JP5346771B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、多芯筆記具に関する。詳細には、軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容した多芯筆記具に関する。
従来この種の多芯筆記具において、特許文献1には、軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させる多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体及び操作体を連結状態で、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記軸筒の後端部に、前記開口部を開閉自在とする蓋部を設け、前記蓋部の前面に、没入状態の筆記体の操作体が当接可能な当接壁部を形成したことが記載されている。
また、前記特許文献1には、軸筒の内壁に弾発体の前端が軸方向に当接する弾発体支持部を設けたこと、及び、前記軸筒が、前軸と、該前軸の後端部と螺合または圧入により取り付けられる後軸とからなることが記載されている。
特開2007−38635号公報
前記特許文献1の多芯筆記具は、構成する部品が、前軸、後軸、弾発体支持部、蓋部、弾発体、筆記体、及び操作体からなり、部品点数が多く、製造コストを安価に抑えることが困難である。また、前記特許文献1の多芯筆記具は、前軸と後軸との連結部分(前軸と後軸とが重なり合う部分)が存在するため、軸筒の外径を細くするには限界があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、部品点数を減少させ、製造コストを安価に抑えることができ、しかも、軸筒の外径を容易に細くでき、スリムな外観を得ることができる多芯筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
<1>本願の第1の発明は、軸筒2内に複数の筆記体4を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体4の後端に操作体5を取り付け、前記各々の操作体5を弾発体6により後方に付勢し、前記軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔22を径方向に貫設し、前記軸筒2の前端に前端孔21を前後方向に貫設し、前記各々の窓孔22から径方向外方に前記各々の操作体5の操作部51を突出させ、一つの操作部51を窓孔22に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体5が取り付けられた筆記体4のペン先41を軸筒2の前端孔21から突出させるとともに先に突出状態にあった他の筆記体4のペン先41を軸筒2内に没入させてなり、前記軸筒2の後端に、前記各々の窓孔22を後方に開口させる開口部23を設け、前記開口部23を介して筆記体4及び操作体5を連結状態で軸筒2内に挿入可能に構成し、前記軸筒2の後端に、前記開口部23を閉鎖する蓋部材3を設け、前記蓋部材3に、ペン先没入状態の筆記体4の操作体5が当接可能な当接壁部32を形成した多芯筆記具であって、前記軸筒2を単一の部材で構成し、前記軸筒2の内壁に、弾発体6の前端を支持する支持壁部24を一体に形成し、前記蓋部材3に、ペン先突出状態の筆記体4の操作体5が係止可能な係止壁部33を一体に形成したことを要件とする。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、軸筒2を単一の部材で構成し、前記軸筒2の内壁に弾発体6の前端が支持される支持壁部24を一体に形成し、前記蓋部材3に、ペン先突出状態の筆記体4の操作体5が係止可能な係止壁部33を一体に形成したこと(即ち、従来の前軸、後軸、及び弾発体支持部を、単一の部材である軸筒2により構成したこと)により、部品点数を減少させることにより、製造コスト(即ち材料コスト及び組立コスト)を安価に抑えることができる。さらに、前記第1の発明の多芯筆記具1は、軸筒2を単一の部材で構成したことにより、軸筒2の外径を容易に細くでき、スリムな外観を得ることができる。
<2>本願の第2の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、前記蓋部材3が、軸筒2後端の開口部23を塞ぐ底壁31と、該底壁31から前方に突出される前後方向に延びる係止壁部33とからなり、前記係止壁部33の側壁と軸筒2の側壁とが係合してなることを要件とする。
前記第2の発明の多芯筆記具1は、係止壁部33の側壁と軸筒2の側壁とが係合してなることにより、蓋部材3と軸筒2との安定した取付状態を維持できる。
<3>本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明の多芯筆記具1において、軸筒2後端の開口部23を介して筆記体4及び操作体5を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、筆記体4及び操作体5を軸筒2内に挿入する前の状態における弾発体6の後方への移動を規制する規制壁部34を蓋部材3に一体に形成したことを要件とする。
前記第3の発明の多芯筆記具1は、筆記体4及び操作体5を軸筒2内に挿入する前の状態における弾発体6の後方への移動を規制する規制壁部34を蓋部材3に一体に形成したことにより、筆記体4及び操作体5を軸筒2内に挿入する前の状態において、軸筒2後端の開口部23から弾発体6が脱落することを回避できる。
本発明の多芯筆記具は、部品点数を減少させ、製造コストを安価に抑えることができ、しかも、軸筒の外径を容易に細くでき、スリムな外観を得ることができる。
本発明の多芯筆記具の実施の形態の非筆記時(両方のペン先が没入状態)の縦断面図である。 図1の筆記時(片方のペン先が突出状態)の縦断面図である。 図1の軸筒の斜視図である。 図1の筆記体及び操作体を軸筒内に挿入する前の状態の軸筒を示す縦断面図である。 図1の蓋部材の斜視図である。 図1の蓋部材の正面図である。 図6の蓋部材の左側面図及び右側面図である。 図6の蓋部材の底面図である。 図1の斜視図である。 図9の軸筒を省略した斜視図である。 図1の開口部を開口させて筆記体及び操作体を交換する方法を示す縦断面図である。 図11の正面図である。
図1乃至図12に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に前後方向に移動可能に収容される複数本(例えば2本)の筆記体4と、該各々の筆記体4の後端に連結される操作体5と、各々の筆記体4を後方に付勢する弾発体6(具体的には圧縮コイルスプリング)と、軸筒2後端に取り付けられる蓋部材3とからなる。
・軸筒
前記軸筒2は、扁平状(横断面が略長方形状)であり、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。本発明では、軸筒2の横断面形状は、扁平状以外にも、例えば、円形状、多角形、楕円形等であってもよい。
前記軸筒2は、大面積を有する一対の大側壁2aと、小面積を有する一対の小側壁2bとからなる側壁を備える。前記軸筒2の前端には、筆記体4のペン先が突出可能な2個の前端孔21が前後方向に貫設される。前記2個の前端孔21は、ペン先41下向きで大側壁2aを正面視したときの大側壁2aの中心線に対して左右対称位置に設けられる。本発明は、これ以外にも、前記前端孔21は大側壁2aの中心線上に1個、設ける構成であってもよい。
前記軸筒2の後部の各々小側壁2bには、前後方向に延びる細長状の窓孔22が、径方向に貫設される。前記2本の窓孔22は、互いに、大側壁2aの中心線に対して左右対称位置に形成される。また、前記軸筒2の後端には、前後方向に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部23が形成される。前記開口部23は、軸筒2の後端において窓孔22と連通され、それにより、窓孔22後端が後方に切り欠かれ後方に開口されている。一方、前記窓孔22の前端は常時閉鎖されている。
前記後軸の窓孔22の相互間の各々の大側壁2aには、前後方向に延びる係合孔25が貫設される。前記係合孔25は、前後の二箇所に拡大孔を備える。即ち、前記係合孔25は、前側の拡大孔25a及び後側の拡大孔25bを備える。
前記窓孔22前端より前方の軸筒2内壁には、弾発体6の前端を支持する支持壁部24が一体に形成される。前記支持壁部24は後向きの段部からなる。
・蓋部材
前記蓋部材3は、軸筒2後端の開口部23を塞ぐ底壁31と、該底壁31前面から前方に一体に連設される1対の前後方向に延びる板状片よりなる係止壁部33と、前記各々の係止壁部33から前方に一体に連設される前後方向に延びる板状片よりなる規制壁部34と、前記各々の係止壁部33及び規制壁部34の径方向外面に一体に形成される前後方向に延びる係合突条35と、前記底壁31前面から前方に一体に突設される当接壁部32とからなる。
前記当接壁部32の前端は、前記係止壁部33の前端よりも後方に位置される。また、前記当接壁部32は、前記係止壁部33の相互間の径方向外方に位置される。
前記蓋部材3を軸筒2後端に取り付けると、前記蓋部材3の底壁31が軸筒2後端の開口部23を閉鎖し、前記蓋部材3の係止壁部33及び規制壁部34が軸筒2後端の開口部23内に挿入される。前記蓋部材3を軸筒2後端に取り付けた状態において、前記係止壁部33が各々の窓孔22の両側の軸筒2内部に配置され、且つ、前記当接壁部32が各々の窓孔22の後端に配置される。
前記係止壁部33の前端に、ペン先突出状態の筆記体4の後端に連結された操作体5の後端が係止される。前記係止壁部33の窓孔22側の側壁外面を、操作体5の係止突起が摺動する。前記係止壁部33は、1つの窓孔22に対して2本、設けられる。本実施の形態では、一方の窓孔33と他方の窓孔33に対応する係止壁部33が一体に連結されている。
前記当接壁部32の前端に、ペン先没入状態の筆記体4の後端に連結された操作体5の後端が当接される。
前記規制壁部34は、筆記体4及び操作体5を軸筒2内に挿入する前の状態において、弾発体6の後端近傍に位置され、弾発体6の後方移動を規制するため、軸筒2後端の開口部23から弾発体6が脱落することを回避できる。
前記係合突条35は膨出部35aを備える。前記係合突条35は、軸筒2の前後方向に延びる係合孔25に前後にスライド可能に係合される。それにより、前記蓋部材3は、軸筒2に対して前後方向に移動可能である。前記膨出部35aは、前側の拡大孔25aと後側の拡大孔25bとに係合可能である。
蓋部材3を軸筒2後端から後方に引き出し、軸筒2後端の開口部23を開口させたとき、蓋部材3の膨出部35aが、軸筒2の後側の拡大孔25bに係合される。前記膨出部35aと後側の拡大孔25bとの係合により、軸筒2後端の開口部23の開口状態が維持される。
蓋部材3を軸筒2後端の開口部23に挿入し、軸筒2後端の開口部23を閉鎖したとき、蓋部材3の膨出部35aが、軸筒2の前側の拡大孔25aに係合される。前記係合孔25の前側の拡大孔25aと係合突条35の膨出部35aとの係合により、蓋部材3と軸筒2との安定した取付状態(即ち開口部23の閉鎖状態)が維持される。
また、蓋部材3を軸筒2後端の開口部23に組み込む過程で、係合孔25に係合突条35が係合する前に、蓋部材3の係止壁部33が軸筒2後端の側壁を径方向外方に弾性変形させる。軸筒2後端は、各々の窓孔22が開口部23により後方に切り欠かれているため、容易に径方向外方に弾性変形可能である。
・筆記体
前記各々の筆記体4は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先41)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管42とからなる。前記インキ収容管42の内部には、インキと、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。尚、本発明で、前記筆記体4は、ボールペンレフィル以外に、例えば、シャープペンシルレフィル、マーキングペンレフィル、入力ペンレフィル等が挙げられる。
また、前記ボールペンチップは、前端に回転可能に抱持されたボールを弾発体等により前方に付勢し、前端縁部の内面にボールを密接させる構成でもよい。また、ボールペンチップは、インキ収容管42の前端開口部に圧入等により直接、取り付けてもよいが、本実施の形態ではペン先ホルダーを介してインキ収容管42の前端開口部に固着される。
・操作体
前記各々の筆記体4の後端(即ちインキ収容管42の後端開口部)には、操作体5が取り付けられる。前記各々の操作体5は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔22から外部に突出する操作部51と、該操作部51の反対側に設けられる後側突出部53と、該操作部51の反対側の後側突出部53の前方に設けられる前側突出部52と、前端部に形成され且つインキ収容管42の後端開口部に嵌入される嵌入部54と、該嵌入部54の後方に形成される鍔部55とを備える。前記嵌入部54は、インキ収容管42の後端開口部に嵌入された際、インキ収容管42の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管42の内部と外部とを通気可能にする。また、前記鍔部55の前面には、弾発体6の後端が係止される。また、前記操作体5の両方の側面には係止突起(図示せず)が形成される。前記係止突起は窓孔22の両方の側壁内面に係合可能である。
筆記体4のペン先41が没入状態のとき、その筆記体4に取り付けられた操作体5の後端部は、蓋部材3の底壁31前面に一体に形成された当接壁部32の前端に当接される。一方、筆記体4のペン先41が突出状態のとき、その筆記体4に取り付けられた操作体5の後端部は、蓋部材3の底壁31前面に一体に形成された係止壁部33の前端に係止される。
ペン先没入状態にある筆記体4の後端に連結された操作体5の前側突出部52は、その操作体5の操作部51を前方にスライド操作した際、先にペン先突出状態にある他の筆記体4の後端に連結された操作体5の後側突出部53と当接され、他の筆記体4のペン先突出状態が解除される。
・弾発体
前記各々の弾発体6は、コイルスプリングよりなる。前記各々の弾発体6の前端は、軸筒2の内壁の支持壁部24に係止され、一方、前記各々の弾発体6の後端は、操作体5の鍔部55の前面に係止される。前記各々の弾発体6内に筆記体4が遊挿される。
前記各々の弾発体6は、各々の操作体5(即ち各々の筆記体4)を、常時、後方に付勢している。前記各々の弾発体6は、ペン先突出状態及びペン先没入状態のいずれにおいても圧縮状態(即ち筆記体46が後方に付勢された状態)にあり、それにより、各々の操作体57の前後のがたつきが防止される。また、筆記体4を軸筒2内に収容する前の状態において、各々の弾発体6は、軸筒2内壁の支持壁部24と、蓋部材3の規制壁部34との間に配置され、前後方向の移動が規制される。
・筆記体及び操作体の交換
本実施の形態における筆記体4及び操作体5の交換について説明する。
筆記体4及び操作体5を交換する際、蓋部材3が軸筒2後端の開口部23を閉鎖した状態から、蓋部材3を後方に引き出し、軸筒2の係合孔25の前側の拡大孔25aと、蓋部材3の係合突条35の膨出部35aとの係合状態を解除し、前後方向に延びる係合孔25に沿って係合突条35を後方に移動させ、軸筒2の後端の開口部23を開口する。このとき、軸筒2の係合孔25の後側の拡大孔25bと、蓋部材3の係合突条35の膨出部35aとが係合し、開口部23の開口状態が維持される。
前記軸筒2後端の開口部23が開口した状態で、操作体5を取り出すことにより、その操作体5と互いに連結状態にある筆記体4を、前記開口部23及び窓孔22を介して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体4と新たな操作体5とを前記開口部23及び窓孔22を介して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部材3を前方に押圧し、軸筒2の係合孔25の後側の拡大孔25bと膨出部35aとの係合を解除し、前後方向に延びる係合孔25に沿って係合突条35を前方に移動させ、その後、軸筒2の係合孔25の前側の拡大孔25aと、蓋部材3の係合突条35の膨出部35aとを係合させ、開口部23の閉鎖状態が維持される。これにより、筆記体4及び操作体5の交換作業が終了する。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2を単一の部材で構成し、軸筒2の内壁に弾発体6の前端が支持される支持壁部24を一体に形成し、蓋部材3に、ペン先突出状態の筆記体4の操作体5が係止可能な係止壁部33を一体に形成したことにより、部品点数を減少させることにより、製造コスト(即ち材料コスト及び組立コスト)を安価に抑えることができる。さらに、本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2を単一の部材で構成したことにより、軸筒2の外径を容易に細くでき、スリムな外観を得ることができる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、係止壁部33の側壁と軸筒2の側壁とが係合してなることにより、蓋部材3と軸筒2との安定した取付状態を維持できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、筆記体4及び操作体5を軸筒2内に挿入する前の状態における弾発体6の後方への移動を規制する規制壁部34を蓋部材3に一体に形成したことにより、筆記体4及び操作体5を軸筒2内に挿入する前の状態において、軸筒2後端の開口部23から弾発体6が脱落することを回避できる。
1 多芯筆記具
2 軸筒
21 前端孔
22 窓孔
23 開口部
24 支持壁部
25 係合孔
25a 前側の拡大孔
25b 後側の拡大孔
2a 大側壁
2b 小側壁
3 蓋部材
31 底壁
32 当接壁部
33 係止壁部
34 規制壁部
35 係合突条
35a 膨出部
4 筆記体
41 ペン先(ボールペンチップ)
42 インキ収容管
5 操作体
51 操作部
52 前側突出部
53 後側突出部
54 嵌入部
55 鍔部
6 弾発体

Claims (3)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体の後端に操作体を取り付け、前記各々の操作体を弾発体により後方に付勢し、前記軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記軸筒の前端に前端孔を前後方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体の操作部を突出させ、一つの操作部を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体が取り付けられた筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなり、前記軸筒の後端に、前記各々の窓孔を後方に開口させる開口部を設け、前記開口部を介して筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内に挿入可能に構成し、前記軸筒の後端に、前記開口部を閉鎖する蓋部材を設け、前記蓋部材に、ペン先没入状態の筆記体の操作体が当接可能な当接壁部を形成した多芯筆記具であって、前記軸筒を単一の部材で構成し、前記軸筒の内壁に、弾発体の前端を支持する支持壁部を一体に形成し、前記蓋部材に、ペン先突出状態の筆記体の操作体が係止可能な係止壁部を一体に形成したことを特徴とする多芯筆記具。
  2. 前記蓋部材が、軸筒後端の開口部を塞ぐ底壁と、該底壁から前方に突出される前後方向に延びる係止壁部とからなり、前記係止壁部の側壁と軸筒の側壁とが係合してなる請求項1記載の多芯筆記具。
  3. 軸筒後端の開口部を介して筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、筆記体及び操作体を軸筒内に挿入する前の状態における弾発体の後方への移動を規制する規制壁部を蓋部材に一体に形成した請求項1または2記載の多芯筆記具。
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