JP2007329022A - プッシュスイッチ - Google Patents

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雅裕 舛田
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Abstract

【課題】各種電子機器の入力操作部等に用いられ、実装された基板面に対してその操作部を平行に押し込んでスイッチングさせるプッシュスイッチに関し、実装後の剥離強度が向上されたものを提供することを目的とする。
【解決手段】ケース21の前端底部に突設された下方突起21Aの後面に小突起21Bを配して、それらを配線基板60の切り欠き部60A内に位置させて実装されるものとした上、それに加えて、半田付け固定する端子30の先端を、操作方向に対して直交方向以外の角度をもつ形状とし、そこを含めて半田付け固定するものとしたことにより、当該プッシュスイッチは剥離強度が向上した状態で搭載されたものにできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器の入力操作部等に用いられ、実装された基板面に対してその操作部を平行に押し込んでスイッチングさせるプッシュスイッチに関するものである。
各種電子機器における入力操作部には、様々なプッシュスイッチが用いられている。その中の一つとして、実装された基板面に対して操作部を平行に押し込んでスイッチングさせるタイプのプッシュスイッチも多く用いられ、以下にそのプッシュスイッチについて説明する。
図8は従来のプッシュスイッチの断面図、図9は同上面図、図10は同実装状態での側面図である。
同図において、1は上方開口の凹部を備えた樹脂製のケースであり、その凹部内には、中央接点2Aと図中には表れない外側接点2Bとがインサート成形で固定され、上記各接点にそれぞれ繋がる端子5は、ケース1の対向する側面から側方に向けてそれぞれ一対で導出されている。各端子5は、その先端が曲げ上げられた表面実装に応じた端子形状で形成されている。
7は、金属薄板からなる可動接点であり、その外周部を外側接点2B上に載せて凹部内に収容配置されると共に、その開口部はケース1上面に粘着保持された保護フィルム8で覆われている。なお、可動接点7としては、外形が方形のものや外形円形のものが用いられる。
そして、10は、前方に突出した操作部10Aの後方に駆動部10Cを一体で備えた樹脂からなる操作体である。この操作体10は、ケース1上面に沿って前後方向に移動可能に保護フィルム8上に載せられて配されている。
15は、操作体10上からケース1に結合された金属カバーであり、その中央部にケース1側に向けて突出形成された切り曲げ部15Aを備え、その切り曲げ部15Aは、操作体10の駆動部10Cの後方側に位置しており、駆動部10Cの先端は切り曲げ部15Aの傾斜した前面に当接している。そして、当該金属カバー15には、ケース1の側面位置に下方に突出して配された半田付け可能な脚部15Bが設けられている。
以上のように従来のプッシュスイッチは構成されている。
この従来のプッシュスイッチは、図10に示すように、実装される基板端面から操作部10Aを前方に突出させて、各端子5を対応するランドに半田付けして表面実装状態で搭載される。その実装状態で、金属カバー15の脚部15Bも対応するランドに半田付けされて搭載される。このとき、ケース1の側面から導出された各端子5は、操作方向となる前後方向に対し直交する方向で導出され、その先端の曲げ上げられた部分に形成される半田フィレットとしても、上面視で上記操作方向に平行関係で形成されて端子5の半田付け固定がなされるものであった。
上記搭載状態で、操作部10Aを後方に向かって水平に押し込むと、操作体10が上ケース1上面に沿って保護フィルム8上で水平移動し、駆動部10Cの先端が切り曲げ部15Aで下方に案内され、下方に位置する可動接点7に押し下げ力を加える。
その押し下げ力が所定の大きさを超えると、可動接点7の中央部が反転動作して、その中央部下面が中央接点2Aに接触して、可動接点7を介して各端子5間が短絡したスイッチオン状態となる。
そして、操作力を除くと、可動接点7が元の上方凸型に自己復元して駆動部10Cが押し上げられ、その駆動部10Cの先端が切り曲げ部15Aで案内されることにより操作体10は前方側に押し戻されて図8に示す元のスイッチオフ状態に戻るものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−122989号公報
しかしながら従来のプッシュスイッチは、操作時の力を端子5および金属カバー15の脚部15Bの半田付け部分で受けるものであったが、機器の小型軽量化に応じてプッシュスイッチとしても外形の小さいものが好まれるようになり、単にそのケース1の小型化をすることは容易であったが、端子5と脚部15Bを並べて配した上記構成では半田付け時におけるブリッジを防止するためなどに、それらをある程度間隔をあけて配置することが好ましく、当該構成での小型化には限度があった。
さらに、その一方で、機器メーカからは、携帯機器などに搭載されることを見越してその機器を不用意に落下させても搭載後のプッシュスイッチに支障のないもの、つまり半田付け実装後におけるプッシュスイッチの剥離強度の向上が要望されるようになってきた。
そして、それらを加味して製品構成を考慮すると、脚部15Bをなくした形態で剥離強度を向上させたものの開発が急務であった。そのとき、単に脚部15Bをなくしたものとすると、端子5の半田付け部分のみで操作時の操作力を受けることとなるので剥離強度が低下してしまい機器メーカ側からの要望に応じたものを提供することは難しかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、操作部を基板面に対して平行に押し込んでスイッチングさせる表面実装タイプのプッシュスイッチにおいて、その剥離強度の向上が図られる構成としたプッシュスイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、上面視矩形状に形成された樹脂製のケースと、そのケース内に構成されたスイッチ接点部と、実装された基板面に対して前方に突出した操作部を平行に押し込んでいくことにより上記スイッチ接点部を作動させる操作体とを有するプッシュスイッチであって、上記スイッチ接点部から上記ケースの側面を介して突出させて導出された端子が表面実装タイプの形状に加工され、上記端子の少なくとも先端側が、上記基板面で構成される平面内で操作方向に直交する方向に対して角度を持たせて形成されているプッシュスイッチとしたものであり、実装時に半田付け固定される端子において、その少なくとも先端を、操作状態で操作力の加わる方向に対し直交方向以外の角度を持つものとし、実装される配線基板にそこを含めて密着させて半田付け固定されるものとしたことによって半田付けされる表面積などが増加して、実装後の剥離強度が向上されたものにできるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、ケースの前方底部に下方側に突出する下方突起を設け、その下方突起を配線基板の端部に設けた切り欠き部内に位置させて実装状態とされたものであり、操作力を下方突起でも受けるようにしたため、さらに剥離強度が向上したものにでき、かつ配線基板としても、外形形成工程で切り欠き部を含めて形成可能であるため、配線基板の製作工数や単価などを大幅に上昇させることもないという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、操作体の操作部を側面視L字状のものとし、実装された基板面の高さ位置近傍もしくはそれよりも低い位置で押し込み可能としたものであり、基板面に近い高さ位置での操作が可能となるため、操作部の押し込み操作時のモーメントを小さくできて端子の半田付け固定部分への影響も緩和されるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の発明において、下方突起の後面に小突起が設けられ、その小突起を配線基板の切り欠き部の端面に当接させて実装状態に配されたものであり、押し込み操作時に小突起が潰れて操作力つまり押し加重の影響が緩和されるものにできるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明において、半田フィレットが形成される端子先端側の曲げ上げられた端部の曲げ上げ部が、上面視で操作方向に対して角度を持たせて形成されているものであり、その半田フィレットとしても操作方向に対し上面視で角度をもった状態に形成され、操作力つまり押し荷重を受ける前後方向側からみた半田フィレットの投影面積が大きくなることから、操作時の力に対する耐力が向上したものとなるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、操作部を基板面に対して平行に押し込んでスイッチングさせる表面実装タイプのプッシュスイッチにおいて、その実装後の剥離強度が向上されたプッシュスイッチが提供できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるプッシュスイッチの外観斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同断面図である。
同図において、21は上面開口の凹部を備え、上面視略矩形状に樹脂で形成されたケースであり、その凹部の内底面には、中央接点24Aと外側接点24Bがインサート成形により固定されて配されている。上記接点に繋がる各端子30は、ケース21の対向する側面から突出状態に導出されている。なお、ケース21底面端部に各端子30は露出している。
そして、その凹部内には、外側接点24B上に外周下端が載せられて可動接点25が収容配置されると共に、その開口部はケース21上に粘着保持された保護フィルム28で覆われている。
さらに、その保護フィルム28上に操作体40が載せられ、さらにその上方から金属カバー50がケース21に組み付けられている。操作体40の操作部40Aは、前方に突出しており、その操作部40Aを後方に押し込み操作すると、操作体40が後方に水平移動可能に構成されている。
そして、この操作体40は、図2にも示したように、前方に突出した操作部40Aと、その後方に一体で平板状の枠状部40Bと、枠状部40B内部に形成された後方側に伸びる略棒状の駆動部40Cとから構成されている。なお、その枠状部40Bが保護フィルム28上に載せられ、かつ上記操作時に枠状部40Bの両側部はケース21の内壁部分でガイドされつつ平行に後方に移動させるガイド機能としての役割をも果たす。そして、上記操作部40Aは、枠状部40Bの高さ位置よりも下方側に突出する側面視略L字状のもので構成している。
一方、金属カバー50は、その中央位置に切り曲げ部52を備え、その切り曲げ部52としては、周囲部分と繋がる前方部から後方側に伸ばされて形成され、その自由端側となる後方部が下方側に位置する傾斜状態で曲げ加工されて形成されている。
そして、非操作時には、操作体40の駆動部40Cの先端は、金属カバー50の切り曲げ部52の傾斜した前面に当接している。
そして、上述したケース21は、前方底部位置に下方に突出した下方突起21Aを備え、さらにその下方突起21Aの後面に小突起21Bを備えている。
下方突起21Aとしては、ケース21幅に対し略1/3〜3/4の広幅で、操作方向と平行となる厚み方向もできるだけ大きく設定している。
なお、操作方向に平行な側となるケース21の中心線の位置と下方突起21Aの中心線の位置は合わせられていると共に、その中心線から等距離をあけた位置で上記小突起21Bをそれぞれ設けたものとしている。その小突起21Bの高さは、後に詳述するが、小突起21Bが潰れても端子30の半田付け固定状態に殆ど影響を与えない高さのもので形成している。
そして、上述したようにケース21の対向する側面からスイッチ接点部を構成する中央接点24Aと外側接点24Bにそれぞれ繋がる端子30が導出されている。なお、以下では、ケース21の側面前方位置に導出されたものを前方側端子30A、同じく側面後方位置に導出されたものを後方側端子30Bとして説明する。
ケース21の各側面には、その前方側端子30Aと後方側端子30Bが一対でそれぞれ導出されている。
上記端子30A、30Bは、例えば板厚が0.15mmの黄銅や0.10〜0.12mmのりん青銅の板材が用いられて構成されている。なお、上記両者の板厚に差があるが、その半田付け強度は同等なものにできる。つまり、りん青銅を用いた場合には、半田付け強度が黄銅より約10%程度向上するので、製品を薄型構成とする際に有用である。なお、その半田付け強度の差は、りん青銅の成分としてSnが含まれていることに起因すると推察される。
そして、それらの端子30A、30Bは、表面実装型の端子形状に加工されているが、当該プッシュスイッチは当該端子形状にも特徴を備えている。
つまり、前方側端子30Aは、実装される基板60面の平面内において、操作方向に直交する方向でケース21側面の底部位置から導出され、その先端側はほぼ同一幅のまま、後方側に45度ふって形成したものとなっている。
一方、後方側端子30Bは、実装される基板60面の平面内において、操作方向に直交する方向でケース21側面の底部位置から導出され、その先端側はほぼ同一幅のまま、前方側に45度ふって形成したものとなっている。
このように前方側端子30Aおよび後方側端子30Bは、それぞれ先端側が、実装される基板60面で構成される平面内で操作方向に直交する方向に対して角度を持たせて形成されたものとしている。なお、上記角度でふられて形成された各先端の端部は、通常の表面実装端子と同様に端子幅全体を曲げ上げて曲げ上げ部37がそれぞれ形成されたものとしている。
以上のように当該実施の形態によるプッシュスイッチは構成され、続いて当該プッシュスイッチの実装状態などについて説明する。
図3にも示したように、当該プッシュスイッチは、配線基板60の端部位置に配置され、各端子30が半田付けされることにより表面実装されて搭載される。
その配線基板60としては、端部に略矩形の切り欠き部60Aを有し、その切り欠き部60A内に下方突起21Aを位置させ、かつ下方突起21Aの後面に設けた小突起21Bの頂点部を、切り欠き部60Aの前端面に当接させるようにして当該プッシュスイッチは搭載されている。なお、上記配線基板60として上記切り欠き部60Aを備えさせる際にも、その外形形成工程で上記切り欠き部60Aを含めて同時形成が可能であるため、配線基板60の製作工数や単価などを大幅に上昇させることもない。なお、上記実装状態を容易に実現するには、半田付け実装時にスイッチ全体が後方側に引っ張られて各端子30の半田付け固定がされるように、各端子30を対応するランド(図示せず)に載せた際、上面視で端子30が載っていない上記ランド部分の後方側の面積を、端子30が載っていない上記ランド部分の前方側の面積よりも大きくなる設定とすればよい。
そして、前方側端子30Aおよび後方側端子30Bのそれぞれが、基板60の対応するランドに半田付け固定されて表面実装状態となされた当該プッシュスイッチにおいては、前方側端子30Aおよび後方側端子30Bがそれぞれ上記のようにその先端側を角度を持たせてふった形状にしてあるため、個々の端子において、その角度を形成するための屈曲面積分やその外側面距離が増えたもの、つまり配線基板60に密着する表面積などがその分増えたものと等価となり、半田付け強度が向上した状態で実装されたものとなる。
また、その各端子30A、30Bの先端端部に形成された曲げ上げ部37も、上面視では操作力の加わる前後方向に対して平行関係にはならず所定角度を持つものにでき、その部分に半田フィレットが形成されて実装されることから、操作力つまり押し荷重を受ける前後方向側からみた半田フィレットの投影面積が大きくなって前後方向への力に対する耐力が増した状態で実装されたものとなる。
なお、上記半田フィレットが形成される際には、各端子30A、30Bのケース21の底部端部に露出している部分の余分な半田も、その先端の曲げ上げ部37に集められて上記フィレット形成がなされるため、当該プッシュスイッチの実装時の基板60からの浮きも防止され、また同様に半田付け時に使用されるフラックスの余分なものも、その曲げ上げ部37近傍に集まってフラックス上がりも低減されるようになる。特に、各端子30A、30Bの先端側を一対ごとでケース21側方位置に近接させた図2に示した配置状態のものであれば、余分なフラックスなどをケース21の側方位置に多く留められるようになり、スイッチ接点部を内包するためのケース21の凹部を構成する壁の厚みが薄いものなどに特に有用である。
次に、上記のように実装された当該プッシュスイッチの動作について説明する。
操作部40Aを基板60面に平行に押し込んでいくと、操作体40はケース21などでガイドされつつ水平状態を保って平行に後方へ移動し、それに伴い切り曲げ部52の傾斜した前面に当接した駆動部40Cが、切り曲げ部52の傾斜した前面で案内されて下方側に移動する。
その駆動部40Cの下方への移動で、保護フィルム28を介して可動接点25の中央に押し下げ力が加わっていき、その力が所定の大きさを超えると、可動接点25の中央部が弾性反転して、その下面が所定間隔をあけて対峙していた中央接点24Aに接触し、中央接点24Aと外側接点24Bとの間が導通したスイッチON状態、つまり各接点に繋がる各端子間が導通した状態となる。
そして、その操作部40Aへの押し込み力を除くと、可動接点25が自身の自己復帰力により元の形状に復元してスイッチOFF状態に戻ると共に保護フィルム28を介して駆動部40Cを上方に押し戻し、その駆動部40Cが切り曲げ部52で案内されつつ前方側に移動することによって操作体40も平行に前方側に押し戻されて図3に示す状態に戻る。
ここで、当該プッシュスイッチは、上記動作状態においても配線基板60からの剥離強度が向上されたものとなる。
すなわち、まず操作部40Aとしては、下方に突出した側面視略L型のものとして基板60面に近い高さ位置での押し込み操作を可能としている。これによれば、基板60面から離れた高い上方位置を押し込むものよりも、操作力に起因するモーメントを低減させることができる。
なお、基板60の厚み内の高さ位置で押し込み操作可能なように操作部40Aの下端をその位置まで伸ばしたものとしてもよい。その構成では、操作時において略L字に屈曲する部分に応力などが大きくかかるものとなるため、樹脂のみで操作体40を形成する際には、操作部40Aそのものの耐久性が劣ることがないようにその配慮が必要である。このため、操作部40Aの下端が基板60面と同等もしくはそれよりも若干高い高さ位置のものに形成しておくことが好ましい。
そして、当該操作部40A形状のものとしても、操作状態においては、やはり基板60面よりも所定の上方高さ位置での押し込み操作状態となるため、スイッチ自身には、その操作力が加わると共に、その操作力に応じて前方側から浮き上がる方向のモーメントが加わり、それらが端子30A、30Bの半田付け固定部分に対して影響を及ぼすことも考慮され、それらの影響を軽減させるために、当該プッシュスイッチにおいては、上記操作部40Aの形状に加えて、ケース21の前方端部位置に設けた下方突起21Aを配線基板60の切り欠き部60A内に位置させ、さらに小突起21Bの頂点部を切り欠き部60Aの前端面に当接させた実装状態としている。
上記実装形態とすると、その操作時に、当該スイッチの本体部分が操作力つまり押し加重で押されて全体的に微妙に後方側などに移動した際、切り欠き部60Aの前端面とで挟まれることとなる小突起21Bが潰れてその力を緩和させる作用が得られるものとなる。なお、そのときの移動距離すなわち小突起21Bの高さとしては、小突起21Bが潰れた状態で、各端子30A、30Bの半田付け固定部分に対し殆ど影響しない高さで設けておくことが重要である。
そして、小突起21Bが潰れた後では、下方突起21Aの後面が切り欠き部60Aの前端面に係止状態となり、かつその係止部分としては、操作位置よりも下方位置になるため、操作力に応じたモーメントを低減させると共に、下方突起21Aに押し荷重が加わって切り欠き部60Aの前端面でその押し荷重を受けるようになるため、各端子30A、30Bに負荷をかけすぎず、上記半田付け固定部分と下方突起21Aの両方で押し荷重を受け、上記押し荷重に対する耐力が向上されたものにできる。なお、通常の操作状態では、小突起21Bが潰れない径で設けておき、強い操作力などが加わった際に、小突起21Bがはじめて潰れて上記状態になるようにしてもよい。
さらに、上述したように、当該プッシュスイッチは、各端子30A、30Bの先端側を基板60面で構成される平面内で角度を持たせ、かつその先端端部に曲げ上げ部37を形成して半田付け固定されるものとしているので、半田付け固定される面積などが増したものにできると共に、その半田フィレットとしても操作方向に対し上面視で平行関係ではなく角度をもって形成されるものにでき、これらも含めて当該構成のものは剥離強度の向上した状態で実装されたものにできるものである。
なお、各端子30A、30Bの先端の傾斜方向は、上述したもの以外に、図4に示すように、各端子31が上述したものと逆の角度でふられたもの、または図5に示すように、各端子32が前方側の同一方向側に向けて角度をふって形成されたもの、図6に示すように、各端子33が後方側の同一方向側に向けて角度をふって形成されたものなどであっても同様の効果が期待できる。
さらに、端子先端の傾斜させる角度は45度以外であってもよく、また例えば図7に示すように、端子34の先端側を操作方向と平行な前後方向に沿う形状のもの等としてもよい。この場合も、図3や図4〜図6を用いて説明した前述の角度をふったものと同様に、その前後への延出方向は必要に応じて適宜設定すればよい。
また、上記のものなどを混在させたりしてもよく、さらに、ケース側面から突出した端子部分を全体的に操作方向に対して角度を持たせて突出させて導出させてもよい。
なお、上記に説明した操作時におけるモーメントとしては、前方側に位置する端子に大きく作用するため、それに応じた前方側の端子のみを上述したいずれかのものとしてもよい。
それらのいずれのものにおいても、従来の操作方向に直交する方向に伸びる端子のみで半田付け固定されるものに比べて、その先端の角度をもたせた部位または操作方向に平行に延出された部位を備えさせることにより、基板60に密着する表面積が増加したものにでき、かつその先端端部の曲げ上げ部37を上面視で操作方向となる前後方向に平行関係にならない仕様のものとすることにより、操作荷重を受ける前後方向側からみた半田フィレットの投影面積が大きくなるため、いずれも剥離強度が向上されたものとなる。
以上のように、当該プッシュスイッチの構成とすれば、金属カバーの半田付けされる脚部などを設けることなく、半田付け実装後に剥離強度の向上した状態で実装できるものが得られ、場合によっては端子の材厚の薄型化などを図ることも可能となるものである。
なお、上述した下方突起21Aおよび小突起21Bと、各端子30A、30Bの形状の両者は組み合わせて用いた方が効果的ではあるが、個々に用いてもよい。また、上記小突起21Bは必要に応じて設ければよい。
なお、上述したように先端を傾斜させた各端子30A、30Bとすれば、その実装時に半田フィレットが形成される端子の先端端部の曲げ上げ部37が、上面視で操作方向に対して平行関係にならずに所定角度をもつように形成し易くなり好ましい。なお、上記思想つまり実装時に半田フィレットが形成される端子の先端端部の曲げ上げ部が、上面視で操作方向に対して平行関係にならずに所定角度をもつように形成して剥離強度の向上を図るという思想は、従来のようにケース側面から操作方向に直交して導出された端子を含めて適用することが可能である。
そして、以上に説明した剥離強度を向上させるための各部位の構成の思想は、上述構成のプッシュスイッチのみに限られることはなく、他の構成のスイッチなどにも転用可能である。また、そのスイッチ接点部の構成なども上記構成のものに限定されることもない。さらには、スイッチ以外の各種電子部品に当該思想を転用することも可能である。
本発明によるプッシュスイッチは、操作部を基板面に対して平行に押し込んでスイッチングさせる表面実装タイプのものにおいて、その実装後の剥離強度が向上された状態で搭載されたものにできるという有利な効果を有し、各種電子機器の入力操作部を構成する際等に有用である。
本発明の一実施の形態によるプッシュスイッチの外観斜視図 同分解斜視図 同断面図 同要部である端子先端の角度方向を変えて構成したプッシュスイッチの上面図 同要部である端子先端の角度方向を変えて構成したプッシュスイッチの上面図 同要部である端子先端の角度方向を変えて構成したプッシュスイッチの上面図 同要部である端子先端の角度方向を変えて構成したプッシュスイッチの上面図 従来のプッシュスイッチの断面図 同上面図 同実装状態での側面図
符号の説明
21 ケース
21A 下方突起
21B 小突起
24A 中央接点
24B 外側接点
25 可動接点
28 保護フィルム
30、31、32、33、34 端子
30A 前方側端子
30B 後方側端子
37 曲げ上げ部
40 操作体
40A 操作部
40B 枠状部
40C 駆動部
50 金属カバー
52 切り曲げ部
60 配線基板
60A 切り欠き部

Claims (5)

  1. 上面視矩形状に形成された樹脂製のケースと、そのケース内に構成されたスイッチ接点部と、実装された基板面に対して前方に突出した操作部を平行に押し込んでいくことにより上記スイッチ接点部を作動させる操作体とを有するプッシュスイッチであって、上記スイッチ接点部から上記ケースの側面を介して突出させて導出された端子が表面実装タイプの形状に加工され、上記端子の少なくとも先端側が、上記基板面で構成される平面内で操作方向に直交する方向に対して角度を持たせて形成されているプッシュスイッチ。
  2. ケースの前方底部に下方側に突出する下方突起を設け、その下方突起を配線基板の端部に設けた切り欠き部内に位置させて実装状態とされた請求項1記載のプッシュスイッチ。
  3. 操作体の操作部を側面視L字状のものとし、実装された基板面の高さ位置近傍もしくはそれよりも低い位置で押し込み可能とした請求項2記載のプッシュスイッチ。
  4. 下方突起の後面に小突起が設けられ、その小突起を配線基板の切り欠き部の端面に当接させて実装状態に配された請求項2記載のプッシュスイッチ。
  5. 半田フィレットが形成される端子先端側の曲げ上げられた端部の曲げ上げ部が、上面視で操作方向に対して角度を持たせて形成されている請求項1記載のプッシュスイッチ。
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