JP5342373B2 - 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法 - Google Patents
圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5342373B2 JP5342373B2 JP2009192458A JP2009192458A JP5342373B2 JP 5342373 B2 JP5342373 B2 JP 5342373B2 JP 2009192458 A JP2009192458 A JP 2009192458A JP 2009192458 A JP2009192458 A JP 2009192458A JP 5342373 B2 JP5342373 B2 JP 5342373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- abnormality
- pressure sensor
- fuel
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
特許文献1や特許文献2に記載の診断装置では、レール圧が大気圧相当にまで低下した領域でのみ圧力センサの異常診断が行われる。そのため、オフセットドリフトについては容易に検出することができるものの、傾きドリフトについてはその異常の検出が困難であるという問題がある。
1.蓄圧式燃料噴射装置
図1は、蓄圧式燃料噴射装置50の構成例を示している。この蓄圧式燃料噴射装置50は、車両のディーゼルエンジンの気筒内に燃料を噴射する蓄圧式燃料噴射装置であって、燃料タンク1と、低圧ポンプ2と、高圧ポンプ5と、コモンレール10と、燃料噴射弁13と、制御装置40等を主たる要素として備えている。以下、図1を参照しつつ、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置50について説明する。
圧力調整弁14は、前後の差圧、すなわち、低圧燃料通路18b内の圧力と、燃料還流路30a内の圧力と、の差が所定値を越えたときに開弁されるオーバーフローバルブが用いられている。そのため、低圧ポンプ2によって燃料が圧送されている状態においては、低圧燃料通路18a、18b内の圧力が、燃料還流路30a内の圧力に対して所定の差圧分大きくなるように維持される。
ただし、低圧ポンプは、燃料タンク1の外部に設けられるものであってもよく、また、高圧ポンプ5のカムシャフトに連結されたギアポンプであってもよい。
また、圧力制御弁12は、例えば、供給されるパルス電圧の大きさによって弁体のストローク量が可変とされた電磁比例式の制御弁が用いられる。目標レール圧や要求噴射量に応じて圧力制御弁12が制御されることで、コモンレール10から燃料還流路30bに排出される高圧燃料のリーク量が調節され、レール圧が調節される。
本実施形態では、圧力制御弁12への通電を停止した時に弁開度が全開となるノーマルオープンタイプの電磁制御弁が用いられているが、制御弁に通電した時に弁開度が全閉となるノーマルクローズタイプの電磁制御弁を用いることもできる。
図2は、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置50を制御するための制御装置40のうち、圧力センサの異常診断に関連する部分を機能的なブロックで表した構成例を示している。
この制御装置40は、内燃機関停止検出部61と、燃料噴射弁制御部62と、燃料温度検出部63と、アイドリングストップ制御部64と、目標レール圧演算部65と、レール圧検出部66と、レール圧制御部67と、異常判定部69と、タイマカウンタ70と、エラーカウンタ71とを備えている。この制御装置40は、公知の構成からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各部はマイクロコンピュータによるプログラムの実行によって実現される。また、制御装置40には、各部での演算結果や検出結果を記憶するための図示しないRAM(Random Access Memory)が備えられている。
また、燃料温度検出部63は、高圧ポンプ5に備えられた温度センサ25のセンサ値を継続的に読み込み、燃料温度Tfを検出する。
また、レール圧検出部66は、コモンレール10に備えられた圧力センサ21のセンサ値を継続的に読み込み、検出レール圧Psensを求めるとともにRAMに記憶させる。このRAMが本発明におけるレール圧記憶部としての機能を有している。これらの検出レール圧Psens及び目標レール圧Ptgtは、レール圧のフィードバック制御や圧力センサの異常診断に用いられる。
次に、上述した制御装置40によって実行される圧力センサの異常診断方法の一例について、図3のタイムチャート及び図4〜図8のフローに基づいて具体的に説明する。
本発明にかかる第2の実施の形態の異常診断装置及び異常診断方法は、燃料噴射弁やコモンレールに設けられた圧力制御弁を閉じている場合であっても燃料噴射弁に設けられたリーク通路からの燃料のリークによってレール圧が低下する構成の蓄圧式燃料噴射装置のコモンレールに設けられた圧力センサを診断対象とする。本実施形態の圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法では、ディーゼルエンジンがアイドリングストップ制御によって自動停止した後のレール圧の低下量を推定し、その低下量を考慮して圧力センサの異常診断が行われるように構成されている。以下、第1の実施の形態の蓄圧式燃料噴射装置の構成と同様の部分については適宜説明を省略し、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置の基本的な構成は、第1の実施の形態で説明した蓄圧式燃料噴射装置50の構成と同様に構成されている。ただし、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置では、燃料噴射弁13として、背圧制御手段としての電磁ソレノイドが採用された燃料噴射弁が用いられている。この燃料噴射弁13は、背圧の制御に用いられる燃料を逃がすための通路以外にも、ノズルニードルやバルブピストン等の摺動部分から燃料還流路30cに燃料をリークさせるためのリーク通路を備えている。そのため、燃料噴射弁13やコモンレール10に設けられた圧力制御弁12を閉じている場合であっても、高圧側から低圧側に燃料がリークし、レール圧が低下する構成となっている。
図10は、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置を制御する制御装置140の構成のうち、圧力センサの異常診断に関する部分を機能的なブロックで表した構成例を示している。
本実施形態の制御装置140のうち、内燃機関停止検出部61と、燃料噴射弁制御部62と、燃料温度検出部63と、アイドリングストップ制御部64と、目標レール圧演算部65と、レール圧検出部66と、レール圧制御部67は、第1の実施の形態の制御装置40と同様に構成されている。また、本実施形態の制御装置140においても、第1の実施の形態の制御装置40と同様に、RAM、タイマカウンタ70、及びエラーカウンタ71が備えられている。
Claims (6)
- 蓄圧式燃料噴射装置のコモンレール内の圧力を検出する圧力センサの異常の有無を診断するための圧力センサの異常診断装置において、
前記圧力センサによって検出される前記コモンレール内の圧力を記憶するレール圧記憶部と、
内燃機関の停止を検出する内燃機関停止検出部と、
前記内燃機関の停止時に、前記コモンレールからの燃料の排出量を調節するための圧力制御弁に対して所定値の保持電流を通電する通電制御部と、
前記圧力制御弁に前記保持電流が通電されてから所定期間経過後に検出される前記コモンレール内の大気圧よりも高い値に維持された圧力値と、前記レール圧記憶部に記憶されている前記コモンレール内の圧力のうちの前回の正常値と、の差が所定値以上であるときに、前記圧力センサに異常があると判定する異常判定部と、
を備えることを特徴とする圧力センサの異常診断装置。 - 前記異常判定部は、検出される前記コモンレール内の圧力値と、前記圧力制御弁に前記保持電流が通電されたときに想定される基準値と、の差が所定値以上であるときに、前記圧力センサに異常が有ると判定することを特徴とする請求項1に記載の圧力センサの異常診断装置。
- 前記異常判定部は、前記燃料の温度が所定範囲内にあるときに検出される前記コモンレール内の圧力を用いて前記圧力センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力センサの異常診断装置。
- 前記燃料噴射弁は、ノズルニードルの後端側に負荷される背圧を制御することで噴射孔が開閉される構成を有しているとともに、前記背圧の制御に用いられる燃料以外の燃料を低圧側にリークするためのリーク通路を有しており、
前記圧力センサの異常診断装置は、前記内燃機関が停止した後、前記リーク通路からの燃料のリークによる前記コモンレール内の圧力の低下量を推定する圧力低下量推定部を備え、
前記異常判定部は、前記低下量を考慮して前記圧力センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧力センサの異常診断装置。 - 前記内燃機関停止検出部は、少なくとも所定のアイドリングストップ条件が成立したときの前記内燃機関の自動停止を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧力センサの異常診断装置。
- コモンレールに接続された燃料噴射弁から燃料を噴射する蓄圧式燃料噴射装置の前記コモンレール内の圧力を検出する圧力センサの異常の有無を診断するための圧力センサの異常診断方法において、
内燃機関の停止時に、前記コモンレールからの前記燃料の排出量を調節するための圧力制御弁に対して所定値の保持電流を通電し、前記圧力制御弁に前記保持電流が通電されてから所定期間経過後に検出される前記コモンレール内の大気圧よりも高い値に維持された圧力値と、前記コモンレール内の圧力の前回の正常値と、の差が所定以上であるときに、前記圧力センサに異常があると判定することを特徴とする圧力センサの異常診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009192458A JP5342373B2 (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009192458A JP5342373B2 (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011043123A JP2011043123A (ja) | 2011-03-03 |
JP5342373B2 true JP5342373B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=43830714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009192458A Expired - Fee Related JP5342373B2 (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5342373B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014084754A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Bosch Corp | レール圧センサ出力特性診断方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置 |
JP6502735B2 (ja) * | 2015-04-16 | 2019-04-17 | 安富 祐二 | 非常用発電機用試験機 |
JP6428460B2 (ja) * | 2015-04-16 | 2018-11-28 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP6823286B2 (ja) * | 2017-02-02 | 2021-02-03 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
JP7136019B2 (ja) * | 2019-06-28 | 2022-09-13 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
CN112196685A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-08 | 东风商用车有限公司 | 一种介入式轨压传感器故障诊断方法及装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0993799A (ja) * | 1995-09-22 | 1997-04-04 | Denso Corp | 回転体の駆動制御装置 |
DE19547647A1 (de) * | 1995-12-20 | 1997-06-26 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung eines Kraftstoffzumeßsystems einer Brennkraftmaschine |
JP4348805B2 (ja) * | 1999-12-16 | 2009-10-21 | 株式会社デンソー | 蓄圧式燃料噴射制御装置 |
JP4380071B2 (ja) * | 2001-03-01 | 2009-12-09 | 株式会社デンソー | 燃料噴射システム |
JP3966130B2 (ja) * | 2001-11-22 | 2007-08-29 | 株式会社デンソー | 蓄圧式燃料噴射装置 |
JP2006329033A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Denso Corp | 蓄圧式燃料噴射装置 |
JP2008215138A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Isuzu Motors Ltd | 燃料圧力センサ診断装置および方法 |
JP2009108727A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Toyota Motor Corp | 車両およびその制御方法 |
JP5093890B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2012-12-12 | 日野自動車株式会社 | 蓄圧式燃料供給装置の異常診断装置 |
-
2009
- 2009-08-21 JP JP2009192458A patent/JP5342373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011043123A (ja) | 2011-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3834918B2 (ja) | エンジンの燃料噴射方法及びその装置 | |
US7210459B2 (en) | Common-rail fuel injection system | |
JP5342373B2 (ja) | 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法 | |
JP2007285129A (ja) | 内燃機関の始動制御装置 | |
JP4609524B2 (ja) | 燃圧制御装置、及び燃圧制御システム | |
JP2003222047A (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置 | |
EP1308616B1 (en) | Fuel injection system with fuel pressure sensor | |
JPWO2010029791A1 (ja) | 燃料漏れ診断装置及び燃料漏れ診断方法 | |
JP5314156B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2009052409A (ja) | 燃料噴射制御装置およびそれを用いた燃料噴射システム | |
JP2003239794A (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置 | |
JP5313846B2 (ja) | 圧力センサの異常診断装置及び蓄圧式燃料噴射装置 | |
EP2336531A1 (en) | Accumulator fuel injection system controller and control method and accumulator fuel injection system | |
JP5306109B2 (ja) | 圧力センサの異常診断装置及び異常診断方法並びに蓄圧式燃料噴射装置 | |
JP5558205B2 (ja) | 燃料温度センサの異常診断装置及び蓄圧式燃料噴射装置 | |
JP2011058369A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2011064108A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP2003227393A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP4218218B2 (ja) | コモンレール式燃料噴射装置 | |
JP5545823B2 (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置の制御装置 | |
JP5441999B2 (ja) | コモンレール圧力の制御装置及び制御方法並びに蓄圧式燃料噴射装置 | |
JP5229965B2 (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP5382870B2 (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置の制御装置及び制御方法並びに蓄圧式燃料噴射装置 | |
JP4451030B2 (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置の運転制御方法 | |
JP2011140921A (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120313 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130408 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5342373 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |