JP7123882B2 - 座席装置 - Google Patents
座席装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7123882B2 JP7123882B2 JP2019156970A JP2019156970A JP7123882B2 JP 7123882 B2 JP7123882 B2 JP 7123882B2 JP 2019156970 A JP2019156970 A JP 2019156970A JP 2019156970 A JP2019156970 A JP 2019156970A JP 7123882 B2 JP7123882 B2 JP 7123882B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- lock pin
- long groove
- rotating part
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
座席側の回転部品が床面側の固定部品上に回転可能に支持され、前記回転部品の回転に伴い座席の向きが変換され、前記回転部品と共に座席を所定の各回転位置に拘束可能なロック機構を備えた座席装置において、
前記ロック機構は、前記固定部品に設けられ前記各回転位置ごとに配置された複数の受け部と、前記回転部品に設けられ前記各受け部に対して係脱可能に変位する係止部と、を備え、
前記係止部は、前記回転部品の回転中心の半径方向と直交する水平軸を介して前記半径方向かつ下向きに揺動するロックピンを備え、
前記受け部は、前記ロックピンの下端が、その揺動軌跡に沿って挿通可能な長溝を備え、該長溝の幅は、前記ロックピンの下端の外径に応じた寸法であり、
前記ロックピンは、下端が最下位置に揺動したとき前記長溝に係合する一方、下端が最上位置に揺動したとき前記長溝より離脱し、
前記ロックピンは、前記回転部品に後付けされるブラケットに予め一体に組み付けられてユニットをなし、
前記ブラケットおよび/または該ブラケットを後付けする前記回転部品の取付箇所に、前記長溝に対応して前記ロックピンの下端が下方へ挿通可能な貫通孔が設けられていることを特徴とする。
図1~図27は、本発明の一実施形態を示している。
本実施形態に係る座席装置10は、座席を回転させて向きを変換することができ、座席を所定の各回転位置に拘束可能なものである。なお、座席の種類は特に限定されないが、以下、鉄道車両の客室内に装備する1人掛けの車両用シートに適用した場合を例に説明する。
図1および図2に示すように、座席装置10は、床面側の脚台11上に座席側の台枠20が回転可能に支持され、台枠20の回転に伴い座席の向きが変換され、台枠20と共に座席を所定の各回転位置に拘束可能なロック機構30を備えている。本実施形態では、脚台11が本発明における「床面側の固定部品」の一例に相当し、台枠20が本発明における「座席側の回転部品」の一例に相当する。
脚台11は、客室内の床面上に固定される固定部品であり、例えば円盤形の金属板により形成されている。脚台11は、床面と平行な略水平に配置され、下面側を床面に直に固定しても良く、あるいは別部材を介して床面に固定しても良い。何れにせよ脚台11自体は、薄い板状であるため高さ方向の配置スペースは少なくて済む。
台枠20は、図示省略した座席を支持する回転部品であり、例えば脚台11にほぼ合致する円盤形の金属板により形成されている。台枠20は、脚台11上に回転機構を介して回転可能に支持されている。図11および図12に示すように、台枠20の中央にも、脚台11の開口11aに合致する円形の開口20aが設けられており、この開口20aの周囲に、図示省略したが回転機構の上側回転盤が取り付けられている。
図1~図3に示すように、本実施形態におけるロック機構30は、前記脚台11に設けられ座席の各回転位置ごとに配置された複数の受け部31と、前記台枠20に設けられ各受け部31に対して係脱可能に変位する一の係止部40と、を備えている。ここで係止部40の主要部をなすロックピン41は、従来では床面側の脚台に設けられていたが、本実施形態では脚台11ではなく座席側にて回転する台枠20に設けられている。
係止部40は、台枠20の回転中心の半径方向と直交する水平軸42を介して、前記半径方向かつ下向きに揺動するロックピン41を備えている。ここでロックピン41は、台枠20に後付けされるブラケット400に予め一体に組み付けられてユニットをなしている。係止部40は、台枠20の上面側の一端側で前記一対の支持部材13の間に配置されている。
<受け部31について>
受け部31は、前述したように座席の各回転位置ごとに配置され、それぞれ係止部40のロックピン41(正確にはピン部411)の先端が係脱するものである。受け部31は、ロックピン41の下端が、その揺動軌跡に沿って挿通可能な長溝32を備えている。長溝32の幅は、ピン部411の下端の外径に応じた寸法、すなわちピン部411の下端の外径より若干大きく、ピン部411の下端が嵌入して係合したとき少なくとも幅方向にはガタつきが生じない程度のクリアランスとなっている。
次に、本実施形態に係る座席装置10の作用を説明する。
図5に示すように、床面上に固定する脚台11には、ロック機構30のうち上下方向に嵩張らない受け部31等を配置するだけである。よって、図7に示すように、脚台11を、その上面側の取付部品も含めて全体的に高さ(厚さ)を抑えて、板状に薄型化することができる。
座席は、台枠20を脚台11に対して回転させることにより、例えば進行方向に合わせて向きを変換することができる。そして、ロック機構30により、座席を台枠20と共に各回転位置に拘束することができる。すなわち、図1において、ロック機構30により、台枠20が何れかの回転位置に拘束されているとき、係止部40のロックピン41は、そのピン部411の先端が真下を向く最下位置(図1中に実線で示す)にあり、受け部31の長溝32に係合している。
図13に示すように、係止部40は、ロックピン41等の構成部品を全てブラケット400に予め一体に組み付けられてユニットとして構成した。これにより、係止部40全体をコンパクト化することが可能となり、係止部40を一つの部品として取り扱いや取り付け作業も容易となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。前述した実施形態から導かれる本発明について、以下に説明する。
前記ロック機構30は、前記固定部品11に設けられ前記各回転位置ごとに配置された複数の受け部31と、前記回転部品20に設けられ前記各受け部31に対して係脱可能に変位する係止部40と、を備える。
前記受け部31は、前記ロックピン41の下端が、その揺動軌跡に沿って挿通可能な長溝32を備え、該長溝32の幅は、前記ロックピン41の下端の外径に応じた寸法であり、
前記ロックピン41は、下端が最下位置に揺動したとき前記長溝32に係合する一方、下端が最上位置に揺動したとき前記長溝32より離脱する。
前記ロックピン41を前記付勢手段43の付勢力に抗して前記最上位置に移動させる操作手段50を備える。
前記ベース部材310にて前記長溝32の幅方向の両側端に、前記回転部品20の回転に伴い円周方向から移動してきた前記ロックピン41の下端を上方へ導くテーパ311を設けた。
前記ロックピン41は、前記回転部品20に後付けされるブラケット400に予め一体に組み付けられてユニットをなし、
前記ブラケット400および/または該ブラケット400を後付けする前記回転部品20の取付箇所に、前記長溝32に対応して前記ロックピン41の下端が下方へ挿通可能な貫通孔21,406が設けられている。
前記回転部品20上に前記座席を支持する支持部材13を、前記回転部品20上に後付けした前記ブラケット400の両側に配置した。
このように、ブラケット400の両側を支持部材13で挟むことにより、係止部40を保護することが可能となる。
11…脚台(固定部品)
12…フレーム
12a…側壁
13…支持部材
20…台枠(回転部品)
21…貫通孔
30…ロック機構
31…受け部
32…長溝
310…ベース部材
311…テーパ
312…ガイド
40…係止部
41…ロックピン
42…水平軸
43…コイルバネ(付勢手段)
50…操作ケーブル(操作手段)
51…留め具
Claims (4)
- 座席側の回転部品が床面側の固定部品上に回転可能に支持され、前記回転部品の回転に伴い座席の向きが変換され、前記回転部品と共に座席を所定の各回転位置に拘束可能なロック機構を備えた座席装置において、
前記ロック機構は、前記固定部品に設けられ前記各回転位置ごとに配置された複数の受け部と、前記回転部品に設けられ前記各受け部に対して係脱可能に変位する係止部と、を備え、
前記係止部は、前記回転部品の回転中心の半径方向と直交する水平軸を介して前記半径方向かつ下向きに揺動するロックピンを備え、
前記受け部は、前記ロックピンの下端が、その揺動軌跡に沿って挿通可能な長溝を備え、該長溝の幅は、前記ロックピンの下端の外径に応じた寸法であり、
前記ロックピンは、下端が最下位置に揺動したとき前記長溝に係合する一方、下端が最上位置に揺動したとき前記長溝より離脱し、
前記ロックピンは、前記回転部品に後付けされるブラケットに予め一体に組み付けられてユニットをなし、
前記ブラケットおよび/または該ブラケットを後付けする前記回転部品の取付箇所に、前記長溝に対応して前記ロックピンの下端が下方へ挿通可能な貫通孔が設けられていることを特徴とする座席装置。 - 前記ロックピンは、付勢手段によって前記最下位置に常時付勢され、
前記ロックピンを前記付勢手段の付勢力に抗して前記最上位置に移動させる操作手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の座席装置。 - 前記長溝は、前記固定部品の上面側に固定されるベース部材に設けられ、
前記ベース部材にて前記長溝の幅方向の両側端に、前記回転部品の回転に伴い円周方向から移動してきた前記ロックピンの下端を上方へ導くテーパを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の座席装置。 - 前記回転部品上に前記座席を支持する支持部材を、前記回転部品上に後付けした前記ブラケットの両側に配置したことを特徴とする請求項1,2または3に記載の座席装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019156970A JP7123882B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 座席装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019156970A JP7123882B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 座席装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021031029A JP2021031029A (ja) | 2021-03-01 |
JP7123882B2 true JP7123882B2 (ja) | 2022-08-23 |
Family
ID=74675060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019156970A Active JP7123882B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 座席装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7123882B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000253944A (ja) | 1999-03-08 | 2000-09-19 | France Bed Co Ltd | 椅 子 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940135U (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-14 | 株式会社大井製作所 | 回転座席におけるストツパ構造 |
JPH018200Y2 (ja) * | 1984-09-29 | 1989-03-03 | ||
JPS61202938A (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-08 | Shiraki Kinzoku Kogyo Kk | 回転対座シ−ト |
JPH0378693U (ja) * | 1989-12-04 | 1991-08-09 | ||
JP3395067B2 (ja) * | 1994-04-30 | 2003-04-07 | 和光工業株式会社 | 車両用乗用座席回転昇降装置 |
US5904399A (en) * | 1997-09-25 | 1999-05-18 | Hanil Company Ltd. | Rotary table of a seat for automobiles |
-
2019
- 2019-08-29 JP JP2019156970A patent/JP7123882B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000253944A (ja) | 1999-03-08 | 2000-09-19 | France Bed Co Ltd | 椅 子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021031029A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20140167471A1 (en) | Commercial vehicle seat having a locking member | |
JP4305675B2 (ja) | 車両用シート | |
US20110148164A1 (en) | Vehicle seat | |
JP5276418B2 (ja) | 車両用スライドシート装置 | |
JP2008074380A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP7473782B2 (ja) | シート回動装置 | |
JP7123882B2 (ja) | 座席装置 | |
JP5228421B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6724656B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP4716824B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4460472B2 (ja) | シート | |
WO2022113737A1 (ja) | 座席装置 | |
JP6562005B2 (ja) | 車両用シートの乗降サポート構造 | |
JP5217415B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP7051253B2 (ja) | 座席装置 | |
JP6822353B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP6641643B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5355229B2 (ja) | 車両用回転シート装置 | |
WO2014125631A1 (ja) | 車両用シート | |
JP5405976B2 (ja) | 自転車用幼児座席 | |
JP2013035392A (ja) | 車両用シート | |
JP2003002098A (ja) | 車両用折りたたみシート | |
JP2021091259A (ja) | 車両用シート | |
JP2009073312A (ja) | 車両用シートの操作構造 | |
JP2010235028A (ja) | 乗物用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190904 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220810 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7123882 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |