JP2011176795A - データ管理装置、データ管理プログラム、およびデータ管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両においてデータの管理を行うデータ管理装置において、車外デバイスが必要とする情報の変化に応じて、車両におけるデータの管理態様を変化させることができるようにする。
【解決手段】ゲートウェイ装置は、データ管理ECUからの管理データを取得し(S410)、この管理データを参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する(S440)。そして、登録設定処理で設定された種別のデータを車載ネットワークから取得し、設定された周期で取得したデータをデータ管理ECU(車載DB)に中継する。従って、車外から取得した管理ルールに含まれるデータの管理態様(取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方)に応じて、車載DBに記録させるデータの管理態様も変化させることができる。
【選択図】図5
【解決手段】ゲートウェイ装置は、データ管理ECUからの管理データを取得し(S410)、この管理データを参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する(S440)。そして、登録設定処理で設定された種別のデータを車載ネットワークから取得し、設定された周期で取得したデータをデータ管理ECU(車載DB)に中継する。従って、車外から取得した管理ルールに含まれるデータの管理態様(取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方)に応じて、車載DBに記録させるデータの管理態様も変化させることができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、車両においてデータの管理を行うデータ管理装置、データ管理プログラム、およびデータ管理システムに関する。
上記のデータ管理装置において、予め設定された種別のデータを記録し、そのデータを車両外のデバイス(車外デバイス)に送信する機能を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、車外デバイスが必要とする情報(データ種別やデータの更新頻度等)は、車外デバイスが有するアプリケーションが変更されること等によって変化する可能性がある。しかしながら、上記データ管理装置ではこの変化に対応することができず、データ管理装置は同一種別かつ同一周期のデータしか記録することができないという問題点があった。
そこで、このような問題点を鑑み、車両においてデータの管理を行うデータ管理装置において、車外デバイスが必要とする情報の変化に応じて、車両におけるデータの管理態様を変化させることができるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された第1の構成のデータ管理装置において、ルール取得手段は、車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含む管理ルールを取得し、設定手段は、この管理ルールを参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する。そして、データ格納手段は、設定された種別のデータを取得し、或いは設定手段によって設定された周期で予め設定された種別のデータを取得し、該取得したデータをデータ記録手段に格納する。
このようなデータ管理装置によれば、車外から取得した管理ルールに含まれるデータの管理態様(取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方)に応じて、データ記録手段に記録させるデータの管理態様も変化させることができる。従って、車外の装置が必要とする情報が変化した場合に、車両においては車外の装置が必要とするデータを記録することができる。
なお、車両において記録されるデータとしては、走行中の車両を制御するために車両のセンサによって取得されるデータ(水温、速度、燃料噴射量等)や、車両周囲の環境に関するデータ(外気温、路面状態、交通量等)、或いは、車両の運転者による操作(アクセル開度、スイッチ操作等)等が挙げられる。
ところで、上記データ管理装置においては第2の構成のように、管理ルールには、取得すべきデータの種別の情報が含まれており、設定手段は、管理ルールを参照して取得すべきデータの種別を設定するようにしてもよい。この場合、このデータ管理装置に対して通信線を介して接続されたゲートウェイ装置に対して、このゲートウェイ装置が設定手段によって設定された種別のデータを中継するように設定させる中継設定手段を備えていてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、ゲートウェイ装置が車載ネットワーク上に存在する場合であっても、データ管理装置が必要とする種別のデータをゲートウェイ装置が中継できるようにゲートウェイ装置の設定をすることができる。
さらに、上記データ管理装置においては第3の構成のように、管理ルールには、データを取得する周期の情報も含まれており、設定手段は、管理ルールを参照してデータを取得する周期も設定し、中継設定手段は、ゲートウェイ装置に対して設定手段によって設定されたデータの種別毎に、各データを取得する周期を設定させるようにしてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、データを取得する周期もゲートウェイ装置に設定することができる。
加えて、上記データ管理装置においては第4の構成のように、ゲートウェイ装置のみと接続される専用のデータ通信線で接続されていてもよい。
加えて、上記データ管理装置においては第4の構成のように、ゲートウェイ装置のみと接続される専用のデータ通信線で接続されていてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、データ管理装置が取得すべきデータの種別と取得周期とをゲーウェイ装置で管理することができる。よって、データ管理装置にデータを取捨選択する機能を持たせる必要が無くなるため、データ管理装置の構成を簡素化することができる。
また、上記データ管理装置においては、第5の構成のように、ルール管理手段が取得する管理ルールには、データ記録手段に格納するデータ数の情報がデータ毎に設定されており、データ格納手段は、データ記録手段に格納しようとするデータの数がデータ数の情報に基づく数を超える場合、最も古いデータを上書きしてデータ記録手段に格納するようにしてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、管理ルールを取得することで、格納するデータ毎にデータ記録手段に格納するデータ数を設定・変更することができる。この結果、データ記録手段に格納するデータ数をデータ毎に適切な数に設定することできるので、データ記録手段の記録容量を節約することができる。特に、本発明では、データ記録手段等のメモリの容量の制限が厳しい車両において、記録容量を節約することができるので有意義である。
また、上記データ管理装置においては第6の構成のように、当該車両が走行中か否かを判定する走行判定手段と、当該車両が走行中の場合に、少なくとも設定手段が取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する作動を禁止する禁止手段と、を備えていてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、車両の走行中に管理ルールに基づく変更が実施されることを防止することができる。よって、データの管理態様が変更されることによって走行中の車両の制御に支障が出ることを防止することができる。
さらに、上記データ管理装置においては第7の構成のように、禁止手段によって作動が禁止された場合に、その後、当該車両が停止した否かを監視する停止監視手段と、当該車両が停止した場合に、禁止手段が禁止した手段による作動を再開させる再開手段と、を備えていてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、車両が停止したときに禁止していた作動を再開させるので、車外から取得した管理ルールが無視されてしまうことを防止することができる。
また、上記データ管理装置においては第8の構成のように、設定手段による設定内容を第1設定内容記録手段に格納する設定内容格納手段と、設定内容格納手段が設定内容を第1設定内容記録手段に格納する前に、既に第1設定内容記録手段に格納されている設定内容を第2設定内容記録手段に退避させる退避手段と、を備え、データ格納手段は、ルール取得手段により管理ルールが取得されてから設定内容格納手段により設定内容が第1設定内容記録手段に格納されるまでに限り、第2設定内容記録手段に格納された設定内容に基づいてデータを格納し、これ以外の場合に第1設定内容記録手段に記録された設定内容に基づいてデータを格納してもよい。
このようなデータ管理装置によれば、管理ルールを更新する際に禁止手段の作動によりその処理が禁止されたとしても、変更前の管理ルールを退避させてあるので、変更前の管理ルールを利用してデータの格納を継続することができる。
さらに、上記データ管理装置においては第9の構成のように、外部装置からデータ要求を受けると、データ記録手段に記録されたデータを要求元の外部装置に対して送信する送信制御手段、を備えていてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、要求されたデータを外部装置に対して送信することができる。
ところで、上記目的を達成するための第10の構成としては、コンピュータを、上記何れか1項に記載のデータ管理装置を構成する各手段(記録手段を除く)として機能させるためのデータ管理プログラムであってもよい。
ところで、上記目的を達成するための第10の構成としては、コンピュータを、上記何れか1項に記載のデータ管理装置を構成する各手段(記録手段を除く)として機能させるためのデータ管理プログラムであってもよい。
このようなデータ管理プログラムによれば、少なくとも請求項1に記載のデータ管理装置と同様の効果を享受することができる。
次に上記目的を達成するために成された第11の構成としてのデータ管理システムにおいて、データ管理装置は、ルール取得手段が、車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含む管理ルールを取得し、管理データ送信手段が、ゲートウェイ装置に対して、取得した管理ルールのうちの、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含むデータを表す管理データを送信する。そして、データ格納手段がゲートウェイ装置からのデータを取得し、取得したデータをデータ記録手段に格納する。
次に上記目的を達成するために成された第11の構成としてのデータ管理システムにおいて、データ管理装置は、ルール取得手段が、車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含む管理ルールを取得し、管理データ送信手段が、ゲートウェイ装置に対して、取得した管理ルールのうちの、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含むデータを表す管理データを送信する。そして、データ格納手段がゲートウェイ装置からのデータを取得し、取得したデータをデータ記録手段に格納する。
一方、ゲートウェイ装置は、この車両の車載ネットワークに接続されており、設定手段は、データ管理装置からの管理データを取得し、この管理データを参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する。そして、中継実行手段は、設定手段によって設定された種別のデータを車載ネットワークから取得し、或いは、所定の種別のデータを設定手段によって設定された周期で車載ネットワークから取得し、取得したデータをデータ管理装置に中継する。
このようなデータ管理システムによれば、車外から取得した管理ルールに含まれるデータの管理態様(取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方)に応じて、データ記録手段に記録させるデータの管理態様も変化させることができる。従って、車外の装置が必要とする情報が変化した場合に、車両においても車外の装置が必要とするデータを記録することができる。なお、管理ルールと管理データとは全く同じデータであってもよい。
また、上記データ管理システムにおいては第12の構成のように、ゲートウェイ装置は、当該車両が走行中か否かを判定する走行判定手段と、当該車両が走行中の場合に、少なくとも設定手段が取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する作動を禁止する禁止手段と、を備えていてもよい。
このようなデータ管理システムによれば、車両の走行中に管理ルールに基づく変更が実施されることを防止することができる。よって、データの管理態様が変更されることによって走行中の車両の制御に支障が出ることを防止することができる。
さらに、上記データ管理システムにおいては第13の構成のように、ゲートウェイ装置は、設定手段による設定内容を第1設定内容記録手段に格納する設定内容格納手段と、設定内容格納手段が設定内容を第1設定内容記録手段に格納する前に、既に第1設定内容記録手段に格納されている設定内容を第2設定内容記録手段に退避させる退避手段と、を備え、中継実行手段は、設定手段により管理データが取得されてから設定内容格納手段により設定内容が第1設定内容記録手段に格納されるまでに限り、第2設定内容記録手段に格納された設定内容に基づいてデータを中継し、これ以外の場合に第1設定内容記録手段に記録された設定内容に基づいてデータを中継するようにしてもよい。
このようなデータ管理装置によれば、管理ルールを更新する際に禁止手段の作動によりその処理が禁止されたとしても、変更前の管理ルールを退避させてあるので、変更前の管理ルールを利用してデータの格納を継続することができる。
また、上記データ管理システムにおいては、第14の構成のように、データ管理装置にそれぞれ接続され、設定手段および中継実行手段を備えた複数のゲートウェイ装置を備えており、データ管理装置の管理データ送信手段は、各ゲートウェイ装置に対して管理データを送信し、各ゲートウェイ装置は、管理データが自身のゲートウェイ装置にとって必要なデータであるか否かを、予め自身が取り扱うデータを記録したデータリストと管理データに含まれるデータとを照合することによって判定する必要性判定手段を備え、設定手段は、管理データが自身のゲートウェイ装置にとって必要なデータである場合にのみ、管理データを参照した設定を行うようにしてもよい。
このようなデータ管理システムによれば、データ管理装置は複数のゲートウェイ装置に同じデータである管理データを送信するのみで、ゲートウェイ装置が管理データの必要性を判断して設定の変更を行うことができる。よって、データ管理装置が各ゲートウェイ装置で取り扱うデータを把握する等の管理をする必要がないため、データ管理装置の構成を簡素化することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態の構成]
図1は、本発明が適用されたデータ管理システム1の概略構成を示すブロック図である。データ管理システム1は、図1に示すように、例えば乗用車等の車両に搭載されたデータ管理ECU(電子制御装置)10(データ管理装置)と、車載ネットワーク50と、車両外の携帯電話等のデバイスである車外デバイス20とを備えている。
[本実施形態の構成]
図1は、本発明が適用されたデータ管理システム1の概略構成を示すブロック図である。データ管理システム1は、図1に示すように、例えば乗用車等の車両に搭載されたデータ管理ECU(電子制御装置)10(データ管理装置)と、車載ネットワーク50と、車両外の携帯電話等のデバイスである車外デバイス20とを備えている。
そして、データ管理システム1においては、データ管理ECU10が車載ネットワーク50と接続されており、データ管理ECU10は、車載ネットワーク50から所定のデータを取得し、自身に保持する機能を備えている。一方、データ管理ECU10は、車外デバイス20とも通信可能に構成されており、車外デバイス20からの指令に応じて、車載ネットワーク50から取得するデータの種別や取得周期を変更することができるよう構成されている。
以下にその詳細構成について説明する。データ管理ECU10は、例えばエンターテイメントに関する情報を管理する電子制御装置として構成されており、制御部11と、中継部12と車載DB(データベース)13(データ記録手段)とを備えている。
制御部11は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイコンとして構成されており、ROMに格納されたプログラム等に基づいて、後述する登録中継処理(図4)、登録保持処理(図6(b))、情報送信処理(図9)等の各種処理を実施する。例えば、制御部11は、車載DB13に記録された管理ルール30によって決定される種別のデータを車載ネットワーク50から取得して、車載DB13に格納する処理を実施する。
中継部12は、制御部11からの指示に応じて、データ管理ECU10と車外デバイス20との通信や、データ管理ECU10と車載ネットワーク50との通信とを実施する周知の通信モジュールとして構成されている。なお、中継部12は、制御部11からの中断指示に応じて外部に送出すべきデータを保持し、その後、制御部11からの再開指示に応じて保持したデータを送出する機能を有する。
車載DB13は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の記録手段として構成されている。特に、本実施形態の車載DB13は、車外デバイス20から送信された管理ルール30や、車載ネットワーク50から受信した各種データを蓄積するために利用される。ここで、各種データとしては、例えば、車両の速度、走行距離、燃料消費量、現在位置等、車両の走行に関する情報である車両情報、運転者やその他の乗員の年齢や性別、嗜好等の情報を表す個人情報等が挙げられる。
車載ネットワーク50は、例えば、ボデー系通信線52に接続されたボデーECU61と、制御系通信線53に接続されたエンジンECU62やパワートレイン(パワトレ)ECU63を備え、これらの各ECUが、ゲートウェイ装置(G/W)40を介して互いに通信可能に構成されている。
また、データ管理ECU10は、ボデー系通信線52や制御系通信線53に直接接続されることなく、専用通信線51を介してゲートウェイ装置40のみに接続されている。ゲートウェイ装置40は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイコンとして構成された処理部41と、後述する管理データ31等を記録するバッファ42とを備えている。
また、ゲートウェイ装置40の処理部41は、自身のROMに格納されたプログラム等に基づいて、ボデー系通信線52と制御系通信線53と間でやりとりされるデータを中継する機能と、これらの通信線52,53とデータ管理ECU10との間でやりとりされるデータを中継する機能とを有する。
車外デバイス20は、CPU、ROM、RAM等を有するマイコンを備え、このマイコンは一般的なオペレーションシステムによって作動する。そして、車外デバイス20は、データ管理ECU10との通信が可能な、例えば携帯電話機や携帯型パソコン等の端末装置として構成されている。
また、車外デバイス20は、車両(データ管理ECU10)から各種データを収集し、これらのデータを利用して、運転者が低燃費運転を行っているか否かを診断するエコ運転診断や、個人情報を利用したデジタルサイネージ等のサービスを提供するアプリケーション21を備えている。
なお、専用通信線51では、車載イーサネット等で通信が実施され、ボデー系通信線52や制御系通信線53では、周知のCANプロトコルでの通信が実施される。また、車外デバイス20とデータ管理ECU10との通信は、シリアル通信等の、車載イーサネットやCAN等と比較して通信速度が遅い通信方式を利用することができる。
[本実施形態による処理]
このようなデータ管理システム1においては、車外デバイス20からの指示に応じて、データ管理ECU10が記録するデータの種別およびデータの記録周期を設定・変更する処理を実施することができる。この際の具体的な処理について、図2、図4〜図6を用いて説明する。
このようなデータ管理システム1においては、車外デバイス20からの指示に応じて、データ管理ECU10が記録するデータの種別およびデータの記録周期を設定・変更する処理を実施することができる。この際の具体的な処理について、図2、図4〜図6を用いて説明する。
図2は車外デバイス20がアプリケーション21に基づいて実行する登録指示処理を示すフローチャート、図4はデータ管理ECU10が実行する登録中継処理を示すフローチャート、図5はゲートウェイ装置40が実行する登録設定処理を示すフローチャートである。また、図6(a)はゲートウェイ装置40が実行する登録中断処理を示すフローチャート、図6(b)はデータ管理ECU10が実行する登録保持処理を示すフローチャートである。
《登録指示処理》
データ管理ECU10が記録するデータの種別およびデータの記録周期を設定・変更する際には、まず、車外デバイス20が図2に示す登録指示処理を実行する。登録指示処理は、例えば、車外デバイス20の電源が投入されると開始される処理であって、繰り返し実行される。この処理では、まず、車外デバイス20において車両からのデータを利用するアプリケーション21が更新され、車両から取得すべきデータの種別の情報または車両においてデータを取得すべき周期の情報が記録された管理ルール30の内容が更新(変更)されたか否かを判定する(S110)。
データ管理ECU10が記録するデータの種別およびデータの記録周期を設定・変更する際には、まず、車外デバイス20が図2に示す登録指示処理を実行する。登録指示処理は、例えば、車外デバイス20の電源が投入されると開始される処理であって、繰り返し実行される。この処理では、まず、車外デバイス20において車両からのデータを利用するアプリケーション21が更新され、車両から取得すべきデータの種別の情報または車両においてデータを取得すべき周期の情報が記録された管理ルール30の内容が更新(変更)されたか否かを判定する(S110)。
ここで、管理ルール30の内容について、図3に示す管理ルール30の内容を示す説明図を用いて説明する。管理ルール30には、図3(a)に示すように、管理ルール自体の情報と、取得すべきデータの情報とが含まれている。
管理ルール自体の情報としては、管理ルールを識別するためのID、車外デバイス20において管理ルールが更新された更新日時、管理ルールを登録しようとする車両を識別するためのID、車外デバイス20を識別するためのID、車外デバイス20上にて作動するアプリケーションを識別するためのIDが、含まれている。
取得すべきデータの情報としては、取得すべきデータの種別毎に、データの種別を識別するためのID、データの取得周期、データの取得方法(一定量に到達するまで蓄積するか、その都度上書きするか等)、取得範囲(時間的範囲の指定、レコード数の指定等)が含まれている。例えば、図3(b)に示すデータIDが0x0001であるデータのように、取得方法が「蓄積」に設定されたデータの場合には、取得範囲として、この種類のデータをバッファ42や車載DB13に何個まで蓄積することができるか(この例では「5」個)が任意に設定される。
データIDが0x0001であるデータの場合、5個まではデータが蓄積されるが、5個を超える場合には、最も古いデータが上書きされる。すなわち、FIFO(first in first out)方式でデータが記録される。
また、データIDが0x0002のデータのように、取得方法が「更新」に設定されたデータの場合には、取得範囲は「1」に設定され、常に最新の情報のみが記録されることになる。
なお、本実施形態においては、運転者の操作に基づく信号等、操作が無視されては不都合が生じる虞があるデータについての取得方法を「蓄積」に設定し、車両内部の水温や速度等、最新のもののみが取得できれば不都合が生じないようなデータについての取得方法を「更新」に設定するようにしている。
図2において、管理ルール30の内容が更新されていなければ(S110:NO)、直ちに登録指示処理を終了する。また、管理ルール30の内容が更新されていれば(S110:YES)、車外デバイス20からデータ管理ECU10に対して更新された管理ルール30を送信し(S120)、登録指示処理を終了する。
《登録中継処理》
次に、データ管理ECU10(制御部11)が実行する登録中継処理について説明する。登録中継処理は、データ管理ECU10の電源がON状態にされたときや、車外デバイス20との通信が確立されたときに開始される処理であり、繰り返し実行される。登録中継処理では、図4に示すように、まず、車外デバイス20から管理ルール30を受信したか否かを判定する(S210:ルール取得手段)。
次に、データ管理ECU10(制御部11)が実行する登録中継処理について説明する。登録中継処理は、データ管理ECU10の電源がON状態にされたときや、車外デバイス20との通信が確立されたときに開始される処理であり、繰り返し実行される。登録中継処理では、図4に示すように、まず、車外デバイス20から管理ルール30を受信したか否かを判定する(S210:ルール取得手段)。
車外デバイス20から管理ルール30を受信していれば(S210:YES)、データ管理ECU10の車載DB13に管理ルール30を登録する(S220)。そして、この車両(自車両)が停止中若しくは走行中であるかを判定する(S230:走行判定手段、禁止手段)。
ここで、この処理においては、制御系通信線53に接続され、自車両の速度を検出する車速センサ(図示省略)からの信号を、ゲートウェイ装置40を介して受信し、この信号に基づいて判定を行う。なお、ゲートウェイ装置40は、車速センサからの信号をデータ管理ECU10に中継するよう設定されている。
自車両が停止中であれば(S230:YES)、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を転送し、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を更新する作動(取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する作動)を実行させる(S260:中継設定手段、再開手段、管理データ送信手段)。この処理には、データ管理ECU10が、専用通信線51を介して接続されたゲートウェイ装置40に対して、管理ルール30に記載された種別のデータを各通信線52,53からデータ管理ECU10に中継させるよう設定する処理が含まれる。
一方、自車両が走行中であれば(S230:NO)、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を送信する処理を中継部12においてバッファリングする(S240:禁止手段)。つまり、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を更新する作動を実行させないようにする。
そして、自車両が停止したか否かを繰り返し判定する(S250:停止監視手段、再開手段)。つまり、自車両が停止していない場合(S250:NO)、停止するまでこの車両が停止した否かを監視する。この処理においても、S230の処理と同様に車速センサからの信号に基づいて判定する。
自車両が停止していれば(S250:YES)、バッファリングしていた処理、つまり、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を送信する処理を再開し、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を転送し、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を更新する作動を実行させる(S260)。ここで、ゲートウェイ装置40は、管理ルール30(管理データ31)の登録を完了すると、登録完了通知をデータ管理ECU10に返すよう設定されている(登録設定処理(図5)のS470参照)。
このため、続く処理では、ゲートウェイ装置40から管理ルール30の登録完了通知を一定時間以内(例えば3秒以内)に受信したか否かを判定する(S270,S280)。一定時間以内に登録完了通知を受信していなければ(S270:NO、かつS280:YES)、S230以下の処理を繰り返し、再度、ゲートウェイ装置40に管理ルール30を設定させる。
一定時間以内に登録完了通知を受信していれば(S270:YES)、車外デバイス20に登録完了通知を送信し(S290)、登録中継処理を終了する。
ところで、S210の処理にて、車外デバイス20から管理ルール30を受信していなければ(S210:NO)、管理ルール30を送信する処理が既にバッファリングされているか否かを判定する(S290)。管理ルール30を送信する処理がバッファリングされていれば(S300:YES)、前述のS250の処理に移行する。また、管理ルールを送信する処理がバッファリングされていなければ(S300:NO)、登録中継処理を終了する。
ところで、S210の処理にて、車外デバイス20から管理ルール30を受信していなければ(S210:NO)、管理ルール30を送信する処理が既にバッファリングされているか否かを判定する(S290)。管理ルール30を送信する処理がバッファリングされていれば(S300:YES)、前述のS250の処理に移行する。また、管理ルールを送信する処理がバッファリングされていなければ(S300:NO)、登録中継処理を終了する。
《登録設定処理》
次に、ゲートウェイ装置40(処理部41)が実行する登録設定処理について図5を用いて説明する。登録設定処理は、例えば、ゲートウェイ装置40の電源が投入されたときに開始され、繰り返し実行される。
次に、ゲートウェイ装置40(処理部41)が実行する登録設定処理について図5を用いて説明する。登録設定処理は、例えば、ゲートウェイ装置40の電源が投入されたときに開始され、繰り返し実行される。
登録設定処理では、図5に示すように、まず、データ管理ECU10から管理ルール30を受信したか否かを判定する(S410)。なお、ゲートウェイ装置40は、データ管理ECU10から送信されたときに管理ルール30を取得する。
管理ルール30を受信していなければ(S410:NO)、管理ルール30を受信するまでS410の処理を繰り返す。また、管理ルール30を受信していれば(S410:YES)、ゲートウェイ装置40において管理ルール30に基づいて既に登録された設定内容をコピーし、コピー先の設定内容をゲートウェイ装置40のバッファ42等のメモリ(第1設定内容記録手段、第2設定内容記録手段)に格納する(S420)。このとき、ゲートウェイ装置40は、コピーされた設定内容を参照してデータを蓄積する(情報蓄積処理(図7)S610,S620参照)。
続いて、ゲートウェイ装置40の設定を変更する旨を表す更新フラグをON状態に設定する(S430:退避手段)。なお、この更新フラグは、本処理開始時にはOFF状態に設定されている。
次いで、管理ルール30に基づく設定内容を管理データ31としてゲートウェイ装置40のバッファ42等のメモリに格納する(S440:設定手段、設定内容格納手段)。この処理では、コピー元の設定内容に対して管理データ31を上書きするが、コピー先の設定内容が消去されないように、コピー先の設定内容とは異なる記憶領域に管理データ31を格納する。
ここで、管理データ31は、例えば、管理ルール30における管理ルール自体の情報を除いた、取得すべきデータの情報のみのものである。つまり、管理データ31は、取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期に関する情報が含まれており、ゲートウェイ装置40がこれを参照してデータを仕分けできるようになっていればよい。
また、本実施形態では、データ管理ECU10が管理ルール30をそのまま記録しているが、データの種別およびデータを取得する周期に関する情報が含まれていれば、管理データ31として記録してもよいし、他の書式のデータとして記録してもよい。
続いて、更新フラグをOFF状態に設定し(S450)、コピー先の設定内容を削除する(S460)。そして、データ管理ECU10に管理ルール登録完了通知を送信し(S470)、登録設定処理を終了する。
《登録中断処理》
次に、ゲートウェイ装置40(処理部41)が実行する登録中断処理について図6(a)を用いて説明する。登録中断処理は、ゲートウェイ装置40が管理ルール30に基づく設定を変更する処理の際に、車両が移動を開始すると、登録の処理を中断させる割込処理である。
次に、ゲートウェイ装置40(処理部41)が実行する登録中断処理について図6(a)を用いて説明する。登録中断処理は、ゲートウェイ装置40が管理ルール30に基づく設定を変更する処理の際に、車両が移動を開始すると、登録の処理を中断させる割込処理である。
具体的にゲートウェイ装置40は、車速センサによる検出結果に基づいて、車両が移動を開始したか否かを常時監視し、車両の移動を検出すると、登録中断処理を開始する(走行判定手段)。登録中断処理では、まず、更新フラグの状態を判定する(S510:禁止手段)。
更新フラグがOFF状態にされていれば(S510:NO)、直ちに登録中断処理を終了する。また、更新フラグがON状態にされていれば(S510:YES)、バッファ42において変更中の設定を元に戻す(S520:禁止手段)。つまり、登録設定処理(図5)を禁止し、登録設定処理が実施される前の状態にバッファ42内の設定を戻す処理を行う。
そして、データ管理ECU10に管理ルール30の登録失敗通知を送信し(S530)、更新フラグをOFF状態に設定し(S540)、登録中断処理を終了する。
《登録保持処理》
次に、データ管理ECU10(制御部11)が実行する登録保持処理について図6(b)を用い説明する。登録保持処理は、ゲートウェイ装置40における管理ルール30の登録が失敗したときに、再度、ゲートウェイ装置40において管理ルール30の登録ができるように、データ管理ECU10において管理ルール30を送信する処理をバッファリングしておく処理である。
《登録保持処理》
次に、データ管理ECU10(制御部11)が実行する登録保持処理について図6(b)を用い説明する。登録保持処理は、ゲートウェイ装置40における管理ルール30の登録が失敗したときに、再度、ゲートウェイ装置40において管理ルール30の登録ができるように、データ管理ECU10において管理ルール30を送信する処理をバッファリングしておく処理である。
また、登録保持処理は、例えば、データ管理ECU10の電源が投入されたときに開始され、繰り返し実行される処理であって、登録中継処理等の他の処理とは並行して実施される。具体的には、まず、ゲートウェイ装置40から管理ルールの登録失敗通知を受信したか否かを判定する(S560)。
登録失敗通知を受信していなければ(S560:NO)、S560の処理を繰り返す。また、登録失敗通知を受信していれば(S560:YES)、管理ルール30を送信する処理を中継部12においてバッファリングし(S570)、登録保持処理を終了する。
《情報蓄積処理》
次に、ゲートウェイ装置40(処理部41)が車載ネットワーク50を構成するECU61〜63等からデータを取得・蓄積し、データ管理ECU10に送信する処理について、図7を用いて説明する。図7はゲートウェイ装置40が実行する情報蓄積処理を示すフローチャートである。なお、S640〜S670の処理は、本発明でいう中継実行手段に相当する。
次に、ゲートウェイ装置40(処理部41)が車載ネットワーク50を構成するECU61〜63等からデータを取得・蓄積し、データ管理ECU10に送信する処理について、図7を用いて説明する。図7はゲートウェイ装置40が実行する情報蓄積処理を示すフローチャートである。なお、S640〜S670の処理は、本発明でいう中継実行手段に相当する。
情報蓄積処理は、例えば、ゲートウェイ装置40の電源が投入されたときに開始され、繰り返し実行される処理であって、登録設定処理等の他の処理とは並行して実施される。具体的には、まず、更新フラグの状態を判定する(S610)。
更新フラグがON状態であれば(S610:YES)、バッファ42においてコピーされた設定内容(管理データ31)を参照してデータを蓄積する旨を決定する(S620)。また、更新フラグがOFF状態であれば(S610:NO)、バッファ42においてコピーされた設定内容でなく、通常の設定内容を参照してデータを蓄積する旨を決定する(S630)。
続いて、車載ネットワーク50から記録すべきデータを受信したか否かを判定する(S640)。この処理では、例えばデータをIDを参照することによって受信したデータの種別を判定し、この判定結果と管理ルール30に基づく設定内容(管理データ31)とを比較して、記録すべきデータであるか否かを判定する。
記録すべきデータを受信していなければ(S640:NO)、後述するS660の処理に移行する。また、記録すべきデータを受信していれば(S640:YES)、ゲートウェイ装置40のバッファ42に、受信したデータを記録させる(S650)。この際には、管理データ31に基づく取得方法に応じて、データの蓄積態様(データの蓄積数等)を変更する。
次いで、全てのデータのそれぞれについて、管理データ31に記載された転送周期が経過したか否かを判定する(S660)。転送周期を経過したデータがなければ(S660:NO)、S640以下の処理を繰り返す。また、転送周期を経過したデータがあれば(S660:YES)、バッファ42内のデータのうちの転送周期を経過したデータをデータ管理ECU10に送信し(S670)、情報蓄積処理を終了する。
一方、データ管理ECU10は、ゲートウェイ装置40から受信したデータをそのまま車載DB13に格納する(データ格納手段)。なお、本実施形態においては、ゲートウェイ装置40がデータ管理ECU10で取得すべきデータの仕分けを行っているため、データ管理ECU10では、受信したデータの全てを車載DB13に格納すれば、管理ルール30に記載された通りのデータを過不足なく蓄積することができる。
《情報要求処理》
次に、車外デバイス20がデータ管理ECU10に蓄積されたデータを取得する処理について図8を用いて説明する。図8は車外デバイス20が実行する情報要求処理を示すフローチャートである。情報要求処理は、例えば、車外デバイス20に搭載されたアプリケーション21の指令を受けると開始される処理であって、登録指示処理等の他の処理とは並行して実施される。
次に、車外デバイス20がデータ管理ECU10に蓄積されたデータを取得する処理について図8を用いて説明する。図8は車外デバイス20が実行する情報要求処理を示すフローチャートである。情報要求処理は、例えば、車外デバイス20に搭載されたアプリケーション21の指令を受けると開始される処理であって、登録指示処理等の他の処理とは並行して実施される。
具体的には、まず、データ管理ECU10にデータ送信要求を送信する(S710)。この際、最新の管理ルール30についての情報(例えば、管理ルール30のID、更新日時等の情報)を共に送信する。そして、データ管理ECU10から最新の管理ルール30の要求があったか否かを判定する(S720)。この処理は、後述するデータ管理ECU10による情報送信処理(図9)のS840の処理時の要求に対応する処理である。
最新の管理ルール30の要求があれば(S720:YES)、要求された管理ルール30を送信し(S730)、S740の処理に移行する。また、最新の管理ルール30の要求がなければ(S720:NO)、直ちにS740の処理に移行する。
そして、S710の処理で要求したデータを受信したか否かを判定する(S740)。要求したデータを受信していなければ(S740:NO)、データを受信できるまでS740の処理を繰り返す。また、要求したデータを受信していれば(S740:YES)、受信したデータを車外デバイス20のRAM等のメモリに記録し(S750)、情報要求処理を終了する。
《情報提供処理》
次に、情報要求処理を受けて実行される情報送信処理について図9を用いて説明する。図9はデータ管理ECU10(制御部11)が実行する情報送信処理を示すフローチャートである。
次に、情報要求処理を受けて実行される情報送信処理について図9を用いて説明する。図9はデータ管理ECU10(制御部11)が実行する情報送信処理を示すフローチャートである。
情報送信処理は、例えば、データ管理ECU10の電源が投入されたとき、或いは車外デバイス20との通信が確立されると開始される開始される処理であって、繰り返し実行される。また、他の処理とは並行して実行される。
具体的には、図9に示すように、まず、車外デバイス20からのデータ送信要求を受信したか否かを判定する(S810:送信制御手段)。この処理は、情報要求処理(図8)のS710の処理に対応する。
データ送信要求を受信していなければ(S810:NO)、データ送信要求を受信するまでS810の処理を繰り返す。また、データ送信要求を受信していれば(S810:YES)、車外デバイス20のアプリケーション21に対応する管理ルール30を検索し(S820)、受信した管理ルール30の更新日時等の情報と自身に記録された管理ルール30の更新日時等の情報とを比較して、管理ルール30が最新であるか否かを判定する(S830)。
管理ルール30が最新であれば(S830:YES)、後述するS860の処理に移行する。また、管理ルール30が最新でなければ(S830:NO)、最新の管理ルール30の要求を車外デバイス20に対して送信し(S840)、車外デバイス20から最新の管理ルール30を取得・登録する処理を実施する(S850)。
ここで、S850の処理は、例えば、登録中継処理(図4)を管理ルール30の登録が完了するまで繰り返すことによって行う。管理ルール30の登録が終了すると、最新の管理ルール30を参照して(S860:送信制御手段)、管理ルール30に登録されているデータを車載DB13から取得する(S870:送信制御手段)。そして、取得したデータを要求元の車外デバイス20に送信し(S880)、情報送信処理を終了する。
なお、S880の処理によるデータ送信を受けて、車外デバイス20では、情報要求処理(図8)のS740以下の処理を実施される。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述したデータ管理システム1において、データ管理ECU10は、登録中継処理にて、車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報を含む管理ルール30を取得し、登録中継処理にて、ゲートウェイ装置40に対して、取得した管理ルール30のうちの、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報を含むデータを表す管理データ31を送信する。そして、データ管理ECU10がゲートウェイ装置40からのデータを取得し、取得したデータを車載DB13に格納する。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述したデータ管理システム1において、データ管理ECU10は、登録中継処理にて、車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報を含む管理ルール30を取得し、登録中継処理にて、ゲートウェイ装置40に対して、取得した管理ルール30のうちの、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報を含むデータを表す管理データ31を送信する。そして、データ管理ECU10がゲートウェイ装置40からのデータを取得し、取得したデータを車載DB13に格納する。
一方、ゲートウェイ装置40は、この車両の車載ネットワーク50に接続されており、登録設定処理にて、データ管理ECU10からの管理データ31を取得し、この管理データ31を参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する。そして、ゲートウェイ装置40は、情報蓄積処理にて、登録設定処理で設定された種別のデータを車載ネットワーク50から取得し、設定された周期で取得したデータをデータ管理ECU10に中継する。
このようなデータ管理システム1によれば、車外から取得した管理ルール30に含まれるデータの管理態様(取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方)に応じて、車載DB13に記録させるデータの管理態様も変化させることができる。従って、車外デバイス20が必要とする情報が変化した場合に、車両においても車外デバイス20が必要とするデータを記録することができる。
また、上記データ管理システム1においてゲートウェイ装置40は、この車両が走行中か否かを判定し、走行中でなければ登録中断処理を開始する。そして、登録中断処理では、取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する作動を禁止する。
このようなデータ管理システム1によれば、車両の走行中に管理ルール30に基づく変更が実施されることを防止することができる。よって、データの管理態様が変更されることによって走行中の車両の制御に支障が出ることを防止することができる。
さらに、上記データ管理システム1においてゲートウェイ装置40は、登録中断処理にて、登録設定処理で設定された設定内容をゲートウェイ装置40のバッファ42に格納する。ただし、この設定内容をゲートウェイ装置40のバッファ42に格納する前に、既にゲートウェイ装置40のバッファ42に格納されている設定内容のコピーをゲートウェイ装置40のバッファ42(の別の領域)に退避させる。
そして、ゲートウェイ装置40は、情報蓄積処理にて、管理データ31が取得されてから設定内容がゲートウェイ装置40のバッファ42に格納されるまで(つまり、更新フラグがON状態のとき)に限り、ゲートウェイ装置40のバッファ42に格納された設定内容(管理データ31)のコピーに基づいてデータを中継し、これ以外の場合にゲートウェイ装置40のバッファ42に記録されたコピーでない設定内容に基づいてデータを中継する。
このようなデータ管理ECU10によれば、管理データ31を更新する処理が禁止されたとしても、変更前の管理データ31を退避させてあるので、変更前の管理データ31を利用してデータの格納を継続することができる。
また、データ管理システム1では、データ管理ECU10は、専用通信線51を介して接続されたゲートウェイ装置40に対して、登録中継処理によって設定された種別のデータを中継させるよう設定する。
このようなデータ管理ECU10によれば、ゲートウェイ装置40が車載ネットワーク50上に存在する場合であっても、データ管理ECU10が必要とする種別のデータをゲートウェイ装置40が中継できるようにゲートウェイ装置40の設定をすることができる。
さらに、データ管理ECU10は、ゲートウェイ装置40に対して、登録中継処理にて設定されたデータの種別毎に、各データを取得する周期を設定させる。
このようなデータ管理ECU10によれば、データを取得する周期もゲートウェイ装置40に設定することができる。
このようなデータ管理ECU10によれば、データを取得する周期もゲートウェイ装置40に設定することができる。
加えて、データ管理ECU10においては、ゲートウェイ装置40のみと接続される専用通信線51で接続されている。
このようなデータ管理ECU10によれば、データ管理ECU10が取得すべきデータの種別と取得周期とをゲーウェイ装置40で管理することができる。よって、データ管理ECU10にデータを取捨選択する機能を持たせる必要が無くなるため、データ管理ECU10の構成を簡素化することができる。
このようなデータ管理ECU10によれば、データ管理ECU10が取得すべきデータの種別と取得周期とをゲーウェイ装置40で管理することができる。よって、データ管理ECU10にデータを取捨選択する機能を持たせる必要が無くなるため、データ管理ECU10の構成を簡素化することができる。
また、データ管理ECU10においては、登録中継処理にて、この車両が走行中か否かを判定する。そして、この車両が走行中の場合に、ゲートウェイ装置40に対して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する作動を禁止させる。
このようなデータ管理ECU10によれば、車両の走行中に管理ルール30に基づく変更が実施されることを防止することができる。よって、データの管理態様が変更されることによって走行中の車両の制御に支障が出ることを防止することができる。
さらに、データ管理ECU10においては、ゲートウェイ装置40の作動が禁止された場合に、その後、この車両が停止した否かを監視する。そして、この車両が停止した場合に、禁止した作動を再開させる。
このようなデータ管理ECU10によれば、車両が停止したときに禁止していた作動を再開させるので、車外から取得した管理ルール30が無視されてしまうことを防止することができる。
さらに、データ管理ECU10においては、車外デバイス20からデータ要求を受けると、車載DB13に記録されたデータを要求元の車外デバイス20に対して送信する。
このようなデータ管理ECU10によれば、要求されたデータを車外デバイス20に対して送信することができる。
このようなデータ管理ECU10によれば、要求されたデータを車外デバイス20に対して送信することができる。
また、データ管理ECU10において、管理ルール30には、バッファ42に格納するデータ数の情報がデータ毎に設定されており、バッファ42に格納しようとするデータの数がデータ数の情報に基づく数を超える場合、最も古いデータを上書きしてバッファ42に格納する。
このようなデータ管理ECU10によれば、管理ルール30を取得することで、格納するデータ毎にバッファ42に格納するデータ数を設定・変更することができる。この結果、バッファ42に格納するデータ数をデータ毎に適切な数に設定することできるので、バッファ42の記録容量を節約することができる。特に、本実施形態では、バッファ42や車載DB13等のメモリの容量の制限が厳しい車両において記録容量を節約することができるので有意義である。
また、車外デバイス20とデータ管理ECU10との間での通信速度が、データ管理ECU10とゲートウェイ装置40との間での通信速度よりも遅い場合、データ管理ECU10から車外デバイス20へデータを送信する際に、データ管理ECU10が一時的にデータを多く保持する必要が生じる。このような場合であっても、上記実施形態の構成では、バッファ42に格納するデータ数をデータ毎に適切な数に設定しているので、データ管理ECU10が一時的に保持するデータ数が多くなりすぎることを防止することができる。
よって、車外デバイス20とデータ管理ECU10との間での通信速度を必要最低限の速度としても、本実施形態のデータ管理システム1を構築することができる。
[その他の実施形態]
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[その他の実施形態]
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態においては、データ管理ECU10がゲートウェイ装置40を介して車載ネットワーク50からデータを受信するよう構成したが、データ管理ECU10は、直接車載ネットワーク50の通信線52,53からデータを直接受信するよう構成してもよい。この場合、データ管理ECU10は、登録中継処理にて、S260〜S280の処理に換えて、登録設定処理(ただしS410の処理を除く)を実施すればよい。そして、データ管理ECU10が情報蓄積処理を実施し、S670の処理に換えて、データを格納する処理を実施すればよい。
詳細には、車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含む管理ルール30を取得し(S210)、この管理ルール30を参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期を設定する(変形例:S440)。そして、設定された周期で所定の種別のデータを取得し、この取得したデータを車載DB13に格納する(変形例:S670)。
このようなデータ管理ECU10によれば、車外から取得した管理ルール30に含まれるデータの管理態様(取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方)に応じて、車載DB13に記録させるデータの管理態様も変化させることができる。従って、車外デバイス20が必要とする情報が変化した場合に、車両においても車外デバイス20が必要とするデータを記録することができる。
なお、この変形例においては、車載DB13が、本発明でいう第1設定内容記録手段、および第2設定内容記録手段に相当する。
ところで、上記実施形態において車外デバイス20は、データ管理ECU10からのデータを自身に記録するようにしたが、図10に示すデータ管理システム2のように、車外デバイス20と通信可能な外部データベース(DB)70を備えておき、車外デバイス20は、受信したデータを外部DB70に記録するようにしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を享受することができる。
ところで、上記実施形態において車外デバイス20は、データ管理ECU10からのデータを自身に記録するようにしたが、図10に示すデータ管理システム2のように、車外デバイス20と通信可能な外部データベース(DB)70を備えておき、車外デバイス20は、受信したデータを外部DB70に記録するようにしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を享受することができる。
また、この変形例の場合には、管理ルール30に従って車載DB13におけるデータの取得方法(図3参照)を変更することができるので、車載DB13の記録容量を節約することができる。
さらに、図11に示すデータ管理システム3のように、データ管理ECU10は、上述した車載ネットワーク50とは異なる車載ネットワーク80に接続されていてもよい。例えば、車載ネットワーク80においてデータ管理ECU10は、CAN等の比較的高速な通信を実施可能な通信線71に接続されており、この通信線71が前述のゲートウェイ装置40と同様の処理を実施可能な複数のゲートウェイ装置40a〜40cを備えている。
運動系ゲートウェイ装置40aは、運動系通信線72にも接続されており、前述のゲートウェイ装置40と同様の処理部41とバッファ42とを備えている。そして、運動系ゲートウェイ装置40aは、運動系通信線72を介して、エンジンECU62や、バッテリ電圧等を管理する電源ECU64等に接続されている。
ボデー系ゲートウェイ装置40bは、ボデー系通信線73にも接続されており、前述のゲートウェイ装置40と同様の処理部41とバッファ42とを備えている。そして、ボデー系ゲートウェイ装置40bは、ボデー系通信線73を介して、自車両におけるドアの開閉を管理するドアECU65や、車室内の空調制御を行うエアコンECU66等に接続されている。
情報系ゲートウェイ装置40cは、情報系通信線74にも接続されており、前述のゲートウェイ装置40と同様の処理部41とバッファ42とを備えている。そして、情報系ゲートウェイ装置40cは、情報系通信線74を介して、ナビゲーション装置としての機能を有するナビECU67や、自動料金収受の機能を有する料金収受ECU68等に接続されている。
各ゲートウェイ装置40a〜40cは、各通信線71〜74を伝送されるデータを管理データ31に従ってバッファリングしつつ中継する。
このようなデータ管理システム3では、データ管理ECU10が管理データ31を各ゲートウェイ装置40a〜40cに対してブロードキャストし、各ゲートウェイ装置40a〜40cが管理データ31に自身にとって必要な情報が含まれているか否かを判定し、必要な場合に管理データ31を更新する。詳細には、図12および図13を用いて説明する。
このようなデータ管理システム3では、データ管理ECU10が管理データ31を各ゲートウェイ装置40a〜40cに対してブロードキャストし、各ゲートウェイ装置40a〜40cが管理データ31に自身にとって必要な情報が含まれているか否かを判定し、必要な場合に管理データ31を更新する。詳細には、図12および図13を用いて説明する。
図12はゲートウェイ装置40a〜40cが実行する登録設定処理のうちの適用判定処理を示すフローチャートである。また、図13はゲートウェイ装置40a〜40cが管理するデータの種別を示す管理テーブルの説明図である。
データ管理システム3の各ゲートウェイ装置40a〜40cは、登録設定処理(図5参照)のS410の処理とS420の処理との間で、適用判定処理を実施する。適用判定処理では、図12に示すように、管理データ31のうちの更新すべき情報を自身が予め有する管理テーブルを参照して抽出する(S910)。
ここで、管理テーブルは、図13に示すように、各ゲートウェイ装置40a〜40cにおいて、データ管理ECU10が接続された、自身の上位に位置する通信線71で利用されるデータIDと、データ管理ECU10とは異なるECUが接続された、自身の下位に位置する通信線72〜74(通信線71とは異なる通信線72〜74)において利用されるデータID(自身の管理するデータID)とが対応付けられて構成されている。例えば、図13に示す例では、自身の管理するデータIDは、0x0001が対応する0x1Aと、0x0003が対応する0x13との2種類となっている。
一方で、データIDが0x0002と0x0004のデータに対する自身の管理するデータIDは存在しない。このことは、自身の下位にある通信線(例えば、運動系ゲートウェイ装置40aでは通信線72)において、データIDが0x0002および0x0004に対応するデータが利用されない(或いは自身が中継する必要がない)ことを意味している。
したがって、本処理では、管理データ31に含まれる取得対象データが、自身が利用するデータであるか否かを、管理テーブルを例えば上から順に検索してデータIDが一致するものに自身が管理するデータIDが対応付けられているか否かを検出することによって判定し、更新すべきデータを抽出する。
図13に示す例において、管理データ31に含まれる取得対象データに0x0001〜0x0004が含まれていれば、0x0001(0x1A)および0x0003(0x13)の2種類のデータが更新すべき情報として抽出される。なお、管理テーブルは、ゲートウェイ装置40a〜40cが取り扱うデータ毎に異なるものとされている。
このような処理が終了すると、受信した管理データに更新すべき情報が含まれているか否かを判定する(S920:必要性判定手段)。更新すべき情報があるか否かについては、更新すべき情報が抽出されたか否かによって判断する。
更新すべき情報が含まれていれば(S920:YES)、適用判定処理を終了し、前述のS420以下の処理を実施する。また、更新すべき情報が含まれていなければ(S920:NO)、適用判定処理を終了し、登録設定処理自体も終了する。
このようなデータ管理システム3では、各ゲートウェイ装置40a〜40cが、管理データ31が自身のゲートウェイ装置40a〜40cにとって必要なデータであるか否かを、予め自身が取り扱うデータを記録した管理テーブル(データリスト)と管理データ31に含まれるデータとを照合することによって判定する。そして、管理データ31が自身のゲートウェイ装置40a〜40cにとって必要なデータである場合にのみ、管理データを参照した設定を行う。
このようなデータ管理システム3によれば、データ管理ECU10は複数のゲートウェイ装置40a〜40cに同じデータである管理データ31を送信するのみで、ゲートウェイ装置40a〜40cが管理データ31の必要性を判断して設定の変更を行うことができる。よって、データ管理ECU10が各ゲートウェイ装置40a〜40cで取り扱うデータを把握する等の管理をする必要がないため、データ管理ECU10の構成を簡素化することができる。
1,2…データ管理システム、10…データ管理ECU、11…制御部、12…中継部、13…車載DB、20…車外デバイス、21…アプリケーション、30…管理ルール、31…管理データ、40,40a〜40c…ゲートウェイ装置、41…処理部、42…バッファ、50…車載ネットワーク、51…専用通信線、52…ボデー系通信線、53…制御系通信線、70…外部DB、71〜74…通信線、80…車載ネットワーク。
Claims (14)
- 車両においてデータの管理を行うデータ管理装置であって、
前記車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含む管理ルールを取得するルール取得手段と、
前記管理ルールが取得されると、この管理ルールを参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された種別のデータを取得し、或いは前記設定手段によって設定された周期で所定の種別のデータを取得し、該取得したデータをデータ記録手段に格納するデータ格納手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1に記載のデータ管理装置において、
前記ルール取得手段が取得する管理ルールには、取得すべきデータの種別の情報が含まれており、
前記設定手段は、前記管理ルールを参照して取得すべきデータの種別を設定し、
当該データ管理装置に対して通信線を介して接続されたゲートウェイ装置に対して、該ゲートウェイ装置が前記設定手段によって設定された種別のデータを中継するように設定させる中継設定手段、
を備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項2に記載のデータ管理装置において、
前記ルール管理手段が取得する管理ルールには、データを取得する周期の情報も含まれており、
前記設定手段は、前記管理ルールを参照してデータを取得する周期も設定し、
前記中継設定手段は、前記ゲートウェイ装置に対して前記設定手段によって設定されたデータの種別毎に、各データを取得する周期を設定させること
を特徴とするデータ管理装置。 - 請求項3に記載のデータ管理装置において、
当該データ管理装置は、前記ゲートウェイ装置のみと接続される専用のデータ通信線で接続されていること
を特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のデータ管理装置において、
前記ルール管理手段が取得する管理ルールには、前記データ記録手段に格納するデータ数の情報がデータ毎に設定されており、
前記データ格納手段は、前記データ記録手段に格納しようとするデータの数が前記データ数の情報に基づく数を超える場合、最も古いデータを上書きして前記データ記録手段に格納すること
を特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のデータ管理装置において、
当該車両が走行中か否かを判定する走行判定手段と、
当該車両が走行中の場合に、少なくとも設定手段が取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する作動を禁止する禁止手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項6に記載のデータ管理装置おいて、
前記禁止手段によって作動が禁止された場合に、その後、当該車両が停止した否かを監視する停止監視手段と、
当該車両が停止した場合に、前記禁止手段が禁止した手段による作動を再開させる再開手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項6または請求項7に記載のデータ管理装置において、
前記設定手段による設定内容を第1設定内容記録手段に格納する設定内容格納手段と、
前記設定内容格納手段が設定内容を第1設定内容記録手段に格納する前に、既に第1設定内容記録手段に格納されている設定内容を第2設定内容記録手段に退避させる退避手段と、
を備え、
前記データ格納手段は、前記ルール取得手段により管理ルールが取得されてから前記設定内容格納手段により設定内容が第1設定内容記録手段に格納されるまでに限り、第2設定内容記録手段に格納された設定内容に基づいてデータを格納し、これ以外の場合に第1設定内容記録手段に記録された設定内容に基づいてデータを格納すること、
を特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のデータ管理装置において、
外部装置からデータ要求を受けると、前記データ記録手段に記録されたデータを要求元の外部装置に対して送信する送信制御手段、
を備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - コンピュータを、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のデータ管理装置を構成する各手段(記録手段を除く)として機能させるためのデータ管理プログラム。
- 車両においてデータの管理を行うデータ管理装置と、前記データ管理装置に対して通信線を介して接続されたゲートウェイ装置と、を備えたデータ管理システムであって、
前記データ管理装置は、
前記車両の外部から、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含む管理ルールを取得するルール取得手段と、
前記ゲートウェイ装置に対して、前記取得した管理ルールのうちの、取得すべきデータの種別の情報およびデータを取得する周期の情報のうちの少なくとも一方を含むデータを表す管理データを送信する管理データ送信手段と、
前記ゲートウェイ装置からのデータを取得し、該取得したデータをデータ記録手段に格納するデータ格納手段と、
を備え、
前記ゲートウェイ装置は、
当該車両の車載ネットワークに接続されており、
前記データ管理装置からの管理データを取得し、この管理データを参照して取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された種別のデータを前記車載ネットワークから取得し、或いは、所定の種別のデータを前記設定手段によって設定された周期で前記車載ネットワークから取得し、該取得したデータを前記データ管理装置に中継する中継実行手段と、
を備えたこと
を特徴とするデータ管理システム。 - 請求項11記載のデータ管理システムにおいて、
前記ゲートウェイ装置は、
当該車両が走行中か否かを判定する走行判定手段と、
当該車両が走行中の場合に、少なくとも設定手段が取得すべきデータの種別およびデータを取得する周期のうちの少なくとも一方を設定する作動を禁止する禁止手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理システム。 - 請求項12に記載のデータ管理システムにおいて、
前記ゲートウェイ装置は、
前記設定手段による設定内容を第1設定内容記録手段に格納する設定内容格納手段と、
前記設定内容格納手段が設定内容を第1設定内容記録手段に格納する前に、既に第1設定内容記録手段に格納されている設定内容を第2設定内容記録手段に退避させる退避手段と、
を備え、
前記中継実行手段は、前記設定手段により管理データが取得されてから前記設定内容格納手段により設定内容が第1設定内容記録手段に格納されるまでに限り、第2設定内容記録手段に格納された設定内容に基づいてデータを中継し、これ以外の場合に第1設定内容記録手段に記録された設定内容に基づいてデータを中継すること、
を特徴とするデータ管理システム。 - 請求項11〜請求項13の何れか1項に記載のデータ管理システムにおいて、
前記データ管理装置にそれぞれ接続され、前記設定手段および前記中継実行手段を備えた複数のゲートウェイ装置を備えており、
前記データ管理装置の管理データ送信手段は、前記各ゲートウェイ装置に対して前記管理データを送信し、
前記各ゲートウェイ装置は、
前記管理データが自身のゲートウェイ装置にとって必要なデータであるか否かを、予め自身が取り扱うデータを記録したデータリストと前記管理データに含まれるデータとを照合することによって判定する必要性判定手段を備え、
前記設定手段は、前記管理データが自身のゲートウェイ装置にとって必要なデータである場合にのみ、前記管理データを参照した設定を行うこと
を特徴とするデータ管理システム。
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