JP5355229B2 - 車両用回転シート装置 - Google Patents
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Description
また、シートを前向き位置もしくは後向き位置から微調整回転位置に位置決めするとき、又は微調整回転位置から前向き位置もしくは後向き位置に位置決めするときは、シートの回転途中でシートバックを引き起こす必要があり、微調整回転位置、又は前向き位置あるいは後向き位置にスムーズに位置決めすることは困難である。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の車両用回転シート装置において、前記ロック部材は、前記回転盤アッパレールに回動可能に支承され、前記制御部材は、前記ロック部材に相対的に所定範囲で回動可能かつ周方向に移動可能に支承されていることである。
請求項7に係る発明は、請求項3〜6のいずれか一項に記載の車両用回転シート装置において、前記開放手段は、前記シートの傾倒と連動して回動する回動リンクと前記制御部材に設けられた連結部とが連結されて構成され、前記シートの傾倒と前記制御部材の前記ロック規制位置方向の回動とを連動させることである。
請求項4に係る発明によると、制御部材及びロック部材は回転盤アッパレールの径方向に回動可能に構成されているので、制御部材及びロック部材の動作スペースを広く取る必要がなく、ロック機構をコンパクトに構成することができる。
請求項6に係る発明によると、制御部材の制御爪が回転盤ロアレールの制御穴に嵌合できないうちは、ロック部材のロック爪が回転盤ロアレールの第1ロック穴及び第2ロック穴に嵌合されることはなく、制御爪が制御穴に嵌合できて初めてロック爪が第1ロック穴及び第2ロック穴に嵌合して回転盤アッパレールの回動をロックできるので、シートを前向き位置及び微調整回転位置に確実に位置決めすることができる。
請求項7に係る発明によると、制御部材の連結部とシートの回動リンクとが連結されているので、シートを傾倒させるのみで制御部材と共にロック部材をロック規制位置方向及びロック解除位置方向に回動してロック解除することができる。よって、シートを傾倒させるのみでシートを回転させることができるので、シートを例えば前向き位置から後向き位置へ回転する際の操作性を向上することができる。
回転盤アッパレール20は、図1及び図2(B),(C)に示すように、略環状の第1アッパレール21と第2アッパレール22とが上下に重ねられ外周縁でカシメ締結されている。第1アッパレール21の内周は第1摺動部23とされており、この第1摺動部23が回転盤ロアレール10の天壁部13の斜め上側に配置されている。第2アッパレール22は同心状に曲げ加工されており、外周側から順に水平なフランジ部24、下方に屈曲された外側壁部25a、上方に屈曲された内側壁部25b、斜め下方に屈曲された第2摺動部26が形成されている。この第2摺動部26が回転盤ロアレール10の天壁部13の斜め下側に配置されている。そして、回転盤アッパレール20が回動可能なように、第1摺動部23と天壁部13との間、及び天壁部13と第2摺動部26との間には、それぞれ転動部材27が配設されている。
以上から、シートが前向き位置に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態は、後向き位置に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態と同一であり、微調整位置(内向き及び外向き)に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態とは異なるものとなる。
ロック開口部51a,51bは、その周方向幅Wsが前向きロック穴49a等の周方向幅Ws1と略同一となるように形成されているが、制御開口部50a,50bは、その周方向幅Wmが前向き制御穴48aの周方向幅Wm1(後向き制御穴48bの周方向幅Wm2)よりも広くなるように形成されている。即ち、シートが前向き位置(後向き位置)に位置決めされて(図4(A),(B)の状態)、前向きロック穴49a(後向きロック穴49b)にロック爪36が嵌合しているときは、制御開口部50a,50bの略中央に制御爪34が嵌合するように形成されている。更に、シートが内向きの微調整位置に位置決めされて(図5の状態)、内向きロック穴49cにロック爪36が嵌合しているときは、制御開口部50a,50bの左端に制御爪34が嵌合するように形成されている。更に、シートが外向きの微調整位置に位置決めされて(図6の状態)、外向きロック穴49dにロック爪36が嵌合しているときは、制御開口部50a,50bの右端に制御爪34が嵌合するように形成されている。
ところが、シートが微調整位置(外向き)に位置決めされていたにも関わらず、該シートに乗員が着座してシートベルトを装着したときは、シートベルトのたすき掛け部分も前向きに対し左方向に所定角度回転した外向きを向くことになる。よって、この状態で正面衝突事故に遭遇して乗員に前方向の外力が加わった場合、乗員の左肩を拘束するシートベルト部位が左肩から外れてしまい、乗員拘束保護性能が低下してしまうおそれがある。
Claims (7)
- 車両のフロア側に配置される回転盤ロアレールと、
車両のシート側に配置され、前記回転盤ロアレールに回動軸心回りに回動可能に支承される回転盤アッパレールと、
該回転盤アッパレールの回動をロック及びロック解除するロック機構と、を備える車両用回転シート装置において、
ロック解除位置とロック位置との間で前記回転盤アッパレールの径方向に移動可能であって周方向に移動不能に支承されたロック部材と、
ロック許容位置とロック規制位置との間で前記回転盤アッパレールの径方向に移動可能であって周方向には所定量移動可能となるように支承された制御部材と、
前記ロック部材及び前記制御部材の一方に設けられた制御案内部と、前記ロック部材及び前記制御部材の他方に設けられた被制御部とで構成され、第1形態及び第2形態において前記回転盤アッパレールの周方向に所定距離隔てた位置で前記制御部材を前記ロック部材に対して位置決めする形態制御手段とを設け、
前記第1形態においては、前記シートが車両前方を向いた前向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記シートが前記前向き位置に対し所定角度回転した微調整回転位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制し、
前記第2形態においては、前記シートが前記微調整回転位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記シートが前記前向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制することを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1に記載の車両用回転シート装置において、
前記第1形態においては、前記シートが車両後方を向いた後向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、
前記第2形態においては、前記シートが前記後向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制することを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用回転シート装置において、
前記ロック部材は、付勢手段によってロック位置方向に付勢され、ロック解除手段によって前記ロック解除位置方向に移動され、
前記制御部材は、付勢手段によってロック許容位置方向に付勢され、開放手段によってロック規制位置方向に移動され、
前記形態制御手段は、前記制御部材の前記ロック規制位置方向の移動に連動して前記ロック部材を前記ロック解除位置方向に移動させることを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項3に記載の車両用回転シート装置において、
前記ロック部材は、前記回転盤アッパレールに回動可能に支承され、
前記制御部材は、前記ロック部材に相対的に所定範囲で回動可能かつ周方向に移動可能に支承されていることを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項3又は4に記載の車両用回転シート装置において、
前記制御案内部には、前記被制御部を前記ロック解除位置方向に摺動させる摺動部が設けられており、
前記シートが前記微調整回転位置に位置決めされた状態で、前記シートに回転力が加わったとき、前記摺動部の作用により前記ロック部材を前記ロック解除位置に移動し、前記シートを回転して前記車両前方に向けることを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用回転シート装置において、
前記回転盤ロアレールには、前記前向き位置及び前記微調整回転位置で、前記ロック部材に設けられたロック爪が嵌合されて前記シートを前記前向き位置及び前記微調整回転位置にロックする第1ロック穴及び第2ロック穴が形成され、
前記許容手段は、前記制御部材に設けられた制御爪が前記回転盤アッパレールの回転位置に応じて嵌合可能又は嵌合不能に前記回転盤ロアレールに形成された制御穴であり、前記制御爪と前記制御穴との嵌合又は嵌合不能により前記制御部材の前記ロック許容位置への移動を許容し又は許容しないことを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項3〜6のいずれか一項に記載の車両用回転シート装置において、
前記開放手段は、前記シートの傾倒と連動して回動する回動リンクと前記制御部材に設けられた連結部とが連結されて構成され、前記シートの傾倒と前記制御部材の前記ロック規制位置方向の回動とを連動させることを特徴とする車両用回転シート装置。
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