JP5292187B2 - 車両用回転シート装置 - Google Patents
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Description
また、シートを前向き位置もしくは後向き位置から微調整回転位置に位置決めするとき、又は微調整回転位置から前向き位置もしくは後向き位置に位置決めするときは、シートの回転途中でシートバックを引き起こす必要があり、微調整回転位置、又は前向き位置あるいは後向き位置にスムーズに位置決めすることは困難である。
請求項3に係る発明によると、前向き位置又は後向き位置に位置決めされていたシートを後向き位置又は前向き位置に位置決めするために回転したとき、回転途中の微調整回転位置においては保持部材がロック規制解除位置に移動することを許容手段が規制するため、ロック部材はロック位置に移動できずシートは微調整回転位置に位置決めされることはない。そして、シートが後向き位置又は前向き位置に達したとき、保持部材がロック規制解除位置に移動することを許容手段が許容するため、ロック部材はロック位置に移動できシートは後向き位置又は前向き位置に位置決めされる。よって、シートを前向き位置又は後向き位置から後向き位置又は前向き位置までスムーズに回転させて確実に位置決めすることができる。
回転盤アッパレール20は、図1及び図2(B)に示すように、略環状の第1アッパレール21と第2アッパレール22とが上下に重ねられ外周縁でカシメにより締結されている。第1アッパレール21の内周は第1摺動部23とされており、この第1摺動部23が回転盤ロアレール10の天壁部13の斜め上側に配置されている。第2アッパレール22は同心状に曲げ加工されており、外周側から順に水平なフランジ部24、下方に屈曲された外側壁部25a、上方に屈曲された内側壁部25b、斜め下方に屈曲された第2摺動部26が形成されている。この第2摺動部26が回転盤ロアレール10の天壁部13の斜め下側に配置されている。そして、回転盤アッパレール20が回動可能なように、第1摺動部23と天壁部13との間、及び天壁部13と第2摺動部26との間には、それぞれ転動部材27が配設されている。
更に、制御部材32の支承穴38と同心円の円周上には、円弧溝穴形状の係合部40が形成され、ロック部材31の略中央には、制御部材32の係合部40に挿入されるピン形状の被係合部41が下方に突設されている。制御部材32がロック規制位置方向(図示矢印U方向)に回動すると、係合部40の右端部が被係合部41に当接して押圧し、ロック部材31をロック解除位置方向(図示矢印U方向)に回動するようになっている。なお、係合部40をロック部材31に形成し、被係合部41を制御部材32に突設してもよい。
この例では、シートが前向き位置、内向きの微調整回転位置及び外向きの微調整回転位置に位置決めするときのロック穴72a〜72lを3つに分けて使用するようにしたが、ロック穴72a〜72lの各間隔は同一であるので、例えばロック爪37をロック穴72c〜72eに嵌合することにより、内向きの角度を変化させた微調整回転位置に位置決めすることができる。また、ロック穴を同一間隔で更に複数穿設することにより、更に角度を変化させた微調整回転位置に位置決めすることができる。
そして、シートが後向き位置直前の位置に達すると、図9に示すように、第2解除部材35の被当接部55が当接部16と当接する。このときは、第2解除部材35の解除部57bは保持部材33の被解除部56bの左端に位置しているため被解除部56bの左端を図示矢印L方向に押圧するので、第2解除部材35は当接部16に押圧されて保持部材33をロック規制解除位置方向(図示矢印L方向)に回動して当接部16を通過する。これにより、ロック部材31はロック可能状態となる。
なお、上述した実施形態では、微調整回転位置は、前向き位置側に設けたが、後向き位置側に設けても同様の作用効果を奏する。また、ロック部材31は回転盤アッパレール20の径方向に揺動自在な構成としたが、回転盤アッパレール20の径方向に往復直線移動自在な構成としても良い。また、ロック部材31のロック爪37は、回転盤ロアレール10に穿設したロック穴72a〜72i等に嵌合する構成としたが、爪及び穴の形状に限定されるものではなく、ロック部材31が回転盤ロアレール10と係合可能な構成であれば良い。
また、前向き位置又は後向き位置に位置決めされていたシートを後向き位置又は前向き位置に位置決めするために回転したとき、回転途中の微調整回転位置においては保持部材33がロック規制解除位置に移動することを当接部16及び被当接部55等、又は当接部15及び被当接部53等が規制するため、ロック部材31はロック位置に移動できずシートは微調整回転位置に位置決めされることはない。そして、シートが後向き位置又は前向き位置に達したとき、保持部材33がロック規制解除位置に移動することを当接部16及び被当接部55等、又は当接部15及び被当接部53等が許容するため、ロック部材31はロック位置に移動できシートは後向き位置又は前向き位置に位置決めされる。よって、シートを前向き位置又は後向き位置から後向き位置又は前向き位置までスムーズに回転させて確実に位置決めすることができる。
Claims (6)
- 車両のフロア側に配置される回転盤ロアレールと、
車両のシート側に配置され、前記回転盤ロアレールに回動軸心回りに回動可能に支承される回転盤アッパレールと、を備え、
該回転盤アッパレールの回動をロック及びロック解除可能とした車両用回転シート装置において、
前記回転盤ロアレールに形成されたロック部と係合して前記回転盤アッパレールの回動をロックするロック位置と、前記ロック部から離脱して前記回転盤アッパレールの回動を許容するロック解除位置との間で移動可能に前記回転盤アッパレールに支承され、ロック位置方向に付勢されたロック部材と、
前記ロック部材の前記ロック位置への移動を許容するロック許容位置と、前記ロック位置への移動を規制するロック規制位置との間で移動可能に前記回転盤アッパレールに支承され、ロック許容位置方向に付勢された制御部材と、
前記ロック部材と前記制御部材との間に介在され、前記制御部材の前記ロック規制位置方向の移動に連動して前記ロック部材を前記ロック解除位置方向に移動する遊動連結手段と、
前記制御部材を前記ロック規制位置に保持するロック規制保持位置と、前記制御部材の前記ロック許容位置方向の移動を許容するロック規制解除位置との間で移動可能に前記回転盤アッパレールに支承され、ロック規制保持位置方向に付勢された保持部材と、
前記ロック部材が前記ロック解除位置、前記制御部材が前記ロック規制位置、前記保持部材が前記ロック規制保持位置に位置した状態で、前記シートが車両前方を向いた前向き位置に回転したとき、前記保持部材を前記ロック規制解除位置に移動させて前記制御部材を前記ロック許容位置に移動させ、前記ロック部材の前記ロック位置方向の移動を許容する許容手段と、を設けたことを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1に記載の車両用回転シート装置において、
前記ロック部材及び前記制御部材は、前記回転盤アッパレールに同軸上で回動可能に支承され、
前記保持部材は、前記制御部材と並んで前記回転盤アッパレールに回動可能に支承されていることを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用回転シート装置において、
前記ロック部材が前記ロック解除位置、前記制御部材が前記ロック規制位置、前記保持部材が前記ロック規制保持位置に位置した状態で、前記シートが車両後方を向いた後向き位置に回転したとき、前記許容手段が前記保持部材を前記ロック規制解除位置に移動させて前記制御部材を前記ロック許容位置に移動させ、前記ロック部材の前記ロック位置方向の移動を許容することを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用回転シート装置において、
前記ロック部材は、弾性部材によってロック位置方向に付勢され、該ロック部材に連結されたロック解除手段の作動によって前記ロック解除位置方向に移動され、
前記制御部材は、弾性部材によってロック許容位置方向に付勢され、該制御部材に連結された開放手段の作動によってロック規制位置方向に移動され、
前記遊動連結手段は、前記ロック部材及び前記制御部材の一方に設けられた係合部と、前記ロック部材及び前記制御部材の他方に設けられ前記係合部と所定の遊びを持って係脱する被係合部とで構成されていることを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項4に記載の車両用回転シート装置において、
前記開放手段は、前記シートの傾倒と連動して回動する回動リンクと前記制御部材に設けられた連結部とが連結されて構成され、前記シートの傾倒と前記制御部材の前記ロック規制位置方向の回動とを連動させることを特徴とする車両用回転シート装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用回転シート装置において、
前記許容手段は、前記回転盤ロアレール及び前記回転盤アッパレールの一方に設けられた当接部と、前記回転盤ロアレール及び前記回転盤アッパレールの他方に設けられた被当接部とで構成され、前記回転盤アッパレールが一方向に回動するときに前記当接部が前記被当接部に当接したときは、前記保持部材を前記ロック規制解除位置方向に移動し、前記回転盤アッパレールが逆方向に回動するときに前記当接部が前記被当接部に当接したときは、前記当接部は前記被当接部を通過することを特徴とする車両用回転シート装置。
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