JP7140011B2 - ゲートウェイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に搭載されるネットワークシステムに含まれるゲートウェイ装置に関する。
車両には、複数のECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる車載機器がバスを介して互いに接続されたネットワークシステムが搭載されている。各車載機器は、互いにバスを介してフレームと呼ばれる単位でメッセージを送受信したり、車両が備えるセンサから情報を取得したりして、センサや車両が備えるアクチュエータの制御を行って、車両の各機能を分担して実行する。ネットワークシステムは、複数のバスを備え、複数のバス間でフレームを中継するゲートウェイと呼ばれる中継装置を備えることもある。すなわち、ゲートウェイは、あるバスから受信したフレームを他のバスに送信して、バス間でフレームを中継する機能を有する。
このようなゲートウェイ装置を含むネットワークシステムに関して、外部機器等による診断処理や、ゲートウェイ装置の中継処理のための各種改良が提案されている。
特許文献1は、ゲートウェイ装置が、モニタ対象のライン(バス)以外からメッセージを受信しモニタ対象のラインに中継する場合、送信完了時にメッセージをバッファに格納し、モニタ対象のラインからメッセージを受信した場合には受信時にメッセージをバッファに格納することにより、モニタ対象のラインにおけるメッセージの通信順序通りにメッセージをバッファに格納して、通信順序を正確にモニタできるようにすることを開示している。
特許文献2は、ゲートウェイ装置が、外部機器からの接続確認要求信号を受信すると各車載機器に返答要求信号を出力し、各車載機器が、返答要求信号を受信するとゲートウェイ装置に返答信号を出力し、ゲートウェイ装置が、返答信号を受信すると、返答信号に基づく信号を外部機器に出力することにより、車両ごとの機器構成やバス構成に差異があっても、これらに依存せずに共用化された手順によって接続診断を容易に行うことを開示している。
特許文献3は、ゲートウェイ装置が、外部機器や車載機器から中継要求フレームを受信すると、フレームに設定されている中継先の車載機器等の論理アドレスに基づき、ルーティングテーブルから中継先の物理アドレス等を特定し、特定した物理アドレスに基づいて中継を行うことを開示している。また、特許文献3は、ゲートウェイ装置が、このように物理アドレスを特定できなかった場合、中継先に対し物理アドレス等の送信を指示するフレームをブロードキャスト送信し、中継先から物理アドレス等を受信すると、ルーティングテーブルにこれを登録するとともに、中継先の車載機器等への中継を行うことを開示している。これにより、外部機器や車載機器が、論理アドレスを把握していれば、車載機器の追加、交換があっても通信が可能になる。
特許文献4は、ゲートウェイ装置が、通信フレームの受信および格納に要する実処理時間に基づいて、送信処理が実行可能である時間を算出し、その時間が中継処理のための時間のうち受信処理に予め割り当てられた時間であっても送信処理に転用できるようにすることを開示している。
特開2017-163252号公報 特開2010-206697号公報 特開2014-154920号公報 特開2006-319759号公報
複数の車内通信用バスが接続されたゲートウェイ装置を含むネットワークシステムにおいて、外部機器が車外通信用バスを介してゲートウェイ装置に接続して、ネットワークシステムの診断を行う場合、従来、一般的に、モニタ対象の指定は車内通信用バス単位で行われ、ゲートウェイ装置は指定された車内通信用バスから入力されるフレームを車外通信用バスに出力していた。
仮にモニタ対象の車内通信用バスが2つ以上指定されると、車外通信用バスの通信量が増加し負荷が高くなり、ゲートウェイ装置がフレームを車外通信用バスに好適に出力できなくなる。そのため、外部機器による診断に支障が生ずるおそれがある。このように従来は、2つ以上のバスを流れるフレームを外部機器に同時に提供するのは困難であり、診断の効率には制限があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、複数のバスを備える車載ネットワークシステムに備えられ、外部機器による診断の効率を向上できるゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一局面は、外部機器を接続可能な車外通信用バスと、それぞれ1つ以上の車載機器が接続された複数の車内通信用バスとを含む、車載ネットワークシステムに含まれ、車外通信用バスおよび複数の車内通信用バスに接続されたゲートウェイ装置であって、車外通信用バスおよび複数の車内通信用バスとフレームの入出力を行う通信部と、モニタ対象のフレームの識別子を記憶可能な記憶部と、通信部および記憶部を制御する制御部とを備え、制御部は、通信部に複数の車内通信用バスのいずれかからフレームが入力されると、フレームに応じて複数の車内通信用バスの他のいずれかに、フレームを出力するよう通信部を制御し、通信部に、車外通信用バスから、モニタ対象のフレームの識別子を含むフレームが入力されると、識別子をモニタ対象のフレームの識別子として記憶するよう記憶部を制御し、通信部に、車外通信用バスから、モニタモードの開始要求を含むフレームが入力されると、複数の車内通信用バスから入力されるフレームのうち、記憶部が記憶している、モニタ対象のフレームの識別子を有するフレームを、さらに車外通信用バスに出力するよう通信部を制御する、ゲートウェイ装置である。
本発明によれば、複数のバスを備える車載ネットワークシステムに備えられ、外部機器による診断の効率を向上できるゲートウェイ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成図 本発明の一実施形態に係る処理を示すシーケンス図 本発明の一実施形態に係るモニタ用フレームIDテーブルの例を示す図 本発明の一実施形態に係るモニタ対象のフレームの流れの例を示す図 本発明の一実施形態に係るモニタ対象でないフレームの流れの例を示す図
(実施形態)
本発明に係るゲートウェイ装置においては、モニタ対象をフレームのID単位で設定できる。そのため複数のバスのいずれを流れるフレームであっても、モニタ対象であれば、外部機器に送信することができる。また、モニタ対象として設定するフレームのIDの数を必要なものに限定すれば、車外通信用バスの負荷を抑制することができる。これらにより、外部機器に好適にモニタ対象のフレームを送信でき、外部機器による診断の内容や効率の制限を減らすことができる。以下に本発明の一実施形態を説明する。
<構成>
図1に、本実施形態に係るネットワークシステム1の構成の一部を示す。ネットワークシステム1は、一例として車両に搭載される。ネットワークシステム1は、複数の車内通信用バス10、20、30と、車外通信用バス60と、これらに接続されたゲートウェイ装置50と、車内通信用バス10、20、30のいずれかにそれぞれ接続された車載機器11、12、21、22、31、32と、車外通信用バス60に接続されたコネクタ61を含む。外部機器100は、車外から、コネクタ61を介して、車外通信用バス60に接続することができる。
車載機器11、12、21、22、31、32は、それぞれが接続されている車内通信用バス10、20、30のいずれかを介して、フレームと呼ばれる単位でメッセージを互いに送受信したり、車両が備えるセンサから情報を取得したりして、センサや車両が備えるアクチュエータの制御を行って、車両の各機能を分担して実行することができる。通信の規格は限定されないが、例えばCAN(Controller Area Network)規格を用いることができる。フレームにはデータ本体だけでなく、データの種別やフレームの送信元、送信先の車載機器11、12、21、22、31、32を特定する情報を含むID(識別子)が含まれる。車載機器11、12、21、22、31、32は、車内通信用バス10、20、30のうち自機器が接続されているバスを流れるフレームに含まれるIDを参照し自機器あてであることが特定できれば、そのフレームを自機器あてのメッセージとして受信する。
ゲートウェイ装置50は、車内通信用バス10、20、30および車外通信用バス60間でフレームを中継する。ゲートウェイ装置50は、通信部51と、記憶部52と、これらを制御する制御部53とを含む。通信部51は、制御部53による制御に従って、車内通信用バス10、20、30および車外通信用バス60からフレームの入力を受けたり、これらのバスへフレームを出力したりすることができる。通信部51は、とくに、制御部53による制御に従って、これらのバスのいずれかから入力されたフレームを他のバスに中継する機能を有する。制御部53は、このような中継機能のため、例えば通信部51に入力されたフレームのID等に基づいて、そのフレームの中継の要否や、中継要の場合の出力先のバスを、ルーティング情報を参照して特定することができる。記憶部52は、このようなルーティング情報等を記憶しており、制御部53がこの情報を参照したり、更新したりすることができる。また、記憶部52は、後述するようにモニタ対象のフレームとして、車外通信用バス60に出力するフレームのIDを記憶することができる。
制御部53は、車内通信用バス10、20、30および車外通信用バス60から通信部51に入力されたフレームに含まれるデータ本体に基づいて、新たなフレームの生成等の各種の処理を行ったり、生成したフレームをこれらのバスのいずれかに出力するよう通信部51を制御したりすることが可能である。これにより、制御部53は、後述するような外部機器100とのフレームの送受信やフレームの内容に基づく処理を実行することができる。
外部機器100は、車外通信用バス60を介して、ゲートウェイ装置50から、車内通信用バス10、20、30を流れるフレームを、後述するように適宜受信して、ネットワークシステム1の通信機能や、車載機器11、12、21、22、31、32の動作状態を取得したフレームに基づいて診断する機能を有する。
なお、ネットワークシステム1の構成は図示するものに限定されず、車内通信用バスおよび車載機器の数、接続トポロジーは限定されない。
<処理>
以下に、本実施形態に係る、外部機器100が車外通信用バス60に接続された際の処理を説明する。図2に本処理の一例を示すシーケンス図を示す。外部機器100は、例えば車両がパワーオン状態であり、ネットワークシステム1が動作中に、コネクタ61を介して車外通信用バス60に接続される。
(ステップS100):ゲートウェイ装置50の制御部53は、通信部51を制御してゲートウェイ装置50の機種情報を含むフレームを車外通信用バス60に出力することにより外部機器100に送信する。機種情報とは、ゲートウェイ装置50の機種やバージョン等を表す情報である。このフレームは、例えばゲートウェイ装置50から定期的に送信されるフレームである。
(ステップS101):外部機器100は、受信したフレームに含まれる機種情報に基づいて、ゲートウェイ装置50が、外部機器100からの指定に応じて任意のIDのフレームを、モニタ対象のフレームとして車外通信用バス60に出力する機能を有する機種であるか否かを、特定する。ゲートウェイ装置50がこの機能を有しない場合は、ゲートウェイ装置50は予め定められた初期設定のIDのフレームのみ、外部機器100に送信することができる。本実施形態に係るゲートウェイ装置50は、このような機能を有するものであってもよいし、有しないものであってもよい。なお、ステップS100、S101の代わりに、外部機器100が、ゲートウェイ装置50に、機種情報を要求するフレームを送信し、ゲートウェイ装置50がこれに応答して、外部機器100に機種情報を含むフレームを送信するようにしてもよい。
(ステップS102):外部機器100とゲートウェイ装置50との間でフレームの送受信を行って、制御部53は外部機器100を認証する処理を行う。認証処理は、例えばチャレンジ&レスポンス方式による一連の認証用フレームの送受信に基づいて実行することができる。認証に失敗した場合は、処理を終了する。この認証によって、不正な外部機器によってフレームが不当に取得、解析され悪用されるおそれを抑制できる。
(ステップS103):ステップS101で、ゲートウェイ装置50に対してフレームのIDの指定が可能であり、指定されたIDのフレームを外部機器100に送信する機能を有すると、外部機器100が特定した場合、ステップS103~S107の処理が実行される。本ステップにおいて、外部機器100は、モニタ対象のフレームのIDを表す情報を含むフレームである識別子指定フレームをゲートウェイ装置50に送信して、モニタ対象のフレームのIDを指定する。モニタ対象のフレームのIDは、例えば、外部機器100の使用時にユーザが外部機器100のユーザーインターフェイスを用いて設定してもよいし、予め外部機器100に設定しておいてもよい。なお、モニタ対象のフレームのIDが、予め定められたゲートウェイ装置50の初期設定のIDと同一である場合は、ステップS103~S107の処理は省略される。
(ステップS104):ゲートウェイ装置50の制御部53は、指定されたIDが受け付け可能であるかを判定する。制御部53は、例えば、指定されたIDが規定範囲内の値である場合や、指定されたIDの数が許容範囲以下の場合は、指定されたIDを受け付け可と判定し、ステップS105およびS106を実行する。また、制御部53は、指定されたIDが規定外の値である場合や、指定されたIDの数が許容範囲より大きい場合は、指定されたIDを受け付け不可と判定し、ステップS107が実行される。
(ステップS105):ステップS104で、受け付け可と判定した場合、ゲートウェイ装置50の制御部53は、記憶部52に記憶されているモニタ用フレームIDテーブルの内容を変更して、指定されたIDを記憶部52に記憶させる。図3にモニタ用フレームIDテーブルの例を示す。モニタ用フレームIDテーブルとは、車内通信用バス10、20、30を流れるフレームのうち、ゲートウェイ装置50が、車外通信用バス60に出力するフレームのIDのリストである。すなわち、モニタ用フレームIDテーブルにリストされているIDのフレームが、外部機器100によるモニタ対象となる。図3の左に初期設定(標準)のモニタ用フレームIDテーブルの例を示し、図3の右に変更後のモニタ用フレームIDテーブルの例を示す。図3の左に示すように、初期設定においては、一例として、IDが「001」、「005」、「006」のフレームがモニタ対象となっている。ステップS103において、外部機器100が、例えばIDとして「002」、「003」、「005」を指定する識別子指定フレームを送信し、ステップS104において、制御部53がこれらのIDを受け付け可と判定した場合、本ステップにおいて、制御部53は、記憶部52を制御して、図3の右側に示すように、これらのIDがリストされるようにモニタ用フレームIDテーブルを変更する。なお、IDの形式や記憶部52がフレームのIDを記憶する形式は上述したものに限定されず、また、記憶可能なIDの数(許容範囲)も限定されない。
(ステップS106):ゲートウェイ装置50の制御部53は、外部機器100から指定されたIDを受け付け、モニタ用フレームIDテーブルにリストしたことを示す受付可応答を表すフレームを、通信部51を制御して車外通信用バス60に出力することにより外部機器100に送信する。
(ステップS107):ゲートウェイ装置50の制御部53は、外部機器100から指定されたIDを受け付けず、モニタ用フレームIDテーブルにリストしなかったことを示す受付不可応答を表すフレームを、通信部51を制御して車外通信用バス60に出力することにより外部機器100に送信する。
(ステップS108):外部機器100は、モニタ対象のフレームをモニタするモードの開始を要求するモニタモード開始要求を表すフレームを、ゲートウェイ装置50に送信する。
(ステップS109):ゲートウェイ装置50の制御部53は、車内通信用バス10、20、30から通信部51に入力されるフレームのIDと、記憶部52が記憶しているモニタ用フレームIDテーブルとを参照し、車内通信用バス10、20、30から通信部51に入力されるフレームのうち、モニタ用フレームIDテーブルに含まれるIDを有するものを、通信部51を制御して車外通信用バス60に出力することにより車外通信用バス60に出力する。なお、制御部53は、ゲートウェイ装置50としての通常の中継機能として、車内通信用バス10、20、30のいずれかから通信部51に入力されるフレームを、フレームに含まれるID等と、記憶部52が記憶している上述のルーティング情報等に基づいて、他のいずれかのバスから出力するように通信部51を制御する。
図4にモニタ用フレームIDテーブルに含まれるIDを有するフレームの流れの例を矢印で示す。図4では、一例として、モニタ用フレームIDテーブルに含まれるID「005」のフレームが、車載機器11から車載機器31あてに出力されるものとする。このフレームは車内通信用バス10からゲートウェイ装置50の通信部51に入力される。制御部53は、記憶部52が記憶しているルーティング情報を参照して、このフレームの中継先のバスが車内通信用バス30であることを特定し、このフレームを車内通信用バス20に出力するよう、通信部51を制御する。車内通信用バス30に出力されたフレームは、車載機器31によって受信される。
また、制御部53は記憶部52が記憶しているモニタ用IDテーブルを参照して、このフレームがモニタ対象であることを特定し、このフレームを車外通信用バス60に出力するよう、通信部51を制御する。車外通信用バス60に出力されたフレームは、外部機器100によって受信される。
図5にモニタ用フレームIDテーブルに含まれないIDを有するフレームの流れの例を矢印で示す。図5では、一例として、モニタ用フレームIDテーブルに含まれないID「004」のフレームが、車載機器12から車載機器32あてに出力されるものとする。このフレームは車内通信用バス10からゲートウェイ装置50の通信部51に入力される。制御部53は、記憶部52が記憶しているルーティング情報を参照して、このフレームの中継先のバスが車内通信用バス20であることを特定し、このフレームを車内通信用バス30に出力するよう、通信部51を制御する。車内通信用バス30に出力されたフレームは、車載機器32によって受信される。
また、制御部53は記憶部52が記憶しているモニタ用IDテーブルを参照して、このフレームがモニタ対象でないことを特定し、このフレームを車外通信用バス60に出力する制御は行わない。
本ステップの処理は、次のステップS110またはS111が実行されるまで、車内通信用バス10、20、30から通信部51にフレームが入力されるごと繰り返し実行される。また、この間、外部機器100は、モニタ対象のフレームを受信しながら、これに基づいて各種診断を行うことができる。
(ステップS110):外部機器100は、診断が完了したこと等により、モニタ対象のフレームをこれ以上受信する必要がなくなると、モニタモードを終了する要求であるモニタモード終了要求を表すフレームをゲートウェイ装置50に送信する。本ステップの代わりに、次のステップS111、S112が実行されてもよい。
(ステップS111):ゲートウェイ装置50の制御部53は、車両がパワーオン状態からパワーオフ状態に遷移しネットワークシステム1の機能の一部または全部を停止する必要がある場合等、予め定められたモニタモードの終了条件が成立したことを検知する。
(ステップS112):ゲートウェイ装置50の制御部53は、モニタモードを終了することを表すフレームを、通信部51を制御して車外通信用バス60に出力することにより外部機器100に送信する。外部機器100は、診断処理を終了する。
(ステップS113):ゲートウェイ装置50の制御部53は、ステップS105で記憶部52が記憶しているモニタ用フレームIDテーブルの内容を変更した場合は、初期設定に内容を戻す。以上により、処理が終了する。
<効果>
本発明に係るゲートウェイ装置50においては、モニタ対象をフレームのID単位で設定できるので、複数のバスのいずれを流れるフレームであっても、モニタ対象のフレームのIDを有していれば外部機器100に送信することができる。また、モニタ対象として設定するフレームのIDを必要なものに限定して数を抑制できるので、車外通信用バス60の負荷を抑制することができる。このように、外部機器100に好適にモニタ対象のフレームを送信できるので、外部機器100による診断の効率を向上することができる。このような効果の例として、複数のバスを対象とした通信確認や、複数の車載機器を対象とした故障解析の並行実行の実現を挙げることができる。また、外部機器100によって、フレームのIDを可変に指定できるようにすれば、診断の内容に応じて、必要なフレームを選択して取得できるので、さらに、診断の内容を拡大、変更することができる。
なお、外部機器100自体が診断機能を有しなくてもよい。上述の実施形態において、外部機器100が、ゲートウェイ装置50から受信したモニタ対象のフレームを、無線通信によって所定のセンターのサーバに送信するようにして、外部機器100の代わりにサーバが診断機能を実行するようにしてもよい。この場合、例えば、市場の多数の車両のネットワークシステム1にそれぞれ外部機器100を取り付けて、一般の公道を走行中にネットワークシステム1を流れるフレームをセンターが多数収集して解析でき、新たな自動車関連サービスの創出に寄与することができる。
本発明は、ゲートウェイ装置だけでなく、ゲートウェイ装置を含むネットワークシステム、診断機器とネットワークシステムとを含む診断システム、診断システムの各部が備えるコンピュータが実行する方法、プログラムおよびこれを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体、ネットワークシステムを備えた車両等として捉えることが可能である。本発明は、車両に搭載されるネットワークシステム以外のネットワークシステムにも適用できる。
本発明は、車両等に搭載されるネットワークシステムに有用である。
1 ネットワークシステム
10、20、30 車内通信用バス
11、12、21、22、31、32 車載機器
50 ゲートウェイ装置
51 通信部
52 記憶部
53 制御部
60 車外通信用バス
61 コネクタ
100 外部機器

Claims (1)

  1. 外部機器を接続可能な車外通信用バスと、それぞれ1つ以上の車載機器が接続された複数の車内通信用バスとを含む、車載ネットワークシステムに含まれ、前記車外通信用バスおよび前記複数の車内通信用バスに接続されたゲートウェイ装置であって、
    前記車外通信用バスおよび前記複数の車内通信用バスとフレームの入出力を行う通信部と、
    モニタ対象のフレームの識別子を記憶可能な記憶部と、
    前記通信部および前記記憶部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記通信部に前記複数の車内通信用バスのいずれかからフレームが入力されると、前記フレームに応じて前記複数の車内通信用バスの他のいずれかに、前記フレームを出力するよう前記通信部を制御し、
    前記通信部に、前記車外通信用バスから、前記モニタ対象のフレームの識別子を表す情報を含む識別子指定フレームが入力されると、前記識別子指定フレームが受け付け不可である場合に前記モニタ対象のフレームとなる初期設定の識別子を前記識別子指定フレームに含まれる識別子に変更して前記モニタ対象のフレームの識別子として記憶するよう前記記憶部を制御し、
    前記通信部に、前記車外通信用バスから、モニタモードの開始要求を含むフレームが入力されると、前記複数の車内通信用バスから入力されるフレームのうち、前記記憶部が記憶している、前記モニタ対象のフレームの識別子を有するフレームを、さらに前記車外通信用バスに出力するよう前記通信部を制御し、
    前記モニタモードが終了すると、前記記憶部が記憶している前記モニタ対象のフレームの識別子を前記初期設定の識別子に戻すよう前記記憶部を制御する、ゲートウェイ装置。
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