JP2698973B2 - 自動車用の取外し可能な後部座席 - Google Patents
自動車用の取外し可能な後部座席Info
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- JP2698973B2 JP2698973B2 JP7259157A JP25915795A JP2698973B2 JP 2698973 B2 JP2698973 B2 JP 2698973B2 JP 7259157 A JP7259157 A JP 7259157A JP 25915795 A JP25915795 A JP 25915795A JP 2698973 B2 JP2698973 B2 JP 2698973B2
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- JP
- Japan
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- lower structure
- seat
- structure part
- vehicle
- restraining
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3097—Dismountable seats storable in a non-use position
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/20—Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height
- B60R2022/207—Horizontally or transversally adjustable
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容積の可変な積載空
間、平らな積載面、特に詰め物をされたこわい座席、及
び車体の床に取外し可能な係留個所を介して取付けられ
ている座席高さ規定用座席下部構造体を有する、自動車
特にステーシヨンワゴン用の取外し可能な後部座席に関
する。
間、平らな積載面、特に詰め物をされたこわい座席、及
び車体の床に取外し可能な係留個所を介して取付けられ
ている座席高さ規定用座席下部構造体を有する、自動車
特にステーシヨンワゴン用の取外し可能な後部座席に関
する。
【0002】
【従来の技術】このような後部座席は、後部座席の取外
しによつて生ずる自由空間を付加的な積載空間として利
用できるようにするため、ステーシヨンワゴンにおいて
好んで使用される。
しによつて生ずる自由空間を付加的な積載空間として利
用できるようにするため、ステーシヨンワゴンにおいて
好んで使用される。
【0003】この種の公知の後部座席(欧州特許出願公
告第0397333号明細書)では、座席と座席下部構
造体とが1つの構造単位を形成し、側方に設けられかつ
座席から下方へ突出して床にある2つの挿入片に取外し
可能に保持される台座により座席下部構造体が形成され
る。各挿入片は、車両縦軸線に直交して延びかつ縦方向
に離れて設けられる2つの係留ピンを持ち、座席下部構
造体の台座には、係留ピンの周りに係合するスリツト
と、これらのスリツトへ入り込む係留ピン上に係合する
鎖錠ピンとが設けられている。この公知の後部座席は、
それが場所をとりかつ重いため、取外しの際比較的扱い
難く、積載空間を大きくすることが一部しか必要でなく
ても、そのために車両から完全に取出されねばならな
い。
告第0397333号明細書)では、座席と座席下部構
造体とが1つの構造単位を形成し、側方に設けられかつ
座席から下方へ突出して床にある2つの挿入片に取外し
可能に保持される台座により座席下部構造体が形成され
る。各挿入片は、車両縦軸線に直交して延びかつ縦方向
に離れて設けられる2つの係留ピンを持ち、座席下部構
造体の台座には、係留ピンの周りに係合するスリツト
と、これらのスリツトへ入り込む係留ピン上に係合する
鎖錠ピンとが設けられている。この公知の後部座席は、
それが場所をとりかつ重いため、取外しの際比較的扱い
難く、積載空間を大きくすることが一部しか必要でなく
ても、そのために車両から完全に取出されねばならな
い。
【0004】最初にあげた種類の同様に公知の後部座席
(欧州特許出願公開第0537078号明細書)では、
座席が同様に分離不可能に座席下部構造体に結合されて
いる。座席下部構造体は、座席を保持する枠と、係留個
所で車両の床に取外し可能に保持される4つの脚とから
成り、これらの脚は揺動可能に枠に結合されている。両
方の後部脚の係留部を取外した後、枠と前部脚との間の
揺動軸線の周りに、座席を枠と共に前方へ揺動させて、
前部座席の背もたれへ当てることができる。脚にあるす
べての係留部を取外した後、後部座席を完全に車両から
取出すことができるが、これは比較的扱い難く、力を使
う。各係留個所に2つの異なる係留位置を設けることに
よつて、車両縦方向に互いにずれた2つの位置で後部座
席を取付けることができ、これらの位置により足の大き
い自由度又は大きい積載空間が可能となる。
(欧州特許出願公開第0537078号明細書)では、
座席が同様に分離不可能に座席下部構造体に結合されて
いる。座席下部構造体は、座席を保持する枠と、係留個
所で車両の床に取外し可能に保持される4つの脚とから
成り、これらの脚は揺動可能に枠に結合されている。両
方の後部脚の係留部を取外した後、枠と前部脚との間の
揺動軸線の周りに、座席を枠と共に前方へ揺動させて、
前部座席の背もたれへ当てることができる。脚にあるす
べての係留部を取外した後、後部座席を完全に車両から
取出すことができるが、これは比較的扱い難く、力を使
う。各係留個所に2つの異なる係留位置を設けることに
よつて、車両縦方向に互いにずれた2つの位置で後部座
席を取付けることができ、これらの位置により足の大き
い自由度又は大きい積載空間が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎となつて
いる課題は、取外しの際容易に扱われ、取出し後に生ず
る自由空間が平面状で最適に利用可能であるように、最
初にあげた種類の後部座席を構成することである。
いる課題は、取外しの際容易に扱われ、取出し後に生ず
る自由空間が平面状で最適に利用可能であるように、最
初にあげた種類の後部座席を構成することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、座席下部構造体が、係留個所から遠い
方の端部で座席に取外し可能に結合され、かつ係留個所
において、座席高さを規定する使用位置から車体の床の
所にある格納位置へ又はその逆に揺動可能に保持され、
少なくとも1つの手動操作可能な鎖錠装置が設けられ
て、座席下部構造体を係留個所で使用位置に鎖錠する。
本発明によれば、座席下部構造体が、係留個所から遠い
方の端部で座席に取外し可能に結合され、かつ係留個所
において、座席高さを規定する使用位置から車体の床の
所にある格納位置へ又はその逆に揺動可能に保持され、
少なくとも1つの手動操作可能な鎖錠装置が設けられ
て、座席下部構造体を係留個所で使用位置に鎖錠する。
【0007】
【発明の効果】本発明により後部座席のクツシヨンのす
ぐ下で座席と座席下部構造体とを分離することによつ
て、また車両内に残る座席下部構造体の揺動可能な構成
によつて、積載空間の増大又は他の自由空間の形成のた
め後部座席の非常に簡単で利用し易い取外し及び取付け
が可能となる。座席下部構造体なしで車両から取出され
る座席は、軽く平らで極めて扱い易い。車両内に残る座
席下部構造体は、完全に車両の床に没入されるので、積
載空間の容積又は平面性に悪影響を及ぼすことがない。
ぐ下で座席と座席下部構造体とを分離することによつ
て、また車両内に残る座席下部構造体の揺動可能な構成
によつて、積載空間の増大又は他の自由空間の形成のた
め後部座席の非常に簡単で利用し易い取外し及び取付け
が可能となる。座席下部構造体なしで車両から取出され
る座席は、軽く平らで極めて扱い易い。車両内に残る座
席下部構造体は、完全に車両の床に没入されるので、積
載空間の容積又は平面性に悪影響を及ぼすことがない。
【0008】本発明による合目的な発展及び構成は他の
請求項からわかる。
請求項からわかる。
【0009】本発明の好ましい実施態様によれば、座席
下部構造体が2つの部分から構成され、車両縦軸線方向
において前方下部構造体部分及び後方下部構造体部分を
持ち、これらの前方下部構造体部分及び後方下部構造体
部分がそれぞれ係留個所に揺動可能に保持され、かつ座
席に取外し可能に結合され、前方下部構造体部分及び後
方下部構造体部分の各々に鎖錠装置が属して、下部構造
体部分を少なくとも係留個所内に係留している。この2
部分構成によつて、自由空間又は積載空間を所望のよう
に又は一部大きくする場合、座席を車両内に残すことが
可能である。この場合座席と後方下部構造体部分との結
合を外し、それから後部座席を結合個所で前方下部構造
体部分の方へ揺動させて、前部座席の背に当てればよ
い。このため前方下部構造体部分は鎖錠された使用位置
に留まるが、後方下部構造体部分は解錠後車両の床にあ
る格納位置へ揺動される。
下部構造体が2つの部分から構成され、車両縦軸線方向
において前方下部構造体部分及び後方下部構造体部分を
持ち、これらの前方下部構造体部分及び後方下部構造体
部分がそれぞれ係留個所に揺動可能に保持され、かつ座
席に取外し可能に結合され、前方下部構造体部分及び後
方下部構造体部分の各々に鎖錠装置が属して、下部構造
体部分を少なくとも係留個所内に係留している。この2
部分構成によつて、自由空間又は積載空間を所望のよう
に又は一部大きくする場合、座席を車両内に残すことが
可能である。この場合座席と後方下部構造体部分との結
合を外し、それから後部座席を結合個所で前方下部構造
体部分の方へ揺動させて、前部座席の背に当てればよ
い。このため前方下部構造体部分は鎖錠された使用位置
に留まるが、後方下部構造体部分は解錠後車両の床にあ
る格納位置へ揺動される。
【0010】本発明の実施態様により、前方下部構造体
部分が、なるべく車両縦軸線に対して対称にかつ車両縦
軸線に直交して延びる揺動軸線を持つ2つの係留個所を
持ち、後方下部構造体部分が、中央になるべく車両縦軸
線上に設けられかつ車両縦軸線に直交する揺動軸線を持
つ1つの係留個所を持つている。
部分が、なるべく車両縦軸線に対して対称にかつ車両縦
軸線に直交して延びる揺動軸線を持つ2つの係留個所を
持ち、後方下部構造体部分が、中央になるべく車両縦軸
線上に設けられかつ車両縦軸線に直交する揺動軸線を持
つ1つの係留個所を持つている。
【0011】本発明の合目的な実施態様によれば、後方
下部構造体部分が、係留個所において2つの保持突片の
間に端部を揺動可能に支持されかつなるべく四角中空異
形材として構成される縦梁と、この縦梁に固定的に結合
されかつこの縦梁の両側で車両縦軸線に直交して延びる
2つの同様になるベく四角中空異形材としての横梁とを
持つている。本発明の有利な構成では、後方下部構造体
部分に属する鎖錠装置が、保持突片の間に設けられる鎖
錠ピンと、縦梁に回転可能に支持されかつ座席下部構造
体の使用位置で鎖錠ピンに係合する少なくとも1つの鎖
錠かぎと、横梁の端面にそれぞれ設けられかつ車両縦軸
線に直交して軸線方向に移動可能な2つの拘束ピンとを
持ち、これらの拘束ピンがそれぞれ鎖錠ばねのばね力を
受けて車体の側壁にある拘束穴に係合する。拘束穴は、
車輪ハウジングに取付けられる側板に設けられているの
がよい。これにより、車両の床に1つの係留個所しかな
くても、衝突に対して安全に後方下部構造体部分を車体
に鎖錠することができる。
下部構造体部分が、係留個所において2つの保持突片の
間に端部を揺動可能に支持されかつなるべく四角中空異
形材として構成される縦梁と、この縦梁に固定的に結合
されかつこの縦梁の両側で車両縦軸線に直交して延びる
2つの同様になるベく四角中空異形材としての横梁とを
持つている。本発明の有利な構成では、後方下部構造体
部分に属する鎖錠装置が、保持突片の間に設けられる鎖
錠ピンと、縦梁に回転可能に支持されかつ座席下部構造
体の使用位置で鎖錠ピンに係合する少なくとも1つの鎖
錠かぎと、横梁の端面にそれぞれ設けられかつ車両縦軸
線に直交して軸線方向に移動可能な2つの拘束ピンとを
持ち、これらの拘束ピンがそれぞれ鎖錠ばねのばね力を
受けて車体の側壁にある拘束穴に係合する。拘束穴は、
車輪ハウジングに取付けられる側板に設けられているの
がよい。これにより、車両の床に1つの係留個所しかな
くても、衝突に対して安全に後方下部構造体部分を車体
に鎖錠することができる。
【0012】本発明の好ましい実施態様では、鎖錠装置
が手動レバーを持ち、この手動レバーがなるべくボウデ
ンケーブルとして構成される結合手段を介して拘束ピン
及び少なくとも1つの鎖錠かぎに連結されている。これ
により次のような利点が得られる。即ち縦梁及び横梁を
解錠するため、ただ1つの手動レバーを操作しさえすれ
ばよく、同時に後方下部構造体部分の鎖錠が、大きい衝
突力を吸収することができる車体の所で行われる。中空
異形材を持つ後方下部構造体部分の安定な構成も、衝突
の際生ずる力を吸収するので、本発明による別の実施態
様によれば、後部座席の2つの安全ベルトのバツクル
を、座席を貫通して縦梁に取付けることができる。
が手動レバーを持ち、この手動レバーがなるべくボウデ
ンケーブルとして構成される結合手段を介して拘束ピン
及び少なくとも1つの鎖錠かぎに連結されている。これ
により次のような利点が得られる。即ち縦梁及び横梁を
解錠するため、ただ1つの手動レバーを操作しさえすれ
ばよく、同時に後方下部構造体部分の鎖錠が、大きい衝
突力を吸収することができる車体の所で行われる。中空
異形材を持つ後方下部構造体部分の安定な構成も、衝突
の際生ずる力を吸収するので、本発明による別の実施態
様によれば、後部座席の2つの安全ベルトのバツクル
を、座席を貫通して縦梁に取付けることができる。
【0013】本発明の好ましい実施態様によれば、前方
下部構造体部分が、端部を係留個所でそれぞれ保持突片
に揺動可能に支持される2つの揺動腕により形成され、
車両縦軸線に対して直角に延びる横棒を介してこれらの
揺動腕が互いに結合されている。前方下部構造体部分に
属する鎖錠装置は、両方の係留個所の少なくとも1つに
おいて揺動腕と保持突片との間で作用し、解錠レバーに
より分離可能である。鎖錠装置が、揺動腕から直角に突
出する鎖錠ピンと、保持突片に固定的に結合されかつ揺
動可能な回転掛け金を持つピン受入れ部とを持ち、座席
下部構造体の使用位置で鎖錠ピンがこのピン受入れ部へ
入り込んでいるのがよい。回転掛け金を阻止する阻止円
板に解錠レバーが係合し、解錠のため鎖錠ピンを釈放す
るように阻止円板を回転掛け金から揺動させる。
下部構造体部分が、端部を係留個所でそれぞれ保持突片
に揺動可能に支持される2つの揺動腕により形成され、
車両縦軸線に対して直角に延びる横棒を介してこれらの
揺動腕が互いに結合されている。前方下部構造体部分に
属する鎖錠装置は、両方の係留個所の少なくとも1つに
おいて揺動腕と保持突片との間で作用し、解錠レバーに
より分離可能である。鎖錠装置が、揺動腕から直角に突
出する鎖錠ピンと、保持突片に固定的に結合されかつ揺
動可能な回転掛け金を持つピン受入れ部とを持ち、座席
下部構造体の使用位置で鎖錠ピンがこのピン受入れ部へ
入り込んでいるのがよい。回転掛け金を阻止する阻止円
板に解錠レバーが係合し、解錠のため鎖錠ピンを釈放す
るように阻止円板を回転掛け金から揺動させる。
【0014】本発明の合目的な実施態様によれば、座席
と座席下部構造体との分離可能な結合のため、座席と前
方下部構造体部分及び後方下部構造体部分との間に、そ
れぞれ手動操作される分離レバーを持つなるべく自己拘
束錠が設けられている。各錠は、錠ピン、ピン受入れ
乱、及びピン受入れ部内にある錠ピンの上を覆う阻止レ
バーを持ち、錠を開くため、分離レバーにより閉鎖ばね
の力に抗して阻止レバーが揺動可能である。このような
錠は、ピン受入れ部内における錠ピンの回転運動を可能
にするので、後方下部構造体部分における錠の釈放後、
前方下部構造体部分の錠が座席の上方揺動のため揺動支
持体として役立つ。
と座席下部構造体との分離可能な結合のため、座席と前
方下部構造体部分及び後方下部構造体部分との間に、そ
れぞれ手動操作される分離レバーを持つなるべく自己拘
束錠が設けられている。各錠は、錠ピン、ピン受入れ
乱、及びピン受入れ部内にある錠ピンの上を覆う阻止レ
バーを持ち、錠を開くため、分離レバーにより閉鎖ばね
の力に抗して阻止レバーが揺動可能である。このような
錠は、ピン受入れ部内における錠ピンの回転運動を可能
にするので、後方下部構造体部分における錠の釈放後、
前方下部構造体部分の錠が座席の上方揺動のため揺動支
持体として役立つ。
【0015】本発明の別の実施態様によれば、前方下部
構造体部分及び後方下部構造体部分の係留個所にある保
持突片が車両縦軸線に沿つて又はこれに対して平行に延
びる案内レール内に縦方向移動可能に保持され、少なく
とも1つの係留個所に拘束装置が設けられて、少なくと
も2つの移動位置において保持突片を案内レール内に拘
束する。車体の各側壁に、移動位置の1つにそれぞれ対
応する2つの拘束穴が設けられ、後方下部構造体部分に
属する鎖錠装置の拘束ピンがこれらの拘束穴へはまる。
座席下部構造体のこの構造的構成によつて、車両の前部
座席に対して異なる間隔を持つ2つの異なる位置で後部
座席を使用することができる。この場合一方の後部座席
位置は座席使用者に大きい足利用空間を与え、他方の後
部座席位置は後部座席の後にある積載空間を大きくす
る。
構造体部分及び後方下部構造体部分の係留個所にある保
持突片が車両縦軸線に沿つて又はこれに対して平行に延
びる案内レール内に縦方向移動可能に保持され、少なく
とも1つの係留個所に拘束装置が設けられて、少なくと
も2つの移動位置において保持突片を案内レール内に拘
束する。車体の各側壁に、移動位置の1つにそれぞれ対
応する2つの拘束穴が設けられ、後方下部構造体部分に
属する鎖錠装置の拘束ピンがこれらの拘束穴へはまる。
座席下部構造体のこの構造的構成によつて、車両の前部
座席に対して異なる間隔を持つ2つの異なる位置で後部
座席を使用することができる。この場合一方の後部座席
位置は座席使用者に大きい足利用空間を与え、他方の後
部座席位置は後部座席の後にある積載空間を大きくす
る。
【0016】本発明の合目的な実施態様によれば、拘束
装置が後方下部構造体部分の係留個所に属し、かつ保持
突片の所で垂直に移動可能な拘束ピンと、案内レールに
間隔をおいて設けられかつ拘束ばねの作用を受ける拘束
ピンを通される拘束穴と、拘束ピンに係合する解錠部材
とを持ち、この解錠部材が拘束ばねの力に抗して拘束ピ
ンを拘束穴から押出し、解錠部材がなるべくボウデンケ
ーブルとして形成されて、後方下部構造体部分に属する
鎖錠装置の手動レバーに結合されている。前方下部構造
体部分と後方下部構造体部分は、車両縦軸線に沿つて又
はこれに対して平行に延びる連結棒により互いに結合さ
れ、それにより前方下部構造体部分もそれぞれの座席位
置へ一緒に移動されて、そこに保持される。
装置が後方下部構造体部分の係留個所に属し、かつ保持
突片の所で垂直に移動可能な拘束ピンと、案内レールに
間隔をおいて設けられかつ拘束ばねの作用を受ける拘束
ピンを通される拘束穴と、拘束ピンに係合する解錠部材
とを持ち、この解錠部材が拘束ばねの力に抗して拘束ピ
ンを拘束穴から押出し、解錠部材がなるべくボウデンケ
ーブルとして形成されて、後方下部構造体部分に属する
鎖錠装置の手動レバーに結合されている。前方下部構造
体部分と後方下部構造体部分は、車両縦軸線に沿つて又
はこれに対して平行に延びる連結棒により互いに結合さ
れ、それにより前方下部構造体部分もそれぞれの座席位
置へ一緒に移動されて、そこに保持される。
【0017】本発明の有利な実施態様によれば、座席下
部構造体の格納 位置で前方下部構造体部分及び後方下
部構造体部分が、押圧力により車体の床に接している。
前方下部構造体部分の揺動腕及び後方下部構造体部分の
揺動可能な縦梁と車体の床との間に、それぞれ緩衝素子
なるべくゴムブロツクが設けられている。この構造手段
により、車両内に残つている座席下部構造体が全くがた
つき騒音なしに車両内に存在するようにすることができ
る。
部構造体の格納 位置で前方下部構造体部分及び後方下
部構造体部分が、押圧力により車体の床に接している。
前方下部構造体部分の揺動腕及び後方下部構造体部分の
揺動可能な縦梁と車体の床との間に、それぞれ緩衝素子
なるべくゴムブロツクが設けられている。この構造手段
により、車両内に残つている座席下部構造体が全くがた
つき騒音なしに車両内に存在するようにすることができ
る。
【0018】
【実施例】図面に示されている実施例に基いて本発明を
以下に説明する。容積の可変な積載空間及び平らな積載
面を持つステーシヨンワゴン用の図1に斜視図で示す後
部座席は、背もたれ11を取付けられかつ詰物をされた
こわい座席10と、図1に一部を示す単体の床13上の
座席高さを規定するための座席下部構造体12とを持つ
ている。床13は、全体で3つの係留個所14,15及
び16で、車体の床13(以下車両床13という)に固
定され、係留個所14〜16はなるべく平らな積載面よ
り下に設けられている。座席下部構造体12及び係留個
所14〜16は、衝突の場合に生ずる力を吸収できるよ
うに設計されている。図1に概略的に示されているよう
に、座席下部構造体12は、係留個所14〜16から遠
い方の端部で、座席10に取外し可能に結合され、係留
個所14〜16で、車両縦軸線に直交して延びる揺動軸
線の周りに、車両床13に対する座席高さを規定する図
1の使用位置から、車両床13の所にある格納位置へ揺
動可能に保持されている。座席下部構造体12は、図1
に示す使用位置で、後述する鎖錠装置17及び19によ
り車体に鎖錠され、また格納位置でばねの予荷重を受け
て、車両床13の上面と同一面をなすようにこの車両床
13内にあり、座席下部構造体12のがたつき騒音を回
避するため、車両床13内に保持される緩衝素子例えは
ゴムブロツク(図2)に、ばね予荷重によりかみ合うよ
うに当てられる。
以下に説明する。容積の可変な積載空間及び平らな積載
面を持つステーシヨンワゴン用の図1に斜視図で示す後
部座席は、背もたれ11を取付けられかつ詰物をされた
こわい座席10と、図1に一部を示す単体の床13上の
座席高さを規定するための座席下部構造体12とを持つ
ている。床13は、全体で3つの係留個所14,15及
び16で、車体の床13(以下車両床13という)に固
定され、係留個所14〜16はなるべく平らな積載面よ
り下に設けられている。座席下部構造体12及び係留個
所14〜16は、衝突の場合に生ずる力を吸収できるよ
うに設計されている。図1に概略的に示されているよう
に、座席下部構造体12は、係留個所14〜16から遠
い方の端部で、座席10に取外し可能に結合され、係留
個所14〜16で、車両縦軸線に直交して延びる揺動軸
線の周りに、車両床13に対する座席高さを規定する図
1の使用位置から、車両床13の所にある格納位置へ揺
動可能に保持されている。座席下部構造体12は、図1
に示す使用位置で、後述する鎖錠装置17及び19によ
り車体に鎖錠され、また格納位置でばねの予荷重を受け
て、車両床13の上面と同一面をなすようにこの車両床
13内にあり、座席下部構造体12のがたつき騒音を回
避するため、車両床13内に保持される緩衝素子例えは
ゴムブロツク(図2)に、ばね予荷重によりかみ合うよ
うに当てられる。
【0019】座席下部構造体12は2つの部分から構成
され、車両縦軸線の方向に見て前方下部構造体部分20
と後方下部構造体部分21とを持ち、これらの前方下部
構造体部分20及び後方下部構造体部分21はそれぞれ
独立に係留個所14,15及び16に揺動可能に保持さ
れ、座席10に取外し可能に結合されている。鎖錠装置
17は後方下部構造体部分21に属し、前方下部構造体
部分20は、係留個所14で作用する1つの鎖錠装置1
9により使用位置に拘束可能である。
され、車両縦軸線の方向に見て前方下部構造体部分20
と後方下部構造体部分21とを持ち、これらの前方下部
構造体部分20及び後方下部構造体部分21はそれぞれ
独立に係留個所14,15及び16に揺動可能に保持さ
れ、座席10に取外し可能に結合されている。鎖錠装置
17は後方下部構造体部分21に属し、前方下部構造体
部分20は、係留個所14で作用する1つの鎖錠装置1
9により使用位置に拘束可能である。
【0020】詳細には、後方下部構造体部分21は、車
両縦軸線を通る垂直面内で係留個所16にある揺動軸線
の周りに揺動可能な縦梁22と、この縦梁22に固定的
に結合されかつ縦梁22の両側から車両縦軸線に直交し
て延びる2つの横梁23,24とから成つている。縦梁
22及び両方の横梁23,24は四角中空異形材として
構成されている。特に図3及び4からわかるように、縦
梁22は係留個所16にある2つの保持突片25,26
に枢着されている。両方の保持突片25,26は、車両
縦軸線の方向に延びる案内レール28内に移動可能に案
内される基板27上に取付けられている。後方下部構造
体部分21を鎖錠するため、鎖錠装置17は、車体の側
壁へ作用する鎖錠部分と、係留個所16で作用する鎖錠
部分とを持つている。第1の鎖錠部分は、横梁23,2
4の自由端に設けられかつ軸線方向に移動可能な2つの
拘束ピン29を含み、後方下部構造体部分21を鎖錠す
るためこれらの拘束ピン29が、車体の各側にある2つ
の拘束穴30,31に係合する。両方の拘束穴30,3
1は車両縦軸線の方向に互いに離れて取付け板に設けら
れている。それぞれ1つの取付け板32が車体の33で
示す左右の車輪ハウジングに取付けられている(図
1)。両方の拘束ピン29は、案内レール28中におけ
る基板27の移動位置に応じて、鎖錠ばね34の作用を
受けて取付け板32の両方の拘束穴30又は両方の拘束
穴31に係合して、後方下部構造体部分21を車体の側
面に拘束する。
両縦軸線を通る垂直面内で係留個所16にある揺動軸線
の周りに揺動可能な縦梁22と、この縦梁22に固定的
に結合されかつ縦梁22の両側から車両縦軸線に直交し
て延びる2つの横梁23,24とから成つている。縦梁
22及び両方の横梁23,24は四角中空異形材として
構成されている。特に図3及び4からわかるように、縦
梁22は係留個所16にある2つの保持突片25,26
に枢着されている。両方の保持突片25,26は、車両
縦軸線の方向に延びる案内レール28内に移動可能に案
内される基板27上に取付けられている。後方下部構造
体部分21を鎖錠するため、鎖錠装置17は、車体の側
壁へ作用する鎖錠部分と、係留個所16で作用する鎖錠
部分とを持つている。第1の鎖錠部分は、横梁23,2
4の自由端に設けられかつ軸線方向に移動可能な2つの
拘束ピン29を含み、後方下部構造体部分21を鎖錠す
るためこれらの拘束ピン29が、車体の各側にある2つ
の拘束穴30,31に係合する。両方の拘束穴30,3
1は車両縦軸線の方向に互いに離れて取付け板に設けら
れている。それぞれ1つの取付け板32が車体の33で
示す左右の車輪ハウジングに取付けられている(図
1)。両方の拘束ピン29は、案内レール28中におけ
る基板27の移動位置に応じて、鎖錠ばね34の作用を
受けて取付け板32の両方の拘束穴30又は両方の拘束
穴31に係合して、後方下部構造体部分21を車体の側
面に拘束する。
【0021】図1に概略的にのみ示されかつ図3に詳細
に示されているように、係留個所16で作用する鎖碇装
置17の鎖錠部分は、係留個所16にある保持突片2
5,26の間に設けられる鎖錠ピン35と、縦梁22に
回転可能に支持される2つの鎖錠かぎ36とを含み、後
方下部構造体部分21の使用位置で鎖錠かぎ36が鎖錠
ピン35の周りにかみ合うように係合し、従つて後方下
部構造体部分21を使用位置に拘束する。
に示されているように、係留個所16で作用する鎖碇装
置17の鎖錠部分は、係留個所16にある保持突片2
5,26の間に設けられる鎖錠ピン35と、縦梁22に
回転可能に支持される2つの鎖錠かぎ36とを含み、後
方下部構造体部分21の使用位置で鎖錠かぎ36が鎖錠
ピン35の周りにかみ合うように係合し、従つて後方下
部構造体部分21を使用位置に拘束する。
【0022】案内レール28中で移動可能な基板27
は、拘束装置37により、2つの移動位置で案内レール
28中に鎖錠される。このため垂直に移動可能な拘束ピ
ン38が基板27に設けられ、車両縦軸線方向に離れて
いる2つの拘束穴39,40が設けられ、圧縮ばねとし
て構成される拘束ばね41の作用を受ける拘束ピン38
がこれらの拘束穴39,40へはまる。
は、拘束装置37により、2つの移動位置で案内レール
28中に鎖錠される。このため垂直に移動可能な拘束ピ
ン38が基板27に設けられ、車両縦軸線方向に離れて
いる2つの拘束穴39,40が設けられ、圧縮ばねとし
て構成される拘束ばね41の作用を受ける拘束ピン38
がこれらの拘束穴39,40へはまる。
【0023】後方下部構造体部分21に属する鎖錠装置
17は、両方の鎖錠部分及び拘束装置37を一緒に操作
するため手動レバー42を持ち、一方の横梁23,24
に回転可能に設けられる制御円板43(図4)にこの手
動レバー42が固定的に結合されている。制御円板43
には、全部で5本のボウデンケーブル44〜48の一端
が取付けられている。2つのボウデンケーブル44及び
45は、両方の横梁23,24の端部にある拘束ピン2
9へそれぞれ導かれ、この拘束ピン29に固定的に結合
されている。ボウデンケーブル46〜48は係留個所1
6へ導かれ、2本のボウデンケーブル46,47はそれ
ぞれ鎖錠かぎ36に係合し、ボウデンケーブル48は拘
束装置37の拘束ピン38に結合されている。図4の手
動レバー42が反時計方向に揺動されると、ボウデンケ
ーブル44〜48が操作される。それにより拘束ピン2
9が取付け板32にある拘束穴30又は31から引出さ
れ、鎖錠かぎ36が鎖碇ピン35から外れるように揺動
され、拘束ピン38が拘束ばね41の作用に抗して拘束
穴39又は40から押出される。従つて後方下部構造体
部分21は解錠され、車両床13の方へ下方揺動される
と共に、案内レール28内の別の鎖錠位置へ移動され
る。
17は、両方の鎖錠部分及び拘束装置37を一緒に操作
するため手動レバー42を持ち、一方の横梁23,24
に回転可能に設けられる制御円板43(図4)にこの手
動レバー42が固定的に結合されている。制御円板43
には、全部で5本のボウデンケーブル44〜48の一端
が取付けられている。2つのボウデンケーブル44及び
45は、両方の横梁23,24の端部にある拘束ピン2
9へそれぞれ導かれ、この拘束ピン29に固定的に結合
されている。ボウデンケーブル46〜48は係留個所1
6へ導かれ、2本のボウデンケーブル46,47はそれ
ぞれ鎖錠かぎ36に係合し、ボウデンケーブル48は拘
束装置37の拘束ピン38に結合されている。図4の手
動レバー42が反時計方向に揺動されると、ボウデンケ
ーブル44〜48が操作される。それにより拘束ピン2
9が取付け板32にある拘束穴30又は31から引出さ
れ、鎖錠かぎ36が鎖碇ピン35から外れるように揺動
され、拘束ピン38が拘束ばね41の作用に抗して拘束
穴39又は40から押出される。従つて後方下部構造体
部分21は解錠され、車両床13の方へ下方揺動される
と共に、案内レール28内の別の鎖錠位置へ移動され
る。
【0024】前方下部構造体部分20は、車両縦軸線に
対して対称に設けられる2つの係留個所14,15に端
部をそれぞれ揺動可能に支持される2つの揺動腕50,
51から成り、これらの揺動腕は車両縦軸線に直交して
延びる横棒49上に固定されている。特に図3及び4か
らわかるように、横棒49は両方の係留個所14,15
にある保持突片52にそれぞれ回転可能に支持されてい
る。各保持突片52は、基板53上に、これから直角に
突出するように取付けられている。基板53は、各係留
個所14,15において車両床13に取付けられる案内
レール54内に縦方向移動可能に保持されている。案内
レール54は、後部係留個所16にある案内レール28
に対して平行に向いている。横棒49と後方下部構造体
部分21の縦梁22との間に連結棒55が設けられ(図
1,3及び4)、横棒49及び縦梁22の揺動軸線の所
でこれらに相対回転可能に係合している。連結棒55に
よつて、前方下部構造体部分20は後方下部構造体部分
21の縦方向移動に関与し、両方の揺動腕50,51
は、係留個所14,15内で案内レール54中を同じよ
うに移動される。後部基仮27が拘束装置37により鎖
錠個所の1つ(拘束穴39又は40)に拘束されている
と、連結棒55を介して基板53も自動的に両方の案内
レール54中に縦方向移動不可能に固定される。
対して対称に設けられる2つの係留個所14,15に端
部をそれぞれ揺動可能に支持される2つの揺動腕50,
51から成り、これらの揺動腕は車両縦軸線に直交して
延びる横棒49上に固定されている。特に図3及び4か
らわかるように、横棒49は両方の係留個所14,15
にある保持突片52にそれぞれ回転可能に支持されてい
る。各保持突片52は、基板53上に、これから直角に
突出するように取付けられている。基板53は、各係留
個所14,15において車両床13に取付けられる案内
レール54内に縦方向移動可能に保持されている。案内
レール54は、後部係留個所16にある案内レール28
に対して平行に向いている。横棒49と後方下部構造体
部分21の縦梁22との間に連結棒55が設けられ(図
1,3及び4)、横棒49及び縦梁22の揺動軸線の所
でこれらに相対回転可能に係合している。連結棒55に
よつて、前方下部構造体部分20は後方下部構造体部分
21の縦方向移動に関与し、両方の揺動腕50,51
は、係留個所14,15内で案内レール54中を同じよ
うに移動される。後部基仮27が拘束装置37により鎖
錠個所の1つ(拘束穴39又は40)に拘束されている
と、連結棒55を介して基板53も自動的に両方の案内
レール54中に縦方向移動不可能に固定される。
【0025】前方下部構造体部分20を使用位置に鎖錠
するためそれに属する鎖錠装置19は、係留個所14に
属し、保持突片52と揺動腕20との間で作用する。こ
の鎖錠装置19は、揺動腕20から直角に突出する鎖錠
ピン56(図3及び4)と、基板53に固定的に結合さ
れるピン受入れ部57(図3)とを持ち、前方下部構造
体部分20の使用位置で鎖錠ピン56がこのピン受入れ
部57へ入り込み、揺動腕50従つて横棒49を介して
揺動腕51を使用位置に鎖錠する。図3からわかるよう
に、ピン受入れ部57には回転掛け金58が揺動可能に
支持されて、ピン受入れ部57内にある鎖錠ピン56の
上に係合し、引張りばね60の作用を受ける阻止円板5
9により戻り回転を防止される。鎖錠装置19を解錠す
る解錠レバー61が阻止円板59に固定的に結合されて
いる。解錠レバー61の揺動により阻止円板59が回さ
れて、回転掛け金58の阻止を解除する。揺動腕50,
51は、今や図3において時計方向に、車両床13内に
ある格納位置へ下方揺動可能であり、釈放される回転掛
け金58の回転により鎖錠ピン56はピン受入れ部57
から出る。揺動腕50,51の揺動運動は図2に概略的
に示されている。前方下部構造体部分20の格納位置に
おいて揺動腕50,51は車両床13と同一の面内にあ
る。少なくとも揺動腕50及び保持突片52に支持され
る脚つきばね62は、車両床13にあるゴムブロツク1
8に揺動腕50,51をそれぞれかみ合うように当てる
(図2)。同じ脚つきばね及びゴムブロツクが後方下部
構造体部分21の格納位置にも設けられているが、図示
してない。
するためそれに属する鎖錠装置19は、係留個所14に
属し、保持突片52と揺動腕20との間で作用する。こ
の鎖錠装置19は、揺動腕20から直角に突出する鎖錠
ピン56(図3及び4)と、基板53に固定的に結合さ
れるピン受入れ部57(図3)とを持ち、前方下部構造
体部分20の使用位置で鎖錠ピン56がこのピン受入れ
部57へ入り込み、揺動腕50従つて横棒49を介して
揺動腕51を使用位置に鎖錠する。図3からわかるよう
に、ピン受入れ部57には回転掛け金58が揺動可能に
支持されて、ピン受入れ部57内にある鎖錠ピン56の
上に係合し、引張りばね60の作用を受ける阻止円板5
9により戻り回転を防止される。鎖錠装置19を解錠す
る解錠レバー61が阻止円板59に固定的に結合されて
いる。解錠レバー61の揺動により阻止円板59が回さ
れて、回転掛け金58の阻止を解除する。揺動腕50,
51は、今や図3において時計方向に、車両床13内に
ある格納位置へ下方揺動可能であり、釈放される回転掛
け金58の回転により鎖錠ピン56はピン受入れ部57
から出る。揺動腕50,51の揺動運動は図2に概略的
に示されている。前方下部構造体部分20の格納位置に
おいて揺動腕50,51は車両床13と同一の面内にあ
る。少なくとも揺動腕50及び保持突片52に支持され
る脚つきばね62は、車両床13にあるゴムブロツク1
8に揺動腕50,51をそれぞれかみ合うように当てる
(図2)。同じ脚つきばね及びゴムブロツクが後方下部
構造体部分21の格納位置にも設けられているが、図示
してない。
【0026】座席10と座席下部構造体12との分離可
能な結合は、自己拘束し手で釈放可能な4つの錠63〜
66によつて行われる。錠63及び64は前方下部構造
体部分20の揺動腕50,51の上端と座席10の下側
との間に設けられ、錠65,66は後方下部構造体部分
21の横梁23,24の上側と座席10の下側との間に
設けられている。錠63,64は同じに構成され、それ
ぞれ錠ピン67、錠ピン67用ピン受入れ部68、及び
ピン受入れ部68内にある錠ピン67の上に係合する阻
止レバー69を持つている。錠ピン67は、座席10の
下側から突出するU字状留め金70(図4)の横連絡辺
により形成される。ピン受入れ部68は揺動腕50(図
3)及び揺動腕51の上端に設けられている。阻止レバ
ー69は揺動腕50又は51に揺動可能に支持され、そ
の阻止口691が錠ピン67の上に係合する。阻止レバ
ー69及び揺動腕50又は51に係合する脚つきばね7
1により、阻止レバー69が常に鎖錠位置に保持され
る。錠63又は64を開く分離レバー72が阻止レバー
69に固定的に結合され(図3及び4)て、阻止レバー
69から側方へ曲げられ、端部につまみ73を持つてい
る。分離レバー72の手動揺動によつて阻止レバー69
が揺動され、その阻止口691が錠ピン67を釈放す
る。
能な結合は、自己拘束し手で釈放可能な4つの錠63〜
66によつて行われる。錠63及び64は前方下部構造
体部分20の揺動腕50,51の上端と座席10の下側
との間に設けられ、錠65,66は後方下部構造体部分
21の横梁23,24の上側と座席10の下側との間に
設けられている。錠63,64は同じに構成され、それ
ぞれ錠ピン67、錠ピン67用ピン受入れ部68、及び
ピン受入れ部68内にある錠ピン67の上に係合する阻
止レバー69を持つている。錠ピン67は、座席10の
下側から突出するU字状留め金70(図4)の横連絡辺
により形成される。ピン受入れ部68は揺動腕50(図
3)及び揺動腕51の上端に設けられている。阻止レバ
ー69は揺動腕50又は51に揺動可能に支持され、そ
の阻止口691が錠ピン67の上に係合する。阻止レバ
ー69及び揺動腕50又は51に係合する脚つきばね7
1により、阻止レバー69が常に鎖錠位置に保持され
る。錠63又は64を開く分離レバー72が阻止レバー
69に固定的に結合され(図3及び4)て、阻止レバー
69から側方へ曲げられ、端部につまみ73を持つてい
る。分離レバー72の手動揺動によつて阻止レバー69
が揺動され、その阻止口691が錠ピン67を釈放す
る。
【0027】後方下部構造体部分21に属する2つの錠
65,66も同じに構成され、前方下部構造体部分20
に属する錠63,64と同じ構成素子を持つている。し
かし錠ピン67は両方の横梁23,24の上側に設けら
れ、ピン受入れ部を持つ阻止レバー及び分離レバーは座
席10の下側に設けられている。錠65及び66の座席
側部分はここには図示してない。錠ピン67は、横梁2
3,24の上側に取付けられるU字状留め金70(図
4)の横連絡辺により形成されている。
65,66も同じに構成され、前方下部構造体部分20
に属する錠63,64と同じ構成素子を持つている。し
かし錠ピン67は両方の横梁23,24の上側に設けら
れ、ピン受入れ部を持つ阻止レバー及び分離レバーは座
席10の下側に設けられている。錠65及び66の座席
側部分はここには図示してない。錠ピン67は、横梁2
3,24の上側に取付けられるU字状留め金70(図
4)の横連絡辺により形成されている。
【0028】後部座席は通常少なくとも2つの安全ベル
トを備えており、これらの安全ベルトのバツクルは車両
床に係留せねばならない。このため上述した後部座席で
は、両方のバツクル74,75が後方下部構造体部分2
1の縦梁22の上端に係留されている。縦梁22及び車
両床13の係留個所16にある保持突片25,26を介
して、安全ベルトの引張り力が車両床13により吸収さ
れる。
トを備えており、これらの安全ベルトのバツクルは車両
床に係留せねばならない。このため上述した後部座席で
は、両方のバツクル74,75が後方下部構造体部分2
1の縦梁22の上端に係留されている。縦梁22及び車
両床13の係留個所16にある保持突片25,26を介
して、安全ベルトの引張り力が車両床13により吸収さ
れる。
【0029】図5及び6には、後方下部構造体部分21
の構成のみに関する座席下部構造体12の変形例が示さ
れている。この後方下部構造体部分21は、互いに一体
に結合される2つの剛性保持脚80,81から成り、こ
れらの保持脚はなるべく約90゜の鋭角をなして互いに
離れ、自由端にそれぞれ回転ピン82を持つている。両
方の保持脚80,81は、車両縦方向に互いに離れて車
両床13に設けられている2つの係留個所83,84の
所まで延びている。両方の回転ピン82は、縦方向に互
いに離れて設けられる2つの保持突片85にそれぞれ揺
動可能に支持されているので、互いにかつ車両縦軸線に
対して一直線をなす2つの揺動軸線の周りに、両方の保
持脚80,81が揺動可能である。各係留個所83,8
4で両方の保持突片85は、基板86から垂直に突出す
るようにこれに取付けられている。両方の基板86は、
車両縦軸線に沿つて延びる案内レール87中に移動可能
に案内され、係留個所83に設けられている拘束装置3
7′を介して、案内レール87中の2つの移動位置に拘
束可能である。拘束装置37′は既に図3及び4につい
て述べた拘束装置37と同じに構成され、拘束ばね41
に抗して垂直に移動可能な拘束ピン38を持ち、この拘
束ピン38が拘束ばね41の作用を受けて、案内レール
87の底にある拘束穴39又は40に係合することがで
きる。拘束穴39,40から拘束ピン38を引出すため
に、基板86に垂直方向に揺動可能に支持されて拘束ピ
ン38に係合する引出しレバー88が用いられる。前方
下部構造体部分20と後方下部構造体部分21との間に
は連結棒55が設けられて、前方下部構造体部分20の
揺動腕50,51の間にある横棒49に係合し、係留個
所83で基板86に固定的に結合されている。
の構成のみに関する座席下部構造体12の変形例が示さ
れている。この後方下部構造体部分21は、互いに一体
に結合される2つの剛性保持脚80,81から成り、こ
れらの保持脚はなるべく約90゜の鋭角をなして互いに
離れ、自由端にそれぞれ回転ピン82を持つている。両
方の保持脚80,81は、車両縦方向に互いに離れて車
両床13に設けられている2つの係留個所83,84の
所まで延びている。両方の回転ピン82は、縦方向に互
いに離れて設けられる2つの保持突片85にそれぞれ揺
動可能に支持されているので、互いにかつ車両縦軸線に
対して一直線をなす2つの揺動軸線の周りに、両方の保
持脚80,81が揺動可能である。各係留個所83,8
4で両方の保持突片85は、基板86から垂直に突出す
るようにこれに取付けられている。両方の基板86は、
車両縦軸線に沿つて延びる案内レール87中に移動可能
に案内され、係留個所83に設けられている拘束装置3
7′を介して、案内レール87中の2つの移動位置に拘
束可能である。拘束装置37′は既に図3及び4につい
て述べた拘束装置37と同じに構成され、拘束ばね41
に抗して垂直に移動可能な拘束ピン38を持ち、この拘
束ピン38が拘束ばね41の作用を受けて、案内レール
87の底にある拘束穴39又は40に係合することがで
きる。拘束穴39,40から拘束ピン38を引出すため
に、基板86に垂直方向に揺動可能に支持されて拘束ピ
ン38に係合する引出しレバー88が用いられる。前方
下部構造体部分20と後方下部構造体部分21との間に
は連結棒55が設けられて、前方下部構造体部分20の
揺動腕50,51の間にある横棒49に係合し、係留個
所83で基板86に固定的に結合されている。
【0030】後方下部構造体部分21に属する鎖錠装置
17′は係留個所84で作用し、一方の保持脚81の自
由端に設けられる鎖錠ピン89と、保持突片85に固定
されるピン受入れ部と、このピン受入れ部に揺動可能に
支持される鎖錠爪90とから成つている。この鎖錠爪9
0に結合される解錠レバー91により、ピン受入れ部内
にある鎖錠ピン89から離れるように鎖錠爪90が揺動
可能である。それから後方下部構造体部分21全体が、
係留個所83及び84にある回転ピン82の周りに、車
両縦軸線車両縦軸線に直交して車両床13の中へ揺動可
能で、この車両床13が後方下部構造体部分21を同一
面をなすように収容して、平らな積載面を形成する。
17′は係留個所84で作用し、一方の保持脚81の自
由端に設けられる鎖錠ピン89と、保持突片85に固定
されるピン受入れ部と、このピン受入れ部に揺動可能に
支持される鎖錠爪90とから成つている。この鎖錠爪9
0に結合される解錠レバー91により、ピン受入れ部内
にある鎖錠ピン89から離れるように鎖錠爪90が揺動
可能である。それから後方下部構造体部分21全体が、
係留個所83及び84にある回転ピン82の周りに、車
両縦軸線車両縦軸線に直交して車両床13の中へ揺動可
能で、この車両床13が後方下部構造体部分21を同一
面をなすように収容して、平らな積載面を形成する。
【0031】後方下部構造体部分21と座席10との結
合は、図1〜4に示す錠63〜66と同じように構成さ
れる単一の錠67を介して行われる。そこに述べた後方
下部構造体部分21用錠63〜66とは異なり、ここで
は錠ピン67が座席10の下側に設けられ、ピン受入れ
部68が阻止レバー69と共に両方の保持脚80,81
の上部結合端部に設けられている。阻止レバー69は、
錠92を解錠するため、つまみ73を持つ分離レバー7
2に結合されている。両方の後部座席安全ベルト用のバ
ツクル74,75は、両方の保持脚80,81の上部結
合端部に揺動可能に設けられている。
合は、図1〜4に示す錠63〜66と同じように構成さ
れる単一の錠67を介して行われる。そこに述べた後方
下部構造体部分21用錠63〜66とは異なり、ここで
は錠ピン67が座席10の下側に設けられ、ピン受入れ
部68が阻止レバー69と共に両方の保持脚80,81
の上部結合端部に設けられている。阻止レバー69は、
錠92を解錠するため、つまみ73を持つ分離レバー7
2に結合されている。両方の後部座席安全ベルト用のバ
ツクル74,75は、両方の保持脚80,81の上部結
合端部に揺動可能に設けられている。
【0032】係留個所83,84は車両縦軸線上にある
必要はない。これらの係留個所は互いにかつ車両縦軸線
に対して平行に設けられてもよい。後方下部構造体部分
21を車両床13内へ同一面をなすように揺動させるた
め、保持脚80,81を適当に曲げねばならない。
必要はない。これらの係留個所は互いにかつ車両縦軸線
に対して平行に設けられてもよい。後方下部構造体部分
21を車両床13内へ同一面をなすように揺動させるた
め、保持脚80,81を適当に曲げねばならない。
【図1】分解状態にあるステーシヨンワゴン用後部座席
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1による後部座席の座席下部構造体にある前
部揺動腕の下方揺動状態における斜視図である。
部揺動腕の下方揺動状態における斜視図である。
【図3】図1による後部座席の座席下部構造体の側面図
である。
である。
【図4】図3の矢印IVの方向に見た座席下部構造体の
部分正面図である。
部分正面図である。
【図5】座席下部構造体の別の実施例の一部の側面図で
ある。
ある。
【図6】図5の矢印VIの方向に見た座席下部構造体の
正面図である。
正面図である。
10 後部座席 12 座席下部構造体 13 車体の床 14〜16;83,84 係留個所 17,19;17′ 鎖錠装置
フロントページの続き (72)発明者 ヴエルネル・ハウゼル ドイツ連邦共和国カルヴ・ヘングストシ ユトラーセ25 (72)発明者 ロルフ・ミツチエレン ドイツ連邦共和国キルヒハイム/テツ ク・ツム・ヒンテレン・ベルク49 (56)参考文献 特開 平2−310134(JP,A) 特開 平6−107050(JP,A)
Claims (26)
- 【請求項1】 容積の可変な積載空間、平らな積載面、
こわい座席、及び車体の床に取外し可能な係留個所を介
して取付けられている座席高さ規定用座席下部構造体を
有するものにおいて、座席下部構造体(12)が、係留
個所(14,15,16;83,84)から遠い方の端
部で座席(10)に取外し可能に結合され、かつ係留個
所(14,15,16;83,84)において、座席高
さを規定する使用位置から車体の床(13)の所にある
格納位置へ又はその逆に揺動可能に保持され、少なくと
も1つの手動操作可能な鎖錠装置(17,19;1
7′)が設けられて、座席下部構造体(12)を係留個
所(14,16;84)で使用位置に鎖錠することを特
徴とする、自動車用の取外し可能な後部座席。 - 【請求項2】 座席下部構造体(12)が2つの部分か
ら構成され、車両縦軸線方向において前方下部構造体部
分(20)及び後方下部構造体部分(21)を持ち、こ
れらの前方下部構造体部分及び後方下部構造体部分がそ
れぞれ係留個所(14,15,16;83,84)に揺
動可能に保持され、かつ座席(10)に取外し可能に結
合され、前方下部構造体部分及び後方下部構造体部分の
各々に鎖錠装置(17,19;17′)が属しているこ
とを特徴とする、請求項1に記載の後部座席。 - 【請求項3】 前方下部構造体部分(20)が、車両縦
軸線に直交して延びる揺動軸線を持つ2つの係留個所
(14,15)を持ち、後方下部構造体部分(21)
が、中央に設けられかつ車両縦軸線に直交する揺動軸線
を持つ1つの係留個所(16)を持つていることを特徴
とする、請求項1又は2に記載の後部座席。 - 【請求項4】 後方下部構造体部分(21)が、係留個
所(16)において2つの保持突片(25,26)の間
に端部を揺動可能に支持される縦梁(22)と、この縦
梁(22)に固定的に結合されかつこの縦梁(22)の
両側で車両縦軸線に直交して延びる2つの横梁(23,
24)とを持つていることを特徴とする、請求項3に記
載の後部座席。 - 【請求項5】 後方下部構造体部分(21)に属する鎖
錠装置(17)が、保持突片(25,26)の間に設け
られる鎖錠ピン(35)と、縦梁(22)に回転可能に
支持されかつ座席下部構造体(12)の使用位置で鎖錠
ピン(35)に係合する少なくとも1つの鎖錠かぎ(3
6)と、横梁(23,24)の端面にそれぞれ設けられ
かつ車両縦軸線に直交して軸線方同に移動可能な2つの
拘束ピン(29)とを持ち、これらの拘束ピン(29)
がそれぞれ鎖錠ばね(34)のばね力を受けて車体の側
壁にある拘束穴(30,31)に係合することを特徴と
する、請求項4に記載の後部座席。 - 【請求項6】 鎖錠装置(17)が手動レバー(42)
を持ち、この手動レバー(42)が結合手段(44〜4
8)を介して拘束ピン(29)及び少なくとも1つの鎖
錠かぎ(36)に連結されていることを特徴とする、請
求項5に記載の後部座席。 - 【請求項7】 手動レバー(42)が横梁(23)に設
けられ、かつ回転可能な制御円板(43)に同定的に結
合され、結合手段(44〜48)が制御円板(43)に
掛けられていることを特徴とする、請求項5に記載の後
部座席。 - 【請求項8】 前方下部構造体部分(20)が、それぞ
れ車両縦軸線に直交して延びる揺動軸線を持つ2つの係
留個所(14,15)を持ち、後方下部構造体部分(2
1)が、ほぼ中央で互いに縦方向間隔をおいて設けられ
かつ車両縦軸線に沿つて又はこれに対して平行に延びる
2つの係留個所(83,84)を持つていることを特徴
とする、請求項1又は2に記載の後部座席。 - 【請求項9】 後方下部構造体部分(21)が、互いに
一体に結合されかつ互いに鋭角をなして離れる2つの剛
性保持脚(80,81)を含み、これらの保持脚(8
0,81)の自由端が、車両縦軸線に沿つて又はこれに
対して平行に延びかつ係留個所(83,84)に属する
2つの保持突片(85)の間に揺動可能に支持される回
転ピン(82)にそれぞれ結合されていることを特徴と
する、請求項8に記載の後部座席。 - 【請求項10】 後方下部構造体部分(21)に属する
鎖錠装置(17′)が、保持脚(81)の自由端に設け
られる鎖錠ピン(89)と、保持突片(85)に設けら
れかつ鎖錠爪(90)を持つピン受入れ部とを持ち、こ
の鎖錠爪(90)に手動解錠レバー(91)が係合して
いることを特徴とする、請求項9に記載の後部座席。 - 【請求項11】 前方下部構造体部分(20)が、係留
個所(14,15)の保持突片(52)に回転可能に支
持される横棒(49)上に相対回転しないように固定さ
れる2つの揺動腕(50,51)を持ち、前方下部構造
体部分(20)に属する鎖錠装置(19)が、係留個所
(14)において揺動腕(50)と保持突片(52)と
の間で作用しかつ手動解錠レバー(61)により解錠可
能であることを特徴とする、請求項1ないし10の1つ
に記載の後部座席。 - 【請求項12】 鎖錠装置(19)が、揺動腕(50)
から直角に突出する鎖錠ピン(56)と、保持突片(5
8)に固定的に結合されかつ揺動可能な回転掛け金(5
8)を持つピン受入れ部(57)とを持ち、座席下部構
造体(12)の使用位置で鎖錠ピン(56)がこのピン
受入れ部(57)へ入り込み、回転掛け金(58)を阻
止する阻止円板(59)に解錠レバー(61)が係合す
ることを特徴とする、請求項11に記載の後部座席。 - 【請求項13】 座席(10)と座席下部構造体(1
2)との分離可能な結合のため、座席(10)と前方下
部構造体部分(20)及び後方下部構造体部分(21)
との間に、それぞれ手動操作される分離レバー(72)
を持つ錠(63〜66;92)が設けられていることを
特徴とする、請求項2ないし12の1つに記載の後部座
席。 - 【請求項14】 各錠(63〜66;92)が、錠ピン
(67)、ピン受入れ部(68)、及びピン受入れ部
(68)内にある錠ピン(67)の上を覆う阻止レバー
(69)を持ち、錠(63〜66;92)を開くため、
分離レバー(72)により閉鎖ばね(71)の力に抗し
て阻止レバー(69)が揺動可能であることを特徴とす
る、請求項13に記載の後部座席。 - 【請求項15】 前方下部構造体部分(20)に属する
錠(63,64)の錠ピン(67)が座席(10)の下
側に設けられ、後方下部構造体部分(21)に属する錠
(65,66)の錠ピン(67)が横梁(23,24)
の上側に設けられ、これらの錠ピン(67)がそれぞれ
U字状留め金(70)の連絡辺により形成され、前方下
部構造体部分(20)に属する錠(63,64)の阻止
レバー(69)を持つピン受入れ部(68)、閉鎖ばね
(71)及び分離レバー(72)が、揺動腕(50,5
1)の上端に設けられ、後方下部構造体部分(21)に
属する錠(65,66)が座席(10)の下側に設けら
れていることを特徴とする、請求項14に記載の後部座
席。 - 【請求項16】 錠(63,64,92)の錠ピン(6
7)が座席(10)の下側に設けられ、かつU字状留め
金(70)の連絡辺によりそれぞれ形成され、阻止レバ
ー(69)を持つピン受入れ部(68)、閉鎖ばね(7
1)及び分離レバー(72)が、前方下部構造体部分
(20)の揺動腕(50,51)の上端及び後方下部構
造体部分(21)の両方の保持脚(80,81)の結合
端部に設けられていることを特徴とする、請求項14に
記載の後部座席。 - 【請求項17】 前方下部構造体部分(20)及び後方
下部構造体部分(21)の係留個所(14,15,1
6;83,84)にある保持突片(52,25,26;
85)が車両縦軸線に沿つて又はこれに対して平行に延
びる案内レール(54,28;87)内に縦方向移動可
能に保持され、少なくとも1つの係留個所(16;8
3)に拘束装置(37;37′)が設けられて、少なく
とも2つの移動位置において保持突片(25,26;8
5)を案内レール(28;87)内に拘束することを特
徴とする、請求項11ないし16の1つに記載の後部座
席。 - 【請求項18】 拘束装置(37;37′)が後方下部
構造体部分(21)の係留個所(16;83)に属し、
かつ保持突片(25)の所で垂直に移動可能な拘束ピン
(38)と、案内レール(28;87)に間隔をおいて
設けられかつ拘束ばね(41)の作用を受ける拘束ピン
(38)を通される拘束穴(39,40)と、拘束ピン
(38)に係合する解錠部材とを持ち、この解錠部材が
拘束ばね(41)の力に抗して拘束ピン(38)を拘束
穴(39,40)から押出し、前方下部構造体部分(2
0)と後方下部構造体部分(21)が、車両縦軸線に沿
つて又はこれに対して平行に延びる連結棒(55)によ
り互いに結合されていることを特徴とする、請求項17
に記載の後部座席。 - 【請求項19】 車体の各側壁に、移動位置の1つにそ
れぞれ対応する2つの拘束穴(30,31)が設けら
れ、後方下部構造体部分(21)に属する鎖錠装置(1
7)の拘束ピン(29)がこれらの拘束穴へはまること
を特徴とする、請求項17又は18に記載の後部座席。 - 【請求項20】 後方下部構造体部分(21)の係留個
所(16)にある拘束装置(37)の拘束ピンに係合す
る解錠部材がボウデンケーブル(48)により形成さ
れ、後方下部構造体部分(21)に属する鎖錠装置(1
7)の制御円板(43)に取付けられていることを特徴
とする、請求項18又は19に記載の後部座席。 - 【請求項21】 連結棒(55)が、前方下部構造体部
分(20)の揺動腕(50,51)の横棒(49)と後
方下部構造体部分(21)の縦梁(22)の揺動軸線と
の間に、それぞれ回転可能に係合していることを特徴と
する、請求項18ないし20の1つに記載の後部座席。 - 【請求項22】 連結棒(55)が、一方では前方下部
構造体部分(20)の揺動腕(50,51)の間にある
横棒(49)に係合し、他方では後方下部構造体部分
(21)の係留個所(83)の1つにある保持突片(8
5)に取付けられていることを特徴とする、請求項18
に記載の後部座席。 - 【請求項23】 座席下部構造体(12)の格納位置に
おいて前方下部構造体部分(20)及び後方下部構造体
部分(21)が、押圧力により車体の床(13)に接
し、前方下部構造体部分(20)の揺動腕(50,5
1)及び後方下部構造体部分(21)の揺動可能な縦梁
(22)又は保持脚(80,81)の結合個所と車体の
床(13)との間に、それぞれ緩衝素子(18)が設け
られていることを特徴とする、請求項11ないし22の
1つに記載の後部座席。 - 【請求項24】 揺動腕(50,51)及び縦梁(2
2)の重心に設けられる脚付きばね(62)により押圧
力が生ずることを特徴とする、請求項23に記載の後乱
座席。 - 【請求項25】 係留個所(14〜16;83,84)
がステーシヨンワゴンの平らな積載面より下に設けられ
て、座席下部構造体(12)の格納位置において前方下
部構造体部分(20)及び後方下部構造体部分(21)
が積載面内又はそれより下にあることを特徴とする、請
求項2ないし24の1つに記載の後部座席。 - 【請求項26】 後方下部構造体部分(21)の縦梁
(22)の上端又は両方の保持脚(80,81)の結合
個所上端に、後部座席に属する安全ベルトのバツクル
(74,75)が取付けられていることを特徴とする、
請求項4ないし25の1つに記載の後部座席。
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