JP5355540B2 - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明はヒートポンプ装置に関する。
従来、空気調和機及びヒートポンプ給湯機などのヒートポンプ装置は、圧縮機、凝縮器、膨張手段、蒸発器からなる冷凍サイクルで構成され、その冷凍サイクル内に冷媒が充填されている。圧縮機で圧縮された冷媒は、高温高圧のガス冷媒となり、凝縮器に送り込まれる。凝縮器に送り込まれた冷媒は、空気に熱を放出することで液化する。液化した冷媒は、膨張手段で減圧されて気液二相状態となり、蒸発器にて周囲空気から熱を吸収することでガス化し、圧縮機へ戻る。
空気調和機の暖房時やヒートポンプ給湯器の運転時において、外気温度が低く冷媒の蒸発温度が0℃より低くなる場合は、蒸発器のフィン表面に霜が発生する。霜が発生すると、風量低下及び熱抵抗の増大により、暖房能力や給湯能力が低下するため、定期的に霜を取り除く除霜運転を行う必要がある。
除霜運転は、高温の冷媒を蒸発器に流すリバース除霜やホットガス除霜等があるが、いずれにしても除霜運転中は暖房・給湯運転を停止しなければならない。よって、除霜運転の間、室温低下や湯量低下を招くことから、除霜回数を低減すること望まれる。
そこで、蒸発器の外気吸込口側に電気式ヒーターを設け、蒸発器の温度が低下した際、蒸発器に吸い込まれる外気の温度を上昇させることで着霜を防止し、除霜運転を不要とした技術がある(例えば特許文献1参照)。
また、蒸発器に流れ込む空気の水分をデシカント材によりあらかじめ吸着して除去し、除湿した空気を蒸発器に供給するようにすることで、蒸発器への着霜を抑制している技術もある(例えば特許文献2参照)。この技術では、デシカント材の一部を吸着側の空気が通過し、残りの部分を脱着用の加熱された高温空気が通過し、吸着側と脱着側とで風路を分けることで吸着と脱着を同時に行うようにしている。
特開平6−337185号公報(第2頁、図1) 特開2007−278619号公報(第11頁、図1)
特許文献1では、除霜運転を不要とできるとしているが、単に空気を暖めているだけであり、蒸発器に流入する空気に含まれる水分量と蒸発器の冷媒温度との関係は変わっておらず、着霜を防止するという効果は少なかった。
また、特許文献2では、蒸発器に吸い込まれる空気の水分をあらかじめデシカント材により除去するため、着霜抑制に効果的である。しかし、吸着と脱着を同時に行うようにしているため、吸着側と脱着側とで風路を分けて構成する必要があり、構造が複雑化する。この点を改善するには、風路を共通化し、吸着を行った後、脱着を行う等、タイミングを異ならせて行うようにすればよい。しかしその場合、脱着時には着霜抑制効果を得られないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、蒸発器への着霜を連続的に抑制することが可能なヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るヒートポンプ装置は、圧縮機、凝縮器、膨張機及び蒸発器が順次接続されて冷媒が循環する冷媒回路と、気から水分を吸脱着可能なデシカント材と、気を加熱する加熱装置と、蒸発器に空気を送るファンと、デシカント材に水分を吸着させる吸着モードとデシカント材の水分を脱着する脱着モードとを交互に実施する制御装置とを備え、蒸発器、デシカント材及び加熱装置は、吸着モードと脱着モードとで共通の風路内で加熱装置、デシカント材及び蒸発器の順にファンによる空気が流れるように直線状に配置され、制御装置は、吸着モードでは加熱装置をOFFし、蒸発器に吸い込まれる空気中の水分をデシカント材に吸着させ、脱着モードでは加熱装置をONし、加熱した空気をデシカント材に通過させてデシカント材の水分を脱着すると共に蒸発器の蒸発温度を上昇させ脱着モードにおいて、デシカント材の水分を含んだ脱着後空気と蒸発温度上昇後の蒸発器の表面との絶対湿度差が、脱着前空気と蒸発温度上昇前の蒸発器の表面との絶対湿度差よりも小さくなるように目標蒸発温度を決定し、その目標蒸発温度以上に蒸発器の蒸発温度を上昇させるものである。
本発明によれば、蒸発器の空気上流側に設けたデシカント材によって蒸発器に流入する空気中の水分を予め除去することで着霜を抑制できる。また、デシカント材の脱着時には、蒸発温度を目標蒸発温度以上に上昇させることで着霜量を減らすことができる。
本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の概略図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の吸着モードにおける外気温度と吸着後温度それぞれの時間変化を示した図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の吸着モード終了条件の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の脱着モードにおける外気温度と脱着後温度それぞれの時間変化を示した図である。 着霜時における時間と暖房能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の除霜運転時の冷媒の流れを示す図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の吸着モード時の吸着前後それぞれの空気変化を空気線図と共に示した図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の脱着モード時の脱着前後それぞれの空気変化を空気線図と共に示した図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の脱着モード時の目標蒸発温度の決定方法の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の脱着モードによる霜密度上昇効果を説明するための空気線図である。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置における制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の概略図である。 本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の吸着モードにおける外気露点温度と吸着後露点温度それぞれの時間変化を示した図である。 本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の脱着モード時の目標蒸発温度の決定方法の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の脱着モード時の着霜防止条件の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の脱着モードにおける外気温度と脱着後温度それぞれの時間変化を示した図である。 本発明の実施の形態1、2に係るヒートポンプ装置の除霜運転の他の制御例の説明図である。 本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ装置の加熱装置の構成例1を示す冷媒回路構成図である。 図18の加熱装置の動作説明図(1/2)である。 図18の加熱装置の動作説明図(2/2)である。 本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ装置の加熱装置の構成例2を示す冷媒回路構成図である。 図21の加熱装置の動作説明図(1/2)である。 図21の加熱装置の動作説明図(2/2)である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の概略図である。図1及び後述の各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
ヒートポンプ装置1は、圧縮機2、四方弁3、凝縮器4、膨張機5及び蒸発器6を備え、これらを順次配管で接続した冷媒回路を備えている。ヒートポンプ装置1は更に、凝縮器4に外気を送る凝縮器用ファン7と、蒸発器6に外気を送る蒸発器用ファン8と、デシカント材9と、加熱装置10と、加熱装置制御部11と、圧縮機回転検出部12と、圧縮機回転数調整部13を備えている。このヒートポンプ装置1は、空気調和機又は給湯機として構成される。
デシカント材9は蒸発器6の空気上流側に設けられ、蒸発器6に吸い込まれる空気から水分を吸着し、加熱装置10で昇温された空気で水分が脱着される。加熱装置10は例えばヒーターで構成され、デシカント材9の空気上流側に設けられ、デシカント材9自身又はデシカント材9に流入する空気を加熱する。
また、ヒートポンプ装置1には各種検出部が設けられている。各種検出部として、蒸発器6の蒸発温度を検出する蒸発温度検出部14と、デシカント材9通過前の外気温度を検出する外気温度検出部15と、デシカント材9通過後の外気温度、言い換えれば蒸発器6に吸い込まれる空気温度を検出する蒸発器吸込空気温度検出部16とを備えている。
また、ヒートポンプ装置1内には制御装置17が設けられている。制御装置17はマイクロコンピュータで構成され、CPU、RAM及びROM等を備えており、ROMには制御プログラム及び後述のフローチャートに対応したプログラムが記憶されている。制御装置17は、各種検出部からの検出値に基づいて加熱装置制御部11の制御及び圧縮機回転数調整部13の制御を行う。また、制御装置17は、四方弁3の切り替えにより、通常運転(冷房、暖房、給湯等)及び除霜運転の各運転モードの運転を行う。
制御装置17は更に、蒸発器6に吸い込まれる空気からデシカント材9によって水分を吸着する吸着モードと、デシカント材9の水分を脱着する脱着モードの制御を行う。本例では、吸着モードと脱着モードとを交互に切り替えて行うようにしている。制御装置17は、吸着モードでは加熱装置10をOFFし、脱着モードでは加熱装置10をONすると共に、圧縮機2の回転数を調整して蒸発温度を所定の条件を満たす目標蒸発温度以上に上昇させる。吸着モードと脱着モードの詳細については後述する。
また、制御装置17は、吸着モードの間、各種検出部による検出値に基づいてデシカント材9が飽和状態となったか否かを判定する処理や、脱着モードの間、各種検出部による検出値に基づいてデシカント材9の脱着が終了したか否かを判定する処理を行う。そして、制御装置17はその判定結果に応じて吸着モードと脱着モードとを交互に切り替える制御を行う。
(飽和判定)
図2は、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の吸着モードにおける外気温度と吸着後温度それぞれの時間変化を示した図である。図2を参照してデシカント材9の飽和判定について説明する。
吸着モード時のデシカント材9の飽和判定は、外気温度検出部15で検知した外気温度(以下、吸着前温度という)と蒸発器吸込空気温度検出部16で検知した吸着後温度とに基づき実施する。図2に示すようにデシカント材9が水分を吸着して飽和してくると、吸着前温度と吸着後温度との差が縮まってくる。よって、図3に示すように、吸着モード初期における、吸着前後の空気の温度差を学習してΔTi_Aとして記憶しておき、現在の吸着前後の空気の温度差が、吸着モード初期時に比べて所定の割合α(0≦α<1)まで小さくなったとき(つまり、ΔTi_A×αまで小さくなったとき)、デシカント材9が飽和したと判定する。
(脱着終了判定)
図4は、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置の脱着モードにおける外気温度と脱着後温度それぞれの時間変化を示した図である。
脱着モード時の脱着終了判定も、外気温度検出部15で検知した外気温度(以下、脱着前温度という)と蒸発器吸込空気温度検出部16で検知した脱着後温度とに基づき実施する。図4に示すようにデシカント材9の脱着が進み、デシカント材9に水分が無くなってくると、脱着による空気温度低下が少なくなり加熱装置10による加熱量がそのまま空気の温度上昇として現れてくる。よって、脱着前温度と脱着後温度との差が大きくなってくる。したがって、脱着モード初期の脱着前後の空気の温度差を学習してΔTi_Dと記憶しておき、現在の脱着前後の空気の温度差が、脱着モード初期時に比べて所定の割合β(β>1)まで大きくなったとき(つまり、ΔTi_D×βまで大きくなったとき)、デシカント材9の脱着が終了したと判定する。
次に本実施の形態1のヒートポンプ装置1の運転動作について説明する。図1に示すヒートポンプ装置1において、圧縮機2で圧縮された冷媒は高温高圧のガス冷媒となり、四方弁3を通り凝縮器4に送り込まれる。凝縮器4に送り込まれた冷媒は、凝縮器用ファン7からの空気に熱を放出することにより液化する。液化した冷媒は膨張機5に流れ込む。液状態の冷媒は膨張機5で減圧されて気液二相状態となり、蒸発器6に送り込まれる。蒸発器6に送り込まれた冷媒は、蒸発器用ファン8からの空気と熱交換し、空気の熱を吸収することでガス化し、圧縮機2へ戻される。以上の動作を繰り返す。
図5は、着霜時における時間と暖房能力との関係を示す図である。
蒸発器6の蒸発温度が0℃以下の場合、空気中に存在している水分が蒸発器6に付着し、霜となって堆積する。その堆積量は時間とともに増加する。その結果、蒸発器6の一部であるフィンに付着した霜により熱抵抗が増加すると共に通風抵抗も増加し、図5に示すように時間と共に暖房能力が低下する。そのため、定期的に除霜運転を行う必要がある。
除霜運転は、図6に示すように四方弁3を切り替えて、蒸発器6に高温高圧の冷媒を流すことで行っている。除霜運転中は凝縮器4には低温低圧の冷媒が流れるため、凝縮器用ファン7は停止させる。つまり、除霜運転中は暖房能力0となり、室温が低下してしまうことになる。よって、着霜抑制により、暖房運転時間を長くし除霜回数を減らすことが重要となってくる。そこで、本例では、蒸発器6に流れ込む空気の水分をデシカント材9によりあらかじめ除去し、除湿した空気を蒸発器6に供給するようにすることで、蒸発器6への着霜を抑制又は防止する。また、本例では、デシカント材9を蒸発器6の空気上流側に配置しているが、吸着時と風路の切り替え等を行うことなく脱着を行う構成としている。このため、脱着時には、水分を含んだ脱着後空気が蒸発器6に供給されることになり、何等対策を取らないと着霜量が増える可能性がある。よって、本例では脱着モード時に蒸発器6の蒸発温度を上昇させることで脱着モード時の着霜量を低減し、着霜が生じても霜密度の高い霜となるようにする点に特徴がある。以下、吸着モード及び脱着モードについて順に説明する。
(吸着モード)
図7は、吸着モード時の吸着前後それぞれの空気変化を空気線図と共に示した図である。なお、図7の空気線は飽和線を示している。
図7に示すように、吸着後の空気(水分を吸着した空気)は、吸着熱によって吸着前よりも温度が上昇する。また、吸着後空気はデシカント材9を通過したことによって水分が除去されているため、絶対湿度が低下する。その結果、吸着後空気の露点温度Tdは、吸着前空気の露点温度Td0よりも低下する。吸着前後の空気の露点温度の低下幅は、デシカント材9による吸着能力に依存するが、十分な吸着能力を有するデシカント材9を使用することにより、吸着後空気の露点温度Tdを蒸発温度ET以下となるまで低下させることができる。これにより、無着霜とすることができる。なお、仮に吸着後空気の露点温度Tdが蒸発温度ETよりも高くても、デシカント材9の通過によって吸着前に比べて絶対湿度を下げることができるため、デシカント材9を通過させない場合に比べて着霜を抑制することができる。
(脱着モード)
吸着モードの運転を継続していると、デシカント材9が飽和し水分を吸着できなくなってくる。このため、脱着モードに切替え、デシカント材9内にある水分を追い出す脱着モードの運転を行う。脱着モードでは、具体的には上述したように加熱装置10をONしてデシカント材9自体またはデシカント材9に流入する空気を加熱すると共に、蒸発器6の蒸発温度を、所定の条件を満たす目標蒸発温度以上に上昇させる。
図8は、脱着モード時の脱着前後それぞれの空気変化を空気線図と共に示した図である。図8の空気線は飽和線を示している。以下、デシカント材9通過前の空気を脱着前空気、デシカント材9通過後の空気を脱着後空気という。なお、以下では、蒸発温度が0℃以下で且つ脱着前空気の露点温度及び脱着後空気の露点温度よりも低く、着霜が生じる環境であることを前提に説明する。
デシカント材9中の水分が供給されて加湿された脱着後空気は、図8に示すように、加熱装置10による加熱により脱着前に比べて温度が上昇する。また、脱着後空気は、デシカント材9から脱着した水分を含むことにより、絶対湿度も脱着前に比べて上昇する。そこで、本例では、上述したように所定の条件を満たす目標蒸発温度以上に蒸発器6の蒸発温度を上げ、着霜量を低減するようにしている。
以下、所定の条件について図を参照して説明する。図では、蒸発温度上昇前(脱着モード直前つまり吸着モード終了時)の蒸発温度をET0、蒸発温度上昇後の温度をETとしている。
脱着モード時の着霜量を、脱着前空気をデシカント材9を介さずに蒸発器6を通過させたと仮定した場合に比べて低減するには、脱着後空気の絶対湿度と蒸発温度上昇後の蒸発器6表面の絶対湿度との絶対湿度差VHBが、脱着前空気の絶対湿度と蒸発温度上昇前の蒸発器6表面の絶対湿度との絶対湿度差VHAよりも小さくなるようにすればよい。これが、所定の条件である。本実施の形態1では、具体的にはこの条件を空気温度差の条件に置き換え、次の(1)式に示すように、脱着前後の空気温度の温度差の分、蒸発温度を現状よりも上昇させた温度を目標蒸発温度ETとして決定する。この目標蒸発温度ET以上に蒸発温度を上昇させることにより、絶対湿度差VHBが絶対湿度差VHAよりも小さくなり、脱着モード時の着霜を抑制することができる。
ET=ET0+Ta−Ta0 ・・・(1)
ここで、Ta0:脱着前の空気温度、Ta:脱着後の空気温度
なお、上記(1)式による目標蒸発温度は一例であって、上記所定の条件を鑑みた蒸発温度であれば、(1)式による蒸発温度でなくてもよい。また、実施の形態1では各種検出部として蒸発温度検出部14、外気温度検出部15及び蒸発器吸込空気温度検出部16を備えていることから、所定の条件(いわば絶対湿度差の条件)を空気温度差の条件に置き換えて目標蒸発温度を決定するようにしたが、相対湿度検出部を更に備えて絶対湿度を算出するようにし、別の条件に置き換えることなく直接絶対湿度差の条件に基づき目標蒸発温度を決定するようにしてもよい。
以上に説明したように、蒸発温度を上昇させることで着霜量を低減する効果があるが、更に以下の効果がある。
図10は、脱着モードにおける霜密度上昇効果を説明するための空気線図である。
脱着モードにおいて蒸発温度を上昇させることで、霜密度を上げることが可能となる。霜密度は、蒸発温度をET、空気の温度をTa、空気の露点温度をTdとすると、(Td−ET)/(Ta−ET)が小さいほど霜密度を上げることができる。蒸発温度をET0からETに上昇させることにより、
(Td−ET)/(Ta−ET)<(Td−ET0)/(Ta−ET0)
とすることができる。このように、霜密度を上げて霜の高さ方向の成長を抑制することで、蒸発器6を通過する風量低下を抑制することができる。また、霜密度が上がると、霜層熱伝導率が高くなる。霜層熱伝導率が高くなると、空気と接触する霜表面温度を蒸発温度に近づけることができるため、空気と蒸発器6との熱交換における熱抵抗増加も抑制することが可能となる。
図11は、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置における制御動作を示すフローチャートである。
先ず、制御装置17はヒートポンプ装置1の暖房・給湯運転を開始し、吸着モードで運転を実施する(S1)。このとき、加熱装置10はOFFとする。そして、制御装置17は、吸着モードの間、デシカント材9が飽和したかどうかを判定する(S2)。制御装置17は飽和していないと判定した場合は吸着モードで運転を継続し、飽和したと判定した場合は脱着モードに移行する(S3)。すなわち、脱着モードでは、制御装置17は加熱装置10をONにすると共に上述のようにして目標蒸発温度を決定し、圧縮機回転数調整部13により圧縮機2の回転数を低下させて蒸発温度を目標蒸発温度以上に上昇させる制御を行う。本例では、上述したように脱着前後の空気の温度差の分、蒸発器6の蒸発温度を上昇させるようにしている。
脱着モードの運転中、制御装置17はデシカント材9内の水分の脱着が終了したか否かを判定しており、脱着が終了していないと判定した場合は脱着モードで運転を継続する。制御装置17は、脱着が終了したと判定した場合、S1に戻って再び吸着モードに移行し、加熱装置10をOFFする。以上のようにしてデシカント材9による吸着と脱着を交互に繰り返し実施する。
ところで、図11のフローチャートには示していないが、脱着モードの運転中、脱着後空気の露点温度Tdが0℃よりも高くなったとき、蒸発温度ETを脱着後空気の露点温度Tdpよりも低く、且つ0℃より高くなるように圧縮機回転数調整部13を制御する。これにより、脱着モード中に蒸発器6で発生する結露を凍らせず、結露水をドレン水として排出することができる。具体的な制御としては、脱着後空気の露点温度が0℃以上となるときの脱着後空気の空気温度を予め設定しておき、蒸発器吸込空気温度検出部16の検出値が、設定空気温度以上となったとき、上記のように圧縮機回転数調整部13を制御する。この制御により、脱着後空気の露点温度Tdpが0℃以上となる間は、リバース除霜等、暖房運転停止が必要な除霜運転を不要とすることができる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、吸着モードでは着霜を防止又は抑制でき、脱着モードであっても着霜量を減らすと共に霜密度を向上することができる。そして、霜密度向上により、霜の高さ方向の成長を抑制することが可能となり、蒸発器6を通過する風量低下の抑制及び蒸発器フィン間の閉塞の遅延が可能となる。以上の結果、暖房・給湯の運転時間を延ばすことができ、除霜回数を低減できる。よって、空気調和機及び給湯機における快適性の低下(室温低下や湯量の低下)を防止できると共に除霜時の消費電力を削減でき、省エネとすることができる。
また、霜密度向上により霜層熱伝導率を高くすることができるため、着霜状態における熱抵抗増加を抑制でき、蒸発器6における熱交換性能低下を抑制できる。
また、脱着モードの運転中、脱着後空気の露点温度Tdが0℃以上となる間は、蒸発温度ETを脱着後空気の露点温度Tdpよりも低く、且つ0℃より大きくなるようにすることにより着霜を防止でき、その間、除霜運転を不要とできる。
なお、蒸発温度を圧縮機回転数調整部13により圧縮機2の回転数を制御することにより上昇させるようにしたが、膨張機5の開度調整や、蒸発器用ファン8の回転数調整により蒸発温度を上昇させるようにしてもよい。
実施の形態2.
図12は、本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の概略図である。
実施の形態2のヒートポンプ装置100は、図1に示した実施の形態1に、外気湿度検出部101、蒸発器吸込空気湿度検出部102を追加したものであり、その他の構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態2でも実施の形態1同様に図11に示すようなフローで吸着モードと脱着モードを交互に実施し、蒸発器6への着霜を抑制する。
実施の形態2は、デシカント材9の飽和判定、脱着モード時の目標蒸発温度の決定及びデシカント材9の脱着終了判定のそれぞれにおいて、外気湿度検出部101の検出値及び蒸発器吸込空気湿度検出部102の検出値を用いる点が実施の形態1と異なる。以下、順に説明する。
(飽和判定)
図13は、本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の吸着モードにおける外気露点温度と吸着後露点温度それぞれの時間変化を示した図である。図13を参照してデシカント材9の飽和判定について説明する。
実施の形態2では、外気露点温度(以下、吸着前露点温度という)と吸着後露点温度とを用いてデシカント材9が飽和しているか否かを検出する。なお、吸着前露点温度は、外気湿度検出部101の検出値と外気温度検出部15の検出値とから求められる。また、吸着後露点温度は蒸発器吸込空気湿度検出部102の検出値と蒸発器吸込空気温度検出部16の検出値とから求められる。
図13に示すように、吸着初期はデシカント材9で外気空気の水分が除湿されるので、吸着前露点温度と吸着後露点温度の差は大きいが、時間が経過しデシカント材9が飽和してくると吸着前露点温度と吸着後露点温度の差が縮まってくる。よって、吸着モード初期の露点温度差を学習してΔTdi_Aと記憶しておき、現在の吸着前後の空気の露点温度差が、吸着モード初期時に比べて所定の割合γ(0≦γ<1)まで小さくなったとき(つまり、ΔTdi_A×γまで小さくなったとき)、デシカント材9が飽和したと判定する。
(目標蒸発温度)
また、脱着モードにおいて蒸発温度を上昇させる際の目標蒸発温度ETは以下のようにして決定する。
脱着モード時の着霜量を、脱着前空気をデシカント材9を介さずに蒸発器6を通過させた仮定したと場合に比べて低減するための条件は上述の通りである。そこで、本実施の形態2では、具体的にはこの条件を露点温度差の条件に置き換え、図14に示すように脱着前後の空気の露点温度差の分、現状より蒸発温度を上昇させた温度を目標蒸発温度ETとして決定する。すなわち、目標蒸発温度ETを次の(2)式による温度とする。この目標蒸発温度ET以上に蒸発温度を上昇させることにより、脱着モード時の着霜を抑制することができる。
ET=ET0+Td−Td0 ・・・(2)
ここで、Td0:脱着前空気の露点温度、Td:脱着後空気の露点温度、ET0:蒸発温度上昇前(脱着モード直前つまり吸着モード終了時)の蒸発温度
なお、(2)式による目標蒸発温度は一例であって、上記所定の条件を鑑みた蒸発温度であれば、(2)式による蒸発温度でなくてもよい。
また、実施の形態1と同様、図15に示すように、脱着後空気の露点温度Tdが0℃よりも高い場合は、蒸発温度ETがTdよりも低く、且つ0℃より高くなるように圧縮機回転数調整部13を制御する。これにより、蒸発器6の結露を凍らせず、ドレン水として流れるようにして着霜を防止することが可能となる。
(脱着終了判定)
図16は、本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置の脱着モードにおける外気温度と脱着後温度それぞれの時間変化を示した図である。
脱着モード時の脱着終了判定も、脱着前空気の露点温度と脱着後空気の露点温度とに基づき実施する。図16に示すようにデシカント材9の脱着が進み、デシカント材9に水分が無くなってくると、脱着前露点温度と脱着後露点温度の差が小さくなってくる。したがって、脱着モード初期の露点温度差を学習してΔTdi_Dと記憶しておき、現在の吸着前後の空気の露点温度差が、脱着モード初期時に比べて所定の割合θ(0≦θ<1)まで小さくなったとき(つまり、ΔTdi_D×θまで小さくなったとき)、デシカント材9の脱着が終了したと判定する。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態1、2において、図17に示すように、蒸発器6の除霜運転時に加熱装置10を動作させ、デシカント材9の水分を脱着させるようにしても良い。そうすることで、除霜が終了し、暖房復帰したときに、吸着モードから開始できる。
実施の形態3.
上記実施の形態1、2では加熱装置10を例えばヒーターとしていたが、加熱装置10はヒーターに限定されるものではない。以下、加熱装置の他の構成例として、圧縮機2からの高温高圧のガス冷媒を加熱源とした構成例を3例、順に説明する。なお、以下に説明する各構成例は、加熱装置の構成が異なるのみで、それ以外の構成は実施の形態1、2と同様である。また、後述の各図では、加熱装置の説明に必要な部分のみ図示し、各種検出部等の図示は省略している。
(構成例1)
図18は、本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ装置の加熱装置の構成例1を示す冷媒回路構成図である。
この構成例1のヒートポンプ装置200は、圧縮機2から吐出して凝縮器4に向かう高温高圧のガス冷媒の一部を凝縮器4をバイパスして膨張機5に流入させるバイパス回路201を有し、バイパス回路201によって加熱装置210を構成したものである。すなわち、加熱装置210は、圧縮機2から吐出して凝縮器4に向かう高温高圧のガス冷媒を熱源としている。バイパス回路201は第一の開閉弁202を有し、第一の開閉弁202の開閉により加熱装置210のON/OFFを行う。
このように構成されたヒートポンプ装置200では、吸着モードで加熱装置210がOFFの場合は、図19に示すように第一の開閉弁202を閉とし、加熱装置210には冷媒は流さない。また、脱着モードで加熱装置210がONの場合は、図20に示すように第一の開閉弁202を開とし、圧縮機2から吐出した高温高圧の冷媒を加熱装置10に流して外気を暖める。
(構成例2)
図21は、本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ装置の加熱装置の構成例2を示す冷媒回路構成図である。
この構成例2のヒートポンプ装置300は、実施の形態1の冷媒回路の膨張機5と凝縮器4との間に第二の開閉弁301を有すると共に、膨張機5と第二の開閉弁301との間から分岐し、第二の開閉弁301と凝縮器4との間に接続された加熱装置用配管302を有する。また、加熱装置用配管302は第三の開閉弁303を有する。以上により構成された加熱装置310は、凝縮器4を出て加熱装置用配管302に流入した高温高圧の二相冷媒または液冷媒を熱源としている。加熱装置310のON/OFFは、第二の開閉弁301と第三の開閉弁303の開閉により行う。
このように構成されたヒートポンプ装置300では、吸着モードで加熱装置310がOFFの場合は、図22に示すように第二の開閉弁301を開、第三の開閉弁303を閉とし、加熱装置用配管302には高温高圧の冷媒は流さない。また、脱着モードで加熱装置310がONの場合は、図23に示すように第二の開閉弁301を閉、第三の開閉弁303を開とし、凝縮器4を出た高温高圧の二相冷媒または液冷媒を加熱装置用配管302を通過させることで外気を暖める。
以上説明したように、本実施の形態3によれば上記実施の形態1、2と同様の効果が得られる。また、加熱装置を構成例1及び構成例2のどちらの場合としても、高温高圧の冷媒を加熱装置として利用することにより、加熱装置10を電気ヒータ式にした場合に比べて、同じ熱を空気に与える時の消費電力量が低くなり、省エネとなる。
また、実施の形態1、2と同様、蒸発器6の除霜運転時に加熱装置210、310を動作させ、デシカント材9の水分を脱着させるようにしても良い。そうすることで、除霜が終了し、暖房復帰したときに、吸着モードから開始できる。
以上説明したヒートポンプ装置1、100、200及び300は、空気調和機やヒートポンプ給湯機だけでなく、蒸発器6に常に着霜する冷凍機器に適用することも可能である。冷凍機の場合も除霜回数の低減により、庫内温度上昇抑制や消費電力低減が可能となる。
1 ヒートポンプ装置、2 圧縮機、3 四方弁、4 凝縮器、5 膨張機、6 蒸発器、7 凝縮器用ファン、8 蒸発器用ファン、9 デシカント材、10 加熱装置、11 加熱装置制御部、12 圧縮機回転検出部、13 圧縮機回転数調整部、14 蒸発温度検出部、15 外気温度検出部、16 蒸発器吸込空気温度検出部、17 制御装置、100 ヒートポンプ装置、101 外気湿度検出部、102 蒸発器吸込空気湿度検出部、200 ヒートポンプ装置、201 バイパス回路、202 第一の開閉弁、210 加熱装置、300 ヒートポンプ装置、301 第二の開閉弁、302 加熱装置用配管、303 第三の開閉弁、310 加熱装置。

Claims (13)

  1. 圧縮機、凝縮器、膨張機及び蒸発器が順次接続されて冷媒が循環する冷媒回路と、
    気から水分を吸脱着可能なデシカント材と、
    気を加熱する加熱装置と、
    前記蒸発器に空気を送るファンと、
    前記デシカント材に水分を吸着させる吸着モードと前記デシカント材の水分を脱着する脱着モードとを交互に実施する制御装置とを備え、
    前記蒸発器、前記デシカント材及び前記加熱装置は、前記吸着モードと前記脱着モードとで共通の風路内で前記加熱装置、前記デシカント材及び前記蒸発器の順に前記ファンによる空気が流れるように直線状に配置され、
    前記制御装置は、
    前記吸着モードでは前記加熱装置をOFFし、前記蒸発器に吸い込まれる空気中の水分を前記デシカント材に吸着させ、前記脱着モードでは前記加熱装置をONし、加熱した空気を前記デシカント材に通過させて前記デシカント材の水分を脱着すると共に前記蒸発器の蒸発温度を上昇させ、前記脱着モードにおいて、前記デシカント材の水分を含んだ脱着後空気と蒸発温度上昇後の前記蒸発器の表面との絶対湿度差が、脱着前空気と蒸発温度上昇前の前記蒸発器の表面との絶対湿度差よりも小さくなるように目標蒸発温度を決定し、その目標蒸発温度以上に前記蒸発器の蒸発温度を上昇させることを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 前記目標蒸発温度を、蒸発温度上昇前の蒸発温度に、前記脱着モードにおいて前記デシカント材を通過する空気の通過前後の空気温度差を加算した温度としたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記目標蒸発温度を、蒸発温度上昇前の蒸発温度に、前記脱着モードにおいて前記デシカント材を通過する空気の通過前後の露点温度差を加算した温度としたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記制御装置は、前記脱着モード時において脱着後空気の露点温度が0℃より高い場合、前記蒸発器の蒸発温度が0℃よりも高く且つ脱着後空気の露点温度よりも低くすることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のヒートポンプ装置。
  5. 前記制御装置は、前記脱着モードと前記吸着モードの切替えタイミングを、前記デシカント材通過前後の空気温度に基づいて決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記制御装置は、前記吸着モードにおいて前記デシカント材を通過する空気の通過前後の空気温度差が、吸着モード初期に比べて所定の割合まで小さくなった場合に、吸着モードから脱着モードに切替えることを特徴とする請求項5記載のヒートポンプ装置。
  7. 前記制御装置は、前記脱着モードにおいて前記デシカント材を通過する空気の通過前後の空気温度差が、脱着モード初期に比べて所定の割合まで大きくなった場合に脱着モードから吸着モードに切替えることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のヒートポンプ装置。
  8. 前記制御装置は、前記脱着モードと前記吸着モードの切替えタイミングを、前記デシカント材通過前後の空気の露点温度に基づいて決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のヒートポンプ装置。
  9. 前記制御装置は、吸着モードにおいて前記デシカント材を通過する空気の通過前後の露点温度差が、吸着モード初期に比べて所定の割合まで小さくなった場合に、吸着モードから脱着モードに切替えることを特徴とする請求項8記載のヒートポンプ装置。
  10. 前記制御装置は、脱着モードにおいて前記デシカント材を通過する空気の通過前後の露点温度差が、脱着モード初期における所定の割合まで小さくなった場合に脱着モードから吸着モードに切替えることを特徴とする請求項8又は請求項9記載のヒートポンプ装置。
  11. 前記加熱装置は、前記圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を熱源としていることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のヒートポンプ装置。
  12. 前記加熱装置は、前記凝縮器を通過後の高温高圧の二相冷媒又は液冷媒を熱源としていることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のヒートポンプ装置。
  13. 前記制御装置は、除霜運転中に前記加熱装置を動作させ、前記デシカント材内部の水分を脱着することを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載のヒートポンプ装置。
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