JP2009029255A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】氷上ブレーキ性能を向上する空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】向に延びる複数の幅方向副溝とにより複数のブロックを区画し、該ブロックにトレッド幅方向に延びる複数のサイプを設けた空気入りタイヤであって、前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に、前記ブロック毎に少なくとも1つの張り出し部を設け、該張り出し部は、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面あるいは、他方の溝壁面に設けた張り出し部に接触する。
【選択図】図1
【解決手段】向に延びる複数の幅方向副溝とにより複数のブロックを区画し、該ブロックにトレッド幅方向に延びる複数のサイプを設けた空気入りタイヤであって、前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に、前記ブロック毎に少なくとも1つの張り出し部を設け、該張り出し部は、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面あるいは、他方の溝壁面に設けた張り出し部に接触する。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤのトレッド踏面に多数のサイプを有し、特に氷上ブレーキ性能を向上した空気入りタイヤに関するものである。
従来、冬用の空気入りタイヤでは、氷上における発進時の加速性、制動性を改良するため、タイヤトレッドパターンのブロックやリブ(以下、ブロックと総称する)にトレッド幅方向に延びるサイプを付加することがなされてきた。しかし、サイプの本数を増やしていくと、ブロックのエッジ部が路面を引っ掻く力(以下、エッジ効果という)および、サイプが氷表面の水膜から水を吸い上げる効果(以下、排水効果という)は増加するものの、サイプにて細分化されたブロックは剛性が低下して、ブロックの倒れこみが発生し、氷上での接地面積が減少する結果、タイヤと氷路面間の摩擦力(以下、表面摩擦力という)は減少するという問題があった。この表面摩擦力の減少分がエッジ効果及び排水効果の増加分を上回ると、氷上ブレーキ性能が向上しなくなるため、サイプ付加による氷上ブレーキ性能の向上には限界があった。
ブロックの倒れこみを防止する従来技術として、特許文献1には、ブロックに形成されたサイプの溝壁面に、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面に接触する複数の突起が、トレッド踏面から2mmまでの間に形成された空気入りタイヤが記載されている。
この空気入りタイヤにおいて、タイヤが氷路面を転動すると、サイプによって分断されたブロック片が倒れこんで変形する際、複数の突起が他方の溝壁面のエッジ付近に接触する。これにより、突起が接触した側のサイプの溝壁面エッジ部分が突起の押圧力により微小に盛り上がり、サイプの溝壁面エッジ部の接地圧(エッジ圧)が増加する。従って、エッジ効果が向上し、氷上ブレーキ性能を向上させることができる。
この空気入りタイヤにおいて、タイヤが氷路面を転動すると、サイプによって分断されたブロック片が倒れこんで変形する際、複数の突起が他方の溝壁面のエッジ付近に接触する。これにより、突起が接触した側のサイプの溝壁面エッジ部分が突起の押圧力により微小に盛り上がり、サイプの溝壁面エッジ部の接地圧(エッジ圧)が増加する。従って、エッジ効果が向上し、氷上ブレーキ性能を向上させることができる。
しかし、上述したサイプに突起を設けた空気入りタイヤでは、タイヤ接地域内にあるときに、ブロックのサイプによる分断部分であるブロック片の大部分は倒れこみを防止できるが、幅方向溝に隣接するブロック片、すなわち一番端のブロック片の倒れこみ、あるいは、より大きい入力が加えられた際のブロック全体の倒れこみを抑制することは難しかった。
そこで、本発明の目的は、上述した問題点を解消して、ブロック端部分の倒れこみ、ひいてはブロック全体の倒れこみを抑制し、氷上ブレーキ性能をさらに向上した空気入りタイヤを提供することにある。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1)タイヤのトレッド踏面に、トレッド周方向に延びる複数の周方向主溝と、トレッド幅方向に延びる複数の幅方向副溝とにより複数のブロックを区画し、該ブロックにトレッド幅方向に延びる複数のサイプを設けた空気入りタイヤであって、
前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に、前記ブロック毎に少なくとも1つの張り出し部を設け、
該張り出し部は、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面あるいは、他方の溝壁面に設けた張り出し部に接触することを特徴とする空気入りタイヤ。
(1)タイヤのトレッド踏面に、トレッド周方向に延びる複数の周方向主溝と、トレッド幅方向に延びる複数の幅方向副溝とにより複数のブロックを区画し、該ブロックにトレッド幅方向に延びる複数のサイプを設けた空気入りタイヤであって、
前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に、前記ブロック毎に少なくとも1つの張り出し部を設け、
該張り出し部は、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面あるいは、他方の溝壁面に設けた張り出し部に接触することを特徴とする空気入りタイヤ。
(2)前記張り出し部を、前記複数のサイプの中で前記幅方向副溝の溝壁面に最も近いサイプの深さ範囲内に設けた上記(1)に記載の空気入りタイヤ。
(3)前記幅方向副溝の深さ方向に対する、前記ブロック表面から前記張り出し部の中心部までの距離が、前記複数のサイプの中で前記幅方向副溝の溝壁面に最も近いサイプの深さの25%以上75%以下である上記(1)または(2)に記載の空気入りタイヤ。
(4)前記張り出し部を設けた幅方向副溝の溝壁面の面積に対して、前記張り出し部を設けた部分の面積が、10%以上50%以下である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(5)前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に設けた張り出し部の張り出し長さあるいは、前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の両方に設けた張り出し部の張り出し長さの合計が、前記幅方向副溝の開口幅の50%以上100%以下である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
本発明によれば、張り出し部を幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくとも一方に設け、この張り出し部が、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面あるいは、他方の溝壁面に設けた張り出し部に接触して、ブロックの倒れこみを抑制するため、特に氷上でのブレーキ性能を向上することができる。
以下に、本発明の空気入りタイヤの実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、タイヤの内部補強構造等は一般的なラジアルタイヤのそれと同様であるので図示を省略する。
なお、タイヤの内部補強構造等は一般的なラジアルタイヤのそれと同様であるので図示を省略する。
図1に、本発明の空気入りタイヤの実施形態を示すトレッドパターンの展開図を示す。
図示のトレッドパターンは、タイヤのトレッド踏面1に、トレッド周方向に延びる複数の周方向主溝5と、トレッド幅方向に延びる複数の幅方向副溝3とにより複数のブロック2を区画してなる。このブロック2にはトレッド幅方向に延び、ブロック2を貫通し周方向主溝5につながる複数のサイプ4を設ける。これらのサイプ4によって、ブロック2を複数のブロック片2a〜2eに分断する。ここで、幅方向副溝3の向かい合った溝壁面に、ブロック2毎に、対向する溝壁面に向かって延びる張り出し部10を設ける。
図示のトレッドパターンは、タイヤのトレッド踏面1に、トレッド周方向に延びる複数の周方向主溝5と、トレッド幅方向に延びる複数の幅方向副溝3とにより複数のブロック2を区画してなる。このブロック2にはトレッド幅方向に延び、ブロック2を貫通し周方向主溝5につながる複数のサイプ4を設ける。これらのサイプ4によって、ブロック2を複数のブロック片2a〜2eに分断する。ここで、幅方向副溝3の向かい合った溝壁面に、ブロック2毎に、対向する溝壁面に向かって延びる張り出し部10を設ける。
具体的には、図2に斜視図で示すように、幅方向副溝に隣接するブロック片2aおよび2eに、それぞれ張り出し部10を設ける。次にこの張り出し部10の作用について、図3を参照して説明する。
図3は本発明の空気入りタイヤの作用効果を説明するための図であり、図3(a)は従来の空気入りタイヤ、図3(b)は本発明の空気入りタイヤを示す。
さて、図3(a)において、タイヤが矢印方向に転動すると、転動方向とは逆向きにブロック2が倒れこむ。図3(a)に示す従来の空気入りタイヤでは、ブロック2が大きく倒れこみ、接地面積が減少するため、氷上ブレーキ性能を阻害することは上述のとおりである。一方、本発明の空気入りタイヤでは、図3(b)に示すように、タイヤ接地域内において、ブロック2の倒れこみが始まると、向かい合う張り出し部10が互いに接触した状態となる。この張り出し部10の接触によりブロック2間に接触力が働く結果、ブロック2の倒れこみが抑制される。つまり、張り出し部10は、特にブロック2の端部のブロック片2aおよび2eの倒れこみ変形のストッパーとして働くのである。このようにブロック倒れこみが抑制されると、ブロック接地面積の減少も抑制され、その結果、氷上ブレーキ性能を向上させることとなる。
さて、図3(a)において、タイヤが矢印方向に転動すると、転動方向とは逆向きにブロック2が倒れこむ。図3(a)に示す従来の空気入りタイヤでは、ブロック2が大きく倒れこみ、接地面積が減少するため、氷上ブレーキ性能を阻害することは上述のとおりである。一方、本発明の空気入りタイヤでは、図3(b)に示すように、タイヤ接地域内において、ブロック2の倒れこみが始まると、向かい合う張り出し部10が互いに接触した状態となる。この張り出し部10の接触によりブロック2間に接触力が働く結果、ブロック2の倒れこみが抑制される。つまり、張り出し部10は、特にブロック2の端部のブロック片2aおよび2eの倒れこみ変形のストッパーとして働くのである。このようにブロック倒れこみが抑制されると、ブロック接地面積の減少も抑制され、その結果、氷上ブレーキ性能を向上させることとなる。
なお、図3では幅方向副溝3の向かい合った溝壁面の両方に張り出し部10を設けた例を示したが、一方の溝壁面に張り出し部を設け、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面に接触する構成でもよい。ただし、図3に示した例のように、両方の溝壁面に設けた張り出し部10が互いに接触する構成のほうが、張り出し部10の張り出し長さを短くすることができるので、張り出し部の剛性を高く保つことができ好ましい。
次に、張り出し部10の詳細について図4を用いて説明する。
図4に示すように、ブロック2の深さ、すなわち幅方向副溝3の深さをA、ブロック2のトレッド周方向長さをB、ブロック2の幅方向長さをC、サイプ4の深さをH、張り出し部10の張り出し長さをL、ブロック表面から張り出し部10の中心部までの距離をM、張り出し部10の、幅方向副溝3の深さ方向の長さをNとする。
図4に示すように、ブロック2の深さ、すなわち幅方向副溝3の深さをA、ブロック2のトレッド周方向長さをB、ブロック2の幅方向長さをC、サイプ4の深さをH、張り出し部10の張り出し長さをL、ブロック表面から張り出し部10の中心部までの距離をM、張り出し部10の、幅方向副溝3の深さ方向の長さをNとする。
まず、張り出し部10は、サイプ4の深さHの範囲内に設けたことが好適である。なぜなら、サイプ4の深さHの範囲外、すなわち、ブロック表面からサイプ4の深さHより深い位置に張り出し部10を設けてもブロック2の倒れこみを抑制する効果は小さいからである。
なお、この例では複数のサイプの深さは同一であるが、複数のサイプの深さが異なる場合は、複数のサイプの中で幅方向副溝3の溝壁面に最も近いサイプの深さを基準にする。
なお、この例では複数のサイプの深さは同一であるが、複数のサイプの深さが異なる場合は、複数のサイプの中で幅方向副溝3の溝壁面に最も近いサイプの深さを基準にする。
具体的には、幅方向副溝3の深さ方向に対する、ブロック表面から張り出し部10の中心部までの距離Mが、複数のサイプの中で幅方向副溝3の溝壁面に最も近いサイプ4の深さHの25%以上75%以下であることが好適である。
なぜなら、25%より小さいと張り出し部10の深さ方向の長さNが小さいことにつながり、張り出し部10の剛性が低くブロック2の倒れこみを抑制する効果が小さいからである。また、75%より大きいとブロック2の倒れこみを抑制する効果は小さいからである。
なぜなら、25%より小さいと張り出し部10の深さ方向の長さNが小さいことにつながり、張り出し部10の剛性が低くブロック2の倒れこみを抑制する効果が小さいからである。また、75%より大きいとブロック2の倒れこみを抑制する効果は小さいからである。
また、張り出し部10を設けた幅方向副溝3の溝壁面の面積A×Cに対して、前記張り出し部10を設けた部分の面積N×Cが、10%以上50%以下であることが好適である。
なぜなら、10%より小さいと張り出し部10の剛性が低くブロック2の倒れこみを抑制する効果が小さいからである。また、50%より大きいと排水性に悪影響を及ぼすからである。
なぜなら、10%より小さいと張り出し部10の剛性が低くブロック2の倒れこみを抑制する効果が小さいからである。また、50%より大きいと排水性に悪影響を及ぼすからである。
幅方向副溝3の向かい合った溝壁面の両方に設けた張り出し部10の張り出し長さの合計2Lが、幅方向副溝3の開口幅の50%以上100%以下であることが好適である。
なぜなら、50%より小さいと、張り出し部10が短すぎ、タイヤ接地域内にあるときにも、互いに接触しないため、ブロック2の倒れこみを防止できない。また、100%とは、タイヤ接地域内にないとき(走行していないとき)に張り出し部10が互いに接触している状態であるが、これは、製造上の困難性は伴うが、本発明の効果には問題はない。
なお、幅方向副溝3の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に張り出し部10を設けた場合には、その張り出し長さが、幅方向副溝3の開口幅の50%以上100%以下であることが好適である。
なぜなら、50%より小さいと、張り出し部10が短すぎ、タイヤ接地域内にあるときにも、互いに接触しないため、ブロック2の倒れこみを防止できない。また、100%とは、タイヤ接地域内にないとき(走行していないとき)に張り出し部10が互いに接触している状態であるが、これは、製造上の困難性は伴うが、本発明の効果には問題はない。
なお、幅方向副溝3の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に張り出し部10を設けた場合には、その張り出し長さが、幅方向副溝3の開口幅の50%以上100%以下であることが好適である。
図5は、本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を示すブロックの斜視図である。
この例では、1つのブロック2に対する溝壁面に2つの張り出し部10を設けている。1つのブロック2に対する溝壁面に張り出し部10を1つ設けるより、複数設けるほうが、排水性および製造上の観点からは好適であるが、本発明の効果としては同一である。
また、向かい合う張り出し部10同士が互いに同じ形状および同じ深さに設けた例を説明してきたが、張り出し部10はタイヤ接地域内にあるときに互いに接触する形状および位置に設ければよい。それゆえ、張り出し部10の接触する面は、溝壁面に対して傾斜していてもよく、また、平面でなくてもよく、凹部と凸部のように互いに嵌合する形状や、凸部同士でもよい。
この例では、1つのブロック2に対する溝壁面に2つの張り出し部10を設けている。1つのブロック2に対する溝壁面に張り出し部10を1つ設けるより、複数設けるほうが、排水性および製造上の観点からは好適であるが、本発明の効果としては同一である。
また、向かい合う張り出し部10同士が互いに同じ形状および同じ深さに設けた例を説明してきたが、張り出し部10はタイヤ接地域内にあるときに互いに接触する形状および位置に設ければよい。それゆえ、張り出し部10の接触する面は、溝壁面に対して傾斜していてもよく、また、平面でなくてもよく、凹部と凸部のように互いに嵌合する形状や、凸部同士でもよい。
本発明に係る空気入りタイヤ、および従来例タイヤとして図6および図7に示す仕様のブロックを適用して試作し、実車走行により氷上ブレーキ性能の評価を行ったので以下に説明する。
図5は発明例タイヤに適用したブロックの斜視図であり、ブロック2、サイプ4および張り出し部10の寸法および形状を示す。
図6は従来例タイヤに適用したブロックの斜視図であり、ブロック2およびサイプ4の寸法および形状を示す。図6に示す従来例タイヤは、張り出し部を設けない点以外は、図5に示す発明例タイヤと同じ構造である。
図5は発明例タイヤに適用したブロックの斜視図であり、ブロック2、サイプ4および張り出し部10の寸法および形状を示す。
図6は従来例タイヤに適用したブロックの斜視図であり、ブロック2およびサイプ4の寸法および形状を示す。図6に示す従来例タイヤは、張り出し部を設けない点以外は、図5に示す発明例タイヤと同じ構造である。
発明例タイヤおよび従来例タイヤは、タイヤサイズがともに195/65R15である。これらのタイヤを15×6Jのリムに組み付けてタイヤ車輪とし、タイヤ内圧を200kPaに調整した。上記タイヤを乗用車に装着し、氷路において制動試験を行った。試験は初速度40km/hからフルブレーキをかけて静止状態になるまでの制動距離を計測し、初速度と制動距離から平均減速度を算出した。結果は平均減速度の指数で表現し、発明例タイヤでは112、従来例タイヤでは100であった。
この指数は、各平均減速度を従来例タイヤの平均減速度で割って100をかけることにより求め、値が大きいと良好な結果を表す。
この指数は、各平均減速度を従来例タイヤの平均減速度で割って100をかけることにより求め、値が大きいと良好な結果を表す。
以上により、張り出し部を幅方向副溝の向かい合った溝壁面に設けることによって、氷上ブレーキ性能が向上していることが分かる。
CL 赤道
1 トレッド踏面
2 ブロック
2a、2b、2c、2d、2e ブロック片
3 幅方向副溝
4 サイプ
5 周方向主溝
10 張り出し部
1 トレッド踏面
2 ブロック
2a、2b、2c、2d、2e ブロック片
3 幅方向副溝
4 サイプ
5 周方向主溝
10 張り出し部
Claims (5)
- タイヤのトレッド踏面に、トレッド周方向に延びる複数の周方向主溝と、トレッド幅方向に延びる複数の幅方向副溝とにより複数のブロックを区画し、該ブロックにトレッド幅方向に延びる複数のサイプを設けた空気入りタイヤであって、
前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に、前記ブロック毎に少なくとも1つの張り出し部を設け、
該張り出し部は、タイヤ接地域内にあるときに、他方の溝壁面あるいは、他方の溝壁面に設けた張り出し部に接触することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記張り出し部を、前記複数のサイプの中で前記幅方向副溝の溝壁面に最も近いサイプの深さ範囲内に設けた請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記幅方向副溝の深さ方向に対する、前記ブロック表面から前記張り出し部の中心部までの距離が、前記複数のサイプの中で前記幅方向副溝の溝壁面に最も近いサイプの深さの
25%以上75%以下である請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記張り出し部を設けた幅方向副溝の溝壁面の面積に対して、前記張り出し部を設けた部分の面積が、10%以上50%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の少なくともどちらか一方に設けた張り出し部の張り出し長さあるいは、前記幅方向副溝の向かい合った溝壁面の両方に設けた張り出し部の張り出し長さの合計が、前記幅方向副溝の開口幅の50%以上100%以下である請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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JP2007194999A JP2009029255A (ja) | 2007-07-26 | 2007-07-26 | 空気入りタイヤ |
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---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-07-26 JP JP2007194999A patent/JP2009029255A/ja not_active Withdrawn
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