JP5355229B2 - 車両用回転シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートを回転させる車両用回転シート装置に関する。
近年、前後三列のシートを備えて6〜8名程度の定員を確保しつつ後部に荷物積載スペースを備えた、ワゴン車あるいはミニバンと呼ばれる乗用車が普及している。この種の乗用車には、二列目のシートが車両前方を向いた前向き位置と車両後方を向いた後向き位置との間で回転可能とされ、必要に応じて二列目の乗員が三列目の乗員と向かい合わせに着座でき、さらに前向き位置から所定角度回転した微調整回転位置で乗員が外向きもしくは内向きに着座できるようになっている車両用回転シート装置を備えたものがある。この車両用回転シート装置は介護用車両にも適用されて、乗員の乗降動作を容易にしている。
特許文献1に開示される車両用回転シート装置は、フロア側に配置された固定板と、シート側に配置された押圧板及びホルダと、押圧板に設けられたロッキングブラケットとを備えている。固定板、押圧板及びホルダには、互いに嵌合可能な円形状の凹凸面が形成されている。押圧板とホルダとの間に固定板を挟み込んで凹凸面を嵌合させることで、押圧板及びホルダを固定板に対し回転させるようになっている。固定板の凹凸面には、固定溝穴が所定角度間隔で複数穿設され、押圧板及びホルダの凹凸面には、固定板の凹凸面に対し回転させたときに固定溝穴に対応する固定穴が1箇所穿設されている。シートを前向き位置、後向き位置もしくは微調整回転位置に位置決めし、ロッキングブラケットを固定溝穴及び固定穴に挿入することで、押圧板及びホルダを固定板に対しロックするようになっている。
また、特許文献2に開示される車両用回転シート装置は、クッションフレームの左右両側に配置され、シートを前後方向にスライドさせるシートスライド装置と、このシートスライド装置に配置されたシート回転装置とを備えている。このシート回転装置は、例えば左側のシートスライド装置に設けられ、クッションフレームの一つの角部を回転自在に支承する回転軸と、右側のシートスライド装置に設けられ、クッションフレームが回転軸を中心に回転する際、上記角部と対角に位置するクッションフレームの角部の円弧状の移動をガイドするガイド機構とを備えている。左右のシートスライド装置は、独立に駆動可能に構成されており、右側のシートスライド装置のみを前後にスライドすることで、クッションフレームを回転軸を中心に回転し、シートを前向き位置もしくは微調整回転位置(外向き)で位置決めするようになっている。
特開平11−115574号公報 特開平9−156404号公報
特許文献1に開示される車両用回転シート装置では、以下の問題がある。一般に車室内においてはシートの回転が可能な広いスペースを確保することが困難であるため、シートバックの前傾動作に連動してロッキングブラケットを固定溝穴及び固定穴から抜き出し、押圧板及びホルダを固定板に対してロック解除してシートを回転させている。なお、このロッキングブラケットにはロック方向に付勢するバネが接続されており、シートバックを引き起こすとロッキングブラケットは固定溝穴及び固定穴に自動的に挿入され、押圧板及びホルダを固定板に対してロックするようになっている。
ところで、シートを前向き位置から後向き位置まで回転させている途中、あるいは後向き位置から前向き位置まで回転させている途中で、シートバックを引き起こしてしまう場合がある。このような場合、ロッキングブラケットは回転途中の微調整回転位置に設けられた固定溝穴及び固定穴に自動的に挿入され、押圧板及びホルダを固定板に対してロックしてしまうので、再度シートバックを前傾させてロッキングブラケットを固定溝穴及び固定穴から抜き出し、押圧板及びホルダを固定板に対してロック解除する必要がある。
また、シートを前向き位置もしくは後向き位置から微調整回転位置に位置決めするとき、又は微調整回転位置から前向き位置もしくは後向き位置に位置決めするときは、シートの回転途中でシートバックを引き起こす必要があり、微調整回転位置、又は前向き位置あるいは後向き位置にスムーズに位置決めすることは困難である。
また、特許文献1及び2に開示される車両用回転シート装置では、以下の問題がある。車両のシートには、乗員をシートに安定的に保持するシートベルトが設けられている。シートベルトの両端及び中間をそれぞれ支持する上ベルトアンカ及び下ベルトアンカは、一般的には車両のボディフレームに設けられるが、例えば車両進行方向に対して左側に設置された車両用回転シート装置を備えたシートでは、上ベルトアンカはシートバックフレームの左上方側に設けられ、下ベルトアンカはクッションフレームの左右両側に設けられる。よって、このシートに着座する乗員は、シートが車両前方を向いた前向き位置に位置決めされていることを確認した上で、シートベルトを左肩から右腰にたすき掛けして装着することになる。これにより、正面衝突事故に遭遇して乗員に前方向の外力が加わっても、乗員はシートにシートベルトで押さえ付けられるので、乗員を確実に拘束保護することができる。
ところが、シートが前向き位置に対し左方向に所定角度回転した外向きに位置決めされていたにも関わらず、該シートに乗員が着座してシートベルトを装着したときは、シートベルトのたすき掛け部分も前向きに対し左方向に所定角度回転した外向きを向くことになる。よって、この状態で正面衝突事故に遭遇して乗員に前方向の外力が加わった場合、乗員の左肩を拘束するシートベルト部位が左肩から外れてしまい、乗員拘束保護性能が低下してしまうおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シートを後向き位置もしくは前向き位置から反転させている途中の微調整回転位置でシートは位置決めされず、前向き位置もしくは後向き位置でシートを確実に位置決めでき、また、シートを前向き位置もしくは後向き位置から微調整回転位置、又は微調整回転位置から前向き位置もしくは後向き位置にスムーズに位置決めでき、また、シートが微調整回転位置に位置決めされていても、シートに前方向の外力が加わったときはシートを自動的に回転して前向き位置に位置決めできる車両用回転シート装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る車両用回転シート装置の発明は、車両のフロア側に配置される回転盤ロアレールと、車両のシート側に配置され、前記回転盤ロアレールに回動軸心回りに回動可能に支承される回転盤アッパレールと、該回転盤アッパレールの回動をロック及びロック解除するロック機構と、を備える車両用回転シート装置において、ロック解除位置とロック位置との間で前記回転盤アッパレールの径方向に移動可能であって周方向に移動不能に支承されたロック部材と、ロック許容位置とロック規制位置との間で前記回転盤アッパレールの径方向に移動可能であって周方向には所定量移動可能となるように支承された制御部材と、前記ロック部材及び前記制御部材の一方に設けられた制御案内部と、前記ロック部材及び前記制御部材の他方に設けられた被制御部とで構成され、第1形態及び第2形態において前記回転盤アッパレールの周方向に所定距離隔てた位置で前記制御部材を前記ロック部材に対して位置決めする形態制御手段とを設け、前記第1形態においては、前記シートが車両前方を向いた前向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記シートが前記前向き位置に対し所定角度回転した微調整回転位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制し、前記第2形態においては、前記シートが前記微調整回転位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記シートが前記前向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制することである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用回転シート装置において、前記第1形態においては、前記シートが車両後方を向いた後向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記第2形態においては、前記シートが前記後向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制することである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の車両用回転シート装置において、前記ロック部材は、付勢手段によってロック位置方向に付勢され、ロック解除手段によって前記ロック解除位置方向に移動され、前記制御部材は、付勢手段によってロック許容位置方向に付勢され、開放手段によってロック規制位置方向に移動され、前記形態制御手段は、前記制御部材の前記ロック規制位置方向の移動に連動して前記ロック部材を前記ロック解除位置方向に移動させることである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の車両用回転シート装置において、前記ロック部材は、前記回転盤アッパレールに回動可能に支承され、前記制御部材は、前記ロック部材に相対的に所定範囲で回動可能かつ周方向に移動可能に支承されていることである。
請求項5に係る発明は、請求項3又は4に記載の車両用回転シート装置において、前記制御案内部には、前記被制御部を前記ロック解除位置方向に摺動させる摺動部が設けられており、前記シートが前記微調整回転位置に位置決めされた状態で、前記シートに回転力が加わったとき、前記摺動部の作用により前記ロック部材を前記ロック解除位置に移動し、前記シートを回転して前記車両前方に向けることである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用回転シート装置において、前記回転盤ロアレールには、前記前向き位置及び前記微調整回転位置で、前記ロック部材に設けられたロック爪が嵌合されて前記シートを前記前向き位置及び前記微調整回転位置にロックする第1ロック穴及び第2ロック穴が形成され、前記許容手段は、前記制御部材に設けられた制御爪が前記回転盤アッパレールの回転位置に応じて嵌合可能又は嵌合不能に前記回転盤ロアレールに形成された制御穴であり、前記制御爪と前記制御穴との嵌合又は嵌合不能により前記制御部材の前記ロック許容位置への移動を許容し又は許容しないことである。
請求項7に係る発明は、請求項3〜6のいずれか一項に記載の車両用回転シート装置において、前記開放手段は、前記シートの傾倒と連動して回動する回動リンクと前記制御部材に設けられた連結部とが連結されて構成され、前記シートの傾倒と前記制御部材の前記ロック規制位置方向の回動とを連動させることである。
請求項1に係る発明によると、形態制御手段によりロック部材と制御部材とを相対移動させて第1形態もしくは第2形態に相対位置決めできるので、第1形態をシートの前向き位置に対応させ、第2形態をシートの微調整回転位置に対応させることができる。これにより、第1形態において前向き位置に位置決めされていたシートを微調整回転位置に回転しても、制御部材がロック許容位置に移動することを許容手段が許容していないため、ロック部材はロック位置に移動できずシートは微調整回転位置に位置決めされることはない。また、第2形態において微調整回転位置に位置決めされていたシートを前向き位置に回転しても、制御部材がロック許容位置に移動することを制御部材が許容していないため、ロック部材はロック位置に移動できずシートは前向き位置に位置決めされることはない。
請求項2に係る発明によると、第1形態をシートの後向き位置に対応させることができるので、前向き位置又は後向き位置に位置決めされていたシートを後向き位置又は前向き位置に位置決めするために回転したとき、回転途中の微調整回転位置においては制御部材がロック許容位置に移動することを許容手段が許容していないため、ロック部材はロック位置に移動できずシートは微調整回転位置に位置決めされることはない。そして、シートが後向き位置又は前向き位置に達したとき、制御部材がロック許容位置に移動することを許容手段が許容するため、ロック部材はロック位置に移動できシートは後向き位置又は前向き位置に位置決めされる。よって、シートを前向き位置又は後向き位置から後向き位置又は前向き位置までスムーズに回転させて確実に位置決めすることができる。
請求項3に係る発明によると、開放手段により制御部材をロック規制位置方向に移動することで、制御案内部及び被制御部の作用によりロック部材をロック解除位置方向に移動させることができる。このように、開放手段のみの操作で回転盤アッパレールのロックを解除することができるので、シートの回転操作が容易となる。そして、シートを例えば前向き位置から後向き位置まで回転させた後は、制御部材に設けられた付勢手段により制御部材はロック許容位置方向に移動すると共に、ロック部材に設けられた付勢手段によりロック部材はロック位置方向に移動するので、シートを後向き位置に確実に位置決めすることができる。また、ロック解除手段によりロック部材のみをロック解除位置方向に移動できるため、制御案内部及び被制御部によりロック部材を制御部材に対して相対移動させることができる。よって、ロック解除手段のみの操作で例えば第1形態に相対位置決めされていたものを第2形態に相対位置決めすることができるので、シートを前向き位置から微調整回転位置にスムーズに位置決めすることができる。
請求項4に係る発明によると、制御部材及びロック部材は回転盤アッパレールの径方向に回動可能に構成されているので、制御部材及びロック部材の動作スペースを広く取る必要がなく、ロック機構をコンパクトに構成することができる。
請求項5に係る発明によると、正面衝突事故に遭遇したときシートが微調整回転位置に位置決めされていても、シートが車両前方を向くようにシートに加わる回転力により、被制御部が制御案内部の摺動部の作用で摺動する。即ち、制御部材がロック規制位置方向に移動しなくてもロック部材はロック解除位置方向に移動してロック解除して、シートが自動的に回転して車両前方を向くので、乗員はシートにシートベルトで押さえ付けられて乗員を確実に拘束保護することができる。
請求項6に係る発明によると、制御部材の制御爪が回転盤ロアレールの制御穴に嵌合できないうちは、ロック部材のロック爪が回転盤ロアレールの第1ロック穴及び第2ロック穴に嵌合されることはなく、制御爪が制御穴に嵌合できて初めてロック爪が第1ロック穴及び第2ロック穴に嵌合して回転盤アッパレールの回動をロックできるので、シートを前向き位置及び微調整回転位置に確実に位置決めすることができる。
請求項7に係る発明によると、制御部材の連結部とシートの回動リンクとが連結されているので、シートを傾倒させるのみで制御部材と共にロック部材をロック規制位置方向及びロック解除位置方向に回動してロック解除することができる。よって、シートを傾倒させるのみでシートを回転させることができるので、シートを例えば前向き位置から後向き位置へ回転する際の操作性を向上することができる。
本発明の実施の形態の車両用回転シート装置の全体構成を説明する斜視図であり、車両のシートが取り外された状態を示している。 (A),(B),(C)は、図1の車両用回転シート装置を上方から見た平面図、A−A線断面図、B−B線断面図であり、シートフレームが取り外された状態を示している。 図1の車両用回転シート装置のロック機構の分解斜視図である。 (A),(B)は、図3のロック機構の前向き位置におけるロック状態及び後向き位置におけるロック状態を示す図である。 図3のロック機構の微調整回転位置(内向き)におけるロック状態を示す図である。 図3のロック機構の微調整回転位置(外向き)におけるロック状態を示す図である。 図3のロック機構の微調整回転位置(外向き)におけるロック解除状態を示す図である。 図3のロック機構の後向き位置におけるロック直前の状態を示す図である。 図3のロック機構の後向き位置におけるロック状態を示す図である。
本発明を実施するための形態を、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の車両用回転シート装置の全体構成を説明する斜視図であり、車両のシートが取り外された状態を示している。図2(A),(B),(C)は、図1の車両用回転シート装置を上方から見た平面図、A−A線断面図、B−B線断面図であり、シートフレームが取り外された状態を示している。なお、以下の説明における前後左右上下とは、通常位置にある車両のシートに着座した乗員から見た場合の前後左右上下をいう。
この車両用回転シート装置1は、車両のフロア2側に配置された回転盤ロアレール10と、この回転盤ロアレール10に回動軸心回りに回動可能に支承された回転盤アッパレール20とを備えている。更に、回転盤アッパレール20の回動をロック及びロック解除可能なように回転盤アッパレール20の前側に配置されたロック機構30と、回転盤アッパレール20に固設されたシートフレーム3とを備えている。なお、フロア2と回転盤ロアレール10との間には、シートフレーム3を前後方向にスライド可能なスライド機構、更には左右方向にスライド可能なスライド機構を介在させるように構成しても良い。
シートフレーム3は、回転盤アッパレール20に固設されたシートクッションフレーム4と、シートクッションフレーム4の後方端に回動可能に支承されたシートバックフレーム5とからなっている。シートベルト61は、ショルダベルト61aとラップベルト61bとを有している。ショルダベルト61aは、その上端をシートバックフレーム5後方側の左上方部に設けられた上ベルトアンカ62に支持され、シートバックフレーム5のシートバック内部に位置する図示しないリトラクタによって巻き取られるようになっている。そして、ショルダベルト61aは、その下端をタングプレート63のベルト穴に貫装され、タングプレート63及びバックル64を介してシートクッションフレーム4右側後方に設けられた図示しない下ベルトアンカに支持されている。ラップベルト61bは、その一端がショルダベルト61aの下端に相当し、タングプレート63のベルト穴に貫装されている。また、ラップベルト61bは、その他端をアンカプレート65に連結され、このアンカプレート65を介してシートクッションフレーム4左側後方に設けられた下ベルトアンカ66に支持されている。タングプレート63は、上述したように、そのベルト穴にシートベルト61を貫装すると共に、バックル64に着脱可能に連結される。バックル64は、シートクッションフレーム4右側後方に固定された図示しない下ベルトアンカに連結されている。このように、本実施形態の車両用回転シート装置1のシートは、シートフレーム3に上ベルトアンカ62と下ベルトアンカ66が一体的に形成されたベルト一体型シートとなっている。
回転盤ロアレール10は略環状に形成され、同心状に曲げ加工されており、図2(B),(C)に示すように、内周側から順に水平な底壁部11、斜め上方に屈曲された側壁部12、更に斜め上方に屈曲された天壁部13、下方に屈曲されたフランジ壁部14が形成されている。
回転盤アッパレール20は、図1及び図2(B),(C)に示すように、略環状の第1アッパレール21と第2アッパレール22とが上下に重ねられ外周縁でカシメ締結されている。第1アッパレール21の内周は第1摺動部23とされており、この第1摺動部23が回転盤ロアレール10の天壁部13の斜め上側に配置されている。第2アッパレール22は同心状に曲げ加工されており、外周側から順に水平なフランジ部24、下方に屈曲された外側壁部25a、上方に屈曲された内側壁部25b、斜め下方に屈曲された第2摺動部26が形成されている。この第2摺動部26が回転盤ロアレール10の天壁部13の斜め下側に配置されている。そして、回転盤アッパレール20が回動可能なように、第1摺動部23と天壁部13との間、及び天壁部13と第2摺動部26との間には、それぞれ転動部材27が配設されている。
ロック機構30は、回転盤アッパレール20の外周に沿うように配設された制御レバー31と、この制御レバー31の上に重ねて回転盤アッパレール20の外周に沿うように配設されたロックレバー32とを有している。本実施形態において、制御レバー31が、本発明における制御部材に相当し、ロックレバー32が、本発明におけるロック部材に相当する。制御レバー31及びロックレバー32は、詳細は後述するが、各レバー端部が回転盤ロアレール10及び回転盤アッパレール20に嵌合して回転盤アッパレール20の回動をロック可能なように、回転盤アッパレール20のフランジ部24の前側にて下方に突設された支承軸28に回動自在に支承されている。ロックレバー32及び制御レバー31は、シートが車両前方及び車両後方を向いた前向き位置及び後向き位置、並びに前向き位置から所定角度回転した微調整回転位置で回転盤アッパレール20の回動をロック及びロック規制する機能を有する。
更に、図3及び図4を参照してロック機構30の構成を詳述する。図3は、ロック機構の分解斜視図、図4は、ロック機構のロック状態を示す図である。図3に示すように、制御レバー31の左端側には、回転盤アッパレール20の周方向に延在する長穴形状の制御支承穴33が穿設されている。この制御支承穴33には、回転盤アッパレール20の支承軸28が貫装されており、制御レバー31は、ロック許容位置とロック規制位置との間で回転盤アッパレール20に対し径方向に揺動自在であって周方向に所定量移動自在に支承されている。制御レバー31の右端側には、回転盤アッパレール20の内周側に向けて屈曲された制御爪34が形成されている。この制御爪34は、後述する回転盤アッパレール20の外側壁部25a、内側壁部25bに穿設された制御開口部50a,50b及び回転盤ロアレール10のフランジ壁部14に穿設された前向き制御穴48a等に嵌合可能なように形成されている。
ロックレバー32の左端側には、円形状の支承穴35が穿設されている。この支承穴35には、回転盤アッパレール20の支承軸28が貫装されており、ロックレバー32は、ロック解除位置とロック位置との間で回転盤アッパレール20に対し径方向に揺動自在であって周方向に移動不能に支承されている。ロックレバー32の右端側には、回転盤アッパレール20の内周側に向けて屈曲されたロック爪36が形成されている。このロック爪36は、後述する回転盤アッパレール20の外側壁部25a、内側壁部25bに穿設されたロック開口部51a,51b及び回転盤ロアレール10のフランジ壁部14に穿設された前向きロック穴49a等に嵌合可能なように形成されている。
更に、制御レバー31の略中央には、ロックレバー32のロック爪36の前向きロック穴49a等に対する嵌合もしくは抜き出しを案内する略E字の溝穴形状の制御案内部37が形成されている。この制御案内部37は、溝穴37dから三叉に分岐する溝穴37a,37b,37cが回転盤アッパレール20の内周側に向くように形成されている。ロックレバー32の右端側には、制御レバー31の制御案内部37に挿入されて案内されるピン形状の被制御部として被案内部38が下方に突出して形成されている。なお、制御案内部37をロックレバー32に形成し、被案内部38を制御レバー31に突設してもよい。その場合、制御案内部37は、三叉の溝穴37a,37b,37cが回転盤アッパレール20の外周側に向くように形成する。

また、制御レバー31の左端側には、回転盤アッパレール20の外周側に向けて屈曲された連結部41が形成されている。この連結部41には、図4(A)に示すように、シートバックフレーム5の回動中心に設けられ、シートバックフレーム5と共に回動する回動リンク9がケーブル42のインナーケーブル42aで連結されている。即ち、制御レバー31は、ロック規制動作がシートバックフレーム5の前傾動作と連動するようにケーブル42で回動リンク9に接続されている。そして、制御レバー31は、シートを起こして元に戻したときに自動的にロックを許容するようにロック許容位置方向に付勢する引張バネ43が接続されている。なお、シートクッションフレーム4の側面後部にシート回転レバーを設け、このシート回転レバーと制御レバー31の連結部41とを連結して手動操作可能に構成しても良い。
ロックレバー32の左端側には、回転盤アッパレール20の外周側に向けて屈曲された連結部44が形成されている。この連結部44には、図4(A)に示すように、シートクッションフレーム4の側面後部に設けられ、ロックレバー32をロック解除するシート微調整回転レバー45がケーブル46のインナーケーブル46aで連結されている。即ち、ロックレバー32は、単独でロック解除動作が可能なようにケーブル46でシート微調整回転レバー45に接続されている。そして、ロックレバー32は、シート微調整回転レバー45を元に戻したときに自動的にロック可能なようにロック位置方向に付勢する引張バネ47が接続されている。
回転盤ロアレール10のフランジ壁部14には、図4(A)に示すように、シートが前向き位置に位置決めされているとき(図4(A)の状態)、制御爪34が嵌合される前向き制御穴48a及びロック爪36が嵌合される前向きロック穴49aと、シートが微調整回転位置に位置決めされているとき(図5及び図6の状態)、ロック爪36が嵌合される内向きロック穴49c及び外向きロック穴49dとが穿設されている。前向き制御穴48aは、その周方向幅Wm1が制御爪34の周方向幅と略同一となるように形成され、前向きロック穴49a、内向きロック穴49c及び外向きロック穴49dは、その周方向幅Ws1,Ws3,Ws3がロック爪36の周方向幅と略同一となるように形成されている。
前向き制御穴48a及び前向きロック穴49aは、制御レバー31及びロックレバー32が以下のロック形態(第1形態)のときに、制御爪34が前向き制御穴48aに嵌合し、ロック爪36が前向きロック穴49aに嵌合するように形成されている。そのロック形態(第1形態)とは、図4(A)に示すように、支承軸28が制御レバー31の制御支承穴33の略中央に位置し、かつロックレバー32の被案内部38が制御レバー31の制御案内部37の三叉の溝穴37a,37b,37cのうち中央の溝穴37aの先端に入り込んだ形態である。このときのシートは、前向き位置に位置決めされる。
前向き制御穴48a及び内向きロック穴49cは、制御レバー31及びロックレバー32が以下のロック形態(第2形態)のときに、制御爪34が前向き制御穴48aに嵌合し、ロック爪36が内向きロック穴49cに嵌合するように形成されている。そのロック形態(第2形態)とは、図5に示すように、支承軸28が制御支承穴33の右端に位置し、かつロックレバー32の被案内部38が制御レバー31の制御案内部37の三叉の溝穴37a,37b,37cのうち右側の溝穴37bの先端に入り込んだ形態である。なお、この例では、内向きロック穴49cは前向きロック穴49aから右側に所定距離隔てて配置されている。このときのシートは、内向きの微調整回転位置に位置決めされる。
前向き制御穴48a及び外向きロック穴49dは、制御レバー31及びロックレバー32が以下のロック形態(第2形態)のときに、制御爪34が前向き制御穴48aに嵌合し、ロック爪36が外向きロック穴49dに嵌合するように形成されている。そのロック形態(第2形態)とは、図6に示すように、支承軸28が制御支承穴33の左端に位置し、かつロックレバー32の被案内部38が制御レバー31の制御案内部37の三叉の溝穴37a,37b,37cのうち左側の溝穴37cの先端に入り込んだ形態である。なお、この例では、外向きロック穴49dは前向きロック穴49aから左側に所定距離隔てて配置されている。このときのシートは、外向きの微調整回転位置に位置決めされる。
更に、回転盤ロアレール10のフランジ壁部14には、図4(B)に示すように、シートが後向き位置に位置決めされているとき、制御爪34が嵌合される後向き制御穴48b及びロック爪36が嵌合される後向きロック穴49bが穿設されている。後向き制御穴48bは、その周方向幅Wm2が制御爪34の周方向幅と略同一となるように形成され、後向きロック穴49bは、その周方向幅Ws2がロック爪36の周方向幅と略同一となるように形成されている。
後向き制御穴48b及び後向きロック穴49bは、制御レバー31及びロックレバー32が以下のロック形態(第1形態)のときに、制御爪34が後向き制御穴48bに嵌合し、ロック爪36が後向きロック穴49bに嵌合するように形成されている。そのロック形態(第1形態)とは、図4(B)に示すように、支承軸28が制御支承穴33の略中央に位置し、かつロックレバー32の被案内部38が制御レバー31の制御案内部37の三叉の溝穴37a,37b,37cのうち中央の溝穴37aの先端に入り込んだ形態である。このときのシートは、後向き位置に位置決めされる。
以上から、シートが前向き位置に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態は、後向き位置に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態と同一であり、微調整位置(内向き及び外向き)に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態とは異なるものとなる。
回転盤アッパレール20の外側壁部25a及び内側壁部25bには、図4(A),(B)に示すように、シートが前向き位置、微調整回転位置又は後向き位置に位置決めされているとき、制御爪34が前向き制御穴48a又は後向き制御穴48bに嵌合可能なように開口された制御開口部50a,50bと、ロック爪36が前向きロック穴49a、内向きロック穴49c、外向きロック穴49d又は後向きロック穴49bに嵌合可能なように開口されたロック開口部51a,51bとが設けられている。
ロック開口部51a,51bは、その周方向幅Wsが前向きロック穴49a等の周方向幅Ws1と略同一となるように形成されているが、制御開口部50a,50bは、その周方向幅Wmが前向き制御穴48aの周方向幅Wm1(後向き制御穴48bの周方向幅Wm2)よりも広くなるように形成されている。即ち、シートが前向き位置(後向き位置)に位置決めされて(図4(A),(B)の状態)、前向きロック穴49a(後向きロック穴49b)にロック爪36が嵌合しているときは、制御開口部50a,50bの略中央に制御爪34が嵌合するように形成されている。更に、シートが内向きの微調整位置に位置決めされて(図5の状態)、内向きロック穴49cにロック爪36が嵌合しているときは、制御開口部50a,50bの左端に制御爪34が嵌合するように形成されている。更に、シートが外向きの微調整位置に位置決めされて(図6の状態)、外向きロック穴49dにロック爪36が嵌合しているときは、制御開口部50a,50bの右端に制御爪34が嵌合するように形成されている。
なお、本実施形態において、回動リンク9、ケーブル42及び制御レバー31の連結部41等が、本発明における開放手段に相当する。また、制御案内部37、溝穴37a,37b,37c,37d及び被案内部38等が、本発明における形態制御手段に相当する。また、シート微調整回転レバー45、ケーブル46及びロックレバー32の連結部44等が、本発明におけるロック解除手段に相当する。また、前向き制御穴48a及び後向き制御穴48bが、本発明における許容手段に相当する。また、前向きロック穴49a及び後向きロック穴49bが、本発明における第1ロック穴に相当し、内向きロック穴49c及び外向きロック穴49dが、本発明における第2ロック穴に相当する。
次に、上述のように構成された実施形態の車両用回転シート装置1の動作、作用について図4〜図9を参照して説明する。シートが前向き位置に位置決めされてロック機構30により回転盤アッパレール20の回動がロックされているときは、図4(A)に示すように、制御レバー31の制御爪34が、制御開口部50a,50b及び前向き制御穴48aに嵌合し、ロックレバー32のロック爪36が、ロック開口部51a,51b及び前向きロック穴49aに嵌合する。このとき、支承軸28は制御支承穴33の略中央に位置し、ロックレバー32の被案内部38は制御レバー31の制御案内部37の中央の溝穴37aの先端に入り込んでいる。
シートを微調整回転させる場合は、先ず、シートに着座した乗員がシート微調整回転レバー45を引き上げる。すると、ロックレバー32のみがインナーケーブル46aに引張られて、ロック爪36が支承軸28を中心にロック解除位置方向(回転盤アッパレール20の外側)に揺動する。そして、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び前向きロック穴49aから抜け出ると共に、被案内部38が制御案内部37の中央の溝穴37aから抜け出る。これにより、回転盤アッパレール20は、制御案内部37の周方向に延在する溝穴37dにて被案内部38が移動可能な範囲(支承軸28が制御支承穴33内にて移動可能な範囲)を回動可能となる。
次に、シートに着座した乗員がシート微調整回転レバー45を引き上げたままシートを前向き位置から例えば内向きの微調整位置に回転させる。すると、回転盤アッパレール20はロックレバー32と共に、被案内部38が制御案内部37の溝穴37dの右端に当接(支承軸28が制御支承穴33の右端に当接)するまで右方向に回転する。このとき、制御レバー31の制御爪34は、制御開口部50a,50bの左端に位置している。そして、シートに着座した乗員がシート微調整回転レバー45を離すと、ロックレバー32が引張バネ47に引張られて、ロック爪36が支承軸28を中心にロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動する。そして、図5に示すように、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び内向きロック穴49cに嵌合すると共に、被案内部38が制御案内部37の右側の溝穴37bに入り込む。これにより、回転盤アッパレール20は、シートが内向きの微調整回転位置に位置決めされた状態でロックされる。
また、シートに着座した乗員がシート微調整回転レバー45を引き上げたままシートを前向き位置から例えば外向きの微調整位置に回転させる。すると、回転盤アッパレール20はロックレバー32と共に、被案内部38が制御案内部37の溝穴37dの左端に当接(支承軸28が制御支承穴33の左端に当接)するまで左方向に回転する。このとき、制御レバー31の制御爪34は、制御開口部50a,50bの右端に位置している。そして、シートに着座した乗員がシート微調整回転レバー45を離すと、ロックレバー32が引張バネ47に引張られて、ロック爪36が支承軸28を中心にロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動する。そして、図6に示すように、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び外向きロック穴49dに嵌合すると共に、被案内部38が制御案内部37の左側の溝穴37cに入り込む。これにより、回転盤アッパレール20は、シートが外向きの微調整回転位置でロックされる。
シートが外向きの微調整回転位置に位置決めされた状態から後向き位置に位置決めする場合は、先ず、図略の操作レバーを引き上げてシートを前傾させる。すると、回動リンク9が回動し、図7に示すように、制御レバー31がインナーケーブル42aに引張られて、制御爪34が支承軸28を中心にロック規制位置方向(回転盤アッパレール20の外側)に揺動すると共に、被案内部38が制御案内部37の左側の溝穴37cの底部に押圧されて、ロックレバー32もロック爪36が支承軸28を中心にロック解除位置方向(回転盤アッパレール20の外側)に揺動する。そして、制御爪34が制御開口部50a,50b及び前向き制御穴48aから抜け出ると共に、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び外向きロック穴49dから抜け出る。これにより、回転盤アッパレール20は、左右どちらの方向へも回動可能となる。
次に、シートを前傾させたままで例えば右回転させ、シートが後向き位置付近に達したところでシートを前傾状態から元の状態に戻す。これにより、制御レバー31及びロックレバー32は、引張バネ43,47に引張られてロック許容位置方向(回転盤アッパレール20の内側)及びロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動するが、図8に示すように、制御爪34のみが制御開口部50a,50b及び後向き制御穴48bに嵌合し、ロック爪36はロック開口部51aには入り込むが後向きロック穴49bに嵌合できずに回転盤ロアレール10のフランジ壁部14に当接する。
なぜなら、シートが外向きの微調整回転位置に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態は、シートが後向き位置に位置決めされるときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態とは異なるからである。即ち、ロックレバー32は、図7に示すように、被案内部38が制御案内部37の左側の溝穴37cの底部に位置した状態のままで回転盤アッパレール20と共に回転しており、ロック爪36と制御爪34との間隔は、後向きロック穴49bと後向き制御穴48bとの間隔よりも狭くなっているからである。
図8に示すように、制御爪34のみが制御開口部50a,50b及び後向き制御穴48bに嵌合した状態では、支承軸28は制御支承穴33の右端に位置しているため、回転盤アッパレール20を更に右方向に回動させることができる。なお、図8においてはロック爪36はロック開口部51aに嵌合する直前の状態を示している。そこで、図9に示すように、支承軸28が制御支承穴33の略中央に位置するまで(ロック爪36が後向きロック穴49bに達するまで)シートを更に右回転させることで、ロック爪36の位置を後向きロック穴49b及びロック開口部51bの位置に合致させることができる。よって、ロックレバー32は支承軸28を中心にロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動して、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び後向きロック穴49bに嵌合し、被案内部38は制御案内部37の中央の溝穴37aに入り込む。以上により、回転盤アッパレール20は、シートが後向き位置に位置決めされた状態でロックされる。
一方、シートを前傾させたまま右回転させている途中で、シートを前傾状態から元の状態に戻してしまった場合を想定する。このとき、制御レバー31及びロックレバー32は、引張バネ43,47に引張られてロック許容位置方向(回転盤アッパレール20の内側)及びロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動し、制御爪34及びロック爪36が制御開口部50a及びロック開口部51aに入り込んで回転盤ロアレール10のフランジ壁部14に当接する。よって、制御爪34及びロック爪36がフランジ壁部14と摺接しながら回転盤アッパレール20は右回転することになる。
そして、図8に示すように、制御爪34が後向き制御穴48bに達すると、上述した理由により制御レバー31のみが支承軸28を中心にロック許容位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動し、制御爪34のみが後向き制御穴48b及び制御開口部50a,50bに嵌合する。そして、図9に示すように、ロック爪36が後向きロック穴49bに達すると、ロックレバー32が支承軸28を中心にロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動し、ロック爪36が後向きロック穴49b及びロック開口部51a,51bに嵌合し、被案内部38は制御案内部37の中央の溝穴37aに入り込む。以上により、回転盤アッパレール20は、シートが後向き位置に位置決めされた状態でロックされる。このように、シートを前傾させたまま右回転させている途中で、シートを前傾状態から元の状態に戻してしまっても、シートを改めて前傾させずに後向き位置に位置決めできるので、車両用回転シート装置1の操作性を向上させることができる。
シートが後向き位置に位置決めされた状態から前向き位置に位置決めする場合は、先ず、図略の操作レバーを引き上げてシートを前傾させる。すると、前述したように制御レバー31の制御爪34及びロックレバー32のロック爪36が支承軸28を中心にロック規制位置方向(回転盤アッパレール20の外側)及びロック解除位置方向(回転盤アッパレール20の外側)に揺動する。そして、制御爪34が制御開口部50a,50b及び後向き制御穴48bから抜け出ると共に、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び後向きロック穴49bから抜け出る。これにより、回転盤アッパレール20は、左右どちらの方向へも回動可能となる。
次に、シートを前傾させたままで例えば左回転させ、シートが前向き位置に達したところでシートを前傾状態から元の状態に戻す。このときはシートを後向き位置に位置決めするときと異なり、制御レバー31及びロックレバー32は、引張バネ43,47に引張られてロック許容位置方向(回転盤アッパレール20の内側)及びロック位置方向(回転盤アッパレール20の内側)に揺動して、制御爪34が制御開口部50a,50b及び前向き制御穴48aに嵌合すると共に、ロック爪36がロック開口部51a,51b及び前向きロック穴49aに嵌合する。
なぜなら、シートが後向き位置に位置決めされたときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態は、シートが前向き位置に位置決めされるときの制御レバー31及びロックレバー32のロック形態と同一となっているからである。即ち、ロックレバー32は、被案内部38が制御案内部37の中央の溝穴37aの底部に位置した状態のままで回転盤アッパレール20と共に回転しており、ロック爪36と制御爪34との間隔は、前向きロック穴49aと前向き制御穴48aとの間隔と同一となっているからである。以上により、回転盤アッパレール20は、シートが前向き位置に位置決めされた状態でロックされる。なお、シートを前傾させたまま左回転させている途中で、シートを前傾状態から元の状態に戻してしまった場合も上述したことと同様に、シートを改めて前傾させずに前向き位置に位置決めできるので、車両用回転シート装置1の操作性を向上させることができる。
ここで、上述したシートは車両進行方向に対して左側に設置されており、上ベルトアンカ52はシートバックフレーム5の左上方側に設けられている。このため、このシートに着座する乗員は、シートが前向き位置に位置決めされていることを確認した上で、シートベルトを左肩から右腰にたすき掛けして装着することになる。これにより、正面衝突事故に遭遇して乗員に前方向の外力が加わっても、乗員はシートにシートベルトで押さえ付けられるので、乗員を確実に拘束保護することができる。
ところが、シートが微調整位置(外向き)に位置決めされていたにも関わらず、該シートに乗員が着座してシートベルトを装着したときは、シートベルトのたすき掛け部分も前向きに対し左方向に所定角度回転した外向きを向くことになる。よって、この状態で正面衝突事故に遭遇して乗員に前方向の外力が加わった場合、乗員の左肩を拘束するシートベルト部位が左肩から外れてしまい、乗員拘束保護性能が低下してしまうおそれがある。
そこで、図6に示すように、制御レバー31の制御案内部37の左側の溝穴37cの右側壁37caは、シートに回転力が加わったときに被案内部38が右側壁37caに沿って摺動して溝穴37aに逃げることが可能な傾斜した摺動面として形成されている。これにより、正面衝突事故で微調整位置(外向き)に位置決めされたシートが正面を向くようにシートに回転力が加わると、ロックレバー32のみがロック解除位置方向(回転盤アッパレール20の外側)に揺動してロック爪36がロック開口部51a,51b及び外向きロック穴49dから抜け出る。そして、回転盤アッパレール20は右方向へ回動可能となるので、シートは自動的に前方向を向くことになる。よって、乗員はシートにシートベルトで押さえ付けられるので、乗員を確実に拘束保護することができる。
なお、上述した実施形態では、微調整回転位置は、前向き位置側に設けたが、後向き位置側に設けても同様の作用効果を奏する。また、制御レバー31及びロックレバー32は回転盤アッパレール20の径方向に揺動自在な構成としたが、回転盤アッパレール20の径方向に往復直線移動自在な構成としても良い。また、制御レバー31の制御爪34及びロックレバー32のロック爪36は、回転盤ロアレール10に穿設した前向き制御穴48a等及び前向きロック穴49a等に嵌合する構成としたが、爪及び穴の形状に限定されるものではなく、制御レバー31及びロックレバー32が回転盤ロアレール10と係合可能な構成であれば良い。
以上説明したように、本実施形態の車両用回転シート装置1によれば、制御案内部37及び被案内部38によりロックレバー32と制御レバー31とを相対移動させて第1形態もしくは第2形態に相対位置決めできるので、第1形態をシートの前向き位置に対応させ、第2形態をシートの微調整回転位置に対応させることができる。これにより、第1形態において前向き位置に位置決めされていたシートを微調整回転位置に回転しても、制御レバー31は前向き制御穴48aに嵌合できずロック許容位置方向に揺動できないため、ロックレバー32はロック位置方向に揺動できずシートは微調整回転位置に位置決めされることはない。また、第2形態において微調整回転位置に位置決めされていたシートを前向き位置に回転しても、制御レバー31は前向き制御穴48aに嵌合できずロック許容位置方向に揺動できないため、ロックレバー32はロック位置方向に揺動できずシートは前向き位置に位置決めされることはない。
また、第1形態をシートの後向き位置に対応させることができるので、前向き位置又は後向き位置に位置決めされていたシートを後向き位置又は前向き位置に位置決めするために回転したとき、回転途中の微調整回転位置においては制御レバー31は前向き制御穴48aに嵌合できずロック許容位置方向に揺動できないため、ロックレバー32はロック位置方向に揺動できずシートは微調整回転位置に位置決めされることはない。そして、シートが後向き位置又は前向き位置に達したとき、制御レバー31は前向き制御穴48aに嵌合してロック許容位置方向に揺動するため、ロックレバー32はロック位置方向に揺動できシートは後向き位置又は前向き位置に位置決めされる。よって、シートを前向き位置又は後向き位置から後向き位置又は前向き位置までスムーズに回転させて確実に位置決めすることができる。
また、シートを傾倒させて回動リンク9により制御レバー31をロック規制位置方向に回動することで、制御案内部37及び被制御部38の作用によりロックレバー32をロック解除位置方向に回動させることができる。このように、シートの傾倒のみの操作で回転盤アッパレール20のロックを解除することができるので、シートの回転操作が容易となる。そして、シートを例えば前向き位置から後向き位置まで回転させた後は、引張バネ43により制御レバー31はロック許容位置方向に回動すると共に、引張バネ47によりロックレバー32はロック位置方向に回動するので、シートを後向き位置に確実に位置決めすることができる。また、シート微調整回転レバー45によりロックレバー32のみをロック解除位置方向に回動できるため、制御案内部37及び被制御部38によりロックレバー32を制御レバー31に対して相対移動させることができる。よって、シート微調整回転レバー45のみの操作で例えば第1形態に相対位置決めされていたものを第2形態に相対位置決めすることができるので、シートを前向き位置から微調整回転位置にスムーズに位置決めすることができる。
また、正面衝突事故に遭遇したときシートが外向きもしくは内向きの微調整回転位置に位置決めされていても、シートが車両前方を向くようにシートに加わる回転力により、被案内部38が制御案内部37の摺動部37caの作用で溝穴37a方向に摺動する。即ち、制御レバー31がロック規制位置方向に揺動しなくてもロックレバー32はロック解除位置方向に揺動してロック解除されて、シートが自動的に回転して車両前方を向くので、乗員はシートにシートベルトで押さえ付けられて乗員を確実に拘束保護することができる。
また、制御レバー31の制御爪34が回転盤ロアレール10の前向き制御穴48aに嵌合できないうちは、ロックレバー32のロック爪36が回転盤ロアレール10の前向きロック穴49a、内向きロック穴49c、外向きロック穴49dに嵌合されることはなく、制御爪34が前向き制御穴48aに嵌合できて初めてロック爪36が前向きロック穴49a、内向きロック穴49c、外向きロック穴49dに嵌合して回転盤アッパレール20の回動をロックできるので、シートを前向き位置及び微調整回転位置に確実に位置決めすることができる。
また、制御レバー31の連結部41とシートの回動リンク9とが連結されているので、シートを傾倒させるのみで制御レバー31と共にロックレバー32をロック規制位置方向及びロック解除位置方向に回動してロック解除することができる。よって、シートを傾倒させるのみでシートを回転させることができるので、シートを例えば前向き位置から後向き位置へ回転する際の操作性を向上させることができる。
1:車両用回転シート装置 9:回動リンク(開放手段) 10:回転盤ロアレール 20:回転盤アッパレール 28:支承軸 30:ロック機構 31:制御レバー(制御部材) 32:ロックレバー(ロック部材) 33:制御支承穴 34:制御爪 35:支承穴 36:ロック爪 37:制御案内部(形態制御手段) 37a,37b,37c,37d:溝穴(形態制御手段) 38:被案内部(形態制御手段) 41:連結部(開放手段) 42:ケーブル(開放手段) 44:連結部(ロック解除手段) 45:シート微調整回転レバー(ロック解除手段) 46:ケーブル(ロック解除手段) 48a:前向き制御穴(許容手段) 48b:後向き制御穴(許容手段) 49a:前向きロック穴(第1ロック穴) 49b:後向きロック穴(第1ロック穴) 49c:内向きロック穴(第2ロック穴) 49d:外向きロック穴(第2ロック穴) 50a,50b:制御開口部 51a,51b:ロック開口部。

Claims (7)

  1. 車両のフロア側に配置される回転盤ロアレールと、
    車両のシート側に配置され、前記回転盤ロアレールに回動軸心回りに回動可能に支承される回転盤アッパレールと、
    該回転盤アッパレールの回動をロック及びロック解除するロック機構と、を備える車両用回転シート装置において、
    ロック解除位置とロック位置との間で前記回転盤アッパレールの径方向に移動可能であって周方向に移動不能に支承されたロック部材と、
    ロック許容位置とロック規制位置との間で前記回転盤アッパレールの径方向に移動可能であって周方向には所定量移動可能となるように支承された制御部材と、
    前記ロック部材及び前記制御部材の一方に設けられた制御案内部と、前記ロック部材及び前記制御部材の他方に設けられた被制御部とで構成され、第1形態及び第2形態において前記回転盤アッパレールの周方向に所定距離隔てた位置で前記制御部材を前記ロック部材に対して位置決めする形態制御手段とを設け、
    前記第1形態においては、前記シートが車両前方を向いた前向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記シートが前記前向き位置に対し所定角度回転した微調整回転位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制し、
    前記第2形態においては、前記シートが前記微調整回転位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、前記シートが前記前向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制することを特徴とする車両用回転シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用回転シート装置において、
    前記第1形態においては、前記シートが車両後方を向いた後向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容することにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が許容し、
    前記第2形態においては、前記シートが前記後向き位置に位置するとき、前記制御部材が前記ロック許容位置に移動することを前記許容手段が許容しないことにより、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを前記制御部材が規制することを特徴とする車両用回転シート装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用回転シート装置において、
    前記ロック部材は、付勢手段によってロック位置方向に付勢され、ロック解除手段によって前記ロック解除位置方向に移動され、
    前記制御部材は、付勢手段によってロック許容位置方向に付勢され、開放手段によってロック規制位置方向に移動され、
    前記形態制御手段は、前記制御部材の前記ロック規制位置方向の移動に連動して前記ロック部材を前記ロック解除位置方向に移動させることを特徴とする車両用回転シート装置。
  4. 請求項3に記載の車両用回転シート装置において、
    前記ロック部材は、前記回転盤アッパレールに回動可能に支承され、
    前記制御部材は、前記ロック部材に相対的に所定範囲で回動可能かつ周方向に移動可能に支承されていることを特徴とする車両用回転シート装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両用回転シート装置において、
    前記制御案内部には、前記被制御部を前記ロック解除位置方向に摺動させる摺動部が設けられており、
    前記シートが前記微調整回転位置に位置決めされた状態で、前記シートに回転力が加わったとき、前記摺動部の作用により前記ロック部材を前記ロック解除位置に移動し、前記シートを回転して前記車両前方に向けることを特徴とする車両用回転シート装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用回転シート装置において、
    前記回転盤ロアレールには、前記前向き位置及び前記微調整回転位置で、前記ロック部材に設けられたロック爪が嵌合されて前記シートを前記前向き位置及び前記微調整回転位置にロックする第1ロック穴及び第2ロック穴が形成され、
    前記許容手段は、前記制御部材に設けられた制御爪が前記回転盤アッパレールの回転位置に応じて嵌合可能又は嵌合不能に前記回転盤ロアレールに形成された制御穴であり、前記制御爪と前記制御穴との嵌合又は嵌合不能により前記制御部材の前記ロック許容位置への移動を許容し又は許容しないことを特徴とする車両用回転シート装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか一項に記載の車両用回転シート装置において、
    前記開放手段は、前記シートの傾倒と連動して回動する回動リンクと前記制御部材に設けられた連結部とが連結されて構成され、前記シートの傾倒と前記制御部材の前記ロック規制位置方向の回動とを連動させることを特徴とする車両用回転シート装置。
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