JP5069178B2 - 流体管保護装置、及び化粧カバー - Google Patents

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Description

本発明は、2本の流体管を並列状態で収容して保護する保護ダクトを接続可能な複数の接続口を備えた保護カバーにおける前記複数の接続口のうち特定接続口において1本の流体管のみが、並列した2本の配管路の一方に配管される構造の流体管保護装置、及び前記特定接続口に形成された開口を閉塞するための化粧カバーに関するものである。
例えば、特許文献1,2に示されるように、分岐保護カバー内に複数本の流体管が収容配管されて、当該分岐保護カバー内において前記複数本の流体管を2方向に分岐して配管させることがある。この場合において、分岐保護カバーは、流体管を収容して保護するための保護ダクトを接続するために3つの接続口を備えていて、流体管が分岐されてその本数が減少する接続口には、アダプターを介してサイズの小さな保護ダクトを接続可能にしている。このような、3つの接続口を備えた分岐保護カバーと、当該分岐保護カバーの分岐側の接続口に取着される1個又は2個のアダプターと、前記分岐保護カバーの各接続口に接続される当該接続口の数と同数の保護ダクトとから成る流体管保護装置では、分岐側の接続口に接続されるサイズの小さな保護ダクトの断面視における中心(軸心)は、当該接続口の中心(軸心)に配置される。
これに対して、給水管、及び給湯管から成る2本の流体管が接続可能な3つの接続口を備えたT字保護カバー内で1本の流体管をT字分岐させて、前記3つの接続口のうち1つの特定接続口において1本の流体管のみが、並列した2本の配管路の一方に接続配管される流体管分岐構造においては、前記特定接続口の中心(軸心)と、当該特定接続口に接続される給水管又は給湯管の1本の流体管を収容して保護するサイズの小さなダクトの中心(軸心)とは、一致しなくてずれている。従って、上記した従来のアダプターは使用できず、サイズの小さな保護ダクト内に収容された1本の流体管の配管路と並列する別の配管路の部分は開口されたままとなって、そのままであると、見栄えが悪いのみならず、T字保護カバー内に収容された継手、及び流体管の保温性が低下すると共に、前記開口からT字保護カバー内にゴミ類が入り込んで不衛生となる。
特開平10−311490号公報 特開2002−250497号公報
本発明は、2本の流体管を収容する第1保護ダクトが接続される接続口を有する保護カバーを備えた流体管保護装置において、1本の流体管を収容する第2保護ダクトが接続される特定接続口に不可避的に形成される開口を閉塞して流体管を配管可能にすることを課題としている。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、2本の流体管を並列状態で収容して保護する保護ダクトを接続可能な複数の接続口を備えた保護カバーにおける前記複数の接続口のうち特定接続口において1本の流体管のみが、並列した2本の配管路の一方に配管される構造の流体管保護装置であって、前記保護カバーと、当該保護カバーの前記特定接続口を除く他の接続口に接続されて、2本の流体管を並列状態で収容して保護可能な第1保護ダクトと、前記保護カバーの前記特定接続口に並列状態で形成された2本の配管路の一方において当該特定接続口に接続されて、1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトと、前記保護カバーの前記特定接続口に配置されて、当該特定接続口に並列して形成された2本の配管路の一方に配管される流体管が通過可能な通過孔と、前記特定接続口における前記通過孔を除く部分の全体を閉塞可能な閉塞板部とを備え、並列した2本の配管路において通過孔と閉塞板部との配置を反転させて使用可能な単体構造の化粧カバーとから成ることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、保護カバーの複数の接続口のうち1本の流体管のみが、並列した2本の配管路のうち一方の配管路に配管される特定接続口においては、並列した2本の配管路の他方には開口が形成されるが、当該開口は、前記特定接続口に配置される化粧カバーの閉塞板部により閉塞されると共に、第2保護ダクトに収容されて前記一方の配管路に配管された流体管は、前記化粧カバーの通過孔を通過して配管される。この結果、並列配管される2本の流体管を収容可能な第1保護ダクトが接続される各接続口を備えた保護カバーにおいて、特定の1又は複数の接続口においては、並列して設けられた2本の配管路のうち一方の配管路に、1本の流体管を収容可能な第2保護ダクトが接続されると共に、他方の配管路に形成された開口は、化粧カバーの閉塞板部により閉塞されるので、特定接続口において配管される1本の流体管は、2本の流体管が並列して配管される場合と同様の状態で配管される。また、保護カバーの特定接続口に形成される開口が化粧カバーにより閉塞されて、外観の低下が防止されると共に、保護カバー内の流体管の保温性を維持できる。また、単体構造の化粧カバーを左右反転させることにより、保護カバーの特定接続口に並列して設けられた2本の配管路のうちいずれの側に開口が形成されても、当該開口は、1つの化粧カバーにより閉塞可能となる。
また、請求項2の発明は、2本の流体管を並列状態で収容して保護する保護ダクトを接続可能な3つの接続口を備えたT字保護カバー内で1本の流体管をT字分岐させて、前記3つの接続口のうち1つの特定接続口において1本の流体管のみが、並列した2本の配管路の一方に接続配管される構造の流体管保護装置であって、前記T字保護カバーと、当該T字保護カバーの前記特定接続口を除く残りの2本の各接続口にそれぞれ接続されて、2本の流体管を並列状態で収容して保護可能な第1保護ダクトと、前記T字保護カバーの前記特定接続口に並列状態で形成された2本の配管路の一方において当該特定接続口に接続されて、1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトと、前記T字保護カバーの前記特定接続口に配置されて、当該特定接続口に並列して形成された2本の配管路の一方に配管される流体管が通過可能な通過孔と、前記特定接続口における前記通過孔を除く部分の全体を閉塞可能な閉塞板部とを備え、並列した2本の配管路において通過孔と閉塞板部との配置を反転させて使用可能な単体構造の化粧カバーとから成ることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、T字保護カバーにおける並列配置された2つの配管路の一方にのみ流体管が配管される特定接続口には、他方の配管路の部分に開口が形成されるが、当該開口は、前記特定接続口に配置される化粧カバーの閉塞板部により閉塞されると共に、第2保護ダクトに収容されて前記一方の配管路に配管された流体管は、前記化粧カバーの通過孔を通過して配管される。この結果、特定接続口において第2保護ダクトに収容されると共に、保護カバー内を貫通された状態で第1保護ダクトに収容されて直線状に配管される1本の流体管は、2本の流体管が並列して配管された場合と同様の状態で配管される。また、T字保護カバーの特定接続口に形成される開口が閉塞されて、外観の低下が防止されると共に、T字保護カバー内に収容された継手、及び流体管の保温性を維持できる。また、単体構造の化粧カバーを左右反転させることにより、T字保護カバーの特定接続口に並列して設けられた2本の配管路のうちいずれの側に開口が形成されても、当該開口は、1つの化粧カバーにより閉塞可能となる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の流体管保護装置を構成する化粧カバーであって、前記保護カバー又は前記T字保護カバーの前記特定接続口に配置されて、当該特定接続口に並列して形成された2本の配管路の一方に配管される流体管が通過可能な通過孔と、前記特定接続口における前記通過孔を除く部分の全体を閉塞可能な閉塞板部とを備え、単体で着脱可能であって、並列した2本の配管路において通過孔と閉塞板部との配置を反転させて使用できることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明を「化粧カバー」の観点から把握して表現したものであって、その作用効果は、請求項1又は2の発明と実質的に同一である。
また、請求項の発明は、請求項3の発明において、前記通過孔は、1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトを接続可能な接続口であることを特徴としている。
請求項の発明によれば、1本の流体管を通過させるために形成された通過孔が、当該1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトを接続可能な接続口として機能しているので、2本の流体管を並列状態で収容する第1保護ダクトを接続可能な保護カバー、又はT字保護カバーの特定接続口に、1本の流体管を収容するための前記第1保護ダクトよりもサイズの小さな第2保護ダクトをしっかりと接続できる。
本発明によれば、保護カバー、又はT字保護カバーの複数の接続口のうち1本の流体管のみが、並列した2本の配管路のうち一方の配管路に配管される特定接続口においては、並列した2本の配管路の他方には開口が形成されるが、当該開口は、前記特定接続口に配置される化粧カバーの閉塞板部により閉塞されると共に、第2保護ダクトに収容されて前記一方の配管路に配管された流体管は、前記化粧カバーの通過孔を通過して配管される。また、単体構造の化粧カバーを左右反転させることにより、保護カバー、又はT字保護カバーの特定接続口に並列して設けられた2本の配管路のうちいずれの側に開口が形成されても、当該開口は、1つの化粧カバーにより閉塞可能となる。
この結果、保護カバーの特定接続口に形成される開口が化粧カバーにより閉塞されて、外観の低下が防止されると共に、保護カバー内の流体管の保温性を維持できる。
以下、複数の実施形態を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。
最初に、T字分岐継手(チーズ継手)J1 を使用してT字保護カバーC1 内において給水管P2 をT字分岐させて配管された部分を当該T字保護カバーC1 内に収容して保護する例について説明する。図1は、T字保護カバーC1 を構成する基台V1 と蓋体L1 との分離状態の斜視図であり、図2(a),(b)は、それぞれ化粧カバーC0 を異なる方向から見た斜視図であり、図3(a)は、化粧カバーC0 の平面図、同(b)は、同(a)のX−X線断面図であり、図4は、配管例1を示す流体管保護装置A1 の平面図であり、図5〜図8は、給湯管P1 とT字分岐継手J1 を介してT字分岐された給水管P2 とを並列状態で配管して、本発明に係る流体管保護装置A1 内に収容して保護する順序を示す斜視図である。
本発明に係る流体管保護装置A1 は、給湯管P1 及び給水管P2 の2本の流体管を並列状態で収容して保護する第1保護ダクトD1 と、給湯管P1 又は給水管P2 の1本の流体管を収容して保護する第2保護ダクトD2 と、前記第1保護ダクトD1 を接続可能な3つの接続口E1 〜E3 を備え、1本の給湯管P1 又は給水管P2 をT字分岐させたり、或いは90°に屈曲させた部分を収容して保護するT字保護カバーC1 と、当該T字保護カバーC1 の3つの接続口E1 〜E3 のうち前記第2保護ダクトD2 が接続される特定の1つの接続口E1(E2,E3) に形成される開口70を閉塞するための化粧カバーC0 とで構成される。
第1保護ダクトD1 は、図5及び図6に示されるように、給湯管P1 、給水管P2 のような2本の流体管を並列状態で収容して保護するダクトであって、壁面WにビスB(図5参照)を介して固定される基台51と、係止構造により当該基台51に分離可能に覆蓋される蓋体52とで構成される。基台51は、基板部53に2本の流体管を並列状態で保持可能なように2つの管保持部54が並列して形成され、各管保持部54に流体管を収容保持した状態で、即ち2本の流体管を並列状態で保持した状態で、当該基台51には蓋体52が覆蓋されて、2本の流体管は、基台51と蓋体52とで形成される収容空間55に収容される。なお、管保持部54は、弾性変形可能な一対の保持片54aで構成される。
第2保護ダクトD2 は、図5及び図6に示されるように、給湯管P1 又は給水管P2 のような1本の流体管を収容して保護するダクトであって、壁面WにビスBを介して固定される基台61と、係止構造により当該基台61に分離可能に覆蓋される蓋体62とで構成される。基台61は、基板部63に一対の保持片64aから成る管保持部64が形成され、当該管保持部64に給湯管P1 又は給水管P2 を収容保持した状態で、当該基台61には蓋体62が覆蓋されて、給湯管P1 又は給水管P2 は、基台61と蓋体62とで形成される収容空間65に収容される。
T字保護カバーC1 は、図1及び図4に示されるように、全体がT字状をなしていて、複数本のビスBを介して壁面Wに固定される基台V1 と、当該基台V1 に覆蓋される蓋体L1 とで構成され、当該基台V1 と蓋体L1 とは、後述の係止構造によって分離可能に係止されて一体に結合される。基台V1 と蓋体L1 とはいずれも樹脂の射出成形により成形される。基台V1 は、T字板状の基台板部1を備えていて、蓋体L1 の覆蓋によって、本管配管方向Q1 に沿って形成される2つの接続口E1,E2 と、本管配管方向Q1 と直交する分岐配管方向Q2 に沿った1つの接続口E3 との計3つの接続口を備えている。基台V1 の基台板部1の3つの各接続口E1 〜E3 を除く部分には、背丈の低い薄板状をしていて直角にわん曲された2つのL字状の第1立壁部2と、直線状の1つの第2立壁部3とが当該基台板部1に対して垂直となって形成されている。
第1及び第2の各立壁部2,3は、いずれも長手方向の両端部は、中央部に対して同一板厚を保持して僅かに内方に配置されていて、長手方向の両端部と中央部との接続部は、屈曲状態に形成されていると共に、第1及び第2の各立壁部2,3の中央部の高さ方向に沿った下端部を除く部分は、各立壁部2,3の両端部の板厚よりも厚くなっている。第1及び第2の各立壁部2,3が上記形状になっているのは、後述のように、基台V1 に対して蓋体L1 が係止により一体に結合された状態で、前記係止を解除する際に、係止部分における蓋体L1 の側壁部21,22と第1及び第2の各立壁部2,3との間に、係止解除の操作を可能にするための弾性変形空間29(図10参照)を形成するためである。基台板部1における3つの各接続口E1 〜E3 には、第1及び第2の各保護ダクトD1,D2 の基台51,61と幅方向の位置決めを行って接続可能にするための一対の位置決め突条4が、本管配管方向Q1 及び分岐配管方向Q2 に沿って一体に形成されている。
また、図1、図4及び図10に詳細に示されているように、基台V1 の各接続口E1 〜E3 に臨む部分である各立壁部2,3の端部の対向する内側面には、後述する蓋体L1 の係止突起24a,24b(図10参照)と係止可能な被係止突起5がそれぞれ配管方向Q1 ,Q2 に沿って形成されている。接続口E3 に臨む部分に形成された一対の被係止突起5が対向して形成されている。被係止突起5は、当該被係止突起5の先端面に対して後述する蓋体L1 の係止突起24a,24bが摺動して、当該係止突起24a,24bと係止し易いように、台形状の横断面形状を有している(図10参照)。被係止突起5は、各立壁部2,3の高さ方向に沿って中央部よりも僅かに上方に配置されていて、当該被係止突起5と後述の蓋体L1 の係止突起24a,24bとが係止された状態で、当該蓋体L1 が基台V1 に対して両配管方向Q1 ,Q2 にずれるのを防止するためのずれ防止溝6が基台板部1に対して垂直に形成されている。当該ずれ防止溝6は、各立壁部2,3の上端に開口して、基台板部1の上面にまで達しており、ずれ防止溝6の開口部は、蓋体L1 の第1連結板部25を挿入し易いように、上端に向けて広くなるようなハの字形に開口されている。なお、図1、図4及び図10において、7は、第1及び第2の各立壁部2,3の内側面に対して内方に突出して形成された被係止突起5を成形可能にするための移動型(スライドコア)の抜孔を示す。
また、基台板部1には、接続口E1 ,E2 の幅方向の中央に本管配管方向Q1 に沿って第1配管案内線8が形成されていると共に、接続口E3 の幅方向の中央に分岐配管方向Q2 に沿って第2配管案内線9が形成されて、第1及び第2の各配管案内線8,9の交点には円形のビス挿通孔11が形成されていると共に、第1配管案内線8の各接続口E1 ,E2 に臨む部分、及び第2配管案内線9における接続口E3 に臨む部分には、それぞれ長孔状のビス挿通孔12が形成されている。
一方、蓋体L1 は、図1及び図10に示されるように、全体形状が略T字状をなしていて、全体が略L字状にわん曲された一対の第1側壁部21と、直線壁状であって横断面でわん曲された第2側壁部22との計3枚の側壁部21,22とが略T字状をした天壁部23で一体に連結されることにより、本管配管方向Q1 に形成された一対の接続口E1,E2 と、当該各接続口E1,E2 と直交する方向に開口された接続口E3 との計3つの接続口E1 〜E3 を備えていて、天壁部23と反対の面が開口された構成である。
なお、接続口E1 〜E3 とは、正確には基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋された状態において、第1保護ダクトD1 又は第2保護ダクトD2 の端部を挿入して接続するために、全周が囲まれて形成された開口であるが、用語の正確性には多少欠けるが、説明の便宜上、基台V1 及び蓋体L1 の「接続口形成予定部」に対してもそれぞれ接続口E1 〜E3 の用語を用いた。
次に、図1及び図10を参照にして、蓋体L1 の各側壁部21,22の内側面における基台V1 の各接続口E1 〜E3 に臨む部分に対向して設けられた各被係止突起5と対応する部分に形成された蓋体側係止部Gについて簡単に説明する。蓋体側係止部Gは、各側壁部21,22の内側面に、互いに直交した第1及び第2の各連結板部25,26を介して当該内側面との間に所定の間隔をおいて係止板部27が設けられ、当該係止板部27の内側面に係止突起24a,24bが形成された構成である。第1連結板部25は、接続口E1 〜E3 と平行となって係止板部27の奥側の端部に配置され、第2連結板部26は、蓋体L1 の天壁部23と平行な開口28に対して係止板部27の奥側の端部に配置されている。係止板部27の内側面には、前記開口28又は天壁部23に対して垂直な方向に沿って所定間隔をおいて各係止突起24a,24bが各配管方向Q1,Q2 に沿って配置されている。
そして、基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させると、蓋体L1 の第1及び第2の各側壁部21,22の開口28に臨む部分が内方に弾性変形されて、蓋体L1 の各係止突起24a,24bが基台V1 の被係止突起5を乗り越えると、基台V1 の被係止突起5と蓋体L1 の係止突起24aとが係止して、基台V1 に対して蓋体L1 が外れないように覆蓋される。また、基台V1 に対して蓋体L1 が覆蓋された状態で、前記係止を解除するには、基台V1 の第1及び第2の立壁部2,3と蓋体L1 の第1及び第2の各側壁部21,22との間に形成された弾性変形空間29を利用して、蓋体L1 の第1及び第2の各側壁部21,22の開口28に臨んだ部分を内方に弾性変形させることにより行う。なお、蓋体L1 と壁面Wとの間に小干渉物(図示せず)が存在する場合には、基台V1 の被係止突起5と蓋体L1 の係止突起24bとを係止させることにより、前記小干渉物を回避して基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋できる。なお、図10において、13は、T字分岐継手J1 及びエルボ継手J2 を収容するための収容空間を示す。
次に、図2〜図4、図6及び図7を参照して、T字保護カバーC1 の3つの接続口E1 〜E3 のうち前記第2保護ダクトD2 が接続される1つの特定接続口E1(E2,E3) に形成される開口70(図1及び図9参照)を閉塞するための化粧カバーC0 について説明する。化粧カバーC0 は、第2保護ダクトD2 の蓋体62の外側に嵌着される前後一対の嵌着部31と、当該一対の嵌着部31の側方であって、しかも前後一対の嵌着部31の間に一体となって配置されて、前記特定接続口E1 の非配管側の配管路K2 に形成される開口70を閉塞するための閉塞板部32とで形成される。一対の嵌着部31の側方に配置された前記閉塞板部32は、前記方向(配管方向)に沿って一対の嵌着部31の間まで延設されていて、前記閉塞板部32及び当該延設部33を合成した形状は、その外側にT字保護カバーC1 の蓋体L1 が隙間なく嵌着される形状となっている(図9参照)。一対の嵌着部31は、正面視でU字状をなしていて、一枚板状となっているが、閉塞板部32は、中空構造となっていて、内部に配置された複数の補強板部34で補強されている。一対の嵌着部31の内側に形成される空間部は、第2保護ダクトD2 を通過させる通過孔35となっている。
第1保護ダクトD2 の接続口E1 〜E3 は、2本の流体管を並列状態で収容して保護する第1保護ダクトD1 を接続可能になっていて、当該接続口E1 〜E3 に、1本の流体管を収容して保護する第2保護ダクトD2 を接続した場合には、並列して設けられた2本の配管路K1,K2(K3,K4)のいずれの側に開口が形成されるかは、配管態様によって異なる。このため、前後方向(配管方向)に沿って配置された一対の嵌着部31の間であって、しかも当該一対の嵌着部31の側方に閉塞板部32を配置した化粧カバーC0 を使用することにより、並列した2本の配管路K1,K2(K3,K4)のいずれの側に開口が形成されても、化粧カバーC0 を左右反転させることにより、1つの化粧カバーC0 により前記開口を閉塞可能にしてある。また、化粧カバーC0 は、図4に示されるように、T字保護カバーC1 の基台V1 の接続口E1 〜E3 の部分に接続した状態での使用が典型例であるため、閉塞板部32を構成する板体部32aには、基台V1 の接続口E1 〜E3 に形成された一対の位置決め突条4の一方との干渉を回避するための逃溝36が設けられている。
〔配管例1〕
次に、図4〜図9を参照して、T字分岐継手(チーズ継手)J1 を使用してT字保護カバーC1 内において給水管P2 をT字分岐させて配管された部分を当該T字保護カバーC1 内に収容して保護する場合の配管例1について説明する。この配管例は、給水源からの給水管P2 により供給された水を、T字保護カバーC1 内に収容されるT字分岐継手J1 を介してT字分岐させた後に別の給水管P2 により給湯器の部分まで導いて、当該給湯器で加熱された湯は、給湯管P1 により前記T字保護カバーC1 の部分に戻されて、エルボ継手J2 を介して90°変換させた後に、前記T字分岐継手J1 により直線接続した給水管P2 と並列された給湯管P1 により湯水混合水栓まで、本管配管方向Q1 に沿った給水管P2 により供給される水と一緒に供給される。本配管例1では、3つの接続口E1 〜E3 のうち、第2保護ダクトD2 が接続される接続口E1 のみが、1本の流体管のみが接続される「特定接続口」となっている。なお、図4には、上記した給水源、給湯器及び湯水混合水栓は、いずれも図示されていない。
まず、図5に示されるように、壁面Wにおける給水管P2 をT字分岐させる位置にT字保護カバーC1 の基台V1 を複数本のビスBを介して固定し、その後に、給湯管P1 及び給水管P2 が並列配管される前記基台V1 の接続口E2,E3 の部分には、それぞれ第1保護ダクトD1 の基台51を接続させてビス(図示せず)を介して固定する。T字保護カバーC1 の基台V1 と第1保護ダクトD1 の基台51とは、当接又はほぼ当接した状態である。一方、並列した2本の各配管路K1,K2 の一方の配管路K1 (接続口E3 に対して大きく離れた側の配管路)に第2保護ダクトD2 が接続される基台V1 の接続口E1 の部分には、T字保護カバーC1 の基台V1 と第2保護ダクトD2 の基台61との間に所定の隙間71(図5及び図9参照)を有した状態で、第2保護ダクトD2 の基台61を接続させる。このように隙間71が形成されるのは、当該隙間71の部分に配置される化粧カバーC0 の閉塞板部32及びその延設部33の部分が、T字保護カバーC1 の蓋体L1 で覆われるように前記化粧カバーC0 を配置するためである。
次に、T字保護カバーC1 の基台V1 の接続口E1,E2 の部分にそれぞれ接続されて、当該基台V1 を介して直線状に接続された第1及び第2の各保護ダクトD1,D2 の管保持部54,64に給水管P2 をそれぞれ収容すると共に、基台V1 の接続口E3 に接続された第1保護ダクトD1 における基台V1 の接続口E1 の側の管保持部54に給水管P2 を収容保持させて、前記基台V1 内に収容されたT字分岐継手J1 を介して前記した3本の給水管P2 を接続することにより、本管配管方向Q1 に沿って接続される2本の給水管P2 から1本の給水管P2 を分岐配管方向Q2 に分岐配管させる。一方、本管配管方向Q1 及び分岐配管方向Q2 に沿って配置された2本の第1保護ダクトD1 の各基台51における残りの管保持部54にそれぞれ収容保持された各給湯管P1 を、T字保護カバーC1 内に収容されたエルボ継手J2 を介して接続させる。
次に、図6に示されるように、T字保護カバーC1 の基台V1 の接続口E1 に接続された第2保護ダクトD2 の基台61に蓋体62を覆蓋させると共に、前記基台V1 の残りの2つの接続口E2,E3 に接続された各第1保護ダクトD1 の基台51に蓋体52をそれぞれ蓋体させる。この状態で、T字保護カバーC1 の基台V1 に蓋体L1 を覆蓋させると、接続口E1 における第2保護ダクトD2 が配置されていない側の配管路K2 に対応する部分に開口70(図9参照)が形成されてしまう。そこで、図6、図7及び図9に示されるように、T字保護カバーC1 の基台V1 と第2保護ダクトD2 との間の隙間71を覆うようにして、化粧カバーC0 の一方の嵌着部31を第2保護ダクトD2 の蓋体62の外側に嵌着させることにより、当該化粧カバーC0 を前記隙間71の部分に配置させる。ここで、前記嵌着は、図9に示されるように、第2保護ダクトD2 の蓋体62の全周に亘って隙間なく行われており、当該嵌着状態において化粧カバーC0 の嵌着部31が外方に僅かに弾性変形されるようにしておくと、当該嵌着部31の弾性復元力により取り外れることなくしっかり嵌着されるが、当該嵌着のみでは不十分な場合には、例えは嵌着面に両面テープを貼り付ければよい。なお、第2保護ダクトD2 に対する化粧カバーC0 の固定は、両面テープのみで行うことも可能である。また、第2保護ダクトD2 の蓋体62の外側に嵌着されていない側の嵌着部31の本管配管方向Q1 に沿った一部は、T字保護カバーC1 の第2立壁部3の接続口E1 の側の端部の外側に配置される(図9参照)。なお、T字保護カバーC1 の基台V1 の接続口E1 に形成された一対の位置決め突条4の一方は、化粧カバーC0 の閉塞板部32を形成する板体部32aの端面側に形成された逃溝36に入り込んでいて、両者の干渉が回避されている。
最後に、図8及び図9に示されるように、壁面Wに固定されたT字保護カバーC1 の基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させると、当該蓋体L1 の第1及び第2の各側壁部21,22の接続口E2,E3 の端部が第1保護ダクトD1 の蓋体52の外側に嵌着されると共に、第1及び第2の各側壁部21,22の接続口E1 の端部が化粧カバーC0 の閉塞板部32及び延設部33の外側に嵌着される。これにより、化粧カバーC0 の一対の嵌着部31のうちT字保護カバーC1 の蓋体L1 で覆われていない側の嵌着部31に第2保護ダクトD2 が接続された形態となって、T字保護カバーC1 の接続口E1 における第2保護ダクトD2 の側方の給湯管P1 又は給水管P2 が配管されていない配管路K2 に形成される開口70は、化粧カバーC0 の閉塞板部32により閉塞される。なお、図4において、K3,K4 は、分岐配管方向Q2 に沿って並列して設けられた配管路を示す。
〔配管例2〕
また、図11及び図12に示される配管例2は、上記した流体管保護装置A1 を用いて上記とは異なる配管をした例である。即ち、本管配管方向Q1 に沿って接続口E3 から離れた側の配管路K1 には給水管P2 が継手を介することなく直線状に配管され、本管配管方向Q1 に沿った別の配管路K2 には給湯管P1 が配管されて、T字分岐継手J1 を介して分岐配管方向Q2 に分岐配管されている。このため、T字保護カバーC1 の接続口E3 に並列して形成される2本の配管路K3,K4 のうち接続口E2 の側の配管路K4 には、第2保護ダクトD2 が化粧カバーC0 を介して接続されているが、他方の配管路K3 には開口70が形成されるが、当該開口70は、化粧カバーC0 の閉塞板部32で閉塞されている。
また、図4及び図11に示される各配管例においては、化粧カバーC0 は、左右反転して使用されている。即ち、同一の化粧カバーC0 により、並列して設けられた2本の配管路のいずれの側に形成された開口も閉塞可能となっている。化粧カバーC0 の左右反転使用を可能にしたのは、前後方向(配管方向)に設けられた一対の嵌着部31の間であって、しかもその側方に閉塞板部32が配置されて、化粧カバーC0 は、平面視において当該閉塞板部32の幅方向の中心を通って配管方向に直交する中心線M(図3参照)に対して対称な形状になっているからである。
〔配管例3〕
更に、図13に示される配管例3は、給水管P2 は配管路K1 において継手を介することなく直線状に配管されているが、給湯管P1 は、エルボ継手J2 を介して90°屈曲されて分岐配管方向Q2 に配管されている。即ち、本管配管方向Q1 に沿って並列して配管されている給湯管P1 及び給水管P2 の2本の流体管のうち給湯管P1 のみが、T字保護カバーC1 の部分において90°屈曲されて分岐配管される例である。このため、T字保護カバーC1 の各接続口E2,E3 の部分における配管されない配管路K2,K3 においてそれぞれ開口70が形成されるが、この部分にそれぞれ化粧カバーC0 を配置することにより、各開口70は閉塞板部32によりそれぞれ閉塞される。本配管例3では、1本の流体管のみが接続される「特定接続口」が2つ(接続口E2,E3)ある場合である。
配管例1,2は、直線配置された2本の流体管の並列配管を維持したままで、T字分岐継手J1 を使用して、一方の流体管の途中で流量を減少させて、90°屈曲させた方向に分岐させる例であるが、配管例3は、直線的に並列配管されている2本の流体管の一方を途中でエルボ継手J2 を介して90°屈曲させることにより、流量をそのままにして分岐させる例であり、同じく「分岐」であっても内容が異なる。
また、配管例2,3の特定接続口E3 においては、配管路K4 の側に第2保護ダクトD2 を配置することも可能である。なお、図13に示される配管例3においては、特定接続口E3 に接続される流体管(給湯管P1)に関しては、本発明に係る化粧カバーC0 を用いて、並列された2本の配管路の一方に配管することなく、接続口の中心から流体管を引き出すことのできる従来のアダプターを用いて配管することも可能であるが、配管例3のように、並列した2本の配管路の一方に片寄らせて配管することで、下流側で別の配管経路を経た流体管と合流して並列配管される場合には、合流前後において同一直線上の配管路に流体管を配管できる利点がある。
次に、図14及び図15を参照して、流体管保護装置A2 について説明する。流体管保護装置A2 は、第1保護ダクトD1 と、第2保護ダクトD2 と、前記第1保護ダクトD1 を直線状にして接続可能な2つの接続口E4,E5 を備えた直状保護カバーC2 と、当該直状保護カバーC2 の2つの接続口E4,E5 に形成される開口を閉塞するための化粧カバーC0 とで構成される。直状保護カバーC2 は、基台板部81に分岐孔82が形成された基台V2 と、当該基台V2 に係止構造により分離可能に係止される蓋体L2 とで構成される。基台V2 の基台板部81に形成された分岐孔82は、壁体に形成された壁貫通孔91と合致して、エルボ継手J2 を介して壁裏側に分岐された流体管を挿通させる孔である。
直状保護カバーC2 の接続口E5 の部分までは、給湯管P1 と給水管P2 とが第1保護ダクトD1 内に並列状態で収容されて配管され、直状保護カバーC2 内において給湯管P1 はエルボ継手J2 を介して壁貫通孔91内に貫通された別の給湯管P1 に接続されることにより、並列して配管された給湯管P1 及び給水管P2 のうち給湯管P1 は、壁裏側に分岐して配管される。このため、直状保護カバーC2 の接続口E6 の部分には、上記と同様にして化粧カバーC0 を介して第2保護ダクトD2 を接続して、当該第2保護ダクトD2 内に給水管P2 を収容する。直状保護カバーC2 の接続口E6 の部分では、並列となった2本の配管路K5,K6 のうち配管路K5 に給水管P2 が配管されて、別の配管路K6 の部分に開口70が形成されるが、当該開口70は、前記接続口E6 の部分に配置された化粧カバーC0 の閉塞板部32により閉塞される。
また、実施例1の配管例1,3、及び実施例2において、並列配管された2本の流体管の一方を直線で配管できて、流体管を屈曲させる必要がないので、屈曲性のない硬質管を使用して配管可能となる。
また、上記実施例の化粧カバーC0 の嵌着部31は、1本の流体管を収容する第2保護ダクトD2 を接続する機能を有しているために、2本の流体管を収容する第1保護ダクトD1 を接続するために各保護カバーC1,C2 に設けられた接続口E1 〜E6 に、当該第1保護ダクトD1 よりも小さなサイズの第2保護ダクトD2 をしっかりと接続できる利点があると共に、一対の嵌着部31が設けられることにより、保護カバーの接続口において化粧カバーの左右反転使用が可能となる利点があるが、本発明においては、化粧カバーの嵌着部が接続口としての機能、及び左右反転使用機能を有していることは必須の要件ではない。従って、特定接続口に形成された開口を閉塞する機能のみを有する化粧カバーであっても、本発明の範囲内のものである。
T字保護カバーC1 を構成する基台V1 と蓋体L1 との分離状態の斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ化粧カバーC0 を異なる方向から見た斜視図である。 (a)は、化粧カバーC0 の平面図であり、(b)は、(a)のX−X線断面図である。 配管例1を示す流体管保護装置A1 の平面図である。 T字保護カバーC1 の基台V1 と第1及び第2の各保護ダクトD1,D2 の基台51,61とを接続させて壁面Wに固定した状態の斜視図である。 T字保護カバーC1 の基台V1 に接続された第1及び第2の各保護ダクトD1,D2 の基台51,61に蓋体52,62をそれぞれ覆蓋させた状態の斜視図である。 T字保護カバーC1 の基台V1 の接続口E1 に接続された第2保護ダクトD2 の端部に化粧カバーC0 を嵌着させた状態の斜視図である。 T字保護カバーC1 の基台V1 に蓋体L1 を覆蓋させて、接続口E1 の部分に化粧カバーC0 を介して第2保護ダクトD2 が接続されると共に、接続口E2,E3 の部分に第1保護ダクトD1 が接続された状態の斜視図である。 T字保護カバーC1 の基台V1 に蓋体L1 を覆蓋させて、接続口E1 の部分に化粧カバーC0 を介して第2保護ダクトD2 が接続された状態を裏面側から見た部分斜視図である。 図4のY−Y線拡大断面図である。 配管例2を示す流体管保護装置A1 の平面図である。 同じく斜視図である。 配管例3を示す流体管保護装置A1 の平面図である。 流体管保護装置A2 の平面図である。 図14のZ−Z線断面図である。
1,A2 :流体管保護装置
0 :化粧カバー
1 :T字保護カバー
2 :直状保護カバー
1 :第1保護ダクト
2 :第2保護ダクト
1 〜E6 :接続口
1 :T字分岐継手
2 :エルボ継手
1 〜K6 :配管路
1 :給湯管(流体管)
2 :給水管(流体管)
1 :本管配管方向
2 :分岐配管方向
31:嵌着部
32:閉塞板部
35:通過孔

Claims (4)

  1. 2本の流体管を並列状態で収容して保護する保護ダクトを接続可能な複数の接続口を備えた保護カバーにおける前記複数の接続口のうち特定接続口において1本の流体管のみが、並列した2本の配管路の一方に配管される構造の流体管保護装置であって、
    前記保護カバーと、
    当該保護カバーの前記特定接続口を除く他の接続口に接続されて、2本の流体管を並列状態で収容して保護可能な第1保護ダクトと、
    前記保護カバーの前記特定接続口に並列状態で形成された2本の配管路の一方において当該特定接続口に接続されて、1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトと、
    前記保護カバーの前記特定接続口に配置されて、当該特定接続口に並列して形成された2本の配管路の一方に配管される流体管が通過可能な通過孔と、前記特定接続口における前記通過孔を除く部分の全体を閉塞可能な閉塞板部とを備え、並列した2本の配管路において通過孔と閉塞板部との配置を反転させて使用可能な単体構造の化粧カバーと、
    から成ることを特徴とする流体管保護装置。
  2. 2本の流体管を並列状態で収容して保護する保護ダクトを接続可能な3つの接続口を備えたT字保護カバー内で1本の流体管をT字分岐させて、前記3つの接続口のうち1つの特定接続口において1本の流体管のみが、並列した2本の配管路の一方に接続配管される構造の流体管保護装置であって、
    前記T字保護カバーと、
    当該T字保護カバーの前記特定接続口を除く残りの2本の各接続口にそれぞれ接続されて、2本の流体管を並列状態で収容して保護可能な第1保護ダクトと、
    前記T字保護カバーの前記特定接続口に並列状態で形成された2本の配管路の一方において当該特定接続口に接続されて、1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトと、
    前記T字保護カバーの前記特定接続口に配置されて、当該特定接続口に並列して形成された2本の配管路の一方に配管される流体管が通過可能な通過孔と、前記特定接続口における前記通過孔を除く部分の全体を閉塞可能な閉塞板部とを備え、並列した2本の配管路において通過孔と閉塞板部との配置を反転させて使用可能な単体構造の化粧カバーと、
    から成ることを特徴とする流体管保護装置。
  3. 請求項1又は2に記載の流体管保護装置を構成する化粧カバーであって、
    前記保護カバー又は前記T字保護カバーの前記特定接続口に配置されて、当該特定接続口に並列して形成された2本の配管路の一方に配管される流体管が通過可能な通過孔と、前記特定接続口における前記通過孔を除く部分の全体を閉塞可能な閉塞板部とを備え、
    単体で着脱可能であって、並列した2本の配管路において通過孔と閉塞板部との配置を反転させて使用できることを特徴とする化粧カバー。
  4. 前記通過孔は、1本の流体管を収容して保護可能な第2保護ダクトを接続可能な接続口であることを特徴とする請求項に記載の化粧カバー。
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