JP5345721B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、耐ハイドロプレーニング性能、制動性能及び耐摩耗性能に優れた空気入りタイヤに関するものである。
従来、耐摩耗性を考慮したタイヤとして、リブの表面側のコーナー部であるリブ端部のうち、路面に接地する部分における接地長の長い方のリブ端部のトリミング量を、接地長が短いリブ端部のトリミング量よりも大きくなるように構成したものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
前記タイヤでは、接地部分とリブ端部との間に径差が生じ、周方向の剪断力と滑りが急激に大きくなることに起因する早期摩耗が発生することを防止するため、トリミング量を調整し、接地長差をなくすようにしている。
また、トレッド部に溝によって区分されたブロック又はリブの接地圧分布を均一化するためのタイヤとして、ブロック又はリブの端縁部に曲面状の面取りを形成した構成のものが公知である(例えば、特許文献2参照)。
ところで、空気入りタイヤに要求される性能には、耐摩耗性能のほかに、耐ハイドロプレーニング性能、制動性能といった安全性が挙げられる。
しかしながら、前記従来のいずれのタイヤであっても、耐ハイドロプレーニング性能や制動性能については考慮されていない。
特開2001−287510号公報 特開2002−87022号公報
本発明は、ラテラルサイプ密度とリブの角部の面取り寸法又はR寸法を考慮することにより、所望の耐ハイドロプレーニング性能、制動性能及び耐摩耗性能を同時に実現可能なタイヤを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
トレッド面に周方向に延びる複数の主溝を設けることにより得られた少なくとも1つのリブに複数のサイプを形成してなる空気入りタイヤであって、
前記各サイプは、接地時に閉じ、
前記リブは、角部が面取り形状又はR形状とされ、
前記リブに形成されるサイプのラテラルサイプ密度LSDと、前記リブに形成される面取り形状又はR形状の面取り寸法又はR寸法Lとは、次式を満足するようにしたものである。
ここに、ラテラルサイプ密度とは、接地面内に於ける各サイプのタイヤ幅方向の寸法(ラテラル方向の投影寸法)の総和を、リブの全接地面積で除算した値を意味する。
前記構成により、ラテラルサイプ密度を高めて接地長を確保することにより耐ハイドロプレーニング性能を向上させる場合には、面取り寸法又はR寸法を小さく抑えることにより制動性能及び耐摩耗性能の悪化を抑えることが可能となる。特に、接地時にサイプが閉じるため、開いたままで前後方向に隙間が形成されて耐ハイドロプレーニング性能を悪化させることがない。
また逆に、ラテラルサイプ密度が小さく、制動性能及び耐摩耗性能は高いが、耐ハイドロプレーニング性能が望めない場合には、面取り寸法又はR寸法を大きくして接地圧を高めることにより、所望の耐ハイドロプレーニング性能を確保することが可能となる。
前記サイプは、ラテラル方向の投影寸法をSLLとし、サーカム方向の投影寸法をSCLとした場合、次式を満足するのが好ましい。
この構成により、接地時のサイプの働きにより、接地長を確実に増大させることができ、耐ハイドロプレーニング性能を高めることが可能となる。
前記サイプの溝幅は、1.2mm以下、好ましくは1.0mm以下であるのがよい。
この構成により、接地した部分で、サイプを確実に閉じた状態とすることができる。したがって、サイプに隙間が生じて排水性能が悪化し、耐ハイドロプレーニング性能が低下するといった不具合を発生させることがない。
前記リブは、1本でもよいが、複数本設けるようにしてもよい。
本発明によれば、リブに形成する面取り形状又はR形状の面取り寸法又はR寸法とラテラルサイプ密度の関係に着目することにより、優れた耐ハイドロプレーニング性能、制動性能及び耐摩耗性能を同時に実現することができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド面の一部を示す斜視図である。 図1のリブの断面図である。 (a)は図1のリブに形成したサイプの断面図、(b)はその接地時の断面図である。 (a)及び(b)は本発明の実施例及び比較例に係るタイヤの接地面の2つのパターンを示す概略平面図である。 (a)及び(b)は本発明の実施例及び比較例に係るタイヤの接地面の2つのパターンを示す概略平面図、(c)は図4(a)、図5(a)、(b)のイン側リブの概略平面図である。 他の実施形態に係るタイヤの接地面の概略平面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド面1の一部を示す。この空気入りタイヤは、周方向に延びる主溝2を幅方向に複数列で設けることにより、周方向に延びるリブ3を形成したものである。
図2に示すように、リブ3の両角部3aは、R形状に形成されている。また、図1及び図3(a)に示すように、リブ3には複数のサイプ4が形成されている。各サイプ4は、トレッド面1(リブ3)が路面に接地していない状態では、一定の隙間(溝幅)を有する溝状である。ここでは、サイプ4の隙間(溝幅)を、1.2mm以下、好ましくは、1.0mm以下としている。これにより、図3(b)に示すように、トレッド面1(リブ3)が路面に接触(接地)することにより、確実にサイプ4を隙間のない閉じた状態とすることができる。
ラテラルサイプ密度LSDと、リブ3の角部3aに形成するR形状のR寸法Lとは、次式を満足するように設計されている。なお、ラテラルサイプ密度とは、路面に接触したリブ3の接地面内に位置する各サイプ4のタイヤ幅方向長さの総和を、リブ3の接地面積で除算したものである。
例えば、次表に、ラテラルサイプ密度と、その場合に取り得る面取りR(R寸法)との関係を示す。
このように、ラテラルサイプ密度が増大するに従って、リブ3の角部3aに形成するR形状のR寸法を設定可能な範囲が徐々に小さくなるようにしている。したがって、ラテラルサイプ密度の増大により前後方向の剛性が低下して制動性能が悪化することを防止することができる。また、ラテラルサイプ密度を抑制する場合には、R形状のR寸法を大きく取って接地面積を抑えて接地圧を高めることにより耐ハイドロプレーニング性能を確保することができる。つまり、耐ハイドロプレーニング性能の向上と、制動性能及び耐摩耗性能の確保とを両立することができる。
前記構成の空気入りタイヤによれば、走行時、サイプ3によって接地部分で接地長さが増大する。これにより、路面上の水膜の排除に有効な寸法を長くすることができ、耐ハイドロプレーニング性能を高めることが可能となる。またこのとき、接地部分ではサイプ3は閉じた状態となる。したがって、サイプ3で隙間が生じて耐ハイドロプレーニング性能を悪化させる心配もない。さらに、サイプ3のラテラルサイプ密度に応じて角部3aのR寸法を変更しているので、前後方向の剛性が低下して制動性能が悪化したり、あるいは、耐摩耗性能が低下したりするといった不具合の発生を防止することができる。
実施例1〜3、比較例1〜6のテストタイヤについて性能評価実験を行った。
各リブ3に形成するサイプ4のパターンは、図4(a),(b)、図5(a),(b)の接地面で示す4パターンとした。各タイヤには、トレッド面1に、3列でリブ3が形成されているものを使用した(アウト側リブ6、センターリブ7及びイン側リブ8)。なお、両側はショルダー部9,10である。
図4(a)に示すパターンでは、アウト側リブ6とイン側リブ8に、両側の各ショルダー9,10との間の主溝側から複数のサイプ4をそれぞれ形成した。サイプ4は、第1サイプ11と、その約2倍の長さの第2サイプ12とで構成し、平面視で同じ方向に若干湾曲しながら傾斜させ、周方向に交互に配置した。また、センターリブ7には、両側の主溝側からそれぞれ第3サイプ13をそれぞれ形成した。第3サイプ13も、平面視で、第1サイプ11及び第2サイプ12と同じ方向に傾斜させた。
図4(b)に示すパターンでは、サイプ4は形成しなかった。
図5(a)に示すパターンでは、イン側リブ8に形成するサイプ4のパターンは図4(a)に示すもの(第1サイプ11及び第2サイプ12を有するもの)と同じとしたが、センターリブ7及びアウト側リブ6では次のようにした。すなわち、センターリブ7では、センターリブ7の中心線を越えて延びる第4サイプ14と、中心線の手前まで延びる第5サイプ15を周方向に交互に配置した。アウト側リブ6では、センターリブ7との間の主溝2の溝壁から第6サイプ16を形成した。第6サイプ16は、接地面で1つだけとした。
図5(b)に示すパターンでは、イン側リブ8に形成するサイプ4のパターンは図4(a)及び図5(a)に示すもの(第1サイプ11及び第2サイプ12を有するもの)と同じとしたが、センターリブ7及びアウト側リブ6にサイプ4を形成しなかった。
実施例1では、サイプ4を図4(a)で示すパターンで形成し、アウト側リブ6及びイン側リブ8で、ラテラルサイプ密度を0.042m/m、面取りR(R寸法)を1.0mmとし、センターリブ7で、ラテラルサイプ密度を0.010m/m、R寸法を1.8mmとした。
比較例1では、実施例1とはR寸法のみを相違させた。すなわち、R寸法を全てのリブ3で1.8mmとした。
比較例2では、実施例1とはR寸法のみを相違させた。すなわち、R寸法を全てのリブ3で1.0mmとした。
比較例3では、サイプ4を形成しない図4(b)で示すパターンとし、R寸法を全てのリブ3で1.0mmとした。
比較例4では、比較例3とはR寸法のみを相違させた。すなわち、R寸法を全てのリブ3で2.8mmとした。
実施例2では、サイプ4を図5(a)で示すパターンで形成し、イン側リブ8のラテラルサイプ密度及びR寸法は実施例1と同じとし、センターリブ7で、ラテラルサイプ密度を0.017m/m、R寸法を1.5mmとし、アウト側リブ6で、ラテラルサイプ密度を0.010m/m、R寸法を1.8mmとした。
比較例5では、実施例2とはR寸法のみを相違させた。すなわち、R寸法を全てのリブ3で1.8mmとした。
比較例6では、実施例2とはR寸法のみを相違させた。すなわち、R寸法を全てのリブ3で1.0mmとした。
実施例3では、サイプ4を図5(b)で示すパターンで形成し、イン側リブ8のラテラルサイプ密度及びR寸法は実施例1と同じとし、センターリブ7及びアウト側リブ6のR寸法を2.8mmとした。
性能評価実験では、実施例1〜3、比較例1〜6のテストタイヤ(タイヤサイズ:225/45R17、リム:17×7.5JJ、空気圧:を220kPa)を使用した。そして、前記各テストタイヤを排気量2500ccの乗用車に装着し、耐ハイドロプレーニング性能、制動性能、及び、耐摩耗性能についてテストを行った。
耐ハイドロプレーニング性能については、水深8mmの路面を走行し、ハイドロプレーニングが発生した速度を指数で表した。ここでは、比較例2のテストタイヤでハイドロプレーニングが発生した速度を指数100としている。指数が100よりも大きければ大きい程、耐ハイドロプレーニング性能が優れていることを示している。
制動性能については、助走区間で時速100kmまで加速し、初速度調整区間で試験速度を100k/hに維持し、制動開始点を通過すると同時にブレーキペダルを強く踏み込み、停止するまでその状態を維持し、その停止距離を指数で表した。ここでは、比較例2のテストタイヤの停止距離を指数100とし、他のテストタイヤの停止距離を逆指数表示としている(比較例2のテストタイヤに比べて停止距離が短ければ短い程、より大きな値を使用し、逆に長ければ長い程、より小さな値を使用している。)。指数が100よりも大きければ大きい程、制動性能が優れていることを示している。
耐摩耗性能については、一般道を12000km走行し、リア側のテストタイヤについて、各リブ3の摩耗量の平均値の逆数を指数で表した。ここでは、比較例2のテストタイヤの摩耗量の平均値の逆数を指数100としている。指数が100よりも大きければ大きい程、耐摩耗性能が優れていることを示している。
性能評価実験の結果を表2に示す。

表2から明らかなように、サイプ4を形成したもの(実施例1〜3、比較例1,5,6)、R寸法を大きくしたもの(比較例1,4,5)で、耐ハイドロプレーニング性能の向上が見られた。但し、サイプ4を形成し、かつ、R寸法を大きくしたもの(比較例1)や、単にR寸法を大きくしたもの(比較例4,5,6)では、制動性能及び耐摩耗性能での悪化が見られた。一方、ラテラルサイプ密度に応じてR寸法を決定した実施例1〜3では、このような制動性能及び耐摩耗性能の悪化は見られなかった。つまり、実施例1〜3で、耐ハイドロプレーニング性能を向上させつつ、所望の制動性能及び耐摩耗性能を維持することができた。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、図6に示すように、リブ3に複数の凹部を形成するようにしてもよい。凹部は、リブ3の側面(主溝2の溝壁)に形成する第1凹部15や第2凹部16、あるいは、リブ3のトレッド面1に形成する第3凹部17とすることができる。
第1凹部15は、同じくリブ3に形成されるサイプ4と同じ方向に傾斜しているが、路面との接地時に変形により隙間が閉じないような幅寸法に形成されている。第1凹部15を形成する位置は、各サイプ4の間であってもよいし、サイプ4と重なる位置であってもよい。また、サイプ4が形成されていない溝壁から形成するようにしてもよい。このように、第1凹部15は、適宜、リブ3の剛性を調整するために設けることができる。
第2凹部16は、リブ3の幅方向には僅かに窪んだだけであるが、主溝2の溝壁に広い範囲(例えば、接地領域のうち、周方向の約半分)に形成されている。そして、リブ3に第2凹部16を形成するようにすれば、接地時に接地部分で主溝2から発生するノイズを抑制することができる。すなわち、第2凹部16が接地部分で主溝2に広がりをもたらし、主溝2内の空気流れによるノイズの発生を軽減することができる。
第3凹部17は、リブ3の表面(トレッド面1)に形成され、主溝2には連通していない。
なお、前記凹部の占有空間の総容量は、凹部がない場合のリブ3が占める総体積の20%以下とするのが好ましい。また、前記凹部は周方向に等間隔ではなく、ランダムに設けるのが好ましい。等間隔で設けることにより、接地時に乗員にとって耳障りな周期的なピッチノイズを発生させることになるからである。
また、前記実施形態では、特に言及しなかったが、図4(d)に示すように、サイプ4に関して、ラテラル寸法SLL(タイヤの幅方向の寸法)とサーカム寸法SCL(タイヤの周方向の寸法)の比(SLL/SCL)が次式を満足するのが好ましい。
前記数4を満足するサイプ4を有する構成によれば、数4を満足しないサイプ4を形成する場合に比べて、接地長を増大させるように変形させることができる。したがって、耐ハイドロブレーニング性能をより一層高めることが可能となる。
また、前記実施形態では、リブ3を3列で設けるようにしたが、1列や2列、あるいは、4列以上であっても、前記構成を採用することができる。そして、増やしたリブ3にもサイプ4を形成し、前記同様にして、そのラテラルサイプ密度に応じて角部のR寸法を決定するようにすれば、より一層、耐ハイドロプレーニング性能を高めつつ、所望の制動性能及び耐摩耗性能を確保することができる。
また、前記実施形態では、リブ3の角部3aに形成するR形状は、全周に亘って均一なものとしたが、同一リブ内でR寸法が変化するように構成することも可能であるし、リブ自体の断面形状も均一である必要はない。
このように、リブ3の形態を変更することにより、主溝2の幅寸法を変位させることができる。また、サイプ4を形成する数のバラツキ具合に応じてR寸法を変更することも可能である。
また、前記実施形態では、リブ3の角部3aをR形状としたが、面取り形状であっても、前記同様の作用・効果を発揮させることが可能である。この場合、前記(数3)では、R寸法に代えて面取り寸法を使用すればよい。
1…トレッド面
2…主溝
3…リブ
4…サイプ
5…湾曲面
6…イン側リブ
7…センターリブ
8…アウト側リブ
9…第1サイプ
10…第2サイプ
11…第3サイプ
12…第4サイプ
13…第5サイプ
14…第6サイプ
15…第1凹部
16…第2凹部
17…第3凹部

Claims (4)

  1. トレッド面に周方向に延びる複数の主溝を設けることにより得られた少なくとも1つのリブに複数のサイプを形成してなる空気入りタイヤであって、
    前記各サイプは、接地時に閉じ、
    前記リブは、角部が面取り形状又はR形状とされ、
    前記リブに形成されるサイプのラテラルサイプ密度LSDと、前記リブに形成される面取り形状又はR形状の面取り寸法又はR寸法Lとは、次式を満足することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記サイプは、ラテラル方向の投影寸法をSLLとし、サーカム方向の投影寸法をSCLとした場合、次式を満足することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記サイプの溝幅は、1.2mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記リブは、複数列に設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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