、読み出した情報をディスプレィ等に出力する。
(車両、リモートセンタ、路側機の機能)
次に、所定の車両挙動が発生したときに車両300、302、304、リモートセンタ310、路側機320が実行する機能について説明する(図2参照)。図2では、車両が走行する道路上に設置される路側機320として信号機を例示しているが、挙動発生車両に発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を挙動発生車両の周囲で取得できるのであれば、路側機は信号機に限るものではない。
(挙動発生車両の機能)
まず、所定の車両挙動の発生側または関連情報取得側の車両300、302、304の機能について、図3に基づいて説明する。図3に示すECU20の機能は、いずれの車両300、302、304にも搭載されている。尚、図2では、車両300が所定の車両挙動発生側であり、車両302、304が関連情報取得側である。
トリガ検出部200は、各種センサの検出信号に基づいて所定の車両挙動が発生したことを検出する。所定の車両挙動としては、以下の(1)〜(3)に示すような挙動が予め設定されている。(1)〜(3)のうち(1)、(2)に示す所定の車両挙動は、運転者の操作に対応していない車両挙動である。
(1)アクセルペダルを踏んでいないのに、車速の上昇率が所定値以上になる。
(2)シフトレンジがニュートラルに設定されているのに、エンジン回転数が2000rpm以上に急激に上昇する。
(3)衝突等により加速度センサの検出値が所定値以上になる。
所定の車両挙動が自車両で発生したことをトリガ検出部200が検出すると、記憶処理部202は、そのときの車両の運転情報として、各種センサから検出したアクセル開度、エンジン回転数、スロットル開度、トランスミッションの変速位置、吸気量、吸気温、水温、車速等を取得して記憶媒体240に記憶する。
本実施形態では、所定の車両挙動が発生したときに運転情報を記憶する記憶媒体240として、車両の運転が停止しても記憶データを保持するEEPROM30が使用される。EEPROM30に代えてSRAM28を使用してもよい。
これら各種センサから検出される車両の運転状態を表わす情報に加え、車載カメラやナビゲーション装置を搭載している場合には、車載カメラが撮影した画像データ、画像データの解析結果に基づく車両周囲の他車両の走行状態、地図データ情報に基づく曲率や勾配等の走行道路の形状等を運転情報として記憶してもよい。
記憶処理部202は、所定の車両挙動が発生し記憶媒体240に運転情報を記憶するときに、記憶媒体240の容量が不足し、過去に記憶した運転情報を上書きする場合、上書きされる運転情報と関連する関連情報の削除を、外部情報削除送信部236に指示する。関連情報については後述する。
また、所定の車両挙動が発生したことをトリガ検出部200が検出すると、トリガ送信部204は、自車両に所定の車両挙動が発生したことを通知するとともに、自車両に発生した所定の車両挙動に関連する関連情報の記憶を要求する挙動発生情報を、通信回路50、通信モジュール110を介してリモートセンタ310に送信する。この場合、挙動発生車両に最も近いリモートセンタ310が挙動発生車両から挙動発生情報を受信してもよいし、予め特定されたリモートセンタ310が挙動発生車両から挙動発生情報を受信してもよい。
トリガ送信部204は、自車両の位置、自車両を特定するVIN(Vehicle Identification Number)、発生した所定の車両挙動の分類等を挙動発生情報の一部として送信する。自車両の位置は、GPS(Global Positioning System)を利用した車載のナビゲーション装置から取得する。所定の車両挙動の分類については後述する。
管理情報受信部210は、リモートセンタ310から、自車両で発生した所定の車両挙動に関連した関連情報の管理情報として、リモートセンタ310のセンタ番号と、リモートセンタ310で記憶している関連情報のデータ番号とを受信する。
管理情報記憶処理部212は、管理情報受信部210が受信したセンタ番号とデータ番号とを記憶媒体240に記憶する。この場合、記憶媒体240としてEEPROM30が使用される。
(関連情報取得側の車両の機能)
トリガ受信部220がリモートセンタ310から挙動発生情報を受信すると、トリガ検出部200は他車両で所定の車両挙動が発生したことを検出する。
トリガ検出部200が他車両で所定の車両挙動が発生したことを検出すると、記憶処理部202は、自車両のVINと、関連情報として、挙動発生車両と同様に取得する運転状態と、車載カメラが撮影した周囲の画像データと、ナビゲーション装置から走行道路の形状等とを、関連情報送信部222から通信回路50、通信モジュール110を介してリモートセンタ310に送信する。
車両の場合、所定の車両挙動発生側で記憶する運転情報と、関連情報取得側で取得する関連情報とは、同じでもよい。
(リモートセンタ310の機能)
リモートセンタ310の図示しない電子制御装置は、挙動発生車両から挙動発生情報を受信すると、挙動発生車両の周囲の他車両および路側機320に、挙動発生車両に発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を取得するように指示する。
リモートセンタ310は、他車両および路側機320から、挙動発生車両に発生した所定の車両挙動に関連する関連情報と、車両であればVIN、路側機であれば装置番号とを受信し、挙動発生車両のVINおよび挙動発生時の時刻と合わせて一つのデータエントリとしてデータ番号を付与して記憶し、管理テーブルを作成する。
そして、リモートセンタ310は、自身のセンタ番号と、挙動発生車両で発生した所定の車両挙動に関連する関連情報のデータ番号とを、管理情報として挙動発生車両に送信する。
リモートセンタ310は、挙動発生車両からセンタ番号およびデータ番号を受信し関連情報の読出しを要求されると、該当するデータ番号の関連情報を挙動発生車両に送信する。
また、リモートセンタ310は、挙動発生車両からセンタ番号およびデータ番号を受信し関連情報の削除を要求されると、該当するデータ番号のデータを削除する。
(路側機320の機能)
図4に示すように、路側機320の電子制御装置である関連情報取得装置330では、通信モジュール322、通信回路332を介して、トリガ受信部334がリモートセンタ310から挙動発生情報をトリガとして受信すると、トリガ検出部336は周囲の車両で所定の車両挙動が発生したことを検出する。
トリガ検出部336が周囲の車両で所定の車両挙動が発生したことを検出すると、記憶処理部338は、自装置を特定する装置番号と、関連情報として、カメラ350(図2参照)が撮影した周囲の画像データと、VICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)であればそのときの交通情報等を、関連情報送信部342から通信回路332、通信モジュール322を介してリモートセンタ310に送信する。記憶媒体340には、所定時間分の画像データおよび交通情報等が記憶されている。
本実施形態では、リモートセンタ310から挙動発生情報を受信したときに所定時間分の画像データおよび交通情報等を関連情報取得装置330から送信できればよいので、関連情報取得装置330の記憶媒体340は不揮発性である必要はない。
(挙動発生車両におけるデータ読出し、削除機能)
図3に示すように、車両300、302、304のECU20では、スキャンツール120とのデータ処理部230がスキャンツール120から自車両の運転情報の読出しを指示されると、自車情報取得部232が記憶媒体240に記憶されている運転情報、関連情報の管理情報を取得する。
データ処理部230は、自車情報取得部232が記憶媒体240から取得した運転情報および管理情報を通信回路50を介してスキャンツール120に送信する。
また、他車両に対して、自車両で発生した所定の車両挙動に関連する関連情報の読出しをデータ処理部230がスキャンツール120から指示されると、関連情報取得部234は、通信回路50を介してセンタ番号とデータ番号とをリモートセンタ310に送信し、該当するリモートセンタ310に関連情報の読出しを要求する。
関連情報取得部234がリモートセンタ310に送信するセンタ番号とデータ番号とは、予めスキャンツール120が記憶媒体240から読出し、関連情報取得部234に送信した管理情報である。
関連情報取得部234がリモートセンタ310から関連情報を取得すると、データ処理部230は、取得した関連情報をスキャンツール120に送信する。
外部情報削除送信部236は、データ処理部230がスキャンツール120から外部データの削除要求を受けるか、記憶処理部202から外部データの削除要求を受けると、リモートセンタ310に該当するデータ番号のデータを削除するように指示する。
このときに外部情報削除送信部236がリモートセンタ310に送信するセンタ番号とデータ番号とは、予めスキャンツール120が記憶媒体240から読出し、外部情報削除送信部236に送信した管理情報、あるいは記憶処理部202から取得する管理情報である。
また、前述したように、今回所定の車両挙動が発生したときに、記憶媒体240の記憶容量の不足のため、過去に記憶媒体240に記憶した運転情報を上書きする場合、外部情報削除送信部236は、記憶処理部202からの指示により、上書きされる運転情報に関連する関連情報のデータ番号のデータを削除するようにリモートセンタ310に指示する。
(運転情報および関連情報の記憶処理)
次に、所定の車両挙動が発生したときに、車両300、302、304、リモートセンタ310および路側機320で実行される運転情報および関連情報の記憶処理について、図5のフローチャートに基づいて説明する。図5において「S」はステップを表わしている。図5では、車両300を挙動発生側、車両302、304を関連情報取得側としている。
(車両300の処理)
所定の車両挙動(トリガ)を検出すると(S400)、ECU20は検出したトリガが自車両で検出したものであるか否かを判定する(S402)。
検出したトリガが自車両で検出したものであれば(S402:Yes)、ECU20は、トリガの分類と、自車両の位置と、自車両のVINと、所定の車両挙動に関連する関連情報を記憶する記憶指示とを、挙動発生情報としてリモートセンタ310に送信する(S406)。挙動発生情報を送信すること自体が、関連情報の記憶指示に相当するとしてもよい。
図5では、車両300で所定の車両挙動が発生したと想定しているので、S402の判定は「Yes」になる。S402の判定が「No」の場合に実行されるS404の処理は、後述するS444と実質的に同一なので省略する。
S406の次に、ECU20は、自車両の運転情報を記憶媒体240に記憶する(S408)。前述したように、画像データ、画像データの解析結果に基づく他車両の走行状態、地図データ情報に基づく道路形状等を、各種センサが検出する運転状態とともに運転情報として記憶してもよい。
また、リモートセンタ310から関連情報を管理する管理情報を受信すると、ECU20は、受信した管理情報を記憶媒体240に記憶する(S410)。リモートセンタ310から受信する管理情報は、リモートセンタ310のセンタ番号と、リモートセンタ310が車両300で発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を記憶しているデータ番号とである。
リモートセンタ310から関連情報を管理する管理情報を受信して記憶しておくことにより、所定の車両挙動が発生したときに自車両で記憶した運転情報と、所定の車両挙動に関連して挙動発生車両の外部で記憶されている関連情報とを挙動発生車両で管理できる。
(リモートセンタ310の処理)
リモートセンタ310は、挙動発生車両300から挙動発生情報をトリガとして受信すると、S420において、挙動発生車両300から受信した位置情報に基づいて、挙動発生車両300の周囲の車両および路側機等を、通信による問い合わせ、あるいは路側機の場合には登録されているデータベースにより検索し、該当する車両および路側機に関連情報を取得してリモートセンタ310に送信するように指示する。
挙動発生車両300の周囲の車両302、304および路側機320等からVINまたは装置番号とともに関連情報を受信すると、S430において、リモートセンタ310は、挙動発生車両300のVINと、所定の車両挙動の発生時刻と、関連情報を送信してきた車両および路側機等のVINおよび装置番号と、関連情報とを、リモートセンタ310の記憶媒体312に記憶する。
そして、記憶した情報の管理情報として、センタ番号と、記憶したデータのデータ番号とを挙動発生車両300に送信する(S432)。
(車両302、304の処理)
トリガを検出すると(S440)、車両302、304のECU20は、検出したトリガが自車両で検出したものであるか否かを判定する(S442)。図5では、車両300で所定の車両挙動が発生したことを想定しているので、S442の判定は「No」になる。
検出したトリガが自車両で検出したものでない場合(S442:No)、ECU20は、自車両のVINと、関連情報として、自車両の運転状態と、車載カメラが撮影した画像データと、ナビゲーション装置から取得する道路形状とを含む自車両の運転情報を関連情報としてリモートセンタ310に送信する(S444)。
車両302、304におけるS446、S448の処理は、車両300におけるS406、S408の処理と実質的に同一である。
(路側機320の処理)
トリガを検出すると(S450)、路側機320は、自装置の装置番号と、関連情報として、周囲の交通状態とカメラ350が撮影した画像データとをリモートセンタ310に送信する(S452)。尚、図5において、路側機320は、自装置が取得した関連情報を送信するために、一時的に記憶媒体340に関連情報を記憶している。
(トリガ検出処理)
図5のS400、S440、S450で実行されるトリガ検出処理について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
トリガとして所定の車両挙動が発生したことを検出すると、トリガが自車両で発生したか否かを判定する(S600)。トリガが自車両で発生していない場合(S600:No)、トリガは他車両で発生しているので、受信した他車両のVINとトリガの分類とをトリガ情報として設定する。
所定の車両挙動(トリガ)は、トリガの発生条件によって複数に分類されている。本実施形態では、加速度センサの検出信号から所定値以上の加速度が車両に加わると判定されると、トリガを「衝突」と分類し、アクセル開度が全閉状態で車速センサの検出信号から車速が所定値以上の上昇率であると判定されると、トリガを「意図しない急加速」と分類し、その他のトリガをまとめて「その他」と分類している。
尚、路側機320では、S600の判定は常に「No」になる。説明の都合上、車両300、302、304と路側機320とで共通のトリガ検出処理として説明している。
トリガが自車両で発生した場合(S600:Yes)、トリガの分類が「衝突」であれば(S604:Yes)、自車両のVINと、トリガの分類として「衝突」とをトリガ情報として設定する(S606)。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S604:No)、「意図しない急加速」の場合(S608:Yes)、自車両のVINと、トリガの分類として「意図しない急加速」とをトリガ情報として設定する(S610)。
トリガの分類が「衝突」および「意図しない急加速」ではない場合(S604:No、S608:No)、自車両のVINと、トリガの分類として「その他」とをトリガ情報として設定する(S612)。
(関連情報記憶処理)
図5のS404、S444で関連情報を送信するために関連情報取得側の車両で実行される関連情報記憶処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。尚、S404、S444と後述するS452とで関連情報を送信するために実行される関連情報記憶処理では、記憶した関連情報がリモートセンタ310に送信されるので、記憶媒体として揮発性のRAM等に記憶しておけばよい。
所定の車両挙動が発生した挙動発生車両と自車両との位置関係をS620、S624、S628で判定し、各位置関係に応じた記憶処理を実行する(S622、S626、S630、S632)。
挙動発生車両と自車両との位置関係は、ドライブレコーダおよび車載カメラ等の画像データ、レーダによる前方車両の検出、挙動発生情報の一部としてリモートセンタ310から取得する挙動発生車両の位置と自車両に搭載しているナビゲーション装置から取得する自車両の位置、等から判断する。
(記憶処理1)
図7のS622で、トリガが発生した挙動発生車両と自車両との位置関係が同一道路で同一方向を走行している場合に実行される記憶処理1について、図8のフローチャートに基づいて説明する。
トリガの分類が「衝突」の場合(S640:Yes)、自車両に搭載したカメラで撮影できるか否かによって、以下の関連情報を記憶する(S642)。
(1)撮影できる場合
衝突のA秒前から衝突までの画像データを記憶する。さらに、衝突のA秒前から衝突までの自車両の運転情報をB秒毎に記憶する。
(2)撮影できない場合
衝突の前後A秒間の自車両の運転情報をB秒毎に記憶する。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S640:No)、意図しない急加速の場合(S644:Yes)、自車両に搭載したカメラで撮影できるか否かによって、以下の関連情報を記憶する(S646)。
(1)撮影できる場合
トリガの前後C秒間の画像データを記憶する。さらに、トリガの前後C秒間の運転情報をD秒毎に記憶する。
(2)撮影できない場合
トリガの前後C秒間の自車両の運転情報をD秒毎に記憶する。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S640:No)、意図しない急加速ではない場合(S644:No)、自車両に搭載したカメラで撮影できるか否かによって、以下の関連情報を記憶する(S648)。
(1)撮影できる場合
トリガの前後E秒間の画像データを記憶する。さらに、トリガの前後E秒間の運転情報をF秒毎に記憶する。
(2)撮影できない場合
トリガの前後E秒間の自車両の運転情報をF秒毎に記憶する。
(記憶処理2)
図7のS626で、トリガが発生した挙動発生車両と自車両との位置関係が同一道路で対向方向を走行している場合に実行される記憶処理2は、図8のS642、S646、S648の各処理で設定される秒数が異なる以外は実質的に同一であるから説明を省略する。
(記憶処理3)
図7のS630で、トリガが発生した挙動発生車両と自車両との位置関係が交差道路を走行している場合に実行される記憶処理3について、図9のフローチャートに基づいて説明する。尚、挙動発生車両と自車両とが交差道路を走行している場合、信号、周囲の車両の走行状態等の走行環境が異なるので、自車両の運転情報は、交差道路を走行している挙動発生車両の挙動とは関連が低いと考えられる。そこで、挙動発生車両と自車両とが交差道路を走行している場合には、自車両の運転情報は記憶しない。
トリガの分類が「衝突」であり(S650:Yes)、自車両に搭載したカメラで撮影できる場合、衝突のM秒前から衝突までの画像データを記憶する。(S652)。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S650:No)、意図しない急加速の場合(S654:Yes)、トリガの前後N秒間の画像データを記憶する。(S656)。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S650:No)、意図しない急加速ではなく(S654:No)、自車両に搭載したカメラで撮影できる場合、トリガの前後O秒間の画像データを記憶する(S658)。
(記憶処理4)
図7のS632で、トリガが発生した挙動発生車両と自車両との位置関係がその他、例えば挙動発生車両が走行している道路に近い駐車場に自車両が駐車している場合に実行される記憶処理4について、図10のフローチャートに基づいて説明する。
尚、自車両が駐車している場合、自車両の運転情報は、挙動発生車両の挙動とは関連が低いと考えられる。そこで、自車両が駐車している場合には、自車両の運転情報は記憶しない。
トリガの分類が「衝突」であり(S660:Yes)、自車両に搭載したカメラで撮影できる場合、衝突のP秒前から衝突までの画像データを記憶する。(S662)。ただし、挙動発生車両の周囲に自車両は存在しているが互いの位置関係が不明瞭の場合、例えばカメラの撮影方向に挙動発生車両が存在しているかが不明瞭な場合に、走行している車両が画像データに撮影されておらず挙動発生車両が撮影されていない可能性が高いと判断できる場合には、画像データを記憶していないことを記憶する。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S660:No)、意図しない急加速であり(S664:Yes)、自車両に搭載したカメラで撮影できる場合、トリガの前後Q秒間の画像データを記憶する。(S666)。この場合にも、挙動発生車両と自車両との位置関係が不明瞭な場合には、画像データを記憶しないことを記憶する。
トリガの分類が「衝突」ではなく(S660:No)、意図しない急加速ではなく(S664:No)、自車両に搭載したカメラで撮影できる場合、トリガの前後R秒間の画像データを記憶する(S668)。この場合にも、前述したように挙動発生車両と自車両との位置関係が不明瞭な場合には、画像データを記憶していないことを記憶する。
(路側機320の記憶処理)
路側機320において、図5のS452で関連情報を送信するために実行される関連情報記憶処理は、運転情報を記憶せず、挙動発生車両との位置関係が不明瞭な場合に画像データを記憶しない点で、図10の記憶処理4と実質的に同一である。
尚、撮影した画像データを解析し、異常な挙動の車両が撮影されている場合には、解像度を上げたり、異常挙動の車両を画像の中心に移動したりする等、画像データの重要度に応じて適切な画像処理をすることが望ましい。
以上説明した第1実施形態では、センサやアクチュエータに故障が発生していない場合にも、自車両で所定の車両挙動が発生すると、ECU20はそのときの運転情報を記憶する。さらに、ECU20は、リモートセンタ310に所定の車両挙動が発生したことと、所定の車両挙動に関連する関連情報の記憶を通知する挙動発生情報を送信する。
これにより、リモートセンタ310は、挙動発生車両の周囲の他車両および路側機等に、所定の車両挙動に関連する関連情報を取得し、リモートセンタ310に送信するように指示できる。そして、ディーラ等で挙動発生車両に接続されたスキャンツール120から関連情報の読出し指示があると、リモートセンタ310から関連情報を読み出すことができる。
その結果、挙動発生車両で記憶している運転情報と、挙動発生車両の周囲の他車両および路側機等が取得した関連情報とに基づいて、所定の車両挙動が発生した原因を多角的に解析できる。
また、挙動発生車両がリモートセンタ310と通信し、関連情報を取得する不特定多数の他車両および路側機等と通信しないので、挙動発生車両の通信負荷および処理負荷を低減できる。
また、挙動発生車両の周囲の他車両および路側機等が取得する関連情報をリモートセンタ310に送信し、リモートセンタ310が関連情報を記憶するので、他車両および路側機等において、例えば書き換え可能な不揮発性の記憶部としてEEPROMが関連情報の記憶のために使用されることを防止できる。
また、挙動発生車両において運転情報を今回記憶するときに、記憶容量の不足から、記憶媒体240に既に記憶されている運転情報を上書きする場合、上書きされる運転情報に関連して記憶されているセンタ番号およびデータ番号等の管理情報をリモートセンタ310に送信し、上書きされる運転情報に関連する関連情報の削除をリモートセンタ310に指示する。
これにより、リモートセンタ310は、挙動発生車両から送信された管理情報に基づいて、上書きされる運転情報に関連してリモートセンタ310が記憶している関連情報を削除できる。その結果、リモートセンタ310に不要なデータを記憶しておくことを防止できる。
また、スキャンツール120から関連情報の削除指示があると、挙動発生車両からリモートセンタ310に削除指示を送信し、関連情報を削除することができる。
第1実施形態では、挙動発生車両のECU20が本発明の車載電子制御装置に相当し、記憶媒体240が本発明の車載電子制御装置の記憶部に相当し、スキャンツール120が本発明のスキャンツールに相当し、リモートセンタ310が本発明のリモートセンタに相当し、車両302、304および路側機320から関連情報を受信するリモートセンタ310の図示しない電子制御装置が本発明の他装置に相当し、関連情報取得側の車両のECU20および路側機320の関連情報取得装置330が本発明の関連情報取得装置に相当する。
そして、ECU20は、本発明の挙動判定手段、運転情報記憶手段、挙動送信手段、情報管理手段、挙動取得手段、関連情報取得手段、関連情報処理手段として機能する。また、関連情報取得装置330は、挙動取得手段、関連情報取得手段、関連情報処理手段として機能する。
また、挙動発生車両のVINが本発明の自車両を特定する自車情報に相当し、関連情報取得側の車両のVIN、ならびに路側機320の装置番号が本発明の関連情報取得装置を特定する装置情報に相当する。
本実施形態の図3では、トリガ検出部200が本発明の挙動判定手段として機能し、トリガ検出部200およびトリガ受信部220が本発明の挙動取得手段として機能し、記憶処理部202が本発明の運転情報記憶手段および関連情報取得手段として機能し、トリガ送信部204が本発明の挙動送信手段として機能し、管理情報受信部210、管理情報記憶処理部212、データ処理部230、自車情報取得部232、関連情報取得部234および外部情報削除送信部236が本発明の情報管理手段として機能し、関連情報送信部222が本発明の関連情報処理手段として機能する。
また、本実施形態の図4では、トリガ受信部334およびトリガ検出部336が本発明の挙動取得手段として機能し、記憶処理部338が本発明の関連情報取得手段として機能し、関連情報送信部342が本発明の関連情報処理手段として機能する。
また、図5のS400、S402、S440、S442の処理が本発明の挙動判定手段が実行する機能に相当し、S406、S446の処理が本発明の挙動送信手段が実行する機能に相当し、S408、S448の処理が本発明の運転情報記憶手段が実行する機能に相当し、S404、S444、S452の処理が本発明の関連情報取得手段および関連情報処理手段が実行する機能に相当し、S410の処理が本発明の情報管理手段が実行する機能に相当し、S440、S450の処理が本発明の挙動取得手段が実行する機能に相当する。
また、図6のS600、S604〜S612の処理が本発明の挙動判定手段が実行する機能に相当し、S602の処理が本発明の挙動取得手段が実行する機能に相当する。
また、図7〜図10のすべての処理が本発明の関連情報取得手段が実行する機能に相当する。
[第2実施形態]
第2実施形態による運転情報および関連情報の記憶処理について、図11のフローチャートに基づいて説明する。図11において「S」はステップを表わしている。第2実施形態では、車両302、304および路側機320が取得した関連情報を、リモートセンタ310ではなく車両302、304および路側機320が記憶する点が、第1実施形態の図5のフローチャートと異なっている。図11でも図5と同様に、車両300を挙動発生側、車両302、304を関連情報取得側としている。
(車両300の処理)
所定の車両挙動が発生したことを表わすトリガを検出すると(S460)、ECU20は検出したトリガが自車両で検出したものであるか否かを判定する(S462)。
検出したトリガが自車両で検出したものであれば(S462:Yes)、ECU20は、トリガの分類、自車両の位置、自車両のVIN、関連情報の記憶指示を挙動発生情報としてリモートセンタ310に送信し(S468)、自車両の運転情報を記憶媒体240に記憶する(S466)。図11では、車両300で所定の車両挙動が発生したと想定しているので、S462の判定は「Yes」になる。S462の判定が「No」の場合に実行されるS464の処理は、後述するS484と実質的に同一なので省略する。
また、S470において、自車両の外部の関連情報取得装置で関連情報を取得して記憶している管理情報をリモートセンタ310から受信すると、ECU20は管理情報を記憶媒体240に記憶する。リモートセンタ310から受信する管理情報は、関連情報を記憶している車両302、304のVINと、路側機320の装置番号とである。
挙動発生車両300は、自車両の外部で関連情報を取得して記憶している関連情報取得装置を特定する装置情報として、車載電子制御装置であれば搭載されている車両のVIN、路側機であれば装置番号をリモートセンタ310から受信して記憶しておくことにより、所定の車両挙動が発生したときに自車両で記憶した運転情報と、所定の車両挙動に関連して挙動発生車両の外部で記憶されている関連情報とを関連づけて管理できる。
(リモートセンタ310の処理)
リモートセンタ310は、所定の車両挙動が発生した車両300から挙動発生情報をトリガとして受信すると、車両300の位置情報に基づいて、車両300の周囲の車両および路側機等を検索し、該当する車両302、304および路側機320に関連情報を取得して記憶するように指示する。
また、関連情報を記憶した車両302、304および路側機320からVIN、装置番号等の車両または装置を特定する情報が送信されると、挙動発生車両である車両300にVIN、装置番号を送信する。
(車両302、304の処理)
所定の車両挙動が発生したことを表わすトリガを検出すると(S480)、ECU20は検出したトリガが自車両で検出したものであるか否かを判定する(S482)。図11では、車両300で所定の車両挙動が発生したことを想定しているので、S482の判定は「No」になる。
検出したトリガが自車両で検出したものでない場合(S482:No)、ECU20は、自車両のVINをリモートセンタ310に送信し(S484)、関連情報として自車両の運転情報と車載カメラが撮影した画像データ等を、挙動発生車両300のVIN、挙動発生時刻とともに記憶媒体240に記憶する(S486)。S482の判定が「Yes」の場合に実行されるS488の処理は前述したS468と実質的に同一である。
(路側機320の処理)
所定の車両挙動が発生したことを表わすトリガを検出すると(S490)、路側機320は、自装置の装置番号をリモートセンタ310に送信し(S492)、関連情報として、周囲の交通状態とカメラ350が撮影した画像データとを自身の記憶媒体340に記憶する(S494)。
(データ読出し、削除処理)
第2実施形態で、車両302、304、路側機320の記憶媒体に記憶されている関連情報を、挙動発生車両300から読み出すか削除する場合、挙動発生車両300からの指示により、リモートセンタ310が、車両302、304、路側機320に関連情報の読出しまたは削除を指示する。
(データ読出し)
関連情報の読出しは、図12に示すように、挙動発生車両300に接続されたスキャンツール120からの指示により実行される。スキャンツール120から関連情報の読出しが指示されると、挙動発生車両300は、自車両のVINと、関連情報を記憶している車両302、304のVIN、路側機320の装置番号と、関連情報の読出し指示とをリモートセンタ310に送信する。
リモートセンタ310は、挙動発生車両300から関連情報を記憶していると指定された車両302、304、路側機320に、挙動発生車両300のVINと関連情報の読出し指示を送信する。
リモートセンタ310から関連情報の読出し指示を受信すると、車両302、304、路側機320の関連情報読出送受信部700は、関連情報読出処理部702に、記憶媒体720から挙動発生車両300に対応する関連情報の読出しを指示する。
関連情報読出処理部702が記憶媒体720から挙動発生車両300に対応する関連情報を読み出すと、関連情報読出送受信部700は、VINまたは装置番号とともにリモートセンタ310に関連情報を送信する。
リモートセンタ310は、車両302、304、路側機320から受信した関連情報と、VINおよび装置番号とを挙動発生車両300に送信する。
(データ削除)
関連情報の削除は、挙動発生車両300に接続されたスキャンツール120からの指示、あるいは、挙動発生車両300で過去の運転情報を上書きする場合、上書きされる運転情報に関連する関連情報を記憶している車両302、304、路側機320に対して、関連情報の削除が指示される。
挙動発生車両300は、自車両のVINと、関連情報を記憶している車両302、304のVIN、路側機320の装置番号と、関連情報の削除指示とをリモートセンタ310に送信する。
リモートセンタ310は、挙動発生車両300から関連情報を記憶していると指定された車両302、304、路側機320に、挙動発生車両300のVINと関連情報の削除指示を送信する。
リモートセンタ310から関連情報の削除指示を受信すると、車両302、304、路側機320の外部情報削除受信部710は、外部情報削除処理部712に、記憶媒体720から挙動発生車両300のVINに対応する関連情報の削除を指示し、外部情報削除処理部712は、挙動発生車両300のVINに対応する関連情報を記憶媒体720から削除する。
(その他のデータ削除)
車両302、304において、車両300に発生した所定の車両挙動に関連する関連情報を記憶している状態で車両302、304に所定の車両挙動が発生し、運転情報を記憶媒体240に記憶することが考えられる。
そして、記憶容量の不足で記憶媒体240に記憶していた関連情報を上書きする場合、車両302、304からリモートセンタ310を介して、上書きされる関連情報に関する管理情報を削除するように車両300に指示する。
つまり、図12において、符号300を符号302、304に変更し、符号302、304、320を符号300に変更した処理形態で車両302、304から車両300に管理情報の削除を指示する。
第2実施形態では、車両302、304の記憶媒体240、路側機320の記憶媒体340が関連情報を記憶する記憶部に相当し、車両302、304、路側機320の関連情報読出送受信部700、関連情報読出処理部702、外部情報削除受信部710および外部情報削除処理部712が本発明の関連情報取得装置の関連情報管理手段が実行する機能に相当する。
また、図11のS460、S462、S480、S482の処理が本発明の挙動判定手段が実行する機能に相当し、S468、S488の処理が本発明の挙動送信手段が実行する機能に相当し、S466、S486の処理が本発明の運転情報記憶手段および関連情報処理手段が実行する機能に相当し、S464、S484の処理が本発明の関連情報処理手段が実行する機能に相当し、S470の処理が本発明の情報管理手段が実行する機能に相当し、S480、S490の処理が本発明の挙動取得手段が実行する機能に相当し、S492、S494の処理が本発明の関連情報処理手段が実行する機能に相当する。
尚、第2実施形態において、挙動発生車両のECU20が故障してディーラ等で交換される場合、ディーラでECU20に記憶している関連情報の管理情報を読み出し、読み出した管理情報に基づいて、図12において挙動発生車両300の代わりにディーラの通信端末装置等から、リモートセンタ310を介して車両302、304、路側機320に関連情報の読出し、削除を指示してもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態による運転情報および関連情報の記憶処理について、図13および図14に基づいて説明する。
(記憶処理)
第3実施形態では、図13に示すように、挙動発生車両である車両300と、関連情報の取得側である車両302、304および路側機320とが、リモートセンタ310を介さず、車車間通信、路車間通信により直接通信する。
図14のフローチャートが示す運転情報および関連情報の記憶処理は、車両300と、車両302、304および路側機320とが、リモートセンタ310を介さず、車車間通信、路車間通信により直接通信している以外は、図11に示すフローチャートと実質的に同一である。
第3実施形態では、車両300と、車両302、304および路側機320とが直接通信するので、リモートセンタ310が使用できない場合にも、車両300からの指示により、車両302、304および路側機320が関連情報を取得して記憶できる。
(データ読出し、削除処理)
第3実施形態において、スキャンツール120からの指示により、車両302、304、路側機320の記憶媒体に記憶されている関連情報を読み出す場合、ならびにスキャンツール120からの指示により、あるいは記憶容量の不足で挙動発生車両側で記憶している運転情報を上書きするときに車両302、304、路側機320の記憶媒体に記憶されている関連する関連情報の削除を指示する場合、図12において、リモートセンタ310を介さず、挙動発生車両300から、車両302、304、路側機320に直接、関連情報の読出し、または削除を指示する。
また、記憶容量の不足で関連情報取得側の車両302、304で関連情報を上書きする場合、挙動発生車両300の記憶媒体に記憶されており、上書きされる関連情報を管理する管理情報の削除を、図12において、リモートセンタ310を介さず、車両302、304から挙動発生車両300に直接指示する。
(第4実施形態)
図15に示す第4実施形態では、挙動発生車両300が管理情報として記憶しているVIN、装置番号から関連情報を記憶している車両302、304、路側機320が判る場合に、該当する車両302、304、路側機320にスキャンツール120を直接接続し、スキャンツール120が車両302、304、路側機320の記憶媒体に記憶されている関連情報を読み出すか、削除する。
車両302、304、路側機320に関連情報の読出し、削除をスキャンツール120が直接指示する以外は、図12で説明した関連情報の読出し処理、削除処理と実質的に同一処理である。
[他の実施形態]
上記実施形態では、車両300を挙動発生車両とし、車両302、304を関連情報取得側として主に説明した。ただし、いずれの車両のECU20も、挙動発生車両として本発明の車載電子制御装置の機能、ならびに関連情報取得側の車両として本発明の関連情報取得装置の機能を兼ね備えている。
これに対し、各車両のECUが、挙動発生車両として本発明の車載電子制御装置の機能だけ、あるいは関連情報取得側の車両として本発明の関連情報取得装置の機能だけを備えていてもよい。
所定の車両挙動が発生したときに自車両の運転情報を記憶するとともに、自車両の外部に所定の車両挙動が発生したことを送信する車載ECUは、エンジンECU20に限らず他のECUでもよい。
また、所定の車両挙動が発生したときの車両の運転情報を記憶する記憶部は、EEPROM30、SRAM28のように車両の運転停止中もデータを保持できるのであればどのような記憶部でもよい。
本発明は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジン等の内燃機関を駆動源とする車両、あるいは内燃機関とモータとを併用したハイブリッド車両、あるいはモータを駆動源とする電気自動車のいずれに適用してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
10:診断システム、20:エンジンECU(電子制御装置、挙動判定手段、運転情報記憶手段、挙動送信手段、情報管理手段、挙動取得手段、関連情報取得手段、関連情報処理手段、関連情報管理手段)、30:EEPROM(記憶部)、120:スキャンツール、240、340:記憶媒体(記憶部)、300、302、304:車両、320:路側機、330:関連情報取得装置

Claims (11)

  1. 自車両に所定の車両挙動が発生したか否かを判定する挙動判定手段と、
    前記所定の車両挙動が発生したと前記挙動判定手段が判定すると、前記自車両の運転情報を記憶部に記憶する運転情報記憶手段と、
    前記所定の車両挙動が発生すると前記所定の車両挙動に関連する関連情報を取得する前記自車両の周囲の関連情報取得装置に前記所定の車両挙動が発生したことを通知するとともに、前記関連情報取得装置が取得する前記関連情報の記憶を要求する挙動発生情報を、リモートセンタに送信することにより、前記所定の車両挙動が発生したことを前記リモートセンタから間接的に前記関連情報取得装置に通知し、前記関連情報の記憶を前記リモートセンタまたは前記関連情報取得装置に要求し、前記関連情報の管理を前記リモートセンタに指示する挙動送信手段と、
    前記関連情報を管理する管理情報を前記リモートセンタから取得して記憶部に記憶する情報管理手段と、
    を備えることを特徴とする車載電子制御装置。
  2. 前記情報管理手段は、前記運転情報記憶手段が前記運転情報を今回記憶するときに前記記憶部に既に記憶されている前記運転情報を上書きする場合、上書きされる前記運転情報に関連して記憶されている前記管理情報を前記リモートセンタに送信し、上書きされる前記運転情報に関連する前記関連情報の削除を前記リモートセンタに指示することを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御装置。
  3. 前記情報管理手段は、前記記憶部に記憶されている前記管理情報に基づいて、前記自車両に通信で接続されたスキャンツールからの指示により、前記関連情報取得装置が取得した前記関連情報を前記リモートセンタから取得し、前記スキャンツールからの指示により、前記関連情報の削除を前記リモートセンタに指示することを特徴とする請求項1または2に記載の車載電子制御装置。
  4. 前記挙動判定手段は、発生した前記所定の車両挙動が発生条件によって予め設定された複数の分類のうちのいずれに該当するかを判定し、
    前記挙動送信手段は、前記挙動判定手段が判定した前記所定の車両挙動の分類を前記挙動発生情報の一部として送信する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車載電子制御装置。
  5. 前記挙動送信手段は、前記自車両を特定する自車情報を前記挙動発生情報の一部として送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車載電子制御装置。
  6. 前記関連情報取得装置として、
    前記所定の車両挙動が発生すると前記自車両の前記運転情報を前記記憶部に記憶する挙動発生車両において前記所定の車両挙動が発生したことを通知する前記挙動発生情報を前記リモートセンタから間接的に取得する挙動取得手段と、
    前記挙動取得手段が前記挙動発生情報を取得すると、前記所定の車両挙動に関連する関連情報を取得する関連情報取得手段と、
    前記関連情報取得手段が取得した前記関連情報の記憶を前記挙動発生情報が自装置に指示していない場合には、前記関連情報を記憶する他装置に前記関連情報を送信し、前記関連情報の記憶を自装置に指示している場合には、記憶部に前記関連情報を記憶する関連情報処理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車載電子制御装置
  7. 前記挙動取得手段が前記挙動発生情報を前記リモートセンタから間接的に取得し、前記関連情報の記憶を前記挙動発生情報が自装置に指示していない場合、前記関連情報処理手段は、前記他装置を備える前記リモートセンタに前記関連情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の車載電子制御装置
  8. 前記関連情報処理手段は、自装置を特定する装置情報を前記リモートセンタに送信することを特徴とする請求項6または7に記載の車載電子制御装置
  9. 前記関連情報取得手段は、前記挙動発生車両と自装置との位置関係に基づいて、取得する前記関連情報を調整することを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の車載電子制御装置
  10. 発生条件によって予め設定された複数の分類のうち前記所定の車両挙動がいずれに該当するかを前記挙動発生車両が判定して前記挙動発生情報の一部として送信する分類に基づいて、前記関連情報取得手段は取得する前記関連情報を調整することを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の車載電子制御装置
  11. 前記関連情報を記憶部に記憶している場合、前記挙動発生車両から前記関連情報の読出しを間接的に指示されると、前記記憶部に記憶している前記関連情報を送信し、前記挙動発生車両から前記関連情報の削除を間接的に指示されると、前記記憶部に記憶している前記関連情報を削除する関連情報管理手段を備えることを特徴とする請求項6から10のいずれか一項に記載の車載電子制御装置
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