JP5342721B2 - 管引出口形成具 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第一実施形態の管引出口形成具を図1乃至図7に基づいて説明する。この実施形態では、給湯器に管継手を介して接続される行き管及び戻り管となる2本の通水管と給湯器からの排水を行なうドレン管との計3本の樹脂管が鞘管の内部に挿通されており、この鞘管の端部に管引出口形成具が取付けられる場合を示す。なお、第一実施形態は請求項1の態様に相当する。
次に、波付鞘管63は、ポリエチレン等の硬質樹脂で形成され、外面が山部と谷部の凹凸面となっていて可撓性、屈曲性を有し、管継手66との接続端部周辺を除いて通水管61及びドレン管62の配管経路全体に至って外挿されている。波付鞘管63は、通水管61及びドレン管62の外側を覆って外部からの傷付きや損傷を防止し、また、紫外線による劣化を防ぐ。
管継手66と管引出口形成具1との間に取付けられる保護管64は、硬質樹脂製の波付管で形成されており、可撓性、屈曲性を有し、端部の外面の谷部に後述する管引出口形成具1の通水管引出孔7の周縁7aや連結壁9の嵌合突起9bが嵌入し係合することによりこれらの部分に接続されるようになっている。
第1引出壁5と第2引出壁6との段部にはその間の隙間を閉塞する連結壁9が設けられており、その連結壁9は中央部にドレン管62の外側を覆う保護管64の外周壁に対応して第1引出壁5側に円弧状に凹む円弧凹部9aが形成され、この円弧凹部9aに前記保護管64の外周壁の一部が収容されるようになっている。そして、連結壁9の円弧凹部9aにおける前方側即ち第1引出壁5側の端部には左右両側に一対の嵌合突起9b、9bが管軸と直交する方向に突設されており、この嵌合突起9bにドレン管62の保護管64の外面の谷部が係止して、円弧凹部9aにこの保護管64が抜け止め状態に接続されるようになっている。
まず、波付鞘管63内に挿通されている行きと戻りの2本の通水管61及びドレン管62を該波付鞘管63の端部から所定長引き出す。このとき、2本の通水管61及び1本のドレン管62は、一般には、波付鞘管63内においてテープ等を巻回して3本が一つに束ねられているから、これらの樹脂管の端部におけるテープを剥がすなどして波付鞘管63から引き出すと、3本ともほぼ同程度の長さが引き出される。
管引出口形成具1は、波付鞘管63の端部への取着において、波付鞘管63の端部から引き出した複数本の樹脂管を内部に挿通させるには、管引出口形成具1の展開状態において、最初に1本のドレン管62を第2引出壁6の貫通孔8に管軸方向から挿通してその端部を貫通孔8の反対側に引き出した後、2本の通水管61を管引出口形成具1の側方から第1半割体21または第2半割体31の半割孔11の半円切欠11a上に配置し、第1半割体21と第2半割体31とを閉じることにより半割孔11に貫通させて引き出せばよい。これにより、管軸方向から貫通孔8に貫通させるのは1本のドレン管62のみであるから、3本の樹脂管を一度に管軸方向に貫通させる場合に比べて、挿通時の通管抵抗は格段に小さいものとなる。また、半割孔11への挿通作業においては、第1半割体21と第2半割体31とを閉じて通水管61の外周方向から半割孔11を閉じるだけでよいから、摩擦抵抗は殆ど受けない。したがって、全体として管引出口形成具1への挿通の際に受ける通管抵抗は大変小さいから、全ての樹脂管を楽に管引出口形成具1に挿通させることができる。
次に、本発明の第二実施形態の管引出口形成具を図8に基づいて説明する。この第二実施形態は請求項2の態様に相当する。なお、図8及び以降の図9、図10は、複数本の樹脂管を管引出口形成具1に挿通させた状態を平面視で模式的に示す。
図8において、管引出口形成具1Aは、全体が略筒状に形成され、管軸方向に第1半割体21、第2半割体31及び第3半割体51に3分割されている。管引出口形成具1の他端側である樹脂管の引出側は側面全体が1個の引出壁52で形成されている。引出壁52における一方の割面53にはその中央に1個の半割孔11が形成されており、引出壁52における他方の割面54には左右一対の半割孔11,11が形成されている。図8(a)の上部の第1半割体21は中央の第2半割体31に対してヒンジ55を軸として図8の上下方向に回動できるようになっており、下部の第3半割体51は第2半割体31に対してヒンジ56を軸として上下方向に回動できるようになっている。第2半割体31に対して第1半割体21及び第3半割体51を展開した状態を図8(b)に示す。なお、第二実施形態においては、説明の都合上、引き出された樹脂管を保護する保護管64は取付けないものとする。但し、保護管64を樹脂管に外嵌する場合は、第一実施形態と同様に、管引出口形成具1の内部に隔壁10を形成して半割孔11はこの隔壁10に設け、管引出口形成具1の他端側に形成した引出壁には通水管引出孔7を設ければよい。
第2実施形態の管引出口形成具1において樹脂管を挿通させるには、図8(b)の展開状態において、まず、第2半割体31の割面53の中央の半円切欠11a上にドレン管62を配置した後、ヒンジ55を軸に回動して第1半割体21を閉じることにより上側の1個の半割孔11を閉じてドレン管62を挿通させる。この状態では、第1実施形態の貫通孔8と同様に、管引出口形成具1はドレン管62に任意の位置で保持される。したがって、以降に2本の通水管61を挿通させる際には、管引出口形成具1及びドレン管62を保持している必要はない。その後は、第1実施形態と同様に、第2半割体31の割面54の一対の半円切欠11a、11a上にそれぞれ通水管61を配置し、ヒンジ56を軸に回動して第3半割体51を閉じる。これにより、下側の一対の半割孔11,11は同時に閉じられ、2本の通水管61は同時に引出壁52に挿通される。
次に、本発明の第三実施形態の管引出口形成具を図9に基づいて説明する。この第三実施形態は請求項3の態様に相当する。
図9において、管引出口形成具1Bは、全体が略筒状に形成され、管軸方向に第1半割体21、第2半割体31、第3半割体51及び第4半割体57に4分割されている。管引出口形成具1の他端側である樹脂管の引出側は側面全体が1個の引出壁52で形成されている。引出壁52における3つの割面にはそれぞれ中央に1個の半割孔11が形成されており、図9の上部の第2半割体31は中央の第1半割体21に対してヒンジ54を軸として図9の上下方向に回動できるようになっており、同様に、左下部の第3半割体51は第1半割体21に対してヒンジ55を軸として上下方向に回動し、右下部の第4半割体57は第1半割体21に対してヒンジ59を軸として上下方向に回動できるようになっている。したがって、各半割孔11は、各半割体の閉塞により互いに別個独立して閉じられ、その点において第1実施形態、第2実施形態と相違する。なお、第三実施形態においても、説明の都合上、引き出された樹脂管を保護する保護管64は取付けないものとしている。但し、勿論、保護管64を取付けてもよい。
なお、各半割孔11に挿通される樹脂管は上記組み合わせのものに限られるものではなく、それに対応して各半割孔11の内径も適宜設定される。
上記各実施形態では、計3本の樹脂管が挿通されて引き出される管引出口形成具1を示したが、本発明を実施する場合には、樹脂管は3本に限られるものではなく、2本、4本、5本等が挿通されるものであってもよい。図10に幾つかの態様を例示する。
ところで、上記各実施形態の貫通孔8及び半割孔11は、ドレン管62或いは通水管61の外径と実質同一の大きさの内径に形成されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、これらの樹脂管の外径より大きい内径を有するものであっても挿通させて引き出す際に相当の通管抵抗を受ける場合などにおいては、本発明による同様の効果が得られる。
更に、管引出口形成具1は略円筒状に形成されているが、これに限られず、四角筒状などの多角筒状等に形成してもよい。
3 鞘管取付部
8 貫通孔
11 半割孔
21 第1半割体
31 第2半割体
51 第3半割体
57 第4半割体
61 通水管
62 ドレン管
63 波付鞘管
Claims (3)
- 複数本の樹脂管が内部を挿通する鞘管の端部に取着される筒状の管引出口形成具であって、
一端側に、前記鞘管の端部が取着される取着部が形成され、
他端側または内部に、
前記複数本のうちの1本の樹脂管が貫通する1個の貫通孔と、
前記複数本のうちの残余の樹脂管にその外周方向から閉じられる、該残余の樹脂管と対応する数の半割孔と
が形成され、
前記一端側と他端側とは、筒状の外壁を介して一体に形成されたことを特徴とする管引出口形成具。 - 複数本の樹脂管が内部を挿通する鞘管の端部に取着される筒状の管引出口形成具であって、
一端側に、前記鞘管の端部が取着される取着部が形成され、
他端側または内部に、
前記複数本のうちの1本の樹脂管にその外周方向から閉じられる1個の第1の半割孔と、
前記複数本のうちの残余の樹脂管にその外周方向から前記第1の半割孔とは別個独立に閉じられる、該残余の樹脂管と対応する数の第2の半割孔と
が形成され、
前記一端側と他端側とは、筒状の外壁を介して一体に形成されたことを特徴とする管引出口形成具。 - 複数本の樹脂管が内部を挿通する鞘管の端部に取着される筒状の管引出口形成具であって、
一端側に、前記鞘管の端部が取着される取着部が形成され、
他端側または内部に、
前記樹脂管にその外周方向から互いに別個独立して閉じられる、前記複数本の樹脂管と対応する数の半割孔が形成され、
前記一端側と他端側とは、筒状の外壁を介して一体に形成されたことを特徴とする管引出口形成具。
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