JP5358391B2 - レバースイッチ - Google Patents

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
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Description

本発明は、例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラのズーム操作スイッチ等として利用できるレバースイッチに関し、特に、一方向へのレバーの傾倒操作によって処理動作の二段切換え(例えばズーム速度の二段切換え等)を可能としたものである。
近年のデジタルカメラやデジタルビデオカメラには被写体を拡大するズーム機能が設けられており、このズーム機能に基づく被写体のズームアップやズームダウンはズームスイッチの操作により行われている。
前記のようなズームスイッチとしては、例えば特許文献1に記載のレバースイッチが使用されている。このレバースイッチは、同文献の図7(a)(b)に示されている通り、共通接点(3A)の左右に一つずつ個別接点(3B、3C)を備えていて、レバー(5)を同図(a)のように左側に倒すと、右側の可動接点(4A)が共通接点(3A)から外れて右側の個別接点(3B)に接触することで、右側の個別接点(3B)がスイッチONの状態になる。これとは逆にレバー(5)を右側に倒したら、左側の可動接点(4B)が共通接点(3A)から外れて左側の個別接点(3C)に接触することで、左側の個別接点(3C)がスイッチONになるというものである。
前記特許文献1に記載のレバースイッチでは、例えば、右側の個別接点(3B)がスイッチONの状態になったらズームアップを行い、左側の個別接点(3C)がスイッチONの状態になったらズームダウンを行う等、デジタルカメラやデジタルビデオカメラのズーム操作を行うことができる。
しかしながら、同文献1に記載のレバースイッチによると、その構造上、左右方向へのレバー(5)の傾倒によってそれぞれの方向で1回ずつのON/OFF状態しか得られないので、例えばレバー(5)を左側に少し倒したら低速度でズームアップし、同方向に更に深く当該レバー(5)を倒したら高速度でズームアップする等、一方向へのレバーの傾倒操作によってズーム速度の二段切換えを行うことはできず、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの利便性向上は図れない。
以上の説明においてカッコ内の符号は特許文献1で用いられている符号である。
特開2008−277304号公報
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、一方向へのレバーの傾倒操作によって処理動作の二段切換え(例えばズーム速度の二段切換え)を可能とするのに好適なレバースイッチを提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、凹部を有するスイッチベースと、前記凹部上面に取り付けたトップケースと、前記凹部内に収容された第1及び第2のスイッチ部と、前記両スイッチ部を同時に操作するためのレバーと、を備え、前記スイッチベースはその凹部内に軸受溝を有し、前記トップケースはその表裏面を貫通するスリット孔を有し、前記第1及び第2のスイッチ部は、両スイッチ部で共通に使用する共通接点を前記凹部の内底面に備えてなるともに、それぞれのスイッチ部ごとに、前記スリット孔の長手方向に沿って前記共通接点の両側に一つずつ配置した2つの個別接点と、これらの接点上に配置した接点ブラシとを有し、前記共通接点から個別接点までの接点間距離は、前記第1のスイッチ部の方が短く、前記第2のスイッチ部の方が長く設けられており、前記第1及び第2のスイッチ部の接点ブラシは、バネ性のある細長の金属片を略逆三角形状に折り曲げ、その逆三角形状の底辺部が前記スリット孔の方向を向くように設置してなるとともに、その逆三角形状の他の二辺部が前記凹部の内底面上で交差し、この交差する二辺部の両端を2つの可動接点とするものであり、前記レバーは、そのレバー上端が前記トップケースのスリット孔から外部に突出し、そのレバー下端側に、前記凹部内の軸受溝で支持される軸部と、前記各スイッチ部の接点ブラシの底辺部に当接する押圧カム部とを備えるとともに、前記軸部を支点として前記スリット孔の長手方向に傾倒可能に設けられ、前記レバー下端側の押圧カム部は、当該レバーの両側にそれぞれ1つずつ設けられ、これら2つの押圧カム部が前記第1、第2のスイッチ部の各接点ブラシにそれぞれ1つずつ対応し、かつ、それぞれの押圧カム部が対応する前記接点ブラシを同時に押圧可能になっており、前記トップケースは、その裏側に2つのカムガイドが設けられていて、これら2つのカムガイドが前記第1、第2のスイッチ部の各接点ブラシにそれぞれ1つずつ対応し、かつ、それぞれのカムガイドに対して対応する前記接点ブラシが摺接することにより、前記押圧カム部の回転動作および前記レバーの傾倒動作の安定化を図っており、前記凹部内の軸受溝は、その両側にストッパ溝が1つずつ設けられていて、これら2つのストッパ溝が前記2つの押圧カム部にそれぞれ1つずつ対応し、かつ、それぞれの押圧カム部の一部が対応する前記ストッパ溝に当接することによって、前記レバーの傾倒角度が制限されるように構成してあり、前記レバーを一の方向へ傾倒させたら、前記両スイッチ部における接点ブラシの底辺部片側が該レバーの押圧カム部で同時に押されて下降するとともに、各スイッチ部における一方の可動接点が共通接点から同時に外れてそれぞれのスイッチ部における一方の個別接点に向ってスライドし、最初に、接点間距離の短い第1のスイッチ部における一方の可動接点が同スイッチ部の一方の個別接点に接触することによって、同スイッチ部における一方の個別接点が同スイッチ部の接点ブラシを介して共通接点に導通してスイッチONの状態になり、これに遅れて、接点間距離の長い第2のスイッチ部における一方の可動接点が同スイッチ部の一方の個別接点に接触することによって、同スイッチ部における一方の個別接点が同スイッチ部の接点ブラシを介して共通接点に導通してスイッチONの状態になることを特徴とする。
前記本発明において、前記押圧カム部は、断面半月形状であって、その半月のフラット部が前記接点ブラシの底辺部に当接するとともに、その半月の円弧部とフラット部との境の肩部で前記接点ブラシの底辺部片側を押圧するように構成することができる。
本発明にあっては、レバースイッチの具体的構成として、共通接点から個別接点までの接点間距離が短い第1のスイッチ部と、接点間距離が長い第2のスイッチ部とを設けるとともに、レバーを一の方向へ傾倒させたら、最初に、接点間距離の短い第1のスイッチ部における一方の可動接点が同スイッチ部の一方の個別接点に接触(先行接触動作)することによって、同スイッチ部における一方の個別接点が同スイッチ部の接点ブラシを介して共通接点に導通してスイッチONの状態になる。そして、これに遅れて、接点間距離の長い第2のスイッチ部における一方の可動接点が同スイッチ部の一方の個別接点に接触(遅延接触動作)することによって、同スイッチ部における一方の個別接点が同スイッチ部の接点ブラシを介して共通接点に導通してスイッチONの状態になる。このため、一の方向へのレバーの傾倒によって2回のスイッチON状態が得られるから、一方向へのレバーの傾倒操作によって処理動作の二段切換えを行うことが可能となる。
例えば、本発明に係るレバースイッチをズーム機能付デジタルカメラやデジタルビデオカメラで採用した場合は、レバーを左側に少し倒したら低速度でズームアップし、同方向に更に深く当該レバーを倒したら高速度でズームアップする等、一方向へのレバーの傾倒操作によってズーム速度の二段切換えを行うことができ、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの利便性向上を図れる。
図1は本発明の一実施形態であるレバースイッチの外観図であって、(a)はレバースイッチの正面外観図、(b)はレバースイッチの側面外観図である。 図2は本発明の一実施形態であるレバースイッチの詳細図であって、同図中の(a)はトップケースを取り外したレバースイッチの上面図、(b)はトップケースと接点ブラシを取り外したレバースイッチの上面図、(c)は(a)中のA−A断面図、(d)は(a)中のB−B断面図である。 図3はスイッチベースの詳細図であって、同図中の(a)はスイッチベースの正面図、(b)はその上面図、(c)はその背面図、(d)はその側面図、(e)は同図(b)中のB−B断面図、(f)は同図(b)中のA−A断面図である。 図4はスイッチベースに組込む前の共通接点および個別接点の平面図である。 図5はトップケースの詳細図であって、同図中の(a)はトップケースの正面図、(b)はその上面図、(c)はその背面図、(d)はその側面図、(e)は同図(b)中のB−B断面図、(f)は同図(b)中のA−A断面図である。 図6はレバーの説明図であって、同図中の(a)はレバーの正面図、(b)はその平面図、(c)は側面図である。 図7はレバースイッチの動作説明図であり、同図中の(a1)はレバーに外力が作用していない場合において、第1のスイッチ部における2つの個別接点がいずれもスイッチOFFとなっている状態を示し、(a2)は(a1)と同様の場合において、第2のスイッチ部における2つの個別接点がいずれもスイッチOFFとなっている状態を示している。(b1)はレバーを左に所定角度傾けた場合において、第1のスイッチ部における一方の個別接点がスイッチONとなった状態を示し、(b2)は(b1)と同様の場合において、第2のスイッチ部における一方の個別接点がスイッチOFFになっている状態を示している。(c1)は(b1)よりもレバーを更に深く左に傾けた場合において、第1のスイッチ部における一方の個別接点がスイッチONを維持している状態を示し、(c2)は(c1)と同様の場合において、初めて第2のスイッチ部における一方の個別接点がスイッチONになった状態を示している。 図8はレバースイッチの動作説明図であり、(d1)はレバーを左に最大に傾けた状態において、第1のスイッチ部における一方の個別接点がスイッチONを維持している状態を示し、(d2)は(d1)と同様の場合において、第2のスイッチ部における一方の個別接点がスイッチONを維持している状態を示している。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態であるレバースイッチの外観図、図2は本発明の一実施形態であるレバースイッチの詳細図である。
図1に示す本レバースイッチLSは、図2(c)(d)のように凹部1Aを有するスイッチベース1と、凹部1A上面に取り付けたトップケース2と、凹部1A内に収容された第1及び第2のスイッチ部3A、3Bと、両スイッチ部3A、3Bを同時に操作するためのレバー4とを備えて構成される。
<スイッチベースの詳細構成>
図3はスイッチベースの詳細図である。前記スイッチベース1は、図3(e)(f)のように凹部1A内に仕切り壁1Bを形成した構造になっていて、この仕切り壁1Bの上縁中央部に軸受溝1Cを形成することにより、当該凹部1A内に軸受溝1Cが設けられるように構成してある。
軸受溝1Cの両側にはストッパ溝1Dを設けている。このストッパ溝1Dは、後述する押圧カム部41の肩部4C(図6参照)の形状に合わせて仕切り壁1Bの上縁を切り欠き形成したもので、本レバースイッチLSでは、かかるストッパ溝1Dに後述する押圧カム部41の肩部4Cが当接することによって(図8(d1)(d2)参照)、レバー4の傾倒角度を制限し、当該レバー4の過度な傾倒によるトップケース2の破損などを防止するように構成している。
スイッチベース1の長手方向両側面には、図3(a)(b)(c)のように、凹部1A上面にトップケース2を取り付けるための係合突起1Eを形成してある。図3(c)(d)のようにスイッチベース1の短手方向一側面から突出したボス部1Fは、本レバースイッチLSを基板等に取り付ける際に、その基板等の取付け孔に圧入されるものである。
<トップケースの詳細構成>
図5はトップケースの詳細図である。前記トップケース2は、図5(a)のように天板部201とその左右に一体形成された一対の側板部202とからなり、図5(b)(c)のように天板部201にその表裏面を貫通する所定長のスリット孔200を形成した構造になっている。
図5(d)(e)(f)のように、トップケース2の両側板部202には係合孔2Aが設けられており、この係合孔2Aを前記スイッチベース1の係合突起1Eに嵌め込むことによって、トップケース2はスイッチベース1の凹部1A上面にワンタッチで着脱可能に取り付け固定されるようになっている(図1参照)。
また、図5(a)(f)のように、トップケース2の天板部201裏側には半円弧形状のカムガイド2Bが設けられている。このカムガイド2Bは、トップケース2の天板部201裏側に形成された凸部2Cの先端を円弧状に切り欠き形成したもので、本レバースイッチLSでは、このカムガイド2Bに後述する断面半月形状の押圧カム部41の円弧面が摺接することによって、押圧カム部41の回転動作およびレバー4の傾倒動作を安定させるようにしている。
<第1及び第2のスイッチ部の詳細構成>
前記第1及び第2のスイッチ部3A、3Bは、図2(c)(d)に示したように、両スイッチ部3A、3Bで共通に使用する共通接点5(図4参照)を前記凹部1Aの内底面に備えている。
さらに、両スイッチ部3A、3Bは、それぞれのスイッチ部3A、3Bごとに、前記トップケース2のスリット孔200(図5(b)参照)の長手方向に沿って前記共通接点5の両側に一つずつ配置した2つの個別接点61、62、63、64(図3(b)および図4参照)と、図2(c)(d)のように、これらの接点5、61〜64上に配置した接点ブラシ7A、7Bとを有している。
両スイッチ部3A、3Bの共通接点5と個別接点61〜64は、それぞれの接点に個別に一体成形した配線部8、91、92、93、94(図3(a)(c)を参照)を介して図示しない外部回路に接続することができる。また、これらの接点5、61〜64は、スイッチベース1を樹脂成形する際に、インサート成形によって凹部1Aの内底面に設けることができる。
両スイッチ部3A、3Bの接点ブラシ7A、7Bは、図2(c)(d)のように同一の構造であって、バネ性のある細長の金属片を略逆三角形状に折り曲げ、その逆三角形状の底辺部700が前記スリット孔200の方向を向くように設置してなるとともに、その逆三角形状の他の二辺部701が前記凹部1Aの内底面上で交差し、この交差する二辺部701の両端を2つの可動接点71、72、73、74とするものである。また、これらの可動接点71〜74は、半円弧状に丸く成形することで、共通接点5や個別接点61〜64上を滑りやすくなるようにしている。
以上の構成からなる第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおいて、共通接点5からそれぞれの個別接点61〜64までの接点間距離L1、L2は、図4のように、第1のスイッチ部3Aの接点間距離L1の方が短く、第2のスイッチ部3Bの接点間距離L2の方が長くなるように設けている(L1<L2)。
これにより、本レバースイッチLSでは、各スイッチ部3A、3Bにおける一方の可動接点71、73が共通接点5から同時に外れてそれぞれのスイッチ部3A、3Bにおける一方の個別接点61、63に向ってスライドしたときに、最初に、接点間距離(L1)が短い第1のスイッチ部3Aにおける一方の可動接点71が同スイッチ部3Aの一方の個別接点61に接触し、これに遅れて、接点間距離(L2)が長い第2のスイッチ部3Bにおける一方の可動接点73が同スイッチ部3Bの一方の個別接点63に接触するようになっている。
各スイッチ部3A、3Bにおける他方の可動接点72、74が共通接点5から同時に外れてそれぞれのスイッチ部3A、3Bにおける他方の個別接点62、64に向ってスライドする場合も同様である。すなわち、接点間距離(L1)が短い第1のスイッチ部3Aにおける他方の可動接点72が同スイッチ部3Aの他方の個別接点62に接触し、これに遅れて、接点間距離(L2)が長い第2のスイッチ部3Bにおける他方の可動接点74が同スイッチ部3Bの他方の個別接点64に接触するようになっている。
<レバーの詳細構成>
図6は前記レバー4の説明図である。レバー4は、そのレバー上端が図2(c)(d)のようにトップケース2のスリット孔200(図5(b)を参照)から外部に突出し、そのレバー下端側に、スイッチベース1の凹部1A内の軸受溝1Cで支持される軸部40と、各スイッチ部3A、3Bの接点ブラシ7A、7Bの底辺部700に当接する押圧カム部41とを備えるとともに、前記軸部40を支点として前記スリット孔200の長手方向に傾倒可能に設けられている。
レバー4の軸部40は、断面半月形状で、押圧カム部41の下部に設けられていて、その半月の円弧面側が前記軸受溝1Cに係合するようになっている。
レバー4の押圧カム部41は、断面半月形状であって、その半月のフラット部4Aが図2(c)(d)のように接点ブラシ7A、7Bの底辺部400に当接し、該半月の円弧部4Bとフラット部4Aとの境である肩部4Cで接点ブラシ7A、7Bの底辺部700片側を押圧できるように構成してある。
<レバースイッチの動作説明>
次に、前記の如く構成されたレバースイッチLSの動作について図7と図8を基に説明する。
レバー4を傾倒させる方向の外力(矢印L又はRで示す方向の力)が該レバー4に作用していないとき、レバー4は図7(a1)(a2)のように起立した姿勢になっている。このとき、レバー4の押圧カム部41はどの方向にも傾くことなく、接点ブラシ7A、7Bの底辺部700表面に当接しており、また接点ブラシ7A、7Bは弾性変形しておらず、第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける可動接点71〜74は、いずれも共通接点5に接触している。
従って、レバー4が起立した姿勢にあるとき、第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける個別接点61〜64と共通接点5とは接点ブラシ7A、7Bを介して導通しておらず、第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける個別接点61〜64は、いずれもスイッチOFF(中立)の状態になっている。
以上のように起立した姿勢にあるレバー4に対して、矢印L又はRで示す方向の外力が作用すると、当該レバー4は軸部40を支点としてその方向に傾倒する。例えば、矢印Lで示す方向の外力で当該レバー4を左に倒したら、その傾倒角度分だけレバー4と押圧カム部41は図7(b1)(b2)のようにレバー4の傾倒方向(左側)に傾く。
前記のような左側へのレバー4の傾倒によって、第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける接点ブラシ7A、7Bの底辺部700片側は、図7(b1)(b2)のように左側に傾く押圧カム部41の左側の肩部4Cで同時に押圧されて下降するとともに、この下降に追従・連動して、各スイッチ部3A、3Bにおける右側の可動接点71、73は、共通接点5から同時に外れ、それぞれのスイッチ部3A、3Bにおける右側の個別接点61、63に向ってスライドしていく。
そして、前記のような右側の可動接点71、73のスライドにより、最初に、接点間距離(L1)の短い第1のスイッチ部3Aにおける右側の可動接点71が、図7(b1)のように同スイッチ部3Aの右側の個別接点61に接触する(先行接触動作)。そして、レバー4を更に左側へ倒すことにより、前記先行接触動作に遅れて、接点間距離(L2)の長い第2のスイッチ部3Bにおける右側の可動接点73が、図7(c2)のように同スイッチ部3Bの右側の個別接点63に接触する(遅延接触動作)。
前記のような先行接触動作によって、第1のスイッチ部3Aにおける右側の個別接点61と共通接点5とが接点ブラシ7Aを介して導通し、同スイッチ部3Aにおける右側の個別接点61がスイッチONの状態になる(図7(b1)参照)。
このとき、第2のスイッチ部3Bにおける右側の可動接点73は同スイッチ部3Bにおける右側の個別接点63に接触していない(図7(b2)参照)。このため、先行接触動作の段階では、第2のスイッチ部3Bにおける右側の個別接点63と共通接点5とは接点ブラシ7Bを介して導通しておらず、同スイッチ部3Bにおける右側の個別接点63はスイッチOFF(中立)の状態である。また、第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける左側の個別接点62、64は、いずれも共通接点5に接触した状態を維持することで、スイッチOFFの状態である。
前記のような遅延接触動作によって、第2のスイッチ部3Bにおける右側の個別接点63と共通接点5とが接点ブラシ7Bを介して導通し、同スイッチ部3Bにおける右側の個別接点63がスイッチONの状態になる(図7(c2)参照)。
このとき、前述した先行接触動作の状態は維持される(図7(c1)参照)。従って、遅延接触動作の段階では、第1のスイッチ部3Aにおける右側の個別接点61と、第2のスイッチ部3Bにおける右側の個別接点63とが、双方ともスイッチONの状態になる(図7(c1)(c2)参照)。また、第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける左側の個別接点62、64は、いずれもスイッチOFF(中立)の状態である。
なお、図7(b1)では、レバー4が左側に25度まで傾いたときに、第1のスイッチ部3Aにおける右側の個別接点61がスイッチONの状態になり、図7(c2)では、更に当該レバー4が左側に42度まで傾いたときに、第2のスイッチ部3Bにおける右側の個別接点63がスイッチONの状態になるように構成しているが、そのレバー4の傾倒角度は25度や42度に限定されることはなく、必要に応じて適宜変更することができる。また、レバー4は図8(d1)(d2)のように左側に最大で65度まで傾倒させることができ、右側へのレバー4の傾倒も同様であるが、このようなレバー4の最大傾倒角度も必要に応じて適宜変更することができる。
ところで、前記のようにレバー4に作用している矢印L方向の力が解除されると、それぞれの接点ブラシ7A、7Bのバネ性に基づく復元力によって、それまで下降していた接点ブラシ7A、7Bの底辺部700片側(左側)が元の位置まで上昇する。そして、この上昇に追従・連動して、両スイッチ部3A、3Bにおける右側の可動接点71、73は右側の個別接点61、63から外れて、共通接点5に接触する。
以上のようにして右側の可動接点71、73が元の位置(共通接点5の位置)まで戻ることによって、前述した第1及び第2のスイッチ部3A、3Bにおける右側の個別接点61、63と共通接点5との導通は断たれ、両スイッチ部3A、3Bにおける右側の個別接点61、63はスイッチOFF(中立)の状態になる。
図7(a)(b)のように起立した姿勢にあるレバー4を矢印R方向の外力で右側に倒した場合は、前述のようにレバー4が左側に倒れた場合と同様の動作によって、最初に、接点間距離(L1)が短い第1のスイッチ部3Aにおける左側の可動接点72が同スイッチ部3Aの左側の個別接点62に接触(先行接触動作)することでスイッチONの状態になる。そして、これに遅れて、接点間距離(L2)が長い第2のスイッチ部3Bにおける左側の可動接点74が同スイッチ部3Bの左側の個別接点64に接触(遅延接触動作)することでスイッチONの状態になる。また、前記のようにレバー4に作用している矢印R方向の力が解除されると、先に説明した矢印L方向の力が解除された場合と同様の動作で、両スイッチ部3A、3Bにおける左側の個別接点62、44は、いずれもスイッチOFF(中立)の状態になる。
<レバースイッチの利用例>
本レバースイッチLSの利用例としては、例えばデジタル一眼レフカメラやデジタルビデオカメラのズーム操作スイッチとして利用する例が考えられる。
前記利用例においては、例えば、本レバースイッチLSのレバー4を左側へ少し傾倒させることによって第1のスイッチ部3Aにおける右側の個別接点61だけがスイッチONになったら、そのON信号に基づいて低速度でズームアップし、当該レバー4を更に左側へ深く傾倒させることによって第2のスイッチ部3Bにおける右側の個別接点63もスイッチONになったら、そのON信号に基づいて高速度でズームアップするなど、左方向へのレバー4の傾倒操作によりズームアップ速度の二段切換えを行うことができる。
また、当該レバー4を右側へ少し傾倒させることによって第1のスイッチ部3Aにおける左側の個別接点62だけがスイッチONになったら、そのON信号に基づいて低速度でズームダウンし、当該レバー4を更に右側へ深く傾倒させることによって第2のスイッチ部3Bにおける左側の個別接点64もスイッチONになったら、そのON信号に基づいて高速度でズームアウトするなど、右方向へレバー4の傾倒操作によりズームダウン速度の二段切換えを行うことができる。
以上説明した実施形態のレバースイッチLSにあっては、その具体的構成として、共通接点5から個別接点61、62までの接点間距離(L1)が短い第1のスイッチ部3Aと、その接点間距離(L2)が長い第2のスイッチ部3Bとを設けるとともに、レバー4を一の方向へ傾倒させたら、最初に、接点間距離(L1)の短い第1のスイッチ部3Aにおける一方の可動接点71が同スイッチ部3Aの一方の個別接点61に接触(先行接触動作)することによって、その個別接点61が同スイッチ部3Aの接点ブラシ7Aを介して共通接点5に導通してスイッチONの状態になる。そして、これに遅れて、接点間距離(L2)の長い第2のスイッチ部3Bにおける一方の可動接点73が同スイッチ部3Bの一方の個別接点63に接触(遅延接触動作)することによって、その個別接点63が同スイッチ部3Bの接点ブラシ7Bを介して共通接点5に導通してスイッチONの状態になる。このため、一の方向へのレバー4の傾倒によって2回のスイッチON状態が得られるから、一方向へのレバー4の傾倒操作によって先に説明したズーム速度などの処理動作の二段切換えを行うことが可能である。
1 スイッチベース
1A 凹部
1B 仕切り壁
1C 軸受溝
1D ストッパ溝
1E 係合突起
1F ボス部
2 トップケース
2A 係合孔
2B カムガイド
2C トップケースの凸部
200 スリット孔
201 トップケースの天板部
202 トップケースの側板部
3A 第1のスイッチ部
3B 第2のスイッチ部
4 レバー
40 レバーの軸部
41 レバーの押圧カム部
4A 押圧カム部のフラット部
4B 押圧カム部の円弧部
4C 押圧カム部の肩部
5 共通接点
61、62 第1のスイッチ部の個別接点
63、64 第2のスイッチ部の個別接点
7A 第1のスイッチ部の接点ブラシ
7B 第2のスイッチ部の接点ブラシ
700 接点ブラシの底辺部
71、72 第1のスイッチ部の可動接点
73、74 第2のスイッチ部の可動接点
8、91、92、93、94 配線部
LS レバースイッチ
L1、L2 接点間距離

Claims (2)

  1. 凹部を有するスイッチベースと、
    前記凹部上面に取り付けたトップケースと、
    前記凹部内に収容された第1及び第2のスイッチ部と、
    前記両スイッチ部を同時に操作するためのレバーと、を備え、
    前記スイッチベースはその凹部内に軸受溝を有し、
    前記トップケースはその表裏面を貫通するスリット孔を有し、
    前記第1及び第2のスイッチ部は、両スイッチ部で共通に使用する共通接点を前記凹部の内底面に備えてなるともに、それぞれのスイッチ部ごとに、前記スリット孔の長手方向に沿って前記共通接点の両側に一つずつ配置した2つの個別接点と、これらの接点上に配置した接点ブラシとを有し、
    前記共通接点から個別接点までの接点間距離は、前記第1のスイッチ部の方が短く、前記第2のスイッチ部の方が長く設けられており、
    前記第1及び第2のスイッチ部の接点ブラシは、バネ性のある細長の金属片を略逆三角形状に折り曲げ、その逆三角形状の底辺部が前記スリット孔の方向を向くように設置してなるとともに、その逆三角形状の他の二辺部が前記凹部の内底面上で交差し、この交差する二辺部の両端を2つの可動接点とするものであり、
    前記レバーは、そのレバー上端が前記トップケースのスリット孔から外部に突出し、そのレバー下端側に、前記凹部内の軸受溝で支持される軸部と、前記各スイッチ部の接点ブラシの底辺部に当接する押圧カム部とを備えるとともに、前記軸部を支点として前記スリット孔の長手方向に傾倒可能に設けられ、
    前記レバー下端側の押圧カム部は、当該レバーの両側にそれぞれ1つずつ設けられ、これら2つの押圧カム部が前記第1、第2のスイッチ部の各接点ブラシにそれぞれ1つずつ対応し、かつ、それぞれの押圧カム部が対応する前記接点ブラシを同時に押圧可能になっており、
    前記トップケースは、その裏側に2つのカムガイドが設けられていて、これら2つのカムガイドが前記第1、第2のスイッチ部の各接点ブラシにそれぞれ1つずつ対応し、かつ、それぞれのカムガイドに対して対応する前記接点ブラシが摺接することにより、前記押圧カム部の回転動作および前記レバーの傾倒動作の安定化を図っており、
    前記凹部内の軸受溝は、その両側にストッパ溝が1つずつ設けられていて、これら2つのストッパ溝が前記2つの押圧カム部にそれぞれ1つずつ対応し、かつ、それぞれの押圧カム部の一部が対応する前記ストッパ溝に当接することによって、前記レバーの傾倒角度が制限されるように構成してあり、
    前記レバーを一の方向へ傾倒させたら、
    前記両スイッチ部における接点ブラシの底辺部片側が該レバーの押圧カム部で同時に押されて下降するとともに、各スイッチ部における一方の可動接点が共通接点から同時に外れてそれぞれのスイッチ部における一方の個別接点に向ってスライドし、
    最初に、接点間距離の短い第1のスイッチ部における一方の可動接点が同スイッチ部の一方の個別接点に接触することによって、同スイッチ部における一方の個別接点が同スイッチ部の接点ブラシを介して共通接点に導通してスイッチONの状態になり、
    これに遅れて、接点間距離の長い第2のスイッチ部における一方の可動接点が同スイッチ部の一方の個別接点に接触することによって、同スイッチ部における一方の個別接点が同スイッチ部の接点ブラシを介して共通接点に導通してスイッチONの状態になること
    を特徴とするレバースイッチ。
  2. 前記押圧カム部は、断面半月形状であって、その半月のフラット部が前記接点ブラシの底辺部に当接するとともに、その半月の円弧部とフラット部との境の肩部で前記接点ブラシの底辺部片側を押圧すること
    を特徴とする請求項1に記載のレバースイッチ。
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